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サクリファイスといっても、タルコフスキーではなく、チェルノブイリで消火活動に当たった人たち(兵士?)のその後のドキュメンタリーです。1986年の原発事故から5年後、消火活動に携わった6人の男性とその家族が語ります。男性たちはみな体調を悪くしていて、あまりあちこと具合が悪いので数え切れない、と言います。 被害が世界に広がるのを防ぐために働いた人たちは表彰され、そのときは励みになったけれども、その後急速に忘れられた、と言います。作業に当たるときも、防護服といえば、自分達が鉛の薄い板で手づくりしたベスト状のもの、タオルを頭に巻き、ガーゼのマスクという、気休め程度のものでした。その上、放射能量を記録するとき、実際の数字の何分の一という数字を書き込まれたのだそうです。ロボットは内部が壊れてしまうから使えないということで人間が送り込まれました。犬のように走っていって兎のように戻って来いと言われたそうです。ひとりは片手と片足が思うように動かなくなったが家族を養うためバスの運転手をしていた、そしてある日倒れて家に運ばれた、と語り、ひとりは自分達は今ではゴミなのだ、と言いました。 1999年、最初に登場したうちのひとりが語ります。仲間が何人もなくなったこと。せめて自然を見にドライブしたいが車も買えない。何度も繰り返すのは「悪夢」という言葉です。 2001年。語るのは1999年に語っていた人の妻。夫は身体が崩壊していってなくなった、結婚して3年目にチェルノブイリ事故が起きた、誰でも一緒にいる人が安心感を感じる人だった、とても理解してくれる人だったのに、と語ります。上官は部下を任務からはずして自分が自ら飛行機を操縦して真上を飛び、直後に亡くなったそうです。娘さんは腎臓に障害があるそうです。フランス語版がネット上でご覧になれます。ことばがわからなくても、作業の様子などはわかります。 「ポイズン・ダスト」は劣化ウランの被害についてのドキュメンタリーです。廃棄物である劣化ウランを使うと安上がりに貫通力のあるミサイルにできるため、湾岸戦争、イラク戦争でも使われています。イラクでの使用量は湾岸戦争よりずっと増えています。「敵」だけでなく、一般市民も、攻撃する側の兵士も、建物を破壊したときなどのチリと一緒に吸い込んでしまいます。 湾岸戦争で米軍の死者は百数十名ですが、兵士だった人でその後亡くなったのが1万人以上、傷病者は22万人(全体の約3分の1)以上です。映画では、イラクからの帰還兵を父に持つ生まれつき右手が欠損した幼児が映りました。両親はネットでいろいろ検索し、劣化ウランの影響についての書籍をたくさん発見し、イラクにも全く同じ状態の子どもが生まれていることを知ります。父親が尿検査したところ、劣化ウランが検出されました。でも、軍や政府はなかなか因果関係を認めようとしません。英語版ですがYoutubeにありました。1, 2, 3, 4 検索したところ、こちらで日本語版ビデオをお買い求めになれるようです。劣化ウラン被害告発ビデオ/DVD購入予約のお願い
November 14, 2007
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哲0701さんの日記からの転載です。このような法案が審議されること自体、この国は異常ではないか。そもそもこの法案は憲法違反ではないか?-----------------------------------------------------------働く者にとって、その首根っこを確実に押さえられてしまう法律…「労働契約法」の審議がまた、はじまったとのことです。この法律は、簡単にいえば、会社が勝手につくれる「就業規則」をもって、労働契約とみなされるということです。ということは、会社がその「就業規則」さえ変えれば、どうにでも好き勝手ができる、ということを意味します。こんな法律が通れば、奴隷労働の時代にほとんど逆戻り。ただでさえ競争社会のなかで過重な労働による過労死や身体的・精神的病苦で苦しめられているのに、更に弱肉強食がすすみ、非正規労働者の多い女性のみならず、若者や高齢者等の弱い立場の者は、こうした過酷な労働についてゆけなければ、いよいよ生存権まで脅かされるという事態になります。特に長崎県は貧乏県であり、中小零細企業の労働者の待遇のひどさは目に余るものがあります。そうしたなか、この「労働契約法」をみすみすとおしてしまってよいものでしょうか。しかし、これは長崎県だけの問題ではなく、多くの地域にも言えることだと思います。ぜひ、以下のサイバーデモに参加し、この悪法成立をくいとめていきましょう!*****************************サイバーデモ 呼びかけ本日は、労働契約法の採択はなかったようです。先に呼びかけました書面を書き直し各政党に送りました。みなさまも、各政党に、一言書き加えて下記に送ってください。土日が勝負!いっせいにメールを流してください。将来に禍根を残さないために。民主党 http://www.dpj.or.jp/header/form/index.html自民党 http://meyasu.jimin.or.jp/cgi-bin/jimin/meyasu-entry.cgi公明党 https://www.komei.or.jp/contact/index.html社民党 http://www5.sdp.or.jp/central/inq/inq.html共産党 http://www.jcp.or.jp/service/mail.html**********************************緊急声明労働契約法を廃案へ! 労働基準法・労働組合法の強化を!私たちは、働く女性をつなぐ全国組織「働く女性の全国センター(ACW2)」の声明に賛同し、下記のように、労働契約法の廃案を強く要求します。さて今国会で、政府が長期にわたって考案してきた「労働契約法」の審議が始まりました。この法案は、企業が一方的に定めることを慣行としてきた就業規則を「労働契約」と位置付け、法的な規範を与えるものです。審議の中で、労働者委員が強く問題視した「解雇の金銭解決」や「労使委員会の活用」は見送られましたが、「就業規則による労働条件の不利益変更がいつでも可能」という制度は導入されます。ホワイトカラーイグゼンプションのようにマスコミが大きく取り上げ、世論の批判を浴びた法案については、政治的判断で取り下げられましたが、「労働契約法」についてはほとんど情報が行渡っていません。就業規則は労基法89条により、就業時間、賃金、退職事項、服務規程、出向、配転、懲戒など広範な労働者の権利義務全般について規定するものです。しかし、就業規則は、「労働組合または労働者の過半数を代表する者の意見を聞く」必要はありますが、意見がどうであれ、企業側が一方的に作成したものを労基署に届け出るだけで事足りるのです。政府案は、第9条で労働条件の不利益変更を禁止しつつも、第10条の但し書きでa:労働者の受ける不利益の程度、b:労働条件の変更の必要性、c:変更後の就業規則の内容の相当性、d:労働組合等との交渉の状況、e:その他の就業規則の変更に係る事情に照らして「合理的」であれば変更できるとしています。民主党の対案においても、第5条では「合理的な労働条件の定めがあり、労働者に明示すれば使用者との合意を推定する」、第23条では、「使用者の権利の必要性と、労働契約の内容が合理的であれば変更可能」と謳っています。労働者の意見が率直に伝えられると期待することはできません。政府や野党が示す「合理的」とは、使用者にとっての解釈であって、労働者の意志や労働実態とは無縁のものになりかねません。ACW2が就業規則に付いてネットでアンケートを取った結果、就業規則を見たことがない人が30%以上、全く見ることができない人が25.2%でした。労働組合が男性主導であることと非正規労働者の増大により、女性が政策決定の場(団体交渉など)から排除されている現状から、就業規則に労働者の意見が反映されることは皆無に等しいといっても過言ではありません。「労働契約法」が成立すれば、一方的な不利益変更が日常茶飯事になることは容易に想像できます。事実、ACW2が行っている全国一斉のホットラインでも、不利益変更は正規・非正規を問わず使用者側の当然の権利として行使されている実態があります。法制化は、労働者の現状を改善することはなく、一層悪化させる可能性が高いのです。労働者が望んでいるのは、現行の労働基準法・労働組合法の強化であり、大きな問題を抱えた労働契約法案が、今国会で廃案になることを強く要望します。記1) 就業規則の不利益変更の実態を知ってください。労働相談ホットラインでは女性や若者、非正社員の労働条件が就業規則によって不利益変更された事例が多く寄せられています。「産前産後の賃金保障が減額され、交通費のカットを提案された。異議を唱えたところ、退職勧奨と正社員からパートになれと雇用形態の変更まで迫られた」「多数労組が、妊娠した女性の意見も聞かず育児休業休暇の除外協定を会社と結んでしまった」以上のような労働基準法すら守られていない現状で就業規則変更によって不利益な労働条件が押し付けられている実態が数多くあります。すでに労働時間の規制緩和の中で労使対等決定原則の規制が緩和され(全員同意が必要ではなく不利益変更が可能)女性や非正規雇用の少数意見は黙殺されています。 2) 労働基準法、労働組合法の強化を提案する。今、多くの非正社員が職場で孤立しています。安心してユニオンに加入し、意見を言うためには、労働組合法の強化が求められます。最近、若者たちが、自らの生存権をかけて「生きさせろ」とフリーターや日雇い派遣のユニオンを立ち上げ、果敢に企業の競争原理優先主義に歯止めをかけようとしています。労働契約法は様々なコミュニティ・ユニオンの正当な活動を封じ込め、組合民主主義の機能を停止させかねません。また、労働基準法すら守られていない現状を考えれば、労働契約法は「会社やりたい放題法案」とも言えるものです。このような労働契約法に反対し、まず労働基準法、労働組合法の遵守を義務付け、法律の更なる強化が必要であると思います。3)私の一言**************************労働契約法NO! 労働基準法・労働組合法の強化を!秋の国会キャンペーン実行委員会 賛同人 現在10月31日 賛同人 19団体 81名働く女性の全国センター 北海道ウィメンズユニオン 札幌地域労働組合 ウィメンズサポート“結” 労働組合 おおだてユニオン 女性ユニオンぷらす女性ユニオン東京 ふぇみん婦人民主クラブ 女性ユニオン名古屋 女のユニオンにいがた 女のスペースながおか アジア女性資料センター 女性会議神奈川県本部 遠州労働者連帯ユニオン おんな労働組合関西 連帯ユニオン近畿地方本部 ワ-キングウィメンズとやま ワーキングウィメンズヴォイス食のいろは個人 アイウエオ順合場敬子 赤石千衣子 安部宝根 石橋弘子 石原豊子 伊藤みどり 遠藤智子 遠藤礼子 太田公典 太田久美子 大竹斎子 大竹香奈子 奥山たえこ 尾澤邦子 荻野茂子 海妻径子 川渕千晶 岸伸子 北浦教子 加藤由美子 金森順子 木越陽子菊池弘子 菊池夏野 黒澤清美 近藤恵子 小山洋子 伍賀偕子国沢静子 越堂静子 斉藤智恵子 佐藤斎華 佐崎和子 佐々木有美角田三佳 小磯妙子 鈴木一 周藤由美子 嶋川まき子 高木真紀子田中かず子 但馬けい子 谷恵子 時永裕子 高木澄子 中野布佐子 中野謙司 丹羽雅代 丹生秀子 橋野高明 晴山一穂 坂喜代子東山翠 東山薫 広木道子 平川和子 平川景子 藤澤眞砂子藤井豊味 本間節子 松原明 松元千枝 宮諒子 村井恵子 望月すみ江 矢谷康子 屋嘉比ふみ子 山野和子 山崎菊乃 湯浅誠 渡辺浩 その他 匿名N・K/ Y・M/ N・A/ T・T/ A・O/I・Y / T・M /I・K/T・K/M・K/N・H/ Y・K働く女性の全国センター(ACW2)事務局 伊藤みどり 連絡先 151-0053 東京都渋谷区代々木1-19-7横山ビル 専用電話 03-5304-7383 fax03-5304-7379 メール acw2ml@yahoo.co.jp URL http://acw2.org/以上
November 12, 2007
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四半世紀も同居している家族の一員のようなセントポーリアがあります。写真はわき芽か葉を挿して増えた姉妹のような株です。根腐れして根を切って新しく出させたりはしましたが、ずっと続いています。折れた葉を土に挿しておくだけで繁殖するくらい丈夫です。注意することは、乾燥ぎみが合っているので、水をやりすぎないようにすることと、葉に水がついたままにしておくと茶色くなって汚くなるので水遣りのとき葉にかけないようにすること、直射日光に当て過ぎない、くらいでしょうか。放任主義?の私と相性がよいのです。一時ブームの頃、八重咲きや花びらの縁がフリルのものなども集めましたが、私のところでは最初に買った一番シンプルなものが生き残り、あとはいつの間にかいなくなってしまいました。考えてみれば、身辺に変化があり、転居も何度かし、猫も代替わりする間も、ずっと一緒にきた伴侶のようなものです。 もう一種、やはり同じ頃に銀行でもらった「幸福の木」のきれはしを鉢植えにしたら伸びてきたものもずっと一緒に暮らしてきました。ドラセナの一種だと思います。こちらも繁殖力がすごいです。 両方ともパテントがどうの、とあまりうるさくなかった頃のものですが、最近は鉢植えに増やさないようになどと注意書きのあるものも見かけます。 ところで、替え歌にも許諾が必要だなんてごぞんじでした?許諾なき替え歌の投稿は著作権、著作者人格権、翻案権の侵害になるそうです。 カナダで日本語 替え歌、戯れ歌なども庶民の文化(というよりカウンターカルチャーというのでしょうか?)だと思うのですが、息苦しい世の中ですね。 曽野綾子さんのザレ歌のようないただけない戯れ歌もありますが。 今日のおすすめは原田武夫国際戦略情報研究所ブログです。
