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2006.09.14
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カテゴリ: RESET[伝説発祥の章]
最後の奉仕



あのチップが解析されればほぼ間違いなく記憶を取り戻す。
そうなれば、スヴェンが来た事実、そしてこの擬似空間の束縛、
更に、海賊拡張と、最悪の階段を昇る事になるだろう。
ショウは、あの緑色のリセットはやはりあの時押しておくべきだったと
後悔していた。
押していれば、この世界に限ってリセットされれば、
スヴェンだって助かっていたかもしれないし、
旦那も海賊も消滅していたはずだった。


自分もこの世界の中にいる以上、記憶がなくなると思ったからだ」

ここまで事態が大きくなろうとは予想も出来なかったショウは
自分を嫌な人間だと思った、しかし、

「ショウ..さん、そう自分を責める暇があったら、
さっき言った事、実行するしかないですよ、
リセットするならその後に考えればいい」

スヴェンは、精一杯の声でショウを宥めた。

カイ:「そうさ、俺達、皆のために記憶を維持して帰らなけりゃ意味ないよ、
な、スヴェン」

穏やかな顔で返事をしないスヴェンは、ショウとカイに全てを託した。
砂は上空をさ迷い続けている。

それは、もうほとんどの時間、人のために費やした満足感、
自分にないものはないという自信が、彼を動かしていたのだ。
カイは、彼のような生き方を強く尊敬した、
そしてそれが今後の自信に繋がっていくことになる。
ショウも後悔を自信に置き換えるチャンスが巡ってくる。


ショウ:「行くぞ、カイ!」

カイ:「ああ、そうだな」

涙を飲んで2人はスヴェンに手を振り、目的に向かっていった。
それを見送るように、スヴェンは、最後の気を、
具現化していたたリセットボタンへ投げ掛けながら、
息を引き取った。
それがどのように届くかどうかはまだ未知だったが
彼にとって精一杯の "最後の奉仕" だった。

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Last updated  2006.09.14 10:17:52
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