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2007年10月21日
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坂道の家トップ.jpg


石の重厚さも、さることながら、紀元前一千年から続いた
古代の民、ウンブリア人とエトルリア人の暮らし。

坂道の家2.jpg

そして、その後に続く、古代ローマによる
植民地支配に思いを巡らすとき、
その膨大な時間の量に押しつぶされそうになってしまう。

坂道の家4.jpg

『歴史は読むものではなく、見るものだ』とは、
こういうことを言うのだろうと、胸の中でうなづく。

坂道を下り、城壁の門が近付くと、

道路のところどころに囲いに守られた穴が開いている。

坂道遺跡.jpg

穴の下には‥
古代ローマ時代の道がそのまま残っていて、
道の下に道があった。

坂道遺跡2.jpg

う~む、これが、およそ2000年前の石畳か‥と、
覗き込んで感嘆するのは、私達くらいのもの‥。
この町に暮らす人たちにとっては、
日常の当たり前の風景の一つに過ぎないのだろう。

城壁夕暮れ.jpg

歴史の中をさまよい歩き、
城壁の外に出ると、アメリア町の日暮れ時だ。

ここ数日、北風が吹く寒い日が続いている。


暖炉の幸せB.jpg

家主のジュリアさんに暖房を入れてもいいかと
聞いてもらう。

すると、
「イタリアは11月1日からじゃないと暖房はできない。
法律でそのように決まっているから」との答え。


暖房の特別許可が出るそうだ。
暖房の日程まで法律で徹底しているのに驚いた。

地球環境を考えてのことらしいが、
そのかわり「暖炉に薪を燃やすのは良い」という。
薪はいいの‥?と、何だかよく分からなかったが、

「ウチも今から薪を買いに行くから分けてあげる。
あとで車から降ろすのを手伝って!」とのこと、嬉しい!

そういえば…
私達のリビングにも暖炉があったっけ‥と思いだす。

暖炉の幸せB_1.jpg

あれはインテリアとしての飾りじゃなかったのか‥
薪を燃やし暖をとる実用で使うものか‥と、
考えてみれば、当たり前のことに、妙に感心してしまった。

暖炉の幸せA.jpg

憧れの「暖炉の幸せ」がココにあった☆
暖かい部屋で夕飯を食べ、炎を見つめながらグラスを傾ける。

そうだ、「幸せ」というのは、そういう一見なんでもないような、
とてもシンプルなことなのだ‥と、しみじみ思う。





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最終更新日  2010年07月13日 23時12分08秒
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