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=新成人が「のりつけ式」 約1か月かけて20畳敷製作= 滋賀報知
◇東近江
来年の成人の日(一月十一日)に新成人を祝って東近江市立聖徳中学校グラウンドで新成人の手で揚げられる二十畳敷東近江大凧の製作が、八日から始った。約一か月かけて東近江大凧保存会の指導の下、新成人自らの手で完成させる。
八日夜には大凧づくり開始の儀式「のりつけ式」が東近江市東本町の世界凧博物館東近江大凧会館であり、成人式実行委員会(十八人)のメンバーが古式に則り、二人一組で和紙を張り合わせた。
年祝新成人東近江大凧「夢ふくらむ」の図柄
2015年祝新成人飛揚大凧の図柄は、市内野口町の会社員、森嶋貴亮さん(26)が来年の干支「未(ひつじ)」を題材に、朱文字の「夢」に「服」を着た小ヒツジ「ラム」の絵で、絵に意味をもたせる判じもんを『夢ふくらむ』とした。「夢」の文字は、市内五個荘竜田町の淡海書道文化専門学校書道研究科二回生の嘉本ゆずりさん(20 島根県松江市出身)が新成人の一人として書道の腕をふるった。
墨入れ、色付け、骨組み、絵骨、切り抜き、つり糸調整などの行程を連夜行い、最後に新成人の「二十歳の想い」の願い札を貼って、来月十一日に完成する。
図柄を考案した森嶋さん(左)と書道の腕をふるった嘉本さん(右)
今回の大凧には、奈良時代からの歴史をもつ三重県鈴鹿市の伝統工芸品「鈴鹿墨」が使用され、石榑トンネル開通でこれまで以上に身近な存在となった滋賀県と三重県の交流・友好の発展への願いも込められている。