今日、何読んだ?

今日、何読んだ?

全て | カテゴリ未分類 | 日記 | ニュース | スポーツ | 内政 | 映画 | 教育 | 自己啓発 | 健康 | ノンフィクション | 読書論(術) | ビジネス | 勉強法 | 仏教 | 生活 | 野球 | 人生論 | 安全 | 外交 | 趣味 | 音楽 | 科学 | | 手帳 | 文章術 | 脳,睡眠 | 歴史 | 小ネタ | 絵画 | ダイエット | 法律 | 小説 | グルメ | 俳句 | 旅行 | 従軍慰安婦 | 歯の健康 | スピリチュアル | 文学 | 報道 | 冤罪 | サイバー | 芸能 | 靖国 | 神道 | 貯金 | キリスト教 | 料理 | エッセイ | 江戸川乱歩 | 横溝正史 | 松本清張 | 今野敏 | 森村誠一 | 中山七里 | 東野圭吾 | 芦辺拓 | 貴志祐介 | 有栖川有栖 | 二宮敦人 | 我孫子武丸 | 道尾秀介 | 法月綸太郎 | 薬丸岳 | 深木章子 | 桜井美奈 | 知念実希人 | 澤村御影 | 中村颯希 | TERU | 飛野猶 | 内藤了 | 下村敦史 | 秋吉理香子 | 村田沙耶香 | 丸山正樹 | 横山秀夫 | 松葉紳一郎 | 真言宗(密教) | 日蓮宗 法華宗 | 仏教総論(概論) | 禅宗 | 浄土教系 | 佐竹一彦 | 般若心経 | 高柳芳夫 | 伴野朗 | 阿井渉介 | 姉小路祐 | 日下圭介 | 山邑圭 | 鳴神響一 | 葉真中顕 | 近藤史恵 | 翔田寛 | 黒川博行 | 大門剛明 | 染井為人 | 福澤徹三 | 阿津川辰海 | 二階堂黎人 | 廣嶋玲子 | 斜線堂有紀 | 貫井徳郎 | 望月麻衣 | 塔山郁 | 久坂部羊 | 海堂尊 | 月村了衛 | 安達瑶
2024.11.23
XML
カテゴリ: 塔山郁

甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理【電子書籍】[ 塔山郁 ]

 実によくできた話で感心する。
 なにより、私の薬学知識不足から、本作で薬学を学ぶような感じなのだ。
 本当に、私は、乱歩、正史、清張、森村、東野ときて、内藤を第六祖に指名したわけだが、そのあたりの優秀な作家にまた感動しているところだ。
 この塔山、それから望月…。
 さて本作はまだシリーズ第2作なので水尾爽太と毒島花織の間には、ラブの兆しも見えないが、本作では、ディズニーシーに行くことになりながら、結局花織の趣味で、目黒の博物館に赴くことになったのだった。
 何しろ爽太はホテルマン、そのホテルで無銭宿泊的なことが起きて、残された薬から、花織が様々な推理を巡らすわけだけれども、ここのところちょっと叙トリ臭いと言うか、読み手を引っ掛けに来てるなと言う作為がプンプンするわけだ。
 この無銭宿泊の部分をさらりと書いて忘れた頃にまた別のシーンで出すのだけれど、ここね、ミステリーリーダーには、全部みろっとめろっとお見通し状態、ホテルにおける長期連泊外人の無銭宿泊のことを忘れるわけには行かぬ、と思っていたら、実に効果的なストーリーで、睡眠薬の服薬の形で、出してきた。
 そしてここで、かつての毒殺事件の薬学的考察が入る。
 いわく、作動薬と拮抗薬の話だ。

 いやあ、本当に薬学は奥が深い。
 本当に生まれ変わったら薬剤師になりたい。
 なにより、Kindle Unlimitedに本シリーズの3巻以降を出してほしい。(9/7記)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.11.23 05:00:13
コメント(0) | コメントを書く
[塔山郁] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: