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【神嘗祭ウィーク第二日】久しぶりにDVDを借りた。目に付いた沖縄物3つ。ナビイの恋:1999年ホテル・ハイビスカス:2002年恋しくて:2007年3本とも中江裕司監督のものだった。【平成21・己丑】29.Oktober/Donnerstag/長月12/丁未/霜降/さそり座
2009.10.29
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戦後直ぐの映画である。デボラ・カー、名前はよく知っている。
2009.10.01
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DVD・Ver1で、酉年だということが分かった。すると、1957年か1969年、52歳か? 40歳か? ガンダム世代だというし、木村カエラが生まれた1984年は高校生で原宿あたりでクレープを食っていたとも。 酉年の早生まれ。 推理はつづく。
2009.07.08
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人形がジゴロウ君からヴィンセントに変わった。DVD Ver.2.0 ヴィンの復讐の特典映像にオランダ・ベルギーロケがあった。 ヴィンセントというのはヴィンセント・ヴァン・ゴッホからの命名だったのだ。
2009.07.06
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【立冬・神無月21 (Dienstag) 18. November】 映画「細雪」で使われた衣装は全てその映画のために新しく製作されたもので費用は1億5000万円したという。 上戸彩の成人式の振袖が2000万円だったというから、あれだけの物が1億5000万なら製作会社かなりサービスしたのだろう。 市川昆が言う。映画では衣装で人物が80%決まるという。
2008.11.18
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【立冬・神無月20 (Montag) 17. November】 昨晩、この映画DVDで見た。2時間15分。二女の夫役である石坂浩二が主役だったのかも知れない。後の金田一シリーズの予告編として見ると面白い。 原作の会話部分、全部、大阪弁だという。空襲で船場の言葉は滅びてしまったのだが、この小説に記録されているのかも知れない。
2008.11.17
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市川昆夫人・和田夏十(わだ・なっとう)脚本。47年前の作品だが内容は新鮮である。 テレビ局の内幕物。本妻(山本富士子・レストラン経営)が亭主(テレビ・デュレクター、船越英二)の愛人達(9人、岸惠子・女優、岸田今日子・テレビ局職員、宮城まり子・テレビ局出入りの印刷屋社長・未亡人、中村玉緒・テレビ・コマーシャル・ガール・当時、テレビのコマーシャル生だった。まだ、玉緒ちゃんだった・・・)と共謀して、亭主の殺害計画を話し合う・・・。 クレージー・キャッツ演奏ギャグのオマケ付き。伊丹十三がアナウンサー役で1シーン出ている。
2008.11.16
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DVD3本立。(1)「神童」2007(2)岩井俊二「市川昆物語」2006(3)「ジーナ・K」2005
2008.11.09
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【霜降・神無月6 (Montag) 3. November】 兎に角、面白い。昨夜見たのだが、今日一日、思い出し笑いの連続だった。 「イン・ザ・プール」狂気から狂喜・驚喜へ。
2008.11.03
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【霜降・神無月3 (Freitag) 31.Oktober】 2006年の作品だが、撮影されたのは2002年の夏、暑い夏だった。その前の年も暑かった。 このフィルムを最初に見たのは「鶴見警察署員」だという。八丁畷のカード買取店で、撮影直後、事件が発生した。その関係者がフィルムに写っているのではないか? という。 鶴見や川崎は三木監督の地元で、古い日本の風景が残っている。確かに昭和20~40年代の、私にとっては懐かしい風景があちこちにある。 「シベリア」というお菓子がある。新城や蟹ヶ谷という高津区方面のお店にはごく普通に置いてある。 私も川崎には18年住んでいたし、仕事では今でも行っている。 この映画で東京でもない横浜でもない川崎が楽しめる。
2008.10.31
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映画「ムッソリーニとお茶を」を見た。2時間たっぷり。イギリスの女は、やはり、ネアンデルタールの末裔だと思った。
2008.09.28
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【小暑・水無月16・満月 / der 18. Juli (Freitag)】 ニコール・キッドマンが主演をした映画・アザーズの製作総指揮5人の中に当時、夫だったトム・クルーズが参加している。 この映画の原作はない。監督がシナリオを書いたといわれているのだが、人物設定はトム・クルーズの幼い頃の家庭だったと推定される。 信心深い若い母親、活発で反抗的な姉、おとなしい弟。この弟が幼い頃のトム・クルーズだと思って、この映画を見ると意味深長な風景が見えてくる。 この自伝的な映画を製作した後に離婚。この映画を通じて、この・おしどり・夫婦、何かに気がついたのかも知れない。
2008.07.18
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【大寒(師走27日)】 「神曲」といってもダンテではない。オリヴェイラ監督の脚本である。パロディというか、聖書、罪と罰、カラマーゾフの兄弟のごった煮で、そこにニーチェが顔をだす。 この監督、今年で100歳になる。1908年生まれというから、金素雲(1907)と太宰治(1909)の間になる。 この作品は1991年、83歳。ヴェネツィア国際映画祭審査員特別大賞を受けている。 私がはじめて見たのは1999年で川崎市民ミュージアムだった。ザビエルの500年祭の一環でのポルトガル映画紹介だった。 心筋梗塞で1か月入院、その退院2週間目くらいで、ザビエル展も見たのだが、床が斜めになっていた。リハビリ開始で初めての遠出というか、徒歩で自宅から20分くらいのところにあるのだが、映画見たさに行ったわけである。 昔、ポルトガル語を少し勉強した。映画でもあればと思っていた。 このDVDはご近所の新星堂で買った。ヨーロッパの映画は兎に角、理屈っぽい。レンタルで借りても途中で放棄することが多い。この作品も理屈っぽい。最後まで見通おしたのは珍しい。日頃、楽天のブログで理屈っぽい人達によって訓練されてきたせいかもしれない。 この物語の舞台は精神病院。そこに預言者や哲学者やキリストが居る。話の展開は毎日、ブログでやっている世間話と共通している。 DVDのレンズを磨いたせいか、色彩も音声も綺麗。
2008.02.03
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【小寒(師走7日)】 「めぐりあう時間たち」バージニア・ウルフの小説を元にした心理劇。娘のお薦めなので見たのだが、難しいのを見て感動しているようだ。 ニコール・キッドマン、別の2作品を見ているが全くの別人。当たり前といえば当たり前なのだが、ロンドン訛りの英語だと言う。メリル・ストリープも歳をとったものだ。 バージニア・ウルフ、名前は知っているが中身を知らなかったし、興味もなかった。機会があれば読んでみようか? 「Bukowski: Old Punk」このCDを借りるのは2度目。すっかりこの酔っ払いのファンになっている。ショーン・ペンという俳優も彼のファンだという。インタビューに応えていたのだが、字幕で彼の名前を知った。ショーン・ペンは映画で見ていたのだが、存在感を感じさせる俳優だ。 以前だとテレビでしか得られなかった映像情報だがレンタルで好きな時に見られると言うのは嬉しい事だ。
2008.01.14
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【小寒・師走朔日】 映画「The Others」は洋画独特のドンデン返しがある。幽霊の出現に怯えていた主人公達が実は幽霊だった。 Nicolle Kidman 演ずる信心深い知性豊かな夫人、実は夫に捨てられ難病の子ども・娘と息子、2人の首を絞めて殺し、自分は猟銃で頭を打ち自殺していた。 映画ではこのこと最後に明かされる。 人間は思っている事・言っている事・行っている事は違う。常に神の恩寵に感謝して、子ども達には「たとえ殺されたとしても信仰をつらぬけ」といい、しかし、行った事は「子どもを殺し、自分は自殺した」 猟銃で自分の頭を打ち抜いた後、彼女は2階の寝室で殺したはずの子ども達が枕投げをしてはしゃいでいる姿を見た。すっかり自分が死んだことも忘れてしまった。 不思議なことに忽然と使用人たちが居なくなった。・・・。物語は続く。 そこへ使用人の志願者が3人現われる。彼らも死者で、彼女達に自分達が死んでいることを納得させるために来たのだが、中々、認めない。 フィオヌラ・フラナガンという女優さんが演ずる女執事が頑な女主人の気持ちを和らげていく。
2008.01.08
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【小寒(+14)】 The Others を見る。映画の分類ではホラーだという。恐い映画。美人は恐いという事か?(笑) イギリスでは幽霊が棲んでいるくらいの館の方が不動産価値があるんだという話を聞いたことがある。 2001年にこの映画が作られているが、Nicole Kidman とトムクルーズの離婚と、どちらが先なのだろう? 筋が分からないでドキドキするのは心臓に悪い。一応、あらすじが分かった上で見たが、それにしても神学上の「裁き」がはっきりとした脚本である。
2008.01.07
