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〔予約〕ショック・ドクトリン 上【1000円以上送料無料】価格:1,815円(税込、送料無料) (2024/3/1時点) 楽天で購入 ショック・ドクトリン (下) 惨事便乗型資本主義の正体を暴く [ ナオミ・クライン ]価格:2,750円(税込、送料無料) (2024/3/1時点) 楽天で購入 読んだのは去年末。図書館で借りました。本当はじっくりメモりながら読みたかったのですが、状況的に急いで読んでしまったのがちょっと残念。ですが、是非多くの方に読んでいただきたいのでレビューを書いておこうと思います。100分de名著で見てコレは読んでおこうと思い、予約しました。堤未果さんが、実にわかりやすく説明されていました。ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』 2023年6月 (100分 de 名著) [ 堤 未果 ]価格:599円(税込、送料無料) (2024/3/1時点)「ショック・ドクトリン」とは、社会に壊滅的な惨事が発生した直後、人々が茫然自失している時をチャンスととらえ巧妙に利用する政策手法です。2005年のニューオリンズの大災害がありました。私はニューオリンズに行った事があり、本当に貴重な楽しい時間を過ごしたので、とても悲しい出来事でした。それを最大のチャンスと捉えている人々がいるのに違和感を感じたのが最初だったと、ナオミ・クラインさんは書かれていたと思います。大災害で人々がショックを受けている隙に、民間企業が入り込み、高級住宅を建設するなどして多大な利益を生む人達がいるのです。その中心人物はミルトン・フリードマンでした。以前ジョージ・オーウェルの『一九八四年』のレビュー ( こちらから飛んでください) を書きましたが、このディストピアの世界、現実に既に起こっていたのは衝撃でした。特にショッキングだったのがチリのピノチェト政権。抵抗する者は捕まえられて拷問されるってホントむごたらしいです。昔のテレビドラマのヒーローものの悪役みたいな事がリアルで行われていたんです。CIAの協力の元ユーイン・キャメロンが行っていた、記憶を抹消してまっさらにし、新たな記憶を植え付ける人体実験。『恐怖の頭脳改革』ってリアルにやってたんですね…。『時計じかけのオレンジ』も連想しました…。【中古】 BRAIN SALAD SURGERY(恐怖の頭脳改革)/エマーソン、レイク&パーマー価格:871円(税込、送料別) (2024/3/3時点) 楽天で購入 時計じかけのオレンジ [ マルコム・マクダウェル ]価格:1,320円(税込、送料無料) (2024/3/3時点) 楽天で購入 この本は、ミルトン・フリードマンに対する酷い印象操作だと書かれている記事もありました。本当に何が真実なのか分かりずらく、何事も真に受けない方が良いのだとは思いますが、世の中おかしいと思う事は多々あるので、1つの流れに惑わされずに考えていきたいですね。良かったらクリックよろしくです
February 29, 2024
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キリスト胡散臭い奇跡とか、とうてい納得出来ない教えとか、キリストが嫌いな事は度々書いてます。そのキリストに対してもル・ボンはボロクソ書いてて痛快でした(≧▽≦) ガリラヤの無学な一大工の子が、二千年のあいだ全能の神となり得て、その名において最も重要な文明が築かれたなどとは、真実らしくないことであったし、また、沙漠から出た数隊のアラビア人が、旧ギリシア・ローマ領の大部分を征服して、アレクサンデルの帝国よりも広大な帝国を建設し得たのも、真実らしくないことであったし、非常に旧弊で、極めて階級制度のきびしかったヨーロッパにおいて、一介の砲兵中尉が、多くの国民や王侯の上に君臨しおおせたのも、さらに真実らしくないことであった。 ※訳中 ガリラヤは、小アジア、パレスチナの北部にあった地方。この地方の町ナザレは、イエスが青年時代をすごしたところである。なお、イエスの養父ヨゼフは、大工であった。屈従自由より屈従の方が脳が楽なんでしょうね…群衆の精神を常に支配しているのは、自由への要求ではなくて、屈従への要求である。服従に対する渇望が、群衆を、その支配者と名のる者へ本能的に屈服させるのだ。 威厳なるほどです。 さて今度は、人格的威厳について述べる段になった。人格的威厳は、人為的、後天的威厳とは全く性質を異にしていて、およそ肩書や権威などとは無関係な一種の力なのである。これを具えている少数の人は、その同輩を含む周囲の人々に、真に磁力のような魅力を及ぼし、そして、あたかも猛獣が、造作もなく食い殺すこともできそうな猛獣使いの意のままになるように、人々は、彼等の意のままに服従する。 仏陀、イエス、マホメット、ジャンヌ・ダルク、ナポレオンのような、人間の偉大な指導者たちは、この型の威厳を高度に具えていた。こういう人々が強引に自己の力を植えつけ得たのも、特にこの威厳によるのだ。神々も英雄も教義も、強引に自己の力を植えつけ得たのも、特にこの威厳によるのだ。神々も英雄も教義も、強引に押しつけられるものであって、論議されるべきものではない。それらは、論議の的となるやいなや、消滅してしまうのである。 革命なるほどなるほど。革命のはじまるときは、信念の滅びるときである。 モロックの伝説子供をいけにえに捧げさせる神なんて、邪悪中の邪悪ですよね。ヨーロッパの諸民族は、千五百年この方、仔細に検討すれば、モロックの伝説にも劣らぬほど野蛮な宗教伝説を、異論のない真理と見なしてきたではないか? 神が、1人の人間の不従順に対し、その子に恐るべき刑罰を加えて報復するという伝説の驚くべき不条理さも、幾世紀ものあいだ、世人には気づかれなかった。 ※訳註 モロックとは、昔フェニキア人が、人身、殊に小児をいけにえにして祀った火神、人体牛面の怪像であるという。解説穐山貞登 氏の解説では、ちょっとル・ボンの説に否定的な感じがしました。確かにちょっと極端に断定している面があるかもしれません。以下引用です。 この前世紀末の著書は、「パニックが群集心理によって起こった」、「株価が群衆心理によって変動した」、『歓声が群集心理によって見境いがなくなった」などと言うことを、いかにももっともらしく世界中に広めてしまった。今日、著者ル・ボンの名前も、この群集心理というラベルとともに知られている。 私も、実に面白い説だと思いつつも、群衆にはそういう事も有り得る、ぐらいの感じで読んだ方が良いかもしれないと思いました。クリックフォローよろしくです群衆心理 (講談社学術文庫) [ ギュスターヴ・ル・ボン ]価格:1122円(税込、送料無料) (2022/7/18時点)楽天で購入
July 18, 2022
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歴史この説は面白いです。こういう出鱈目を私たちは散々暗記させられて勉強させられてきたのでしょうか😂いくつか引用します。歴史書とは、よく観察されなかった事実に、後日捏造した説明を伴わせる創造的記述にほかならないのである。───中略─── ヘラクレスや仏陀やイエスやマホメットのような、人類史に重要な役割を演じた偉人の生涯について、少しでも真相を知っているか? 十中の八、九までは知らないのである。それに、実際のところ、彼等の正確な伝記などは、さして肝要ではない。群衆に感動を与えた人物とは、伝説上の英雄であって、現実の英雄ではないのである。 英雄の伝説が群衆の想像力によって変貌させられるには、数世紀の経過を要しもしないのである。その変貌が往々数年のうちに行われることがある。今日われわれは、歴史上最も偉大な英雄の一人の伝説が、五十年足らずのあいだに幾度も変化したのを知っている。 仏教、キリスト教、回教などの創始、宗教改革、フランス大革命、また今日では社会主義の憂慮すべき侵入のような、歴史上の大事件はすべて、群衆の想像力の上に及ぼされた強烈な印象の、直接あるいは間接の結果なのである。 歴史に関しては、特にナポレオンをボロクソに書いていて笑いました。以前は習った歴史をだいたいは律儀に信じていたと思うのですが、ここ数年で覆る事がありました。それにル・ボンが念を押してくれたかなーと思います。(笑)ドストエフスキーなんとこの本もドストエフスキーに言及されていました。イワン・カラマーゾフでしょうか。もし群衆に無神論を信奉させることができるならば、この無神論は、宗教的感情に特有の偏狭な熱情を伴って、外形的にはたちまち一種の宗教となるであろう。これについては、ささやかな実証哲学派の進展が、一つの珍しい例証を提供してくれる。それは、あたかも深刻なドストエフスキーが物語っているあの虚無主義者に似ている。その虚無主義者というのは、ある日、理性の光に照らされると、ささやかな礼拝堂の祭壇を飾っていた神や聖者の肖像を破って、大蝋燭の火を消した。そしてときを移さず、破棄した肖像のかわりに、無神論哲学者数名の著書をおき、それからうやうやしくふたたび大蝋燭に火をともした。彼の宗教的信念の対象こそ変ったが、その宗教的感情にいたっては変化した、と真にいえるであろうか? amazonレビューなどを見てもコレに言及されてる方はおらず、イワンかなあと思うのですが確信は持てません😅無神論も《無神論》という宗教になってしまうと言われてしまうと(ノ∀`)アチャーて感じです。フランス革命ここ数年読んだ本『フランス革命』がかなりのポイントになってます。純理の示すところに従っては、社会を徹底的に改造できないということを発見するために、二十年間に数百人の人間を殺戮し、ヨーロッパ全土を混乱に陥れねばならなかった。専制君主たちが、彼等を歓呼して迎える民衆に高い犠牲を払わせるものであることを実証するためには、五十年間に、二回の破滅をきたすほどの経験が必要であった。しかも、その経験は、結果が明白であるにもかかわらず、十分に説得力を持っていなかったように思われる。しかし、最初の経験は、三百人の人命を犠牲にし、外国軍の侵入をまねいた。二回目の経験は、領土の分割と、常備軍の必要とをもたらした。三回目の経験は、数年前にあやうく試みられようとした。が、いずれいつかは必ず試みられよう。厖大なドイツ軍が、一八七〇年以前にとなえられていたような、一種の無害な国民軍ではないことを一般に承認させるためには、われわれにあれほど高い犠牲を払わせた恐ろしい戦争を必要としたのである。保護貿易主義が、それを受け入れる国民を遂に破滅に導くことを認めるためには、たびたびの不幸な経験が必要であろう。こういう実例は、幾つでも際限なくあげられるであろう。 これはヒトラーも書いてたと思うので、影響を受けた点かもしれません。群衆の心を動かす術を心得ている弁士は、その感情に訴えるのであって、決して理性に訴えはしないのである。 まだ続きます。こちら札幌でも昨日は30度超えましたが、まだまだ爽やかです。本州は40度の所もあったりで6月なのに辛そうですお身体大事に過ごしてくださいね。クリック&フォローで応援していただけたら嬉しいです群衆心理 (講談社学術文庫) [ ギュスターヴ・ル・ボン ]価格:1122円(税込、送料無料) (2022/6/27時点)楽天で購入
June 27, 2022
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100分 de 名著 を見て、面白そうだと思い図書館で借りて読みました。名著113「群衆心理」:100分 de 名著 - NHK1895年に書かれたこの本が、現代の重要な問題を指摘しているようで驚きです。上のサイトから引用します。ル・ボンによれば、「群衆心理」は、為政者や新聞・雑誌等のメディアによってたやすく扇動されてしまうという。彼らは、しばしば、精緻な論理などを打ち捨て、「断言」「反復」「感染」という手法を使って、群衆たちに「紋切り型のイメージ」「粗雑な陰謀論」「敵-味方の単純図式」を流布していく。極度に単純化されたイメージに暗示を受けた群衆は、あるいは暴徒と化し、あるいは無実の民を断頭台へと送り込むところまで暴走を始める。 ヒトラーがこの本を参考にしたと言われていますが、『わが闘争』にル・ボンの影響が見られますが、むしろこの本で言われている群衆心理が、ヒトラーを極悪人にしているのではないか、と私には思えます。一方的に同じ方向に動かされていく人々というのは恐ろしいです。第二次世界大戦での敗戦を経験した日本が、それを経験した人々が必死に伝えてきた事を、今こそ思い出すべきではないでしょうか。あの時の日本はまさに群集心理に動かされた気がしてならないです。「断言」「反復」「感染」群集心理の利用の仕方みたいな事が書かれています。「断言」「反復」「感染」によって人は何故考える力を失うのでしょうか。催眠術的なものなのでしょうか。 群衆は、ただ過激な感情にのみ動かされるのであるから、その心を捉えようとする弁士は、強い断定的な言葉を大いに用いねばならない。誇張し断言し反覆すること、そして推論によって何かを証明しようと決して試みないこと、これが、民衆の会合で弁士がよく用いる論法である。英雄これはウクライナが浮かんでしまいました。犯罪的といえば、確かに群衆はしばしば犯罪的である。しかし、またしばしば英雄的でもあるのだ。群衆は、容易にある信仰、ある思想の勝利のためには身を殺すにいたるし、名誉光栄のためには熱狂するし、十字軍時代のように異教徒の手から神の墓を解放するためには、あるいは一七九三年におけるように国土を防衛するためには、ほとんど食糧や武器がなくても誘いの手にのるのである。これは、もちろん、やや無意識的な英雄的行為ではある。しかし、歴史がつくられるのは、このような英雄的行為によるのである。もし単に、冷静に考えぬかれた偉大な行為のみが民族の名誉になるべきものとすれば、このような行為で、世界の歴史に記録されるものは、まずないといってよいであろう。 国のために老人から子供まで武器を持って戦えという大統領に賛成ですか?他国の応援の為に人を殺しに参戦するのは美しい行為ですか?停戦を促すのではなく、武器を送っての支援は正しいですか?次回に続きます。良かったらクリックやフォローよろしくです群衆心理 (講談社学術文庫) [ ギュスターヴ・ル・ボン ]価格:1122円(税込、送料無料) (2022/6/11時点)楽天で購入
June 11, 2022
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※最初に書いておきますが、竹宮恵子ファンの方には不快に思われる内容になってしまいました。うーん、なんと言うか…当時流行っていた典型的少女漫画に対する悪口的な?以下引用です。 当時の週刊少女マンガ誌のメインは、何といってもスポーツものだった。そして次に恋愛ものだった。大きな目と3段ぶち抜きの絵。そういう描写だけは本当にいやだった ──中略── さらにあのころは元気な女の子の成長話が多い時代で、私としてはどの要素を取っても、真似したくなる気持ちはまったく湧いてこない。 申し訳ないけど、この性格私はダメです😂と言うか、もっと別の書き方があるんでね? と思います。増山さんに関しても 増山さんはもうピアノの練習をしなくなり、あんなに優しい母親と毎日のようにケンカしている。酷くないっすか?増山さんの母親について「あんなに優しい」のかどうか、部外者には実際わからないですよね。増山さんあっての竹宮漫画でしたのに、いろいろ酷い仕打ちしてるんですよね。寂しがり屋の増山さん、あまり好きになれないですが、竹宮漫画の原案者でアドバイザーでプロデューサーという仕事をしていた増山さんに対しての扱いが酷すぎる😂周りの人にそういう説明をせず、マネージャーと思わせていたと書いてますが、何故説明しなかったのですか?そして言い訳のオンパレードでした。この方、あまり悪気なく矛盾した事言って気付かないタイプかなーと思うんですよ。大雑把でテキトーで萩尾望都とは真逆なタイプ。「俺試験勉強全くやってないよ、最初の方はわりとわかったけど途中から全然わかんなかったよ」えっ勉強してんじゃん。ってなギャグがあるけど、そんな感じ。以下引用です。 どんなふうにみんなに話したのか、実はよく覚えていない。誰にも相談らしい相談はしなかった……と思う。「ちょうど契約更新の時期だから、勝手だけど私、別で暮らそうと思うの」「もちろん、みんなはここに残るのもOKだよ」程度のことしか言えなかった。って、覚えてるじゃないっすか🤣才能ある萩尾望都への嫉妬を素直に書いていて、あとは言い訳みたいな感じの本でした。大泉本を読んだ時点では、昔の若い頃の事を反省して嫉妬心からだったと素直に書き、謝罪の気持ちとして本を贈っても読んでもらえないのはキツいだろうなあ、と同情的に見ていたのですが、いろいろ知っていくにつれ同情心も薄れてきました。【私的近況です】転職して1週間経ちました。まだ慣れてないし迷惑かけてますが、ヘマやっても全く嫌な顔されず、めっちゃ良い方達に囲まれて仕事していますエアコンもあるし(フツーあるよね) 環境最高デス!工場では「お先に失礼します」とか言ってもほぼ何も返ってこなかったんですよね。上司は挨拶する人でしたけど。今は皆さん挨拶する人ばかりです。基本ですよね〜良かったらクリック&フォローよろしくデス少年の名はジルベール [ 竹宮 惠子 ]価格:770円(税込、送料無料) (2022/5/28時点)楽天で購入
May 28, 2022
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ハワードさんの新聞広告北海道の野幌に池田いくみさんを訪ねていった話が出てきましたが、その池田さん、後に病気になり洞爺湖でリハビリをしていました。萩尾さんはその池田さんを訪ねていきました。病気で漫画家を目指すのを諦めた池田さんの原作『ハワードさんの新聞広告』を萩尾さんが描く事になります。その漫画がこの本に全部出ているんです。めっちゃ読む価値のある部分だと思います。とても可愛くて楽しいお話でした。☺️池田さんも嬉しかったでしょう。少女漫画革命この『少女漫画革命』っての、竹宮さんと萩尾さんが目指したとか書かれてるのありますが、完全に否定されてます!私は関係ないですって。ちょっとかわいそうなくらい😂まあ若かったんだし、しょうがないと思うんですけど、それを今本に書いてしまった竹宮恵子。「あなたは少年愛をわかっていない」と増山竹宮から散々言われてしまったらしい萩尾さん。そんなこんなも、まあ若かったんですよね、としか😂大泉サロン? 知りませんが。いやヤバすぎですって🤣こうハッキリ書かれてしまいました。「え? それ何? まさか、あの4畳半の長屋のこと?」ですってギャハハ(*≧д)ノシ彡☆「24年組」ってフレーズも苦手ですって。いやもう竹宮さん恥ずかしいでしょ。ってファンから怒られますけど、これはもう仕方ないとしか…城章子さんの「あとがき」もめっちゃスカッとしました。竹宮・増山がどんな感じだったかを客観的に書かれているというか。増山さんは実際少女漫画にめっちゃ貢献した方ではあるようですが、締め切り間際に決まって騒ぎ出して竹宮に料理させるっつー🤣 竹宮恵子は大泉サロン、24年組、少女漫画革命の話をドラマ化などして注目をあびるとか、多大なお金を得るとか、憶測でしかないですが、もしかしたら考えていたかもしれませんね。実際対談やドラマ化などの依頼があり「萩尾先生がOKなら良いです」と答えていたらしいです。そのせいで萩尾側に何度も話が来るものですから、断っても断っても来るものですから、この本を出したそうです。結果、いろいろな事が暴露されてしまいましたね。まあ仕方ないですよねぇ。ちなみに吉田豪氏が「竹宮先生の気持ちがわかりすぎる」と書いています。吉田豪 萩尾望都と竹宮惠子を語るなかなか面白い記事でした。この記事に出てくる中川右介著『萩尾望都と竹宮惠子 大泉サロンの少女マンガ革命 (幻冬舎新書) 』で2019年に増山氏に取材している、と出ています。萩尾望都と竹宮惠子 大泉サロンの少女マンガ革命 (幻冬舎新書) [ 中川 右介 ]価格:1034円(税込、送料無料) (2022/5/7時点)楽天で購入このタイトル、大泉本が出た後ヤバいでしょと思うんですが😂この記事で興味を持ち、図書館にあったので借りて読みました。予想に反して良かったです(笑)少女マンガ革命の話というより、漫画界全体の歴史的な事が書かれているので、このタイトルは失敗だと思いますね。ガロとかあらゆる漫画誌の歴史が書かれているので、漫画ファンは必読かもしれません。なのにこのタイトル…勿体ないっすねぇ😂オススメ本です。良かったらクリック&フォローよろしくデス一度きりの大泉の話価格:1980円(税込、送料無料) (2022/5/7時点)楽天で購入
May 7, 2022
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萩尾さんが竹宮&増山に呼び出されて盗作の疑いをかけられる話が出てきます。怖いっすよ:(;゙゚’ω゚’):萩尾さんのショックとストレスは身体にも出て「心因性視覚障害」になりました。そして何十年もずっとこの話を封印した萩尾さん。竹宮さんのジル本が出なければ、この話はまだ封印されていたはずです。木原敏江はこう言ったそうです。「個性のある創作家が二人で同じ家に住むなんて、考えられない、そんなことは絶対だめよ」竹宮惠子の『少年の名はジルベール』では、編集者の山本順也氏がこう言ったと書かれています。「一つ屋根の下に作家が2人いるなんて聞いたこともないよ。とんでもない話だ」これに尽きると思いますね。そもそも竹宮恵子と萩尾望都が一緒に住む事が間違っていたと。今でも癒えない深い傷を負ったのは萩尾側ですし、盗作の疑いをかけたなんて裁判沙汰になってもおかしくない話なのですが、単なるよくある若い女子の嫌~な話とも言えると思うんです。盗作うんぬんは作家とかではないと無いですが、2人で1人を呼び出して問い詰める的なやつね。そもそも一緒に住むのが間違っていたとしか思えないです。この本を読むと、竹宮&増山さんもホント嫌になるんですけど、ほんとその辺に転がっていた女性同士の嫌な話。5ちゃんねるにスレがあって一時期読んだんですが、竹宮恵子がそこまで叩かれるほどの極悪人とまでは思えないんですよね。ほんっとに陰険で大嫌いなやり方ですけど、よくある話でもあるんじゃないかと。そして、ここまで昔の話ですし、記憶違いは双方にあるでしょう。実際はこういう会話ではなかった、って事が両本に結構ありそうな気がします。2人で呼び出して盗作疑いなんて本当に酷い話ですが、実際の会話がどういうものだったかは誰にもわからないと思います。萩尾側で重く受け止めすぎた可能性もありますし、実際はもっと酷い事を言われた可能性もあります。事実はわからないです。ただ、竹宮恵子に傷つけられたのが萩尾望都だけではないって事を知ってしまって…それも漫画ファンにとって凄く不利益な形でです。岡田史子が復帰しようと応募した『アレ!』の新人賞の選者に竹宮恵子がいまして、こんな手紙をもらったとか…インタビューで答えています。選者のひとり、竹宮惠子さんから手紙をいただきまして。作品自体の出来が良くない。あなたはマンガ界の現状を知らなすぎるようですと書いてあった。それでマンガ家への道はあきらめたんです。私のマンガ家生活は、それで終ったんだと思いますね。 他にも潰された人いるんじゃねーか? と疑ってしまいますねえ。🤔だいたい岡田史子みたいなアーティストタイプはマンガ界の現状なんて知らなくて良いんですよ。実に詩的な漫画を描かれる稀有なアーティストさんでした。世間なんてどうでも良いんですよ。彼女にしか描けない世界がある芸術家なのですから!ほんとに何言ってんの? て感じです。凄い才能を目にすると嬉しいし、世に出るべきだと私は思うのですが、嫉妬して潰そうとする人って実際いるんですよね。世の中の迷惑でしかないと思ってしまいます。才能は世に出すべきだし、そういう使命を持って生まれてきてるんですから!才能あるゆえの苦悩も背負って生きてるのですから!周りの凡人が潰すなんて絶対ダメだと思います!幸い萩尾さんには良いお友達がたくさんいました。木原敏江さんの家の近くに引っ越し、少しづつ落ち着いて漫画を描き続けられたと思います。【近況です】以前お仕事の話をチラッと書きましたが、無事転職が決まりました!☺️いやまぢ良かったっす。命助かったぐらいの気持ちですε-(´∀`*)ホッ良かったらクリックお願いします一度きりの大泉の話価格:1980円(税込、送料無料) (2022/5/4時点)楽天で購入
May 4, 2022
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ヘルマン・ヘッセ竹宮恵子の『風と木の詩』は、もろヘッセの世界だと思いますし、BLの世界はヘッセからの絶対的影響がありますよね。BL的世界を描いていた漫画家さん達は皆ヘッセの影響を受けているのかな、と思っていました。ところが萩尾望都は『実はヘッセは嫌いでした』と書いていて軽く衝撃でした(笑)そして中学校の国語の教科書に載っていた『車輪の下』が苦手だったですって!私もそうだったんです。後にヘッセ大好きになりましたが、最初に読んだ『車輪の下』のせいで他の作品をずっと読まずにいて、大人になってから友達に『デミアン』を勧められてハマった訳でして…もっと早く大人になる前に出会いたかったと残念に思いましたよ😂萩尾さんは増山さんに『デミアン』を勧められましたが、勧めた増山さんの熱量のせいでネタバレまでされて入り込めなかったみたいで🤣その後『春の嵐』にハマったそうです。私は『デミアン』や『荒野のおおかみ』(Born To Be Wildのバンド、ステッピンウルフはココから名前付けてるんですよね) 『シッダールダ』等特に好きなんですが『メルヒェン』もとても好きです☺️カフカの話なども出てきて面白かったです。この後例の大泉からの決別のいきさつが出てくるのですが、長くなりそうだし何だか気が重い…ので次回に続きます。m(_ _”m)ペコリクリックよろしくです一度きりの大泉の話価格:1980円(税込、送料無料) (2022/5/3時点)楽天で購入デミアン (新潮文庫 ヘー1-2 新潮文庫) [ ヘルマン・ヘッセ ]価格:572円(税込、送料無料) (2022/5/4時点)楽天で購入春の嵐☆(ゲルトルート)☆ (新潮文庫) [ ヘルマン・ヘッセ ]価格:605円(税込、送料無料) (2022/5/4時点)楽天で購入
May 3, 2022
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ヨーロッパ旅行萩尾望都、山岸涼子、竹宮恵子、竹宮恵子本の原案者的な存在の増山法恵の4人でのヨーロッパ旅行の話が出てきます。1972年ですって! 凄い事です!この頃海外に行った人は少ないでしょう。パックツアーなんて無かったし、添乗員とかいなかったですよね。竹宮本にもこの話は出てくるし、増山法恵のインタビューなどにも出てくる話ですが、私はやはり萩尾本での旅行話は特に興味深く面白かったです。山岸涼子が北欧の風景を「茂みや木が北海道そっくりよ」と言ってたとか。ヨーロッパは氷河が来て、隆起した山々をゆっくりと削っていって、その結果なだらかな起伏にした土地で、日本の地形では氷河が来たのが北海道までなので、なだらかな地形の印象が似ているそうです。今はスマホひとつで世界中のいろいろな物や情報を知る事が出来ますが、1972年っつったら欧米の暮らしを漫画に描くとなるとわからない事だらけで大変だったみたいですね。なので漫画家さん達の海外旅行は漫画家視点で、私ら一般人とは全く異なるのが興味深いです。まずは有名な世界遺産とか建物とかを見なきゃって感じですもんね(笑)樹木、林、茂み、バス、列車、駅の構内、ホテルの内装、窓ガラスやドア、乗り物や人々などなど。漫画を描く為の、本物を知る為の旅行でした。資料として絵ハガキなどの写真はできる限り手に入れたとか。北海道旅行北海道を旅行する話がとても好きです。1971年の12月か72年の1月初め頃、野幌の池田いくみさんの家に遊びに行ったとか。いやーん今私の住んでる所の近くですよ!野幌森林公園にも行ってるんですって!赤い実の七竈とか出てきます。少し引用します。 「七竈よ。冬の雪景色の中であの実だけ赤くて綺麗でしょ」といくみさんが教えてくれました。雪の積もったガラスの二重窓も、庇の長いつららも、傾斜した屋根から出ている煙突も、室内のストーブも、全て珍しい。そして萩尾望都は、野幌から芦別市に行きます。この芦別がダンナの出身地なので、Σ(`Д´ )マヂデスカ!? と思いつつ読みました。萩尾さんは、芦別に、ささやななえこさんに会いに行きます。 夜の街灯に照らされた宝石のような雪の輝き。って素敵な表現! 私も芦別に行ってみたいです。次回に続きます。クリックよろしくデス一度きりの大泉の話価格:1980円(税込、送料無料) (2022/4/10時点)楽天で購入
