投資逍遥

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2005/03/26
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カテゴリ: 読書
「三大聖人」とは、釈迦・孔子・ソクラテスですが、いずれも紀元前5~6世紀に相前後して世に出ました。

「聖人」といわれる孔子ですが、論語から浮かびあがる孔子は、とても人間的です。
例えば、最愛の弟子である顔回が亡くなったときには慟哭し、「回のために慟哭するのでなかったら、一体だれのためにするのだ」と云われています。

この『論語の活学』は、安岡先生の講座をまとめたものです。
以下は気になった箇所の引用と感想です。

【引用】
人間というものは、苦難の中から成功するのであるが、いざ成功すると、容易に頽廃・堕落して、やがて滅亡する。
これはいつの時代でも同じことでありまして、人間は性懲りもなくこれを繰り返してきておるわけであります。


いま『十八史略』に関連する本を読んでいますが、全くその通りです。
年を重ねてようやく『十八史略』を手にしたのですが、『十八史略』は明治時代には『太平記』や『日本外史』などとともに広く読まれていたそうです。

【引用】
日本でも昔の人はよく泣いております。

【感想】
これこそ「へえー」という感じ。
昔と言っても、この本で書かれているのは、大昔のことではありません。
たとえば、橋本佐内は、夜、四書を勉強して寝床にはいり、どうして自分はこんなに勉強ができないのだろう、と夜具に顔を埋めて泣いたと告白しています。
日進・日露戦争当時の軍人や大臣も、日本海海戦に勝ったといっては泣き、つらい任務を引き受けてくれるといっては泣いたと。
それも相抱いておいおい泣いたと。

このことを安岡先生が言ったのは、昭和40年代(と推定)です。









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Last updated  2005/03/26 06:33:07 AM
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