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【小寒(+14)】霜月の晦日、明日から師走。 「Practical Magic」実験哲学という言葉があるから「実験魔法」あるいは「実験魔術」になるかも。 この映画、主役は Sandra Bullock で、Nicole Kidman は準主役。コメディと割り切れば面白い。ドイツでは毎年、魔女の大会があるそうだ。
2008.01.07
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【冬至(+12)】 この前、娘がフィリピンから帰ってきて、映画の話、ニコール・キッドマンの作品が面白いと云っていた。今日、久しぶりにレンタル屋に寄って、DVDを2つ借りてきた。 アザーズ(2001)とプラクティカル・マジック(1998) 最近では「奥様は魔女」のリメイク版に出ている女優というくらいは知っていたが見ようとは思わなかった。 娘のお薦めの作品ではないようだが、何やら恐そうな映画である。
2008.01.05
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軍法会議・裁判が舞台。キューバにある海軍基地で兵士が同僚の兵士達から暴行を受けて死んだ。どうやら「コードA」といわれている「特殊教育」が原因らしい。 海軍のエリート将校がその判事・検事・弁護士となる。海兵隊の現地司令と海兵隊の体質が問題の焦点になってくる。 「湾岸署」シリーズで警察の体質をテーマにドラマが展開されていくが、それと同様、軍の体質が実際の市民社会と乖離している状況が描かれている。
2006.09.17
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トム・クルーズ19歳の時の映画。 最近、トム・クルーズ、奇行が目立つとか。映画を余り見ない私はトム・クルーズ、名前は知っているが顔が浮かばない。 で、ラストサムライと聞いてやっと分かった次第。「タップス」と「ア・フュー・グッドマン」と「バニラ・スカイ」を借りてきた。1981、1992、2001だから10年毎、今年で44歳。陸軍幼年学校が舞台。彼は熱狂的な兵士を演じている。 1981年といえばまだ、レーガンの時代。ソ連との最終戦の時代だったが、勝負はついていた。 当時(1980年代前半)、世界中の反共団体で内紛があった。原因はソ連崩壊後のロシア国内の利権争い、親イスラエルとイスラエル排除の対立だったと言われている。南米のウルグアイだかパラグアイで会議があって、そこで決まったとか? 利権に目ざとい人達は世間より7年早く動いているということか。 ベルリンの壁崩壊が1989年だから、この映画が作られている頃から、その兆候があったというわけだ。 物語として迫力がある。25年前のトム・クルーズ、初めての大役。 彼も中途半端なことをせずに布教活動に、専念すればいい。
2006.09.17
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前篇後編で3時間。ロシア映画。昔のソ連映画だと8時間9時間だったかも知れない。レニングラードとこれ、ロシア映画をみるのは、はじめてかもしれない。 死に直面していても明るい。自分を貫こうというロシア魂というか、たくましい精神の持ち主達である。 三橋達也という俳優がいた。将校でシベリアで捕虜になった。餓死寸前で女性軍医に助けられたという話、「徹子の部屋」でやっていた。「黒柳さんみたいな人でしたよ。夜、私の寝ているベッドに来てくれて、アメリカ映画の話よくしましたよ。英語で」ロシア人の研究、大いにしようと思っている。
2006.09.11
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エーリッヒ・ケストナー原作、2003年の作品。出ている子供達、ほとんどが1989年生まれ。 今、日本でも子役が大活躍。ドイツでもそのようだ。ドイツ統一の時に生まれた子供達が中学生になって、映画に出ている。 ケストナーは世代を超えてドイツの人達に愛されているようだ。
2006.09.04
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レニングラードが900日ドイツ軍によって包囲されたが、ロシアは屈しなかった。 この映画はその緒戦、包囲21日目までの出来事。銃の弾丸・薬莢はあるが、火薬がない。その火薬を海軍基地からレニングラードまで海路で運ぶ。 その任務にあたった男達の人間模様が描かれている。 スターリングラード編が上下2巻ある。次はそれを借りてこようと思っている。
2006.09.03
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三池さんのだから見ようと思った。事件は意外な結末へ。 カオルちゃんシリーズで何でも屋のおっちゃんで三池さん出ている。面白い。岸和田の・・・血煙編も迫力がある。 運命を生きることに勇気がいること、それを三池さん、追求しているように思う。
2006.09.03