April 10, 2022
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大泉洋じゃないですよ😁萩尾望都の本です。去年、Eテレの『100分de名著』の『100分de萩尾望都』を観て、漫画また読みたくてたまらん状態になり、図書館にあった『トーマの心臓』『ポーの一族』を読んだりしました。その流れでこの本の存在と、その前に出版された竹宮惠子の『少年の名はジルベール』の事を知り、両方図書館で借りて読みました。萩尾望都の漫画は明らかにアートだと当時から思っていました。背景小物など、細かい所も繊細に美しく描かれていた記憶。漫画家であると同時に芸術家なんですよね。そして調べてみたらやっぱり!の牡牛座さんなんですね。まさに芸術家の星座ですし、繊細さとドンくささ🙏 固定宮独特の意思の固さ、ある種の強さなどなど、まさに牡牛座さんだと思いました!自分をこっぴどく傷つけた人を完全にシャットアウトって、私なら出来なくて本とかきっと見てしまいますもん(笑)大泉で竹宮恵子と暮らしていた時の衝撃的な事実で話題の本ですが、その話が出てくるのは後半です。この本は、それだけではありません。その事ばかりが話題になっていますが、海外旅行や北海道旅行など、楽しい話満載なんです。そしてクロッキーブックに描かれていた絵や、漫画も掲載されています。図書館で借りて読みましたが、買っちゃおうかな、と迷ってます😁私は2019年初夏から北海道在住になりましたし、生まれも北海道なので何かと小さい頃から縁があります。北海道出身の漫画家さんがとても多く登場しますし、なんか嬉しいです。池田いくみさんは江別市出身 (大泉洋と同じ)で、今私が住んでいる所と近いです。ささやななえこさんは芦別市出身で、私のダンナの出身地と同じです。山岸涼子さんは空知郡出身なんですって!北欧の風景と北海道の共通点の話なども出てきて、実に興味深いです。次回から細かく書いていこうと思います。クリックよろしくデスm(_ _"m)ペコリ一度きりの大泉の話価格:1980円(税込、送料無料) (2022/3/31時点)楽天で購入
March 31, 2022
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感情人の「感情」を利用して扇動するって結構ありますよね。フランス革命なんかも、そんな感じがします。以下、感情について書かれた文です。人間というものは、知性に根拠をもたず、たいていは無意識にただ感情によってのみささえられた先入見にとらえられていることがまれでない、ということが問題である。こういう本能的な嫌悪、感情的な憎悪、先入的な拒否というような柵を克服することは、欠点のある、あるいは誤った学問的な意見を正しくなおすことよりも、四倍も困難である。誤った概念やよからぬ知識というものは、啓蒙することによって除去することができる。だが感情からする反抗は断じてそれができない。 ハーケンクロイツここからは訳注です。実は私、昔からナチスのファッションはカッコイイと思ってました。ハーケンクロイツ (鉤十字) は、もともとゲルマン人が青銅時代から用いた幸運のシンボルだそうです。このマークが決まった時のワクワク感が、以下の文に現れていて微笑ましいです。 その間にわたし自身が、いろいろとやってみて最後の形を描いた。すなわち、赤地に白い円を染め抜き、その真中に黒のハーケンクロイツを描いた旗である。長い間試みた後にわたしはまだ、旗の大きさと白い円の大きさと、同じくハーケンクロイツの形と太さに一定の割合をきめたのだった。 そしてそれが、最後までつらぬかれた。 同じ意味で、整理隊のための腕章もただちに作図された。しかも、赤い腕章で、同じように白い円を抜き、黒いハーケンクロイツを描いたものだった。 党員章も、同じ規準にしたがって企図された。すなわち、赤地に白い円、中央にハーケンクロイツを描いた。──中略── はじめて図案をしあげ、旗を引きわたしたとき、われわれ自身、みんなほとんどこどものような喜びを味わった。 二十五か条の綱領最後に、1920年2月24日に発表された二十五か条の綱領です。一部抜粋します。wikipedia 25カ条綱領10 精神的または肉体的な労働に従事することは、国家市民各人の第一義務でなければならない。各人の活動は、全体の利害に矛盾することを許されず、全体の範囲内において、かつ全体の利益のために、行われねばならない。それゆえに、われわれは次のことを要求する──。11 労働によらず、努力によらない所得の廃止。利子奴隷制の打破。23 われわれは、新聞による、故意の政治的虚報およびその流布に対する法律闘争を要求する。 3巻巻頭にあった写真をUPしてなかったので、最後にUPしますね。なかなか貴重かもしれないです。ヒトラー『わが闘争』の記事は、これで終了にしようと思います。悪の代名詞みたいに言われるヒトラーですが、実際はどうだったのか、今後いろいろな事が明らかになれば良いなあ、と思っています。クリック&フォローなどよろしくデスわが闘争(上) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:880円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入わが闘争(下) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入続・わが闘争 生存圏と領土問題 (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入
February 13, 2022
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日本 第二次世界大戦で日本は徹底的にやられました。有難い事に、それでも国は滅びませんでした。何故日本があのような目にあったのかが、もしかしたら、この文から分かるかもしれません。 ドイツの絶滅はイギリスの利益ではなく、第一にユダヤ人の利益であったが、まったくこれと同じように、今日日本を絶滅することもまたイギリスの国家的利益であるよりも、むしろ期待されているユダヤ人の世界帝国の指導者達の遠大な願望に奉仕するものである。イギリスがこの世界での自国の地位を維持するために骨折っている時、ユダヤ人は世界征服のための攻撃を組織している。──中略──ユダヤ人達はアメリカ合衆国の金融力の支配者である。一年一年とかれらはますます一億二千万民衆の労働力の監督者の地位に昇ってゆくのである。これが正しいかどうかは分かりませんが、これが書かれた後に日本がどういう事になったのかを考え、何故だ? と思って読むと、恐ろしいことに一致しているのではないか、とも思えるんです。真実はわかりませんけど。 ところでユダヤ人は、自分達の千年に亘る順応の結果ヨーロッパ民族の基礎を掘り崩し、種族の性格を失った雑種に養育することもあるいはできるかも知れぬが、しかし日本人のようなアジア的国家主義国家に同じ運命を与えることはほとんど駄目だということをじゅうぶん知っている。今日ユダヤ人はドイツ人、イギリス人、アメリカ人、そしてフランス人のふりをすることはできるが、黄色いアジア人に通じる道はかれらに欠けている。したがってかれらは、日本という国家主義国家をやはり今日同じような構造をもつ国々の勢力によって破壊しようと企てるのであるが、それはこの危険な敵の拳によって最後の国家権力が防禦力のない諸国家を支配する専制に変わってしまう以前に、その敵を片づけるためである。 ユダヤ人は自分たちの至福千年国家王国の中に、日本のような国家主義国家が残っているのをはばかり、それゆえ自分自身の独裁が始められる前にきっちり日本が絶滅されるよう願っているのである。 したがってかれらは、以前にドイツに対してやったように、今日日本に対して諸民族を煽動しており、それゆえ、イギリスの政治がなおも日本との同盟を頼りにしようと試みているのに、イギリスのユダヤ人新聞はすでにこの同盟国に対する戦争を要求し、民主主義の宣言と「日本の軍国主義と天皇制打倒」の鬨の声の下に、絶命戦を準備するということも起りうるのである。以下の文では、強国の地位を得る為に戦っているのではない事が書かれています。 イギリスがドイツの世界強国化を望まないとすれば、フランスはドイツと呼ばれる強国そのものを望まないのである。なんといってもこれは非常に本質的な相違である。しかし今日では、われわれは世界での強国の地位をえようと戦っているのではなく、わが祖国の存続のため、わが国民の統一のため、われわれのこどもたちの毎日のパンのために格闘しなければならないのである。多分次回で終了です。多分。クリックよろしくデス☺️わが闘争(上) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:880円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入わが闘争(下) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入続・わが闘争 生存圏と領土問題 (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入
February 11, 2022
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やっと最終巻に突入です。『ヒトラー第二の書』も読んだんですが割愛します😅フランス・ロシア革命これについては散々書いてきました。歴史の中で最も恐ろしいものの中に、この2つの革命が入ると思います。引用します。 フランス革命は、本来しいたげられた民衆の情熱を刺激して、ついには全ヨーロッパを恐怖で硬直せしめたおそろしい火山の爆発をひきおこした大々的な煽動者に指導された扇動軍がなかったとしても、いつか哲学的理論によって成就されたであろうと信じてはいけない。最近の最大の革命的回転、すなわちロシアにおけるボルシェヴィキの革命も同様であり、レーニンの著者の結果ではなく、大小無数の扇動の使徒たちの演説による憎しみにみちた扇動の結果なのである。 文盲の民衆は、実際上カール・マルクスの理論的読物によって共産主義革命に熱狂したのではなく、ただすべてのものが一つの理念のために奉仕して民衆にもっともらしく説いた幾千の煽動者という輝ける天空によってである。 民衆というものはつねにそうであったし、永遠にそういうものであろう。以前記事に書きましたが、セリーヌが『苦境…他』で、こう書いています。もしもあの時 が、あのロンドンの怪物どもが世話を焼いて、折よく酔っ払ってた肉体に火をつけ、騒乱と殺戮の鎖を解き放ち、お定まりの陰口の暴風と毒舌の奔流を捲き起こし、満面に朱を注ぐ怒りを掻き立てなかったなら、かつてのバスティーユとその九つの塔は、今だって堅固で、高々と、傲然と聳え、ものすごい物だろう、そしてフレーヌやレ島と同じく、人様にはまったく迷惑がかからないようにしてくれてるだろうさ。あの時ビットが当時の若手三文文士どもを反抗させたり、耄碌した貴族階級を堕落させたり、負籠たっぷりの銭をどんどん注ぎ込んで、宮廷も田舎も、女子大修道院長やら死刑執行人やらを買収したりしなかったなら、ルイ十六世の曾孫さんは今でもエリゼ宮に鎮座ましまし、マリ・アントワネットは全学童に敬われて、小羊養牧の守護聖女になってるだろうさ……ある方向に人々が扇動される事は本当に恐ろしい事です。信じ込んだり思い込む事は実に恐ろしいです。ちょっと余談になりますが、マドモアゼル・愛先生の「月は欠損である」説をご存知でしょうか。ホロスコープのアセンダントは「外面」を、月は「内面」を表す的なのをよく見かけますが、なんと愛先生は月は欠損を表すと言うのです。そこで言うと私は月魚座なので、魚座的なものが欠如しているというのが愛先生の説なんです。これが正しいかわかりませんが、魚座は「アイビリーブ」であり、私はそれが欠如している為、信じるとは何かがわからないんですっていやいやそれで結構ってな事を思いつつこの記事を読みました。疑いすぎるぐらいでちょうど良いんじゃねーか? と私は思います。「信じる」って場合によっては危険な事ではないでしょうか。ドイツを苦しめた人物としてクルト・アイスナーて人が出てきます。以下引用です。クルト・アイスナーはバイエルンにおける革命的高まりに対して、ドイツの他の地方に反対するすべての意識的急所を与えることによって、かれはバイエルンの視点から少しも行動せず、ただユダヤ主義の代理人としてのみ行動したのである。かれはバイエルン民衆に存在する本能と嫌悪を利用し、それを手段として、ドイツをよりたやすく打ちくだくことができたのである。そして崩壊したドイツ国はやすやすとボルシェヴィズムの餌食になるところだった。 そして、偉人はこう作られる的な文が興味深いです。偉大な理論家が、偉大な指導者であることはもっと稀である。むしろ煽動者の方が指導者にむいているだろう。──中略── 指導者とは大衆を動かしうるということだからである。──中略──理論家と組織者と指導者が一人の人物の中に結合しているのは、この世の中で最もまれに見いだされるものである。この結合が偉人をつくるのである。度々出てくるマルクシズムについて引用です。マルクシズムは、国際的な世界ユダヤ人が自由独立の国家主義国家の経済的基礎を破壊し、国民的な工業と国民的商業を破壊し、それとともに国家をこえた世界金融・ユダヤ主義のために、自由な諸民族を奴隷化するために利用する経済的武器をつくったのである。そして、大扇動者は…引用です。ユダヤ人は今日ドイツの徹底的破壊を狙う大煽動者である。われわれがこの世界でドイツに対して書かれた攻撃を読む場合には、その製造業者はつねにユダヤ人である。まったく平和時代であろうと戦時であろうと変ることなく、ユダヤ人の金融新聞およびマルクス主義新聞は、ついに諸国家が続々と中立性を放棄し、自国民の真の利益を断念して世界大戦の連合国に役立とうと参加するまで、ドイツに対する憎悪を計画的にあおったのである。ロシア・ボルシェヴィズムについて、いくつか引用します。ロシアはボルシェヴィズムに引き渡されることにより、それまでこの国家の存立を導き保証していた知性はロシア民族から奪われてしまった。他方の国の絶滅がその唯一の関心であるような相手国とどんな条約も結んではならない。とりわけ、どんな条約も神聖でないに違いない奴ら──というのは、かれらは名誉と真実の擁護者としてではなく、虚偽、欺瞞、剽窃、強奪、横領の代表者としてこの世の中に生きているからである──とは条約を結ばないものである。ロシア・ボルシェヴィズムを、われわれは二十世紀において企てられたユダヤ人の世界支配権獲得のための実験と見なされなければならぬ。 次回に続きます。クリックよろしくデスわが闘争(上) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:880円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入わが闘争(下) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入続・わが闘争 生存圏と領土問題 (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入
January 26, 2022
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ガンガン引用していきますねー労働労働についての言及は、日本のことを言われているように思えてしまいます😭昔は十四、五時間の労働時間もまだ我慢できたにしても、一分、一分がすべてぎりぎりまで利用されぬいているような時代には、もうとても耐えられぬことは確実であった。実際、このような馬鹿げた、昔の労働時間の新しい工業的な仕事への引継ぎの結果は、二重の意味での不幸であった。まず、健康が破壊され、より高い正義についての信仰が滅びてしまった。そしてついに、それに加えて惨めな解雇が一方では生じ、他方では、それによってますます雇い主の地位が高まってゆくのが明白であった。純粋な手工業労働者運動はユダヤ人の指導の下に成立した。それは外見上は労働者の地位を向上させることを目指していたが、実はあらゆる非ユダヤ民族の奴隷化と、したがって絶滅をもくろむものであった。ロシア革命ロシア革命についても、このブログで何度も言及してきたので、ひとつひとつリンクを貼るのは大変なので😅是非ワード検索などして頂けたらと思います。 数年もたたぬ中に、かれらは国民的なインテリ階層を根こそぎにし、民族からその自然な精神的指導者を奪い取ることにより、それら民族を不断の隷属という奴隷の身の上に落ち込むよう準備をととのえた。 この種のもっとも恐ろしい例はロシヤに見られた。そこでは、ユダヤ人文士と金融ギャングの一隊に大民族の支配権を確実に渡してやるために、三億の人間が実に狂信的な野蛮さでもって、一部分は非人道的な苦痛を与えられて殺されたり、あるいは餓死させられた。だが、その結末はただユダヤ人に抑圧されている民族の自由の終末にとどまらず、この民族の寄生動物自身も終りをつげることである。犠牲者が死んだ後には吸血鬼も遅かれ早かれ死ぬのだ。非難される者こそが正しいのだこれを最近は逆手にとってる工作員がいそうなので何とも言えないのですが…垢凍結された人が真実だ!とか🙄 ユダヤ人の新聞で非難されず、したがって中傷や誹謗を受けないものは、尊敬すべきドイツ人ではなく、ほんものの国家社会主義者でもない。われわれの主義の価値、われわれの信念の公明さ、われわれの意欲の力を測る最上の測定器は、わが民族の不倶戴天の敵の側からわれわれに示される敵意である。 あらゆるユダヤ人の中傷、あらゆるユダヤ人の嘘はわれわれの闘士の肉体が受けとる名誉の負傷である。マルクシズムマルクシズムは全編通して繰り返し言及されてますね。カール・マルクスこそ実際に、だんだんと堕落していく世界の沼沢の中で、その最も本質的な毒素を予言者のするどい目で認識し、それを抽出し、この地上の自由諸国民の独立的存在を急速に崩壊せしめるために、魔術者のように濃厚な溶液につくりあげた、百万人の中の一人であるのだ。しかし、これらのすべては自分の人種のために行なったのだ。世界史は…これよく引用されますよね。世界史は少数者によって──数におけるこの少数者の中に意思と決断力の多数者が顕現するとき──作られるのである。健全であるものだけが…これはちょっとどうかと。ただ健全であるものだけが、こどもを生むべきで、自分が病身であり欠陥があるにもかかわらずこどもを作ることはただ恥辱であり、むしろこどもを生むことを留意しなければならない。ただ、補足しますが、罪の無い不幸な子供を増やす事を危惧していて、他人の貧しい子孫に愛と情を注ぐのは最高の貴さだと書いています。世間が思っているような極悪非道な人では無いと私は思いますね。ですが、思想の偏りはやはりあるのではないかと思います。と言っても真実はわかりませんけどね。 六〇〇年だけでも、肉体的に悪化をしているものや、精神的に病気になっているものから、生殖能力と生殖可能性を阻止することは、測り知れぬ不幸から解放されるのみならず、今日ではほとんど理解できないように思えるほど健康回復に貢献するだろう。学校教育以下、ヒトラーに全く同意します!九十五パーセントまでは若い頭脳が必要とせず、それゆえまた忘れてしまうようなことは一般につめこまれるべきではない。──中略──ギムナジウムか上級実科学校を卒業の普通の国家官吏で、三十五歳か四十歳の人を例にとって、その昔、苦心して詰めこんだ知識を試してみればよい。当時詰めこまれたものの中で残っているもののなんと少ないことか。人間が若いときに詰めこまれすぎるために、その後これをもはや全体に忘れてしまっているか、あるいはその中の本質的なものを、もはやとっくの昔に忘れてしまっているならば、これは妄想になってしまう。たとえば、なぜ幾百万の人々が数年後にはただ一部しか役に立てることができず、それゆえまた大部分は完全に忘れてしまっているような外国語を、二つか三つ学ばねばならないのか理解することができない。──中略──かれらは若いときに多くの時間を、その後自分達にとってなんの価値も意味もないことのために捧げたということになる。キリスト教ヒトラーはクリスチャンだったようですが、キリスト教が悪政に利用されてきた事は把握していたのですね。 キリスト教も、自分の祭壇をつくるだけでは満足できず、必然的に異教の祭壇を破壊するまでに進展せざるをえなかった。こういう狂信的な不寛容さからのみ、疑いをいれぬ信仰を形成することができたのであり、しかもこの不寛容さがキリスト教のための絶対的前提なのである。 世界史に見られるかかる種類の現象のばあいは、たいていかかる独特のユダヤ的な考えに関係しており、実際にこの種の不寛容性や狂信はまさしくユダヤ的本質を具体化している、と異論をはさむ人ももちろんある。これはじゅうぶん正しいでもあろう。これは実に悲しむべき事実である。そして人類史のこういう現象は、あまりにも不愉快すぎるので、いままで注意されていなかったのである。 非常に自由な古代社会において、キリスト教の出現とともに、最初の精神的テロが現れたことを知って、今日、心を痛めるかも知れない。しかしそれ以来、世界がこの圧制に侵害され、支配されており、圧制はただ圧制によってのみ、そしてテロはただテロによってのみ破ることができるという事実は、異論をとなえることができないのである。もし二つの兵団があい戦うならば、各個人が最高の戦術的教育を受けている側が勝つのではなく、最もすぐれた指導と、同時に最も規律正しい、いちばん盲目的に服従する、最もよく訓練された部隊が勝つだろう。駆け足的に2巻終了です😅クリックよろしくデス!わが闘争(上) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:880円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入わが闘争(下) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入続・わが闘争 生存圏と領土問題 (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入
January 10, 2022
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シオンの賢人の議定書私は四王天延孝の本等で読みましたが、ユダヤ人問題を知るには『シオンの議定書』と『タルムード』が最重要だと思います。引用します。 この民族の全存在が、どれほどとぎれない嘘に基づいているかということはユダヤ人から徹底的に憎まれている「シオンの賢人の議定書」によって、非常によく示されるのだ。それは偽作であるに違いない、と繰り返し「フランクフルター・ツァイトゥング」は世界に向かってうめいているが、これこそそれがほんものであるということの、もっともよい証明である。──中略──それがまさにぞっとするほどの確実さでもってユダヤ民族の本質と活動を打ち明けており、それらの内面的関連と最後の窮極目標を明かにしている、ということが決定的である。 こう言及しているのはヒトラーだけではありません。私が読んだ本では、四王天延孝もルイ=フェルディナン・セリーヌも書いてますし、実に多くの人達が『シオンの議定書』『タルムード』とユダヤ人問題について言及している事は、何度も引用して書いてきました。ユダヤ人の性質と金融支配について、いくつか引用します。 次第にかれらは生産者としてではなく、もっぱら仲買人として、経済の中で緩慢に活動を始めた。千年にわたる商人としての老練さにおいて、かれらはまだ不器用な、とくに際限のない正直さをもったアーリア人種にはるかに勝っていた。だからして、もはや商業は近いうちにかれらの独占となりそうであった。かれらは金貸を始めたが、それも相変わらずの高利貸を始めたのだった。実際に、かれらはまたそれによって利子をももち込んだ。この新しい制度の危険は、始めは認識されず、かえって当座の便利さのために歓迎されさえした。※「始めは」原文のママかれら自身は土地を耕さず、ただ搾取のための財貨とだけみなしており、その土地に農夫はもちろんのこと止まっていられるが、ただその現在の主人の側からの、きわめて惨めな強奪を受けなければならなかったから、かれらに対する嫌悪は次第に公然の憎悪へと高まっていった。 良心のとがめをもたないユダヤ人は、つねに搾取されている臣民から新しい富を絞ぼり出し、いやはぎ取ることをわきまえている。したがって、これら臣民はますます死出の旅を急ぐことになるのである。 これらの事は、私が一昨年から去年ぐらいまでに読んできた本などと一致します。だからといって、今生きている全てのユダヤ人を敵認定している方々がおりますが、私にはとてもそうは思えません。おそらくそれは、大昔もそうだったのではないかと思います。混血化まずは引用します。ニグロをライン地方にもたらしたのはユダヤ人であったし、いまでもそうであるが、その場合いつも同様の下心と明瞭な目標をもっていた。というのは、ユダヤ人はそのことによって不可避的に生じる混血化を通じて、自分の憎む白色人種を破滅させ、また高度なその文化的、政治的位置から堕落させて、自分がかれらの支配者の地位に上ろうと企てたからである。セリーヌの『リゴドン』のこちらの記事の後半に書きましたが、セリーヌも白人種について危惧していました。ヒトラーだけが言っているのではないんです。フリーメイソン フリーメイソンっていうと、もろ陰謀論って感じでしょうね。存在している事が事実なのは誰もが知っていると思いますが (高須院長がフリーメイソンなうとか呟いてますからね) 今のフリーメイソン・イルミナティについての実態は全くわかりません。しかし過去にはヤバすぎる団体だったのは、おそらく本当なのではないかと思います。これもまたヒトラーだけが言っているのではないですからね。完全にかれらの所有に帰してしまったフリーメイスン団制度は、かれらの目標を弁護し、また押し通すための主要な道具となった。支配者層も、政治的、経済的ブルジョア階級の上層も、フリーメイスンの意のままに、それと気づきもしないで、かれらの術中に落ち込んだ。 フリーメイスンが始めたことは、今日ますますユダヤ的になっている大新聞の活動によって、大衆、とりわけブルジョア階級に伝えられた。この二つの破壊の武器に、今や第三の、そしてはるかに恐ろしい武器として、野蛮な暴力の組織が加わった。マルクス主義は攻撃隊、突撃隊として、二つの最初の武器によった破壊工作が準備し、すでに瓦壊するまでに成熟させてあるものを、仕上げるべきものであった。 ※新年早々こういう記事っつーのも何ですが😅とりあえず早く終わらせたくて😅新年の抱負とか挨拶とかいろいろありますが、まあ良いかなと(笑)これをやりたい!て書くと実現出来ないんだよなあギャハハ(*≧д)ノシ彡☆と言いつつ…仕事で裁縫などをやっているのでグレードアップしたいです。出来ればグレードアップしての転職したいなあ。職場夏はクソ暑かったけど今はすごく寒くて耐えらんないっすよ。こんな外みたいな環境で働くと思わんかったわドアの開け閉めがハゲしく、私の居る場所にもろ風入ってくるんです🥶まずはミシン習得するつもりです。まあ音楽もやりたいけど、どーしても二の次になってしまうかなあ。ギターだけは弾き続けておこうと思います。まずは生活ですからね。でも必ず音楽の世界には戻ってきます!!今年もよろしくお願いしますクリックもどーかひとつ。2022良い年にしたいですね。わが闘争(上) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:880円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入わが闘争(下) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入続・わが闘争 生存圏と領土問題 (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入CARMILLAのCDもまだ売れ残ってますので😅良かったら〜〜強気な枚数プレスしちゃいましたが、いつ何があっていきなり売り切れるかわからないですからね。CARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