November 11, 2007
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目黒雅叙園の『華道家 假屋崎省吾の世界』を見てきました。1935年に建てられた木造建築が会場です。斜面に建っているので、百段階段と呼ばれる階段廊下に沿って6つの部屋があり、そこに作品が展示してあります。 ひとつひとつの部屋は壁や天井が著名な画家の絵で飾られ、木の窓枠も桟の四隅に模様が掘ってあったり、とても凝っています。鏑木清方の美人画の部屋(天井は朝顔)、野菜・果物・魚などと花のモチーフがテーマになっている部屋、四季の風景の描かれた部屋、浮き彫りの部屋などに、掛け軸や婚礼衣装が飾られ、マッチした華材の假屋崎さんの作品が飾られています。浮き彫りに囲まれた「漁樵の間」などは、お大尽のテーマパークといったところでしょうか。この部屋で寝るのはちょっと恐いねなどという声が聞こえました。彫刻の人が動いてきそうで… 公式サイトを見たら、「昭和の竜宮城」とありました。 派手な内装の部屋なので花もインパクトがあるものでないと負けてしまうでしょう。めったに見ないような大輪の菊や大王松、桑の枝やタビビトノキを彩色したもの、あけび、からすうりなどが使われていました。私は花を切って飾るということは残酷な面もあるような気がするのですが、実のついた柿の枝を切ってきたり、本物の蝶が止めてあったりしてあることと、テレビで見る假屋崎さんの優しげな雰囲気を思うと、人をもてなすために家畜を犠牲にするみたいなことに通じるものがあるような気がしました。考えすぎかもしれませんが。 「華のチカラ」がテーマというだけあって、ピンクや黄色、赤など華やかな色が多く使われていました。ピンクと黄色、という配色は私は好きではないのですが、照明の当て方で黄色が美しく浮き上がって、プラスの気をもらえる様に感じました。逆光を生かした作品もありました。 たくさんの菊が窓際に置かれた部屋には天守閣物語のお姫様と侍女たちが現れそうでした。目黒雅叙園公式サイト 『華道家 假屋崎省吾の世界』
November 9, 2007
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国産レモンの旬が来ました。輸入物は1年中ありますが、カビ防止剤などが気になるので、国産のものが出回る季節を待っていました。去年マーマレードを作ったらとても爽やかでおいしかったので、今年も作りたくて。 去年はレモン4個を使ったのですが、今年は欲ばって倍にしました。夜何の気なしに作業を始めたのですが、皮の苦い黄色いところを剥くのに手間取って完成したのは夜中でした。ちょっと水にさらす時間が短かったのか、去年より少し苦味が出てしまいました。でも、普通のマーマレード程度の苦味なのでよしとしましょう。黄色い部分は甘く煮て湯煎で溶かしたチョコレートをからめました。ちょっとかたいですが、なかなか美味です。子供の頃はオレンジピールのようなものは嫌いでしたが、多少嗜好が変わるものですね。つくり方1.レモン4個の汁をしぼり、皮は黄色いところをとって幅2ミリくらいに細切りにして水にさらす。2.たっぷりの水にレモンの皮を入れ、沸騰したら湯を捨てる。3. 水カップ1に2を入れ、中火で10分煮る。4.砂糖150グラムを数回に分けて入れ、果汁を加えてかきまぜながら20分から30分弱火で煮る。5.かきまぜた時になべ底が見えるようになったらできあがり。 私は砂糖も精白していないものを使っています。
November 7, 2007
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安倍さんの辞任、鳩山邦夫法務大臣のとんでも発言、小沢さんの辞任宣言、と続くと何かヘンな気がします。安倍さんは明らかに実力不足だったと思いますが、老練なはずの小沢さんまで? 鳩山邦夫氏の「日本にアルカイダがはいっている」発言ですが、「だから給油が必要」といいたいのだろうという人もいますが、スペインでは列車テロが起きてイラクに派兵などしたからテロに狙われたのだと主張する社会労働党が選挙に勝ってスペイン軍はイラクから撤退しましたね。イラクでも使うオイルを給油するほうがテロリストには狙われるのではないでしょうか。 「田中角栄の秘書時代にペンタゴンに毎日のように接待されていた」と問われもしないのに、この小沢辞任騒動の直前に問われもしないのに言い出したのが気になります。ロッキード事件ではほかにもお金をもらっていた政治家がいたのに追及されなかったのに対し、田中角栄氏が追及されたのは日中国交正常化をしたからだという説を見たことがあります。今渦中の防衛省GM事件、政治家まで検察の手がのびるのか、それともとかげのしっぽ切りで終わるのか?と注目されていますが、検察の現場の人たちが頑張っても、上から抑えられてしまうことがあるというのが、公然の秘密のようになっていますね。 大連立騒動の背後には読売新聞の渡辺恒雄氏ほか数名がいると噂されています。私は読売を購読していないのですが、田中康夫さんがゆうべのTBSラジオ「アクセス」で、読売新聞は、大連立は小沢さんが持ちかけたと大見出しで書いていたくせにその翌日か翌々日の社説には「自民党から持ちかけたとされている大連立」などと書いていたそうです。読売に限らず自民党の流す情報を検証もせずにたれながす新聞とはジャーナリズムの名に値しません。ちなみに、大連立は自民党から申し出たと伊吹さんは明言しています。京都新聞 読売新聞といえばこんなことを思い出しました。天木直人メディアを創る 民主主義のためには政権交代が必要ですし、なんだかんだいっても民主党にはここで踏ん張っていただきたいものです。
November 6, 2007
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宝塚歌劇団・轟悠さん(今東京の日本青年館で公演中)の演じるキーンを見て、サルトルの原作との違いに興味が湧いてサルトルの原作(翻訳ですが)を読んでみました。日生劇場での公演の『キーン』は通常の宝塚の枠を超えているように思いましたので、どの程度変えてあるのか比べてみたかったのです。読んでみますと、台詞なども含めかなり原作に忠実でした。ただ、原作では、皇太子を侮辱したキーンは、皇太子が父に嘆願して禁固刑の替わりに1年間国外追放になり、ファンで女優志願の裕福なチーズ商人の娘と一緒にアメリカに向かうのですが、宝塚版では、皇太子が舞台上で謝罪すれば許すと言い、キーンが舞台上であれこれ台詞を言ううちに、舞台こそが自分を創っているのだと気付く、と、轟さんの舞台に対する決意と重なるように書き換えられています。 この作品は、最初アレクサンドル・デュマがキーンをモデルにした戯曲(「キーンもしくは天才と狂気」1836年パリ・ヴェリエテ座初演)を書き、のちに、サルトルがお気に入りの俳優ブラッスールのために、登場人物が多く現代人から見るとごたごたしていたアレクサンドル・デュマ作品をキーンひとりにスポットライトをあてて現代化したものだそうです。翻訳者はキーン俳優さえ見つかれば日本でも上演が可能ではないか、とあとがきに書いています。そのキーンを演じた轟さん、実に鬼気迫る演技でした。近日中に行くコンサートも楽しみです。「天才と狂気 ―キーン―」サルトル著鈴木力衛訳人文書院 エドモンド・キーンは実在の人物で、シェークスピア俳優として人気を博した人です。あとがきに寄ると、1787年ロンドン生まれ。父アーロンは芝居の道具方。母は旅回りの役者母方の祖父ヘンリィ・ケァリィはイギリス国歌の作曲家。4歳でオペラ・ハウスのキューピッド役で初舞台。10歳でキャビンボーイとして船に乗り込んだが長続きせず、パントマイムをやっていた叔父の手引きで演劇の世界にはいり、宮廷に出入りするようになり、貴族のパトロンがつきました。イートンカレッジに入学。1807年主演女優チェンバーズ嬢と結婚。その数年後スランプに陥り発狂の危機に追い込まれるも、1814年チェンバーズ劇場破産の危機にシャイロック役で観客を熱狂させ、その後次々卓越した演技を見せました。 妖精のような甘い声(どんな声でしょうね?!)で観客のみならず共演者をもうっとりさせたそうです。十数年してマンネリズムに陥り、生活がすさみ、妻と離別、言動は狂気じみ、1833年オセロー上演中にイヤゴウに扮した息子の腕の中に倒れて約50日後に息を引き取ったということです。
November 4, 2007
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「『国民のための』法案が通らなくなる」などと首相や自民議員が言うのを聞くと腹が立ちます。「国民のため」ではなく、自分達のためでしょう?よい法案なら野党だって反対しません。自分達のどこが悪くて参院選で負けたのか、おわかりになっていないようですね。今日も白川さんに共感。“お化けのような話”をした総理大臣 その他の興味深い記事 南京大虐殺被害者の象徴とされる夏淑琴さんを『偽物』とした本の著者に賠償命令が出ました。3K新聞のK森氏(とむ丸の夢参照)と同じ程度の英語力のかたのようです。阿修羅 最近初めて訪問したブログですが、見やすい図入りでお勧めです。特に10月30日の記事がおもしろいです。護憲+グループ・ごまめのブログ
November 3, 2007
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鳩山氏はバリ島のテロについて直接聞いたわけではなく、あとから聞いたと釈明したとのことで、一応書いておこう思ったのですが、その暇もないうちに次の爆弾発言が出ました。 田中角栄氏の秘書時代、毎日のようにペンタゴンの接待を受けていたと、法務委員会の席上で突然語り出したのだそうです。だから情報収集に予算をかけるようにと主張したかったようですが、ペンタゴンだってなんの見返りもなく接待するはずがありません。自らスパイだったと告白しているようなものではないか、と批判が出ています。ZAKZAK 民主党が出した年金流用禁止法案が参議院で可決されました。衆議院では否決されそうですが。ヤフーニュース参考に年金流用禁止法案が参議院に提出された影響を考える タカ派の安倍さんから変わって一見ソフトなムードの福田内閣ですが、基本的には路線が変わっていません。憲法審議会を開催 福田政権発足後、初めて (10月31日19時23分配信 毎日新聞) 議論するならいいではないかと思いそうですが、公平ではない改憲手続法、結果ありきの審議会は民主的ではありません。関連記事阿修羅掲示板 テロ特措法などに関して、テレビでは「ねじれ国会から歩み寄れるのか」、などとアナウンサーが言っていますが、歩み寄るのがよいとはかぎりませんね。福田さんと小沢さん、こそこそ会談するのでなく、討論してほしかったです。給油量を20万トンが実は80万トンだったことがわかってからも隠していたなど、シビリアンコントロールが問われているというのに、民主党から恒久法を持ち出すなんて、幻滅です。マスコミが自民民主の二大政党などと煽って他の党の存在を消そうとするのは、国民に選択肢を持たせなくしようとする企みではないかと疑ってしまいます。 さて、アメリカ先住民(オノンダーガ族)のオレン・ライオンズさんのことばです(1990年) 私たちの生き方では、政治の決め事は、いつも7世代先の人々のことを念頭に置きながら行われる。これからやってくる人々、まだ生まれていない世代の人々が、私たち達よりも悪い世界で暮らしたりすることのないように、できればもっと良い世界に生まれてこられるように心を配るのが、私たちの仕事なのだ。私たちが母なる大地の上を歩くときに、いつも慎重に一歩一歩進むのは、これから生まれてくる世代の人々が、地面の下から私達のことを見上げているからだ。私たちはそのことを、片時たりと忘れない」ジョセフ・ブルチャック編 「それでもあなたの道を行け―インディアンが語るナチュラル・ウィズダム」 発行:めるくまーる より
November 2, 2007
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鳩山法相は本当は辞めたいのではないかしら?と思ってしまいました。ベルトコンベアー発言に続き、「友人の友人がアルカイダ」とは、さすが顔が広い、偏見がないのですね、と言うわけにいきません。バリ島に行かないよう警告されたのに黙っていた、それで多くのかたが犠牲になりました。一般人ならちょっと話を聞かせてください、と公安に呼ばれるそうです。(9・11も行かないよう事前に警告されたという証言をみかけたことがありますが、テロリストの知り合いがいるかたって意外といるのでしょうか?) 鳩山氏は、以前フィリピンの自然保護地区で蝶を追いかけていて、案内人が高圧線に触れて両足切断しなければならなくなり、その数ヵ月後なくなったというのに、じゅうぶんに誠意のある対応をしていないとも報じられていました。自然保護地区で蝶を採ってもよいのでしょうか。自分だけはいいと思っている人が法務大臣?ご本人は観察していただけと主張しているそうですが、補虫網を持っていたら疑われても当然ですね。とむ丸の夢 話し変わってニチアスの耐火偽装について。また勝谷さんのコラムの花道で小耳に挟みました。ニチアスが耐火材偽装 01年から10万棟分 公表せず「建材メーカー大手の「ニチアス」(東京都港区)が、住宅の軒裏などに使われる耐火材(01年以降の製造)の性能試験に臨む際、試験体に水を含ませたり、実際に販売するものより性能の高い材料を使ったりする偽装を施し、国土交通相の認定を受けていたことが30日、わかった。」とありますが、この性能試験を行っていたのは、ベターリビング協会という財団法人で、会長には大企業の人を名義上据え、お飾りに学者も置き、あとは天下りがぞろぞろ、だそうです。財団法人ベターリビング協会 たまたま検索して行き当たったツーバイフォー建築協会のサイトで、関連サイトのご案内を見ると、財団法人、社団法人が驚くほどたくさんあります。こちら