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大林監督 尾道三部作 転校生 時をかける少女 さびしんぼう「転校生」は昔、見た。小林聡美の男の子ぶりが楽しかった。その時に女の子になった尾美としのりが今度は主役。 私が参加している同人誌に自称・富田靖子似の詩人が居る。よく分からない詩を書いているのだが、中原中也が好きだという。太宰が好きだという老編集長に時々「ジジイ」と噛み付いているが、そのジジイ「アイドル系のジジイさ」とすました顔で応えている。 「あ・うん」で富田靖子が扮した文学少女、似ていなくもない。 高校時代、演劇部にいたお母さん、教育ママになってしまった。そのお母さんの16歳が舞台衣装で出てくる。 完全に精神分裂状態だが、母と息子が同じ映像を見る。 ちょっとイジワルな同級生を演じた林優枝、味が利いていていい。
2006.09.03
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地下鉄がテロの対象になった。交渉人・真下正義が犯人と対決する。その犯人最後まで姿を見せなかった。 私も軽度の鉄道オタクである。純粋に娯楽映画と割り切って見れば面白いが、これが来るべき都市ゲリラと見れば恐ろしい。 私の仕事も交通誘導。多少、関連はある。地下鉄とは比べ物にはならないが、やはり、落ち着き、あわてないことである。
2006.08.29
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フジテレビの湾岸署シリーズの別冊。何時も行く、レンタル屋で一番人気。 現代社会の中で、組織にいて、その正義を貫こうとする、ドラマとしては面白い。 現代版・郡上一揆というところか? しかし、あの郡上一揆、何か? 裏があるように思う。 徳川7代から8代への移行はクーデタに等しいもので、紀州藩、尾張藩、普通なら将軍になる人が2人ずつ死んでいる。どうやら毒殺? らしい。 当時、薬物は秘密兵器で、白山の山人がその情報の源だと言われている。吉宗とこの白山との関わりは、江戸に養生所を作った。白山神社の近くで、最初、江戸の庶民は薬の実験台にされると恐ろしがって近づかなかったという。 郡上一揆も白山の神社が絡んでいる。この一揆の結果、田沼意次が老中になった。この田沼と吉宗はセットで、吉宗政権(8代・9代・10代)の歴史的評価の光の部分は吉宗、影の部分を田沼が受け持っている。 地元農民を煽った闇の勢力、吉宗を政権に押し上げた勢力、どこかで、つながりがあったと思う。 現代においても、こういった闇の勢力による、政変が世界中でなされていて、日本もその例外でないのかも知れない。
2006.08.28
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映画とテレビ、両方とも見た。 今年の4月8日、応援に行ったところの警備員が殺陣をやっていて、この映画に出たのだという。 ちょっと気難しい人だったが、仕事が終わって雑談になった。「時代劇みるんでしょう? 『蝉しぐれ』に出たんですよ。ワンカット、大写しになりましたけど」という。 それは見なければと、何時も行くレンタル屋で探したのだが見当たらない。ふと、人気物コーナーを見ると有った。そこは何時も素通りしていたので気付かなかったのだった。 その彼の大写しというのは分からなかったが、人気物というだけあって、面白い内容だった。 各藩でのお家騒動、現代劇なら、各企業での派閥争いなのかもしれない。
2006.08.26
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レンタル屋で偶々見つけたビデオ。以前から「郡上一揆」には興味があった。この一揆の結末が藩主の改易だけでなく、幕閣にも処分があり、その結果、田沼意次が老中として登場することになったという。 田沼は大名ではなく小姓組からの出世で、大名は1000人、小姓組は1万人、一つの時代を変えた一揆であったという。
2006.08.18
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検索で監督のコメントなどを見てみると、あくまでも親子の物語という。社会問題はただ、その背景でという。ちょっとテレ屋な人物かもしれない。 社会問題という背景を語りだすと限が無い。ただ、急激な社会変革をしなくても、というメッセージはあるようだ。 私は男と女の反応、具体的には彼の姉や恋人はお母さんに対して本当の事を伝えようとしていた。 女性の方が現実的で、また、社会の変化に対してたくましい。満州での戦後、男よりも女の方がたくましかったという話。
2006.08.16
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ドイツ映画、舞台は東ドイツ。お父さんが西に亡命。お母さんと娘、息子が残された。お母さんはその反動か、党の活動に熱心になり、表彰も受ける。しかし、時代は移りベルリンの壁崩壊。 その直前、お母さんが心臓発作で意識不明。息子は母にショックを与えないために、東の体制が続いていることを演出する。 本当はお母さんも西に亡命したかった。しかし、そのための犠牲は大きい、で、ウソの党活動へ。息子はそれを知らない。 ウソで塗り固められた東の体制、「グッバイ、レーニン」に込められた東に居た人でしか分からない悲哀、あの体制崩壊から15年、やっと、語ることが出来始めたのだろうか。