January 3, 2022
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宗教の政治的悪用 これ大昔から現代まで行われているんじゃないですかね。とりあえず引用です。しかしなお、宗教的信念を、政治目的のために悪用することによって引き起こされた荒廃は、もっとも不愉快である。政治的な不正取引のためには、全信条もかれらにとっては売物なのである。十の議席のためには、かれらはあらゆる宗教の不倶戴天の敵であるマルクシズムと手を結ぶのだ── 一つの大臣の椅子のためには、かれらはおそらく悪魔とでも結婚するのを承知するだろう。キリスト教・ユダヤ教については、あらゆる所で散々書いてきましたが、その壮大な詐欺の話は別として…政治の(団体的)宗教との結びつきは、ある程度仕方が無いと私は思っています。本当の信仰では無いですからね。芸能人とかテレビ関係も、宗教的結びつきがないと表舞台に出られなかったりってあるようですし。ハリウッド俳優は映画に出る為にユダヤ教に改宗したりしてますからね。エリザベス・テイラーとかもそうですし、マリリン・モンローも改宗しています。ハリウッドはユダヤ人のものですから。なので、どこが誰が、どこの宗教団体と結びついてるからあーだこーだ言ってもしょうがないんじゃないかなあ、と思っています。彼らはそこで生きていくのに必要なのですから。日本ちょっとコレ酷くないっすかo(`ω´*)o ヒトラーさん。日本ボロクソですぜ(#^ω^)なんだよコレ。実際生活の基礎は、たとえ、日本文化が生活の色彩を限定しているにしても、もはや特に日本的な文化ではないのであって、それはヨーロッパとアメリカの、したがってアーリア民族の強力な科学・技術的労作なのである。これらの業績に基づいてのみ、東洋も一般的な人類の進歩についてゆくことができるのだ。これらは日々のパンのための闘争の基礎を作り出し、そのための武器と道具を生み出したのであって、ただ表面的な包装だけが、徐々に日本の存在様式に調和させられたに過ぎない。工エエェェ(´д`)ェェエエ工アーリア人賛美するのは構わないけど、これはねーだろと。日本の浮世絵はアールヌーボーに多大な影響を与えています。江戸は世界一美しい都市でした。日本には独特の美しい文化があります。自信を持って言えます。次のユダヤ人についての言及も、ちと極端なよーな(´ε`;)ウーン…ユダヤ民族は、あらゆる外見上での知性的特性をもっているにもかかわらず、なお真の文化、とくに自身の文化をもっていない。なぜならば、ユダヤ人が今日見せかけの文化においてもっているものは、他の民族のものであったのがかれらの手によってほとんどもう駄目にされてしまった文化財なのである。 人類文化の問題に対するその態度について、ユダヤ主義の批判をする際に、本質的特徴としてつねに注意を怠ってはならないことは、けっしてユダヤ人の芸術など存在しなかったということ、だから今日でも存在していないこと、とりわけ、あらゆる芸術の中でも女王の位を占める二分野である建築と音楽は、ユダヤ人全体になんの独創も負うことはできないということである。この芸術の分野でかれらによって行われたことは、改良を企てて、かえって改悪したことか、あるいはぬすみとりである。 実際には優れたユダヤ人芸術家は数多く存在していると思います。シャガール、モディリアニ、シェーンベルク、メンデルスゾーン、皆ユダヤ人です。寄生虫上に書いたように実に優れた芸術家も存在しているし、全てのユダヤ人が悪とは思っていません。しかし歴史的に重大な問題があったのは事実だと思います。それについては、今まで散々書いてきました。その意味では「寄生虫」との表現も的確であると思います。かれらは典型的な寄生虫でありつづける。つまり悪性なバチルスと同じように、好ましい母体が引き寄せられさえすればますます拡がってゆく寄生動物なのである。そしてかれの生存の影響もまた寄生動物のそれと似ている。かれらが現われるところでは、遅かれ早かれ母体民族は死滅するのだ。 他国民、および他国家の体内に住む寄生虫としてのユダヤ人の生活中には、ある特性がたしかに存在している。これはかつてショーペンハワーに、すでに引用しておいた金言を語らせたものである。つまり、ユダヤ人は「嘘の偉大な達人」であるといわせたのだ。 ユダヤ人は、つねに一定の人種的特性をそなえた民族であり、けっして宗教だったのではない。ただかれらの進歩の必要が、自民族に属するものに向けられている不愉快な注意をまぎらわせうる手段を、すでに早くからユダヤ人に求めさせていたのだ。だが、宗教共同体という他から借りた概念をすべり込ませるより以外に、より目的にかなうと同時に、より無害であるような、どんな手段が存在しただろうか。そしてこの場合でも、すべては借りものであり、より適切にいうならば盗んだものである。 ユダヤ主義とは人種ではなく宗教のことであるという、この最初の、また最大の嘘の上に、避けることのできぬ帰結として、ますます続きの嘘が重ねられてゆく。年内に書いちゃいたいなあと思っている『わが闘争』のレビューですが、2巻だけでもまだまだ終わりませんいや参ったわ地道に少しづつUPしようと思います良かったらクリックで応援ヨロシクですわが闘争(上) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:880円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入わが闘争(下) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入続・わが闘争 生存圏と領土問題 (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入
November 28, 2021
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芸術のボルシェヴィズム──ダダ・キュビズム いつの時代も新しいものには拒否反応を起こす人が多いと思います。しかし確かにダダ・キュビズム・シュールレアリズムってホント芸術をブッ壊すぐらすの滅茶苦茶さだったかもしれません。リアルタイムだったらどう思ったでしょうね。以下引用です。驚くべきことに、われわれが今世紀になってからキュービズムだとか、ダダイズムといった総括的概念でもって知り合いになっている精神的錯乱的、頽廃的人間の病的な奇形が、それらの国で国家的に公認された芸術として賛美されているのがみられるだろう。 六十年前には、いわゆるダダイズム的「体験」の展覧会はまったく不可能と思われたことだろうし、その主催者たちなどは精神病院にさえ入れられたことだろう。それなのに今日では、かれらは芸術協会で司会さえしているのである。 「知り合いになっている」とか意味不明な訳ですがダダイズムで即浮かぶのが、1917年作のマルセル・ジュシャンの『泉』です。これはねーだろ、と思いましたよ。ただの便器ですぜ。こんなもの見せられて『アート』だなんて私は絶対嫌だと思いました。何かの展覧会で実物を見ましたけどね。中には好きな作品もありますが、ちょっとヒトラーの気持ちがわかります。そう言えばマン・レイは結構好きだったんですが、目玉のモチーフはフリーメイソン的ですね。キュビズムと言えばピカソですが、私は結構好きで日本の展覧会でもスペインでも多く観てます。小さい頃は良さがわからず、ある日『泣く女』を観てすっげーと思ったのがピカソをもっと観てみようと思ったキッカケでした。女性の感情がめちゃ表現されてる!と思いました。ピカソでいちばん好きなのは『青の時代』です。『ゲルニカ』は実物をスペインで観ましたが、コレも『アヴィニョンの娘たち』も一度も良いと思ったことが無くて😅最近『ゲルニカ』はフリーメイソン のモチーフだらけだという記事を見ましたが、どうなんでしょうかね。それはどうでも良いんですが、惹かれません。(笑)引用続きます。かれら自身が、ただけがらわしい作品を生産したばかりではなく、おまけに過去のあらゆる真に偉大な作品が、かれらによって冒瀆されたものである。もちろんこのようなことは、そうした時代にはいつも見られる現象である。ある時代の、そしてまたその時代の人々の創作物が卑しく、みじめであればあるほど、それだけ以前の時代の偉大な高尚さと、品位の証人は憎まれるのだ。そのような時代には、人々はなによりも好んで、人類の過去の記念物を一般的に抹殺し、その結果として、あらゆる比較可能性を取り去ってしまい、自分のいかさま物を相変わらず「芸術」であるかのように、うまく見せかけるのである。したがって、どんな新しい制度も、それがみじめで、あさましいものであればあるほど、それだけ過ぎ去った時代の証拠を徹底的に拭い去ろうと一心になる。他方、あらゆる真に価値がある人類の革新は、むとんちゃくにも、過去の世代が残した、すぐれた成果に結びつくことができる、いやそれどころか、しばしばそれらの成果を、始めて一般に認めさせるよう努力さえするのである。 ※「始めて」原文のママです。わが国の戦前における全文化状態に関する、もっとも悲しむべきことは、ただ芸術的、一般文化的な創造力の完全な無能だけでなく、より偉大な過去の記念物を冒瀆し抹殺した憎悪であった。 芸術を理解できぬと見なされないために、人々はあらゆる芸術的愚弄をがまんし、ついには、善悪の判断がまったくあやしくなってしまったのである。 過去の芸術が貶められたとは今現在思いませんが、ダダが出始めた頃はそんな事があったのかもしれませんね。シュールレアリスム宣言だの運動だのやってたブルトンってどうなんだろと思ったら、こんな記事見つけました。アンドレ・ブルトンとアドルフ・ヒトラー ブルトンについてはいくつか記事を書いてます。こちらからどーしても苦手な顔ってありますよね😅なんかグイグイ人の領域に入ってきそうな雰囲気あるんだよなーブルトンみたいな顔の人。クリックよろしくデス(^^)vいつもありがとうございます!わが闘争(上) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:880円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入わが闘争(下) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入続・わが闘争 生存圏と領土問題 (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入
November 18, 2021
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まずは結構貴重かもしれない巻頭の写真を。4大きな嘘 人々は大きな嘘を信じるという、有名なヒトラー語録ですが、ヒトラーが人々を大きな嘘で騙す手口を使ったという言われ方をしているのを度々見かけます。ヒトラーを悪党に仕立て上げるのに都合よくヒトラーの言葉を湾曲して使う人いますよね。ユダヤ人を説明している物を、ヒトラーの手口のように言うのはやめてほしいですね。以下、ちょっと長いですが、引用です。一部太字にしました。かれらは、ルーデンドルフが世界大戦の敗北に責任があると極印を押すことによって、祖国の反逆者に対抗して立ち上りうる唯一の危険な弾劾者の手から、道徳的正義という武器を取り上げてしまったのである。かれらはその際、まったく正しい原則、つまり
November 7, 2021
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ヒトラーは戦争をしたくなかった こちらのTwitterのスレッドと燈照隅氏のブログドイツ悪玉論の神話を是非ご覧いただきたいのですが、ヒトラーはどんなに戦争を回避したかったかが書かれています。特にヒトラーはイギリスとの戦争をどうしても避けようと尽力しました。戦争を起こしたのがヒトラーのような言われ方をしているのは酷い事だと思います。以下『わが闘争』より引用です。われわれドイツ人はいまでも、戦争はわれわれの意図ではなかった。だからわれわれはいつでも人類の融和のためにわれわれの部分で貢献することを公然と男らしく自白することは恥ではない、ということを忘れてはならない。金融ユダヤ金融ユダヤについての言及をいくつか引用します。しかしホント読み難いったらないですよね😂 息継ぎが出来ねーだろ😂オーストリアについてです。国際的なユダヤ人の世界的金融家が普遍的な超国家的金融経済支配になお服しないドイツを滅亡させようと多年熱望してきた計画を遂行しうるためには、このオーストリアという餌を必要としたのである。 実際世界中あらゆる重要な位置にユダヤ人が就いています。事務局はユダヤ人が占めていた。ほとんどすべての書記はユダヤ人であり、すべてのユダヤ人が書記であった。──中略── そのようにして事実上一九一六年と一七年はーにはすでにほとんど全生産が、金融ユダヤ人の支配下にあった。歴史的に、あらゆる革命・戦争はユダヤ人が起こしています。バイエルン人がプロイセン人と争っている間に、ユダヤ人は両者を鼻先であしらっていた。バイエルンがプロイセンに対してののしっている間に、ユダヤ人は革命を組織し、バイエルンとプロイセンを同時に倒したのである。金融の問題を解決しようとした国が悉くやられています。カダフィ大佐のリビアもそうでした。 国際金融資本と国際貸付資本に対する戦いは、ドイツ国民が経済的独立と自由を達成するための最も重要な綱領の点となった。 しかしいわゆる政治家の異論については、次のように答えることができる。すなわち、「利子隷属の打破」を遂行することによっておそるべき経済的結果が生ずると心配するのは、すべて余計なことである。というのは、第一に、いままでの経済の処方は、ドイツ民族に非常に害になったからである。 ※いちおう書いておきますが、私は全てのユダヤ人が悪で滅びるべきだという考えではありません。人間の本質こういう発言が反感を買われるのだと思いますが、これは事実であり鋭いと私は思います。人間の何が怖いって『嫉妬』という感情ですよね。トルコに青い目玉のお守りがあり、以前旅行で行った時に買ったのだけどバッグにぶら下げてたら無くしてしまって・゚・(ノД`)・゚・人々の嫉妬から守ってくれるお守りだったと思います。そのように『嫉妬』が怖いものだと人々は気付いているんですね。マウント取りなんかも、この感情から逃れる為ってのも有るのではないかと思うんですよね。以下引用です。偉大な人物はバカな無能者や饒舌家の小使いになるのを拒否するし、逆に大多数の代表者たちは──それはかくのごとくバカであるが──すぐれた頭脳のものを心から憎むものだからである。 人々は原則的にかれらだけでいようと欲し、そしてゼロの中からなにか一を生じた頭脳の人を、すべて共通の敵として憎悪するのである。 昭和36年版一巻のレビューはこれで以上です。しかしまだ三巻までありますからね😅今年中に書けるかな🙄 書いちゃいたいなー。クリックよろしくです😊11月は紅葉の季節ですか。こちらはもうだいぶ葉が落ちて冬に片足突っ込んでる感じですわが闘争(上) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:880円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入わが闘争(下) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入続・わが闘争 生存圏と領土問題 (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入
November 3, 2021
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種の保存 まずは引用から。人間存在の最高の目的は、国家の維持やあるいはまったく、政府の保持ではなく種の保存であるということである。どーもこの訳が読み難くて、句読点や接続詞の位置がおかしくないっすか? (´ε`;)ウーン…世界はわが近代民主主義の観念にしたがって、すべての決定が数の点でより強い人種のために有利な結果になるか、あるいは世界は自然的な力の秩序の法則によって支配され、残虐な意志をもつ民族が勝つことになり、したがって自制する国民の勝利にはならないのである。 ヒトラーを貶めるのによく使われるのが『選民思想』でしょう。wikipediaを見てみますと、ナチスのアーリア人優等思想については3行ほどで、ユダヤ教・キリスト教について多く書かれています。選民思想って言えば、ヒトラーよりユダヤ教ですよね。この国家を「宗教」として航海させ、かくしてアーリア人種が宗教的宗派につねに許容する心がまえのできている寛大さによって自己を安全なものにしてきたことは、まだ見たことのない最も天才的なトリックに属する。というのは事実上モーゼの宗教は、ユダヤ人種保存の教説にほかならないからである。それゆえこの宗教は、一般にユダヤ人種保存のために問題となりうる社会学的、政治的な、同様に、経済的な知識分野を、ほとんどすべて包括しているのである。多少の偏った思想は、ヒトラーは持っていたと思います。しかし自分等の人種は特別だなんて、日本人もよく言ってませんか?そして『種の保存』については、選民とはまた違う、大事な事だと思います。まさかと思うでしょうけど、現実的に現在白人が絶滅の危機にあると聞きます。セリーヌもそれを心配していました。ルイ=フェルディナン・セリーヌ『リゴドン』その2 ──白人種の危機など──ヒトラーはキリスト教を信じていたようですが、セリーヌにはわかっていたのでしょう。──宗教は一つしかない、カトリックだろうとプロテスタントだろうとユダヤ教だろうと……つまりはみんな"幼なきイエズスの店"の支店さ……連中が喧嘩してるじゃないかって?贓物のえぐりっこして?……なにをくだらない!……ありゃあ野次馬向けの八百長さ!たった一つ、ほんとうの大仕事じゃあ連中は完全に一致協力してるんだ……その仕事ってのは、白色人種の愚昧化さ、殲滅さ。自分の人種に危機感を持つ事は、宗教的な『優生思想』とは全く違いますよね。いくつか引用します。自己保存の格闘においてお互いが戦うばあいに、英雄的な徳をほとんどもっていないような、あるいは敵の寄生民族の虚偽の策略に対抗できないような民族は、敗北させられる。ユダヤ人問題を解決することなしに、ドイツの再生や興隆を試みることはすべて無意味であり、不可能だということである。 永遠の闘争において人類は大きくなった──永遠の平和においては人類は破滅するのだ。 ヒトラーは実際よりもあまりにも酷い人物像が作られたと私は思っています。ただ、逆に過剰に崇める人達もいるので、自分としては少し注意して、人の意見に引っ張られずに判断したいと思っています。(ちょっと引っ張られていた感あり😅)第一次世界大戦後のドイツを救った英雄であるのは間違い無いんじゃないかと思いますが、この本を読んでも偏った思想はやはりあるんですよね。「T4作戦」などは、どう判断したら良いのやら……ほんと真実は何なのかは分からないです。まあこれだって本当かはわからないですね。wikipedia「T4作戦」ナチ時代の患者と 障害者たち私は大好きなセリーヌを信用したいとの思いがあり、このT4作戦とか見ると戸惑いハンパないです😔以下の記事も是非読んでいただけたら、と思います。ルイ=フェルディナン・セリーヌ『死体派』その3 ―ナチスドイツ―ルイ=フェルディナン・セリーヌ『リゴドン』その2 ──白人種の危機など──この本のレビューもなかなかゴールに辿り着けないですが(;´∀`)ちょっとづつ地道にUPしていきたいと思っています ※近況ですが、こちらフツーにストーブつけてます:(;゙゚'ω゚'):サムィー昼間は外歩いてると暑かったりするんですが。この前鍋もやったし10月って冬でしたっけ🙄ってな感じです😂でもベランダから綺麗な紅葉が見えます🍁クリックよろしくですわが闘争(上) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:880円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入わが闘争(下) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入続・わが闘争 生存圏と領土問題 (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入
October 24, 2021
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マルクシズムマルクシズムに関しては、何度も言及されています。二巻以降にも度々出てきます。とりあえず引用します。マルクシズムというユダヤ的学説は、自然の貴族主義的原理を拒否し、力と強さという永遠の優先権のかわりに、大衆の数とかれらの空虚な重さとをもってくる。マルクシズムはそのように人間における個人の価値を否定し、民族と人種の意義に異論をとなえ、それとともに人間性からその存立と文化の前提を奪いとってしまう。マルクシズムは宇宙の原理として人間が考えうるすべての秩序を終局に導く。そしてこの認識しうる最大の有機体において、そのような法則を適用した結果は、ただ混沌あるのみであるように、地上ではこの星の住民にはただその破壊あるのみである。──中略── ゆえに、わたしは今日、全能の創造主の精神において行動すべきだと信ずる。同時にわたしはユダヤ人を防ぎ、主のことばのために戦うのだ。マルクシズム=共産主義 に関しては全くその通りだと思います。しかし、すごく矛盾した事を書いてるんです。つまり、マルクシズム=ユダヤの行いは、まさに《創造主》による行動だからです。ヒトラーほどの頭脳の持ち主が、何故これがわからなかったのか、と思います。欧米に浸透したキリスト教の洗脳は、天才の頭脳の持ち主も抗えなかったのですね。ヒトラーは敵の神に祈りました。宗教は兵器に成り得るんです。訳が非常に読み難いですが… わたしを憤慨させたものは、人々がマルクシズムに対して正しいと思ってやったやり方であり、方法であった。わたしから見れば、それは人々がこのペストについてまったくなんらの予感ももっていないことを、証明したようなものだった。政党はもはや認めないという確言によってマルクシズムが見通して、遠慮するだろう、と人々は真剣に信じていたらしい。 ここでは一般に政党が問題なのではなく、全人類を破滅に導くに違いない教説が問題なのであり、人々はこれをユダヤ化した大学では聞くことができず、そのうえおおぜいのもの、特にわが高級官吏の習い性となったバカげたうぬぼれから、本を手にとって大学の教授題目に属さないものを学ぶことは、努力に価しないと思っていたので、人々には理解されなかった。 あらゆる非ユダヤ国民の国家の絶滅をつねに窮極の目標とするマルクシズムは、一九一四年の七月に、かれらによってワナにかけられていた労働者階級が目覚め、そして刻一刻とはやく祖国への奉仕に歩きはじめたことを見て、驚かねばならなかった。わずか数日でこの恥ずべき民族欺瞞の霧とペテンが消えされ、そしてユダヤ人の指導者群は、六十年も大衆に注ぎ込んだナンセンスや謬見のあとが、あたかももはやなくなったかのごとく、一人でさびしくとり残されたのだ。 人々が一度商工業政策をとった以上もはやロシアと戦う原因は少しもなかった。両国民の敵だけが、この争いに旺盛な興味をもつことができた。事実、このばあいにもあらゆる手段で両国の間を戦争に煽動し、けしかけたのは、まず第一にユダヤ人とマルクス主義者であった。ヒトラーが政治家になろうと決意したキッカケは… 皇帝ヴィルヘルム二世は、マルクシズムの指導者たちに融和の手をさしのべた最初のドイツ皇帝だったが、無頼漢どもは、名誉をもちあわせていないことに気がつかなかった。かれらはなお一方で皇帝の手を握っているのに、他方では短剣をまさぐっていたのだ。 ユダヤ人とは、契約などはなく、ただきびしい二者択一だけがあるのだ。 そこでわたしは、政治家になろうと決意した。マルクシズムに関しては『シオンの議定書』にユダヤ人が仕組んだ事が書かれていると、四王天延孝の本で読みました。シオンの議定書その1 ー四王天延孝『猶太思想及運動』よりーダーヴリイニスムやマルキシスムやニーチエイスムの諸学説は我々が仕掛けたものだが、それが如何に功を奏しているか見て頂きたい。これらの諸学説がゴイムの信念を動揺さした効果は諸君が既に充分明瞭に認められたことと思う。こちらも是非お読みください。ドイツ悪玉論の神話膨大な量になりそうですが(;・∀・) 少しづつ書いていきます。クリックよろしくデス☺️わが闘争(上) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:880円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入わが闘争(下) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入続・わが闘争 生存圏と領土問題 (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入
September 12, 2021
