柴楽日記

柴楽日記

2016.11.21
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カテゴリ: グルメ・旅
前回の続き。

明月院から円覚寺へとやって来ました。
山門をくぐると本尊が鎮座する仏殿が見えてきました。

仏殿内にて一枚。

ここにも御本尊を守護するかのように天井に躍動する雲龍が描かれています。
ご本尊の傍らにもまた目を引く書が展示されていました。
書家の金澤翔子さん揮毫による「佛心」。

迸る様なエネルギーを感じる中にもどこか暖かさを感じさせる作風に
書の心得のない私も胸を打たれる様な感覚に包まれます。


いきます。
こちらは桂昌庵にて撮った一枚。

今回も道場では弓道の練習が行われていました。
円覚寺は鎌倉期に時の執権北条時宗公が中国より高僧 無学祖元を招いて創建した
お寺です。円覚寺の創建については時宗公が元寇の戦没者の菩提を弔うことと、
政務をつかさどる時宗公の精神的支柱であったと言われる禅宗の普及を図ること
を願いこれを行ったとされています。時宗公のこうした意向を受け、円覚寺では
元寇での戦没者が日本の武士も元軍の戦士も分け隔てられることなく供養されて
いると言われています。

円覚寺の拝観を終えて、やって来たのは東慶寺。

江戸期まで開山以来、夫から離縁状を貰えない限り妻の縁切りができなかった時代背景

その後、明治期に入り我が国が近代国家への歩みを進めていく中、こうした寺法にも
終止符が打たれる時を迎えることとなり、東慶寺は臨済宗円覚寺派の禅寺となります。
今日、東慶寺は小林秀雄や西田幾太郎といった多くの著名な作家や学者達が眠る場所と
しても知られています。

こちらは浄智寺。


甘露ノ井を目にしながら苔むした鎌倉石の階段を上っていくと唐様の鐘楼門が
見えてきます。
緑深い境内を森林浴感覚で奥へ奥へと進んでいきます。

トンネルをくぐり布袋さんが待つ洞窟へ。

お腹を撫でると元気がもらえると言われているだけあって、参拝した多くの方が
ここにやって来ていることをこのお腹の色が物語っている様です。
御多分に漏れず、私もこの後、明日開催される全国展の舞台に立つワンコ達の活躍と
旅の安全を祈願して撫で撫でさせて頂きました。(楽)

早朝から歩きっぱなしだったこともあり、バッテリー切れする前にお昼にすることと
します。
ここ最近、鎌倉ではビーフシチューに人気が集まっているとの話を耳にしていたことも
あり、今回は初めて去来庵さんへお伺いさせて頂きました。

数寄屋風の門をくぐり、紅葉を眺めながら階段を上ると趣のある古民家風の建物が
姿を現します。

店内も内装から照明に至るまでレトロ感たっぷり。

窓際の席で庭の景色を楽しみながら頂くこととなりました。
去来庵初心者の私が今回、注文させて頂いたのはビーフシチューセット。

気が付き、撮った一枚です。(失)
コロコロしたニンジンと柔らかいビーフの食感が相性抜群で、更にコトコト
しっかり時間をかけて仕上がったシチューの味がホントに良かったー!

至福の時間を満喫し、充電も完了したところで午後の散策へといざ出発です!!

次回は二階堂・浄妙寺エリア散策の模様をお届けしたいと思います。






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最終更新日  2016.11.26 00:59:07
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