2006.08.13
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エーリッヒ・ケストナー原作、脚本は監督のカロリーネ・リンク。1931年の原作を1999年に置き換えている。 このカロリーネ・リンク、映画『名もなきアフリカの地で』の監督で、私の注目第一の人物である。【点子】というのは Pünktchen の訳で、【 i の上の小さな点】という意味であるらしい。点子と書いて ぴゅんくと ちゃん と振り仮名を振ればいいかも。 お金持ちの女の子と母子家庭で貧しい男の子の友情物語。 ボランティアで忙しいママと有能な心臓外科医のパパ、フランス語の家庭教師(住み込み)、経験豊かな家政婦、点子ちゃんは典型的な上流家庭。 アントン君は母子家庭、たぶん旅芸人だったママ、お父さんはベルリンに居るらしい。フリーターのママは風邪をこじらした。アントン君は10歳だったが、ママの代わりにアイスクリーム・ショップで働く。 この原作者ケストナー、名前は聞いたことがあるが、知らない。1899年生まれ。子供達をテーマに小説を書いた人でドイツ人なら皆読んでいる、否、黒柳徹子も大ヒファンだとコマーシャルに出ていたのだから、私が知らなかったというだけのこと。 このケストナー生誕100年の年に作られた映画。遅らばせながら、このケストナーの作品に親しんでみようと思う。
2006.07.30
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チャップリンの映像をまともに見るのは初めてである。今までは記録映画の断片でしか見たことがない。 私が小学校へ行くか、行かない頃(昭和30年頃)、母がよく話してくれたのだが「昔、ドイツにはヒトラーという独裁者がいた。・・・足開いてなー、こうやって歩くねん」と、手を180度にして説明した。ヒトラー → 独裁者 → チャップリンの映画、何回も聞いたことである。 30年間、銀行で真面目に働いていた男。不況でリストラ第一号となった。彼は妻子を養うために、【結婚詐欺】を働き【その妻たちを殺し財産を奪う】最終的にはフランス政府によってギロチンにかけられるのだが。 70年前の映画とは思えないほど内容は新鮮である。 この映画での中年、いや初老のチャップリン演ずる男 雰囲気が坂上次郎である。萩本欽一がテレビに出始めた頃、「チャップリンが目標です」と言っていた。コント55号、2人ともチャップリンになりきっていたのかも知れない。 デズニー・テレビ映画「パパ大好き!」に、お祖父さん役で出ていた俳優が出ていた。30年代の映像を見られるというのが楽しい。
2006.06.18
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最初の画面から俳優の名前を読み取ろうとしたが、分からない。で、検索。シューベルトはハンス・ヤーライ、伯爵令嬢カロリーネはマルタ・エゲルト、質屋の娘エミーはルイーゼ・ウルリッヒ。 もう一度、画面を見るとタイトルの次に主役の名前が出ていた。 1時間28分の映画。構成がよく出来ている。 ウィーン少年合唱団が小学生になり、シューベルト補助教員から算数の授業を受けている。算数の授業がいつの間にか音楽の授業に。 ジプシー楽団が酒場で演奏をしている。そこにジプシー娘に変装した伯爵令嬢が登場。歌と踊りをたぷりと見せてくれる。 シューベルトのメロディーだから聴いて知っているのだが、その歌詞内容までは知らない。 この俳優さん達、生きていれば100歳に近い。73年前の映像を今も楽しめる。 伯爵令嬢のマルタ・エゲルト、斉藤史の若い頃に似ている。 質屋の娘、ルイーゼ・ウルリッヒのわざとらしいオーストリア訛りも楽しい。 出ている俳優さん達全部に「あのシューベルトの物語にでているんだ」という誇らしげな顔、充実感が窺がえる。
2006.06.04
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シューベルトの未完成を聴くと高校時代の気分になる。夏休み中、テープレコーダーで毎日3回は聴いた。 映画も見た。その映画のDVDを最近買ったのだが、この映像、全部ではないが、毎日のように見ている。 70年前の制作。40年前に見たのを、また、今、見ている。 50歳になったときに、やはり古典に親しもうと『冬の旅』を買った。約40日聴いたところで心筋梗塞。冬の旅・途中下車となったが、その後、この曲を聴くと心臓が痛くなる。 シューベルトの楽曲、意識して聴いたことがない。DVDで、これもシューベルトだったのか、という曲がいくつも出てくる。
2006.06.02