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東京オリンピック開会式前のゴタゴタで、お笑い芸人の解雇で、ますますユダヤ人問題について語る事がタブーという雰囲気が出来てしまいました。まったくもー(-_-;) まず、自分の考えとして書いておきますが、太古からある『ユダヤ人問題』は大きく存在していますが、今生きている全てのユダヤ人が『悪』だとは私は思っていません。むしろほんの一部だろうと考えています。このブログでも、陰謀論とかイルミナティ、コルナサイン、トランプの事など書いていますが、常に「本当かどうかはわからない」と書いてきました。ここに来てデマが思った以上に多い事もわかってきて(;´∀`)…痛いなぁ…って記事もあります(;・∀・) その手の記事にいまだにアクセスが多くて💦ただ私はドップリ陰謀論に行かずに、信用できる昔の本や新聞記事などを調べ、あらゆる点からの一致が見られる問題を拾ってきたと思ってます。この問題を知る為に、四王天延孝、セリーヌからナグ・ハマディ文書まで読みました。前回、ヒトラーは元々反ユダヤ主義ではなく、身近な問題から気付いていった事を書きました。今まで書いてきた事の繰り返しになるので書きませんが、以下の引用は本当にその通りだと思います。歴史的な戦争や革命には必ず関係していたと言えると思います。タルムードやシオンの議定書に計画が書かれてもいます。 いかなる形式においても、まず第一に文化生活の形式において不正なことや、破廉恥なことが行われたならば、少なくともそれにユダヤ人が関係していないことがあったであろうか。 精神的なペスト タルムード的ユダヤ人は、常に新聞等の広告・宣伝、メディアを利用し、事実を歪めてきました。現在まで最もってぐらい誤解されているヒトラー像も、ユダヤ人に作られたものでしょう。いくつか引用します。 新聞、芸術、演劇における活動をわたしが知ったとき、わたしの目にうつったのは、ユダヤ人がもっている重荷であった。かざりたてられたすべての確言も、ほとんどあるいはまったく無益である。広告塔の一つを見て、そこでほめそやされている映画や演劇のぞっとする駄作の精神的創作者の名前を調べ、しぱらく硬直しているだけでじゅうぶんである。それは民衆が感染したかつての黒死病よりももっと悪質のペストであり、精神的なペストだ。この害毒がいかに多く作られ、ばらまかれたことだろう。すべての文学的な汚点、芸術上のキワ物、演劇上のバカ騒ぎの九割は、国内の全人口の百分の一にも達していない民族の債務に帰するという事実は、簡単に否定されなかった。事実そのとおりだった。 かれらと争えば争うほど、ますますかれらの詭弁がわかってきた。最初かれらは相手の愚鈍さを考慮にいれる。だがもはや逃げ道がみつからないとなると、かんたんに自分をバカに見せるのだ。なにをやっても役にたたないと、かれらは正確に理解することができないとか、あるいはそくざに他の領域に飛んだり、わかりきったことをいい、しかしそれが受けいれられるやいなや、ふたたび本質的にちがった材料を引きいれ、さてふたたびつかまえられると回避して、そしてくわしいことは何も知らないという。そういう使徒を攻撃しても、いつもくらげのような粘液を手でつかみ、くらげのような粘液が指の間をすべり抜けると、次の瞬間にはふたたび合流して結合する。この種族の詭弁的な嘘に打ち勝つことが、わたし自身にもどんなにむずかしいことであったか。しかし、真実を口先でゆがめ、いまいったばかりのことばを如才なく否定し、次の瞬間にはそれを自分に利用するような人間には、そのような勝利の結果がいかに無益であったことか。いやはや本当に巧みです。捏造 これも明らかに今現在もあるでしょう。魔法のように何もないところから名前がつくり出され、その名前に公衆の信ぜられぬほどの希望が結びつけられ、さらに実際にすぐれた人物でもしばしばかれの全生涯においても与えられないような人気をつくろうとするのである。そのさい、一か月前にはだれも聞いたことがないような名前で、一方では同時に国家生活やその他の公的生活で古くから定評ある人々が、最も健全でありながら簡単にその時代社会から抹殺されてしまうか、あるいはかれらの名前がやがて、まったく下劣で無頼なシンボルになるように脅迫する悲惨な誹謗を浴せかけられるのだった。このゴロツキ新聞の危険を完全に正しく評価しうるためには、りっぱな人間を一度で呪文をかけたように、同時に何百という方向から清潔な衣服に下劣な誹謗と、名誉毀損の汚物桶を注ぎかける卑しいユダヤ人のやり方を、研究しなければならない。流行や人気は作られたものが多くあると思います。Twitterのトレンドさえも操作されてるもの、ありますよね。 イギリス人やアメリカ人の戦時宣伝は心理的に正しかった。かれらは自国の民族にドイツ人を野蛮人、匈奴だと思わせることによって、個々の兵士に前もって宣伝が、恐怖に対する準備をし、滅亡をおこさせないように努力していた。不自然な宣伝、絶対ありますから気付けるようでありたいです。 特にイギリスの宣伝は、真に天才的に知っていた──そして熟慮していた。そこには疑惑をひきおこしうる中途半端さは、実際なかった。 大衆の感情の幼稚さをすばらしく知っていたしるしは容赦ない方法で、前線での道徳的堅固さに対する予備条件を──事実上の最大の敗北のばあいすらも 確保しさらにドイツという敵を戦争の勃発の唯一の責任者として、同様に的確に釘づけしたのである。嘘である。ただ無制限なあつかましい、一方的な頑固さによって、この嘘が宣伝せられ、感情的な、つねに極端な大部分の民衆の態度を考慮し、それゆえにまた信じられたのである。 こういう宣伝のやり方がいかに効果的であったかは、それが四年後でもなお強く敵に味方することができたのみならず、そのうえわが民族をも腐蝕し始めた事実が、的確に示している。私たち、散々騙されて生きてきた事を知りショックデカいっすよね_| ̄|○「目覚めたわ」とか言ってる場合かよ、と。そしてなるほどな引用。こういう文が冷血なヒトラーが人々を操作してるって湾曲して伝わってるんですよね。宣伝は短く制限し、これをたえず繰返すべきである。 すべての広告は、商売の領域でも、政治の分野でも、継続とその利用のむらのない統一性が成果をもたらすのだ。 これが事実。はじめはかれらの主張のあつかましさに、気違いじみているように思えたが、その後不愉快になり、最後には信ずるようになった。四年半後にドイツに革命が起った。その時のスローガンは敵の戦時宣伝から出ていた。 一九一五年とともに敵の宣伝がわれわれに対して始まり、一九一六年以来それはますます激烈になり、ついに一九一八年のはじめにまさしく洪水のようにふくれあがった。 クリックよろしくデス。いつもありがとうございます☺️わが闘争(上) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:880円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入わが闘争(下) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入続・わが闘争 生存圏と領土問題 (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入
August 15, 2021
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大衆の心理いきなり差別的発言引用しちゃいますが…(;・∀・)ちょっとムッとしましたが(笑)まあそういう傾向あるな、とは思います😅 勿論人によります。多くの女性にそういう傾向がありがちで、大衆の多くもやはりそういう傾向があるなと思います。引用します。 大衆の心理は、すべて中途半端な軟弱なものに対しては、感受性がにぶいのだ。 女性のようなものだ。かの女らの精神的感覚は、抽象的な理性の根拠などによって定められるよりも、むしろ足らざるを補ってくれる力に対する定義しがたい、感情的なあこがれによって決せられる。それゆえ、弱いものを支配するよりは、強いものに身をかがめることを、いっそう好むものである。大衆もまた哀願するものよりも支配するものをいっそう好み、そして自由主義的な自由を是認するよりも、他の教説の並存を許容しない教説によって、内心満足を感ずるものである。もう一つ引用します。 実際、一つだけ決して忘れてはならないことがある。すなわち多数は、このばあい、決して一人の人間の代理ができない、ということである。多数はいつも愚鈍の代表であるばかりでなく、卑怯の代表でもある。百人のバカものからは一人の賢人も生まれないが、同様に百人の卑怯ものからは、一つの豪胆な決断もでてこない。 反ユダヤ主義 ヒトラーは元々は反ユダヤ主義ではありませんでした。身近に組織的な反ユダヤ団体があり、その団体については何も知らずにいました。ユダヤ人は異教徒ということで迫害されたのだと、ヒトラーは思っていました。宗派の違いだけだと思っていて、反ユダヤには反対の立場にいたと書かれています。 リンツにほんのわずかのユダヤ人が住んでいた。幾世紀もの間に、かれらの外見はヨーロッパ化し、人間らしくなっていた。実際わたしはかれらをまったくドイツ人として取扱っていた。この考え方の無意味さが、わたしにははっきりしなかった。異教徒ということだけが唯一の区別の微表だと見ていたためである。このためにかれらが迫害されたのだと信じていたので、かれらに関する不利な発言に対して、わたしの反感はしばしば嫌悪にまで達したのだ。 組織的な反ユダヤ団体について、わたしはまだ何も知らずにいた。 だんだんと気付いていったみたいです。大手の新聞がいやらしいフランス崇拝をしていたのに違和感を感じたのが、そのキッカケの一つになったみたいです。それによってドイツ人である事を恥じねばならなかったとか。 わたしは鋭い反ユダヤ調には同意しなかったが、ニ、三深く考えさせる論拠もあちこちに散見された。 シオン主義ユダヤ人と自由主義ユダヤ人の間の、みせかけの闘争があり、それが吐き気をもよおさせた、と書かれています。いわゆる『両建て』ってやつでしょうか。反ユダヤ主義に転向したヒトラーでしたが葛藤があったそうです。 かくして徐々にわたしの反ユダヤ主義に関する考えが、時がたつにつれ変った。が、これはわたしにとって最も困難な転換だった。 この転換のためにわたしは最大の内面的精神的格闘を必要とした。このあたりは重要な記述だと思います。元々人種差別主義者だったのでは無い事がハッキリと分かりますから。ヒトラーの反ユダヤ主義は、偏見・人種差別から来たのでは無い事がハッキリとわかります。次回に続きます。いやーほんとι(´Д`υ)アツィー北海道は21年ぶりの暑さだとか。エアコン無い所に越してきたので参ります💦💦マスクはなるべく外して熱中症に気をつけましょうね。クリックよろしくデス☺️わが闘争(上) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:880円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入わが闘争(下) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入続・わが闘争 生存圏と領土問題 (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入
July 20, 2021
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本のタイトルがシール!読了したのは4月でしたがゴタゴタしていて遅くなりました。改竄の恐れから、古い昭和36年版を図書館で借りました。タイトルがシールってのに驚き!一巻ぼろぼろ(笑)翻訳がね(;´Д`)これほんっっとに訳が酷すぎて読むの拷問でした。改行が無い上に日本語も変です。接続詞の位置がおかしいので違和感ハンパねーったら。『原文ではこうあるからこう訳したが○○の書きあやまりであろう』ってな文が訳注にあるのですが、その○○がドイツ語しか書いてないもんだから、何の書き誤りなのかわかんないですよウワァァァァァァン!!! ヽ(`Д´)ノそして訳者が酷い先入観持ちながら書いているし、解説にはこんな言い訳も😂 口述されたこの原本は、すらすら簡単に読めるというわけにはいかない。むしろ難解なほどの悪文である。訳はこの欠点をできるだけ是正しようとつとめた。しかし、ここではっきりいえることは、この書をよく読めば、極端な国家主義者でないかぎり、ヒトラーの強引なロジックの欺瞞性、かれの思想の幼稚なまでの残虐さを、よもや見落すことがあるまい、ということである。そしてかれが政権の座についてから、とくにオーストリア併合を行なって以後、第二次世界大戦までの間の残虐なナチの行為の数々を、この書とてらしあわせ考えたばあい、この予言的なナチの教科書のなまなましい現実性、戦慄を覚えるような迫真さにおどろかざるをえない。 鋭いから言われた方は耳が痛いヒトラーほど貶められている人はいない訳ですが、今となってはガス室なんてものの存在事態有り得なかったり、歪められた歴史をご存知の方も多くいらっしゃるでしょう。この本では、例えば大衆の愚かさに言及されていたりするので、人によってはムカつく事もあると思いますが、狂った頭の人が書く文ではありません。優生学的なものとか、多少偏った思想は無くも無いですが、とても鋭い視点をお持ちの天才です。実際ボロボロだったドイツを救った英雄がヒトラーです。いちばんの戦犯にされてますが、ドイツは戦争を回避しようと必死だったという話です。こちらのブログを是非読んでみてください。ドイツ悪玉論の神話元々は反ユダヤ主義ではなかった後に詳しく書く予定ですが、ヒトラーは人種差別者だと思われていると思います。しかしユダヤ人問題は遥か昔の古代からありました。ヒトラーはユダヤ人に関して、元々は何の偏見も持っていませんでした。元々は、ヒトラーは反ユダヤには反対の立場にいた、と書かれています。私が読んだ昭和36年版は全三巻でしたので、一巻から順に書いていこうと思います。少しづつやります。間があくかもしれません(;´∀`)クリックよろしくデス☺️わが闘争(上) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:880円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入わが闘争(下) (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入続・わが闘争 生存圏と領土問題 (角川文庫) [ アドルフ・ヒトラー ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/7/10時点)楽天で購入
July 10, 2021
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※ネタバレありEテレの『100分で名著』の萩尾望都特集を見てから、これが読みたくて図書館に予約し、3ヶ月ぐらい待ってやっと読みました。萩尾望都は小中学生頃にちらほら読んではいるのですが。今読んでもキュンキュンしません😅まあしかし、とても美しい世界ですよね。金髪巻き毛のキュートな少年、黒髪の優等生、ギムナジウム。流れるような優雅なセリフが見事です。少年たちの恋愛が実に美しく、竹宮恵子の『風と木の詩』とかもそうですが、流行った記憶があります。BL (ボーイズラブ) って言うんですよね。萩尾望都や竹宮恵子のBLに多大な影響を与えたのがヘルマン・ヘッセだと思います。チラッと言及があってニヤリとしちゃいました😁『知と愛 (ナルチスとゴルトムンド)』がめっちゃBLですし『デミアン』にも少年同士のキスシーンが出てきます。知と愛 (新潮文庫 新潮文庫) [ ヘルマン・ヘッセ ]価格:825円(税込、送料無料) (2021/5/10時点)楽天で購入デミアン (新潮文庫 ヘー1-2 新潮文庫) [ ヘルマン・ヘッセ ]価格:572円(税込、送料無料) (2021/5/10時点)楽天で購入BLで楽しむにはとても良い漫画ですが、エッこういう話だったの? てな所もありました。めっちゃキリスト教!嫌な世界(;´Д`)萩尾望都が実際描きたいものを描いたのか、その影に裏に何かがあるのかは解りません。しかし描かれている事はユダヤが広めたい宗教的な事でした。本当はサイフリートが正しいのに、それをわざと邪悪なものに仕立て上げてるというね…。宗教が世界を支配するまえに そいつをたたきつぶすべきだったこれはその通りでしょう。実際に現実的に、世界は宗教に支配されています。宗教のいうもろもろの悪はむしろ善であるとまどわず行動せよ…!これはグノーシス主義的です。これを言ったサイフリートが何故かよくいう『悪魔崇拝』に走り、冷酷で残酷な行為をするって、それはねーだろ、と。暴力的なのはサタンではなく神の方です。生贄や大量殺戮をしているのは神ヤハウェですよね。サタンはアダムとイヴに知恵を与えた人類の味方・教示者なのに『悪魔』という事にされているのです。あらゆる事は真逆になってるんです。詳しくは写本・グノーシス神話・ゾロアスター教を是非ご覧ください。神に仕えるユーリを愛し亡くなったトーマは、ヤハウェの生贄なんじゃないの ?ってな事を思いました。『100分で名著』では何て言ってたか忘れましたが😅最悪な結末だな、と思いました。キリスト教ばんざいって感じでした(;´Д`) やだやだ。やれやれだぜ。クリックよろしくデス☺️トーマの心臓(1) (コミック文庫(女性)) [ 萩尾 望都 ]価格:743円(税込、送料無料) (2021/5/9時点)楽天で購入
May 9, 2021
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《ジョン・ゴールトの世界》の碑文に、以下の事が書かれています。 己の人生とその愛によって私は誓う 私は決して他人のために生きることはなく 他人に私のために生きることを求めない一見どーゆーこと? と思う文だと思うのですが、小説を読むと意味がよくわかります。人は他人のために生きるべきだという呪縛にかかっている点があると思うんです。ジム・タッガートやハンク・リアーデンの家族が間違った非難ばかりしているのが、小説からわかるでしょう。そこから、この碑文の意味がわかると思います。諸君が夢にみた世界は勝ちとることができ、それは存在し、本物であり、実現可能であり、諸君のものなのだから。 だがそれを勝ちとるには諸君の完全な献身が必要であり、諸君の過去の世界、人間が他人の喜びのために存在する生贄であるという教義とはきっぱりと決別しなければならない。 ジム・タッガート達の政府は、現実での支配者層ディープステート側だと言えると思います。しかし、ちょっとマヌケだったり、滑稽に描かれている事で、この小説全体が明るい感じになっていると思います。レビューをいくつか見たんですが、この小説がNWOだと批判的に書いている記事がありました。そんな訳ねーだろと思いますよ。全く逆ですよ。そして、今お読みになる事をお勧めします。この小説は、これからされそうになっている世界の否定であり、奴隷になる事の否定です。何も生産せずに生産者から掠め取る者達への批判であり、強者が常に弱者の為に働き与えろという政府の否定です。(弱者を見捨てろという意味ではありません)これはキリスト教の教えの否定であり、生贄になるなというユダヤ教の否定であると私は思いました。渡米後にハリウッドの仕事をしていたアイン・ランドですが、終盤のジョン・ゴールト救出劇はハリウッド映画のようで、ちょっと笑える所もありました。😁訳者あとがき ロシアで生まれたアイン・ランドは、1917年の十月革命を経験し、生活を破壊されています。ランドは共産主義のイデオロギーを嫌悪したと「あとがき」に書かれています。渡米したランドは、ルーズベルトのニューディールに代表される社会主義的政策を危惧し、経済理論を学習しました。『肩をすくめるアトラス』は酷評もされましたが大ベストセラーになり、財界人や軍人にも愛読者が多かったそうです。一部引用します。彼女の思想はアカデミックな世界においても文学界においても異端扱いされ、政界では宗教を否定したために保守派から敬遠され、過激な資本主義のためにリベラルから嫌悪され、極端であるためにその中間からも疎まれ、居場所はなかった。そうでしょう!聖書が絶対の世界で受け入れられる訳がないんです。この反応こそが、ランドが正しい事の証明だと私は思います。何故なら、本当は聖書こそが《悪》だからです。なので、ハードなクリスチャンばかりのトランプ政権が愛読しているというのは、どうもおかしいと思うのです。もうひとつ引用します。ラッシュのアルバム『西暦二一一二』が一九三八年のランドの短編『賛歌』(Anthem) からインスピレーションを得たものであることはよく知られている。そうなんですね!私は最近はフツーに聴けるようになったんですが、以前ゲディ・リーの声が苦手でラッシュはあまり聴いてこなかったんです。ダンナがめちゃファンです。ラッシュは海外での人気が高く、日本ではイマイチな感じですよね。ベースの人は何故か歌えてキーボードも弾けるマルチな才能ある人が多い気がします。ゲディ・リーがまさにそうです。クリックよろしくデス☺️【送料無料】 Rush ラッシュ / 2112: 40th Anniversary Super Deluxe (3LP+CD+DVD) 輸入盤 【CD】価格:22568円(税込、送料無料) (2021/3/24時点)楽天で購入【輸入盤CD】Rush / 2112: 40th Anniversary (w/DVD) 【K2016/12/16発売】(ラッシュ)価格:4590円(税込、送料別) (2021/3/24時点)楽天で購入[枚数限定][限定盤]西暦2112年<紙ジャケットSHM-CD>/ラッシュ[SHM-CD][紙ジャケット]【返品種別A】価格:2350円(税込、送料別) (2021/3/24時点)楽天で購入肩をすくめるアトラス 第1部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:1980円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第2部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:2090円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第3部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【3000円以上送料無料】価格:2200円(税込、送料別) (2021/3/2時点)CARMILLAのアルバムもよろしくお願いします\m/ (ミ`∀´) \m/CARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
March 24, 2021
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精神 フランシスコ・ダンコニアは、たかり屋を養う事は罪だとダグニーに言います。生産者から搾取するたかり屋が栄えるのを助けているからです。たかり屋の世界を滅ぼすには、愛する自分の鉄道を捨てる事であり、それでダグニーは葛藤します。次のフランシスコのセリフは、とても好きです。 錆びた鉄と腐った機関車を全部やってしまえばいい──だが精神はだめだ! 精神を渡してはいけない! 世界の運命はその決断にかかっているんだ!この小説で唯一気になったのは、メインの人達が、あまりにも天才ばかりだと言う点です。ルックスも完璧です(笑)実際は、例えばリアーデンの会社の従業員も揃ってゴールトの世界に移動している訳で、我々のような天才でない一般人も助かるとは思うんですが、エディー・ウィラーズや、ジム・タッガートの奥さんになったシェリルの行く末が、自分には納得の出来るものではありませんでした。天才ではない一般人はどうなるのかが、いまいちわからなかったのが気になったものの「無能な人間は見殺しか」という批判的なレビューを見かけますが、そんな事は書いてないと思います。私たちも搾取されている側ですから。ジム・タッガート等は無能なクズですが、最も邪悪な人殺しです。こういうのは滅ぼされて当然でしょう。何の援護も出来ないですよ。ずば抜けた才能の無い普通の人々と、何も生産せずに生産者から絞りとるクズと一緒にして論じているのは間違いでしょう。雑貨店の店員だったシェリルのお店に、ある日ジム・タッガートがやってきます。彼はタッガート大陸横断鉄道の社長なので、シェリルは出会えた事に喜び、尊敬の目で見ます。ジムがシェリルを結婚相手に選んだのは、まさに「憐れむ事の出来る」相手だからでしょう。ジムにとっての結婚とは「可哀想」だからの結婚でなければならないのです。そして、実際ジムは何もせず、鉄道を動かしているのがダグニーだという事をシェリルはだんだん知る事になります。そしてジムが「愛」と言ってるのは「憐れみ」です。シェリルが実際素敵な女性だったとしても、そんな事はジムは気が付きません。素敵で自立した女性であってはならないんです。ジムが助けているように思わせないといけないんです。シェリルがジムに言ったセリフを引用します。あなたたち福祉家は……あなたたちが奪いたいのは精神なんですわ。値しない精神── 人を助けているふりをしながら精神を奪うのが「たかり屋」連中です。ダグニーの部屋に行ったシェリルに、ダグニーはこう言いました。シェリル、あなたが戦っているのはすべての人間の苦しみをもたらしてきた歴史上もっとも重大な問題なのよ。あなたはたいていの人びとよりもずっと多くを理解した。苦しんで死ぬ大勢の人は、何に殺されたかを知らずに死んでいくの。 こういう気付く事が出来る人は大変貴重だと私は思います。そうやって少しづつ仲間を増やさなければいけないのに、シェリルの結末は、こうはして欲しくなかったと思ったものでした。気付く人達、仲間が増える事での明るい未来、というのが自分としては望ましかったです。どうも現状と重ねて読んでしまいますね。長くなったので、次に続きます😅多分次回で終了です。多分。クリックよろしくデス☺️肩をすくめるアトラス 第1部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:1980円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第2部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:2090円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第3部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【3000円以上送料無料】価格:2200円(税込、送料別) (2021/3/2時点)CDの宣伝失礼しますm(_ _"m)ペコリ昔やってたレディースメタルバンドCARMILLAのLIVE ALBUMです。80年代インディーズメタルファン、スラッシュ・パワーメタルファンの方、ちょーオススメです。音質は良くないんですが(;・∀・)めっちゃ熱い当時のライブを体験してください!!S.A.Musicさん、ROCK STAKK RECORDSさん等で話題になりました😄CARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
March 22, 2021
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※ネタバレ警報~破壊 破壊と再生の星と言われるのが冥王星ですが、まるで冥王星ではないかと思ったジョン・ゴールト。しかしジョン・ゴールトが壊すのは、人類の敵である「たかり屋」社会です。もうひとつの正常な世界からの再生をしていこうとしています。ジョン・ゴールトのストライキに参加したアクストン博士のセリフは、セリーヌのインタビューを思い出しました。ルイ=フェルディナン・セリーヌ『北』その4 ―TVインタビュー―※この記事のコメント欄で『肩をすくめるアトラス』を教えて頂きました! ───あなたが一番お好きなのはどういう類いの人間ですか? ───建設する人間だ。 ───一番憎むべき人間は? ───破壊する人間。 建設する人間から搾取するのが「たかり屋」政府でした。以下、アクストン博士のセリフです。より優れた競争相手を阻止することで市場の拡大をねらうビジネスマン、雇用主の富の分け前にあずかりたかる従業員、ライバルのよりすぐれた才能に嫉妬する芸術家はみな、存在外の事実を求めているのであり、かれらの願望の手段は破壊だけです。 私は、才能は生かすべきであり、嫉妬心から邪魔をしたり潰したり破壊するべきでは絶対に無いと思っているので、とても共感しました。教育 支配者が扱いやすいように人々は仕組まれています。人々があまり物を考えないように、なるべくバカでいるように、仕組まれているんです。今まで読んできた本と繋がります。『シオンの議定書』には、こんな事が書かれています。シオンの議定書その3 ー四王天延孝『猶太思想及運動』よりー 思想を屈従させる方式は視覚教育と呼ばれるので既に行われている。この方法はゴイムの間にすべての脳の働きを無くして物を考えないで理解する為には見ようとする従順な動物にする。セリーヌの書いている学校・教育についても是非ご覧いただきたいのですが、アイン・ランドと同じ思想だと思います。ルイ=フェルディナン・セリーヌ『苦境…他』その4 ―学校―学校は子供の才能を伸ばす所であってほしいですよね。以下本文より引用です。 どこかにこの青年の母親がおり、彼女は歩くことを教えながら、息子のよちよち歩きを見ては、かばってやりたくてたまらない気持ちを覚えていたことだろう、と彼はおもった。そして宝石細工師の慎重さで赤ん坊の育てかたを吟味し、食事と衛生については科学の最新情報に熱狂的に従い、免疫のないかよわい体を細菌から守りながら──人には頭脳などなく考えようとしてはいけないと教え、生徒を悩める神経患者にしてしまう者たちのもとに息子を送りこんでしまったのだ。 母鳥が子の羽をもいでから戦って生きのびよと巣から押し出すのを見たならば、人はぞっとすることだろう。だがそれが人が自分の子どもたちにしたことだった。 アトラス 小説のタイトルにある『アトラス』とは、ギリシャ神話に出てくるティタン族で、ゼウスに敵対した罰として天空を背負う羽目になります。以下、リアーデンとダンコニアの会話です。「世界を肩で支える巨人のアトラスをみたとしたら、胸に血を滴らせ、膝をまげ、腕を震わせて立ち、なおも最後の力を振りしぼって世界を高く掲げようとして、努力すればするほど世界が肩に重くのしかかってくるのを見たとしたら、あなたはどうしろと言いますか?」「俺は……さあ。何が……できる? 君なら何と言うんだ?」「肩をすくめろと言います」 そうなんです。それがジョン・ゴールトの世界に繋がります。たかり屋を設けさせる為にがむしゃらに頑張るのはやめちゃえって事ですね。吉乃黄櫻―Twitterスレッド『肩をすくめるアトラス』多分次回で最後です😅クリックよろしくデス☺️こちらまだ雪景色ですよ(笑)肩をすくめるアトラス 第1部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:1980円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第2部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:2090円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第3部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【3000円以上送料無料】価格:2200円(税込、送料別) (2021/3/2時点)CARMILLAのCDもヨロシクですm(_ _"m)ペコリCARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
