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丸川さんはどうして自民党から立候補することにしたのでしょうか?プライベートなことはどうでもいいのですが、以前自民党を批判する本を出したというのに、「光栄です」などといって立候補するなんて。山谷えり子氏やはまよつ氏みたいに、前とまったく違った立場で発言しはじめるタイプなのでしょうか?それとも、自民党のいいかげんさを身をもって示そうとしている? 少し前にラジオを聞いていたら、ある元議員が電話でインタビューに応じていました。「政治はおいしいのですか?」という質問に「自民党についていればおいしいでしょうね。私のように公明党を批判するとマスコミに相手にしてもらえなくなってつらいです」「今日は中継なので発言させてもらえますが、そうでないと私の発言はカットされてしまいます」とおっしゃっていました。「日本は形式は民主主義だけれど実際には民主主義ではない」とも。 白川勝彦さんは政教分離を主張してしばらくボディーガードを雇わなくてはならなかったそうです。白川さんのサイトを少し読み返してみましたが、2000年に書かれた「自自公連立の政治論的批判」の結び、「国民の信頼を得られる連立の形態を、一人ひとりの政治家が模索しなければならない。そのキーは、ごく普通の意味におけるリベラリズム=自由主義ということになろう。真の自由主義者がすべてをのりこえ大同団結をしなければならない。そうしなければ21世紀の展望を切り拓く政権はできない。すべての自由主義者、団結せよ。そのときは刻一刻と迫っている。」を、今政治を変えないと大変なことになると思っている人たちは、今度こそ実現しなくてはいけないと思います。白川勝彦の自薦論文集 「自自公連立の政治論的批判」より政治家は官僚とどう向き合うべきかもお薦めです。
June 5, 2007
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再び東京宝塚劇場にて「さくら」と「シークレット・ハンター」を観ました。前回2階席の真ん中より少し後ろ、今回は1階席なかほどで観たのですが、宝塚に限らず何でもそうですが、2階だと全体がよく見渡せ、見る目も客観的というか、文字通りちょっと距離を置いてみるようなところがありますが、舞台に近い席になるほど気持ちが入り込んでいきます。 それもあるし、慣れたこともあってか、オペレッタ狂言などもこの前ほどヘンに感じなくなりました。2度目でも、華やかさに目を奪われることには変りありません。とても時間が短く感じました。ミュージカルの方も、ストーリーがわかっていても楽しめました。同じ演目を何度も観る人は、今日のアドリブはこうだった、などとファンサイトの掲示板に書いたりして楽しみにしています。主演男役・娘役(私達はトップと呼んでいますが)の安蘭けいさん、遠野あすかさん、2番手確定かと噂される柚希礼音さんの耳に心地よい歌声が耳に残っています。安蘭けいさんの歌うシークレット・ハンターの主題歌がとてもよくてCDを買ってしまいました。主役の父と母を同じ人が演じているというのも、宝塚ならでは。スポニチ宝塚通信に記事があったので魚拓をとりました。(6月9日)http://megalodon.jp/?url=http://www.sponichi.co.jp/entertainment/column/takara/kijilist.html&date=20070609015451
June 4, 2007
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社民党主催の憲法学校に行ってみました。1年間開催されて、回を追うごとに盛り上がったそうです。今回は番外編のようなもの?土井たか子さん、福島みずほさん、保坂展人さん、今度参院選に立候補が決まった杉浦ひとみさん(東京)、上原ひろ子さん(比例)がスピーチをしました。上原さんはご存知のとおり前国立市長です。 最初に、保坂さんのご挨拶、福島みずほさんの今の国会のご報告、自衛隊を辺野古に派遣したことに抗議した旨のご報告がありました。 土井たか子さんはスピーチが上手ですね(ほかのかたも下手なわけではなくて、おたかさんが特に上手)。耳にここちよいアルトのよく通る声ではっきりわかりやすくお話になり、適度に感情がはいって引きつけられきます。それはさておき… 土井さんは36年国会で仕事をしたが、今のような国会のありさまには目を見張る、異常な状況だと話し始めました。最近まで無関心だった私は知らなかったのですが、土井さんは憲法学者なのですね。(スミマセン)大体こんな内容でした。政治家、公務員には憲法を変える権限はなく、その権限は国民にある。安倍首相はなぜ憲法を変える必要があるのか具体的なことを言わない。手続きを決める法案を強行採決するのはおかしい。18項目もの付帯決議がついているが、議員立法に付帯決議がつくようなら、いったん廃案にして出しなおすべきである。自民党の「新憲法草案」は、現憲法の条項をどうこうするというものでなく、土台からひっくり返して別のものにするということである。注意すべき点1)前文 自民案「国民は帰属する社会と…」現憲法が「為政者は国民に義務を負う」ことを決めたものであるのに対し、自民案は国民に責務を負わせるものになっている。2)人権について現憲法の「公共の福祉」ということばを対称的な「公益および公の秩序」に変えている。戦前の二の舞になる。3)9条「戦争の放棄」を自民案では「安全保障」に変えている。第2項を削除して新しく設けている。自衛軍を記述。「法律の定めるところにより」とあるが、自衛隊の辺野古出動を久間大臣が「法律がなくてもできる」と述べたことから見てとれるように法律が追いついていない。(池田香代子さんは、明治憲法も「法律の定めるところにより」のことばがあったために後でこわいことになったとおっしゃっていました) 杉浦ひとみさんは、子どもはみんなおとなを信頼して生まれてくるのに、環境などで差が出てしまう。学校の中に少しのものさししかない中で自身を失くした子が犯罪に走ったりする。犯罪をおかした子とプラスチックの仕切りごしに話をすると、『僕だって人のために役に立ちたい。もし戦争になったら、彼女や家族を守るためなら行ってもいい』という。10年前にはそういう正義感を悪用されることを心配しなかった。平和憲法のおかげで日本はアジアの人たちから信頼されてきた。正しいことを言う人たちが力を持たないはずはない。等、話されました。杉浦さんは、武器を持たず周辺の紛争の仲裁をして尊敬されているコスタリカに学ぶ会、平和省の活動をしていらっしゃいます。 上原ひろ子さんはこの間まで国立市長を勤めていらっしゃいました。市長として常に憲法を遵守するよう努めていたそうです。政府が暴走するのは、国民の世論が足りないから。政治は好きではないので側面から働きかける活動をしようと思っていたが、立候補することを決意なさった、ということでした。 黒一点の保坂さんの応援団?の弁護士、教授からは、「今の状況はワイマール憲法が崩壊してヒットラーが出てきた状況に似ている、きちんと伝えていけば改憲を阻止できる」「長兄が南方で戦死したとき、空の骨箱を持ってきた人が『おめでとうございます』と言った。かわいくて産んだ子が死んで『おめでとう』などということが許されてよいのか。」ということばがありました。 福島みずほさんが述べられたように、変るべきは憲法ではなく、国民を見下す政治です。 さて、今度の選挙、無党派の皆さんは迷っているようです。私も元々は無党派ですが、委員会に委員を出すには10議席以上、対案を出すには11議席以上必要なので、社民・共産にはそれぞれそれ以上の議席をとってほしいと思います。天木直人さん、川田龍平さん、山口県のとくらたかこさん(民主)にも当選していただきたいです。そうそう、肝心の人をわすれちゃいけません。田中康夫さんにも当選していただかなくては。 夕方池袋駅前を通ったら、郵政民営化に反対して2005年刺客を送られ落選した小林こうきさんが演説していました。現在は国民新党です。このかたは地盤看板かばんなしで政治家になり、三角合併を1年間凍結して日本の企業を救った功労者なのだそうです。「主権在米経済」の著者です。小林こうきさんにも国会へ行ってほしいです。(参照アメリカが進める日本改造)
June 3, 2007
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「十代の頃のノートより」という題にしましたが、そのノートはどこかにしまいこまれているのか、処分してしまったのかもわかりません。他に何を書いたかもすっかり忘れてしまいました。ただ、学校の図書館で借りたフランスの詩を集めた本から、1篇の詩を書き写しておいたことだけを覚えています。 それはポール・エリュアールの詩でした。あらゆるものをつぎつぎ挙げて、そこに「わたしは書く きみの名を」というのです。「きみの名」とは?最後に答えがあります。それは「自由」。 もう一度読んでみたいと思って、現代の利器、インターネットで検索すると、詩人であり訳詩者であった大島博光さんというかたのサイトに出会いました。息子さんが作っていらっしゃるサイトです。私の記憶にあった翻訳は違う方のだったかもしれませんが、今読むと、自由の意味もろくにわからなかった頃よりさらに輝いて見えます。寄寓にも、この詩は今年5月に全原稿が見つかってアップされたのだそうです。「大島博光の詩と訳詩を読む」「自由」この詩はパリがナチスに占領されていたころに書かれ、市民たちに勇気と希望を与えたのだそうです。エリュアールは他にも「ゲルニカの勝利」という詩も書いていたのですね。「よき正義(法則)」もこのサイトで知りました。その中の一節を引用させていただきます。水を 光に変える夢を 現実に変える敵を 兄弟に変えるそれが 人間の優しい法則だすばらしい詩なのでぜひお読みになってみてください。大島さんご本人の詩も、まだ全部は読んでいませんが、感動的です。「自由」の原語はこちらLiberteエリュアール本人による朗読You TubeLiberte de Paul Eluard生徒たちの朗読がすてきです。音楽も。
June 1, 2007
