里山暮らし、ときどきヨーロッパ・ロングステイ

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2007年10月12日
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ミラノ街角.jpg


コンピュータのテクニカルのお兄さんが来てくれて、
やっとネットが部屋で使えるようになりました。

成田発13時間のフライトのつもりが、
11時間55分と、思っていたよりも早く、事件も無く、
ミラノ・マルペンサ空港に到着。
思っていたより一時間早いというだけで、少し得した気がするわ。

ミラノといえば何を思い出すか?と問われれば、
「ヴィスコンティの故郷だな~」が頭に浮かびます。


反ファシズム運動に身を投じたルキノ・ヴィスコンティ。
デビュー作は「郵便配達は二度ベルを鳴らす」

妖しいまでの美少年に翻弄される老作家を描いた
「ベニスに死す」が有名かと思いますが、
個人的には「地獄に堕ちた勇者ども」が好き。

と、まあ、滅びゆく退廃の美学を勝手にイメージしつつ、
ミラノにやってきたものの、当たり前ですが、
普通の暮らしに、そのような世界が、あるはずもない。

私たちが滞在するのは市街の中心部から外れた三ツ星ホテル。
豪華な高級ホテルじゃなくても、スタッフがフレンドリーで、
朝ごはんがあって、べッドが清潔、シャーワーのお湯さえ


何より、こういうホテルの周辺には、たいてい個人商店が
沢山あるのが、嬉しいのだ♪

小さな店をひやかしながら、ブラブラ散策しているだけでも、
人々の暮らしぶりが垣間見え、普段着の街の匂いがほんの少し
見えてくる。

ミラノ八百屋A.jpg

秋の短い期間しかお目見えしないというキノコ
ポルチーニ等が八百屋に出回りはじめていて、

ミラノ八百屋B.jpg

おじさん達が店先で、口角泡を飛ばす勢いで談義しているのは、
今年の出来具合と値段の交渉だろうか。
日本のマツタケのように秋の風物詩、話題のキノコのようだ。

「せめてドゥオーモと、エマニュエル二世アーケードくらいは、
ミラノで見ておいた方がいいよ。
ま、ミラノの見どころと言っても、それほど無いし~」と、
市場から離れたがらない私にウチの彼は呆れたように‥
さっさとタクシーを止めて、私の手をひっぱる。

で、見てまいりました。
が、ドゥオーモは、絵葉書などで皆様よくご存じと思うので
写真は、またの機会にして、本日は「街角の若きミュージシャン達」

ミラノ街角の演奏家.jpg

前に置いた楽器ケースにお金を入れていく人が多く、
音楽であれ、美術であれ、未来の芸術家が育つのも、
こういった風土があればこそなのでしょうね。

ところで、ミラノでは、かの有名な、
ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」は観たかって?

教会の食堂の壁画であるこの作品を見るため、
大勢の人が詰めかけて二十人ずつ15分の入れ替え制。

入場料は、15分で1名7ユーロ (約1,200円)と、
けっこうな値段なのに、一か月先まで予約も取れない大盛況。
で、フラリと出かけ、もし見られたら見よう‥の私達は当然ダメ!

しかし、ウチの彼が、28年前に修復作業中の食堂に入ったときは、
「カネなんて払わなかったような気がする‥」と首を傾げる。
確かに教会は、どこでも出入り自由のはず…
「叩けよ、されば開かれん」は、どこにいったの?!

というわけで、いまや小説「ダ・ヴィンチ・コード」様々の
サンタ・マリア・グラツィエ教会がこれね。↓
ミラノ・デリツィエ教会.jpg

「最後の晩餐」は見なくても、
私が興味があるのは、普通の人々の普通の暮らし。
この国の、特にお歳を召した方々の、お洒落で粋な装い方。

伊達男とイイ女のさっそうたる人生には、
年齢は関係ないのだと、目からうろこの男と女。

カフェの片隅から道行く人々を眺めて、
見飽きることがなかったのでありました。

そして、今回の「イタリア田舎暮らし」と並ぶ
もう一つの旅「ボスボラス海峡を船で渡りたい!編」
夢の案内人はイスタンブール在住のマダム・カセさん。 

ミラノから2時間15分。
飛んでイスタンブールは、想像以上の大都会だった。

ボスボラス海峡が結んだ西洋と東洋の歴史が重なる街。
港町の喧噪、雑踏、人々の欲望と思惑、
船、車、電車、バイク、海鳥、ノラ猫、
全てが在って、それぞれの主張が交錯する大都会。

イスタンブールA.jpg

街角のあちらこちらから、
アラーの神への祈りの声が、
喧嘩の怒声が、
モスクが流す大音量の音楽が‥
多様な人種と、それぞれの宗教の坩堝のようだ。

イスタンブールB.jpg

あらゆるものが渾沌と渦巻いている
エネルギッシュで、
どこか秘密めいている、スリリングな街

これが私の見た「イスタンブール」の第一印象だ。
圧倒されるほど刺激的なイスタンブール紀行、
とても一口には語りきれません。

だから、イタリア田舎暮らしのつれづれに、
リミンのアラビアンナイト千夜一夜物語を、
これからポチポチと綴っていきますね。

それから、マダム・カセさんに、
日本からお連れした親善大使「お着物くまちゃん」を、
お渡しするという大任も無事に完了致しました。
リミンと同行した噂の「くるみちゃん」よ☆↓
お着物くまちゃん.jpg

マダム・カセさん、本当にお世話になりました。
イスタンブールは、思い出深い街になりました。

同じ海とはいうものの、
黒海の色は地中海とは、あきらかに違っていた。
ボスボラス海峡から見たあの深い碧色を、
私は一生忘れないだろうと思います…。

というわけで、リミンとウチの彼は、
五日間のイスタンブール紀行を終え、ようやく、
イタリアの田舎町に落ち着いたところです。

アメリア村交差点_1.jpg

次回は、イタリアはウンブリア州のテルニ県、
とりあえずは、我が町になるアメリア市と、
アメリア.jpg
アメリア・アパート.jpg

私達が暮らす「ウチのアパート」をご紹介いたしますね。
↑(うふふ、窓から手を振るリミンです♪)
それではまたね☆





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最終更新日  2010年07月13日 22時50分15秒
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