March 20, 2021
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※ネタバレ警報〜ジョン・ゴールト 突如としてなくなる会社、次々といなくなる人、いきなり辞職する有能な従業員、そんな事が次々と起こり、ダグニーや幼なじみでありダッガート鉄道で一緒に働くエディー・ウィラーズは、このアメリカの破壊者が「ジョン・ゴールト」と見ます。そして、それはその通りでもありました。同時にジョン・ゴールトがやっていた事は、たかり屋に立ち向かう事です。略奪者を崩壊させる事です。それは、たかり屋に対するストライキでした。現実で言えば、ジョン・ゴールトはDSと戦った、と言えると思います。破壊と再生の冥王星みたいな人ですね(笑)そして、私がファンタジーだな、と思ったのが、ジョン・ゴールトが作ったもうひとつの世界です。有能な人達は、たかり屋 (DS) に、働けば働くほど絞りとられるわけです。たかり屋政府がおかしな法案を通すたびに、莫大な金がたかり屋に流れる、その直前に、その会社が燃えたり破壊し、人々が消えるんです。彼らは別の、ジョン・ゴールトの世界に行ってました。そこでの通過は金、GOLDです。国際金融資本から解放されたジョン・ゴールトの世界が、そこにありました。小麦が成長するためには水が必要であり、曲線型に積み上げた石はアーチを成し、二足す二が四であり、愛が苦しみによって成就することはなく、人生は破壊によって豊かになることはないと認識した人間がいたからこそ──そうした人びとの力によってのみ、ほかの者たちも人間であることの輝きをとらえる瞬間を経験するようになり、そうした瞬間の集積だけがかれらの存続を許したのです。 他人の頭脳の恩恵をうけて暮らし、人間には道徳も価値観も行動規範もいらないと公言する補助金でなりたった教室の寄生虫を一蹴することだ。かれらは科学者然として人間は動物にすぎないと言いはりながら、その人間に対してもっとも下等な昆虫にすら認めた生存の法則さえ適用しようとはしない。以下はフランシスコ・ダンコニアのセリフだったと思いますが、MAGAじゃねーかと思いました😁世界の復興は、ここアメリカ合衆国で始まらなければならない。この国は、偶然やいきあたりばったりの部族の戦闘ではなく、合理的な人間の頭脳の産物として生まれた史上唯一の国だ。 ワクワクしちゃいます( ^ω^)原罪の否定 ジョン・ゴールトのセリフには反キリスト的なものがたくさん出てきます。ダグニーとの会話で、こんなのがありました。「原罪をもって生まれることの拒否です」「どういう意味ですか?」「私は自分の能力が罪だと感じたことがありません。自分の頭脳に罪悪感を覚えたことがない。人間であることに罪悪感を覚えたことがないのです。私は身に覚えのない罪を受け入れなかったし、したがって自由に自分自身の価値を高め、知ることができた。 これはエデンの園でりんごを食べ知性を得た人間を滅ぼそうとするヤハウェの事ではないかと思います。そして『原罪』の否定です。 自己の生存手段を悪とみなす生物が生存しつづけることはまずない。自分の根を切り刻もうとする植物や、おのれの翼を折ろうともがく鳥は、みずから侮辱した存在を長らえさせることはできない。だが人間の歴史は知性を否定し、破壊しようとする闘争だった。 これもまた聖書の否定だと私には思えるのです。他人の祭壇の上での屠殺を求める生贄の役割を理想とする教義は、死を基準としている。現実の恩恵と生命の本質によって、人間は──すべての人間はそれ自身が目的であり、自分のために存在し、自分自身の幸福に到達することが最高の道義目的なのだ。 人は罪を背負って生まれてなんかいませんよね! 意図のない罪を認めることは道徳への侮辱であり、不遜な名辞の矛盾である。選択する可能性のないものは道徳の領域の外にあるからだ。人間が罪を背負って生まれてくるならば、人には意思も、その性を変える力もない。意思がなければ善も悪もない。ロボットに道徳観念はないからである。選択の余地のない事実を罪と考えるのは道徳を愚弄することだ。人間の性質を罪と考えるのは自然を愚弄することだ。生まれる前に犯した罪のために人を罰するのは正義を愚弄することだ。無実でありようがない事柄において人の罪をとがめるのは理性を愚弄することだ。 諸君の教師が原罪と呼ぶ罪の本質は何だろうか? かれらが完全とみなす状態から堕落したときに人の性となった悪とは何だろうか? 神話によれば、人は知識の木を食べた──そして知性を身につけて合理的な生きものになった。それは善悪の知識だった──そして道徳的な生きものになった。人はみずからの労働によってパンを稼ぐように申しわたされた──そして生産的な生きものになった。 かれらが人の罪と考えているのは過ちではなく、人間としての本質なのだ。知性も価値観もなく、労働もせず、愛もなく生きていたエデンの園のロボットが何だったのかはともかく──彼は人間ではなかった。 諸君の教師によれば、人間の堕落は人間が生きるために必要な美徳を身につけたことだった。かれらの基準によれば、これらの美徳が人の罪業である。人の悪は人間であることだ、とかれらは非難する。人の罪悪は、生きているということだ、と非難する。 かれらはそれを慈悲の道徳と人間の愛の教えと呼ぶ。 以下のマイダス・マリガンのセリフも、キリスト教の否定に近いものがあると私は思います。心から憐れみを締め出した者以上によこしまな人間をあげられるかときかれて、マイダス・マリガンは言った。「自分に対する人の憐れみを武器にする人間だ」 アイン・ランドの思想はグノーシス主義的とも言えると思いました。『サタニズム』とも言えると思います。※『サタニズム』はフリーメイソンイルミナティの悪魔教ではありません。ヘビの姿でアダムとイヴにリンゴを食べるようにさせた教示者であるサタンは人類の味方です。 トランプ陣営がアイン・ランドの愛読者との記事を見ましたが、ハードなクリスチャンがこの小説を愛読するのは不思議で疑問です🙄引用長くなりましたが、もうちょっと続きます😅吉乃黄櫻―Twitterスレッド『肩をすくめるアトラス』クリックよろしくデス☺️肩をすくめるアトラス 第1部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:1980円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第2部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:2090円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第3部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【3000円以上送料無料】価格:2200円(税込、送料別) (2021/3/2時点)例によって宣伝失礼します 昔やってたレディースメタルバンドCARMILLAのLIVE ALBUMです。80年代インディーズメタルファン、スラッシュ・パワーメタルファンの方、ちょーオススメです。音質は良くないんですが(;・∀・)めっちゃ熱い当時のライブを体験してください!!S.A.Musicさん、ROCK STAKK RECORDSさん等で話題になりました😄CARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
March 18, 2021
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※ネタバレあり印象操作 本当は優秀な製品にマイナスイメージをつけるやり方が書かれています。現実社会で、こういうのにコロッと騙される人は多いと思います。ハンク・リアーデンのリアーデンメタルについてのジム達の説明がコレです。「一定期間酷使すると突然亀裂が生ずる可能性があるかもしれないが、この期間は予想できない……分子反応の可能性は現在のところ定かではないものの完全に否定することはできない……このメタルの張力の強さは明白であるとしても通常以上の圧力下での作用に関する特定の疑問は除外できない……メタルの使用を禁止すべきだという主張を支持する証拠は無いが、特性についての更なる研究は有用であろう」笑えますよね。何ひとつ確かな事は書かれていません。まさに実体が無いのに人々に恐怖心を植え付ける新型コロナのような手口ではないでしょうか。何だかイライラする報道ってありますよね。感染者数だけを毎日言うような。報道する側もよく訓練されているようです。これもまた現実だと思います。※ジョン・ゴールト線とは、ダグニーが建設した際に、国の破壊者だと思った「ジョン・ゴールト」に挑むように名付けました。 ジョン・ゴールト線の事務所で開かれた会見に来た若い記者たちは、自分の仕事が世界から事件の本質を隠すことだと考える訓練を受けてきていた。かれらの日課は、何の意味も伝えないよう慎重に選ばれた言葉で公益についてぶつぶついう公人の聴衆を務めることだ。人気を得るには 大衆向けにレベルを下げた、何の価値もない本が多く販売されています。国家科学研究所から、わざと価値のない本を出すフェリス博士と、それに怒るスタッドラー博士との会話です。「あのですね、スタッドラー博士、人びとは考えたいとは思っていないのです。事態が深刻になればなるほど、よけいに頭を使いたがらなくなるのです。だが何らかの本能によって、人は考えなければならないと感じ、それで罪悪感を覚えるわけです。だからかれらは何も考えないことを正当化する理由を与えてくれる人間は誰でも祝福し、追随します。おのれの罪であり、弱みであるとかれらが知っていることを美徳に──高度に知的な美徳に──してくれる者になら、誰でも」「それで君はその弱みにつけこむべきだというのか?」「それが人気を得る道です」スタッドラー博士がダグニーに言うセリフがこれまた面白いです。「タッガートさん、あなたは二流の人間の烙印をご存じかな? 他人の業績への憤りですよ。誰かが自分の業績を超えてしまわないかとびくびくしている神経質な凡人ども──やつらは頂点に到達したときの孤独をこれっぽっちも知らんのだ。同等の人間を求める孤独──尊敬すべき精神と賞賛すべき業績への渇きを。相手はその輝きで他人の影を薄くするのを喜ぶものだと思ってやつらはネズミ穴から歯をむきだす──実際は他人の中に才能のきらめきを見るためなら人生のうちの一年を捧げてもかまわないと思っているというのに。やつらは成功を妬み、大きな夢といえば、すべての人間が自分より劣ると認められている世界だ。 『人気』という点で、ダグニーのセリフでこんなのがありました。あのね、わたしは学校で前から人気がなくて、それは気にならなかったけれど、最近理由がわかったの。ありえないような理由よ。みんなわたしのやりかたがまずいからじゃなくて、わたしがよくできるから嫌うの。クラスで一番いい成績をとるから嫌うの。お金とは この小説はアイン・ランドの思想・哲学であり、ファンタジー色もあると私は思いました。ファンタジーについては、次回書きたいと思います。読むのが最も大変な箇所であり、醍醐味でもある箇所が、フランシスコ・ダンコニアとジョン・コールド (小説内で実在していて後半出てきてビックリ) の数十ページに渡る長〜いセリフです。長すぎて引用が難しいのですが…wikipediaの『所有権と個人主義』の所にダンコニアのお金に関するセリフが一部掲載されていますので、是非読んでみてください。一部引用します。お金は涙ながらにものをねだるたかり屋や、力ずくでものを奪う横領者の道具ではありません。お金は生産する人間がいてはじめて機能するのです。これが、あなたがたが諸悪の根源と考えるもののことでしょうか? 仕事の代償として金銭を受け取るとき、人はその金を他人の労力の産物と交換できるという確信があってはじめてそうするのです。お金に価値をもたせるのはたかり屋でも横領者でもない。涙で海を満たしても、世界の銃をかき集めても、財布の中の紙切れを、明日をしのぐパンに変えることはできません。その紙切れは、本来金(きん)であるべきだが、ある名誉の象徴──生産する人間の活力を求める権利なのです。 破壊者が現れるとき、かれらは真っ先にお金を破壊します。というのもお金は人間の護身手段であり、道徳的生存の基盤だからです。破壊者は金(きん)を押収し、その所有者にまがいものたる紙幣の山を残します。これがあらゆる客観的基準をそこない、任意に価値基準を定める独断的な権力に人びとを引き渡すのです。金(きん)には客観的な、生産された富と同等の価値がありました。紙幣は、富を生み出すことを求められた人間に向けた銃によって裏書きされた、存在しない富の抵当証書です。紙幣は法律にのっとって横領をおこなうたかり屋が、自分のものではない口座から、犠牲者の美徳につけこんで降り出した小切手なのです。『紙幣』に関しては、フランシスコ・ダンコニアがダグニーにこんな事を言うシーンもありました。やつらがきみに植えつけようとする倫理は、人の美徳を利用して巻上げる詐欺師が刷った紙幣にすぎない。世界のお金は支配されていて、働いた分を十分に得られないしくみになってますよね。それが何によってそうなっているのかはハッキリと書けないものの、アイン・ランドはそれを示唆していると私は思いました。金融支配から逃れると人々は幸せに、今よりずっと楽に生活が出来るようになります。その世界を作ったカダフィ大佐は殺されました。カダフィ大佐まだまだ続きます😅クリックよろしくです☺️肩をすくめるアトラス 第1部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:1980円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第2部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:2090円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第3部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【3000円以上送料無料】価格:2200円(税込、送料別) (2021/3/2時点)CARMILLAのCDも( `・∀・´)ノヨロシクCARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)札幌音楽処さんにも置いていただいてます。Beyond Culture Magazine 宙返る宇宙01
March 13, 2021
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※多少のネタバレあり自由・平等・友愛 これはフリーメイソンのスローガンです。これがまさか罠だなんて思いませんよね。『シオンの議定書』に、このスローガンがユダヤ人が仕掛けた罠だと書いてあるのだから驚きです。以下、以前書いた記事から引用します。※一部太字にしましたシオンの議定書その1 ー四王天延孝『猶太思想及運動』よりー 古代において真っ先に自由、平等、友愛を民衆に投げたのは我々ユダヤ人である、この標語はその好餌に向かって駆けつける不真面な鸚鵡共によっていやになるほど繰り返されて世界の繁栄と、以前は下層民の猛威に対してよく保護されていた真の個人的自由を破壊し去った。教養もあり才智ありと(読めない字)するゴイムも、この三標語の間に隠れた矛盾のあることに気が付かなかった。彼等は自然には平等の存立しないことや自由のあり得ないことに注意しなかった。自然は人々の精神や気質や能力等を不平等にし、これを全く天然法則に従わせているからだ。彼らは群衆の力は盲目的であることを見なかったし、彼らの仲間から選んで彼らを支配することを頼んだ選良も、また彼ら同様に政治には盲目であることを知らなかった、ただ政治の奥義を授けられたものは馬鹿でも統治が出来るし、奥義を授けられないものは天才的の人物でも政治のことは皆わからないのだがゴイムにはそれが一切見逃されている。 地球上至る所に自由、平等、友愛の標語が我々の何もわからぬ旗持ち人足の熱心な努力で、莫大な人間を我々ユダヤの陣営に引き入れた。しかしこの標語はゴイムの繁栄を蟲み、至る所平和、安寧、協同一致を破壊し、国家の基礎を顚覆しようとした害蟲である。「ジョン・ゴールトは誰だろう」というセリフが繰り返し出てきます。最初は世の中を支配している悪の象徴としての名前なのかと思いました。後半で正体が明らかにされますが、私は最初このジョン・ゴールトはフリーメイソンじゃないのか? と思いました。何故こんな事ばかり起こるのか? 世の中上手くいかないのか? て時に、このセリフがつぶやかれるからです。『平等』とは何でしょうか。 この小説、善悪二元論的に批判的な方も多いのですが、ヒロインのダグニー・タッガートは正義側で、もの凄く頭の良い仕事の出来る女性です。一方、兄のジム・タッガートは搾取する側のクズで、政府の人間です。ジム側の主張は、強者は弱者を救済するべきで、政府の政策としても、出来ない人を平等に同じ賃金で雇え、というものです。生産するほど何もしない人に搾取されて損をするしくみです。そして、人々が望む良い製品を適正に買えない社会です。ダメな会社からも平等に買わなければいけない社会です。その為に、次々とおかしい法案が可決されていきます。ほかの連中がわたしたちを破壊してしか生きていけないなら、そんな連中に生きていてほしいと思う理由がある? 自己犠牲を正当化するものなんてない。他人を生贄にする権利は誰にもない。最高の能力の破壊を認める道徳なんてない。才能があるから罰されるなんて! 生産性の高い社会に役に立つ人は、金の亡者で冷徹と貶められます。事業を広められないように、人々の役に立たないように、便利にならないように次々と変な法案が可決されていくんです。その金はもっとも生産的な人たちではなく、もっとも腐敗した者へと続く経路に流れる。僕らの時代の基準によると、勝つのは誰よりも提供するものが少ない者たちだ。 ダグニーやヘンリー(ハンク)・リアーデンのような生産性の高い有能な人達が、どんなに努力しても妨害にあい、仕事が進みません。ハンク・リアーデンには、これまたクズの弟がいて、したたかな奥さんがいます。クズの弟は働かずにハンクの金で暮らしながら感謝ひとつしません。母親はハンクに、弟のプライドの為にちゃんとした仕事を与えてくれと言います。形だけで良いから、と。弟には世間的な地位が必要で、相応の報酬として自分が金を受け取っていると感じられる給料が必要だと。「あの子の立場がどんなにあの子の自尊心を損ねているかを考えたことがあるかい? あの子は物乞いみたいに暮らしたくはないんだ。おまえから独立したいんだよ」「できもしない仕事のために稼いでもいない給料を俺から取ることで?」 母親のセリフが「平等・友愛」の嘘そのものじゃないかと思いました。弟を愛していれば、あの子がそれに値しないからこそ仕事をやるもの──それこそ本当の愛と親切と兄弟の絆ってものだよ。そうじゃなきゃ何のための愛だね? 人が仕事に値するなら仕事をやることには何の美徳もありゃしない。美徳というのは値しない者たちに与えることなんだよ 貧しい者に分け与えよ、というのはイエス・キリストの教えですよね。持っているものをすべて売り払い、貧しい者に分けてやりなさい。 愛の時代 グノーシス主義では、人に知性を教えた教示者のサタンは善で人類の味方です。聖書の神であるヤハウェを悪と見ます。次のセリフを見て、どう思いますか。人類の全問題をひきおこしたのは知性です。人間の頭脳が諸悪の根源なのです。いまは心の時代です。配慮しなければならないのは弱い者、おとなしい者、病める者、謙虚な者だけです―中略―大きな者たちはそうでない者に仕えるために存在するのです。―中略―かつて理性の時代があったが、我々はそれを超越する進歩をとげました。いまは愛の時代です。ジム・タッガードやリアーデンの家族側のたかり屋の思想はキリストの教えそのものだと私は思いました。そして、その思想が破滅を招くものだという事が、この小説からハッキリと分かります。「……もっとも貴い理想は──人間が兄弟のために生き、強者は弱者のために働き、有能なものは無能なものに奉仕することだ……」 あなたはこれに同意しますか?吉乃黄櫻―Twitterスレッド『肩をすくめるアトラス』クリックよろしくデス☺️いつもありがとうございますm(_ _”m)ペコリ肩をすくめるアトラス 第1部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:1980円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第2部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:2090円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第3部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【3000円以上送料無料】価格:2200円(税込、送料別) (2021/3/2時点)80'sインディーズのちょーブッ飛んだレディースメタルバンドCARMILLAのアルバム販売しています。まだお持ちでない方は是非手に入れておいてください!\m/ (ミ`∀´) \m/私がギター弾いてます。CARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)宣伝VTRこちら。英語の字幕も付けていただきました☺️
March 8, 2021
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このブログのコメント欄で教えていただき絶対読まなきゃと思って読んだ小説です。1957年のアイン・ランド4作目の小説であり、アメリカ人が最も影響を受けた本第2位だそうです。(1位は聖書です)図書館で借りたんですが、ボロボロでワロタ(^Д^)1270頁ですぜ。何故1冊にしたのか問いたい😂※文庫本は3冊に分かれています2週間で返すとなると1日100頁ぐらい読まなきゃじゃんΣ(°д°lll)ギリギリで延長して4週間かけたいけど予約が入ればアウト。んで途中で予約入りました_| ̄|○めちゃ頑張って朝から晩まで、とにかく細かい時間でもあればテレビ見てるCMの時も読みました。いやあキツかったっす。(笑)返却期限日の天気予報が雪マークだったので、さらに急いで12日で読み終えました。おそらく頭に入ってない箇所もあります。いつか再読したいです。予備知識として 作者のアイン・ランドは、ロシア系ユダヤ人です。wikiによれば、両親は非順守派のユダヤ人であり、父は薬剤師として成功。ロシア革命時に生活を破壊され、クリミアに逃れてます。高校時代に無神論者になったとか。私はこの小説を読んで、反キリスト・反ユダヤ教的であると思ったので、wikipedia見ると納得です。1925年にアメリカに移住。8歳の時に映画の脚本を書き始め、10歳で小説を書き始めたというランドは、ハリウッドで仕事をしますが、生活は苦しく、雑多な仕事に従事したとか。ロスチャイルドの愛人疑惑 アイン・ランドはフィリップ・ロスチャイルドの愛人だったという噂があります。Amazonのレビューに「パトロンのロスチャイルドからレクチャーを受けてコレが書かれた」なんて書いてる人もいますが、本ちゃんと読んだのでしょうか。金融ユダヤの世界を敵とする小説だと私は思いました。このロス茶愛人説を論破してる記事がありました。アイン・ランドとNWO陰謀論(1)---ランドはロスチャイルドの愛人ではなかった! そしてフィリップ・ロスチャイルドについて調べてみたところ、金融ユダヤと全然関係ない、真面目にワインを作った人だという事がわかりました。1人の男の情熱が造り上げたワインカンパニー「バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド」フランスで生まれ育ち、ボルドーの田舎での暮らしを愛し、ブドウ畑に魅せられ、やる気のない父親から経営を任され、苦労してシャトーの荒廃を防いで発展させた人です。正確な名前はフィリップ・ド・ロチルド男爵です。戦時中はカサブランカに逃れ捕虜にもなり、スペイン、ポルトガルを経由してイギリスへ逃れ、終戦後にシャトー経営を再開しているので、アメリカに住んでいた事は無いのではないでしょうか。アメリカにいたアイン・ランドとの接点は考えられないでしょう。誰がこんなデマを…とこんな記事を見つけました。搾取する者と搾取される者 ~金持ちの論理~③太田龍って人は既に故人だそうですが何を根拠にこんな事述べてるんでしょうかね。 『肩をすくめるアトラス』の著者であるアイン・ランドは、フィリップ・ロスチャイルドの情婦の一人であり、このロスチャイルドの世界征服の野望を書かせたものだ。トランプ陣営にアイン・ランド信奉者が多いという記事もありました。トランプを支えるアイン・ランド信者の正体聖書の次に読まれているらしい本が反キリストって面白いですね。私はこの小説が反キリスト的だと思いましたので。そしてハードなクリスチャンだらけのトランプ陣営がアイン・ランドの読者というのは不思議な気がします。さらに混乱したのは、これを書いたのがユダヤ人だという事です。ユダヤの神に対抗している思想だと私は思ったので。ヤハウェの生贄儀式を批判したグノーシス主義のユダヤ人もいたというのはナグ・ハマディ文書、ユダの福音書を読むと分かりますし、中には良いユダヤ人もいるという事なのかな、と思います。そして、それは嬉しい事です。※グノーシス主義に関してはこちらの記事をご参照くださいませ。私はアイン・ランドは味方と見たんですが、真逆の解釈をしている人もあり、悪質なデマも流されており、誤解が多そうですね。吉乃黄櫻―Twitterスレッド『肩をすくめるアトラス』クリックよろしくデス☺️肩をすくめるアトラス 第1部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:1980円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第2部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【1000円以上送料無料】価格:2090円(税込、送料無料) (2021/3/2時点)肩をすくめるアトラス 第3部/アイン・ランド/脇坂あゆみ【3000円以上送料無料】価格:2200円(税込、送料別) (2021/3/2時点)例によってCDの宣伝です。80年代インディーズ、レディースメタルバンドCARMILLAのLIVE ALBUM。まだ持っていない方は是非手に入れておいてください!!CARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
March 6, 2021