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「年金時効停止特別措置法案」どうしてこれが強行採決されないといけないのでしょう?時効を停止するには法律を作る必要はないそうです。ほかに内容があるかというと、ほとんど空っぽに思えます。領収書がなくても他の方法で証明できれば払う、といいますが、多くの人がそれができないから、不安になり、怒っているのです。対策をしているようにみせかけるためだけの法案です。「他にいい方法があるんですか」と党首討論で居直る安倍首相を映し出すテレビ画面に「盗人猛々しい!」と浴びせたくなりました。 データ入力をする場合、とくにそれが間違いが許されないようなデータなら、一旦入力したものをチェックするのが普通ではないでしょうか? それから、もうひとつまったく別のことですが、ひっかかっていたことを天木さんが今日のブログに書いていらっしゃいます。シビリアンコントロールに関わることです。天木ブログ さて、明日は楽しい話題を考えましょう。その前に、村野瀬玲奈の秘書課広報室に載っていた、1985年に採択された政治倫理綱領を転載させていただきます。当時はこんなりっぱな綱領をつくれる国会だったのですね。引用開始-------------------------------------------------------------------------------- 政治倫理綱領 (昭和六十年六月二十五日議決) 政治倫理の確立は、議会政治の根幹である。われわれは、主権者たる国民から国政に関する権能を信託された代表であることを自覚し、政治家の良心と責任感をもって政治活動を行い、いやしくも国民の信頼にもとることがないよう努めなければならない。 ここに、国会の権威と名誉を守り、議会制民主主義の健全な発展に資するため、政治倫理綱領を定めるものである。 一、われわれは、国民の信頼に値するより高い倫理的義務に徹し、政治不信を招く公私混淆を断ち、清廉を持し、かりそめにも国民の非難を受けないよう政治腐敗の根絶と政治倫理の向上に努めなければならない。 一、われわれは、主権者である国民に責任を負い、その政治活動においては全力をあげかつ不断に任務を果たす義務を有するとともに、われわれの言動のすべてが常に国民の注視の下にあることを銘記しなければならない。 一、われわれは、全国民の代表として、全体の利益の実現をめざして行動することを本旨とし、特定の利益の実現を求めて公共の利益をそこなうことがないよう努めなければならない。 一、われわれは、政治倫理に反する事実があるとの疑惑をもたれた場合にはみずから真摯な態度をもって疑惑を解明し、その責任を明らかにするよう努めなければならない。 一、われわれは、議員本来の使命と任務の達成のため積極的に活動するとともに、より明るい明日の生活を願う国民のために、その代表としてふさわしい高い識見を養わなければならない。 --------------------------------------------------------------------------------引用終了
May 31, 2007
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リンクしているかたたちのところでも、アマリリスが咲いているようですが、うちでも満開です。鉢植えなのにあまり茎が伸びていっぺんに花が咲いたので、バランスが悪くて支えておかないと倒れてしまいます。 安倍内閣発足時、どんな呼び名がふさわしいかというアンケートがネット上にありました。もうどんなものがあったか忘れてしまいましたが、ふと今思いついたのは、「時限爆弾自爆内閣」。最初から疑惑があれこれささやかれていた松岡さんを大臣にした上に、他の閣僚にもスキャンダル、失言(というより本音がポロッ)が続出しました。衆参同日選になるのではないかと言われ始めました。だからパーティーで資金集めを始めているそうです。衆参同日選には自民党は強いのだそうです。でも両方で過半数割れにさせたい。
May 30, 2007
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松岡農水大臣が亡くなって、「本当はまじめな人だった」「人情味があった」という声も聞こえてきました。もし輪廻があって、人間が生まれ変わるものなら、お互い次の世には世の中を明るくする仕事ができる人生に生まれられるよう祈ります。でも、一般人から見たらあやしげな政治献金や事務所費、暴力団との関係など、これでまじめって、どういう世界なのでしょう?最初から疑惑がたくさんささやかれていたのに任命した安倍さんは、口で責任を感じているというだけでなく、態度で示して欲しいです。伊吹文科大臣は「死人に口なし」とおっしゃいましたが、都合の悪いことはみな松岡さんのせいにして幕引き、では困る、と国民は思っています。ひょっとしたら、もっと悪い人が生き残っているのでは?なんて感じているのではないでしょうか。 農水省がらみだからというわけではないのですが、前から気になっていたこと、それは、日本の農業はどうなってしまうのだろう?ということです。「新農政2007」には「自給率」の文字がありません。2005年、2006年の小泉さんの施政方針演説でも、2007年安倍さんの施政方針演説でも、「輸出」が推奨されています。松岡さんも米の輸出先として中国に期待をかけていたそうです。日本のお米を買える人たちと言ったら、富裕層でしょうね。アメリカやEUは農産物を輸出するときすごい補助金をつけて発展途上国の農家すら負けてしまうほど安い価格にしていますが、日本の方針はEUやアメリカのほうに自国の自給率を守ろうとは考えていないようです。 また、安倍さんはバイオエタノールなどバイオマスの利用を加速化すると言っていますが、バイオエタノールは二酸化炭素を削減しないし、食糧の価格を引き上げるなど、難点があります。『輸出』と『バイオマス』しか言わない農政はもう終わっているとも言われています。 農業の「体質強化」のためといって、中小農家の補助を打ち切り、大規模農業に集中することにしましたが、日本ではほとんどの農家が中小なため、廃業するところが増えるのではないかと懸念されます。ホリエモン(過去のひと?)は「農協が解体し、農地が流動化すると、すごいビジネスチャンスが生まれる」と言いました。けれども、『食』『農』は人間が生きる根源にかかわること、投機や市場にもてあそばれるべきではないと思います。 と思いつつ、前に買ってすっかり忘れていた「遺伝子組み換え企業の脅威」(緑風出版)を手にとってぱらぱらと見たところ、こんな文字が目に入りました。神話その1 世界的飢餓は人口増加に伴う食糧不足によって基本的に引き起こされている(略)理論的に一人当たりの食料は、はっきりと増えた。では何が世界の飢餓を起こしているのであろうか。答えは食糧の依存である。何世紀にも渡って、産業システムは、地球の隅々の「土地を囲い込み、小作人たちを追い出し、その土地を輸出作物の栽培に充てた」のである。これらの輸出から得た利益は社会の産業発展のためには欠かせない「資本の原始的蓄積」になるのだ。(日本の場合はこの辺は違いそうですが。アメリカやオーストラリアから農産物を輸入させるため?)(略)自分の土地からひき離され、小作人たちは都市へと群れをなして行き、たちまち都市産業の中で低賃金労働を争う貧しき階級に姿を変えるのだ。土地にかろうじて残ったものたちもほとんどは新しく産業化された巨大農地で低賃金の農場労働をしながら生き延びてゆく …「作物を育てる土地を持っていない、もしくはそれを買うお金がなければ、いくら科学技術の進歩によって食糧生産が劇的に増えたとしても飢えるのは間違いないのである」 次の章では大規模で技術集約的農場の方が食糧生産が能率的だというのも神話だと述べられています。マーティー・ストレンジの研究によると、中規模農家が一番効率的なのだそうです。従来の効率の分析は大規模農業のもたらす水と大気汚染、表土損失、侵食、農薬やホルモンの影響、小規模農家のユニークな特性を考慮に入れていません。1989年の米国調査委員会の結果は「よく経営されているオルタナティブ農業のほうが常に、農薬、化学肥料、抗生物質の使用が、土地の単価面積当たり、現在の農業システム(heliotrope注:化学肥料や農薬を多用する大規模農業のこと)よりも少ない。これらの投入資材の使用が少ないため、生産費用も少なくてすみ、単位面積あたりの作物収量を減少させず(反対に増加させることもある)、家畜管理システムの生産性も減少させずに環境や人体へ与える悪影響の可能性を減少させている」
May 29, 2007
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年金記録消失。5000万件であって、5000万人分ではないといいますが、それでも異常事態です。一人分であっても、年金がもらえると信じて払っていた人が無視されることがあってはいけないと思います。それが、こんなに。民間だったなら、配当をあげますといって、お金を集め、払わなかったら詐欺で捕まります。記録を紛失したから払わない、なんて許されるでしょうか?まさかこんなこととは思わないから、何十年も前の領収書なんてとっておいてないかたが多いのではないでしょうか。あわてて社保庁改革法案強行採決なんて、責任をうやむやにしようとしているみたいです。誰も責任をとらないのでしょうか?美しい国なら切腹してほしいくらいです。 ラジオでリスナーが「政府や人を信用しちゃいけません。自分のことは自分で管理しなくては。手提げひとつでいいんです。それにまとめて入れておきましょう。私はすべてとってあります」とおっしゃっていましたが、たいていの人(私も含め)は政府やお役所を信頼しすぎでしたね。もっと大騒ぎになってもいいと思いますが、皆さん自分のは大丈夫だと思っていません?かくいう私も… 時効が撤廃されるそうですが、それでも何か証明するもの、見つかるでしょうか?給与明細だって何十年も前のをとっておく人の方が少ないのではないでしょうか?安倍さんは領収書がなくても救済するようなことをおっしゃったそうですが、具体的には何の策も出されていません。ただの選挙対策の発言とうわさされてもしかたありませんね。実際さっそく役所の窓口に行ってみた人はけんもほろろに扱われたそうです。こわもての人がすごめば認められる? 実は国民の年金を使いこんでしまってわざとやったのだったりして、と冗談で言ってから、本当だったらどうしよう?と心配になってしまいました。わざとでなくても、日本という国はもう終わってるんじゃないかと不安になるできごとです。マスコミや野党がいたずらに不安をかきたてているからではありません。そんな発想の首相がまた不安です。ゴミ拾いしてるふりなんかしている場合じゃありません。こちらが詳しいです。いまい@栃木's エコログ国民年金・厚生年金の年金相談事例集 by 小野塚社会保険労務士事務所社会保険庁 年金加入記録照会・年金見込額試算・年金個人情報提供サービス
May 27, 2007
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東京宝塚劇場にて宝塚歌劇団星組公演「さくら~ 怪しいまでに美しいおまえ~」「シークレット・ハンター」を観ました。私はオーケストラにのせた日舞という、和洋折衷がどうも苦手なので、宝塚でもいわゆる「和物」は避けているのですが、今回は安蘭けいさんと遠野あすかさんの主演コンビのお披露目なので、観てみることにしました。 幕が開くと客席からは「ウヮ~」という声が。いきなり華やか!千代紙+電飾といえばご想像がつくでしょうか。すべての場面がさくらをテーマにしたショーになっていて、舞台装置もさくらづくし。一竹辻が花染め衣装も豪華です。大ベテラン松本悠里さんもご出演です。サクラの精のような、美男美女たちが舞い踊ります。明日は暗いところにしまわれてしまう雛人形の反乱、ちょっとグロテスクな印象を受けるところもありましたが、「愛」に落ち着くところがさすが宝塚。オペレッタ狂言などという毛色の変ったものもありました。正直言って、宝塚に慣れていない人が見たら、かなりヘンな世界だと思います。でもまあ、歌舞伎の成田屋の十八番なんかもけっこうヘンなので(シュールなところが好きですが)、いいのではないでしょうか。大勢が舞台にいるので、全体が見える2階からの観劇もおすすめです。 休憩後のミュージカル「シークレットハンター」はうって変わってカリブの島を舞台にしていて、音楽もラテン系、色彩もラテン系の原色です。一応カリブ海ということにはなっていますが、どこでもない国、おとぎの国ですね。脚本家は今回大舞台デビューというかたのようですが、主演の格好よさを引き立てると同時に感情移入させたり、どんでん返しがあったり、ファンの楽しませかたがわかっている台本になっていると思います。クレオールの大泥棒とプリンセスの恋というテーマはちょっと類型的、いや、それを言うのは野暮ですね。そうはいっても、心に余韻が残っています。主演ふたりの歌もよかったです。 そしてフィナーレ。大階段から名物?の羽をしょってスターたちが登場し、最後にトップが降りてきます。私は宝塚を見に行くといってもちょっと外野から見ている感じですが、熱心なファンはずっとご贔屓の人の成長を応援し見守り、この日を待っているのです。
