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2007.03.14
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カテゴリ: RESET[伝説継承の章]
サーヤは、ベッドの前でしゃがみ込んだ。
住職は、自らの命を振り絞り、外を見ながら座禅を組んでいたのだ。

サーヤ:「もう、終わったの、だから…」

そう言いかけて、住職の背中を軽く触った時、
サーヤは、住職の気持ちを感じていた。


「…寺院は安全、そして神聖な場所に移り、
セータはサクと共にやがて戻ってくるだろう。
後継者をシンとし、新しい記憶と時間の流れが、




それは、意志を体の表面に浮き彫りにさせた住職の伝言だった。
サーヤは涙を浮かべて、これが住職の遺言となった事を受け止めた。
シンには記憶がないこともわかり、悲しみが増したが、

サーヤ:「告白しないまま記憶がなくなるって事は、
あたしなんかまったくわからないということかあ、
もっと早く出会って告白しとけば覚えてくれたかも…」

サーヤのつぶやきは、この後の展開で思わぬ事実が待っていることになる。
ウインとイオンにすぐ住職の事を説明し、手を合わせ、

ウイン:「よくやってくれたよ、そこまでしてようやく手にした自然なんだ、
きっと永遠に保つ事が住職への恩返しなんだ」


複雑な心境を抱いていた。

サク:「勝ったことより、こうなることを知っていたのでは?」

シン:「ああ、私もそう思っていた。でもそうだとしたら、
ドンにもそんな一面もあったという事になるなあ」

身を投げた形に終わったこの一件、2人にとって、

2人のキルの作用は、記憶をある程度とどめる機能を新たに残し、
それを最後に、「キル」という名のチップだけが消えていった。
2人の中には、チップを越える何かが変化していたのだ。
そんなことは2人には気づくはずもなかった。

シン:「思い出したが、アジトは元からなかったと言っていたけど、
もしかしてキルには、他に何かすごい機能が隠されている事じゃないかあ?」

サク:「有り得るな、でもドンがどうやったのかわからない」

サクが考えている間に、シンは、自然に寺院の事を感じていた。
寺院が移動した事の気を感じて、アジトの件をリンクさせていた。

シン:「ドンには夢を持っていた、しかもしっかりとした夢だ、
最悪といえども、夢は抱ける。ただ、通った道を間違えただけなんだなあ」

サク:「言っている意味がわからんが?」

シン:「だから、どんな人にも夢を持っているけど、目指し方が人それぞれって事だ」

そんな発言をするシンを見つめながら、

サク:「おまえ、なんか住職みたいな事言っているなあ」

シン:「ああ?」

シンの言葉には確かに住職の気が宿り始めていた。
ドンの夢とは、大きな屋敷に住むという、
悪な金持ちが抱くような夢を具現したのがあのアジトだという。

人類全てが具現するか実現させるかは別としても、
夢への思いの深さによっては、実現させるために結果として現れる事もあるのだ。
そして、悪も善もなく、幅広い考えを持つ大切さを身につけたシン。

一方、永遠の旅に出た住職を、サク達を除く一同は、
彼らのいる、自然へと帰っていくに相応しい寺院の
新たな聖地となった森林で天へ見送ることを誓った。

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Last updated  2007.03.14 12:08:13
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