November 1, 2007
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日曜日、出光美術館の「仙がい名品展」を見てきました。(「がい」の字は手書き入力してみましたが機種依存文字になってしまって使えませんでした)しじまのれいめいさんが書いていらっしゃらなかったらそのうちに行こうと思っているうち終わってしまっていたでしょう。ありがとうございます。 仙がいといえば飄々とした禅僧と勝手に決め込んでいましたが、まとまった数の作品を見るとなかなかひとすじなわで行かない、という気もしてきました。仙人ならぬ人間であったのだと思う面もあります。当時より信望あつく、人気があったようで、あまりたくさんの人に絵を描いてくれと頼まれるので絶筆碑などというものを建てています。恵比寿さまなどの縁起のよい絵はお守り的な意味で人から頼まれたのかもしれません。中には恵比寿さまが、「よろこべ」と笑顔でいる下のほうに鯛?がげんなりした顔をしている絵がありました。今の私の心に一番すとんとはいってきたのは、「よしあしの中を流れて清水かな」です。 現代の漫画のような絵もあります。五条の橋の弁慶と牛和歌丸なんかどうみても漫画です。老人六歌仙のように文章ではきびしいことを言っていても描かれた老人達は楽しそうだったり、ユーモアたっぷりだったりする一方、座禅の形をとっているだけで仏になれるものなら蛙だってなれる、という手厳しさもあります。とはいえ、蛙の表情はユーモラスです。好奇心旺盛で網にかかったトドを見に行って描いたり、この世のすべてのものに仏の心が宿っていると考えて、観音さまに見える貝殻やおもしろい形の石など集めていました。 知人に贈った茶碗にはセンスのよさを感じました。象の形の「仙がい」印、まねして作りたいです。若い女性達が見て「おしゃれさんだったんだね」と言っていました。仙がい作の茶杓はそれぞれぴったりの銘で、茶人が茶杓をありがたがるわけがわかった気がします。 仙がい名品展を出るとルオーコレクションの小部屋がありました。醜い権力者を批判し、貧しい人、小さな人に心を寄せるルオーの絵。絵の奥からにじみ出てくるような光が心にしみこんできます。両脇に同じ刑を受けている犯罪者と3つの十字架が描かれている磔刑図には「善い盗人、悪い守銭奴」の題がついています。片方は改心し天国を約束され、片方はののしったと聖書に書かれていますね。 これらは出光佐三氏のコレクションだそうですが、昔の実業家はお金がすべてではなかったと感じ入りました。財力があったからコレクションもできるわけですが、それでも。
October 30, 2007
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この前雑談していて出た話。ご主人が病気で入院したので、保険会社に電話して問い合わせたところ、個人情報保護法があるから奥様にはお答えできません、と言われたのだそうです。病気で病院に寝ている人に電話しろというのか?自分の病気について自分で話すのがつらい人だっているのでは?手術などして動けない人はどうするの?とその場にいた人たちは怒り心頭でした。どんどんややこしくして保険金を払わないようにしようとしているのではないか、と疑問を持ちました。 以前にも「共済が狙われている」と書いたことがありますが、利潤を追求しないで掛け金が安く、余剰が出れば割戻しされる庶民の強い味方、共済は、アメリカさまにとっては商売の邪魔、ということのようです。Like a rolling bean「年次改革要望書の不思議: 共済だって「民業」なのに・米国大使館サイトへの10/22の記事掲載」村野瀬さんのところに年次改革要望書と郵政民営化についてさらに記事が追加されています。リンク集も。村野瀬玲奈の秘書課広報室天木さんのブログもご参照ください。米国がどういう要求をしてきているか、政府はすべて国民に開示すべきだ
October 28, 2007
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高校のクラス会に出席しました。学年会などもこのところ欠席して、久しぶりだったので、ちょっとこわごわ行きました。傍目からはいいおばさんたちの集団なのでしょうけれど、会って話し始めて一瞬で高校生の頃に戻りました。(最近記憶力に自信がないけれど、忘れていなくてよかった…) 仕事で活躍している人、教職にある人、ボランティアをしている人、子供達に英語を教えている人、病気になって思うように動けないけれど多くを学んだという人、親の介護にいそがしい人、やはり基本的には性格ってそう変わらない、と思いました。民生委員をやっている人もいて、頭が下がります。 先生は米寿になられますが、パソコンを買って、ある年の卒業生のブログで交流を楽しんでいらっしゃるとの事。先生の人生論を伺ったり、こんな真面目で深みのあるクラス会ってそうそうないのではないか、と内心思っていました。「あなたたちはまだ『朱夏』よ。」「『玄冬』って真っ暗だと思っていたけれど、そうでもない」のことばに励まされました。 こんなクラス会のあとはいつも啄木の「友が皆…」の歌を思い出します。懐かしくも、みな真面目で心温かい人たちだと再確認して、嬉しい余韻に浸っているところです。
October 27, 2007
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30代からコンサートホールなどでずっと腰掛けていて立ち上がるとひざのあたりを中心に足がつっぱっるような感じがしていたのですが、最近ひざがちょっと痛くなるようになっていました。図書館に行ったら「わかさ」という雑誌があって、膝の痛みを直す記事が出ていました。この手の雑誌を手に取るようでは若くないなあ、と苦笑しつつ、見てみました。膝が痛くなるのは膝のお皿の周りの筋肉が堅くなっているからで、膝のお皿を動かすと血流などがよくなって痛みも消える、と書いてありました。 骨粗しょう症など骨の病気や関節の病気がないのに、こわばる感じで痛い場合には試す価値があると思います。椅子に浅くかけると書いてありましたが、私は床にすわってやっています。軽く膝を曲げて足を伸ばし、両手でひざのお皿をはさむようにして、上下、左右、斜めに20回ずつゆっくり動かします。1度でだいぶよくなりました。(暗示にかかりやすい?) さて、話変わって、郵政民営化など要求してきたアメリカからの年次改革要望書ですが、最近発表された2007年度のものを、英語の得意なかたたちがチェックしてくださっています。とむ丸さんによると、アメリカはurgeという単語を使っているなど、要望ではなく、ほとんど命令だそうです。年次改革要望書 「郵政民営化」部分の訳リフォーム詐欺 (「郵政改革」部分の訳のつづき)年次改革要望書 「郵政民営化」部分の訳 最終 日本のマスコミはいまだに報道しません。よほどタブーのようです。前にどなただったかブロガーが朝日新聞になぜ報道しないのか質問したところ、特に理由はない、という返答だったそうですが。村野瀬玲奈さんもこのところ郵政民営化と年次改革要望書について熱心にかいていらっしゃいます。
October 25, 2007
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5,6年前に買った自転車のライトが最近ついたり消えたりしているような気がしていたのですが、どうもすっかりつかなくなってしまった様子。自転車を走らせると点灯するダイナモです。光が道路に映っていないように見えても街灯や車のライトにかき消されているのであって、実際はついてはいるのかな、とも思ったのですが、無灯火になっていては危ないですね。そこで、自転車を買ったお店に行きました。 お店のお兄さんがてきぱきと直してくれました。汚れがついて接触が悪くなっていたのだそうです。料金はいらないと取りませんでした。最近せちがらいことが多い世の中になったと感じるこのごろ、まだ日本は捨てたものじゃない、とほっとする想いがしました。受けた親切をどこかに返す心のゆとりを失くしたくないと思います。などと殊勝なこと(というより当たり前ですけれど)を書くなんて私らしくもなくくすぐったいですが… その自転車屋さんの近くにその名も「こんがりパンや」というパン屋さんがあります。パン屋といっても、住宅街の普通のお家の玄関先を改装したお店で、前から名前は聞いていたのですが、なかなか探し出せませんでした。ネットで検索するとけっこう書いている人がいます。国産小麦と天然酵母を使っていて、スーパーや普通のお店のものより少し高めですが、自然な酵母の香りがさわやかです。パンは輸入小麦のポストハーベストや添加物が気になるので、ここ数年なるべく国産小麦のものを買っています。検索したらパンの写真も載せているブログを発見しました。haruのささやかな日記さん
October 24, 2007
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高齢者の新たな保険料負担などがしばし凍結されそうだからと、安心できません。選挙が終わったら解凍しようとするでしょうし、単に負担が増えるという以上の大問題があるのです。地元の議員さんの勉強会でお話をうかがってきました(実は他のかたに投票しました、ごめんなさい。ポスターをみて飛び入りさせていただきました)。あきれてものも言えない、でも言わなくてはね。 この前も書きましたが、後期高齢者医療制度とは、75歳以上(障害者や寝たきりのかたは65歳から)のかたを『後期高齢者』として、いまの国保や健保を脱退させて別の制度に加入させるもので、昨年の「医療改革」で決定されました。いままで扶養家族になっていた無収入のかたからも保険料が徴収され、夫婦それぞれから徴収されます。介護保険同様年金から天引きされます。年金が月額1万5千円未満ですと天引きはされないかわりに自分で納めに行かなくてはならず、滞納すれば保険証をとりあげられます。 広域連合の試算によると、保険料の平均額は年15万5千円になるそうです。別の試算でも11万5千円にはなるとのことで、それでも月に1万円弱になります。しかも、ひとりあたりですから、夫婦ならそれに加算されるのです。国保ですと4~5万でなんとか切り詰めて生活している、というかたも多いそうですので、千円、2千円でも負担が増える苦しさは推して量るべし、です。 年をとるとどうしても病気が出やすくなるので、病気になる率の低い若い世代が医療費を下げているのですが、別立てにして医療費が最初の計算より増えることがあれば、ますます保険料は値上げされます。 保険料は当面凍結されたとしても、さらに問題のある方向性はそのままなのです。この前触れましたが、実際どうなっているのかと気になっていた「包括払い=定額化」です。入院1回につきいくら、と上限が決められるようだとのこと。1日の入院でも数十日の入院でも上限が決められてしまうので、病院はそれ以上の治療をすると赤字になるため、手術をすれば治る場合もできなかったり、まだ治っていなくても退院させるようになってしまいます。後期高齢者の診療報酬体系を別にして報酬を低くする案もあるそうです。 すでに自由診療が取り入れられて、評価がまだはっきりしない先端医療も保険外で受けたい人が受けるようになっています。ごく先端の医療にかぎられているうちはよいのですが、だんだんそれが広げられれば、お金がないとよい治療が受けられなくなりかねません。 国会でこれまでの制度では医療費がどんどん膨れ上がる、という根拠に使われた資料はなんと、経団連会長が加わっている財政諮問会議が作成したものなのだそうです。 福田総理になって窓口負担率凍結の話が出たとき、大手マスコミが「ばらまき」「若い世代に負担を先送りするのか」などと急に言い出して、なにかおかしい、消費税引き上げがしかたないと思わせようとしているのか?それとも世代間を反目させようと企んでいるのか?と思いましたが、やはりそんな魂胆があるようです。給与明細に後期高齢者医療に使った金額が書かれるとか。高齢者のせいで負担が増えている、と思わせたいらしいです。でもそれより5兆円の軍備費、1兆数千万円の思いやり予算の明細を載せてほしいですね。 それと、消費税をあげるしかない、という論調がマスコミでも目立ちますが、消費税が導入されてからの消費税総額は188兆円、法人税減税は160兆円ということで、国民のために使われたのはわずか28兆円なのだそうです。来年の収入額別一人当たりの国保料(2007年8月東京広域連合試算 : 医療分、調整交付金30%交付時の場合)0~153万円 14,000円(現在10,530円)~168万円 23,000円(現在13,754円)~192,5万円 57,000円(現在46,446円)~238万円 114,000円(現在67,588円)~270万円 172,000円(現在92,140円)~300万円 210,000円(現在117,000円)~330万円 247,000円(現在142,360円)
October 23, 2007