May 26, 2007
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今日2度目の日記です。天木直人さんが参議院選に立候補を決意されました。立候補宣言
May 25, 2007
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「不思議な風景」という新しいカテゴリを作りました。街で見かけた不思議な風景を集めてみたいと思います。 目白通りにある建物です。和風の食べ物屋さん、ブティック、ケンタッキーフライドチキン、昔ながらの洋品店がはいっています。異文化共存のお手本? ロワールのお城を模したという、高級フレンチレストランがいつの間にか高層ビルに囲まれてしまいました。恵比寿ガーデンプレイスにて。 ところで、話が変りますが、キューバのグアンタナモ基地やアフガニスタンのバグラム空軍基地などでは、「テロとの戦い」という口実で、多くの人びとが人知れず身柄を拘束されています。そこでは、人びとは家族や弁護士との面会など外部との接触を一切絶たれ、イラクのアブグレイブ刑務所と同じような拷問や虐待が行われています。テロ容疑を理由に恣意的に逮捕され、裁判も受けずに拘禁されたり、虐待される、そんなことがあってはなりません。私たちはテロと無関係だから関係ないでしょうか?でも厳罰化を進める一方で司法が公正でないなら、暗黒社会へと繋がっていかないでしょうか?無実なのにテロリストだと決め付けられている人がいたら?アムネスティの1Clickアクションに参加なさいませんか?1 Click アクション
May 25, 2007
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テレビのニュースもあまり見ないし、新聞もとっていないので、どの程度一般的に報道されているのかわかりません。・ 辺野古で調査危機が珊瑚礁を損傷。阿修羅(北海道新聞からの引用)・ 国連の拷問禁止委員会は、21日、拷問禁止条約の規定に基づき、自白強要、冤罪の温床とされる代用監獄などを改善するよう求める勧告を発表した。情報流通促進計画21日の記事今日24日の記事は、「この道はいつか来た道」を思わせます。ぜひお読みになってください。
May 24, 2007
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放送局に対し、国が行政処分を課すことができる「放送法改正案」が昨日衆院で審議入りしたそうです。捏造はいけませんが、だからといって、国が介入するのはもっと危険です。今だって都合のよい捏造には甘かったり、恣意的ではないでしょうか? それから、著作権法の非親告化というのも検討されているそうです。現在は、著作権を侵害されたという人が訴えない限り、罰せられないのですが、非親告化すると、警察が独自の判断で取り締まることになります。こちらのブログをご参照ください。たけくまメモ そんなことになったら、同人誌、パロディ、オマージュはどういう扱いになるのでしょう?過去に偶然同じようなことを思いついて書いていた人がいたら、疑いを掛けられるかもしれません。共謀罪もそうですが、結果無罪でも、疑いを掛けられて逮捕されるだけでも、社会的ダメージは大きいですし、人を萎縮させる効果があります。一言一句恐る恐る言わなくてはならない、あるいは何も言えない社会になってしまいます。北朝鮮や中国並の民主度になってしまいます。言論思想の自由を守ってくれている今の憲法をもっと実現しましょう。
May 23, 2007
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沖縄の基地から飛び立ってゆく米軍機がベトナムやイラクの人たちの頭上に爆弾をばら撒いていることが許せなくて座り込みを続けてきた辺野古のかたたちに敬意を表します。本当は加わりに駆けつけもしないで人に期待するのは申し訳ないと思うのですが… 反対している人たちに対してネガティブキャンペーンが始まっているそうです。自衛隊投入を正当化するためと思われます。ダイバーの目から見るとミクロネシアの小さな島・ヤップより実際にカヌーを転覆させられたり、作業員、自衛隊員に暴力をふるわれているのは非暴力で抵抗している人たちです。ヤメ記者弁護士さんの20日の記事をお読みください。情報流通促進計画
May 22, 2007
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明日のイベント・アロヨ大統領、暗殺を止めて!5.22(火) キャンドル・ライトの集い東京・名古屋・大阪で同時開催amnesty international Japan・「5.22集会 とめようやめよう共謀罪2」日時:5/22(火)午後6時半~9時(6時開場)場所:渋谷勤労福祉会館2階第一洋室(渋谷駅徒歩7分公園通りパルコ向い)参加費:500円講師: 川田龍平氏(東京HIV訴訟原告) 山本夜羽音氏(漫画家) 森広泰平氏(アジア記者クラブ事務局長) 中村順英氏(元日弁連副会長)主催:「とめようやめよう共謀罪」実行委員会協賛:『週刊金曜日』問合せ:TEL/FAX 03-3739-1368平和への動きが続々・武器貿易を規制する武器貿易条約(ATT)の締結を求めて、常任理事国に千羽鶴を送る運動があります。参加してみませんか?折り鶴アクション・9条世界会議開催決定グローバル9条キャンペーン・日本にも平和賞設立のための動き杉浦ひとみの瞳
May 21, 2007
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絵本「戦争のつくりかた」WEB版を読み返してみました。たいへん!完成まであと一息、というところまで来てしまっています!リボンプロジェクト少しスクロールして右の方にあるWEB版「戦争のつくりかた」をクリックするとご覧になれます。足跡の絵のある表紙をクリックすると読めます。たとえば、16ページの「戦争が起こったり、起こりそうなときは、お店の品物や、あなたの家や土地を軍隊が自由に使える、というきまりを作ります。いろんな人が軍隊の仕事を手伝う、というきまりも」はすでに法律ができています。 集団的自衛権など認めたら、アメリカが「自衛のため」といえば、自衛隊は世界中アメリカの傭兵として一緒に戦うことになり、日本が攻撃されなくても、アメリカが自衛のため必要といえば、一般人も協力させられます。反対する人は、辺野古で起きているように、自衛隊に守ってもらうどころか、脅かされることになるかもしれません。 昔教科書を眺めていて思ったのは、戦争はたいてい「自衛」を口実に始められるものなのだ、ということでした。 同じサイトに載っている、伊丹万作「戦争責任者の問題」もおすすめです。「戦争責任者の問題」集団的自衛権については天木さんの「集団的自衛権をめぐる議論の結論はこれできまりだ」がおすすめです。
May 20, 2007
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辺野古を心に掛けている皆様、ネット署名活動が行われています。海外のお友達にもご紹介ください。Call for a Sound and Transparent EIA to Save the Okinawa Dugong / ジュゴンを守るための環境アセスを!グリーンピースのサイトでもサイバーアクションを行っています。辺野古の海を守ろう 久間防衛大臣は自衛隊投入を「人命を守るため」などと言っていますが、どうもその「人命」とは、作業する人たちのことらしいです。反対して座り込みをしている70歳、80歳のかたたちや、非暴力で抗議している市民たちは「敵」なのでしょうか?所詮自衛隊もアメリカと日本の権力者を守るためにあるのでしょうか?
May 19, 2007
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去年植えたミニトマトが、今年になって実をつけたことは前にご報告しましたが、いよいよ赤く色づいてきました。今年は咲かないと思っていたアマリリスにも蕾がでてきました。いつも一旦葉が枯れてから芽が出て蕾が出るのですが、今年はずっと葉がそのままありました。 話かわって、「国民は戦争を望まない。望まないことをマスコミを通じて世論操作し、合意を取り付ける技法、それを『合意の捏造(マニュファクチャリング・コンセント)』と呼ぶ」という、チョムスキーのことばについて、国民投票法が可決されてから、あらためて考えています。合意の捏造はマスコミにより、5つのプロパガンダ・モデルのフィルターを通して行われるということです。 映画『マニュファクチャリング・コンセント』を見たとき、買ったプログラムよりマスメディアはいかにしてニュースを選別し、反対意見を小さく見せ、政府や大企業のメッセージを伝えているのか― (チョムスキーの著作を元に脇坂敬史氏が再構成したものを、さらに短くまとめました)プロパガンダ・モデルを構成する5つのフィルター1)誰のものか? 富裕層が所有する大手メディアにより、マスメディアが寡占状態になっている。テレビやラジオは電波の使用という認可を必要とするので政府にも依存する。2)誰のためのものか? パトロンである広告主。視聴者は購買力を基準に選別される。3)誰が情報ソースなのか? 政府と大企業。独自の取材や『有名でない』情報ソースに基づく報道はリスクがあるし、金がかかる。4)攻撃するのは誰か? 個人や団体による攻撃は広告に依存するメディア企業に深刻なダメージを与えることも多い。政府や企業団体はこの目的の目組織をつくりマスメディアを監視するが、多くの場合、マスメディアは自主規制という形であらかじめ攻撃を回避している。5)誰を敵に仕立て上げるか? 自分たちを脅かす強力な敵のイメージは人々に恐怖を与え、支配層の立場を強固にする。共産主義に脅威がなくなった現在「国際テロリズム」が新しい役割を果たす。 「情報促進計画」を見に行ったところ、こんな記事が…NHKの経営陣を安倍が掌握!~もはやこの国は、戒厳令下にある
May 18, 2007
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バルコニーのミニトマトの鉢に生えてきていたかたばみです。小さな鉢に植え替えてみました。鉢は200度位の低温で焼けるオーブン陶土で作りました。必要に迫られ、道具もないままいい加減に作ったのでいびつです。それはともかく、かたばみもこうして見るとなかなかきれいです。夜になると葉をこうもり傘のようにすぼめます。
May 17, 2007