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エホバによる十戒 解説に入る前に、ニュースピークの詳細な説明等が掲載されている巻末の『付録』のちょっと面白かった箇所を引用したいと思います。 党員に必要とされたのは、自国の民以外の民は「邪神」を崇拝しているということ以外、他のことをほとんど知らなかった古代のヘブライ人と同じようなものの見方をすることだった。党員は、そうした邪神がバール、オシリス、モレク、アシュトレトなどと呼ばれていることを知る必要はなかった。おそらく他の神について知らなければ知らないほど、党員の正統的な信仰が強まったのであろう。党員はエホバとエホバによる十戒を知っており、それ故、他の名前や他の属性を持った神は邪神であることを知っていたのである。これは、オーウェルが諸悪の根源はYHWHだという事がわかっていた証拠ではないでしょうか。人々を支配するのは聖書の神です。そして、古代にはエホバ(ヤハウェ)以外の神を「悪魔」と呼んでいた事がエレ-ヌ・ペイゲルス『悪魔の起源』に書かれていました。資本家・支配者 本文の中から、資本家について書かれていたセリフを引用します。「問題は、その資本家たちが──かれらとかれらに寄生していた法律家や聖職者といった連中が──世の支配者だったということなんです。ありとあらゆるものがかれらのために存在していたということ。あなた方──庶民、労働者たち──がかれらの奴隷だった。かれらはあなたたちを自由にできたということなんです。虫けらみたいにカナダに追い払うこともできたし、その気になれば、あなたたちの娘さんと寝ることもできた。九尾の猫鞭などと呼ばれた道具を使って痛めつけるよう命ずることもできた。かれらとすれ違うとき、あなた方は帽子を取らなくてはならなかった。資本家は誰も彼もが、従僕の一団を引き連れて出歩き──」資本家たちが支配者である事が書かれています。トマス・ピンチョンの解説 上に書いた資本家の事とも関連する解説から引用しようと思います。どこで切って良いんだかで😅長くなりますが…※一部太字にしました。 オーウェルは自分が “反体制的左派” とは一線を画す立場である。彼は第二次世界大戦の始まるずっと以前から、労働党員の大部分が、すでにとは言わぬまでも潜在的には、ファシストであると看做すようになったいた。労働党とスターリン政権下の共産党との間に類似性が見出せることを多少とも意識していたのである。彼にとっては、どちらも労働者階級のために資本主義と闘う運動を装いながら、現実には、自己の権力の確率と永続化に腐心しているに過ぎなかった。大衆は、その理想主義、階級格差に対する怒り、そして低賃金をも厭わない労働意欲につけこまれ、ただ利用されるためだけに存在し、繰り返し何度も裏切られるのだ。 ファシズムへの傾斜を抱える人々───政府のやることなら、正邪に関係なく、すぐにも正当であると頭から決めて恥じないわれらが隣人と言ってもいいが───はそんなことは所詮戦争を知らない者の考え方だ、と即座に反論するだろう。敵の爆弾が自国に投下されるようになり、国土の風景が一変し、友人や隣人が犠牲になったとたんに、その種の主張はすべて、政府を転覆しようとするものではないにしても、まったくの的外れである、と。自国が危険に晒されている時には、強力なリーダーシップと実効性のある対策こそが肝要なのであって、それをファシズムと呼びたいのならそれで結構、何と呼んでもらってもいいが、空襲の終焉と警報の解除を導く議論でなければ、誰ひとり耳を傾ける者はいないだろう、と。この解説も非常に価値があるものなので、絶対に読んでいただきたいと思います。以下、ここに書かれている「オセアニア」とは小説の舞台となった超大国の名前です。※一部太字にしました。〈二重思考〉はオセアニアを統治する各省の名称の背後でも作用している。平和省は戦争を遂行し、真理省は嘘を吐き、愛情省は党の脅威になりそうな人物を片っ端から拷問し殺していく。もしこれが馬鹿馬鹿しいほど異常に思われるなら、現在のアメリカ合衆国に目を向けて欲しい。戦争を造りだす装置が、”国防省” と呼ばれていることを疑問に思っている人はほとんどいない。同様に、司法省がその恐るべき直轄部門であるFBIを用いて、基本的人権を含む憲法の保障する権利を踏みにじっていることは、十分な証拠が書類として提出されているにもかかわらず、我々はその省を真顔で “正義(ジャスティス) の省” と呼んで平気でいる。表向きは自由とされている報道機関も、常に “バランスの取れた” 報道をすることが求められ、あらゆる “真実” は、同等の価値を持つ正反対の情報によって即座に去勢される。世論は日々、修正された歴史、公式的な記憶喪失、明白な嘘を与えられているのだが、そうした情報操作はすべて好意的に、 “ひねった解釈” などと呼ばれ、楽しげにスピンするメリーゴーラウンドと同様、何の危険もないと考えられている。我々は伝えられることが真実でないと知りながら、それが真実であって欲しいとも思っている。信じると同時に疑っているのだ。この小説が予言的である事が、今のアメリカの状況に目を向けてみるとわかるんです。闇の勢力って架空の存在ではないですよ。「陰謀論」ではないですよ。ちょっと面白い事が書かれていましたよ。〈ビッグ・ブラザー〉の政治体制はファシズムのすべての要素を示している───カリスマ的な一人の独裁者、行動の完全統制、集団に対する個人の絶対的従属。だが、そこにはオーウェルが知らないはずのないファシズムの顕著な特徴である人種差別、特に反ユダヤ主義の要素が欠けている。これは現代の読者を困惑されるに違いない。いや、反ユダヤ主義=人種差別とされているけど違いますよね。差別だーってユダヤが言っていますけど、今まで散々書いてきましたが、大昔から世界には深刻な「ユダヤ問題」があり、小説に書かれている資本家の問題、ビッグブラザーの監視社会も全て「ユダヤ問題」です。これが起こらないようにしなければならないのです。今改めて解説を読んでみると、ピンチョンは見えてなかったという気がします。さらに… オーウェルのユダヤ人に対する態度について昨今多くの研究がなされており、なかには彼が反ユダヤ的であるとさえする論評もあるにはある。だが、この時期の彼の著作の中にどれほど明示的なユダヤ人問題への言及があるか探してみても、その数はあまり多くない。オーウェルはユダヤ人問題についてさほど興味を持たなかったように思われる。完全にピンチョンは勘違いしていると思います。この小説は、ホロコーストが起こらなかった世界の彼なりの再定義だったとさえ言えるかもしれない。ですって。まさか。訳者あとがき あとがきにちょっと面白い事が書かれていました。 読んでいないのに、見栄によるのか礼儀によるのか、読んだふりをしてしまうという経験は万国共通らしく、英国でもかなりの人が身に覚えがある、と拷問にかけられなくとも告白しているらしい。しかも英国での「読んだふり本」第一位がオーウェルの『一九八四年』だというのである。そうなんですか!Twitterのリプでも「ニュースピーク」とか見かけますね(^Д^)吉乃黄櫻Twitterスレッドクリックよろしくです☺️1984【電子書籍】[ George Orwell ]価格:156円 (2021/2/13時点)[Out of Print] George Orwell / 1984 Tee (Red)価格:4389円(税込、送料別) (2021/2/13時点)CD/1984 (解説歌詞対訳付)/ヴァン・ヘイレン/WPCR-80385価格:1540円(税込、送料無料) (2021/2/13時点)CARMILLAのCDをどーかヨロシクお願いしますm(_ _"m)ペコリCARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
March 5, 2021
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共産主義とは バイデンが強引に大統領になり、パレスチナ人へのジェノサイドが行われており、世界が共産主義化に向かう危険にある現在、この1984が当然大勢の方々に読まれるわけです。めちゃ予言的な恐ろしい小説です。以下引用です。ロシア共産党は異端者に対して、かつての異端尋問官以上に残酷な迫害を加えた。しかも、自分たちは過去の過ちから学んだと思っていたのだ。たしかに、殉教者を出してはいけないということくらいは知っていた。犠牲者を公開処刑に送る前に、周到に準備して犠牲者の尊厳を打ち砕こうとした。拷問を加え、仲間から隔離することによって屈服させたのだ。犠牲者たちは結局、さもしくへつらう卑劣漢になり下がって、言われた通りに自白し、自分のことを悪しざまに言い、仲間を告発して責任を転嫁し、哀れっぽく慈悲を乞うまでになった。それなのに、ほんの数年もすると、また前と同じことが起きた。死者たちは殉教者となり、その堕落ぶりは忘れ去られたのだ。 この小説、途中でやめる人ってどのくらいおられるのでしょう。後半は拷問シーンになるので、ホント恐ろしくて耐えられない人もおられるんじゃないかと思いました。特に今読むにはリアル過ぎて怖すぎます。フツーに「物語」として読むのは難しいです。さらに引用です。───「他人を支配する権力はどのように行使されるかね、ウィンストン ? 」 ウィンストンは考えた。「相手を苦しめることによって、です」と答えた。 恐怖による支配は今現在も行われている事です。人々を怖がらせる事によって支配しています。さらに引用です。われわれの創り出そうとしている世界がどのようなものか? それは過去の革命家たちが夢想した愚かしい快楽主義的なユートピアの対極に位置するものだ。恐怖と裏切りと拷問の世界、人を踏みつけにし、人に踏みつけにされる世界、鈍化が進むにつれて、残酷なことが減るのではなく増えていく世界なのだ。 前回『肩をすくめるアトラス』への影響についてチラッと書きましたが、ココもちょっとそんな感じがします。───党は利己的な目的で権力を追求しているのではなく、大多数の利益のためである。党が権力を追求するのは、人間が全体として意志薄弱で臆病な生物であって、自由に耐えることも真実と向かい合うこともできないから、自分よりも強い他者によって支配され、組織的に瞞着されなければならないためである。人類は自由と幸福という二つの選択肢を持っているが、その大多数にとっては幸福の方が望ましい。党は弱者にとって永遠の守護者であり、他者の幸福のために自らの幸福を犠牲にしてまで、善を招き寄せようと悪を行なう献身的な集団なのだ アトラスの方は強者が弱者の食い物にされる所があるので、ちょっと違うんですけどね。DS猶太の陰謀とかtweetしてると「あたおか」扱いされますよね😭はいデマおつかれー、とか、Qアノンのデマと区別つかない人多いですから。もう全てが「陰謀論」とバカにされてます😭そんな時に、この一文を是非思い出してほしいです。少数派であっても、いやたった一人の少数派であってさえ、そのことで狂人ということにはならない。一方に真実があり、他方に出鱈目がある。もし世界を敵に回しても真実を手放さないのなら、その人間は狂っていないのだ。 次回、トマス・ピンチョンの秀逸な解説を引用して終わりたいと思います。クリックよろしくです☺️💗1984【電子書籍】[ George Orwell ]価格:156円 (2021/2/13時点)CD買ってねー❤️CARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
March 2, 2021
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寡頭制集産主義の理論と実践 セリーヌの亡命三部作が読み辛かったんで、オーウェルは楽勝と思いつつ読み進んでたのですが甘かったです。本の中に本が出てきます(笑)オマニュエル・ゴールドスタインの『寡頭制集産主義の理論と実践』という何ともタルムードやシオンの議定書的なやつが改行少なめギッシリで長いです。読んでる方ファイトー✊ずらずらっと引用していっちゃいます。最も地位の低い党員ですら、有能で勤勉、ごく限られた範囲内であれば知性を働かせることさえ期待されるが、彼はまた同時に、信じやすく、無知で狂信的でなければならず、恐怖、憎悪、追従、勝利の興奮が、彼の支配的な感情でなければならない。人々を洗脳する教祖の法則みたいな🤔党中枢のメンバーにとって、管理者としての立場上、戦争に関するあれやこれやのニュースが偽情報だと知っておくことはしばしば必要であるし、また、戦争全体が虚偽であって、実際には戦争など起こっていなかったり、或いは宣戦布告をした目的とはまったく別の目的のために戦争が遂行されていたりする事実に、気づくかもしれない。この前のシリア空爆、デマ疑惑がありますが、私にはわかりません。即この1984を連想しました。党の掲げる二大目標は、地球の全土を征服すること、そして独立した思考の可能性を徹底的に潰すことである。その為に党が解決に努めている大問題がふたつある。ひとつは人が頭の中で考えていることを、当人の意に反して、如何に明らかにするかという問題であり、もうひとつは、事前に気づかれることなく、如何に数秒間で数億もの人々を殺戮するかという問題である。 『シオンの議定書』にゴイムの頭をパーにする計画があります。シオンの議定書その3 ー四王天延孝『猶太思想及運動』よりーとにかく脳みそ使ってくれって思います。人に従うだけだったり、誰かの意見を絶対と思い自分で考えない事は、この計画にまんまとハマッている訳ですよ。未来戦争の後方支援のみに関わっている者もいれば、従来より大きなロケット弾、一層強力な爆発物、更に頑強な防弾板を発明する者もいる。毒性の一層強い新型のガス、全大陸の植物を死滅させうるほどの大量生産が可能な溶解性の毒、考えうる限りの抗体に対して免疫性を持つ病原菌の培養といった研究も行なわれている。また潜水艦が海の中を潜航するように、地中を進行できるような乗り物、或いは帆船のように基地を必要としない飛行機の製造に努める者もいれば、高度数千キロの宇宙空間に設置されたレンズを通して太陽光線を集めたり、地球の中心で熱を放出することによって、地震や津波を人工的に作り出すといったような実現の可能性の低い計画に取り組んでいる者もいる。((((;゚Д゚)))))))人工地震って言うとバカにする人、大昔から実験的に人工地震ってありますから。これリアルなんですよ。オセアニアで主流となっている哲学はイングソック、ユーラシアではネオ・ボルシェヴィズムと呼ばれている。イースタシアでは中国名で呼ばれ、多くの場合「死の崇拝」と訳されるが、「自己の滅却」という訳語を当てた方がいいかもしれない。 ボルシェヴィキに関しては、とにかく知識に入れておくべき事です。共産主義とはこういう事です。いずれの国も、同様のピラミッド構造から成り、半ば神格化されたリーダー崇拝が見られるという点や、また永続する戦争に依拠する経済が、或いは永続する戦争の為に経済が存在しているという点も同様である。これですかね。まさに。現代の支配者の見地からすれば、真の危険とは唯一、有能であるがその能力を十分生かし切れておらず、権力に餓えている人々から成る新しい集団が他から分離して誕生し、彼らの階層集団の中で、自由主義と懐疑主義が育っていくことだけである。 無能な者は知らずに有能な者を潰すことに加担している可能性があるんです。私、この1984の次にアイン・ランドの『肩をすくめるアトラス』を読み、読了したばかりなのですが、結構1984からの影響強いと思ったんです。この上の引用分はもろって感じ。「二足す二は四である」という文が何度か出てきました。もうちょっと続きます。あと1回か2回です。吉乃黄櫻Twitterスレッド3月になりましたねー。こちら雪です(笑)クリックよろしくデス☺️一九八四年新訳版 (ハヤカワepi文庫) [ ジョージ・オーエル ]価格:946円(税込、送料無料) (2021/2/13時点)1984【電子書籍】[ George Orwell ]価格:156円 (2021/2/13時点)[Out of Print] George Orwell / 1984 Tee (Red)価格:4389円(税込、送料別) (2021/2/13時点)CD/1984 (解説歌詞対訳付)/ヴァン・ヘイレン/WPCR-80385価格:1540円(税込、送料無料) (2021/2/13時点)ちょいと宣伝😅昔やってたレディースメタルバンドCARMILLAのLIVE ALBUMです。80年代インディーズメタルファン、スラッシュ・パワーメタルファンの方、ちょーオススメです。音質は良くないんですが(;・∀・)めっちゃ熱い当時のライブを体験してください!!S.A.Musicさん、ROCK STAKK RECORDSさん等で話題になりました😄CARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
March 1, 2021
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※多少のネタバレあり 二足す二は 2+2=って誰もが答えられますよね。この小説の恐ろしさは不可能である答えをそのまま信じて言う事を可能にされてしまう事です。引用します。最終的に、党は二足す二は五であると発表し、こちらもそれを信じなくてはならなくなるだろう。──中略──そして恐ろしいのは、党の考えに同調しないため殺されることではなくて、党の考えの方が正しいかもしれないということ。結局のところ、二足す二はが四であることをいかにして知るというのだ? 或いは引力が作用していること、過去が不変であることを? そんなバカなと思いますよね。しかし、今現在もコレは起こっています。例えばTwitterでよく見かけます。誰かを根拠無く盲目的に信じる人達を多く見かけます。凄い勢いでフォロワーを増やし洗脳していく人がいて、その人の言う事は絶対的に正しいと拡散する信者がいたりして…その人が「2+2=5」であると言えば信じそうな感じ(;´Д`)何なんだろなあ、と思います。脳を使わない事は楽なのだろうな、と思います。誰かの考えにそのまま乗っかる事は楽なのでしょう。調べる事さえせずに、目に入った情報を根拠なく信じてしまうのは何故なのでしょうか。キリストは言いました。 「あなたはわたしを見たから信じたのですか。見ずに信じる者は幸いです」こんな嘘にやられてはダメですよ。根拠なく信じる物は災いです。なるほどと思った箇所を引用します。ある意味では、党の世界観の押し付けはそれを理解できない人々の場合にもっとも成功していると言えた。どれほど現実をないがしろにしようが、かれらにならそれを受け容れさせることができるのだ。かれらは自分たちがどれほどひどい理不尽なことを要求されているのかを十分に理解せず、また、現実に何が起こっているのかに気づくほど社会の出来事に強い関心を持ってもいないからだ。理解力を欠いていることによって、かれらは正気でいられる。かれらはただひたすらすべてを鵜呑みにするが、鵜呑みにされたものはかれらに害を及ぼさない。なぜなら鵜呑みにされたものは体内に有害なものを何も残さないからで、それは小麦の一粒が消化されないまま小鳥の身体を素通りするのと同じなのだ。 「理解力を欠いていることによって、かれらは正気でいられる」なるほどです!まだ続きます。Twitterのスレッドを是非ご覧くださいませ👇吉乃黄櫻Twitterスレッドクリックよろしくデス☺️一九八四年新訳版 (ハヤカワepi文庫) [ ジョージ・オーエル ]価格:946円(税込、送料無料) (2021/2/13時点)自分の宣伝です。CARMILLAのLIVE ALBUM( `・∀・´)ノヨロシクCARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
February 18, 2021
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一九八四年新訳版 (ハヤカワepi文庫) [ ジョージ・オーエル ]価格:946円(税込、送料無料) (2021/2/13時点)※多少のネタバレあり この小説、1949年に刊行されてるのですが、こんな昔にこういう小説があった事が驚きです。めっっちゃリアルで恐ろしすぎました。まだ数年前に読んでいれば、物語として普通に読めたかもしれないのですが、今読むには、あまりに現実的でした。そして『タルムード』的だと思いました。ユダヤの聖典『タルムード』書き換えられる歴史 例えば、世の中は嘘で満ち溢れていて、習ってきた歴史も嘘だらけです。あった物をなかった物にし、なかった物をあった物にしている、まさにそんな描写が随所に出てきます。オーグルヴィ同志は、一時間前まで想像上ですら存在しなかったのだが、今や一つの事実になった。死者は創造することができて、生きている人間は創造できないと考えると、何とも奇妙だった。オーグルヴィ同志はこれまで現在形で存在したことは一度もなかったにもかかわらず、いまや過去形で存在したことになっており、しかもこの偽造行為が忘れられたとたんに、シャルルマーニュやジュリアス・シーザーと同じくらい紛れもない真正なものとして、またかれらと同じたしかな証拠があるものとして、存在することになるだろう。 次々と変えられていく歴史。ここに出てくる「彼女」とは重要な登場人物であるジュリアです。例えば彼女は、学校で学んだというので、党が飛行機を発明したと信じていた。(ウィンストンは覚えていたが、小学校時代を過ごした五十年後半には、党が発明したと主張していたのはヘリコプターだけだった。十年以上経って、ジュリアが学校にいくようになった頃には、すでに飛行機も発明したことになるだろう)そして飛行機は自分が生まれる前から、そして革命のずっと前から存在していたと彼が教えても、その事実は彼女にとってまったく興味をそそらないものだった。 小説の中に本が出てくるという、なんとも不思議な箇所があったのですが、それがエマニュエル・ゴールドスタイン作の『寡頭制集産主義の理論と実践』これが実にタルムードぽいと思ったのですが、これについては次回書こうと思います。ここから歴史の改竄が描かれている箇所を引用します。 過去は変わりやすいというのが、イングソックの中心的な教義である。過去の出来事は客観的実体を持たず、書かれた記録と人間の記憶の中にのみ存在していると主張されている。記録と記憶が一致したものであれば何であれ、それが即ち過去である。そして党はあらゆる記録を完全に掌握しており、同様に、党のメンバーの精神も完全に管理しているからには、過去は党が如何ようにも決められる。 昔読んだけどよくわからなかった本でハイデガーの『存在と時間』があるのですが😅なんかコレ『存在と時間』みたいじゃね? と思った箇所を引用します。「でも世界自体が一片の埃のようなものじゃありませんか。人間なんてちっぽけで───無力な存在じゃないですか! 人類が誕生してどのくらいです? 何百万年ものあいだ、地球には人間は存在していなかったのです」「ナンセンスだな。地球はわれわれと同い年だ。われわれより前から存在していたわけではない。そんなことはあり得ないだろう。人間の意識を通じなければ、何も存在しないのだからね」 これはどういう事かと言うと、改竄された歴史を心の底から信じられるように人間の方を強引に変えられると言う事なんです((((;゚Д゚)))))))ニュースなんかみんな嘘 歴史も次々と変えられ、主人公は歴史を書き換える仕事に従事します。現在起こっている事も嘘だらけで、今多くの人がニュースが嘘を伝えている事に気付いたと思うんです。そういう事が1949年刊行の小説に描かれています。ジュリアのセリフを引用します。ゴールドスタインと彼の地下組織の軍隊についての話なんか、党が自分たちの目的のために作り出したとんでもないでたらめ。こちらは信じる振りをするしかないの。数え切れないほどよ、党の決起大会や自然発生デモに参加した回数ときたら。名前を聞いたこともなく、言われている犯罪の 本当の犯人だなどと露ほども思っていない人を処刑するよう、声を限りに叫んだわ。公開裁判があれば、〈青年団〉の派遣隊の一員として、朝から晩まで法廷を取り囲み、「反逆者に死を!」というシュプレヒコールに声を合わせた。〈二分間憎悪〉の時間は、いつだって誰よりも激しくゴールドスタインを罵倒してる。でもゴールドスタインが誰か、彼がどんな教義を代弁すると考えられているのか、ろくに知らないの。 彼女の発言からもうひとつ。「誰が気にするもんですか?」彼女は苛立ったように言った。「ずっとくだらない戦争が繰り返されてるだけじゃない。どのみちニュースなんかみんな嘘だって分かってるんだから」 非常に聡明でありながらポジティブなジュリアは、私たちの希望のように思えました。いくらビッグブラザーでも人の心のなかにまで入り込めない、と彼女は言ってました。そうだ!と思いつつ読み進むと、そんな希望も見事に打ち砕かれてしまいます。2+2は5だと心の底から思って答えるなんて無理に決まっているのに、それを可能にしてしまうのがビッグブラザーです。ビッグ・ブラザー ― WikipediaTwitterで呟きながら読んでたので、良かったらこちらのスレッドをお読みくださいませ。吉乃黄櫻Twitterスレッドクリックよろしくデス1984【電子書籍】[ George Orwell ]価格:156円 (2021/2/13時点)こんなんありました(笑)ちょっとカッコイイな(^Д^)[Out of Print] George Orwell / 1984 Tee (Red)価格:4389円(税込、送料別) (2021/2/13時点)CD/1984 (解説歌詞対訳付)/ヴァン・ヘイレン/WPCR-80385価格:1540円(税込、送料無料) (2021/2/13時点)
February 13, 2021
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信じること・疑うこと Twitterなど見ていても、目に入ってきたもの脊髄反射でRetweet拡散なんて良くありますが、基本的にまずは疑うことが大事だと私は考えています。とんでもないデマが凄い勢いで拡散されていきます。見た情報は正確なのか、今の情報なのか、うわ、これスゲーって即拡散しないで、一呼吸置かないとダメだと思うんですよ。最近「DS」について大勢が知る事になり驚いていますが、くだらんデマを即信じて流す人が多いせいで、慎重に調べに調べて陰謀が起きている事を教える人が「陰謀論」と一括りにされてヤバい人扱いされてしまってます😢歴史を深く深く調べて文献にあたって確信を得て発言している人(自分もソレ) と、ネットに転がっているQアノン等のデマ情報流す人と一緒にしないでほしいですっっ!!メディアの情報も嘘だらけっていい加減学習してほしいです。タイムリーな話題として、森元首相の「女性差別」とされている発言がありますが、すごくしつこく批判されているけど記事を読めば差別的発言はしていないです。切り取り「見出し」に騙されないでほしいです。…とつい前置き長くなってしまいましたが『北』に掲載されたTVインタビューで、セリーヌは、自分は実証主義で神を信じていないと言っていました。ルイ=フェルディナン・セリーヌ『北』その4 ―TVインタビュー―セリーヌは聖書もちゃんと読んでいて、時々引用もしています。キリストがユダ・トマスに「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」という場面があり、自分の記事『ナグ・ハマディ文書』その2で引用してますが、セリーヌは以下のように書いています。聖トマスみたいに私は見たものだけしか信じない!……《見よトマス 触れよ!……》 勉強 ルイ=フェルディナン・セリーヌ『苦境…他』その4 ―学校―で『学校』の有害性について書かれています。子供たちに対してのセリーヌの見方はとても愛情深く正しいと思います。ちょっとその辺にも通じると思った箇所を引用します。《勉強するんだよ子供のうちに、そうすりゃ今にあんなになれる》偽善も良いとこ、癌細胞も良いとこさ! その箇所が、こういう発言にも繋がっているのかも、と思った所を引用します。……ちょいとまわりを見まわしてみるが良い……最低の卑劣漢のぺてん師の無節操の裏切者どもが、これっぽっちの苦労もなしに黄金と名誉につつまれてるじゃないか…… なんかとても共感してしまいました。猫 前回、猫のベベールについて書きましたが、これも一緒に引用しておくんだった!猫なんてのは細くならなきゃならんと決めたらほとんどないみたいんなっちまう……いっくらだって細くなる…… ベベールならあの細い所から出られるだろうって場面でしたが、ほんと不思議ですよね😄宗教と白人の危機 これ、最初の方ですが、プーレ・ロベールとの会話が核心ついてました。 ──”幼きイエズス"の宗教はどれもこれも、カトリックもプロテスタントもユダヤ教も、みんなおなじ穴のむじなさね! みんな蹴っ飛ばしてやりゃあいいのさ! やっこさんを十字架につけんのも聖体のパンにして人に食わせんのも、どこに違いがあるもんか! 同じペテン師さ! でたらめさ! いんちきさ! もうひとつ。なにしろバイブルは世界一のベストセラーだ……その不潔なことと言いその人種差別と言い、そのサディズムと言い、ビザンチウムからプチオまでの二千年の闘技場の歴史も顔負けさ! キリスト教の洗脳は本当に凄まじいです。トランプ陣営の人たちも、やたら聖書の引用してるんですよね。DSの悪行の元を辿っていけば、聖書の神に行き着くんですが、生まれた時から教え込まれてたら洗脳から逃れられないですよね😔セリーヌは深い所までちゃんと分かっていたんだなあ、と思います。さらに引用です。──宗教は一つしかない、カトリックだろうとプロテスタントだろうとユダヤ教だろうと……つまりはみんな"幼なきイエズスの店"の支店さ……連中が喧嘩してるじゃないかって?贓物のえぐりっこして?……なにをくだらない!……ありゃあ野次馬向けの八百長さ!たった一つ、ほんとうの大仕事じゃあ連中は完全に一致協力してるんだ……その仕事ってのは、白色人種の愚昧化さ、殲滅さ。 そして、白人の行く末を度々心配していました。───これだからな!奴らが攻めて来てみろ、一年もしないうちに一人残らず手込めにされてるわい!それでおしまいさ!白人なんて一人もいなくなっちまうよ!そんな人種は存在しなかったのさ!どんな宗教も!ユダヤ教もカトリックもプロテスタントも、白人は死せりだよ! まさか白人が絶滅の危機にあるなんて、数年前まで全然気付かなくて。移民でどんどんやられている事を最近になって知りました。この世界の大円舞、この"配偶子舞踏会"じゃ、勝つのは必ず黒人と黄色人種だ!……白人は必ず負ける、"白無垢"なんざ、色つけりゃ、消えちまう!…… 最近のBLMとか、過剰でおかしい差別批判。ユダヤ教の神「ヤハウェ」の教えであり、タルムードの教えで「白人を殺せ」って言ってるんですよね。最後の方にコレが書かれています。セリーヌ死の前日に書かれました。 ──ブラヴォー! フラヴォー! でその黄色い連中はいつごろ来るんです ?…… ──もう直ぐさ、まあ二、三年てとこだね。 ──それがみんな共産主義者ってわけで ? ──きまってるとも! でもそんなのはどうってこたあない!……問題は血だよ!……血だけが由々しき問題さ! 連中はみんな "優生の血" の持主だ……そいつを忘れちゃいかん!…… クリックよろしくデス☺️いつもありがとうございます。セリーヌの作品(13) リゴドン [ ルイ・フェルディナン・セリーヌ ]価格:4379円(税込、送料無料) (2021/2/4時点)❣️宣伝失礼します❣️ 昔やってたレディースメタルバンドCARMILLAのLIVE ALBUMです。ギター🎸弾いてました。80年代インディーズメタルファン、スラッシュ・パワーメタルファンの方、ちょーオススメです。音質は良くないんですが(;・∀・)めっちゃ熱い当時のライブを体験してください!!S.A.MUSICさん、ROCK STAKK RECORDSさん等で話題になりました😄最初のCD-R盤の売れ方が凄かったので強気で結構な量作っちゃいましたが、増販はしないので是非手に入れておいてください!あ、ちょっと安くなってる。時期によって変動するみたい。CARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
