柴楽日記

柴楽日記

2015.07.13
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カテゴリ: グルメ・旅
今回は先日の鹿児島展に際して訪れた鹿児島の旅の模様をお届けしたいと
思います。

鹿児島展の前日にあたるこの日は午後に鹿児島へと到着。
ICを降りて向かった先は仙巌園。久々にやって来ました。
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仙巌園は江戸期にあたる1658年に薩摩藩19代藩主島津光久によって建てられた
島津家の別邸です。
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どっしりと構える磯山を背景にした佇まいはどの角度から眺めて見てもホント
絵になります。
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昭和33年(1958年)に国の名勝に指定された仙巌園。
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この桜島を築山、そして錦江湾を池に見立てた借景は天下の名園と呼ぶに相応しい
見ごたえ満点のスケール感があります。
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散策にももってこいの庭園です。
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曲水の庭に至る風情のある石段にて一枚。
ここは大河ドラマ「篤姫」で瑛太さん演じる若き日の肝付尚五郎(小松帯刀)の鹿児島
城下でのシーンが撮影された場所です。
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ここの曲水の庭は現存する国内の曲水の庭では最大と言われています。ここでは毎年春に
上(かみ)から下(しも)へ向かって流れてきた盃が通過する前に詩歌をしたためて詠み、
盃を手に取り酒を飲むといった曲水の宴が開催されます。
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かつて南の玄関口と言われた薩摩藩。至る所で南国情緒が感じられます。

こちらはばくちの木。
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ます。名前の由来は博打に負けて衣を剥がれることに例えたものと言われています。
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こちらは曲水の庭の後方に位置する江南竹林。江南竹とは孟宗竹のことで、21代藩主島津
吉貴が琉球を通じて2株を取り寄せ、ここに植えたことが日本の孟宗竹の始まりと言われて
いるとのことです。

こちらは濾過池。

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明治40年に建てられたこの建物は国の登録有形文化財に指定されています。

こちらは濾過池の前にある迫ン太郎。
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水の流れを利用した米つき機で玄米を精米するために使われていたと言われています。

今回、明治日本の産業革命遺産の登録が決定した仙巌園。
薩摩藩における幕末の先進的な工業力は明治期に全国へと波及し、近代日本の基礎と
なったといっても過言ではないと思います。    
新進気鋭の藩風で幕末の日本をリードし、維新の原動力となっていった多くの志士を
輩出していった薩摩藩。そんな往時の名残を今に伝える仙巌園。鹿児島を訪れた際には
また、立ち寄ってみたい場所です。  

城山公園へと足を運んでみました。
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遊歩道も整備されていて天気が良い日は森林浴を楽しみながら散策も楽しめそうです。
この日も犬を連れて散歩をしている方をよく見かけました。
展望台からは桜島を背景に鹿児島市内を一望できます。

日も傾き、お腹も空いてきたところで天文館へとやって来ました。
路面電車が走る街。何処かレトロ感もあって好きです。
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目指した先は六白さん。
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今回もとんかつが食べたくなりお伺いしました。
翌日の鹿児島展での犬友の皆さんの必勝祈願もかねて!?(笑)
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六白黒豚のヒレ定食を頂きました。サッパリした食感で今回も美味しく頂くことが
できました。

鹿児島黒豚のルーツは今から約400年前に琉球の豚を取り入れたことに遡るそうです。
温暖なこの土地の気候風土の中で育まれていった黒豚の中で、より純粋度が高いもの
を専門家の間で「六白」と呼んでいるんだそうです。その名の由来は鹿児島黒豚と
して純粋度が高い個体は6箇所の部位(鼻、尻尾、4本の足)に白が出ることによる
と言われています。
六白黒豚と日本犬の純血度についての考え方、どこか共通した考え方もできるような
気がします。そんなことを考えながら六白黒豚を堪能した夜となりました。





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最終更新日  2015.07.16 00:00:21
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