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公聴会や審議など、意見をくみ上げようという姿勢もなく形どおりに開かれただけで、国民投票法案が可決されてしまいました。そして、以前から何度も廃案になってはまた持ち出されてきた共謀罪がまた危ないのではないか、と懸念されています。 共謀罪は評判が悪いので、国民が受け入れやすそうなテロ等謀議罪と名前を変えるそうですが、内容は同じ、市民団体や労組が対象にされる危険性も同じです。かえって、名前を変えることで馬脚を出したといえます。というのは、今まで共謀罪は国際条約を締結するために必要な条件なのだと説明されてきたのですが、その国際条約はテロ対策とは関係なく、マフィアなどのマネーロンダリングを防ぐための条約だからです。対象は「金銭的・物質的利益を追求する越境的犯罪者集団」だと明記してあります。テロリストは金銭的利益を追求するためにテロをしているのではないでしょう。それに、日本にはテロや殺人については予防的な法律がすでにあるので、新設する必要はないのです。 さて、この前の「笑って読み解く大共謀集会」の基調講演では、この共謀罪は国民投票法に深く関わっている、というお話を聞きました。共謀罪を作ろうとする目的は憲法改悪に反対する団体を押さえつけることにある、ということです。今までも、ビラをまいただけで不法侵入で逮捕された件などがありましたが、共謀罪なら、その場にいなかった人も含めて一網打尽にできるのです。そして、無罪になっても、萎縮効果は大きいのです。財界や与党が広告を流す一方で組合や市民団体が弾圧されたら、恐いですね。もっとも国民がそのカラクリを知ったなら、支持しなくなるでしょう。フルフォードさんが言うには、世界中の人が8人の人を介してどこかでつながっているそうですから、まわりの人に伝えれば、そのうち皆に伝わるのだそうです。ザワザワと草原を渡る風のように、さざ波のように伝えて行きましょう。
May 16, 2007
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先日新国立美術館にモネ展を見に行きました。友人と「チケット売り場の前」で待ち合わせたのですが、大江戸線で来た彼女と千代田線の私と反対側で待ってしまいました。こんなとき携帯がある世の中はやはり便利ですね。 モネは多作だったのですね。今回たくさんの絵が方々から集められていました。時代を追うというより、テーマごとの展示で、ところどころにテーマに沿ったほかの人の作品が展示してある部屋もありました。ご存知のように睡蓮もたくさん描いていますが、中にはまったく予想外の暗い色のものもありました(目が悪くなり始めてからの絵でしょうか?) ポスターにもなっているパラソルを持つ女性や海の絵はとても清清しくて、やはり家に飾るならこういう絵よね、と友人と言い合いました。しかし戸外でたくさん制作したことで紫外線で白内障を誘発してしまったのでしょう。 美術館の建物はというと、私には苦手なタイプです。維持費もかかりそう。あとで持て余さなければよいですが…他の日に行った人の意見はというと、絵を展示するには天井が高すぎて照明がうまくできない、展示することを考えて設計するのでなく自己顕示ばかり、音が響いてうるさい、建物にはいるとオープンカフェになっているのでお昼時には匂いがすごい、とどうも評判がよろしくありません。 携帯のピンボケ写真ですが、建物の入り口をはいったところ、ロビー兼オープンカフェ。
May 15, 2007
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笑って読み解く大共謀集会に出席?しました。上映予定だったフィルムがDVDとして販売されることになったので、かわりに共謀罪TVスペシャルが上映されました。 カギは公明党にある、ということで、創価大学近くで学生を呼びとめ、共謀罪を知っているか尋ねるのですが、知らないと答えるか、急いでいると通り過ぎる人が多く、「そこは邪魔なので」と出てきた大学職員に聞くと、ひとりは「そんなことを答えるために来たのではないので」もうひとりは「急に聞かれても」とことばを濁しました。 元公明党推薦の議員の平野貞夫さんへのインタビュー:「自分たちの宗教のために利用できるのではないかという思惑が学会の中にあるのではないか。自分たちの目先の利権しかみない日本の感性をなんとかしないと亡国につながる」 亀井静香さん「共謀罪は冤罪を産む危険のある法律だ。今の日本はどたんばにある。参院選で自公が過半数をとったら日本はおしまいだ」 土屋さん「民主党は支持が10パーセントでも公明党と組めば勝てるので、国民の方を見るより公明党と手を組む努力をした方が速いと思っている。社民は社民公の連立の夢をまだ捨てていないから公明党の痛いところをつく批判できない」 共謀罪TVの後は、フルフォードさんと山口大輔さんの対談でした。山口さんは創価学会員で、もともとは政治にはそれほど興味がなかった哲学者なのだそうですが、公明党がイラク戦争で急に変わったのをみて、「行動する平和憲法のネットワーク」を設立したそうです。小選挙区制が導入されて、二大政党のどちらかにつかないと勝てなくなり、それ以来公明党のダブルスタンダードが始まったと指摘。治安維持法の犠牲になった初代会長牧口師と獄を出たときには栄養失調状態だった戸田師のことを知っていて共謀罪に反対しないとしたら、忘恩ではないか?創価学会の人たちは善意と団結力があるので目覚めれば大きな力になる。それだけに、共謀罪などができたら、共産党より創価学会が弾圧されるのではないかと心配なさっていました。フルフォードさんの意見では、共謀罪は憲兵隊復活の準備。公明党は言っていることはすばらしいがやっていることが違う。ネオコンとはネオナチのことである。実際ブッシュの祖父はナチスにお金を出していた。日本は去年ハゲタカに100兆円貸したが、40兆円あれば温暖化を止められるし、20兆円で貧困を無くせる。日本人が自覚して行動すれば世界を変えられる。だから、日本に帰化して日本人になったそうです。 ニュースペーパーと劇団キョウボウによる、笑わせながら共謀罪をわかりやすく見せたコント、基調講演、NGO他のかたたちからのアピールがありましたが、今日は遅くなったのでまた後日に。
May 13, 2007
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きっこさんのところで知ったビデオです。辺野古について、9条について、戦争について重みがあることばが語られています。グーグルビデオ昭和天皇が沖縄を軍事基地としてアメリカに貸与することを希望したことについては、検索したらここがトップに出てきました。昭和天皇発言
May 13, 2007
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国民に情報を与えず情報操作しようとする国民投票法案が、昨日、参議院憲法調査特別委員会で可決されてしまいました。公聴会や委員会での質疑で出された意見(批判や疑問、賛成派からも出された慎重審議や国民に広く知らせることを求める意見)は、国民新党の長谷川議員の質問にもあったように、泡のように消えてしまうのでしょうか? 公聴会が同日に離れた場所で行われ、議員が両方に出席できなかったり、公述人が依頼を受けたのが前日だったり、せっかく公聴会があっても次の委員会のとき議事録がないので、公聴会の意見をもとに議論が行われない、など、公聴会、委員会がただのアリバイづくりにされて拙速に法案が採決されてしまったことは否めません。 私たちは微力でも、これからも、広告が世論操作をする危険性について、また、自民憲法案が憲法は国民ではなく国家権力に縛りをかけるものだという、立憲主義に反するものだということを、さざ波が遠くまで伝播してゆくように、まわりの人たちに伝えてゆきましょう。 今のうちにいろいろやってしまいたい与党はさらに悪法を成立させようと狙っているかもしれません。ということで、落ち込んでなんか要られません。明日はこんな集会があります。「共謀罪」は評判が悪いので、反対しにくい「テロ等謀議罪」に名前を変えるようですが、中身は変わりません。「等」があればなんだって当てはまるのでは?これでもか!?笑って読み解く大共謀集会■とき2007年5月13日(日)13:15-16:15■ところ星陵会館ホール(東京都千代田区永田町2-16-2 TEL03-3581-5650)地下鉄有楽町線、半蔵門線、南北線永田町駅6番出口3分http://www.seiryokai.org/kaikan.html■集会内容○基調講演 「国民投票法案と共謀罪」渡辺治さん(一橋大学教授)○爆笑!共謀罪 ザ・ニュースペーパー出演○映画上映 『共謀罪の風景2007』(制作:共謀罪に反対する表現者たちの会)本年2月12人全員が無罪となった鹿児島県の志布志市事件など、共謀罪に関する動きをおったドキュメント○歌(予定) ○発言 「グリーンピースの船舶の日本入港問題について」グリーンピース・ジャパンほか■参加費 1000円■主催5・13実行委員会■連絡先・アムネスティ・インターナショナル日本Tel.03-3518-6777・反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC)Tel.03-3568-7709・日本消費者連盟 Tel.03-5155-4765 午前中のYahooニュースには「全閣僚、かりゆし着用へ 6月1日閣議で」の見出しがありました。 その一方で米軍基地を建設するために海上自衛隊が辺野古に行くそうです。さすが二枚舌と定評がある安倍さん!情報流通促進計画
May 12, 2007
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国立劇場にて「芸の真髄シリーズ第1回 文楽太棹 鶴沢清治」を鑑賞いたしました。いつも文楽は小劇場なのですが、今回は大劇場でした。太棹とは太棹三味線のことです。 最初は住大夫さんと清治さんによる素浄瑠璃(人形なしで語りのみ聞かせる)で、「壇浦兜軍記」より「阿古屋琴責の段」。平家の侍景清の行方を詮議するため、恋人である阿古屋を責める場面なのですが、その責め道具とは、琴、三味線、胡弓なのです。これらの楽器を弾かせて心の動揺を読み取ろうという、変った趣向です。歌舞伎では、役者さんが三つの楽器を弾きこなしてみせるところが見せ場となっています。 連休中からずっと寝不足だったため(いつも言い訳をしている気がしますが)、睡魔に襲われてしまいました。それに、住大夫さんの声は先輩ファンのかたによるとアルファー波が出るのか、聞いていると気持ちよ~くなってしまうのです。そんな状況で聞いていたら、胡弓がびっくりするほど前衛的に聞こえました。人形や役者という視覚的に気をとられるものがないだけに、よけい西洋の音楽との違いを際立って感じたのかもしれません。 30分の休憩後は「弥七の死」という、今回初演ではないようですが、比較的新しい作品でした。語りの咲大夫さんの父(記憶違いでなければ)である先代綱大夫と組んでいた、三味線弾き弥七さんをモデルに、芸に対する思いいれの話でした。こちらで先代綱大夫と弥七の義太夫を試聴できます。タワーレコード 義太夫の三味線は単なる伴奏ではなく、大夫・三味線のコンビは芸の上の夫婦といわれるそうです。最高の相方であった綱大夫と、最愛の妻を相次いでなくした弥七は、気力をなくし、ついに自宅のある京都で入水してしまったのでした。文楽が今も人を惹きつけるのは、文楽の人たちが、お金のためでも名声のためでのなく、純粋に文楽を愛し、命をかけているからだと思います。 もういちど短い休憩があり、幕が開くと、三味線弾きさんたちが居並び、縁起のよい「三番叟」を演奏しました。特別な編曲のように思われます。三番叟が終わると、回り舞台がまわって嶋大夫さんと清治さんが登場し、「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)」の中の「酒屋」が始まりました。簔助さんがお園を遣います。お園の夫には結婚前から子まで成した仲の芸者がいて、お園は名ばかりの妻なのですが、恨みもせず、自分さえいなければ、と自分の未練を嘆く有名な場面です。 続いて、素浄瑠璃にて「新版歌祭文」より「野崎村」。農村の娘おみつが、思いを寄せる人とその恋人のため、身をひいて尼になり、それぞれが別れていく場面です。 嶋大夫さんの語りは卑俗になることなく、民衆の中に生きる芸能の香りがあって、とても好きです。
