雅の日記~お気楽生活をめざして

雅の日記~お気楽生活をめざして

2024年10月12日
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カテゴリ: スポーツあれこれ
球団史上初の連覇を目指した2024年の阪神タイガース。結局2位でペナントレースを終え、クライマックスシリーズ1stステージもアレンパどころか「ア連敗」で、第2次岡田タイガースは終幕となった。
この試合「観に行きませんか」と誘いを受けていた。以前から約束していた案件があり甲子園に行けなかったのだが、観に行って日本盛を呑んだら運命が変わっていたのか、こういう歴史に残る敗戦に立ち会ってまた別の感情が湧いたのかはわからない。ただ、いまは焦燥感が大きく、いろんなことが億劫になっている。
軽めのうつみたいな感じ。

13日のCS2試合目はDeNAにコテンパンに負け、岡田監督はこれが最終試合だったが、試合後は一切、監督の挨拶もなく終了した。体調不良を理由に挨拶なしと球団は発表したが、試合後、岡田監督が記者の囲み取材に応じ、選手を名指しした辛口の長文コメントが各スポーツ紙のニュースで踊っている。

その翌日には早々に藤川球児新監督の発表が球団からなされた。球団新記録をたくさん作り、タイガース史上の素晴らしい記録をたたき出した監督に対して「なんでこんな無下にするんだろ」と首をひねるばかり。

「スクラップアンドビルド」という言葉がある。文字通り「造って壊す」だが、株価チャートと同じで造る(上がる)のはコツコツ時間をかけて行うが、破壊は一瞬だ。相場だと○○ショックと名がつくが、私にしたら「岡田ショック」だ。
なんでこんな無駄な作業を阪神タイガース球団は繰り返すのかはわからないが、「暗黒時代」突入という言葉が浮かぶ。ある種の社風なのだろうが、チームとしては自爆行為である。

岡田さんのことは落ち着いてから改めて書きたいが、以下、最後の監督インタビューに載っていたことで私が首肯する部分について●をつけてコメントしたい。

(以下抜粋)
-梅野は代えた
「まあ、普通やったら使わへんけど。最後やからのう」

-あそこは投手を代えずに流れを変えるために
「いや、普通やったら梅野使わへんいうてるやん。それだけのことやん。来年のためやったらのう」

-集大成を選手に見せてほしかった
「なあ。やっぱりおんなじことばっかりやった。最後まで。そういうことやん。初球ばっかり。え? 止めようがない」

●先発の高橋遥人に梅野でバッテリーを組んだが、私は坂本で行くべきだと思っていたので、スタメン発表を見て驚いた。「岡田さんは梅野と心中するんだ」と思った。
もともと梅野は口ばかりで捕手としての勉強がずっと足りないと感じていた。配球はいつも同じ。相手にそれを読まれていても同じように放り込み、対戦打者の傾向を研究していないように見える。
2枚看板の坂本誠志郎より打撃に定評があると言われているが、打率は坂本のほうが良いし、「梅ちゃんバズーカ」の異名も名前だけで盗塁はほとんど刺せない。その割にヒーローインタビュー他いつも傲慢そうなのが気になっていた。


-厳しくいってきた森下は最後頑張った
「いうたやつだけやろ。野放しにしたらぜんぜんやもんな。大変やで。怒る人間がゼロやったら」

●この点だけは良かったと思う。一度2軍に落としてバッティングフォームを改造した後の森下は、インタビューでチャラけた発言がなくなり、先輩の佐藤輝明よりも発言も守備もしっかりしていた。死球も多く生来泣きべそなのだろうが、それでも勝負強さを発揮して、試合の悪い流れを変えようと努力していた。私は3番最強打者説なのだが、阪神の勝負弱さを考えると将来の4番でもよいと思う。
「いうて実践出来たやつ」が森下だと感じている。

-投手も成績が悪くなった
「悪なった。もう今日も村上ひどかったなあ。村上なんかそんなん終わってしまうで、あれ。無理やって、なあ」

-コントロールが
「なんかおかしいもんな、今日も。びっくりしたわ」

-佐藤輝も尻すぼみになってしまったか
「なるっていうの、去年見てみいや、去年のクライマックスから、日本シリーズでも。大事なところでそういう大きい1本とか打たれへん言うの。盗塁1個やないか、去年の日本シリーズ、言うてるやんか。そんなもん、ちゃんとちゃんと練習して、ちゃんともう自分の打ち方も分かって、ちゃんと打てるやつがそういう大事な場面で1本打てるんよ。簡単に大事な場面でホームラン、打てるわけないっていうの。なんにもやってなかったら。そういうことやんか。打ったか? 去年でも日本シリーズで。え? 言われたの盗塁だけやんか。そういうことやんか。簡単にホームラン打てるとか、何本打ってんの? 簡単にいいすぎよ。簡単に勝ちますとか、簡単に打ちますとか。なあ」

●今シーズンは去年に比べてストライクゾーンの幅が変わっていた。観客ですらわかるのに、村上はそこを修正できていなかった。緩い球を次は放るだろうなと思ったらやはりそれを投げる。捕手のリードも悪いのだが、それを痛打されるのも幾度となく見た。
捕手の要求に首を振ればいいだけなのだが、昨年は面白いように勝てたからそのままで1年やっていた。研究されているからこうピッチングを変えよう、という意識が低いのは明らかで、シーズン中も「また同じだ」と私は何度もため息をついた。村神様といわれて慢心したのだろう。
タイガースが貯金を作ったのに、シーズンでローテーションを守った村上が他のローテ投手と異なり負け越しているのがそれを如実に表している。
 佐藤輝明も岡田さんのおっしゃる通り。今年は3塁の守備エラーが致命傷となり負けた試合がいくつもあった。私はスタメンから外すべきだとずっと思っていたが、球団の商業的な理由があるのだろうと思う。守備が下手でピンチを招くが、たまに大振りで取り返す。ボラティリティが大きいからファンが熱狂する。興行的にはいいのかもしれないが、こういうのがいると勝てない。
打率は.268あたりだったが、大量得点の日に帳尻合わせのようにヒットを重ねるだけで、試合を決めるための打棒は貧困である。いつも同じ配球で仕留められる。ボールだと思ってストライクゾーンに入り三振すると審判の顔を見て軽く抗議する。情けない。
こういう選手は本来中軸には要らない。サード拙守でラッキーゾーンになっているチームはそれだけでハンデ戦で、指揮官は苦しいと思う。

「おもろい、いうか。だから結局、尻すぼみのチームになってしもうたもんな、今年は。去年がバッといきすぎたから、そらもうしゃあないやん、いきすぎるのは。それを継続できるくらいにな、みんなが頑張って能力があればいいけど、その能力がなかったいうことや。継続の能力がなかったということや、尻すぼみということはな。もうちょっと伸びしろあるかなと思って言うたし、あるかなと思ったけどな。(昨年の)数字見たら伸びしろあるやろうなと思ったけど、なかったいうことやもんな」

●こういう選手でこれだけ勝ちを重ねてきた。それが岡田さんのすごさだと思う。少し期待したけどやっぱりだよな、結局は選手自身の技術ではなく心の問題よ。継続する能力はアレよ、精神的な伸びしろよ。それがなかったら終わりよ。おーん。





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最終更新日  2024年10月15日 13時13分45秒
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