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見た。動く絵は質屋へ行くシーンだったのだ。憶えていたのははじめと終わりだけ。中身の恋の話、中学生には理解、無理だったようだ。 スタッフや俳優などの資料はオープニングのリストだけ。 ドイツ文化の象徴、タバコ(葉巻)・ダンス・ゲーテ、映画でシューベルトはこの3つを知らないとされている。 ゲーテを知らなかったシューベルトに質屋の娘がゲーテ詩集をプレゼントする。そして、あの「野ばら」という曲が生まれた。 伯爵の娘がダンスを誘っても、シューベルトだダンスが出来ないと断っている。 伯爵から葉巻を薦められても、吸うことが出来ない。 シューベルトが一般のドイツ人の基準からみるといかにも「変わり者」なのだろう。しかし、その楽曲は素晴らしい。 73年前に撮影された映像である。ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団/ウイーン少年合唱団/ウイーン国立オペラ合唱団/ギウラ・ホルフォート・ジプシー楽団美しい女優さんの踊りと歌声、完結しないシューベルトの青春の一コマに、凝縮したエネルギーが詰まっている。
2006.04.22
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この映画を見たのは中学か高校のときだった。テレビで見たのか映画館で見たのか、記憶がはっきりしない。ただ、大きな画面だったようだから、映画館だったかもしれない。 はじめは絵だった。その絵が動き出して、人の背に担がれていた。最後、シューベルトが道端のマリア様の像を微笑んで見つめている。日本の風景と一緒だなーと思った。 今度、DVDで見たら、どういう印象を持つだろうか? まだ、見ていない。
2006.04.21
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最近見たDVD『トニー滝谷』と『下妻物語』そこに登場する2人が共通している。龍ヶ崎桃子とトニー滝谷。孤独な幼少時代を送り、醒めて人生観の持ち主である。 龍ヶ崎桃子は母親に言う。「人間大きな幸せを前にすると臆病になる。大きな幸せを勝ち取るより不幸に耐えている方がやさしい。大きな幸せを勝ち取るにはそれ相当の勇気がいる」 この台詞を小学1年生に言わせた嶽本野ばら氏に敬意を表したい。 幼くして母親に死に別れ、父と疎遠だったトニー滝谷も醒めた少年だった。その彼がステキな洋服を着こなす女性に恋をして結婚した。そのステキな女性はブランドショッピング中毒だった。 滝谷は獲得した幸福が消滅することを恐れた。しかし、その恐れを招いてしまったのは彼だった。 日本人は戦後、大きな経済力を身に付けることで大きな幸せを獲得するかにみえたが、不幸に耐えるというもう一つの美徳への道を選択したがっている。 このコメディタッチの二つドラマ、日本人の深層心理をいい当てている。
2006.02.21
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監督:中島哲也。原作:嶽本野ばら。主演:深田恭子、土屋アンナ。 嶽本野ばらの本を本屋で手にとった事はあるが、買ったことはない。男だか女だか、よく分からない人だ。 このDVDはレンタル屋で目立つ。面白そうだというオーラが漂っている。やっと、私の優先順位に廻ってきた。見た。面白い。 ロココとはそういう事だったのか。納得。 劇中に「あの子、ああ見えても30超してるのよ」と深田恭子を指して土屋アンナが言う。『そうか、深田恭子も30超しちゃったんだ』と思ったのだが、だだのギャグで、彼女は20代前半。もう、かなり昔から出ている人だからね。 牛久観音と鐘の音がいい。筑波山もいい。櫻の名所で在るようだ。一度行かなくては!
2006.02.19
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「白い恐怖」アルフレッド・ヒチコック監督、イングリッド・バークマンとグレゴリー・ペック 精神分析医の探偵物語。白黒映画、懐かしい顔である。私の記憶の中ではイングリッド・バークマンもグレゴリー・ペックも日本語をしゃべっている。しかし、映画では英語を話している。新鮮な驚きで見てしまった。 ヒチコックが何気なくエレベータから降りてくる。何時ものどんでん返し、見事に決まっている。 * * *「トニー滝谷」原作:村上春樹。イッセイ尾形と宮沢リエ。監督が市川準。 心象風景を映像にしている。トロンボーンを吹くお父さんの音が変ったという。どう、変ったのだろうか? 気になる。 この作品の回答なのかもしれない。 * * *「ひみつの花園」 監督が矢口史靖。『スイングガールズ』の宣伝用に古い作品がDVD化されたようだ。主演は西田尚美。9年前の映像だから若い。 ガンバル女の子にこだわりがあるのだろう。 監督の矢口さんは昔、スタントマンだったようだ。
2006.02.19