May 8, 2007
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昨日、護国寺にて開かれていたチベット・スピリチュアル・フェスティバルに言ってまいりました。修行を積んだ僧によるチャムを観ました。チャムとは、仮面をつけた僧たちが鳴り物に合わせて踊る儀式です。厄除けと幸せを祈るもので、観ると仏の加護が受けられる、ということで、あいにくの雨の中、人が集まっていました。 仮面が恐い顔をしているのは、自分の中の怒りと憎しみを退治するためだそうです。平和を祈るので、皆さんも心の中で平和を祈ってください、ということでした。途中のゆったりした歌の部分が「平安」という感じでした。 いらっしゃれなかったかたたちにも幸せをお分けしたいと思って写真を撮ったのですが、人垣の隙間からなので、あまりよく写っていません。近寄ると、仏様の絵や文字が書いてあります。売店でバター茶を飲んでみました。ちょっと塩味が効いていました。写真展も見ました。チベットの大自然や人びとに思いを馳せました。ダライ・ラマ法王を中心とする亡命政府は、非暴力により、チベットに自由を取り戻すことを訴えています。砂曼荼羅を壊す儀式がその後あり、ぜひ見たかったのですが、ほかに行かなくてはならないところがあったのであきらめました。
May 7, 2007
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以前住んでいたところの大家さんにいただいたベルフラワーが今年も咲きました。もう何年も植え替えもしないのに、きれいに咲いてくれます。今年は花の数が少なめな分、1輪1輪が心持ち大きめです。 アゲハ蝶がなんだったか忘れてしまった柑橘類(美生柑かなにか食べたとき種を撒いておいた)の葉に産卵に来ました。幼虫が太って大きくなる頃ヒヨドリが来るのです。ヒヨドリは雀より鋭い感じがしてちょっと恐い。 さて、連休でちょっと一息といったところの国会ですが(少なくとも見える部分は)、天木さんが国民投票法案最大の問題点について書いていらっしゃいます。まだのかたはぜひお読みになってみてください。天木直人のブログ「国民投票法案の最大の問題点は何か」
May 5, 2007
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東京宝塚劇場にて「明智小五郎の事件簿 黒蜥蜴」「タキシード・ジャズ」を観てまいりました。「黒蜥蜴」というと、美輪明宏さんがすぐ頭に浮かびますし、江戸川乱歩の原作を数年前に読んだとき、子供の頃こんなものを読んでいたのか!と我ながらびっくりしたくらいですので、清純可憐な宝塚の娘役さんが演じるとどうなるのだろう、と少々不安に思っていました。 緑川夫人その実黒蜥蜴役の桜乃彩音さんはなかなかおとなっぽく好演していました。大胆不敵な盗賊黒蜥蜴には意外な純な心があった、というところが見せ場だと思いますが、原作ではどうでしたかしら? ちょっとネタバレになるかも… 原作にはない意外な結果が加わっていますが(私の記憶では)、「待っているから自首して」が二組連続するとちょっと説教がましいというか… 明智に好意を持っていた女と黒蜥蜴に惚れていたはずの男が急に結婚する気になったりもちょっと違和感。でも、宝塚も歌舞伎や文楽と一緒であまりつっこみを入れるべきではないのです。主演男役春野寿美礼さんの歌唱力や、少年探偵団のかわいらしさもあって、けっこう楽しめましたが、これを宝塚ファンではない人とテレビなんかで見るのはきびしいかもしれません。はっきり言って照れてしまうくらい臭いところがあります。(まあ、歌舞伎にもありますけど)そこがいいといえばいいのですよね。 ショーはいつもながら、スパンコールやラインストーン、時に天井のミラーボールがきらきらして、心が晴れます。客席からも手拍子を交えながら、歌やダンスを楽しみました。
May 4, 2007
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憲法施行60周年パレードのご報告です。憲法集会が行われた日比谷公会堂の前から出発し、大手町まで銀座通りを歩きました。信号も延長してもらったりしながらも、団体ごとに信号待ちで少し間があきましたが、ぞくぞくと続き、全員が出発するまでに1時間近くかかりました。途中から加わって歩いてきました。出発地点の日比谷公会堂前9条の会や組合などいろいろなグループ、共産党、社民党、新社会党が参加していました。平和を求めるキリスト教、仏教の宗教者たちのグループ。子どもたちも9条を守ろうと歩いています。右翼のお兄さんたちも沿道からエール、のわけはないですが、盛り上げてくれています。
May 3, 2007
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60回目の憲法記念日です。「阿修羅」掲示板の投稿に時の国務大臣金森徳次郎が毎日新聞に寄稿した「新憲法と小学生」が転載されていました。ちゃっかり転載させていただきます。『私たちはいままで世界の優れた国の人よりもおくれた考え方をしてきました。これからは世界のどこの国の人にもおくれをとらない考え方で、平和な開けたそして朗らかな国を作って行かなければなりません。そのためには国の政治を改めて、一番進んだ政治の形をとらなければなりません。この政治の形をとるために新憲法が生まれたわけであります。そこで皆さんが新しい憲法をまっとうする上に、どういう心構えが必要かと申しますと、私たちは自分でやったことには、自分で責任をもたなければなりません。さてこの新憲法は、教育機会均等ということを定めてあります。これは皆さんと一番関係がふかいのです。いままでは金のある人は教育を受けられ、金のない人はなかなか教育を受けられなかったのです。結局一番大切なことは、いままでは服従ということに重きをおいて来ましたが、それでは自分というものがほろびてしまいます。ほんとうの人間になるには、正しいちえ、また正しい考え方は、自分の中にあると信じきって、思う存分自分の心や腕を伸ばして世の中に立っていく、そのかわり、それがまちがっていたら、その責任は自分でとって、人のせいにしないという、心がまえが必要であります。この心が日本人の全部にひろがってくれば日本は栄え、そうでなければ日本はだめになってしまいます。』阿修羅・「新憲法と小学生」国務大臣金森徳次郎
May 3, 2007
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遅ればせながら、憲法記念日の集会のお知らせです。(主催者ではありませんが)5月3日第1部 憲法集会 於日比谷公会堂 入場無料 手話通訳・第2会場あり 会場12時 開会13時 スピーチ 植野妙実子(中央大学教授・憲法学) 浅井基文(広島平和研究所所長) 福島みずほ(社会民主党党首) 志位和夫(日本共産党委員長) 歌&コント オオタスセリ第2部 パレード 集合 日比谷公会堂前 出発15時 1万人の銀座大パレードこの集会は非暴力で、参加団体・個人を誹謗しないことを確認しあって開かれます。詳細はこちら許すな!憲法改悪・市民連絡会国会で起こっている異常事態もお読みください。
May 2, 2007
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最近のマスコミは、伝えるべきことを伝えていない、偏っている、など、不満を持つ人は多いと思いますが… 捏造までしている産経系にいたっては報道機関といえるのでしょうか?大本営発表などとも呼ばれています。少し前のとむ丸さんの記事sankeiさんちょっとひどいのでは!4月12日sankeiwebに小森義久記者が「『組織的強制徴用なし』 慰安婦問題 米議会調査局が報告書」という記事を書いていますが、あきらかに報告書とは違っているととむ丸さんは指摘しています。 その少し前、BBCのサイトの「従軍慰安婦に関して日本に責任があるか?」というアンケートにNoという意見が圧倒的に多かったと産経新聞は嬉しそうに伝えていたようですが、裁判員制度のタウンミーティング(注)同様自作自演ではないでしょうか?日本からネットうよがたくさんクリックに行ったり、クリックが多くなるような操作をしたものではないかと私は疑っています。ちなみに、ドイツのFOCUSのサイトの読者コメントでは、昔のことをとやかく言う必要ないという意見を書いている人もいましたが、大部分が、「過去を反省しない者は同じ過ちを繰り返す」「愚か者は自分の傲慢さを知らない」「過去を忘れ未来に集中しようと安易に言うのは危険」のような意見で、中には「日本車をボイコットしよう」というものもありました。 最近では、週刊朝日の記事に安倍首相が激怒したというニュースがありましたが、それも安倍氏子飼いの産経記者が質問し、それに答えるという筋書きが前もって仕組まれていたのではないかと言われています。阿修羅(注)産経新聞に不適切な募集 「最高裁によると、「裁判員制度全国フォーラム in 大阪」は1月20日、大阪市内で、最高裁、大阪高裁、大阪地裁、全国地方新聞社連合会、産経新聞大阪本社の主催により行われた。参加者募集などフォーラムの実施運営については、産経新聞大阪本社が電通を経て委託されたが、募集が順調でなかったことから、担当の営業部員が人材派遣会社に1人5000円で70人を参加させるよう依頼し、同人数がフォーラムに参加した。」特定の質問を依頼するようなことはしていないということですが、たくさんの人が関心をもって集まったかのような、現実と違う印象を与えるだけでも問題です。
May 2, 2007
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情報流通促進計画で知ったサイトです。仙波さんを支える会通信仙波さんは警察の裏金問題を告発した現職警官です。告発を決意した動機は、「人一倍強い正義感を持って警察官となった若者たちが、たちまちのうちに《裏金作りという犯罪》に染められてしまう、と言う現実が警察にはある。警察官としての良心や正義感が蝕まれてしまう。このことは必ず将来に禍根を残すことになる」。真面目な人たちを応援したいですね。
May 1, 2007
