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2010年11月11日

『遺産！？畑に５億を埋める女』

内容
とある、婚活パーティーに犬養（飯島直子）と潜入する松子（米倉涼子）
明らかに、結婚相談所“ピュアマリッジ”の脱税が疑われたからだった。
が、、、その席で、農家の長男で、母がマンションやワイナリーを持つという
小田健太郎（塚地武雅）という男に目をつける松子。
積極的に、接触を試みるが、、、タイプじゃないと健太郎は一蹴。
それでも、、、“絶対に逃がさない！”と松子は食い下がっていく。。。

翌日には、健太郎の実家の小田葡萄園に押しかける松子。

すでに、山梨の葡萄園にいると知り、注意を促す三木だったが、、、
そんなコト気にせず、健太郎の母・タキ（佐々木すみ江）に接触をする。
もちろん、、婚活パーティーで意気投合した、、花嫁候補。。。として。

その後、家に上がり込む松子。
“この行き遅れで、手をうったらどうだ”というタキ。
財産目当てかもしれないが、畑はあっても金はないとタキは断言するが
松子は、勘で。。。どこかに隠していると考えはじめる。
とたん。。。タキの厳しい指導の下、農作業の手伝いをはじめることにする松子。
連れ戻しにやって来た三木まで、巻き込まれてしまうのだった。
農作業に、、、料理と。。。こき使われながら、家の中を物色。
やがて次男夫婦・康夫（猪狩賢二）とサチ（泉里香）が現れ、妙なモノを感じる松子。

その日の夜、三木に、強引に連れ出され帰ることになるのだが、
妙な噂を聞くことに。。。。“夜泣きババア”が出るという。
死体を埋めているのでは？？と。。。
話を聞いた松子は感づく。。。死体ではなく、金では？？？と。
すぐに、葡萄園へと戻ると、タキが穴を掘り大金を埋めようとしていた！！

すると、タンス預金だと、申告しているキレイな金であると断言するタキ。
思わぬ告白に、驚きを隠せない松子だったが、
その後の調べでも、脱税ではないことが判明する。

その数日後、タキが、、急性心不全で急死。
顔見知りというだけでなく、資産家と言う事もあり
松子は、三木とともに葬儀に出席する。
その後、遺言書が見つかり、兄弟で遺産が分割されると分かる。
ただ、見つかった現金が、申告より明らかに少なすぎると
曽根トウカツ（泉谷しげる）は、犬養と調査に行くよう松子に指示するが。。。。

やがて、松子は、タキと約束した畑の秘密を話し始め。。。。。
ガサ入れをはじめるが、土の中の現金が消滅していた！！

敬称略

物語としては、
資産家が残した遺産。。。。

なぜ、土の中に埋めていたのか？

ということで、故人の心が分かる、
ちょっとした人情モノのお話。。。

って感じである。

ま。。。細かいことさえ、気にならなければ、
こういう物語も“アリ”なのかもしれませんね。

いままで、脱税を追い詰めているだけの
ちょっとした推理ゲームの様相のドラマでしたからね。

その意味では、パターン化に陥らないように。。。
と少し捻った物語だと言えます。

その一方で

いままで、ハッキリ表現されてこなかった

相性最悪のコンビ

松平松子ｖｓ犬養一美
も、、

間違いなく、“見どころ”の１つとして、描いたのだろう。

真正面から普通に挑んでいく犬養に対し、
自分の勘を頼りに。。。の松子

少し弱いですが、“対比”としては、ギリギリ成立している

ただ、かなり、、、“いろいろな意味で依怙贔屓”なのですが。

たとえば、
犬養には、“偶然”、、、ワインのビンが。。。
一方の松子は、主人公と言う事もあり、物語をまとめる。

そう、、、まさに、依怙贔屓である。
悪くはないんですけどね！

ただ、偶然が過ぎると、くどさ、、、ご都合主義
そして、“大人の事情”にしか見えないのが、痛いところだ。

もうちょっと、必然性のある流れの中で、
それぞれの“活躍の場”を設定するのではなく、
それぞれの“特徴”が発揮される場面の演出が必要だったでしょう。

まちがいなく、大人の事情しか感じられない状態である。

ただし、今回に関しては、
明らかに今までと違うニオイがするエピソードでしたので、
テコ入れも兼ねた、何らかの思惑があるのでしょうね。
これもまた、別の意味で、大人の事情である。

それにしても、おしい物語でしたね。
悪くないと思うのですが、大人の事情がねぇ。。。見えるモン。

対比するなら対比するで、
もっと、番組開始当初から、やりあっていれば。。。
そして、それぞれの特徴を描き、“差”が見えれば、

今回、、間違いなく、面白かったでしょうね。

これまでの感想
第３話第２話第１話

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