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妻夫木君がやっている<悪い奴>は連続殺人の犯罪者である。どういう犯罪歴があるかというと、(1)自殺幇助:父親が首吊りで死にきれずにいた時にその足台をけとばした・死亡(2)お母さんをバイクでひき逃げ・死亡(3)卒論のパクリを密告した友人を橋から突き落とす・死亡(4)卒論担当教授をホームから突き落とす・重症・車椅子(5)恋人の女子高生を偽装首吊り自殺・死亡(6)キャスターを偽装首吊り自殺・死亡 箇条書きにすると味も素っ気もない。 この連続殺人犯が若者のカリスマとしてマスコミに登場する。その青年と対決するのが役所広司扮するニュース・キャスターである。 不思議なことにこのニュース・キャスター、この連続殺人犯に親近感を持つ、あたかも自分が共犯者であるかのごとき親近感である。 TBSラジオのアクセスという番組に二ツ木さんというジャーナリストが出てくるのだが、彼も犯罪者に親近感を持っている。オームの上祐君とか林さんとか言って、リスナーから「犯罪者にさんづけですか」とお叱りを受けている。 マスコミが垂れ流した情報によって犯罪者がモンスターになっていく。確かにマスメディアにいる人達は犯罪者の共犯者である。そして、このキャスターは自分の運命を、殺されるという運命を自覚して、テレビの前の人達に遺言している。たとえ5分でもテレビの前でこの<つづき>を見てくれ! この遺言を翻訳すれば、メディアに関わっている我々は犯罪者の共犯者だが見ているあなたたちも「共犯者」なのだと! ドラマとしては面白いと思って見ていたが、彼等(監督・脚本)のメッセージは???である。 もう少し、考えようと思っている。 私が今テレビを見ないのは共犯者になりたくない からかも知れない。
2006.02.08
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役所広司、鈴木京香、妻夫木聡が主な出演者である。監督は鶴橋康夫、原作・脚本:野沢尚。 報道被害がテーマの映画で、この監督・脚本の鶴橋・野沢コンビはテレビでずっと仕事をしてきた人達だそうだ。 テレビ報道の現場から自己反省に基づいたドラマと評価していいと思う。私などは現在、テレビとは全く没交渉で、こういう反省がなされているのならまだ、脈はあるのかなーと思ったりした。
2006.02.07
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昨日は新横浜から川崎が仕事場だった。車での移動、9ポイントだった。 川崎の商店街で終わった。久しぶりにアゼリアの新星堂に行った。映画のDVDが棚の4分の1を占めている。ひょっとしてと思い、『名もなきアフリカの地で』を探した。15分。あった。3990円。 メイキングやカットされた場面など、監督のカロリーネ・リンクの映像もあった。 毎日、1時間は見ようと思う。
2006.01.20
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素晴らしい映画はその時代の鏡でもある。この物語の舞台はイギリス貴族のお城と言っていいほどの館。 ローレンス・オリビエ扮する若い英国貴族。1年前に美しいレベッカという妻をボートの事故で亡くしている。 避暑地で若いアメリカの娘・ジョーン・フォンテーンを知り恋に落ち、後妻として彼女と結婚する。 英国貴族と極普通のアメリカ娘、この組み合わせが時代の鏡であった。美しい妻レベッカは上辺だけで英国貴族とは仮面夫婦、殺意→事故→偽装自殺・・・結局はレベッカが癌だったという落ち。サスペンスのどんでん返しと、恋の物語がうまく混ぜあっている。 英国王室のスキャンダルが時に大きく報じられるが、そういった体質が今に始まったことでないことが分かる。 この映画には自分で売り込み、ヴィヴィアン・リーを押しのけて役を獲得したようだ。 母親が再婚していて、実父がハヴィランド、養父がフォンテーン。姉は実父の、彼女は養父の苗字をそれぞれ使ったようである。
2006.01.18
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外資系広告代理店が舞台。オフィスのラブ・ロマンス。 配役、1人を除いて誰も知らなかった。上司・アメリカ育ちのキャリア・ウーマン(この言葉自体死語かも知れないが)子供が居るが離婚していてる。その役が秋本奈緒美。私が知っている俳優はこの人一人。どこかで見たことある人だが名前を思い出せなかった。 テレビでよく見ていたのが20年も前だから、「あー、こんな顔になるのか!」アメリカ育ちだから日本人のストレートに感情を表現しない様子に苛立っているのだが、今現在のオフィス、こうなんだろうなーと思う。 企画部長・葛山新吾・・・舟木一夫に似ている。ヒロインが大谷みつほ、ライバルの営業マンに市川しんぺー。 脚本の山下澄人がホームレスの役で良い味を出している。 久しぶりに日本の面白いドラマを見た。 企画がライブドア・ホリエモンである。監督は市野龍一。
2006.01.15
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映画『あずみ』のプロデューサーは2人いて、1人は中沢敏明であるが、もう1人は山本又一朗である。脚本・水島力也はこの人のペンネーム。 1947年鹿児島県生まれ。<作品>1974 鬼輪番 監督・坪島孝1974 神田川 監督・出目昌伸1979 ベルサイユのばら1979 太陽を盗んだ男 監督・長谷川和彦 主演・澤田研二、菅原文太1979-80 がんばれ! タブチくん!1983 小説吉田学校 監督・森谷司郎1985 愛・旅立ち 監督・舛田利雄 主演・中森明菜、近藤真彦1985 宇宙からの帰還 原作・立花隆2001 パンパイアハンターD 原作・菊池秀行 など◆神田川 がんばれ!タブチくん! 太陽を盗んだ男 を見ている。今度の『あずみ』は最初の作品『鬼輪番』に通じるものなのかも知れない。主演の上戸彩、今年が成人式。