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お皿にこんもりと山野草を寄せ植えにする小山飾りの講習に参加しました。深皿にゴロ土を敷き、その上に盆栽用の夢想の土をドーナツ状に固め、中に鹿沼土、江戸砂、肥料(マグアンプK)を混ぜたものをいれて、植物を植え、土で覆って霧吹きでしめらせながらしっかり押さえ、苔を貼ります。写真が暗くて見づらいですが、一番背の高い木はナンキンハゼ、葉が細く小さな紫の花が咲いているのはミヤマラッキョウ、あとミヤマオダマキです。3年くらい植え替えなくても大丈夫で、苔玉より管理が楽だそうです。 今回は使っていませんが、生ゴミを利用する土壌改良剤アスカマンについても教えていただきました。アスカマンとは、土壌菌だそうで、土を敷いた上に生ゴミを置き、アスカマンを少量振りかけ、土で覆って水でしめらせ、蓋をしておくと、ふかふかの土ができるのだそうです。水分が好きで空気が嫌いな菌です。 プランターの底に土を数センチ敷いて生ゴミを入れアスカマンをまいてその上に普通に土を入れれば、すぐ種を蒔けるのですって。大きな鉢植えなら隅の方を掘って生ゴミとアスカマンを入れ、土で覆っておくのでもよいとのこと。鉢植えの古い土、どう始末しようかと悩んでいましたが、これで再生し、植物がすくすく育つというので、楽しみです。ゴミの日に出す生ゴミも減らせますし。アスカマン
October 21, 2007
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文楽の地方巡業公演昼の部を見に東府中まで行ってまいりました。人形遣いの一輔さんのあらすじ解説のあと、「近頃河原の達引」が始まりました。 四条河原で伝兵衛は、主家の盗まれた家宝をめぐって人を殺してしまいます。伝兵衛に恩義を感じている久八が来合わせて、自分が引き受けるから逃げるよう言いますが、その場に落とした小刀から伝兵衛が下手人だとばれてしまいます。伝兵衛と深い仲の遊女おしゅんは実家に返されていますが、兄の与次郎と母はおしゅんが伝兵衛と心中するのではないかと心配でたまりません。母は近所の少女に三味線を教え、与次郎は猿廻しをして細々と暮らしています。ふたりはおしゅんに伝兵衛宛てに絶縁状を書くようにいい、おしゅんは手紙を書きますが、目の不自由な母と読み書きのできない兄には内容が読めません。夜こっそりと伝兵衛がやってきて、初めて手紙に死ぬ覚悟が綴られていることがわかります。母と兄は、ふたりに心中せずに1日でも長く生きてくれといい、門出にめでたい猿廻しを見せて送り出します。悲しみを隠して明るく猿たちを遣うところが見どころです。 猿は人形遣いさんがひとりで二体遣います。けんかしたり、与次郎にとびついたり、かわいらしく楽しいです。この作品は最初素浄瑠璃で聞いて、情景を想像していたのですが、貧困の中明るく振舞っている与次郎、ここまでひょうきんな振舞いをしているとは思いませんでした。逆立ちまでしてみせます。いつも二枚目や美女の役の簔助さんが遣っているのも珍しく感じました。猿廻しの場面の三味線の響きもおもしろいです。 休憩後は義経千本桜より「道行初音の旅」。桜の花盛り(本当は季節ではないとか)の吉野山へ義経を訪ねて行く静御前と、静の持っている初音の鼓を慕って佐藤忠信に化けてお供をする源九郎狐の舞踊です。初音の鼓には源九郎狐の両親の皮が張ってあるのです。(ちなみに「猫の忠信」という落語があります)とにかく華やかで目の保養になります。静御前が後ろ向きに扇を投げて忠信が受け取るところは拍手喝さい。文楽座スケジュール
October 20, 2007
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あいかわらずマスコミにはいろいろ言いたい事があります。と思っていたら、いつも良質な記事を書いていらっしゃる村野瀬玲奈さんとgegengaさんが『ニュースにいちゃもん」というテーマで書いていらっしゃいました。村野瀬玲奈さん18日の記事「私も挑戦、「ニュースにいちゃもん」(^^; (追記あり)」gegengaさんのブログ「かめ?」の選ぶトンデモ第1号 沖縄で集団自決に軍関与の記述が教科書から削除されたことに抗議する集会に11万人集まったというニュースに産経新聞は「数は問題ではない」と書いていたのに、その後やけに数にこだわってなにやら写真を拡大して数えたとか…笑えます。 16日の参議院予算委員会において民主党石井議員が「『P献金』というのがある。プレジデント(創価学会の)池田名誉会長を指す。国会議員一人当たり30万円徴収。公職選挙法違反なのか。これは、政治資金規正法違反なのか」と質問したことについて、勝谷さんによると、政教分離に関わる重大な質問なのに、朝日新聞ではその部分だけがぬけており、毎日新聞は聖教新聞を印刷させてもらっているので何も書いていなかったそうです。冬柴国交省大臣の「『P献金』が何物か知らないが、そういうことはしていない」は論理的におかしいではないか、といっていました。阿修羅 この前東京新聞に普天間基地の代替地付近に貴重な珊瑚礁があるという記事が出ていましたが、「辺野古」の文字はなぜか記事中に見当たりませんでした。郵政民営化に賛成するような人の意見(社説などではなく、個人の意見)も出ていたし、言論統制が行われているのでしょうか。 昨日NHKラジオのニュースで「日米が対等に要望を出し合う『日米規制改革及び競争政策イニシアティブ』」と言っていましたが、日本からの要求はコンテナの検査が物流をさまたげないように、という程度なのに、アメリカからの要望は郵政民営化、医療機器販売の規制緩和、商法や法のシステムを変えることなどで、対応もアメリカ側は単に考慮する、という程度で受け流すのに、日本には期限を切ってどこまで進んでいるかの報告書の提出を要求しています。どこが対等なのでしょうか?アメリカの要望は必ずといってよいほど実行されているのです。しかも報道されません。 フジテレビの6時のニュースで「偽装に詳しい人」が赤福もちについて「何をやっても消費者は買う。だましてやれ」ということでしょう、といっていましたが、どういう根拠でそういうのか、単にケチだったり捨てるにしのびない(もちろんそれも困りますが)という動機かもしれないのに、一番視聴者に刺激が強そうなことを言っていると思いました。辺野古に米軍の恒久的基地が自然を破壊しつつできてしまうかもしれないことなどに比べたら、食中毒で死者が出たわけでなし、そこまで騒ぐほどのことでしょうか? 犯罪の判決について当事者でもなく、調書などの資料も見ていない近所の人に「どう思いますか?」などと聞いてそれを放送するのもナンセンス、百害あって一利なし、と思います。
October 19, 2007
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数日前テレビで、若者だけでなく中高齢者にもネットカフェ難民が出現しているとして、住むところをなくして派遣でその日暮らしをしている中年女性の生活をとりあげていました。舛添氏が救済策をしぶって「税金を払っている人といない人の公平感が云々」とコメントしていましたが、それはおかしいと思います。 税金も払えないような賃金しか払わない雇用の形態を「規制緩和」で許したのは政府なのだし、またしても国民をお互い分断していがみあわせて自分達を安全圏に置こうとする、腹黒い言い分だと思わずにいられません。舛添氏の理想は税金を一定額以上払っている人にしか選挙権がない時代なのでしょうか。 長野智子さんが番組のまとめとして(一生懸命働いているのだから)「政府がひと押ししてくれたら抜け出せる」というと、黒鉄ヒロシ氏が「昔も無宿者がいたが、自分で努力して脱出した。私は政府が手を出すのには反対」と言いました。けれども、格差が制度になってしまった場合、自分の努力ではよほど運が良くなければ脱出できるものではありません。それに、皆が起業センスを持って生まれるわけでもありません。サンデー・スクランブル 話が少し飛びますが、犯罪を犯す原因は貧困や疎外にあることが多いと言うと、「どんな環境に育っても立派に生きている人もいる」と言う人がいます。けれども、それを格差を是正しようとしないで厳罰化ばかり進める口実にしてはならないと思います。次の選挙では、まじめに働く人が普通に暮らせる社会をつくる政党に投票しましょう! さらに話が変わりますが、この前平和省のシンポジウムでISAFについて伊勢崎賢治さんはどうお考えなのか聞いてみたかったと思っていましたら、マガジン9条にインタビュー記事がありました。ぜひお読みになってみてください。伊勢崎賢治の15歳からの国際平和学:番外編
October 18, 2007
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東京都庭園美術館にティファニーの宝飾を見に行きました。最初の部屋に、ポスターのイエローダイヤに小鳥がとまっているブローチが展示してありますが、思ったより大きく、まさに「燦然」ということばがぴったりです。 ブローチ、ネックレスなどのほかに、パーティー用の小さなバッグや、煙草入れ、葉巻の先を切る道具、ビネグレット(気付け薬)と舞踏会用手帳などがベルトにセットでとめられるようになっているもの、指輪にチェーンで小さな香水瓶をぶらさげたものなど、社交界の贅沢な暮らしが見えてきます。典型的アール・デコのものや、ジャポニズムの意匠のものもありました。1941年のB25爆撃機のイヤリングなど戦争を反映したものもありました。 「目の保養」という声が聞こえましたが、保養というより、宝石の大きさと細工の細かさにくらくらしてしまいました。目を見張りすぎたのか、今ちょっとドライアイ気味です。 10時開館のところ10時少し過ぎに入ったのですが、かなり込んでいました。男性もちらほらいらっしゃいましたが、大部分が中高年の女性でした。皆さん展覧会を見てからランチ、という計画なのでしょうか。展示してあるものが細かいのであまり混んでいる時では良く見えないでしょう。庭園美術館
October 17, 2007
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13日(土)世界死刑廃止デー企画の続きです。第2部は、「死刑囚の表現をめぐって」と題して、大道寺幸子基金の発表とシンポジウムでした。大道寺幸子基金とは、死刑囚の母、故大道寺幸子さんが残した基金を、死刑囚対象に絵画や文学などの作品を募集し、再審請求の費用の補助や展覧会に使うというものです。審査員のかたたちのお話がありましたが、長編小説などはかなり読むのもつらそうです。毎日悪夢にうなされたとか。アメリカでは、フィラデルフィアでHealing Wall といって、被害者加害者が刑務所で話し合って壁画を描いたそうです。また、被害者遺族と加害者家族が和解の旅をしようというJourney of Hope を三人の娘を殺された父親が提唱したそうです。 安田弁護士から韓国で死刑廃止デーに行われた「宣布式」(死刑が10年停止され、廃止する法案が出されることを祝う)の様子の報告がありました。その後、安田弁護士の司会により、鈴木宗男氏と佐藤優氏の鼎談が始まりました。印象に残ったところを書いてみます。鈴木宗男氏:5年前マスコミの大変なバッシングに会い、田中真紀子=善、鈴木宗男=悪という色分けをされた。宮野さんは談合をしたと言われた当日、脳の手術をして療養中で、通話記録からもその場にいなかったことがはっきりしていたにもかかわらず、他の6人の証言が一致していたからと有罪になった。国会は、本人の弁明も聞かず逮捕許諾を出し、離職勧告を決議した。捕まってみると、検察は自分の描いたシナリオに沿って外堀から産めて行き、参考人の弱みにつけこみ証言させるとわかった。保釈の決定権は裁判所にあるのだが、検察のいいなりで、証拠隠滅と逃亡の恐れがあるとの理由で釈放が認められなかった。今更証拠隠滅といっても2度も家宅捜査がはいっているし、この顔でどこに逃亡できますか?佐藤氏:鈴木さんにかぶせればすぐ出られたが、後ろめたさにビクビクして暮らすのはいやだった。「国策捜査」という言葉は私が考えたのでなく、検察が言ったことばである。佐藤氏も主観的なことについては検察が片っ端から物語を作ると語っていました。どうやって長い日数拘束されても頑張れたのか?という問いに宗男氏:やったことなら別の戦い方があったが、やっていない。何の権限も持っていなかった事務員が癌の大手術をして放射線治療中だというのに捕まったときは、治療ができないと困るので検察のいうとおりに言っておきなさいと言った。もうだめかと思ったが、妻と娘が励ましたくれた。佐藤氏:「巨匠とマルガリータ」という作品に「強いものからの恩恵はもらっておいてよいが、自分からお願いしてはいけない」ということばがある。早く出たいと思ったら負け。 日本の裁判では、99,9パーセントが有罪になる。しかも1審で無罪でも80パーセントがひっくりかえされる。これで法治国家といえるのか?という話になり、ご自身が官僚だった(休職中)佐藤氏によると、官僚でない人は1000人にひとりしか無罪にならない、と考えるが、官僚はひとりでも「無罪を取られた」という表現をし、出世コースからはずれるのだそうです。無実なのに懲役よりひどい拘禁が行われる、 不当な冤罪をつくる検察を裁判官が起訴するべきだという意見が出ました。 また、「迅速化」ということで2年というタイムスケジュールに納められるため、鈴木氏の場合、弁護側の証言は聞いてもらえなかったそうです。 まず官僚や検察など司法がマスコミにリークし、大きな記事にした記者はまた次に情報を貰え、出世するのだという両氏の意見に対し、安田弁護士からは、それは5年位前のことで今はマスコミが2ちゃんねる化してエンターテイメントになってしまっている、事実などどうでも吊るし上げる、との意見が出されました。 刑事司法は死刑に耐えられるかという質問に、鈴木氏は今人の命にかかわる制度そのものを考えるべきと述べ、佐藤氏は拘置中に死刑囚と思われる人たちがまわりにいて、中のひとりが、半年に1度だけ許され母が面会に来たとき、筋肉の落ちた足でサンダルをはいてよろけるように駆け出していった後姿が忘れられない、なぜそんな罪を犯してしまったのか語り続けることで、殺人を減らすことができるのではないか、と話しました。 裁判員制度により、死刑に国民が動員されることで、世の中はもっと悪くなるだろう、憲法には裁判員になる義務など書かれていない、憲法違反ではないか?思想調査のようなことをされて黙秘の権利はなく、表決の意見を言わないと罰せられる、、徴兵の義務への距離はないとの指摘がありました。 佐藤氏は鳩山発言を聞き、「抵抗のプラハ」というアニメを思い起こしたそうです。自動的に次々死刑にする、それを許容する国民は、ナチズムやスターリニズムに繋がる。 世界の潮流に反して死刑が増えれば「東洋の神秘」などと思われ、国益に反する。議論の間はモラトリウムにするべき。結論として、死刑は宗教・信念以前に政治的問題であるから、政治的課題としてとりあげてほしいということでした。【強調(文字色による)はheliotrope8543による】
