ラム酒 インプレ【今日もラムを飲んでます】

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2020.02.29
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【ファリア&フィロス マデイラ ラム 980】
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ファリア&フィロス980
ポルトガル・マデイラのラムです。

マデイラといえばマデイラワインですが、昔からサトウキビも栽培されていたようです。
今回のファリア&フィロス社もマデイラワインを作っている会社ですが、以前からラムも生産していたらしく、特徴的なのは糖蜜ではなくサトウキビジュースから作られる「アグリコールラム」であることです。
そのため、カテゴリーもフランス系に分類しました。


この「980」は、熟成年数3年と6年、それに21年をブレンドしたものだそうで、ラインナップとしてはこのほかに6年物だけの「970」があるようです。


僕はフランス系アグリコールラムが苦手なのですが、 ​​今回のファリア&フィロスはどうでしょうか。

色はやや淡い感じ。
香りはかなり特徴的です。
華やかなフルーティーさに、少しコクの感じられるカラメルとプルーンが溶け合ったような香りです。

ライトボディながら、蜂蜜やチョコレート、プルーン、熟成したワインなどが溶け合った複雑な風味が、アグリコール特有の草風味を要素のわずかな一要素に押し留めていることで、比較的飲みやすいアグリコールラムになっているという印象です。
これまで飲んだアグリコールラムとは違って、2敗目を飲みたくなることから、それを実感しています。

透明感や紅茶感からモーリシャスのラムに似た雰囲気があり、特に​ ニューグローブ ​に似た感じがしました。
レイジードードー ​より遥かに軽い飲み心地だと思います。

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今回思ったのですが、サトウキビジュースと糖蜜とでは、その時点ですでに素材濃縮度が全然違うので、ラムの濃度・ボディに大きな差が出るのではないでしょうか。
​​つまりアグリコール製法では濃縮していないジュースから作られるので、ラムは軽くて透明感があるものになり、一方糖蜜から作られるラムは濃縮した素材のおかげでラムも重厚が出る、という感じです。

もちろん発酵過程や、蒸留の方法などでも差が出るだろうし、糖蜜もその濃度は様々なので、一概には言えないと思いますが、そういう傾向はあるのではないかと思いました。
​​



​​​​​​海外のどこかのサイトで、このメーカーでは自社のラムを「サトウキビブランデー」と称しているというような記述を見ましたが、まさにそんな感じです。

珍しいポルトガルのアグリコールラムということで、アグリコールラム愛好家のみなさんには興味深いラムなのではないでしょうか。
ボトラーズブランドからマデイラのアグリコールラムがリリースされていますが、こちらはオフィシャルということで貴重な存在だと思います。

また、僕のようにアグリコールラムが苦手な人でも美味しく飲める貴重なアグリコールラムだとも思います。

「僕の評価」5段階中の ​4.5 ​​​​​​​





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最終更新日  2020.02.29 20:50:05
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