2006.01.12
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日曜の朝は散歩が楽しみである。借りたDVDを返す前に『キャパ』をもう一度見た。何時ものコンビニに寄って、年賀状の返事をポストに投函し、ホット・ミルク・ティを買う。飲みながら歩く。 地蔵大仏に手を合わして、何時も行く、ドトールへ。何時も飲むカフェ・オレを飲み、金素雲を読む。 一駅歩いて、レンタル・ビデオ屋へ。 ヒチコック『裏窓』、キャパとイングリッド・バーグマンの関係がヒントだと言う。付録にインタヴューやメイキングの苦労話にそれぞれ1時間近く。色彩の再生に苦労したとか。 グレース・ケリーが美しい。モナコの王妃になったときのニュースを微かに憶えている程度で、私はこの映画始めてみる。 ペリー・メイスンのレイモンド・バーが殺人犯の役で出ている。 しばらくは、ヒチコックに浸りきるかも。 『あざみ』この映画の主題歌「ねがい」を我那覇美奈が歌っている。プロディサーがカオルちゃんシリーズの中沢敏明。 我那覇美奈のアルバムをこの前、町田の中古CD店で3つ買った。ファースト・アルバムがいい。特に山野英明という作詞家の曲がいい。検索で見ると、この『あざみ』の主題歌「ねがい」もこの山野と我那覇のコンビであることが分かった。 『&』は一青窈のニュー・アルバム。
2006.01.08
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<スターリングラ-ド> BBCのフィルムでスターリングラードでのフルシチョフを見たことがある。この映画にも司令官として登場する。 ナチ・ドイツの電撃作戦でスターリングラードは陥落寸前だった。日本がアメリカに宣戦布告することによって、ソ連はシベリアの軍隊をヨーロッパに振り向けることが可能になった。 それによって鋭角で進軍していたドイツ軍は補給路を断たれて、スターリングラードに進軍していた部隊が包囲されてしまった。 この援軍が来るまでの時間稼ぎ、そこで活躍したのがこの映画の主人公である狙撃兵だった。 ハービッヒはドイツ軍の司令官として数シーン登場した。 <ロバート・キャパ> スペイン、ヨーロッパ、北アフリカ、中国、ヴェトナムと5つの戦争をキャパは取材した。そして、ヴェトナムで地雷を踏み即死した。 マグナムという独立写真家の組合をつくり作品の著作権を管理させた。それまでの出版社からの依頼、著作権は出版社に属した。そこからの独立、これがキャパの最大の功績であろう。
2006.01.04
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映画を見る楽しみの一つとして、未知の俳優と出会うことにある。 岸和田のカオルちゃんシリーズでは<森羅万象>という俳優さんを発見した。中村うさぎ『愛と資本主義』にワン・カットだが出ていた。 『名もなきアフリカの地で』では<マティアス・ハービッヒ>と<シデーデ・オンユーロ>と出合った。 マティアス・ハービッヒは監督のカロリーヌ・リンクとは友人のようだ。ドイツ領だった頃のダンツッヒ出身。主な出演映画:ヒトラー(2004)名もなきアフリカの地で(2001)スターリングラード(2000)ギュンター・グラス/女ねずみ(1998)ビヨンド・サイレンス(1996)愛の瞬間(1988)とどめの一発(1975)1940年1月12日生まれ。 シデーデ・オンユーロはケニア人。大学では法律を学んだという。俳優としての才能は十分にあるのだが、それを発揮する機会に恵まれなかった。この『名もなき・・・』でそのチャンスを掴んだといえる。『コンスタント・ガーディナー』(2004/米英)に出演している。 私が何時も行くビデオ・レンタル店は元スーパーだったところ。広いフロアーに無数のビデオが陳列されている。その中から、これらの映画を見つけ出す。これも楽しみの一つである。
2006.01.03
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この映画、エンディング・ロード3分を入れて、2時間15分ある。朝から一通り見て、付録のコメンタリーを見た。映像に合わせて、監督のカロリーヌ・リンク、プロデュサーのペーター・ヘルマン、妻を演じたユリアーネ・ケラー、民族学的監修をしたベネディクト・ミロウの4人が語り合う。画面を見ながらの2時間12分。 計約5時間、実に楽しい。外は1か月ぶりの冷たい雨。こういう日は映画鑑賞に最適である。 夫のメラーブ・ニニッゼはグルジア人でグルジア訛りのドイツ語だったので吹き替えであったそうだ。 舞台俳優がたくさん出ている。なるほどと思わせるシーンである。ケニアで現地の人をエキストラに使った。映画を見た事もない人たちが出演している。ほとんどドキュメンタリーに近い。 制作費は700万ドル。ハリウッドに比べたら低予算だという。 映画製作の裏話を一緒に見られるというのはDVDだからこそ出来ることだ。
2006.01.02
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