October 15, 2007
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鈴木宗男氏・佐藤優氏・安田好弘氏の東京拘置所体験トリオの鼎談というのに惹かれて、FORUM90死刑廃止デー企画「響かせあおう 死刑廃止の声」に行ってまいりました。10月10日は世界死刑廃止デーだそうですが、日本では土曜日にずらしてこの催しを開いたとのことです。 最初に元冤罪死刑囚の免田栄さんがメッセージを述べました。だいたい次のような内容でした。昭和24年7月ちょっとこいと連行された。その日は友人と一杯飲んで分かれてから旅館を探して泊ったが、そこは買春宿(当時官営・民営ともにあった)で、若気のいたりで、目が覚めると娼婦がいた。彼女の母はブローカー、接待婦、めかけなどして裕福に暮らし、警察とも親しかったが、未成年の少女の年齢を偽り身元保証人になって働かせていた。娘がその話を免田に話したと母にいったために、免田をつぶせとその日起きた事件の犯人にでっちあげられた。自白は検事のつづりかただった。3年で死刑判決が出た。カトリック司祭に再審制度があることを教えてもらった。今の司法制度は国民のための制度ではない。直さないと自分のような犠牲者が出る。民主主義に基づいて考えてください。参照温泉町に起きた大事件 免田事件免田栄 獄中の生 そのあと、田鎖弁護士より、世界と日本の状況について報告がありました。2月にパリに於いて「第3回死刑廃止世界大会」が開催され、中国から初めて参加者があったそうです。国連では1994年モラトリウム(停止)を求める決議が行われ、8票差で否決されたけれども、人権委員会では毎年採択されてきたそうで、第62回総会の冒頭に提出される予定とのことです。死刑は人権の問題であるのに、国家の主権の問題にすりかえられるかもしれないが、国連決議の影響は大きいはず、自動的執行などおよそ許されないこと。日本は1999年拷問等禁止条約に批准してる。政府代表は「わが国の死刑制度は刑法に決められており拷問には当たらず、絞首刑は他の方法より残虐ではない」と述べましたが、「絞首刑が残虐ではないとは時代錯誤、ほとんどの国では残虐と思われている。自由権規約6条には最終的に死刑廃止を目指すとあるが、計画はあるのか?。絞首刑という忌まわしい方法による殺人を残虐ではないなどとは信じられません」と委員長に反論されています。日本の死刑囚に関する国内法自体が拷問に当たるとも指摘されています。監獄法が改正され、一歩前進したものの、現場では法に反するような通達が出され、新法に従わない意思を示している、ということです。長くなるので、後半はのちほど。
October 14, 2007
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LAUNDRY ROOMさんのところからの転載です。最新情報はリハウスプロジェクトさんでご覧になれます。
October 13, 2007
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床に毛糸くずが落ちているのかと思ったら、幼虫でした。検索して、キアゲハの幼虫だとわかりました。いつも柑橘系の葉についているのがキアゲハだと思っていたのですが、こちらはナミアゲハというようです。 ニンジンの葉についてきたと思われます。無事蝶になって羽ばたいてほしいものです。またピンボケでごめんなさい。虫が苦手なかたにはこのほうがよいかしら?キアゲハナミアゲハ さつまいもに芽が出始めていたので、水を張って並べておいたら数時間で芽が伸びてきました。島のようにも、踊っている人のようにも見えます。
October 13, 2007
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裏サイトで知り合った3人が共謀して通りかかった若い女性を殺して金品を奪った事件、このニュースを見て、「そんな奴らは極刑に!」と思うのは自然な感情、実は私もそう思いました。でも、死刑にしてほしいという署名に1万1千人の署名が集まったことには、ひっかかります。世論に司法が影響を受けるようなら、もうそれは司法ではなく私刑・リンチになってしまいます。被害者遺族の心に寄り添おうとするのはよいことですが、(ブログのお友達を含め私の周りにはいないけれど、)他のブログのコメント欄など見ると、中には「吊るせ!吊るせ!」とさけぶのが快感になっている人がありそうです。 もし、たまたま通りかかって被害者になったのが、人に愛される罪のない女性でなくて、みんなに迷惑をかけてばかりの嫌われ者だったなら、同じ目的、同じ残酷さ、同じ方法で殺害した場合、罪の重さは違うのでしょうか? 被害者の感情を考えるというなら、アーミッシュのようにすべて許すという人たちや、天涯孤独の人、あんな人は殺されて当然とささやかれるような人の場合はどうなるのでしょう? 刑罰とは、被害者にかわって復讐することでないことは、罰金が迷惑を受けた人に渡されるのでなく、国庫にはいることをみればわかります。ルールを破った人にペナルティを与えることだと思います。ですから、死刑制度があるということは、国が国民に対し生殺与奪の権を握っているということになります。 悪いヤツの人権など無視してよい、さっさと殺せばよい、というなら、殺してよい命といけない命があることになります。 死刑制度を認めるとしても、犯罪者の命でも、いったん奪えば回復できないことを重く受け止めないなら、命を軽視する殺人者と同じレベルになってしまいます。 よく被害者の人権はどうなる?という疑問が出されますが、そもそも被害者の人権を侵したから犯罪者として裁かれるのであって、名誉毀損なら謝罪広告などで回復できるかもしれませんが、命を奪ってしまった場合は加害者を死刑にすることによっても被害者の命は回復できません。人間の力ではどうしようもない不条理です… 昔ドストエフスキーの「罪と罰」を読んで以来、ずっと疑問に思っていることがありました。もしラスコーリニコフがあくどい高利貸しの老婆だけを殺して、偶然現れた姪まで殺さなかったなら、それほどまでに良心の呵責はなかったのだろうか?ということです。それでもソーニャは「大地に接吻して謝りなさい」というに違いないと確信しますが。読んだのは高校生のころだったので、今読んだら受け取り方が違うのか、再読したいものです。村野瀬玲奈さんのこの記事をぜひお読みになってみてください。
October 12, 2007
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法務大臣の署名なしで死刑執行が行われるようにしたいと発言した鳩山邦夫法務大臣が、法務省内で制度見直しについての勉強会を開いたそうです。山陽放送 最初に結果ありきでないなら、勉強するのは結構なことですが、それよりも冤罪を防ぐための改革を先にするべきだと思います。あるブロガーが、大臣の署名なしで死刑が執行される制度を鳩山大臣がつくるなら、これから先の死刑の署名をすべてすることになる、と書いていらしたけれど、そのとおりだと思います。 代用監獄の廃止、取調べの可視化(全過程録画)、証拠を保存する義務、などが先に行われない限り、無実なのに死刑になる人が出る恐れがあります。 有名な帝銀事件の平沢貞通氏が処刑されることなく獄死したのは、歴代の大臣がもしかしたら無実だと思っていたからではないでしょうか。当時の捜査官の手記には、使われた毒は青酸カリではなく、陸軍科学研究所登戸研究所が開発した青酸ニトリールと症状が合致しており、犯人は素人ではないとみていたのに、占領軍からの圧力で平沢氏が逮捕された、と書かれているそうです。 袴田さんほか数名の死刑囚が現在無実を訴えています。裁判官の良心こんなにある20世紀の冤罪
October 10, 2007
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掲示板だけ閉鎖したつもりだったのですが、コメント欄も連動しているのを忘れていました。失礼いたしました。再開しましたので、よろしくお願いいたします。
October 9, 2007
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ふと、秋色のイヤリングが欲しくなって、作ってみました。材料は、琥珀、木のビーズ、紅玉など(黄色いビーズはなんだったか忘れてしまいました)と銀線、あとは丸カンとイヤリングのパーツです。今写真を見て気付いたのですが、ビーズの順番が違ってしまっていますね。直さなくては。それに写真がピンボケ。失礼しました。 昨日のTBSラジオ・アクセスは田中康夫さんご出演でした。もうお金も返して処分もされて退職している地方自治体の元職員をさらに告発するのはリンチではないか、という議論でした。リスナーの意見は、犯罪なのだから告発するべき、という方が多かったのですが、社保庁の職員は時効なので告発しないし、自治体職員の不正が発覚したとき告発はしないで処分を決めた幹部の責任については議論せず、ガス抜きのようにすでに制裁を受けている元職員を再度罰しようとするのは、どうなのか?自治体や社会保険庁が信頼できないから、民営化しよう、という方向へ持っていこうとするのなら、誰が得をするのか?というお話でした。 こちらで特集部分がお聞きになれます。後半はテロ特措法関連についてです。インターネット対談&Podcasting 番組中で、国連が日本の給油に感謝したと政府や外務省は言っているが、原文のどこにも「日本に感謝」とは書いてない、外務省は翻訳を出そうとしない、とも語っていました。 掲示板だけ閉鎖したつもりだったのですが、そうするとコメント欄も同じ扱いになってしまうのですね。一時コメントが書き込めなくなってしまってごめんなさい。お騒がせいたしましたが、再開いたしました。またよろしくお願いいたします。
October 9, 2007
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「福田康夫内閣と自民党役員のタカ派度」という記事が週間金曜日10月5日号にありました。福田内閣はお下がり内閣と呼ばれるように、安倍内閣とほとんど同じ顔ぶれです。ご参考までに。福田康夫総理大臣 日本会議 改憲 靖国高村正彦外務大臣 神道議連 靖国 拉致渡海紀三朗文部科学大臣 靖国石破茂防衛大臣 日本会議(副幹事長) 神道議連 改憲 靖国 拉致町村信孝官房長官 神道議連(副会長) 教基法(顧問) 改憲(幹事長代理) 中国(顧問)自民党役員伊吹文明幹事長 日本会議 神道議連(幹事長) 改憲 靖国細田博之幹事長代理 歴史 神道議連谷垣禎一政調会長 歴史 日本会議 神道議連 靖国二階俊博総務会長 改憲 靖国古賀誠選対委員長 歴史 日本会議(相談役) 靖国大島理森国対委員長 日本会議 神道議連 靖国尾辻秀久参・議院会長 歴史 日本会議(代表委員) 神道(副幹事長) 改憲(役員) 靖国山崎正昭参・幹事長 歴史 日本会議(副幹事長) 教科書 神道議連 靖国歴史=自民党歴史・検討委員会教科書=日本の前途と歴史教科書を考える議員の会靖国=みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会中国=中国の抗日記念館から不当な写真の撤去を求める国会議員の会教基法=教育基本法改正促進委員会 日本会議や教育基本法改正促進委員会には一部の民主党議員も参加しています。再任された大臣は書いてありません。 福田さんは総理大臣になってからは靖国参拝はしないと発言していますが、小泉さんの首相時代の靖国参拝を擁護し、自身も参拝する会に所属して以前は参拝していました。核保有は合憲などと発言しており、残念ながらタカ派でないとはいえないようです。「女性にもいかにも『してくれ』っていうの、いるじゃない」「そういう格好しているほうが悪いんだ。男は黒豹なんだから、情状酌量ってこともあるんじゃないの」(社民党申し入れ書)などということもおっしゃっています。町村官房長官は、森内閣の首相補佐官時代に出版社に裏から圧力をかけて慰安婦記述を削除させ、森内閣の文科省大臣として、新しい歴史教科書をつくる会の教科書(扶桑社)を検定合格させた「実績」があるとのことです。 こんなことばかり書いていると批判が趣味だと思われてもしかたないかもしれませんが、一応資料として。
October 7, 2007