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石鹸派の漫画家赤星たみこさんが、小さな洗濯板をキッチン、洗面所などにそれぞれ置いている、と書いていたので、まねしたくなりました。洗濯板なんて、若い方は見たこともないかもしれませんね。私が買ったのはこんな感じのものです。 小さくて吊るして乾かせるので、ふきん用にしました。使ってみたところ、気のせいかいつもよりさっぱりときれいに洗えたような… 昔の人の知恵ですね。画像をお借りしようと楽天さんで検索したら、けっこう売っているようです。
April 30, 2007
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市民憲法講座を聞いてきました。テーマは「アメリカの世界戦略と米軍再編」です。講師はジャーナリストで沖縄大学客員教授前田哲男さん。前回の市民憲法講座でも、60年安保から2006年新しい日米同盟に至るまで、対象範囲が極東からだんだんと広がってきたことを学びました。 今回は、「米軍再編」といっても、時代により、アメリカの世界戦略に伴い、内容が変ってきていることを中心に、お話を聞きました。 アメリカは冷戦が終わっても、第1線を外国に置く「前方展開戦略」を続けています。9・11以降、本土防衛のためにさらにそれを強化することになりました。冷戦時代は日本はアメリカにとって防波堤であればよかったのですが、次第にアジア・太平洋における協力、地球規模での協力を求めるようになりました。冷戦終結後、フィリピンは契約を延長せず、米軍基地は撤退しました。しかし、日本は安保条約を続けてしまいました。北の脅威はもうすぐ消えるので、かわりに中国の脅威が強調されるようになるだろう、一度そういうモードになったら後戻りは難しいだろうということです。 本来、安保は改定されるべきだったのだが、そうなるとすべて一度テーブルの上に出さなければならなくなり、アメリカにとっておいしすぎる条件を続けることがしにくくなるので、宣言とかガイドラインなどという形をとっています。1995年 ナイ・リポート(イニシアティブ) ジョセフ・ナイが、アメリカから見た日米安保の将来像を描いたもの。中国、インドの購買力と日本との同盟が不可欠であることから、安保の再定義が必要とした。1996年 橋本・クリントン大統領 共同声明 「アジア太平洋安全保障宣言」 ほとんどナイ・リポートで示された内容 「極東の安全」の「極東」とはどこか?― フィリピンより北、台湾、韓国を含む1997年 ガイドライン改訂 (実質的安保改定) すべてがここから始まりました。安保が国内政治にも波及。1999年 前年のテポドン、能登沖不審船などに勢いを得て、周辺事態法が制定されました。これは日本を守ろうとするものでなく、自衛隊任務拡大、米軍に対する民間企業、地方自治体、国の協力が義務付けられました。 「周辺」にイラク、インド洋は含まれないとされたので、「テロ特措法」「イラク特措法」が作られました。ガイドライン以降、有事関連の法律が3法、国民保護法など7法が作られ、外国船の臨検が可とされるようになりました。国民保護法では港湾、空港、高速道路などが軍隊に使われるだけでなく、立ち木の伐採や家屋の取り壊しなど、言論表現だけでなく財産権、地方自治までが侵害されます。(日本が攻められたならしかたない、と思われるかもしれませんが、ここまで見てきたとおり、アメリカの世界戦略により判断されるのであって、日本人を守るためではない、ということだと思います。迎撃ミサイルを発射するかどうかの判断もアメリカがするのですよね。)2005年 在日米軍再編 自民党新憲法草案・ 横須賀に原子力空母配備 原発と違い、住民の意見は受け付けず、環境基準も適用されません。首都の港に外国の軍艦がいるとは、植民地以外ありえないのでは?海上自衛隊・自衛艦隊司令部と米第7艦隊が一体化・ 座間基地に米陸軍第1軍団司令部が移駐。陸自は中央即応集団司令部新設。(PKOのためと政府は説明しているが、黒覆面のPKOなどいるのか?)・ 横田基地に空自航空総隊司令部を移動、日米で協同東郷運用調整所を運用(日本の法律の及ばないところに航空自衛隊が移る)・ 沖縄名護市沖のさんご礁に普天間基地に代わる海兵隊航空基地を新設・ 岩国基地に空母間転機。航空自衛隊飛行基地を米軍飛行訓練基地に協同使用。(沖縄の全土化)等々 北の脅威を煽られて、イラクで市民が死のうが、アメリカがアフガニスタンを爆撃しようが、日本の利益のためならしかたない、とするなら、醜い日本になってしまいますが、それでよいのでしょうか?今はあいまいにされてきたとはいえ、まだ憲法が歯止めになっています。安倍首相は有識者会議により秋までに行使できる集団的自衛権というのを決めようとしています。今回ブッシュ大統領へのおみやげにしたのでしょう。
April 29, 2007
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「お気に入りの」1冊というのはうそです。ごめんなさい。読んでもいません。それなのに、なぜ書くのかというと、豊崎由美さん(その日は黒・豊崎由美さんだそうです)の批評をラジオで聞いて面白かったので。 そもそもこの「鈍感力」という本を恥ずかしく思わず買うことができ、カバーをかけずに電車の中で読める人は、十分鈍感力が身についているので読む必要はないとのこと。 ページの裏と表とで正反対のことを言っていたり、矛盾がたくさんある。医師なのに、聴覚がよすぎると幻聴が始まるなどと、医学的根拠のないことを言っている。本人は人の気持ちなど考えず言いたいことを言い、やりたいようにやって、ストレスがたまらないだろうけど、周囲の人はストレスで病気になるかも知れない、etc…渡辺氏は、ブログに新幹線に乗ったときのこと、自由席がいっぱいだったので指定席に座っていたら注意されたのでグリーン車に移ったらまた注意された、最近の車掌は頭が固いなどと書いてコメント欄が炎上したとか。こんな本を読んでまねしようなどという人が現れては大変というのが豊崎さんとキャスターの意見でした。 私は最近、水道代何百万なんて平気で言ったり、産む機械なんて発言したり、リハビリ一律に日数で打ち切ったり、ただでさえ鈍感すぎる人が多いと思っていたので読む気にならなかったのですが、この放送を聞いてちょっと読んでみたくなりました。この本がただの迷惑爺の妄言集ではないのか確かめたくなったもので。
April 28, 2007
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国産レモンでレモンマーマレードを作りました。なかなか時間がなくて先延ばしにしていて、いざ冷蔵庫から取り出してみたら、1個にびっしり青カビが… さすがカビ防止剤を使っていないだけあるわ、なんて変な感心をしつつ、残りは無事だったのでよく洗って遣いました。 作り方は楽天ブログのどなたかが書いていらしたように思うので、リンクして楽しようと思ったのですが、ちょっと見たところでは見つからないので、ざっと書きます。 レモン4個 砂糖150グラム1)レモンの汁を絞ります(50グラムと書いてありましたが、私は測らず4個分使いました)2)皮は黄色いところが苦いので薄く剥いで取り、薄切りにし、水にさらします3)たっぷりの水に2をいれ、火にかけ、煮立ったらざるにあけます4)1カップの水に3を入れ、中火で10分煮ます。砂糖を数回に分けて入れ、レモン汁を入れてかきまぜながら、弱火で20~30分煮ます。かきまわすときになべ底が見えるようになったら完成。 酸味がさわやかで甘さ控えめなので、いくらでも食べられてしまいそうです。苦味がないので、マーマレードが嫌いな方にもお勧めできます。
April 27, 2007
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昨日午後開かれた『日本国憲法に関する調査特別委員会』を傍聴してまいりました。前もって議員さんの事務所にFAXで申し込み、議員面会所で傍聴券を受け取ります。2時に始まるのに、券が届くのが2時過ぎです。待っている間、売店を見たら、歴代首相の似顔入りグッズとか、晋ちゃんまんじゅう、太郎ちゃん牛乳カステラなどというものが並んでいました。ちょっと買おうかと思ったのは、参議院と書いた使い捨てライター。タバコは吸いませんが、お墓参りのときお線香に火をつけるのに使おうかと。帰りに寄ろうと思って忘れました。 傍聴券を受け取り、住所氏名年齢職業を書き込み、場所を移動。携帯電話、本、コート、バッグ、帽子は持ち込めないのでロッカーに入れます。エレベーターに乗ったり降りたり、階段を登ったり降りたり、かなり入り組んでいます。ふかふか絨毯の廊下を通るとやっと委員会の開かれている部屋に着きました。もう40分も過ぎていました。昨日は100人も傍聴する人がいて、とても座りきれず、立ち見でした。傍聴人は発言はもちろん、拍手することもできませんが、国民は見ている、ということを知らせる意味があると思います。思わず拍手して注意される人もいました。内容も聞く価値がありました。質疑はこちらでご覧になれます。 参議院インターネット審議中継(今日も予定されています)正確な発言はそちらを見ていただくとして、印象に残ったところを書きますね。 民主党大久保勉議員の質問はそういうわけであまり聞けませんでしたが、与党側の答弁に「憲法は部分改正しかない。国民主権、基本的人権、平和主義」は変えられない、というのがありました。守っていただきたいですね。でも、自民党新憲法案はそうなっていません。民主党小林正夫議員:「多数」とはどのくらいのことか?船田:ブローカーを想定している赤松:具体的に想定していない小林:多数の判断が違うと混乱を招く保岡興治議員:選挙違反はいろいろ事例を体験していますが…私はしてませんが(場内笑)あまり細かく規制して身動きがとれなくなるといけないので公職選挙法ほど規制していない(私が思うに、規制がはっきりしていれば、それ以外のことは安心してできますが、どうにでも解釈できるとかえって萎縮効果をうまないでしょうか?)(余談ですが保岡興治氏は法務大臣時代、秘書が統一協会の合同結婚式に出席していたことを追求されて謝罪したにもかかわらず、最近統一協会系大会に夫人が出席して記念品を贈呈されています)ビラ、ティッシュ、団扇、無料コンサート、反戦映画、作家の作品、CD、DVDは買収にはならないとのことでした。小林:広報が国民に届くのが10日前では不親切ではないか船田:それ以前からテレビ、新聞などで報じている。広報は10日前がぎりぎり。小林:世論動向をどう考えるのか?安倍首相が憲法を改正すると宣言したことにより、中立的 な法案を作るという姿勢でなくなったのではないか?保岡議員の安倍首相の影響を受けずに判断するとの答弁に、場内失笑。共産党仁比聡平議員の質問から見えたのは、憲法論議はより自由でなくてはならないという理由で(運動を禁じられている)特定公務員から警察官、裁判官をはずしているのに、その他の公務員は中立的でなければならないという理由で運動を禁じられていること(勤務時間外に肩書きを言わずにならできるとのこと)。公務員は地位を利用してはいけないのに、大企業などは地位を利用して従業員に投票を勧めることができること、などです。(仁比議員の指摘どおり、500万人もの主権者に制限をかけるのは大きな問題。公務員、義務教育は中立でなくては、というけれど、それなら私立ならいいはずでは?)社民党近藤正道議員:広報の内容や回数を決める広報協議会は公平でなくてはならないのに、国会の中にあるのはおかしい。第3者機関にすべきではないか?