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すっかりご無沙汰してしまいました。
ぷりももは春の陽気に誘われて、春眠をむさぼっていたわけではなく、ただ単に忙しかっただけなのです。
時々、ブログを覗いてくださっていた皆さん、申し訳ありませんでした。
高校入試もとうに終わり、中3の生徒たちは無事進路も決まり、入学式を待つだけになりました。
残念ながらここ数年100%だった公立入試で一人、不合格を出してしまったのが心残りですが・・・。
3週間、休みなしで毎日がんばってくれたにもかかわらず、やはりダメでした。
こういうとき、やはり教えていた立場としてはつらいものがありました。
でも、不合格だった彼女は、目に涙をためながらも、私立高校でがんばると明るく言ってくれました。
そのあと、お母さんに電話しました。
実は、昨年の個人面談で、A高校は絶対に無理なのでB高校かC高校にしたらどうかと提案していたのですが、
どうしても彼女はA高校に行きたいと言うことで無理を承知で受験したのです。偏差値は15も上なのに。
A高校に行きたかったわけをお母さんからお聞きしました。
どうやら、いじめがあったようなのです。
そのいじめていた子達が、B高校とC高校に行くらしいと。
だからあれほど頑なにA高校にこだわっていたのか・・・。
それを聞いたとき、力になってやれなかった自分の無力さに愕然としました。
まさかそんな理由があったとはつゆとも知らなかったのです。
でもお母さんは言いました。
「ここまでがんばってダメだったのだから仕方ありません。本人も納得していますから。」
お母さんの声が少し涙声に聞こえたのは気のせいではなかったでしょう。
彼女は入試が終わったあとも塾に来ています。
あまり勉強は得意ではありませんが、あきらかに前の彼女とは違っています。
自分から進んで勉強に取り組めるようになりました。
そして私はただ、応援してあげることしかできません。
思春期の子供たちはみなそれぞれドラマを抱えて生きています。
うちに来る生徒たちもみないろいろなものを背負いながら塾に通ってきてくれます。
迷いながら、反省しながらの日々ですが、どの子も幸せになって欲しいと願っています。