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澤地久枝さんと鈴木一誌さんの「どうなる9条改悪?どうする9条実現!」という講演を聞いてきました。最初に参議院議員になった川田さんから国会報告がありました。次のような内容でした。 参院選で野党が勝ち、改憲の動きは止まったが、衆院選の結果による。国民投票が最後の砦。今、憲法25条の生存権、「健康かつ文化的な生活」が護られていない。北九州で起きた生活保護の申請を受け付けないなどの問題や医療の地域格差など。年金問題にも政府の動きは鈍い。国の責任で行うべきことを地方自治体に行わせ、自治体の財政に応じ、差が出ている。安倍さんが倒れ、わかりやすい改憲はとりあえずなくなったが、3年の間にどう憲法の理想に現実を近づけるか?国内だけでなく国外の平和をどのように作っていくか?対話と外交、沖縄の問題に取り組んでいきたい。政府の戦争責任があいまいにされたために、周辺諸国との歴史認識の差や国民への責任があいまいにされた。薬害エイズも同様に国の責任があいまいにされてきた。政治はひとりではできないので、皆さん一緒にやりましょう、ということでした。 澤地さんはすっきりと端正な着物姿できれいです。お話なさったことのだいたいの内容をまとめてみますね。網羅していませんが… 日本は戦後の減点からずいぶん離れてしまい、憲法違反がたくさんある。安倍さんが改憲するといったのも、憲法違反。政治家だけでなく財界人にも改憲して武器を売りたい、核すら扱いたい、という人たちがいる。前は遠慮していたのに、今では公然と言い、そういう人たちにマスコミは発言の機会を多く与えている。 ミッドウェー海戦では、日本軍で戦死した最年少は15歳、米軍は17歳だった。日本兵には麦飯でよいから腹いっぱい食べたい、と言って入隊したものもいる。米兵も貧しさから入隊している。自由を失い、敵を殺すことまで考えていない。よく似た境遇の人たちが憎んでもいない相手を殺し、海に沈んで発見されない悲惨。現在の日本でも、景気が悪く仕事が少ない地方には露骨に自衛官募集の広告がある。私達は年ごとに貧しくなったと感じ、生活を脅かされている。福田さんは安倍さんを受け継いでいる。 マスコミが総裁選のようなコップの中の嵐を毎日報道するが、護憲派の会などは盛会でも報道しない。 今やるべきことは、ペシャワール会のようなこと。地元の人に技術を教え、生産できるようにすること。復興事業なら、丸腰で、と中村医師は言っている。(注 中村医師のサイト、報告一覧の毎日新聞記事には、「殺しながら助ける支援というものがあり得るのか」とあります) 国家意思が何かしようとしても、私達がこうしたいと意思表示し、みんなが思い描く理想の社会を実現させるためにひとりひとりが判断していくことが歴史を決める。 小田実さんが起こしたイラク派兵訴訟は、判決文が原告に渡されず、記者にのみ渡された。それほど司法がおかしくなっている。小田実さんの最後のことばは「しっかりしいな」だった。皆さん、一緒に歩きませんか。しっかりやりましょう。 というような内容でした。 グラフィックデザイナーの鈴木一誌さんのお話は、スライドを見せながらのアーティストらしいユニークな観点からで、興味深かったのですが、凶暴化した猫に朝早く起こされて寝不足だったために見失ってしまいました。申し訳ありません。市民意見広告運動
October 6, 2007
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昨日は衆議院の代表質問がありました。たまたまラジオを流している場所にいて、BGMがわりにはちょっと無粋だなあ、と思いつつ、聞いていました。沖縄集団自決への軍関与が教科書から削除された問題、テロ特措法による給油の問題などについての質問が出ていました。でも、あらかじめ質問を提出しておいて、それを見て考えておいた、とおりいっぺんの答えを言いっぱなしなので聞いていてもあまり面白くありません。これから本格的に議論することになるのでしょうけれど。 たとえば、教科書問題について。福田総理は、「沖縄の心を考慮」「歴史は正しく伝えなければ」(言い回しが少し違ったかも)というような内容のことをおっしゃいますが、「軍の関与があったと認める」とはひとことも言いません。教科書に「政治介入は避ける」というのは、正論ではありますが、それ以前に、文部科学省が介入していた問題には触れません。「専門家の集まりである審議会が審議して決めた」と答弁しましたが、集団自決については審議会の日本史小委員会の委員が、「日本史担当の審議委員の中に沖縄戦を専門としている先生はおらず、議論のしようがない」「日本史小委員会では『集団自決』に関する検定意見について教科書調査官の説明を聞いただけ。話し合いもせずに通してしまった。歯痒い思いだ」と語っています(沖縄タイムズ9月12日)。つまり、審議会が審議して決定したというのはウソなのです。 また、6月15日の沖縄タイムスには、民主党川内博史衆院議員の調査により、文部科学省が、教科書用図書検定調査審議会に「沖縄戦の実態について、誤解するおそれのある表現である」と、日本軍の関与を占める記述の削除を求めた意見を出していたことが分かったという記事が載っています。 それから、219億円かけたテロ特措法による成果はこれだけらしいです。情報流通促進計画
October 5, 2007
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来年4月から始めることになっていた「後期高齢者医療制度」。制度そのものは始まるのでしょうか?テレビのニュースなどではどうもよくわかりません。この制度が始まると、75歳以上のかた、および65歳以上75歳未満で一定程度の障害があると市町村長の認定を受けたかたは、これまでの国民保険を出て、こちらの制度に加入することになります。行政の説明では、たいてい、窓口での負担は変わらないこと、今まで保険料を支払わなくてすんでいた被扶養者も払わなくてはならなくなり、年金から天引きされることなど書いてありました。この負担増はどうやら凍結されることになりそうです。ただし、法律はそのままということで、「凍結」がいつか近い将来「解凍」されることはあるということです。 それに加え、政府は、高齢者医療の方向づけはそのまま進めていく、といっています。高齢者医療の方向とは、後期高齢者とそれ以下の世代で、病院・診療所に払われる診療報酬(医療の値段)を別建てにし、格差をつけようとすることです。差をつけるのが必要なこともあると思いますが、「後期高齢者の心身の特性に相応しい診療報酬体系」を名目に、診療報酬を引き下げ、一ヶ月何円限りと額を決める包括定額制を導入する方向を打ち出しているあたり、要注意です。また「かかりつけ医」に登録した患者数に応じて定額報酬にすることも提言されているそうで、そうなると、高齢者がコストがかからない医療しか受けられなくなる恐れがあります。関連記事全国保険医団体連合会後期高齢者医療制度の中止を 日本高齢者大会が特別決議(赤旗)厚生労働省 医療制度改革の課題と視点日本医師会「後期高齢者医療制度について」 もし、野党は批判ばかり、とか、安倍さんはいじめられてやめてしまってかわいそう、とか言っているかた、小泉改革の本性に気付いていないかた、とくに高齢のかたでそういうかたがまわりにいらしたら、教えてあげてください。ただ、窓口負担が1割から2割に、などというのと違って、気付きにくい、説明しにくいんですよね。福田内閣は一事が万事そんなふう、でないといいですが。 「改革」「ばら撒き」のことばのトリックに騙されないよう注意しましょう。
October 4, 2007
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いろいろあって先延ばししていた祖父母のお墓参りにやっと行ってきました。どんなにか草ぼうぼうになっているかと、軍手を持って行きました。思ったほどではありませんでしたが、根がしっかりした雑草は簡単には抜けず、奮闘しました。草を抜くと、虫が右往左往します。植物を殺し、虫に迷惑をかけるのは、供養になるのだろうか?と思いつつ。薮蚊の襲来を受けました。 前にはあまり見なかったような、草花をたくさん植えているお墓があったり、小さな色味の違う常緑樹をぐるっと植えていたり、「○○家の墓」ではなく「平安」とか、「やすらかにここに憩う」などと彫ってあるお墓もあったり、それぞれ思い思いに亡くなった人への気持ちを表現していることが感じられました。「○○家」でないほうが、夫婦別姓や、結婚して苗字の変わった子どもの代にも対応できてよいかもしれませんね。 北鎌倉駅近くの笹の葉というお店で遅いお昼をいただきました。懐かしい日本家屋です。玄米ご飯と野菜、焼き魚の献立です。お座敷ですが、椅子席もあります。グルメWalker
October 3, 2007
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参議院議員会館にてビルマ(ミャンマー)緊急院内集会がありました。マスコミや議員さんたち(社民、共産、民主、川田さん)もたくさんいらして会議室がいっぱいでした。 メモもせず、全部は聞いていないので、まとめられませんが、ビルマのかたが、民衆の心を伝えてくれていたジャーナリスト長井さんにおわびしたい、と語ったのが印象的でした。福島みずほさんが、ODAの停止を要求するとおっしゃっていました。今回は政府も停止するのではないかということです。アムネスティは、諸国がビルマ(ミャンマー)への武器輸出を停止するよう提案するそうです。会が終わってから、若い在日ビルマ女性が、夜も眠れない、でもあきらめず頑張るので、日本のみなさん、よろしくお願いします、と目をうるませていて、間近にそういう言葉を聞くと、なにかできることがあったらしなくては、と思わずにはいられません。 福島みずほさんのブログには、この院内集会のことなどのほか、自衛隊がテロ特措法を越えて行動していることが書いてあります。福島みずほのどきどき日記
October 2, 2007
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タヴェルニエ監督「今日から始まる」を見て、フランスにもこんな貧しさがあるのか、と今更ながら思いました。移民若者の暴動などあるからには、想像がつくはずでしたが、フランス人でもここまで、という、閉山した炭鉱の町の幼稚園の話です。 その町は失業率35パーセント、昔は45人学級でも、貧しくても遅刻もなく清潔で問題なかったけれど、今は35人でも、親にも問題があって不潔だとベテランの先生も嘆きます。アタマジラミのいる子をどうしよう、と職員会議で話しあったりしています。園長は8ヶ月も電気を止められている家の電気をなんとかしてくれるよう要請したり、食券を持たない子には給食を出さないことにした市に抗議したり、親が迎えに来ないので子どもを送っていったり奮闘しますが、行政の監督官には抗議をしすぎる、プライバシーにたちいらないように、などと言われ、査定も減点される始末。心中事件が起きて行政は立派な葬儀をしたり、遠足の費用を出してくれたり… フランスでもこんなふうなのですね。そのうえ恋人の息子や父との関係もぎくしゃくして。あの人たち(役人)のために働いているのではない、子供たちのために働いている、という先生と、心温かい敏腕の福祉委員が救いです。 アーティストの恋人の提案でお金をかけずに子供たちと親が楽しめる会を開き、みんなは元気を取り戻し、園長はおそらく執筆活動に専念するために辞めることを決意するところで映画は終わりますが、考えてみれば社会的背景が変わったわけでもなく…それでもなにか希望が見えてきたと考えるべきでしょうか。 悩みの連続である日常を淡々といってもいい抑えた描写で映し出しているので、わりと淡々と見ていたのですが、あとになって、心中の道連れにされた女の子が、幼いなりに心得ていて、わがままも言わず、酔って泣いている母をなぐさめようとしていたことなど思い出して、泣けてきます。
September 30, 2007
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大井町きゅりあんで開催された九条フェスティバルに言ってまいりました。着いたのが3時ごろでしたので、天木さんや鈴木邦男さんがご出演になる講演は聞けませんでしたが、いくつかの展示と、タヴェルニエ監督の「今日から始まる」を観ました。もっと早く行って「我、自衛隊を愛す、故に、憲法9条を守る」も聞けばよかった… 教科書検定で沖縄の集団自決に関する部分から、「日本軍の命令による」が削除されてことに関する展示のコーナーでは、沖縄からわざわざいらしたかたが説明してくださいました。今日は沖縄でも集会があってそちらにも行きたかったのだけれど、こちらにも来なくては、と思って、8名でいらしたそうです。沖縄の集会にはなんと、11万人が集まったそうですね。テレビのニュースではどの程度報道されたのでしょう? 慶良間列島のふたりの軍人が自決の命令など出していないのに名誉毀損だと訴訟を起こしたことを理由に、日本軍の命令はなかったと政府は言い出したそうですが、直接命令しなくても、役場などを通して通達を出していて、書類などは残っていないということです。教科書から日本軍によるという記述が削除されたことで、これまで思い出したくないと口を閉ざしていた人たちが、このままでは沖縄の歴史がゆがめられてしまう、と証言しはじめ、今日11万人もの人が集まるに至って、沖縄の議員は自民党でも賛同するようになっているそうです。集団自決は慶良間だけでなく、あちこちでありました。教科書検定の際、審議会は文部科学省のいいなりで何も審議していたかったことが判明したとのこと。 もうひとつ見たのは、アメリカ先住民イロコイ族を尋ねた人のコーナーです。イロコイ族には昔から憲法のようなものがあって、それが米国憲法や独立運動に影響を与えたのだとか。イロコイ族の領地は小さくなってしまったけれど独立していて、独自の憲法、独自の議会があるそうです。(日本政府は国家として承認していないそうです)7代先のことを考える、というのがイロコイ族のモットーです。議会でいつも自然との調和を宣言する文章をよみあげるそうで、翻訳を見せていただきましたが、聖フランチェスコの「兄弟太陽、姉妹月」を連想させるものでした。イロコイ連邦 タヴェルニエ監督作品については、長くなるので後日。 フェアトレードの出店でお財布と小銭入れを買いました。合わせて2000円ちょっと。インド製です。インドではヤギを食べるので、ヤギ革がたくさんあって原料費が安いためこの値段でも賃金をちゃんと払えるのですって。シマウマやフクロウ、花模様などあって、迷いましたが、やっぱり猫を選んでしまいました。ちょっと派手ですが。こちらのお店です。
