ふう。出来るだけ書くぞ。～岩手からですけど。

ここ数日で、東日本大震災で被災した岩手にとって、 とても残念なニュースが目に入りました。

京都で行われる「京都五山送り火」のひとつ「大文字」で津波で流された岩手県陸前高田市の高田松原の松で作った護摩木を燃やす計画が放射能不安の声が寄せられて中止になったそうです。
とても残念です。
立派な風評被害です。
この松は、放射性物質で汚染されていないのです。
京都の関係者の方々はその不安の声に対してなぜ説明が出来なかったのでしょうか･･･。
もっとも、中止が決定されてから、抗議の電話が相次いだそうですが。

もうひとつ、

東海テレビの情報番組で、視聴者プレゼントの「岩手県産ひとめぼれ」の当選者として「怪しいお米セシウムさん」とテロップを流したそうです。
番組担当者は「間違って流した」そうですが・・・。
低俗なマスコミがふざけて感情を逆撫でするような報道はよく見かけますが、さすがにコレは度が過ぎています。
しかも地上波の立派なテレビ局の情報番組での話しです。
もちろんその米は、震災前のお米であり当然ながらセシウムなど出ていません。
その後、この番組は中止され、同じ時刻で出演アナウンサーが謝罪放送したらしいですが、その程度では許させるはずもなく、岩手県知事が批判もしてるし、愛知県知事もテレビ局社長を呼び出して、抗議してるみたいです。
更にＪＡを初めとしたスポンサーも同局のＣＭを取りやめたという話もあるようです。

どちらのニュースも被災地から離れた地域の出来事･･･。

全員じゃないでしょうが、実は遠い地域での人たちの中には今回の大震災は面白おかしく取り扱われてる人たちもいるのかなと思いたくなるようなニュースでした。

ちょっと温度差があるのかも知れませんけどね･･･。

自分達は阪神淡路大震災の時には、心から心配してあらゆるサポートを考えて行動したのになと思い出していましたけど・・・。

ホントに悔しくて残念なニュースでした。