船田:第3者とはどういう人たちなのか?近藤:広報協議会のメンバーが議席数に比例するのでは、改憲派が牛耳ることになる。議席数に比例すげきなのは発議までであり、賛成反対双方平等にすべきではないか?船田:あくまでも国会の中にあるのだから議員数に比例すべき。広報には改憲案、賛成、反対それぞれが1:1:1になるように載せるので平等。近藤:改憲案も賛成と同じだから実質2:1ではないか?改憲案のところに書く「その他参考になるべき事項」とは何か?協議会のメンバーを賛成派反対派同数に平等にしないと、実質的に中立的であるべき改憲案の部分も賛成意見になってしまう危険があるということですね。テレビ、新聞の広告も、無料枠は双方に同じに与えられるそうです。視聴率の高いチャンネル、低いチャンネルがあるではないか?という質問も出ました。また、有料広告は禁止すべきではないかとも。私は途中で帰らなくてはいけなかったのですが、国民新党の長谷川憲正さんの質問の途中まで聞くことができました。『仙台で開かれた公聴会の議事録がまだ手元に来ていないが、委員会の前に配られてから議論すべきではないか?急ぐことに意図があるのではないかと思いたくなる。公聴会の公述人が前日に知らせを受けたというが、せっかく意見を言ってもらうのだから、もっと準備期間を置くべき』という意見にはまったく同感です。長谷川:議論が深まって修正するということはあるのか?保岡:ベストな法案を出している。修正するかどうかは参議院で決めるべき。長谷川:何のために議論しているのか。よいものを作りたいからではないのか?「質問・答え」で泡のように消えるのはどうか。質疑ではなくどういう案が作れるのか相談してはどうか?長谷川さんの発言の中には「弱い国民を守るのが憲法理念」ということばがありました。尚、仙台の公聴会では最低投票率を設けるべきという公述人が4人のうち2人、名古屋では3人いたそうです。さらに公聴会を開くという委員長のことばがありました。
April 26, 2007
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共感できるブログはいろいろありますが、今日ご紹介するのは永田町徒然草 『怪しげな教育再生論議』 著者の白川勝彦さんは加藤紘一氏の弟分と自認する元自民党議員で、2001年2月公明党との連立が固定化していくこと、また加藤の乱で党内リベラル派が殲滅されたことで自民党を見切りをつけて離党し、公明党の政権参加を批判する新党・自由と希望を設立し2001年7月の参議院選挙の比例区に出馬するも敗北。 現在いずれの党にも所属せず、自由な立場からこのWebサイトで政治的メッセージを発信している、というかたです。戦うリベラリストでありたいと書いていらっしゃいます。 昨日触れた沖縄知事選の期日前投票ですが、こちらの記事をご覧ください。情報流通促進計画
April 25, 2007
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私の住む区の区長は現職がそのまま続けることになりました。広報の『「狭い」「ゴミゴミした」ではなく、「快適」な”全国一の高密度都市”を目指します』を読んだとき、全国一の高密度都市なんて嫌だと思うと同時に、要するに再開発ばかりするつもり?と思いました。案の定、共産党によれば再開発に莫大な予算をつぎこもうとしているそうです。転出したくなりました。『安心・安全』の決まり文句を言っていますが、それを理由に監視社会にするのは願い下げにしたいです。 一方で、東京の区議会議員選挙では、無投票を含めあわせて8875人が当選自民党 873人民主党 491人公明党 1152人共産党 907人社民党 157人国民新党 3人諸派が 112人無所属 5180人市町村合併や定数削減の影響で定員全体が2000人余り減り、 各党が軒並み当選者を減らすなかで、民主党は、合併した自由党も含めた前回の人数より102人 増やしました。 無所属の中には自民推薦、あるいは、自民、公明、民主(ときに社民も)推薦などという人もいるので、この数字だけではなんともいえませんが、純正?自民議員より、公明、共産の方が多いのですね。自民を名乗るより無所属の方が当選しやすいのでしょうか? 区議会とはだいぶ事情が違うでしょうけれど、国会でも公明の協力がなかったら、とっくに政権が交代していたのではないでしょうか?小選挙区で公明が立候補していたら票が割れていたところがあったでしょうし。沖縄県知事選挙の4ヶ月前までに住民票の大移動があったこと、期日前投票の大幅増なども注目に値するでしょう。もし、いつも選挙が近くなると公明党にお願いしますと言ってくる知り合いがいたら、自民に協力する公明党はもう「平和と福祉」の党ではないことを教えてあげましょう。 こんなニュースもありました。新幹線「栗東新駅」、自民も凍結検討やはり、民意を汲まないなら、政権を変えてしまうぞ、と意思表示をすることは必要ですね。 不愉快なニュースです。<米国産牛肉>米、施設査察受け入れ 月齢条件緩和検討へ 査察するならいいではないか、と思われるかたもいらっしゃるでしょうが、前とやりかたが同じとすると、抜き打ちではなく、事前に通告してから査察ということになるので、あまり意味がありません。ネット上のどこかで松岡農水大臣は、不備だらけの飼育・検査体制のアメリカ牛にお墨付きを与えたご褒美に今の地位が与えられているので、スキャンダル続出でもやめないでいられるのだと目にしましたが…もう牛肉は食べても大丈夫か? 5千円のミネラルウォーターにもあきれましたが、どうして領収書添付が自由な政治活動をはばむのでしょうね。検索して出会ったブログです。いまい@栃木's エコログ
April 24, 2007
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最近日参するブログです。言ノ葉工房鋭いこと、つらい現実を書いている日でも、心のぬくもりを感じさせる、不思議な魅力があります。もうひとつ、灰色のベンチから一見ニヒルな雰囲気ですが、希望を捨てていないから、暗闇の向こうに光が見えるような気分になります。
April 23, 2007
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代々木公園のアースデイに行ってまいりました。数年ぶりに代々木公園に行くと、あちこちで、音楽を演奏している音が聞こえ、草の匂いがして、たくさんの人がくつろいでいました。アースデイの会場には、さまざまなブースが出ていました。エコロジー、動物愛護などのNPO、オーガニックコットンのお店、フェアトレードの店、自然派化粧品、エコバンク関連、カフェ、等々…アムネスティも紛争ダイヤモンドのキャンペーンをしていました。紛争ダイヤモンドアクション 六ヶ所村のブースでは、映画に登場したチューリップの絵葉書と、丹精込めて作っている姿が映っていたお米を買いました。対応してくれたきれいなおねえさんも、あの場面でせつなくて泣いてしまったと言っていました。といっても、私が再処理工場に反対なのは、感傷からではなく、毎日放射能を排出する工場が、地元のみならず、海も、空も大地も汚し続けることになるからです。そして毒性の強いプルトニウムがたくさん作られてしまい、核廃棄物が子々孫々までどんどん増えて残されていくからです。どこが美しいのでしょう? 八ッ場ダムのブースでは、大き目の風呂敷を買いました。ネパール(記憶があいまい)の誘拐被害にあった少女のつくったビーズのネックレスとか、インドの?練り香水とか、ついつい衝動買いしました。エコ貯金のところにも寄り、ぶらぶら歩いていたら以前ネットで読んだことのある「お金のいらない国」のコーナーがあったので本を1冊買い、著者がちょうどいらしたのでサインしていただきました。 カフェは食器を事前に借り、食後に返すシステムになっていました。 動物実験の写真や毛皮を取るため殴り殺されるアザラシの赤ちゃんの写真などが目に残ってしまってちょっと気が重いです。地球生物会議ALIVEほか。それでも、重いテーマがあっても、全体としてはやはりお祭っぽく、いろいろな分野で頑張っている人たちがいるのだなあ、とちょっと気分がよくなって帰ってきました。若い人たちが多かったのも嬉しいです。 さて、週明け、また気を引き締めて、自分勝手な国民投票法案を押し通そうとする与党に反対の声を届けなくてはいけませんね。
April 22, 2007
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昨日のNEWS23で、長崎市長が狙撃されたとき、周囲に数台の不審な車が目撃されており、犯人はその中の1台に向かって逃走しようとした、と伝えていました。単独の恨みという説が覆される証言です。また、テレビ朝日に送りつけられた「抗議文」の宛名と中身の筆跡がどうみてもまったく違います。晴天とら日和 長崎市長が狙撃されたわずか十数分後、官邸は総理談話を発表しています。早すぎて「あまりに不自然」とする記事が政府の提灯持ち産経系の夕刊フジに載ったのには、どういう意味があるのか?と深読み?する人もいます。「策士、策におぼれる」の意味は?阿修羅掲示板 城尾哲弥容疑者と30年の付き合いのある、松尾千秋弁護士は、「新しい歴史教科書」を推進する団体の会員であり、「日本会議」の 長崎支部副会長です。シバレイのblog日本会議についてはこちらが詳しいです。とむ丸の夢
April 21, 2007
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今週末の予定はもう立てました?東京周辺にお住まいのかた、こんな催しを覗いてみてはいかがでしょう?会場は代々木公園その他です。アースデイ東京2007 公式サイト マイ箸だけでなく、マイディッシュウェアなどというものまであるのですね。以前スターバックスでは店舗により自分のカップを持っていくと割引になる制度がありましたが、今もこういうシステムあるのかしら?飲み終わった後洗うのはどうするのだろう、とつい利用することなく今に至ってしまいました。アースデイの内容については「イベント」のところをクリックしてください。 どれにも興味がありますが、今回私が一番注目するのは、「エコ金融」です。銀行にお金を預けるメリットってあまりありませんが、家に置いて泥棒に盗られるといけないからと、普通銀行や郵便局に預けますよね。そのお金がどういう企業に融資されるのか、何に使われるのか?外資系銀行も一時ブームになっていましたが、ブッシュに政治献金しているなんて聞くと考えてしまいます。公害を出して平気でいる企業にも貸して欲しくないですね。 ドイツにはエコバンクというものがあるとだいぶ前に聞いたことがありましたが、日本でもこういう運動があるのですね。エコ貯金ナビもうひとつのイベントです。うるとびーずさんのところからコピー&ペースト第4回定例総会記念講演・討論会―軍隊を捨てた国コスタリカに学び平和をつくる会―■ と き: 2007年4月22日(日)午後2:30~4:45■ ところ: 文京区男女平等センター・研修室A東京都文京区本郷4-8-3電話03-3814-6159 【交通】営団丸ノ内線「本郷三丁目」駅徒歩6分都営大江戸線「本郷三丁目」駅徒歩5分■ 参加費: 500円*非会員の方の参加を歓迎致します。ただし、入場は午後2:15分以降です。 *会員の方へ;第4回総会は講演の前、午後1:30~2:15です。●主 催:軍隊を捨てた国コスタリカに学び平和をつくる会(略称:コスタリカに学ぶ会)題目:ラテンアメリカの今日講師:伊高浩昭(いだかひろあき)さん(ジャーナリスト)ラテンアメリカが熱い! 去る12月3日にはベネズエラで、チャベス大統領が三選されました。チャベス以降、南米では軸が急速に左にウイングし、アメリカ合衆国の支配から自立する地域統合の動きが強まっています。ボリビア、エクアドルなどで、ベネズエラに呼応する潮流が形成され、ラテンアメリカ全体が、脱アメリカ、地域統合への道を歩み出しています。わがコスタリカの周辺の、目の離せない状況を、ラテンアメリカ事情に関してはピカ一の伊高さんに解いていただきましょう! 終了後には参加者との質疑応答をおこないます。ふるってご参加下さい。講師経歴:ジャーナリスト。元共同通信記者。1943年東京生まれ。67年から、ラテンアメリカを中心にイベリア半島、沖縄、南部アフリカなど、世界65カ国・地域を取材。立教大学ラ米研究所講師。著書に「Cuba砂糖キビのカーテン」(リブロポート)、「イベリアの道」(マルジュ社)、「ボスニアからスペインへ」(論創社)など多数。訳書に「ベネズエラ革命―ウーゴ・チャベス大統領の戦い」「チャベス」(作品社)など。<関連サイト>★★杉浦ひとみの瞳