September 29, 2007
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鳩山法務大臣の「ベルトコンベヤーって言っちゃいけないが、乱数表か分からないが、客観性のある何かで事柄が自動的に進んでいけば(執行される死刑確定者が)次は誰かという議論にはならない」 などという発言にはあきれましたが、批判をした亀井静香氏の面会を鳩山氏は断ったそうです。きちんと議論すればいいのに、と思うのですが、人間の資格がないといった人とは話し合う気はない、と言い、さらに、死刑廃止論を批判するようなことを言いました。 けれども、それは自分の無責任さを隠すためのすりかえとしか思えません。今回非難されているのは、鳩山氏が死刑制度に賛成しているかどうかではなく、人の命を軽んじる考え方、態度、法務大臣として責任の重さを引き受ける覚悟がないことです。 それに、今の日本の冤罪を生む取調べや司法を変えずに機械的に処刑していくなんて、とんでもないです。 総理大臣は変わっても、ほとんどなにも変わっていない自民党。領収書を線引いて書き換えていいなら、領収書の意味がないような気がしますが…【読売】福田首相の支部、国契約業者から寄付…公選法に抵触かhttp://www.asyura2.com/07/senkyo42/msg/570.html<スクープ>福田氏の政治資金 領収書書き換えた これは文書変造罪だ!【しんぶん赤旗・日曜版】さて、イベント情報です。(とりあえず東京のみでごめんなさい)29日土曜日・輝け9条!世界へ未来へフェスティバル2007シンポジウムや映画その他盛りだくさんでどこに行くか迷いそうです。・【日本の青空」上映会中央区・本願寺築地別院 第一伝道会館 ブディストホール 詳細はこちら各地上映日はこちらイベントではありませんが、ミャンマー関連です。・ミャンマー大使館前にて29日午後1時から4時まで抗議行動・30日 デモ行進 1時30分五反田南公園集合 ビルマ大使館まで30分から40分かけて行進。その後ミャンマーのかたたちは48時間ハンガーストライキにはいられるそうです。10月2日には参議院議員会館にて院内集会があります。 詳しくは福島みずほさんのどきどき日記をご覧下さい。 ハムニダ薫さんのところで知りました。ネット署名運動です。こちら
September 28, 2007
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昨日平和省地球会議「東京シンポジウム」に行きました。防衛省は戦争を考える省なので、平和をつくるための平和省を世界中の国でつくるようにしよう、という運動です。ネパール、ソロモン諸島では既に実現しています。 昨日のシンポジウムの第1部は「世界の平和省創設運動の現状」で、各国の人たちが自国の状況を報告しました。申し訳ありませんが、最初のフィリピンは聞き逃してしまいました。 コスタリカでは、法務省の中に平和省ができることになっています。 カナダでは、5つの政党のうち、新民主党(社会民主)とグリーンの支持をとりつけていて、他の政党も動き出しているそうです。カナダは国連の人権宣言採択のとき、中心的役割を果たし、イギリスにエジプト侵攻を要請されたとき断った経験をしています。 オーストラリアのかたは、平和は良心をもってのみ実現する、と述べ、ひとりひとりに価値があることを認め、多様性を認める必要を説きました。オーストラリアで開催されたピースフォーラムは民主党がサポートし、知事も出席し、さまざまな宗教の人たちが集まったとのこと。持続可能で命を大切にする未来を目指します。 南アフリカのかたは、もっとよく知るために参加したということで、今回「平和のためのアフリカ連合」が結成されたという嬉しいニュースが発表されました。 ルワンダからは国会議員が参加していました。ルワンダには内戦がありましたが、やっと平和が戻ってきたので、生まれてきて、殺される心配をしないで天寿を全うできる社会をつくりたいと話しました。 アメリカの20歳の男性と女性も発言しました。自分達の世代は絆が断ち切られて他の国より暴力が多いけれど、教育により暴力をなくし、つながりを回復したい。平和省の運動はまだ小さいけれど支部が30以上になった。だんだんと広げてゆきたい、ということでした。 居合い道とヴァイオリンのコラボレーションをはさんで、第2部は「平和省ができた世界の未来」でした。プログラムにはディスカッションと書いてありましたが、時間がなくて順番に意見を述べる形になりました。 ルワンダのかたは、インフラ整備などで活躍してくれている日本に非戦の伝統ももたらしてほしい、日本人は政府に憲法9条を取り入れるよう要請したほしい、と言い、フィリピンのかたも、日本政府に世界に9条を広めるようにしてほしい、9条を実践してほしいと語りました。フィリピンでは独裁政権が終わったときにDepartment of Peace ができたけれど、小さいのでもっと大きくしたいそうです。 アメリカのかたは「日本は9条がある美しい国」と話し始めました。アメリカでは平和省をつくろうという法案808を提出しようとしており、平和大学ができたそうです。世界の平和省大臣が連体し、紛争が発展する前に解決するようにすれば持続可能な世界になる。暴力の文化から平和の文化へ変えよう、という発言でした。 「不安を解消するために防衛力を増大させれば他の国を脅かす、強さは平和と近隣とのよい関係から生まれる。偽物の国のプライドに国家予算を使うことは国を弱体化させ、ますます不安を煽る。」「歴史の授業で紛争のことばかりでなく、解決できた例も教えるべき」「平和を仕事にする役人がいない」「現状を変えようとしなければ進歩はない」などの意見がありました。 最後に国連の武装解除の現場で仕事をしていた伊勢崎賢司さんがコメンテーターとして発言しました。「日本を平和主義者だと思っているようだが、それは美しい誤解である。日本は憲法違反のイラク特措法とテロ特措法を通した。今アフガニスタンには国連のISAF(国際治安支援部隊)とアメリカ、NATOのOEFがはいっているが、OEFは兵士の戦死を防ぐために強力な爆弾を投下し、子どもを含む市民を巻き添えにしている。日本人が今考えるべきことは、OEFを直接サポートしているということは、市民を殺す作戦に加担していることになる、ということである。」 フィナーレではイスラエルのかたとパレスチナのかたが一緒に「地球会議宣言」を発表しました。平和省プロジェクトきくちゆみさんのブログ ホームレスの仕事をつくる「ビッグ・イッシュー」77号は平和省特集です。販売員はバックナンバーも持っているので、売っているところを通られたら、ぜひ買ってお読みになってみてください。200円です。
September 27, 2007
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時々通る、お店がちらほらしかないのだけれど一応「商店街」の名がついているところに、八百屋さんがあります。あまり商売気がなくて、夕方は早く閉まってしまうのですが、そこにはいるのです、白黒猫が。私が学生だったころ最初に家族の一員となった猫も、5年前に亡くなった次の猫も白黒猫だったので、今でも白黒猫が歩いているとついていきそうになってしまいます。その八百屋さんでは、時々商品のはいっているかごに猫が一緒にはいって寝ていたりします。「それひとかご下さい」と言ったらどうだろう、などと想像してしまいます。 いつも買おうと思うともう閉まっていたり、営業中だったときにはうちの冷蔵庫がいっぱいだったり、とタイミングが合わず、今日やっとはじめて買い物をしました。最初お店の人が奥のほうにいて、声をかけても聞こえない様子。すると、猫が出てきて「ニャー、ニャー」。なでながらもう一度声をかけたらおばさんが出てきて「ごめんなさいね。いい子なんですよ」。「お店番してるんですね」と言ったら、私が帰りかけるときにも、「お店番してくれたの、ありがとうね」と猫に話しかける声がしていました。寝ていた真っ黒の猫も負けじと起きて出てきていました。楽しいお店なのでまた買い物しようと思います。猫好きでないかた、こんな話でごめんなさい。 平和省のお話を聞いてきたので、後日書きます。
September 26, 2007
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3時間以上なんて長過ぎと思いつつ、思わず見てしまいました。こちらなんでも、9・11の現場で救助活動をしていた人たちにリンパ腫や白血病など各種の癌が多発しているとのこと。救助犬もずいぶん死んでいるそうです。広島・長崎の原爆から数年たって癌になる人が出てきたのと同じような状況だそうです。米国政府が説明するように熱で鉄骨が溶けてあんなふうに崩れるなんてありえないし、1000人もの人の遺体が蒸発してしまっているのだそうです。アメリカでも自作自演を疑う人がだんだん増えているようです。 イラクに大量破壊兵器はなく、9・11とも関係なかったのに、アメリカのイラク攻撃をいち早く支持した日本の政府はいまだに間違っていたともいわず、責任もとっていません。自衛隊の給油がイラクで使われているという憲法違反行為ともども野党には国会で追及していただきたいです。 上記のビデオの中できくちゆみさんが薦めているビデオを制作した16歳の少女のブログに行ってみました。16歳でこんなに頑張っているなんて感心しました。Peace Takes CourageAnimations のところをクリックすると彼女が制作したビデオがたくさんあります。 イラク首相がアメリカの「警備会社」ブラックウォーターがイラク民間人に銃を乱射して殺害した件で、容認できないと発言したニュースがありました。このブラックウォーターはもともとは警備会社だったのが、ブッシュがイラク戦争を考え始めた2002年に急成長、戦車や航空機まで持っている傭兵派遣会社です。創設者は共和党の大口献金者でキリスト教右派と関係が深いのだそうです。無法なことをするのでイラク人に忌み嫌われています。傭兵は民間人ということで軍法会議にかけられることもありません。今5万人ほどイラクにいると見られています。一国の中に私設の軍隊があるなんて、アメリカの憲法にも違反しているそうです。FACTAonline 戦争「外注化」イラクでお手上げ
September 26, 2007
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昨日ご紹介した立教大学構内の旧宣教師館、あまり重くなってしまうかと載せなかった写真です。屋根裏部屋から降りる階段から見下ろした図です。立教学院にはこんな建物もあります。 古い建物、特に洋館がお好きなら、ここをご存知ですか?新宿区の小笠原伯爵邸がレストランになっています。(カフェしか行ったことがありません…)小笠原伯爵邸
September 25, 2007
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立教大学構内にある11・12号館(旧宣教師館)が解体前に公開されるというので、見に行きました。1931年竣工。F.V.W.バーガミニ設計。木造白色ペンキ塗りのコロニアル調の建物です。俊工時は宣教師の二世帯住宅、最近は事務室として使われていたそうです。 木の窓枠の部分と鉄の窓枠の部分がありました。これは木です。懐かしいネジ式の鍵です。 裏口?正面玄関ではないですが、すてきなドアです。 玄関口の照明器具もちょっと錆びていますがよい感じです。
September 24, 2007
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久しぶりのミステリーです。モーラ・ジョス作「夢の破片(かけら)」ハヤカワポケットミステリ 猪俣美江子訳 シルバータガー賞受賞作品です。 ジーンは父を早く亡くし、大学進学をあきらめて秘書学校を卒業、働きながら意地の悪い継母の介護に若いときを過ごしました。自宅の火災で義母が亡くなってからは、留守番を派遣する会社に登録し、転々と住み込みで留守番をして暮らしてきましたが、会社からはもう年だから今回の仕事で最後と言われていました。依頼者からはキッチンと与えられた部屋以外ははいってはいけないと言われていましたが、偶然鍵束を見つけて部屋を見て歩きます。その屋敷も置物もジーンには自分のもののようにしっくりときて居心地がよいのです。しばし女主人のような気分になっているところへ、妊娠して恋人に捨てられたステフと、車の保険も払えず盗品を売るようになったマイクルが偶然やってきます。恵まれない生い立ちと誰にも必要とされていないという共通点を持つ3人は家族として暮らし始め、初めて幸せを感じます。お互いを大切に思い、この幸せを失わないためならなんでもしたい… 犯人探しのミステリーではありません。冒頭のジーンの手記を読んでも読者にはどういうことなのか謎なのですが、読み進むにつれ、どうなっていくのかと引き込まれます。どう考えてもずっと続くとは思えない団欒… 話かわって、今日のおすすめブログは言の葉工房さんの「裁判員制度の実態」です。日本国籍を有し、衆議院の選挙権を持っている人、義務教育を受けている人、禁固刑以上の刑に処せられたことがない人なら誰でもいつ選ばれるかわかりません。「候補者は出頭を求められ、思想や行状を調べられ、裁判員に相応しいかどうか審査する。その結果、相応しい人を裁判員にし、さらに予備裁判員を決める」のだそうです。 仕事の都合なども考慮されず呼び出され、思想調査されるなんておかしくないですか?その上、答えることを拒否することは許されず、虚偽を言った場合や、あとで表決の議論や裁判員が誰だったかなどの内容をもらした場合は罰金や禁固刑の罰則があります。かえって民主的ではないように思えます。他にもいろいろぜひ読んでいただきたいことが書いてあります。