February 8, 2021
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『リゴドン』は、セリーヌ亡命三部作の三作目であり、死の前日まで書かれていた未完の遺作です。アトリエの明かり セリーヌは真実を見る目があった事は自明の理です。芸術が分かる目も持っていたのではないか、と思います。そんな事を思わせる一文を引用です。レジョン・ドヌール一等勲章なんぞどれでもこれども、一文の値打ちもありゃしない、この上なしのまがい物さ!……できたら憐んでやりたいがとてもじゃない!……こんなインチキどものことなんぞ私に用があろうかい? 《アトリエの明かり》のペンキ絵さ……一九〇〇年のイミテーションさ……外へ出るように、空気に当たるように言ってやったのに…… 《アトリエの明かり》について説明されている訳注より引用です。一九四七年四月十六日付けのミルトン・ヒンダス宛て書簡でセリーヌは言っている、「それはちょっとした革命だったのです──印象派式の──マネまで人は ”アトリエの明かり” で描いていました──マネ以後は戸外の陽光の下で描きました──これは大変な驚きでした」 とても詩的な描写だと思った火事の場面を引用します。崩れた残骸の山ごとに、緑と薔薇色の炎が輪舞を踊ってた……盛んな輪舞を!……空に向かって!……緑……薔薇色……赤……燃えさかるこの廃墟の街々は、言っとかなきゃならないが、その普段の姿より、気難しくって陰気臭い煉瓦ばかりの姿より、較べられないほども陽気に見えた、まるでほんとの祭りみたいに…… これもそうですが、セリーヌの描写には音楽的なところがありますよね。トロワポワン「……」の多用も、音楽と結びついてるのかな、と思います。リズムを大事にしていると思います。国際連盟 セリーヌは国際連盟で働いていた事があります。国際連盟はユダヤ人の組織である事が、四王天延孝の本などに書いてあります。フリーメイソン -四王天延孝『猶太思想及運動』より-セリーヌがユダヤ人問題に詳しいのも、もしかしたら国際連盟にいたのでわかる部分もあったのかもしれないと思っています。以下引用です。……何度となくこの町に滞在した……十回……二十回……いやなに! 国際連盟の仕事でさ……ああなんて遠い昔だろう!熱帯病の仕事だった…… 訳注より引用です。セリーヌは一九二四年、学位をとるとすぐ国際連盟の衛生局に入り、アメリカ大陸とヨーロッパ、アフリカを広く視察旅行してまわった。国際連盟退職後も連盟の視察員として各地に出張している。ハンブルク視察は一九二九年。 革命 革命とは共産主義であり、人類虐殺です。それを計画して起こしたのはユダヤ人でした。革命の悲劇について、セリーヌは度々言及していました。以下引用です。今に分かる!……アンリ四世はどうだった? ロマノフは?……ルイ十五世は?……彼らにはその"今に"がなかった、だから彼らには分からなかった……あらゆる扉の蔭の暗殺者が……あらゆる街角の……こんなことは御承知の通り、運命の神々の問題で、こちとらの知ったこっちゃない! 猫のベベール セリーヌの旅は、奥さんのリリと猫のベベール、俳優である友人のラ・ヴィーグといつも一緒でした。ベベールの描写が好きです。 ……大通りは向うの鐘楼まで空っぽだ……猫一匹……おっと、いた!……ベベールが!……リリが袋から出してやったんだ……もう顔を洗い終えた、耳も、手も、代り番に、念を入れて……ベベールは鼻垂れ猫じゃない、外へ出る度に、大気に触れる度に、日向で身づくろいする……ヒルダもヒルダの苺帽子も、彼女がわめこうが叫ぼうが、ベベールには知ったこっちゃない!……顔を洗い終ると、前足を折って、尻尾もちゃんと輪に巻いて、遠くを眺めてる、ずっと遠くを……私たちの方は見ない……言わばまあ、気品てやつだ……ベベールは元々ラ・ヴィーグ (ル・ヴィガン) の猫だったそうです。彼はデュヴィヴィエ監督の『ゴルゴタ』でキリスト役をやったそうです。以下訳注より引用です。ベベールは動物愛護教会からサマリテーヌ百貨店に引渡されたのを、ル・ヴィガンに買われた。セリーヌより早くフランスを離れたル・ヴィガンは、その時セリーヌとリリにベベールを預けて行った。 セリーヌは反ユダヤ本を描いた事で投獄されました。その後は勿論反ユダヤ本は書けない訳で、亡命三部作では本音は隠されていたと思います。その中でも、白人の血が絶えるのを心配していた事がわかる文を度々書いています。はっきりユダヤ人と書かなくても、何によっての危機なのかは読んでいてわかります。次回はその辺を書いて終わりにしようかと思います。クリックよろしくですd(=^・ω・^=)b ニャッ! セリーヌの作品(13) リゴドン [ ルイ・フェルディナン・セリーヌ ]価格:4379円(税込、送料無料) (2021/2/4時点)ちょいと宣伝😅昔やってたレディースメタルバンドCARMILLAのLIVE ALBUMです。80年代インディーズメタルファン、スラッシュ・パワーメタルファンの方、ちょーオススメです。音質は良くないんですが(;・∀・)めっちゃ熱い当時のライブを体験してください!!S.A.Musicさん、ROCK STAKK RECORDSさん等で話題になりました😄CARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
February 6, 2021
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フランス国営TVによるインタヴュー──ルイ・ポーウェル、アンドレ・ブリッソー 下巻最後にセリーヌのTVインタビューが掲載されています。本文で、この時の文句を言っている箇所があり、訳注にこう書いてあります。一九五九年の春セリーヌはムードンの住居でテレヴィのインタヴューを受けた。フィルムは放映の寸前に苦情がついて取止めとなった。セリーヌによれば中止の圧力をかけたのはラザレフである。フィルムはセリーヌの死後放映された。反人種差別闘争組織の情報省への干渉によって放映は禁止され、1969年に一部放映されたそうです。これそうなのかな?高坂和彦さんの翻訳ですが、翻訳本としては80年代に出版してるのに凄く古臭く(笑) センスが無いです。このインタビュー、しゃべりかたも違和感ありますが、一人称「ぼかあ」は(ヾノ・∀・`)ナイナイと思うんですよ。この「ぼかあ」は次の『リゴドン』でも出てきました。「私」になってんのに時々「ぼく」「ぼかあ」が出てきます。「私」で良いと思うんですけど。ちょっと面白い質問かな、と思ったところを引用します。 ───神を信じますか? ───いや、まるっきり信じちゃいない。いや、いや、まるっきり信じちゃいない。いや、いや、いや、いや、ぼかあ神を信じちゃいない。ぼかあ実証主義者だよ。そりゃ神を信じられりゃそれに越したことはないが。ぼかあ神秘主義者じゃある。だが神様はね! どうも神はぼくの関心があることにはあんまり関心がないようだ。いやまったく、いや、いや、信じちゃいないよ。神秘主義者だがね。そりゃたしかだが。 全力で否定🤣本読めば分かりますよねぇ(笑) 信じてる訳ねーじゃんっつー😂 嫌悪してますよ。ここも良いな。引用します。 ───あなたが一番お好きなのはどういう類いの人間ですか? ───建設する人間だ。 ───一番憎むべき人間は? ───破壊する人間。 同感です!!晩年のセリーヌ本を読むのは結構忍耐が必要です(笑)改行がある程度あれば良いんですが、ページギッシリに「……」と「!」だけで繋いでいく文章は実に読み難いです。(笑)政治パンフレットやインタビューとかの方が面白かったです。翻訳のせいもあるのかもしれません。生田耕作あたりで読みたかった気が。クリックよろしくデス😊セリーヌの作品(8) 北 上 [ ルイ・フェルディナン・セリ-ヌ ]価格:4379円(税込、送料無料) (2021/1/16時点)セリーヌの作品(9) 北 下 [ ルイ・フェルディナン・セリーヌ ]価格:4379円(税込、送料無料) (2021/1/16時点)宣伝デス😅昔やってたレディースメタルバンドCARMILLAのLIVE ALBUMです。80年代インディーズメタルファン、スラッシュ・パワーメタルファンの方、ちょーオススメです。音質は良くないんですが(;・∀・)めっちゃ熱い当時のライブを体験してください!!S.A.Musicさん、ROCK STAKK RECORDSさん等で話題になりました😄CARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
January 30, 2021
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反ユダヤ本を書いただけで投獄までされたセリーヌ。亡命三部作は、実に悲惨な境遇でありながら、ユーモアに溢れた描写がされています。そんなセリーヌの実感がこもった箇所を引用します。 人生のたそがれになすべきことは、誰にも会わずなにも語らないことだ、もう知りつくした……裏も表も、頭も尻の穴も……もうあんまりひどい目に会いすぎた……もう1つ。 負傷のおかげで自分は大丈夫だと思ってる!とんでもないこった!私だってそれについちゃ、少しは彼に教えてやることもできた……どこの国だって同じこと!……殺し合いが終わったと?……ラッパ鳴らして、旗を掲げて、幕!……生き残り整列!沈黙!天使…そうして獄房さ!奥さんのリリ、猫のベベール、俳優である友人のラ・ヴィーグとの長い旅でした。猫のベベールがムードンで亡くなった話が出てきます。以下引用です。……それにベベールは?……ベベールの声らしい……呻ってる……もう若かない……彼はあれからまだ七年生きた、ベベールは、私は彼をここ、ムードンまで連れ帰った……彼はここで死んだ、牢屋だの、野宿だの、灰燼だの、ヨーロッパ中であれからまだまだ色んな辛酸を舐めてから……死ぬまでしなやかで、優美で、ぴんぴんしてた、その日の朝でさえ、窓から飛んで出入りしてた……われわれなんぞお笑いさ、どいつもこいつも、生まれつきの老耄れだ!…… 時評 上巻の巻末に時評が掲載されています。p241 『北』時評 神戸仁彦訳p242 バルダミュ再び孤軍奮闘記 -ジャン=ルイ・ボリー 『レクスプレス』1960年5月20日号p245 セリーヌと『黙示録』 -モーリス・ナドー 『フランス・オプセルバトゥール』1960年6月9日号p251 セリーヌの光輝と悲惨 -アンドレ・ルソー 『ル・フィガロ・リテレール』1960年7月9日号『北』の本文でセリーヌがこんな事を書いていました。批評家てのは、どの雑誌を見ても、いつもおんなじ間違いをしてるのが分かる、いつの時代も、必ず取り違いをやらかしてる……屁みたいな作品にばかり夢中になり、下らなきゃ下らんほどハッスルだ…… 面白いです(^Д^)もてはやされてる作品が良いとは限らないですね。こんなのが何故? て思う事ありますね。モーリス・ナドー、アンドレ・ルソーはセリーヌをぼろくそに書いています。ジャン=ルイ・ボリーの詩的な文が良かったです。以下、引用します。 バルダミュ再び孤軍奮闘戦──ジャン=ルイ・ボリーウィーン・オペレッタ風の背景のなかに暗殺のニュースが炸裂するバーデン・バーデンから、戦慄と集団ヒステリー、そして警察のわずらわしさがせめぎ合う悪夢の都ベルリンへ、そしてベルリンから、北へ百キロの城内にある「事務所」へと、駆り立てられながら、セリーヌは、妻のリリ、俳優のル・ヴィガン、猫のベベールをつれて、目のまわる舞踏会を先導したらしい。あの陰鬱な喜びを込めて、かれは、われわれの眼前に、シェークスピアやホフマンやフリッツ・ラングに似た世界を、開陳してみせる。 もう1つ。 セリーヌの力 (真摯さ) は、ラブレーと同じく、自分の抒情に合った言語を鍛え上げた点にある。セリーヌ、それは本質的に、一つの息吹き、一つの文体──かれ自身によれば、「或る一寸した音楽」──なのである。かれは、語彙と文の構成と句読点のなかに、火山の噴火をもち込んだ。おののきのエクリチュール、色彩の嵐である『北』は、文体解放の道を、感情の生々しい表現へと、眩暈を正確に反響させる方向へと、さらに発展させたように思える。巧緻の果てに文構成法を「野生の状態」で使うことになったこの狂暴な文体と、まさにナチス・ドイツという名のアッシャー家の崩壊であったあの耳新しい粗暴な黙示録との結びつき以上にふさわしいものは、考えられないであろう。 ──『レクスプレス』一九六〇年五月二十日号下巻の最後にセリーヌのテレビインタビューが掲載されています。次回サラッとですが、それを書いて終わりたいと思います。クリックよろしくデス😊セリーヌの作品(8) 北 上 [ ルイ・フェルディナン・セリ-ヌ ]価格:4379円(税込、送料無料) (2021/1/16時点)セリーヌの作品(9) 北 下 [ ルイ・フェルディナン・セリーヌ ]価格:4379円(税込、送料無料) (2021/1/16時点)ちょいと宣伝😅昔やってたレディースメタルバンドCARMILLAのLIVE ALBUMです。80年代インディーズメタルファン、スラッシュ・パワーメタルファンの方、ちょーオススメです。音質は良くないんですが(;・∀・)めっちゃ熱い当時のライブを体験してください!!S.A.Musicさん、ROCK STAKK RECORDSさん等で話題になりました😄CARMILLA LIVE EXPLOSION ’88-’89[CD] / CARMILLA価格:2709円(税込、送料別) (2021/1/29時点)
January 29, 2021
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ワタクシズム 今ってSNSで「私を見て!」な時代だと前から思っています。自分語りたい。人には興味ねー。的な。以下引用です。おっと! またしても自分の話!……てめえのこと喋るくらい破廉恥なことはない、ワタクシズムはすべて醜い、読者を苛立たせるばかり…… これは自虐的に書いてるみたいなんですが、わかります、わかります!!自分話過多の人ってイタタ(ノ∀`) って感じですよね(笑)「ワタクシズムはすべて醜い」共感しつつも、書きたい時もありますし、自分の事を書く事も時には必要かも、ですね。セリーヌもその先はこう書いてます。 そりゃまあ、でもときどきは、実験といった形で、多少のワタシも必要だ…… わはは。その通りです。チクリ屋 これまた実に共感した箇所です。その人なりの正義感なんでしょうけどね(-_-;) 以下引用です。人間てのは生来の垂れ込み屋なんだ、デカなんだ、そういうふうに生まれついてんだ、変りようがない……相手が別れてどっかへ行く、どこへ行くのか聞くだけやぼだ、サツへ電話しに行くのさ、いま会って来た、ああだった……こうだった…… いやはや、ほんとその通りです。醜いったらないです。自分が変なのに騙されてんのに、誰々がこう言ってましたよってチクる人、すぐ「通報しました」とか書く人🤣マスクしてない人がいたっていちいち怒る人ゞ(≧ε≦o)被害者と加害者逆だったとゆーね… 声を大にして自分たちを犠牲者だと言う人たちが、本当は加害者で犠牲者を悪に仕立て上げてる事があります。猶太人がまさに……そういう事を書いていると思う文を引用します。《だれそれは?……なにがしは?…… ──彼らだって防空壕へ入ってりゃ良かったのさ! そんなことはもう聞きっこなし、忘れちまえ! 今じゃRAFの犠牲者だなんて言う奴はコラボ扱いだぞ! なんか分けがあって通りをうろついてたんだろ!……》 そんな道化者はどっかから掴まされてたんだとさ!……自分で犠牲者だなんて言う奴は!……どっから掴まされてたかって?……知ってる人たちがいる……この話はまた後にしよう……工作員ですねぇ。よく見ますよね。日本政府の人達も、どれだけ掴まされてんの? って人いますよねぇ(ノ_-;)ハア…ほんとお掃除して( ゚д゚)ホスィ…裏切者 米大統領選でも裏切者が出ましたよね。中には演技だったかもって方もおりますが。(違ったのかな?)以下引用です。 シーザー、アレクサンダー、ポレオン、ペタン、マラゴール、クレオパトラ、クロムウェル、みんな裏切者を抱えてた! これからも抱えるだろう! そうして連中の首を吊り、八つ裂き、細切れにするだろう!もう1つ。後でデンマークの監獄で私はいろいろ叛乱の話を聞いた。SSの……SAの……海軍の……その連中と一緒にいたんだ……爆弾の、毒薬の、匕首の陰謀が無数にあったことはあの体制が十年も待ったのがまったく不思議なくらいだ……ポレオン、セザール、アレクサンダー、ペタン、あの連中だってやっぱり十年か二十年は待ったじゃないかって? 君がひとたび聖油をかけられたとする、王冠かぶせられ、かつがれて王座に坐り、一切の頭んなる……と途端に無礼講の始まりだ……もう逃れられるもんじゃない……口づけ、陥穽、花束、ダイナマイト・ゲリラ……君の親愛なる臣民はこの時を待ってたのだ、君に何を求めてたかを君に知らせるこの瞬間を、君の腹綿を剔り出して闘技場いっぱいにばらまく瞬間を……君の臣下たちは……まだまだ続きます(;´∀`)クリックよろしくデス☺️セリーヌの作品(8) 北 上 [ ルイ・フェルディナン・セリ-ヌ ]価格:4379円(税込、送料無料) (2021/1/16時点)セリーヌの作品(9) 北 下 [ ルイ・フェルディナン・セリーヌ ]価格:4379円(税込、送料無料) (2021/1/16時点)
January 20, 2021
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セリーヌの亡命三部作の二作目『北』を読みました。上下2巻です。結構ダルい読書でした(笑)でもやはり貴重です。小説ではありますが、戦中の体験談ですから。国書刊行会の説明を引用します。バーデン・バーデンからクレンツリンへ、戦禍のドイツを縦断する悲惨な亡命生活。《第三帝国》最後の日々のドイツ年代記ともいうべき本作は、セリーヌ的視点・文体の究極を示す3部作中の最高傑作。 そうなんすか、3部作中の最高傑作。ダルいなあと思って読んでいると、セリーヌが読者に語りかけてくるんです🤣だからセリーヌ好きです。引用します。……それはそうとこっちの話は?……どこまで話したっけ? どこにいたんだっけ?……頭がごちゃごちゃんなっちまった……またまた君を忘れてた!……ま幾分理由はあるにしろ、それにしても……君を忘れちゃ大変だ!……最後に残った私の唯一の読者かもしれないもんね、ひょっとしたら……さてさて!───中略─── できるだけかいつまんで話しちゃいるんだが、読者よ、それでも諸君にゃ随分苦労を強いた……味方か敵か知らないが、ただ我慢強いってだけじゃない、注意深く読みながら、そろそろ千枚に近づこうとしてる、諸君だってもううんざりだろう…… 結構自虐的(笑)今本当に怖いと思っているのが、世界の共産主義化です。ロシア革命のように拷問虐殺される事が起こらない保証はありません。そういう描写がセリーヌ本に度々出てきます。以下引用です。じんみんとエリートが求めてんのは、つまりは古代ローマの闘技場なのさ!……血潮にまみれた処刑の場さ!……拷問と断末魔の悲鳴と闘技場いっぱいに飛び散る腹綿さ!……絹の半靴下だの偽おっぱいだの、悩ましい溜息に口髯だの、ロメオ、椿姫、寝取られ男……そんなのはもうお呼びじゃない!……スターリングラード!……ちょん切られた首の山! 自分のちんぽこを口に押し込まれた英雄たち! 帰りは手押車いっぱいの目玉を土産に……可愛らしい金縁のプログラムなんぞもう沢山! 本物を見せろ、血を流せ…… 子供だましの《八百長》プロレスなんぞもう願下げだ!……古代の闘技場を再開すりゃほかの劇場はみんな閑古鳥さ……忘れられてた流行が人気をさらうだろう……紀元前三百年の! 《ついに出た! ついに!》これこそロマンってやつが! てなわけで、私は早速とりかかる!……正式の夜会服だと? そんなもの要るもんか! 《怪我人の生体解剖》!……それさ! 深淵なる芸術も、何百年のいわゆる傑作も、そんなのはみんな屁さ! ペテンさ! 犯罪さ! もう一つ、人間の本質に残酷な所があるのかな? と思える箇所を引用します。それにしても一番下劣な、一番恐ろしいのは、善良な市民て奴らだろう!……闘牛の観客、残酷ショーの客…… カミュの『異邦人』でムルソーを罵る《善良な市民》を連想しました。とは言え、大衆が怖いのは確かなのですが、共産主義の残酷さの比ではないと、私には思えます。『城から城』にも言及がありましたが、セリーヌはレジスタンスの暗殺の危機にありました。以下引用です。 《棺桶》に追立てられてわがジラルドン通りを、正直言って夜逃げ同然、後にしてからってもの、私たちの身の上ときたら悪くなる一方だった…… 訳注によると、セリーヌはモンマルトルでレジスタンスから棺桶の雛形とともに暗殺の脅迫状を受け取ったそうです。棺桶を受取った者は行動を改めない場合、多く暗殺されたとか。ウイルスの話は予言的な気がします。引用します。彼は好んで《技術上》の話をした……疫病学の観点から……もはや有害な病菌なんて一つもない!……その結果が、殺戮戦だ! ところがこいつ、騒々しいばかりで何の解決にもならん!……細菌に見放されたらどうなるかって? 哀れなのは兵隊たちだ! 紛争は永遠に続くだろう、無駄の皮だ……《原子戦争》だって、嘘じゃない、細菌なしじゃ決して終るまい……ヴィールスなら物音一つたてずに、どんな怖るべき軍隊でもやっつける、二、三週間したらもう立ってる兵隊なんて一人もいない、全員がへどを吐き、魂も腹綿も吐き尽くし、のたうちまわり、「和平」を求めてわめき出す!これこそは断固なる事実、真面目な話! リスボンが期待してるのもそのことだ……この戦いがどうしたら終るかって?……ナパーム、毒ガス、硫黄、みんな下らん役立たずさ! 正真正銘のペストはもう根づかない! このわれわれの薄汚い戦争は、四四年のは、どうしたら終るんだろう?……何千年来のヴィールスはみんなもうその役目を果たさない! 元師たちはなんでもやるだろう、天地を爆破し転覆することもできるだろう、だが一匹の細菌を目覚めさせることはできない……皇帝どもが示し合い、互いに何万トンという肉を、兵隊を、数え切れぬほどの都市を、田舎を、揺籠を、病院を、亡命者を、屍肉置場を交換し合うそのさまは、まったくの新機軸、新たな様相新たなる屠殺場だが、だがそれでも戦争は終らない! 細菌が怠けてる限り、戦争は続く! 今日はこのくらいにして、次回へ続きます。米大統領選はここ数日凄い展開になってますね。目が離せないです。こんなブログ記事読んでる場合じゃないんですが(笑)、ワシントンD.C.の睡眠タイムには、ちょっと落ち着いていられます。😁デマ情報も飛び交ってますので、リン・ウッドさん、パウエルさん、ホワイトハウス関連等、確かな情報筋を確かめるのが大事です。偽物かどうかもチェックしてね〜〜クリックよろしくです☺️セリーヌの作品(8) 北 上 [ ルイ・フェルディナン・セリ-ヌ ]価格:4379円(税込、送料無料) (2021/1/16時点)セリーヌの作品(9) 北 下 [ ルイ・フェルディナン・セリーヌ ]価格:4379円(税込、送料無料) (2021/1/16時点)
January 16, 2021
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『苦境…他』の最後に掲載されている『ケツの狂躁病者に』は、1947年に書かれ、1948年夏に刊行されたそうです。これは頼まれて読んで書いたみたいですね。以下引用です。 私はたいしたものは読まない、そんな暇はない。さんざんたわけたことをやったり監獄に入れられたりで、そりゃもうとっくに何年も無駄にした! だけどみんながせっつくわ、かき口説くわ、やいのやいのいうわ。なにがなんでも論説みたいなのを、ジャン-バティスト(ばか)・サルトルの『ある反ユダヤ主義者の肖像』てのを読まなきゃならんらしい。で、その長ったらしい宿題にざっと目を通す、一読する、可もなし不可もなし、なーんでもありゃしない、模作だ……一種の《なぞり書き》…… ※サルトルの名前は本当はジャン=ポール・サルトルです。サルトルはカミュとも論争してましたよね。んでサルトルはバタイユにもコケにされてます🤣こちら↓↓↓サルトルの『聖ジュネ』についてバタイユ評です。ジョルジュ・バタイユ『文学と悪』●ジュネ●サルトルとボーヴォワールって、ジョンとヨーコみたいなカップルだなあと思いますねぇ。悪い意味で。さらに引用です。私もかなりの数ケツに引きずってるんだ、その手の下らん《なぞり書き》どもを…… 何をしてやれる? 息の詰まるような、執念深い、臆病な、ひどい裏切り者の、半チクのヒルみたいな、半人前のさなだ虫みたいな連中だ、ちっとも私の名誉になんかなりゃしない、噂をするのもまっぴら、それだけのこと。いやあもう、気分爽快になります。そして、サルトルの許せない所はココです。引用します。 それにしても四六二頁、小糞ッ垂れめ、空いた口が塞がらん! ああ! いまいましい腐れケツめ! よくもまあ、なんてこと書いた? 《セリーヌがナチスの社会主義的主張を支持したのは、買収されたからである。》原文どおりだ。置きゃがれ! つまり、私が監獄に入れられて、絞首刑の危機のまっただ中にいた間、この小糞蛆が書いてたのがこんなことだ。 解説によれば、サルトルの指摘している、ナチスによるセリーヌの買収は、事実無根だそうです。私、サルトルは小説だけ書いてれば良かったと思うんですよ。『嘔吐』とか結構良いと思いますよ。哲学とか言い出してから滑稽さを晒したような気がするんですが…。まあ実存主義とかは書いても別に良いんですが、何故論争とかしたがるか、なんですよ。個人の感想ですが、明らかに嫉妬でカミュやセリーヌに噛み付いてる気がするんですよね。なんかそういう部類の人だと思うんです。こういう厄介な人、いますよね😩ちなみに、訳出に際しては生田耕作氏の(『うじ虫に答える―サルトル著『ユダヤ人』への反論―・「海」・一九七一・四)を参照したそうです。ユダヤ人 (岩波新書) [ ジャン・ポール・サルトル ]価格:836円(税込、送料無料) (2021/1/9時点)この『苦境…他』は、以前も書きましたが、磯野秀和・池部雅英・浅井喬男 の三名の訳で、誰がどの訳なのかの表記はありません。巻頭にあった大学生の頃のセリーヌがとても素敵なので、UPしますね。クリックよろしくです☺️セリーヌの作品(12) 苦境他 [ ルイ・フェルディナン・セリーヌ ]価格:6160円(税込、送料無料) (2020/12/4時点)楽天で購入
January 9, 2021
