地球は数億年前から、何度も氷河期を繰り返してきた。現在の氷河期は南極大陸の移動によって開始されている。偶然に南極点に到達したために、大陸表層に氷床が厚く積み重なり、それによって地球全体の冷却化が始まったとされている。一度地球が冷えると温まるのに10万年近くかかり、極寒の氷期と温暖な間氷期が繰り返して訪れている。太陽のエネルギーが氷期と間氷期の気温の変動をもたらすとされている。 氷期に戻ると、シベリアなどの高緯度地方は氷河に覆われる。日本も東北地方などの山脈に氷河が発生する。動物は餌のない氷河地帯を生きられないから、一気に南下して熱帯地方などでは生存競争が激化する。動けない植物は氷河に覆われて絶滅するしかない。地球上の水蒸気は雪になり、氷として大陸に固定化されるので、海面は200メートルも低下する。北海道はアジアと地続きになり、東京湾は湿地になる。寒冷化に伴って植物分布も大きく変化していく。
現在の氷河期は、南極大陸が極点を外れるまで続くという。大陸移動には何千万年もかかるから、いつ氷河が襲ってくるかわからない。地球的規模の気候大変動には、人類も身動きできず、氷期が到来しないように祈るしかない。地球の歴史を考えると、小さな争いごとに憂き身をつやしている人類の小ささが際立っている。世界各地で自動小銃を振り回している人間に、南極の氷の話をしても・・・。
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