投資逍遥

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2005/03/05
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カテゴリ: 読書
この本は、1998年8月の発行です。
著者の寺師睦宗(てらし・ぼくそう)氏は、1923年鹿児島生まれの方で、この本を執筆当時は、漢方医でした。
著者と安岡先生との出会いは、まずは先生の『経世瑣言』(けいせいさげん)という著作に始まるとのことです。
実際に先生に会われたのは、1961年6月とのことで、「照心講座」の受講を勧められて、安岡門下生の仲間入りをしたとのことです。

以下はこの本を読んで気になった箇所の引用と感想です。

【引用】
安岡先生は、まだ連戦連勝をする前の双葉山と酒を飲みながら、この木鶏の話をされたそうである。双葉山はじっと聞き入っていた。

【感想】
大相撲が好きな方なら69連勝した双葉山を御存知でしょう。

これは連勝が69で途切れた時に、欧州旅行中の安岡先生に打電したものだとのことです。
この双葉山の名言が安岡先生にあてたものであったとは、今まで全く知りませんでした。

この木鶏の話は私をふくめて凡人には理解が難しいです。
武術家や芸術家など、何かを極めようという志のある方にしか理解はできそうにないと思います。

【引用】
読書は、ただ読むだけではダメである。読みながらもその本を自分の内部で賦活する必要がある。これを活読と言う。読みっ放しならば、むしろ本に読まれていることになる。

【感想】
これは安岡先生が言われたことです。
賦活とは、手元の辞書によると、「活力をあたえること」とあります。
ここまで真剣な読書姿勢には、心を打たれます。

【引用】


【感想】
四書を子供のときに素読する習慣のみならず、四書を手にすることさえなくなってしまった現代の日本です。
私も大人になってから論語を通読するだけはしましたが、その他の三書は手にしたことがありませんでした。
そこで、最近になり『大学』を1日に1頁というペースで読み始めました。

『大学』には有名な格物致知という言葉がでてきたりします。






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Last updated  2005/03/05 06:58:38 PM
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征野三朗 @ Re[1]:MXS全世界株式(2559)を新規買付(06/08) mkd5569さんへ おはようございます。 オ…
mkd5569 @ Re:MXS全世界株式(2559)を新規買付(06/08) こんばんは なにかと話題のオルカンですね…
征野三朗 @ Re[1]:アクセス数830万、御来訪御礼申し上げます。(05/29) mkd5569さんへ おはようございます。 今…
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