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Y教授との対話 結構爆笑な小説なんですが、セリーヌの反ユダヤ本を読むために借りた本なので、今コレいらないっつー気持ちが先立ってもーて😅こういう読書は勿体ないかもしれません。セリーヌがインタビューされてる話なんですけど、もう滅茶苦茶で🤣セリーヌ研究のPDFを見つけたのですがセリーヌの「感動的文体」の生成 ───ドイツ三部作前史───この60ページからY教授…について書かれていますので、興味のある方は読んでみてください。セリーヌ独特の「…」について書かれている所を引用します。───よしきた!……三つの点々(トロワ・ポワン)なんだ!こいつは非難ごうごうだったよ!皆この《三つの点々》に唾を吐き掛けやがった!……ああ、あいつの三つの点々ね!……ああ!あいつの三つの点々か!……あいつは文章の締め括り方を知らないのさ! なんて言いたい放題言ったもんさ! 思い付く限りのだぜ、大佐! ━━中略━━ ───そのトロワ・ポワンの代りに、ともかく何か言葉を置けるんじゃないですかね、そう思いますがね! ───戯事だな、大佐!またしても戯事だよ!……感動的物語では駄目なのさ!……あんただってヴァン・ゴッホに向って彼の描いた教会が歪んでるなんて文句は付けんだろう? ヴラマンクに向って彼の描いた藁ぶきの家はぶっ壊れてるとか!……ボッシュに向って彼の絵には尻尾も頭もないとか?……ドビッシーに向って拍子を無視してるとか? オネッゲルに向っても同様、文句を付けたりはせんだろう!私となるとそういう権利が全然ないってわけかい? そうなのかい? を守る権利だけしかないってわけかい?……アカデミーのスタンスだとかさ?……ずいぶん酷いじゃないか? ━━中略━━ ───ええ、でもあなたの三つの点(トロワ・ポワン)はどうなんです?…… ───私のトロワ・ポワンは絶対に欠かせないのさ!……欠かすわけにはいかんのだ、畜生!……繰り返すよ、我がメトロにこいつは絶対欠かせないんだ!わかるかね大佐? ───何故です? ───感動のレールを敷くためにさ!……わかり切ってるじゃないか!……砂利の上なんだぜ?……いいかい?……我がレールもレールだけでは保たないんだ!……材木が要るんだ!…… セリーヌのトロワ・ポワンは、いつの間にか出てくる感じがします。普通の文から気がついたら……にハマり込んでいて、感情の昂りのように私には感じられます。リズムのようで音楽的な感じもあり、だんだん盛り上がるボレロのようでもあると思います。ゼンメルヴァイスの生涯と業績 1925年の若いセリーヌが書かれた文です。しかしかなーりいい加減に書いてるようでして(笑)訳者が相談したブダペストのゼンメルヴァイス歴史医学博物館館長のヨーツェフ・アンタル博士は「セリーヌの論文は間違いだらけで、学問的に全く無価値です」と言い切っておられるとか。(ノ∀`) ただ、ゼンメルヴァイスという人を知る事が出来た事は良かったです。消毒法の先駆者で、医学会の非常に重要な人物だと思いますが、名前すら知らんかったので。wikipedia―センメルヴェイス・イグナーツとりあえず『フォード社における医療』『ゾラに捧ぐ』はスルーで良いかな ^^; セリーヌ節が確立されていない頃の若いセリーヌの論文です。最後に掲載されてる『ケツの狂躁病者に』は最高すぎて5ページ弱の短い文章だし、もう前文引用したいぐらいです。次回なんか書きたいと思います。クリックよろしくデス☺️セリーヌの作品(12) 苦境他 [ ルイ・フェルディナン・セリーヌ ]価格:6160円(税込、送料無料) (2020/12/4時点)楽天で購入
December 27, 2020
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メア・クルパ 『苦境…他』の苦境の次に掲載されている『メア・クルパ』です。1936年12月に刊行されてます。「メア・クルパ」とは、”わが罪により” ないし “謝罪” の意味のラテン語だそうです。カトリック教会の謝罪文中で用いられるとか。内容は以下の通りです。セリーヌにかかればこうなるっていう(笑)また長い引用になりました😅 キリスト教のいろいろな大宗教の実際に優れたところは、上辺を取り繕ったりはしなかったという点だ。幻惑しようとはしなかったし、一票を乞いもせず、みんなに気に入ってもらう必要を感じなかったし、腰をくねらせたりはしなかった。キリスト教の大宗教はを揺りかごにいる時期にひっとらえて、有無をいわさず、事実を知らせてやったもんだ。ずばり教えたんだ、《汝、醜悪たる癒しき腐敗者よ、おまえは断じて汚物でしかあるまい……生誕の時よりしておまえは糞でしかないのじゃ…… わかるかの?…… これは明白そのものの、あらゆることの枢要じゃ!…… さりながら……おそらく……おそらくは……つらつら惟るに……おまえにはまだ、かくも汚れて、糞のごとき、途轍もなきものであることをば、いささかは許してもらえるほのかな可能性がある……それは、短かかれ長かれ、おまえが生きてある限り、あらゆる試練と苛烈な人生とは、厳しい試練にほかならん! 息切れするでないぞ! わざと事を厄介にするでない! おまえの魂を救え、それだけでも大したものじゃ! おそらく苦難の終りには、おまえが申し分なく品行方正ならば、《だんまり》の英雄ならば、節操を全うして死ぬるであろうぞ…… が、これとて確かではない……誕生の時よりは死の時の方が、ごくわずかながら腐敗は少なかろう……しかも、おまえが暁よりは呼吸の楽になる夜になる夜に死ぬならばの…… ただし、のぼせ上がるでないぞ! それだけでお仕舞いじゃ!…… 注意せよ、大きな事に手を出すでない! 糞にはそれが限度じゃ!……》 こうさ!これが真面目にいわれたんだ! 本物のたちによってだ!連中は自分の道具のことはよく識ってた!幻想なんぞで目が眩んだりはしなかったのさ! どこで切って良いんだかで引用長くなってしまいます😅原罪って思想が昔から大嫌いです。それはこういうモノなんだぜってセリーヌさん言ってくれてるみたいです。さらに引用です。 はだ、奴らは殺すってことだ…… 未教化時代にどれだけ頑なに信仰を捨てなかった憐れな信者が殺されたもんだろう、火炙りの刑で?…… ライオンの顎で?…… ガレー船漕役刑で?…… 徹底的に尋問されて? マリアの処女懐胎のために? 聖書の三節のために? 算きれやしない! 動機? 手当たり次第!…… なくったって構やしない!…… 時の流れも多くは変えなかったんだ、この点に関しちゃ! 奴らがその頃の連中より気難しくなったわけじゃない! 奴らはありもしないごたごたを種にして誰彼構わず殺すだろう! 見せかけの だ!…… あんなものは今われわれがいる時点ではなんら重要性なし!…… あれは、一個の思想のために死ぬってこと、でないんならなんのことやらトンとわからん!…… ま、奴らはそれでも純なもんだ、そんなこととは知らないで!…… 奴ら、夢見る際には充分に計算することだ、ひょっとして、まさにそれが ってもんかな? 同時に麗しき未来ってわけ! 戦争ってものについては、奴らにゃ原因がわかることなんぞあるまい!…… ますますおっそろしいものになる! 誰ひとりそっとしといてはもらえんだろう!……それで誰も彼も死んじまうんだから……俄か英雄になったりして……さらには塵!…… 奴らが の片づけをするだろう…… 奴らはまったくなんの役にも立たなかったんだから…… を使ってお掃除だ…… 書いてある通り、共産主義は人を殺す主義です。怖いったらないです。クリックよろしくデス☺️セリーヌの作品(12) 苦境他 [ ルイ・フェルディナン・セリーヌ ]価格:6160円(税込、送料無料) (2020/12/4時点)楽天で購入
December 18, 2020
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学校 後半セリーヌは子供、学校について多くの頁で語っていました。すごく共感してしまいましたよ。また長い引用になってしまいましたが😅以下引用です。 よく見てごらんよ子供たちを、低学年の……実に魅力がある、詩情がとても豊かで、全身これいたずら好きな陽気さの塊りだ……ところが十歳、十二歳を過ぎると、魔法のような魅力が突然消え失せる!変わり果てるんだ、純真さのない陰険で依怙地な劣等生に、もはや近寄りがたい退屈な小変人に、猫っ被りの背徳者に、男の子も女の子も、陰口を叩き、神経がささくれて、鈍物、パパやママとそっくりになる。やり損ねだ!齢十二にしてもうまったくの老人とほとんど変りなしとは!星たちはわれわりのいる廃墟や泥沼に、もんどり打って転落したんだ! 妖精の国の破壊だ。 どうしてなんだ? 思春期だからだって? 思春期こそいい面の皮! とんでもない! 入学したとたんにすぐさまよってたかって仕つけられ、いきなりどやしつけられるからだ、大掛りな若さの切断者たる学校が、子供たちの翼を、大きくさらに大きく拡げてやる代りに、切り取ってしまうからだ! 学校はどの子供だってうんと褒めてやったりはしない、切断するんだ、去勢するんだ。学校は翼ある人間や、踊る魂を産み出したりやしない、学校は人目につかんドブの中にころがってる食い物とか、油じみた汚水に塗れたごみ箱みたいな、もはや這いつくばることにしか興味を持たん、卑屈な下等人間を製造してる。 1941年に書かれていて、さらにフランスの事なので、日本とも現代とも違うかもしれませんが、今の時代でも言えてるなあと思えた箇所が多々ありました。フランスでもそうだったのか!と思いました。特に日本では、皆が平均的である事、同じである事が求められて教育されている気がします。「出る杭は打たれる」ってやつですね。さらに引用します。 大衆の趣味はまったく間違っている、決定的に間違っている、贋物の方に、紛い物の方にと向かうんだ、豚が真っ直ぐに、確実にトリュフの方に行くのと同じ具合だ、倒錯した無謬の本能に導かれて、偽りの偉大さに、偽りの力、偽りの魅力、偽りの美徳、偽りの恥らい、偽りの人、偽りの傑作、要するにありとあらゆる偽りに向かうんだ、飽きもしないで。 どうしてこんな破局趣味を持つようになったんだろう? 一にも二にも学校から来てるんだ、初等教育からだ、美辞麗句づくめの不自然な堅苦しさや、お説教ばかり書き留める部厚いノート作成によ、熱狂や、人間本来の創造する喜びの、サボタージュから来てるんだ。 くどくど繰り返して詰め込み教育をしたり、無味乾燥なごたごたした知識をガブ飲みさせる学校は、われわれを最悪の状態に陥れてしまう、自然や波動に対して、永久に顔向けできない存在にしてしまうんだ…… 日常でも、私たちは偽りのものを素晴らしいと思い込まされ、そうじゃないという見方は馬鹿にされ排除されますよね。芸術作品の良さを、自分の目では分からない人って多いです。自分の感覚ではなく、誰かが素晴らしいと言うから、専門家が良いと言うから、世間で認められているから、良いものだと思い込んでいる人たち。これのどこが良いのかわからんなあ、と思いつつ、世間で認められている物を良く無いと言う勇気がなかったり。偽物の美は廃れます。一時期だけ流行って忘れ去られた物ってたくさんありますよね。ラッセンはお笑い芸人によって思い出されたけどヒロ・ヤマガタってどこ行った?(笑) 本当に良いものだけが何10年何100年経っても残っています。そして「詰め込み教育」!!暗記暗記暗記、大事な時間をこんな事に使わされてるんですよね。夏休みの宿題も無い方が良いと、私は思います。さらに引用です。 子供の中に潜んでいる芸術家を殺すには、 で武装した教師たちが長年に亙って死にもの狂いで頑張らなきゃならないんだ。ひとりでにそうなるんじゃない、 がその目的のために機能してるんだ、学校ってのは一点のしみもない無邪気さを、自然に溢れ出る喜びを拷問にかける場所なんだ、小鳥を縊り殺してるんだ、死の悲しみを製造しては早ばやと取り囲んだ壁という壁から滲み出させてるんだ、最初の社会的不運なんだ、いたる所にしみ通って生きる喜びを永遠に窒息させて殺してしまうネバネバした塗料なんだ。この「学校」に関してのくだりでは「ユダヤ」の文字はほとんどなかったように思います。でもやはり、こういう学校の姿もユダヤにやられているし、だからこの『苦境』に書かれているのでしょう。この記事↓↓↓に「ゴイムをバカにする計画」の所のページの画像を貼ってますが…シオンの議定書その3 ー四王天延孝『猶太思想及運動』よりー以下のように書かれています。 思想を屈従させる方式は視覚教育と呼ばれるもので既に行われている。この方法はゴイムの間にすべての脳の働きを無くして物を考えないで理解する為には見ようとする従順な動物にする。 フランスでは、我々の最良の手先の一人たるブールジョア氏が既に視覚教育の新計画を広告した。 この「学校」に関しての頁は、セリーヌの子供たちに対する愛、善良な人柄がよく表れていて、好きな箇所でした。トロワポワン(……)もあまりなくて読みやすかった気が😅次回は『苦境…他』の『他』を書く予定です。頁の画像など、こちらのTwitterのスレッドからご覧くださいませ。吉乃黄櫻Twitter──苦境…他──クリックよろしくデス☺️ケーキ予約しようか悩む〜〜 セリーヌの作品(12) 苦境他 [ ルイ・フェルディナン・セリーヌ ]価格:6160円(税込、送料無料) (2020/12/4時点)楽天で購入
December 14, 2020
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キリスト教 ルイ=フェルディナン・セリーヌ『苦境…他』その2の引用「雄々しい種族」からの文ですが、その前の部分も引用しておこうと思いました。今回やたら長い引用ばかりになってしまいました😅ちと読むの大変かと思うのですが、セリーヌがフランス人に、世界に、知ってほしかった事、是非知っていただけたら、と思います。引用です。連中が、特に、とりわけ、なかんづく、糞ユダヤを非難するのは、奴らが、イエス殺害者で、聖体パン冒瀆者で、ロザリオの祈りの妨害者だからってことなんだけどね……どれもこれも考え違い、的はずれでいい加減で筋違いで潮垂れてて屁っぴり腰。アーリア人はなんでも鵜呑みにするせいで滅亡するに違いない。例の宗教をパクリとやっちまったんだ、ユダヤ人が連中の破滅と去勢と隷従をねらって仕組んだ例のを。 この後「その2」で引用した「雄々しい…」に続いてます。例の宗教がどれだけ有害なものであるかを、セリーヌが教えてくれていると思います。フランス革命 フランス革命も猶太の計画だった事は、何度か書いてると思うのですが、例えば第二次世界大戦他 ー四王天延孝『猶太思想及運動』よりーで次のように引用しています。 フランス革命に於いてもルイ十六世を終いに断頭台に上らせ、その遺骸を焼いた残灰を風のまにまに四散して所詮抹殺したると同じく、ユロースキー等のユダヤ人12名計りで廃帝ニコラスをウラル山下ヱカテリンブルグにて一家族全部と共に屠殺し、バラバラ死体として付近の山中に焼きこれを硫酸を処理して全然抹殺し去り、復辟(ふくへき:再即位のこと)の心配を絶無にした。 ※復辟以降、漢字読めなくて省略してた部分を教えていただきました。感謝🙏「皇帝が再即位する心配がないように殺した」ということだそうです。 フランス革命とロシア革命の事実は知っておくべきだと思いました。以下引用です。もしもあの時 が、あのロンドンの怪物どもが世話を焼いて、折よく酔っ払ってた肉体に火をつけ、騒乱と殺戮の鎖を解き放ち、お定まりの陰口の暴風と毒舌の奔流を捲き起こし、満面に朱を注ぐ怒りを掻き立てなかったなら、かつてのバスティーユとその九つの塔は、今だって堅固で、高々と、傲然と聳え、ものすごい物だろう、そしてフレーヌやレ島と同じく、人様にはまったく迷惑がかからないようにしてくれてるだろうさ。あの時ビットが当時の若手三文文士どもを反抗させたり、耄碌した貴族階級を堕落させたり、負籠たっぷりの銭をどんどん注ぎ込んで、宮廷も田舎も、女子大修道院長やら死刑執行人やらを買収したりしなかったなら、ルイ十六世の曾孫さんは今でもエリゼ宮に鎮座ましまし、マリ・アントワネットは全学童に敬われて、小羊養牧の守護聖女になってるだろうさ…… ロシア革命 ロシア革命、本当に恐ろしすぎます。こんな事がまた起こらない保証は無いんです。今現在、新型コロナが計画され、人口削減から奴隷化計画ってくだらん陰謀論ではないんですよ。歴史が物語っているし、政府のHPで、こんな恐ろしい計画の事が書かれているんですから。内閣府ホーム―ムーンショット型研究開発制度ロシア革命に関しては、度々ご紹介しているこちらのブログ記事を是非ご覧くださいませ。ドイツ悪玉論の神話019―眞實の歴史 「ブラッドベリー」 ロシア革命の真実以下『苦境』より引用です。長いです😅 もちろんみんな同じ気持ちだった、トロツキーもワールブルクもローブも……ユダヤ銀行家も……煽動家も……詩人も農民も…… 互いに集まって、いっせいに素晴らしき大義に奉仕することだけを願ってたんだ、唯一の価値ある大義、ユダ公の大義に…… の にさ、つまりアーリア人を大々的に束にして、引導を渡し、船の封印をして、一目につかなくするってこと、 のためにってことさ、この専制王国はジュランを味方に から まで広がってるんだが、このデュランてのがせかせかしてて、例によってとんだ馬鹿、両足を火の中に突っこんで灰の中を駆けずって、御主人様のためにわれとわが身を引き裂いては、自前の肉をこんがり焼いて、できたてのを血の滴るようなレアやミディアムで御賞味頂いてる、だもんで御主人様の側ではこの愛の妖精みたいな可愛いデュランに文句のあろうはずがない。こういう仕組をワールブルクもレーニンもトロツキーも、それにいちいち名前は挙げないが、ずいぶん多くの連中がちゃんと見抜いてたんだ。そりゃ当然だった、無理もない、それが夢の共同体、ユダヤ教の戒律に則った真の共産主義なんだからね、まっ赤な血の滴るわれわれがミディアムで食卓に出されるってことだ。 連中はそういうことを子供の時に大事な の中から学び取ったんだ、連中のタルムードやトーラをちょっと読んでみるがいい。その手のことが百回、いやもっとたくさん出てくるから。われわれはというと、その逆の側に生まれた、公教要理のために、皮どものお告げの祈りや、腰肉どもの聖務日課のために生まれたんだ、世界の終りの人間なんだ、畜生なんだよ戦闘用の、聖書運搬戸別販売用、下らん仕事用、草木も生えない畑用、われわれの女房娘はエジプト副王陛下のお褥用、陛下の歯の激痛をお紛らせ申しあげるために生まれたのさ、愛い奴よのう、とお気に召されたらば、爪の先まで磨きあげにゃあ、ならぬわいなあ。 こちらの記事にレーニンやトロツキーの本名が書かれています。眞實の歴史「フリーメーソンと世界革命」レーニンはウリヤノフ・ツェーデルンボーム、トロツキーはブラウンスタインですって。偽名使ってたんですね。もう1つ引用です。一週間くらい前にゃ見るも哀れな端役で、ほとんど宙に浮いているような道化で、狂信者の端くれにすぎなかった、ちっちゃなボルシェヴィキ党がだよ…… いうなりゃまさにボールってやつ! まさに星目がけてのシュート!…… あれよあれよという間に成長して、金額は百億!…… をガタガタにする! もの凄い勢いで飛び廻る! ここと思えばまたあちら! 一切合切ひっくり返しちまう! ケレンスキーなんざぐらっさきて、つまずいて、影も形もなくなっちまう! もう見えやしない!…… このとおり、その効果たるやもの凄いもんだ…… ケレンスキーきれいさっぱり雲散霧消!…… 《ボルシェヴィキ》楽勝…… つまり株式会社さ……ここんところがニューヨークの値打ち…… 何もかもでんぐり返って、消える、国が死んでゆく…… ロマノフ朝お陀仏、立憲民主党もろともだ、おまけにメンシュヴィキも、連中のもじゃもじゃのひげも も!…… ───中略───ニコライも皇后チャンも娘たちも……みんなパイ用のひき肉にされちまったんだ……手をひとつ残して、手の方は今でもスイスにあって、さる金庫の中に保存されてる。かくて高貴なる者どもの露命は尽きぬ…… で、誰がこの仕事をやったのか、知らない人間がないようにしようってんで、…… ヘブライ語で、力強い の文字で、壁一面に、あっちにもこっちにも、地面すれすれに、死骸のそばに、こんな文句が彫りこまれた。《ユダヤの民に栄光と至福あれ》 これが事実だったという事を『ドイツ悪玉論の神話』で是非確かめていただきたいです。ロシア皇帝に起こった事を思うと本当に辛いです。( ͒ ́ඉ .̫ ඉ ̀ ͒)こんな残酷な最期はひどすぎる…ニコライ2世とその家族の悲劇皇帝一家殺害を指揮したユロフスキーはどんな人物か?クリックよろしくです。いつもありがとうございます。セリーヌの作品(12) 苦境他 [ ルイ・フェルディナン・セリーヌ ]価格:6160円(税込、送料無料) (2020/12/4時点)楽天で購入
December 10, 2020
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ドイツ 今回はちと長い引用文になりました。Twitterには、この中からだいぶ抜粋して書いてましたが…吉乃黄櫻Twitter―セリーヌ『苦境』その前後も伝えたい!と思っての引用です。必須の諸原料が不足してるって? 操業速度が落ちた? …… それだけでも事態は深刻だよ、けどね、まだ修復はできるんだ。ドイツを見てごらんよ。 軍事的敗北はどうだった?敵軍による占領は?御意見はどうだね、腰抜め?そんなことは、全然問題じゃなかったんだ。繁殖力旺盛で、気迫のある民族ってものはだ、どんな軍事的壊滅からだって、どんなに冷酷な占領からだって、立派に立ち直るんだ、ただし、ひとつだけ条件があった、非常に本質的で絶対的な条件なんだが、それは、国民が勝利敗北を問わず、同じ人間集団、同じ民族、同じ血、試練と征服の時にあってなお、自分たちを優越した存在、最高の存在であらしめた、退化を知らないその同じ人種的起源に、忠実だったということだ、つまり、劣悪な種族に身を汚されること、特にユダヤ人、それからベルベルだとかアフリカ―近東の諸民族、こういった生まれながらのヨーロッパ腐蝕者どもによる汚染から、なにがなんでも、身を守りとおしたってことだ。 第一次世界大戦でドイツは滅ぼされかけました。ヴェルサイユ条約により何もかも奪われ、酷いインフレに陥り、多くの人たちが飢死したんです。その辺の話は『ドイツ悪玉論の神話』007に詳しく書かれてあります。↓↓↓ドイツ悪玉論の神話007そんなドイツを立て直したのがヒトラーでした。ヒトラーって言うほど悪か?過酷過ぎるヴェルサイユ条約破棄して弱者救済してたんだろ?以下の文も私はヒトラーを連想しました。どんな死んだ魚だって急流を下ることはできる。だが流れを遮るには勇気があってとても溌剌とした一匹が必要。 もの凄く巨大化した闇の力があり、人々はそれに立ち向かわなければなりません。ヒトラーもカダフィもやられてしまいました。立ち向かえる力が本当に切実に必要だと思います。ところで、ちょっと話ズレるかもですが、日本を守る為の署名活動が行われているのをご存知ですか?日本の国会議員の国籍調査、親中議員、スパイの調査を求める署名活動です。これ凄いことだと思います。12月15日までに10万の署名が必要です。捨てアドで大丈夫との事なので私も署名しました。10万集まってほしいです!!とりあえず、わかりやすいやつ(笑)米ホワイトハウスさん、議員の国籍開示とスパイ防止法の制定を日本政府に求める署名を募集 2階終了か 神 聖書の<神>ってのは、人類の最大の敵だと思っています。諸悪の根源です。猶太の神です。是非こちらの記事をご覧いただきたいのですが…『ナグ・ハマディ文書』その1グノーシス神話によれば思いあがった偽の神です。この神の名において、どれほどの人々が虐殺されてきたか、計り知れません。以下引用です。一部太字にしました。 雄々しい種族、またそれ故に好かれてはいなかったアーリア人種の間に布教されると、《ペテロとパウロ》の宗教はものの見事に成果を挙げた。そのなんでもいいなりの民族、自らの<神々>を、自らの心を鼓舞する宗教を、自らの血縁の<神々>、自らの種族の<神々>を永久に棄て去り、愚かにも度を失って<聖骸布>やら摩訶不思議な聖体パンをわが物にせんと突っ走り、キリスト教宣伝用文学に酔い痴れる蛮族どもを、この宗教は見る影もない乞食に、赤ん坊の頃からすでにしての下等人間にしちまったんだ。 それだけじゃない。罪の中でも最大の罪は、カトリックがわれわれの歴史全体を通じて、大売春斡旋業者、高貴な種族に対する大異種交配業者、腐敗種族を呼びこむ大遣り手婆ァ(聖体顕示台を総動員さ)、民族の血汚染気違いだったってことだ。 十二名のユダヤ人が創立したカトリックは、われわれが、賎民の大群の、水平線上に待機している大アジア淫売宿の波間に没し去るとき、誇らかにその全役割を終えるってわけさ。 だから、悲しむべき事実とはだ、アーリア人は他種族のものである例の神を好みもてはやすばかりで、一度だって自分の宗教、つまり白人の宗教ってものを持ったことがなかったってことだ。 アーリア人が熱愛するもの、アーリア人の心も信仰も、これすべてそのかけらにいたるまで、最悪の敵に供給してもらったんだ。 アーリア人がそのためにくたばるのは当り前、その逆だったりしたら奇跡ってもの。 アーリア人の神々は潰されてしまったのかも、と思います。アーリア人でwikiってみたら宗教出てきましたよ。ゾロアスター教とかも。でもペルシャとかインドとかなので微妙なのかな。wikipedia―アーリア人セリーヌはキリスト教ユダヤ教に関しても、実に正確に把握されてたんだという事がわかります。クリックよろしくデス☺️セリーヌの作品(12) 苦境他 [ ルイ・フェルディナン・セリーヌ ]価格:6160円(税込、送料無料) (2020/12/4時点)楽天で購入
December 7, 2020
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磯野秀和・池部雅英・浅井喬男 の三名の訳によるセリーヌの『苦境…他』誰がどの訳なのかの表記は無し。目次も無く不親切です。Amazon見ると、生田耕作(著)って書いてあるんですが、間違いですので注意です。訳者にも入っていません。ただ、この中に入っている『ケツの狂躁病者に』に関しては、訳者解説に以下のように書かれているので… 訳出に際しては生田耕作氏の訳文 (『うじ虫に答える───サルトル著『ユダヤ人』への反論───・「海」・一九七一・四) を参照した。 参照にはされてるという事です。以下、訳者解説からわかった刊行年月です。巻末表記も無く、非常に不親切です。『苦境』1941.12月発行───1941.12.4 出版停止『メア・クルパ』1936.12月刊行『Y教授との対話』1953年「新フランス評論誌」に発表後1955年刊行『ゼンメルヴァイスの生涯と業績』1925年にパリ大学医学部が銅賞を授与と書いてあるのみ。『フォード社における医療』1929.5月発表 1941.8月掲載『ゾラに捧ぐ』1933.10.1 講演 1936.12月刊行『ケツの狂躁病者に』1947年に書かれ、1948年夏に刊行セリーヌは大好きだし、いずれ全作読みたいと思っています。しかし、現在私は、速攻で習ってきたのと違う隠された歴史を知りたくて、計画的に読書をしています。この『苦境…他』は、『苦境』以外はそういうものと関係のないものです。中でも『ゼンメルヴァイスの生涯と業績』から『ゾラに捧ぐ』までは、結構ダルくて忍耐の読書でした^^; あのセリーヌ独特のトロワ・ポワン(……) もなく、セリーヌぽさが無いものでした。ゼンメルヴァイスに至っては、年号やら何やら、かなりいい加減。(笑)セリーヌもこういうのを書いていた、というのを知るとか、そういう点では貴重と言えるかもしれません。そんな忍耐の読書が続き、最後の『ケツの狂躁病者に』に来たら、まさにセリーヌ節炸裂!!今まで忍耐で読んでたのもあり、めっちゃ爽快でした(≧▽≦)サルトルのファンの方は読まない方が無難です。(^Д^)セリーヌの発禁反ユダヤパンフレット本を読もうと思っての購入でしたら『苦境』以外はそうではない、という点に注意です。それと、生田耕作は最終作で参照にされてる、というだけな点も注意です。私も生田耕作好きですから、それで買う方もいらっしゃるかもしれませんよね。とは言え、確かに『ケツの狂躁病者に』は生田耕作の要素満載な気がします。あれだけ今回の読書中センスがめちゃあるんですよね。また次回から引用などしていこうと思います。クリックよろしくデス☺️楽天BOOKSも、著者/編集 : ルイ・フェルディナン・セリーヌ, 生田耕作 表記(-_-;) 何故? 違いますから!セリーヌの作品(12) 苦境他 [ ルイ・フェルディナン・セリーヌ ]価格:6160円(税込、送料無料) (2020/12/4時点)楽天で購入
December 4, 2020
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