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May 21, 2020
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カテゴリ: カテゴリ未分類
もう古い話ですが、2012年のロンドンオリンピックの開会式セレモニーで流されたビデオを覚えてらっしゃいますか?

いわずもがなのエリザベス女王ですね。


この撮影で、パラシュートでジャンプしたのは、もちろんエリザベス女王本人ではありません。
ゲイリー・コネリーと云うスタントマンです。
しかしダニエル・クレイグ演ずるジェームズ・ボンドがエリザベス女王と会うシーンは、実際のバッキンガム宮殿の「私室」なんですね。
この部屋が公開されるのは珍しいことです。

ちなみに007最新作「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の公開は、今年4月の予定でしたが、コロナウイルス拡大を受けて、今年11月以降に延期になるそうです。
このロンドンオリンピックのエリザベス女王シーン、実は別の主人公が登場してたのお気づきでした?

このワンちゃんたちの出演時間はエリザベス女王より多い。
実は、エリザベス女王本人の同居ワンちゃんなんです。

James Bond and The Queen London 2012 Performance
エリザベス女王は他にもレトリーバーとも同居していて、無類のワンちゃん好き。
少女時代に先代国王の父ジョージ6世が遊び相手として与えて以来で、国内旅行の時には、可能な限りワンちゃんたちも同伴してます。








エリザベス女王、御年94歳。
1952年にジョージ6世が崩御して25歳という若さで「エリザベス2世」としてイギリス女王に即位しました。
2015年にはヴィクトリア女王を抜いてイギリス史上最長在位の君主となってます。
また現在、存命の君主では世界第1位の長期在位君主でもあります。
エリザベス女王がフィリップ殿下と結婚したのは1947年です。
つまりイギリス女王に即位する前の話。

それは、王室の伝統でそうなっているからなんですね。
フィリップ殿下の称号は「王配」です。
国王の配偶者は「王妃(queen consort)」と呼ばれますが、女王の夫の場合は「prince consort」となり「king consort」とはならないのです。

王配とは、女王又は女帝の配偶者に与えられる称号です。
「prince consort」の場合の敬称は「殿下」なんですね。

こうした例はイギリスに限らずオランダやポルトガルでもありました。
フィリップ殿下は純粋なイギリス王室の出ではなく、ギリシャおよびデンマーク、ノルウェーの王家であるグリュックスブルク家出身です。
第2次大戦終了後の1947年にイギリスに帰化してます。
このとき形式上となっていた「ギリシャ王子及びデンマーク王子」の地位を「放棄」することを宣言したのです。
エリザベス女王は、フィリップ殿下と1939年にダートマス海軍兵学校で出会い、エリザベス女王が一目惚れして、それから文通を始めることとなります。
1947年7月に正式に婚約が発表されたが、婚約に至るまでの経緯は決して順風満帆とは云えませんでした。

その要因は、フィリップ殿下がギリシアから亡命した現役のイギリス海軍士官であり、資産を所有していなかったことです。
また外国生まれであることのほか、フィリップ殿下の姉がナチスとの関係を持ったドイツ系貴族と結婚していたことなどもあります。

フィリップ殿下は帰化に際して、ギリシア正教会からイングランド国教会への改宗を行ってます。
そして1947年11月にふたりはウェストミンスター寺院で挙式を挙げるのです。


エリザベス女王は以前にもお話しましたようにイギリスを含め16の国家の女王・元首であり、それぞれの国で異なる正式称号を所有しています。
イギリスにおける正式称号はとてつも長いものです。
「Her Majesty Elizabeth the Second, By the Grace of God of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland and of Her Other Realms and Territories Queen, Head of the Commonwealth, Defender of the Faith」=「神の恩寵によるグレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国ならびにその他のレルムおよび領域の女王、コモンウェルスの長、信仰の擁護者であるエリザベス2世陛下」と云うもの。

「レルム(Realms)」には君主国という意味がありますが、ここでは英連邦王国を指します。
「コモンウェルス(Commonwealth)」は「イギリス連邦」を指します。
エリザベス女王は普段の食事は自ら節制しています。
ところが無類のチョコレート好きで、特に「チョコレートクッキー」はあるだけ全部食べてしまうので、サービスする人間は食べ過ぎないよう常に注意しないといけないらしい(笑)
エリザベス女王の結婚の話に戻しましょう。
まだ女王になる前です。
イギリス国外で唯一、エリザベス女王が住まいと呼んだ場所があります。
エリザベス女王がフィリップ殿下と結婚後数ヶ月間を過ごした住居です。
それは地中海の島国マルタの首都バレッタ郊外にあります。
それがマルタの指定建造物2級の別荘「ビラ・ガーダマンギア(Villa Guardamangia)」です。


結婚後間もなく、フィリップ殿下は英海軍の任務でマルタに駐留することとなりました。
そのため、当時まだ戴冠式を行なっていなかったエリザベス女王は、1949年~1951年まで、フィリップ殿下のおじが所有していたこの住居で過ごしたのです。
広さは1,560平方メートル。
1900年ごろに建てられたもので、大きなテラスと庭園、高い天井や馬屋、複数のゲスト部屋、使用人部屋といった設備があり、なにより港を見下ろす丘の上のロケーションがステキな建物です。




2015年、英連邦サミットの開会式に出席するためマルタを訪れた際、エリザベス女王は「マルタを訪れることは私にとって常に大変特別なことであり、フィリップ殿下とここで過ごした幸せな日々を思い起こします」と述べました。
マルタのジョゼフ・ムスカット首相はこの時、女王夫妻に額に入った邸宅の水彩画を贈ってます。


ところが、この「ビラ・ガーダマンギア」が2019年に売りに出されることになってしまいました。
価格は約600万ユーロ(約7億3,800万円)。

エリザベス女王夫妻が退去した後、建物は長らく荒廃していましたが、競売に出すにあたって不動産会社が修繕をおこないました。
中にあったものの大半は売却されていて、個人の所有者がここになって建物自体を売りに出してしまったのです。


建物が売りに出された同年10月、マルタ政府がその建物を購入しました。
ムスカット首相は修復を行い、観光名所にする計画を明らかにしたのです。
エリザベス女王は、ここに住んでいた時間が人生で最も幸せだった時の1つだと述べています。

以下の画像はビラ・ガーダマンギアでのエリザベス女王夫妻です。















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Last updated  May 21, 2020 05:36:20 AM
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