白いつる薔薇の咲く庭を夢見て

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August 9, 2023

40年ぶりに偶然ジムで会った友人がすごかった

カテゴリ：日々の出来事

エアロビは楽しいけど、機械で走るランニングは正直きつい。

でも膝と股関節がまったく痛くなくて走れるなんて

ありがたいことだから、走れるときに走っておこうと

ゆっくりだけど、30分は走ることにしている。

最初のころは機械で歩いていた私が最近走っているので

「がんばっているね」と声をかけてくれる人が何人かいる。

今日も隣で走っていた75歳の女性にロッカーでそう言われた。

この人は水泳を頑張っている人。

なので今、楽しくたまらないとのこと。

いろんな人に教えてもらっているそうなのだ。

そんな話をしているときにたまたまプールからきた女性を指さし、

その75歳の女性が

「この人が水泳の大先生だよ。なんでも教えてくれるんだよ。」と

大先生を紹介された。

私は遠慮がちにペコリと頭を下げようと思ったら、

「〇ーちゃんだよね。〇ーちゃんだよね。」と

その大先生は私にいうではないか。

えっ私は誰だかわからない。でも苗字じゃなくて

名前、しかも〇ーちゃんなんて呼ぶのは仲のよかった

私はぜんぜん思い出せない。

「ごめん、わからない。名前教えて。」と正直にいうと

なんと会社の同期だった子だった。

考えてみると40年ぶり。

彼女は二つ下で同時に会社に入った子。

すごくいい子で上司の受けもよく、同じ職場に配属されて

ある上司は飲み会のときに彼女をほめすぎるので

私はちょっと劣等感にさいなまれていたときもあるくらいだった。

でもあんなに受けのよかった彼女はたったの一年で

会社をやめてしまったのだよね。彼女のチームの仕事が

結構厳しかったのかもしれないと後になって思った。

明るい彼女にはあのちょっと真面目過ぎる厳しい感じの

雰囲気が合わなかったのかもしれない。詳しい事情は

ぜんぜんわからないのだけどね。

でも社会人一年目の二人。同じ職場ですごく仲良くしてたのに

たったの一年だとはいえ、今日、思い出せなかった私。

脳が老化しているわ～そこが結構ショック。

彼女は「私、老けたからわからなかった？」なんていってた。

ぜんぜん、違うよ。私の脳が老化しただけだわ。

彼女は県内でも結構遠くに住んでいたのだけど、

母親の介護のために何年か前に戻ってきたとのことだった。

そして会社をやめてから、その後は20年以上

インストラクターの仕事をしていたのだそう。

だから大先生なのだった。

なんとトライアスロンにも挑戦し、今でも月に

2回くらいはマラソン大会に出ているのだという。

すごすぎる。二つ下だから今、59歳くらい。

トライアスロンって泳いで走って自転車だよね。

すごいシニアになっていた。

自分の働いていた会社、そして夫の働いている会社を

悪くいうつもりはないけれども、あの暗い雰囲気の

研究室で働いている彼女より、インストラクターとして

働く彼女の方が数倍、彼女に合っていると思ったよ。

ああ、〇ちゃんが今幸せそうでよかった。

すぐ思い出せなくて、ごめんね。

これからは私の大先生にもなってもらおうと思う。

家にいるより、外に出たほうがいろんな人との出会いがある。

家にいただけだったら、きっと彼女にも会えなかった。

そう思うと一歩外に出るって大事だと思う。

「ジムに行ってみたら」と勧めてくれた姉に感謝。

お盆には手土産もって姉に会いに行こうと思う。