September 23, 2007
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昨日日比谷公会堂にて開催された「あの戦場体験を語り継ぐ集い~全国の牢兵士、62年ぶりに一堂へ!~」に途中からですが、行きました。戦場からの帰還者310万人のうち、高齢化で今健在なのは十分の一以下と推定されるそうで、その中から15万人の体験談の収録をめざしている「戦場体験放映保存の会」と社団法人マスコミ世論研究所主催です。 「戦場体験放映保存の会」は、無色・無償・無名が原則で、ありのままの体験を記録保存するのが目的です。ボランティアもけっこう若い人がいるのが嬉しいです。昨日は1700人以上の聴衆が集まり、盛会でしたが、語る人ひとりひとりの持ち時間が短すぎ、これから言いたいことを言おう、というときに時間切れになってしまう人があいついだのが残念でした。 いくつかの体験談を載せさせていただきます。・戦艦「武蔵」の生き残りのかた米軍による第一波の空襲から四波、五波、と武蔵を狙ってきた。地獄の責め苦。艦内の病院のようになっていたところは「人間の塩辛」状態だった。靖国神社で慰霊祭を死ぬまでやっていく。・陸軍?で中国にいたかた戦争とはあなたの愛する人が殺されるということです。150日にわたる3000キロの行軍、空腹と疲労、蛇や蛙も食べる。自殺、逃亡するものが出た。戦友がマラリヤで死んだ。もう戦争はいやだ。今日の平和は先輩の犠牲の上にある。改憲はぜったいいけない。・18歳で陸軍航空兵として満州に行ったかた戦闘機はぼろで100キロ爆弾が積めず50キロ爆弾を積んだ。出撃すると燃料が足りないので帰れない。スターリンと瀬島のせいで60万人が捕虜収容所に収容されたがいまだ戦後補償を受けていない。耕しただけ畑がもらえると言われて移住した開拓団ともども国に捨てられた人々といえる。アメリカの行う戦争に賛成する風潮が起きないように孫子に伝えなくてはならない。権力・政府・軍は、ことばでは国民の生命、財産を守るというが、うそである。 他にも貴重な証言の数々、フリーページに載せました。途中から聞いたので聞き逃したかたの証言があり、聞き間違いもあるかもしれません。こちら 入院中の上田哲さんが車椅子で壇上にあがり、組織、資金もなく、日比谷公会堂でできるのかと思ったが、たとえ100人でも集まればと、自己負担で機材を買って取材にいくようなボランティアたちの献身的な努力によりここまできた。戦場体験は戦争体験より鮮烈なので、次世代に伝えたい、と話しました。痛みで声が小さいと司会の方の前置きがありましたが、力強い声でした。 上田哲さんというと、もと社会党と思われるかたもいらっしゃると思いますが、この会は・いかなる政治・宗教の利害の立場も受け付けない ・戦争体験そのものをそのままに ・議論はよいがどの議論にも流れない をモットーにしているということです。八百屋、魚屋のおにいさんが赤紙一枚で招集され苦しんだことを伝えるのが目的だそうです。 発言者の中にも、今の時代滅私奉公の精神が逆に滅公になっているのがいかん、というかたもいれば、憲法9条を守ることに老骨をひっさげて頑張りたいので皆さん協力してください、というかたもいました。 15万人の証言のDVD化を目標にしており、何の義務もない会なので、ぜひ入会してくださいとのことでした。戦場体験放映保存の会入会のごあんない
September 22, 2007
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「題名のない音楽会」の公開録画に行きました。2回分まとめての収録です。1回目は中村紘子さんの公開レッスンです。コンサートピアニストを目指している将来有望な中学生、高校生、音大生が演奏し、中村紘子さんがアドバイスします。まだ放送していないので、詳しくは書きませんが、指の角度で音色が違うので、使い分けることや、コンチェルトでオーケストラとあわせるときのコツなど、ピアニスト志望でなくても興味深いお話が聞けました。 未熟でも、「皆さん聞いて頂戴、こんなすてきな曲なのよ、泣けるでしょう?」という気持ちで弾くと、聴衆にもオーケストラにも伝わるけれど、それがないと、どんなに完璧でも「お上手でしたね」で終わってしまう、という言葉が印象に残りました。音楽の演奏だけでなく、スピーチやいろいろなことに共通なように思えます。 2回目分はベートーベンのピアノ協奏曲「皇帝」のすばらしさについて、中村紘子さんと指揮者の大友さんが論じ、実際に演奏しました。1楽章だけなのが残念。 中村紘子さんが、ここはカットしてね、とおっしゃる場面もあったりして、どんなふうに編集するのかも興味があります。10月7日と14日午前9時から放送予定です。BSは13日、20日の土曜日18時30分からです。
September 21, 2007
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国連の謝意の件、安倍氏がブッシュに頼み込んだ結果だそうです。ウェブ魚拓です。「謝意盛り込み」首相が直談判 ところで、アメリカでは戦争をテーマにした映画が次々作られているそうです。米映画界で戦争テーマが復活、話題作が続々登場 さて、何十億円もの税金を無駄遣いして国会を空転させている総裁選、次は福田さんに決まりといわれていますが、どうでしょう。週刊誌などが福田バッシング、麻生擁護を始めたように思います。まず総裁選が盛り上がっているかのような報道をして、安倍さんの無責任さや切っても切っても金太郎飴のように出てきた事務所費その他の不祥事を忘れさせておいて、麻生さんがかわいそう、麻生さんの方がはっきり言ってくれそう、麻生さんの方が面白い、という世論を作ろうとしているのではないか、とひねくれものの私は疑ってしまいます。 でも、所詮麻生さんもこの程度。華氏451度さん「麻生太郎様―あなたはパシリになりたかったのですね」 福田さん、麻生さん、安倍さん、みんな同じ穴のムジナ。早く解散総選挙して民意を問うてください。
September 20, 2007
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昨日家に帰ってお茶でも飲もうと思ったら、ちょうどラジオに勝谷さんが登場する時間でした。この前の安倍さんが辞任した理由は何か、で勝谷さんが大胆推理した文春の記事、安倍さんと宗教について、他のメディアは触れていない、ということは、当たっているということなのだそうです。 なるほど、そういう考え方もあるかもしれませんね。某政治評論家に「あの話は大手マスコミではタブーなんだよ」といわれたそうです。文春の記事を書いた同じ人の週刊朝日の記事では、自分の文春の記事に全く触れていないのは、週間朝日も週刊誌とはいえ大手新聞系だからなのですって。辞任の理由は、時効だけど週刊現代の脱税疑惑やほかにも原因はあるでしょう。ブッシュに引導わたされたという説もありますね。 安倍さんはじめ自民議員多数と民主の一部議員が統一協会系の大会に祝電を送ったことや、アメリカからの年次改革要望書のとおりに自民・公明が政治を行ってきたことについて大手マスコミがいまだ書かないのはやはりタブーとされているからなのですね。 勝谷さんによると、街角で遊説(そもそも一般の人は投票するわけでもないし、街頭演説などおかしい)するときに、麻生支持のプラカードと福田支持のプラカードの字体が似ていたそうです。そういえば、参院選のとき、うちの近所に貼ってあった自民党と公明党のポスター、同じ画鋲(あまり一般に普及していないようなデザイン)が使ってあったのと同じ構図かしら?素直に言われたことをやる人たちを動員したということなのか… 参院選で安倍さんのまわりに何千人集まったいうのも動員だったらしいです。それに写メールしている人たちが支持者とはかぎらないのに、いかにも盛り上がっているような映像をテレビで流しているのはいかがわしいですね。 私の駄文が長くなってしまいましたが、お勧めなのは、とむ丸さんの国会がおかしい、自民党もおかしい、テレビもおかしい です。 天木さんのブログの19日の記事「国連を利用してテロ特措法延長を画策する外務省」もぜひお読みください。
September 20, 2007
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参議院会館会議室で開かれた「文民統制無視発言」抗議集会のご報告です。参議院会館の会議室いっぱいに、弁護士さんたち、共産、社民の議員さんたち、いらっしゃれない議員さんの代理の秘書のかたたち(社民、民主)、一般の人たちが集まりました。報道は東京新聞だけでした(朝日新聞もと後で知りました、失礼しました9月21日追記)。 まず、元自衛隊の佐藤議員の発言は、単に個人の発言ではなく、自衛他の方針であること、幹部の意識であることが資料からわかったということと、立法府である国会の議員が脱法行為をすると堂々と発言することは問題であるというお話がありました。 自衛隊が教育用に使っているパワーポイントで作成された資料のコピー(情報流通促進計画17日の記事に一部載っています)は具体例というところが50ページほど墨塗りになっているそうです。共産党・赤嶺政賢さん:辺野古には事前調査に自衛隊の「ぶんご」が派遣されているが、これは自衛隊法のどこにも書いてない活動であり、自衛隊法に基づかない動きが拡大している。かつて久間氏は、「法解釈はゴム毬のようにいくらでも伸びる」と発言した。給油活動でも、実際に危険を感じたことは一度もないにもかかわらず、架空の理論を打ち立てている。社民党・保坂展人さん:具体例を知らずに審議できないので、国政調査権で開示してもらうようにしたい。既成事実化される前に止めることが必要。小池百合子氏と守屋氏の応酬、自衛隊の情報保全隊が県民感情を調査するといって、当然のように活動の記録をしていることなども問題。社民党・照屋寛徳さん:テレビでこの件について見てびっくりした。各政党がただちに憲法違反だと立ち上がると思ったが、鈍感力が身についているのではないか。これは明確な憲法違反だ。米軍再編は米軍と自衛隊が融合することを意味している。一緒に軍事訓練をしたり、アメリカ海兵隊の巨大基地をつくるために自衛艦を派遣している。社民党・近藤正道さん:佐藤議員は確信犯である。パワーポイントの資料には「武器を使う積極的な意思がなければ武器を持って救援に駆けつけることはかまわない」とあるが、「積極的な意思」とは心の問題であり、そのような判定できないことを基準にするのはおかしい。有識者会議は集団的自衛権の行使は憲法違反でないという意見を出そうとしているが、芽のうちにつぶすべき。柳條湖、盧溝橋事件を思わせる。前田哲男さん:旧憲法は軍の統制権の独立をうたっていたため、そこには予算が含まれると主張されて国家予算がのっとられた。自衛権の名の下に議会のコントロールをはずれ、現地が中央をひっぱった。現憲法はそれらを否定しているが、自衛隊は防衛省に明治憲法の価値観を持ち込んでいる。市民代表のかたからは、「小田実さんは、『戦争を知らない人は、戦争に向かっていくときは街に軍歌が鳴り響き、みんなが日本の勝利をひたすら祈っているような異常な状況になると思っているらしい。でも私の経験では、ありふれた日常の中で進行し、戦争へと突入していった』」「マスメディアでの報道がほとんどないが、最初に引き出したのはTBSテレビだということで評価したい。佐藤議員の判断は本当に出先だけの判断か?官邸は市ヶ谷とのつながりはどうなのか?」などの意見、また、東京大空襲原告団のかたからは、「戦争は突然起きるのではなく、長い準備がある。有事法制、イラク派遣などを見て、ここまできたら言うべきことをいわなくてはという気持ちがもりあがった。平均74歳でもあるので、今言わなくては、という想いがある。知らないところで公然と憲法を蹂躙して戦の準備がなされていることに背筋が寒くなる。安倍政権は国立の追悼施設建設を凍結したが、民間人の犠牲者は戦争の犠牲者と考えていない。現在もう国民保護法には『国や地方自治体の命令により死亡した場合は保障する』と書かれている。」との意見が出ました。東京大空襲訴訟については恒久平和のためにさんをご参照ください
September 19, 2007
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試験はいつも一夜漬けだった私、三つ子の魂百まで、ぎりぎりになってしまいましたが、お知らせです。19日正午より参議院会館にて「文民統制無視発言」抗議集会があります。詳しくは情報流通促進計画または杉浦ひとみの瞳をご覧ください。 絶滅危機にあるジュゴンの生息する海を守るためのアクションに参加なさいませんか?ネットでできます。1万人のメッセージで救う沖縄の絶滅危惧種ジュゴン9月26日締め切りです。
September 18, 2007
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