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2011年07月30日
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カテゴリ: 映画&映像


現代から幕末にタイムトリップするお話だというあらすじを読んで
軽い気持ちでネットの無料動画を見てみたら、すごくおもしろくて
一気に引き込まれて、先ほど、最終話を見終わりました。

このドラマは、第一部が2009年に放映されて
その第2部、完結編が2011年の4月だそうですね。

あ~まだ仁の世界にひたっております
脚本も俳優も素晴らしい♪
これまで見たドラマの中で、一番おもしろかったかも。
(おさむ曰く「のりこはいつもそんな風に言っているよ」なんだそうですが
少なくともベスト3には入ります!)←って他の二つは思い出せない。

タイムトラベル、幕末、医療、という様々な要素を組み合わせながら
人が生きるということについて、深くほりさげてゆく感動のお話の連続で
毎回、ボロボロ泣きました。

ストーリーは、大沢たかお演じる、脳外科医の仁が
ある日、現代から幕末にタイムトリップしてしまうのですが、
現代の医療技術も薬もなく、誰も自分を知らないという状況で
人々を救おうと全力で立ち向かってゆくという設定。
その中で、坂本龍馬や勝海舟などの幕末の英雄たちと交流を深め
歴史の渦に巻き込まれてゆきます。

普通、私たちは時代物の映画やドラマを見ている時は
「これはこういう時代だ」と思ってみているので
あまり深く意識していないと思うのですが
このドラマでは、私たちと同じ現代に住んでいる主人公が、
タイムトリップして、主人公の視点からその時代を見るので、
その当時の人々と私たちの意識や生活がいかに違っているのかを
ひしひしと感じることができるのですね。

舞台は1860年代ですから、
考えてみればまだ150年ぐらいしかたっていないわけですが
当時は、士農工商の身分制度があり、侍は刀をさし、切り合いは普通に起こるし
女性の地位はまだ今よりずっと低く、家や様々なしきたりの制限の中で生きていた時代。
生活は電気もなく、今では簡単に治療できる病気であっても
多くの人が命を落とし、子供でさえ、常に「死」を意識して生きている時代
今とは、人々が考えていることや意識していることも全く違います。

そう考えると、150年の月日の変化は、本当に大きかったのだなあと。
今は、変化のスピードが加速していますから
これから150年もたたなくても、50年先でさえ
一体、どんな生活になっていて
人々はどんな意識を持って生きているのかしら?とふと考えます。

そして、文明が今ほど発達していなかった時代だからこそ
そこから学ぶことも多いのかもしれません。

人と人とが、今よりもっと寄り添いあって生きていた時代。
電話ですぐに声が聞けないからこそ
会いに行くのに時間がかかるからこそ
伝わってゆくものもあるなあと。

仁が幕末にタイムトリップして
満足な薬や道具がないところで、医療を行うことになって
生まれて初めて
「これまで自分の実力だと思ってきたことはすべて違った。
誰かが命をかけて作った薬があり、道具があり
そんなたくさんの人たちの汗と努力の上に成り立っていた。
何一つ自分の力ではなかった」
ということを自覚する場面がありますが
ほんとうに、私の目の前にあるすべてのものは
誰かが、いろんな想いで作り上げてきたもの。
何一つとして、自分だけの力で作ったものなんてないわけで
だからこそ、私たちは目に見えないたくさんの人たちともつながり、
生かされている、ということ。

このドラマを見ると、きっと誰もが
自分が今、この時代にタイムスリップしたらどう生きるだろうか?
自分は一体何ができるだろう?
と考えるのではないかなあと思います。

現代から、いきなり、そんな時代に放り込まれたとしたらどうなるかしら?
何もできない自分の無力さを感じるかもしれないし
身分の違いによる差別や、戦争で人がどんどん死んでゆく理不尽な社会に
腹がたつかもしれないし
誰も自分のことをわかってもらえないという孤独を感じるかもしれません。
でも、それでも、そこに存在するからには
そこで精一杯の自分の生き方をしていくしかないのでしょうね。

未来からやってきた仁は、坂本龍馬や幕府がたどる運命もわかっているわけですから
自分の行動が歴史を変えるか
もしくは、何も変わらないのか
自分は何のためにここにやってきたのか?
様々な想いを持ち、迷いながらも、自分が今、何をするべきか?
何ができるか?を必死に模索しながら、進んでゆきます。

坂本龍馬が、これからこの国に起こることを伝えようとする仁の言葉をさえぎって
「10年先、100年先のことを知っても意味はない。
俺たちは、一歩一歩、目の前のことをやりながら
進んでゆくしかない」
ということを言う場面があります。

ほんとうに今を生きるしかないですね。
例え、先のことがわかったとしても
その未来は、唯一無二の未来ではなく
今の選択によって、無数の未来が存在するのですから。

そのことを、幕末の世で何年も暮らしてゆく中で、
だんだんと仁も理解してゆきます。
仁が未来からやってきたということに気づいた勝海舟に
「この後、江戸は火に覆われるのか?どうなるんだ?」
という質問を受けるのですが
始めは、歴史を思い出そうとしていた仁は、
ふっと「それは勝先生次第ですよ」
と答えるのです。

例えば、自分が試験に合格するかどうか?を
未来が見える人に見てもらって「合格します」と言われたとして
「そうか、私は合格するんだ」と思って
これまでやっていた勉強をやめてしまったら
合格しない未来がやってくるかもしれません。
あくまでもその未来は「今のまま(未来を知らずに)進んだとして」
ということであって、今を変えれば、いくらでも変わるのですから。
そう考えると、占いやサイキックリーディングで
未来のことを見てもらうことなんて、あまり意味はないですよね。
(遊びで受けるのはいいとしても

シリーズ2の中でのシーンで
仁が西郷隆盛の腹膜炎の手術をすることになるのですが
その時に、仁は
「私がこの手術をすることで、歴史は変わるのか?
それとも、私がここに存在するから、西郷隆盛はこの病気になったのか?」
と自問自答するのですが
この視点は、ある意味、量子力学の立場と同じと言えるかも。
有名な量子力学の「シュレーディンガーのねこ」で言われるように
「ねこを見ている自分がいなければ、そこにねこは存在しないかもしれない」
ということ。
自分がそこにいるということは、そこで世界が変わるということです。

一見、自分とは関係ないところで起こったことのように見えても
目の前で起こっているということは、
自分という存在が関わっているということ。
だから、そこから自分は何かを学んでゆく必要があるのですね。
そのために、事は起こっているのですから。
このドラマの中でバタフライエフェクトについて描いていたのも
よかったです。
どんなに自分が無力で意味がない存在のように思えたとしても
必ず、何らかの影響を周りに与えているし
それは見えないところで大きな変化につながっていることもあるかもしれない。
そして、それが宇宙の中では完璧なバランスを保っているのだなあと。

そして、最後はやはりパラレルワールド
仁のやったことは、歴史を変えたことだとも言えるし
ただ単に別の現実(次元)を選択しただけだとも言えます。
とてもよくできたストーリーだと思います。

過去も未来も今も、無数に存在していて
どの未来を選ぶのかも、私たちの一瞬一瞬の選択。

仁が幕末で生きたように
今、一瞬一瞬を生きて
よりよい世界に向けて光を放ってゆく。
多くの人々との目に見えない絆を感じながら。
日々、生の祝福を感じながら。


素晴らしいお話ですので、見ていらっしゃらない方は
ぜひぜひ見てくださいね。
他にもあるかもしれませんが、私が見た無料動画のサイトです。

JIN 仁 シリーズ1

JIN 仁 完結編





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最終更新日  2011年08月01日 23時12分25秒
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