BMW 自動車 t3109

BMW 自動車 t3109

November 15, 2008
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BMW


bmwbmw エフィシェント・ダイナミクス)

BMWは

排出ガス処理にBMWのクリーンディーゼルシステムである

ブルーパフォーマンス(Blue Performance)を採用した

3.0L6気筒クリーンディーゼル可変ツインターボ(M57D30T2 US仕様)を

2007年のデトロイトショーで披露しました

カリフォルニア州の独自規制である

CARB/California Air Resources Board(カリフォルニア州大気資源局)の

LEV/Low Emission Vehicle2をクリアーし、LEV2をクリアーすると同レベルの

EPA/Environmental Protection Agency(連邦環境保護庁)のTier2 Bin5も



搭載モデルのBMW 3シリーズ 335dは

MSRP/Maker Suggested Retail Priceが4万4725ドル

BMW X5 XDrive35dは、5万2025ドルでロサンゼルスから販売開始したと思います

ちなみに

米国の排ガス規制Tier2 Bin5は

EPA管轄の規制で、排ガスをBin1~11の11段階(乗用車などは10段階)に分け

メーカーが販売する車両全体の平均排出量を中間レベルであるBin5以下にしろ

という規制で、CARBのLEV2もあるので

同じ米国内で二つの排ガス規制がある事はおかしいですが

CARBがEPAよりも厳しく規制してきたこともあってか、CARBのみ独自規制が認められ

EPAは、カリフォルニア州以外の州にEPAかCARBの規制を選ぶ自由を与えているので



bmw M57D30T2BMW 3シリーズ 335d

BMWは

欧州のEuro(ユーロ)4と米国のTier2 Bin5/LEV2の規制は

走行条件が違うので1:1で比較することはできないが

米国の規制は、NOx(窒素酸化物)の排出量が非常に厳しいとしていたハズで

BMW M57D30T2エンジンから



欧州と同様にタンジェンシャルポートにスワールフラップを装備していますが

ポジションフィードバック付き電動駆動の可変スワールシステムにし

CCV/Crank Case Ventilation(ブローバイガス吸気還元)システムの動作を

OBD/On Board Diagnosisで監視するようにし

暑い気候に対応する為に冷却システムが耐熱対策され

ピエゾインジェクターとコモンレール燃料噴射システムは、欧州と同じですが

米国の燃料に対応すように調整し

米国の排ガス規制に対応する為には容量不足になるECU/Engine Control Unitの

DDE/Digital Diesel Electronics 626をDDE 7.3(Bosch EDC17)に

変更していたと思います

また

E70のみBMWで初めて

ターボチャージャーのタービンよりも上流側の排気マニホールドから

ターボのコンプレッサよりも下流側の吸気パイプへ排ガスを還流する

HPL/High Pressure Loop-EGR/Exhaust Gas Recirculation(高圧EGR)以外に

ターボのタービンよりも下流側の排気パイプから

ターボのコンプレッサよりも上流側の吸気パイプへ排ガスを還流する

LPL/Low Pressure Loop-EGR/Exhaust Gas Recirculation(低圧EGR)が採用され

コンプレッサによる過給前の吸気(比較的低圧の吸気エリア)に対して

排ガスを還流させることが可能なので

排ガスの還流量の大幅な増大が図れ、排ガス改善に大きな効果が得られように

なっているかと思います

e

1:スワールポート(ヘリカルポート)
2:タンジェンシャルポート
3:スワールフラップ
4:高圧EGR
5:低圧EGR

m57d30t2 排ガス処理方法

また

他の独メーカーと同様にBoschの

Urea SCR/Selective Catalytic Reduction(尿素SCR)システムも初採用され

エンジンを改良することで可能な限り排ガス改善し

タービン直下のDOC/Diesel Oxidation Catalyst(酸化触媒)により

HC(炭化水素)とCO(一酸化炭素)をH2O(水)とCO2(二酸化炭素)に分解し

次に

DPF/Diesel Particulate Filter(ディーゼル微粒子除去装置)で

PM/Particulate Matter(粒子状物質)を除去し

次に

ドイツ自動車工業会の登録商標のAdBlue(尿素水)「CO(NH2)2+H2O」を添加し

SCRでNOxをH2OとN2(窒素)にした後

後段DOCで尿素水に含まれるNH3(アンモニア)をH2OとN2に分解しているハズで

AdBlue用のタンクは

BMWも2タンクシステムを採用し

アクティブタンク(6.0リットル)と予備タンクのパッシブタンク(17リットル)の

合計23リットル搭載し

タンク搭載位置は

BMW 3シリーズ 335dは、アクティブ/パッシブタンクとも後部(燃料タンク付近)に

BMW X5 xDrive35dでは、アクティブタンクはエンジン・ルームのフロント左側に

パッシブタンクはトランスミッションの横の床下に搭載されています

AdBlueは

摂氏-11度の温度で凍る為にアクティブタンク/投与パイプは加熱され

投与量は、各部センサから得た情報をDDEで管理し

アクティブタンクの先のポンプから、その都度適切な量が注入されるハズで

以前

AdBlueが燃料給油2回につき1回程度給油が必要と書いたと思いますが

BMWの場合、エンジンオイルを変える程度のサイクルで補給させれば十分のようで

米国の場合、BMW Maintenance Programに入れば4年/5万マイルは無料のようです

335dの燃費は、ECEモード燃費リッター15.0km

都市部リッター10kmと高速道路リッター14km

335dより重いX5では、ECEモード燃費リッター12.3km

都市部リッター8kmと高速道路リッター11kmぐらいのようです



実際の走行時には、条件(気象、道路、車両、運転、整備などの状況)

が異なりますのでそれに応じて燃料消費率が異なります」


ディーゼルエンジンや尿素SCRシステムの性能低下については

お時間があれば


t3109  BMW ディーゼルエンジン
http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/200806160000/

t3109  BMW 尿素SCR 性能低下問題
http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/201205310000/

t3109  BMW CDEは被毒が無い、排ガス試験方法 (尿素SCR性能低下の原因について)
http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/201303190000/


を閲覧して下さい



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