April 20, 2007
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誰でも題名と作者名は知っている小林多喜二の「蟹工船」ですが、読んだことがありませんでした。レアリズムはあまり趣味ではなかったもので… KUMAさんのところでマンガがあると少し前に知り、読んでみました。30分で読める… 大学生のための マンガ 「蟹工船」 原作小林多喜二 作画 藤生ゴオ企画・白樺文学館多喜二ライブラリー 発売・東銀座出版社 定価600円井上ひさしさんの「本書を推薦します」という帯がかかっています。 文学史でこういう作品があると習ったときは、劣悪な労働条件を告発した作品だと思っていたのですが、読んでみると(マンガですが)、もっと奥が深いのですね。なにしろ原作を読んでいないので、どの程度忠実かわかりませんが、これだけを読んでもよくまとまっています。原作と違うのは、多喜二の死から始まるところと、母のことばで結ばれているところだと思います。この母については、三浦綾子さんの「母」を読もうと思って買ってあるのですが、いわゆる「つん読」になっていて申し訳ないことです。 この作品は、単に昔は労働条件がひどかったとかいう話ではなく、領土や領海を拡張しようとする帝国主義という時代背景、むき出しの資本主義の本質を描いています。実際にあった事件や調査をもとに「集団を書くことを主眼とした」そうです。 蟹工船の場合は工場とも航船とも違うので、どちらの法を適用されることもなく、働く人たちの命は船に付属する川崎船より軽く扱われ虐待されたのでした。時化でも川崎船を出させられ、戻ってこなかったものもいました。監督は成績ばかりを気にして他の船から沈没しそうだとSOSを受けても無視して救助もせず、危険な領海侵犯までします。船員と漁夫は最初互いに競わされていましたが、手を組んで立ち上がったとき、力を持つようになります。そこに護衛の軍艦がやってきて、皆一瞬喜びますが、漁夫や船員に味方するためでなく、ストを指導した人たちを拘束するためでした。 権力をかさにきた監督も、あっけなくクビになります。権力におもねたり、自分が権力を持っているような錯覚をしても、結局はその程度の存在なのですね。 だいぶとっつきやすくなったところで、ぜひ原作を読んでみたいと思います。いつになるかわかりませんが… 小林多喜二はご存知のように警察の拷問により殺されましたが、警察は死因は心臓マヒだとしました。つまり、その時代でも、警察が拷問することは許されなかったし、国民には知られたくなかったのです。戦前だって今とすごく違う時代というほど違っていなかったのではないでしょうか。長崎市長だって、この時期にそんなつまらない動機で殺されるなんてとても信じきれません。
April 18, 2007
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このブログは政治ブログではないつもりだったので、のんびりした話題にしたいところなのですが… またしても気になる法律です。それは、生協法改定案。 生協は営利目的でない組合員の自主的な組織です。地産地消により海外から輸入するより石油の消費を抑えると同時に食糧自給率を高めよう、消費の仕方で社会を変えていこう、という方針で、営利を追求せず、生産者と組合員、組合員どうし連帯しようとする組織が、アメリカや与党や大企業など新自由主義の人たちには目の上のたんこぶだということは、容易に察しがつきます。 詳しくは日刊ベリタのこちらの記事をお読みください。生協法改定案の危険な中身(上) 強まる生協への国家介入 この法案には、現行にはない、「行政庁は、(中略)特に重要なものに違反したとき、または公益を害する行為をしたときは、当該組合の業務の全部若しくは一部の停止若しくは役員の解任を命じ(略)」が加わっています。 この『公益を害する』は自民党憲法案の『公益及び公の秩序』の先取りではないでしょうか?なにかあら捜しをして解散させる、あるいはそれを恐れて自由な活動がしにくいようにするのではないでしょうか?「公共の福祉」と「公益及び公の秩序」は一見そんなに変らないように見えるかもしれませんが、実は大違いなのです。お玉さんのブログ4月14日、15日の記事をぜひぜひお読みください。 合わせて以前の記事「共済が狙われている」もご覧になってください。 ところで、17日は改憲手続法に反対する国会前集会があります。18時30分より衆議院第2議員会館前です。
April 16, 2007
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マスコミが機能しない理由。昨日に引き続き、ヤメ記者弁護士さんのブログです。情報流通促進計画 こんなブログも発見しました。タミフルのところ、笑えます。お笑いみのもんた劇場:タミフル『世界売り上げの8割が日本」の裏事情
April 15, 2007
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改築後はじめて日本橋丸善に行きました。長いこと慣れ親しんだ建物が消え、馴染めない建物になっていると寂しいと思っていたのですが、外見は少し前のと似ています。中は垢抜けた感じになりましたが、居心地悪いほど気取った感じではなく、また銀座日本橋方面に出かけたときに立ち寄る楽しみが復活しました。 地下の文具売り場の万年筆売り場などは前からの『丸善』という雰囲気がほとんどそのまま残っています。200円代から10万円代(もっと上もあるかもしれません)のさまざまな万年筆があり、初めて見るような種類のインクが並んでいて、ろくに使わないくせに買いたくなってしまいます。花の名のついたインクや偉人の名のインク。便箋もきれいなのがたくさんあって、目移りしながらもまた買ってしまいました。もうずっと前に叔母に、まだきれいな便箋使ってる?と聞かれたことがあるのですが… 買うのは、なにか品物を送る時に添える一筆箋が多いです。 洋書売り場にはちょっと懐かしい絵本や、猫好きにはぜったい立ち寄って見ていただきたいかわいくない猫の写真などがありました。Bad Catなどというタイトルです。猫好きは、かわいらしい猫はもちろん好きですが、悪党づらや無愛想なのも好きなんですよね。誰にもかわいがられず厳しい生活をしている野良猫は顔つきを見ればわかります。不良少年と目つきが似ているから。 前から一度はいってみようと思っていた、高島屋横の喫茶店にはいってみました。ちょっとお値段高めですが、おいしいコーヒーでした。牛乳や生クリームにもこだわっているようです。植物性コーヒークリームではないところがよいです。トランス脂肪酸や添加物が気になるだけでなく、香料がコーヒーの香りの邪魔をしますから。 さて、私は広告料貰っていませんが、広告のお話。カラクリを知っていると、マスコミに騙されにくくなれるかもしれません。大手広告代理店がメディアの財布を握ってしまうことにより、マスコミが権力を見張る役目を果たしきれなくなっています。与党国民投票法案の問題点についても、衆議院で可決されるまでマスコミにほとんど取り上げられなかったのも、このカラクリが一役買っているのかもしれません。情報流通促進計画同上・クロスオーナーシップの問題点 タウンミーティングは主に電通が異様に高い金額で請け負っています。小泉時代、高すぎる随意契約を指摘され、入札制でだいぶ税金の節約になりました。ところが、その後、入札金額の倍もの請求を出して言い値で支払われた例もあります。東京オリンピック誘致にもかかわってきそうです。このような癒着が世論の捏造に関わっています。
April 14, 2007
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天木直人さんのブログは、毎日天木さんが力を入れて書いていらっしゃることがわかります。実に不公平な国民投票法案が委員会で強行採決され、今日にも衆議院を通過してしまいそうです。それについて天木さんは「国民投票法案の強行採決を前にして」という記事を昨日12日に書いていらして、国民はそこまで愚かでもお人好しでもないだろうと書かれていますが、私はかなり不安です。 都知事選でも、お人好しではない私はこれ以上暴言(失言ではなく、そういう心根だから口に出る)を吐き、君が代を歌う口に大きさを測らせるような(直接そう命令したわけでないとしても)時代錯誤で憲法違反の人に既得権を持たせ続けようなんて思わなかったけれど、あと4年も続けさせようなんていうお人好しがたくさんいました。あるいは、内容を見ずになんとなく頼もしそう、と支持してしまう人が多かったのだと思います。オリンピック誘致だって、本当に誘致できると思っているのかどうか知りませんが、誘致活動だけでも利権につながるし、結局業者と癒着して工事や事業をするという既成の与党政治じゃないですか?石原氏の『安心・安全』は警察や軍隊を使った『安心・安全』であり、それはテロとの戦いを口実に民主主義が制限されて監視社会になる、という脅威を作り出します。 というわけで、改憲派が広告会社を使ってプロパガンダを見える形、見えない形で大々的に始める前に身近なところからでも、ひとりが10人、100人に改憲とはどういうことなのか伝えなくてはいけないと思います。 村野瀬玲奈さんの記事もお読みになってみてください。村野瀬玲奈の秘書課広報室 お玉さんのブログで知りました。海上自衛隊のこんな広告していること。「海上自衛隊のCM、やばい」こんなノリで入隊する人もいないだろうけど。とりあえず入れて鍛えなおそうというのでしょうか?
April 13, 2007
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改憲派有利にしようとしているのが見え見えの国民投票法案ですが、投票のしかたも無効票が増えそうな…反対票を1票でも減らそうとしているようでせこいですね。平和への結集第2ブログ 憲法学者ら114人が慎重審議求める声明毎日新聞
April 11, 2007
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