2006年11月10日
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カテゴリ: 映画日記
2005年度アメリカ作品。

出演はサミュエル・L・ジャクソン、ロブ・ブラウン、リック・ゴンザレス、アシャンティ。

この作品は実話で、全米第1位に輝いたヒット作だ
トーマス・カーター監督の作品には、エディ・マーフィーの「ネゴシエーター」がある。

この作品はただ好きなサミュエル・L・ジャクソンが出ていると言う事だけで、ネットレンタルのリストからチョイスした作品だった。
後は高校のバスケチームのコーチの話だと言うくらいの予備知識だった。
ネットレンタルに予約を入れた時には、今ほどテレビや新聞などで連日連夜、学校の必修教科の問題やいじめの問題が取り上げられていなかった。
しかしこのDVDが届いた時には、連日連夜テレビや新聞で取り上げられ、識者、MC、コメンテーター深刻な表情で話す事態になっていた



メンバーは選手としての自覚など全くなくて、ただバスケが好き・・と言うか、バスケしかできないと言うだけで、良いチームにしようとか良い試合をしようとか、そんな意識などまるでなかった
そんなチームが勝てるわけがないのである
カーターはバスケチームの監督になって、まずした事は勉強の成績のノルマを与え、欠席せず、いつも一番前の席に座って授業を受け、試合には白シャツにネクタイ着用すると言う契約だった。
ちゃんと契約書を作り、サインをさせた。
バスケをしたいのなら、契約を厳守が絶対条件だった
その成績のノルマは、大学へバスケ選手として推薦入学できる規定だった。
その成績を取っていれば、大学へ進学できる。
大学へ進学できれば、選手達の将来も開けると言うわけだ。

それは好きなバスケに誇りを持てるように、そして選手である自分に誇り持てるように、自分達のオイラーズを成長させ、自分達を成長させる事だった。

したい事をしたいのならば、契約つまりルールを守る。
その為には忍耐と努力が必要で、耐えた分だけ努力した分だけ、結果ではなく心の中に確固たる自信と誇りができる


そして自分も汚してはならない。

いつも自分の愛する物に誇りが持てるように、自分に誇りが持てるように、胸を張っていられるように。

その為にどうあるべきか、どうするべきか、カーターは選手たちに教えた。

もちろん最初は選手達の中に反発し、出て行った者もいる。
学校側にも保護者達にも、カーターの存在は余計な仕事を増やす面倒な存在でしかなかった。


カーターがコーチしようとしていたのは、高校を卒業してからの選手達の一生だった。
高校を卒業する前に、バスケを通して選手達に見に付けさせようとしていたのだ。

カーターがコーチに就任してから、チームは連勝していた。
リッチモンド高校の教師、生徒、保護者、引いては市民達も全員で盛り上がり応援し、選手達を英雄扱いしていた。
選手達は調子に乗りすぎ、ハメを外した。
その後カーターは教師達から届いた教科の進行表を見て愕然とする。
選手達は契約を守らず、契約上規定の単位が取れてなかった。
カーターは体育館を封鎖し、試合も出ないと宣言した。
教師や保護者は大反対し、マスコミは騒ぎ立て、事態は大きく広がってしまった。
だがカーターは毅然として教師や保護者に言った。

「選手達は私と契約したのに守らなかった。
こんな簡単な契約が守れないのに、大人になって様々な約束事が守れるわけがない。
これだけの単位を取得していれば、奨学金をもらえ、大学へ進学できる。
私は選手達がちゃんと規定の単位を取得するまでは、体育館を封鎖するし、試合にも出ない。」

学校や保護者はカーターに断固抗議し、コーチを解任するとまで言い出す。
カーターは解任されるまでもなく、自分はコーチを辞任すると言った。
体育館は封鎖を解かれた。

しかし選手達が変わった。
自分達は勉強して規定の単位を取って、試合に出ると言って勉強を始めた。
カーターがコーチとしてやって来た事は、選手達に伝わっていたのだ。

そして学校や保護者も変わった。

最後はとても爽やかだった

現実はこんな簡単な事ではない。
でもやっぱり何かを変えなくてはならないと思うし、又変わらなければならないと思う。

決して容易い事ではない。

でも1つ1つ歩み出さないと。



展開の速さ、コーチ役のサミュエル・L・ジャクソンの存在感と明快な演技、個性豊かな選手役の自然な演技に、観始めてドンドン引き込まれていった。

演出構成もオーソドックスで解かり易いし、展開もシンプルで予想通りだ。
でもとても心が熱くなる。

是非お父さんや子供達も一緒にご覧になると良いと思う








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最終更新日  2006年11月15日 22時30分54秒
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