精神世界の鉄人

精神世界の鉄人

PR

Profile

精神世界の鉄人

精神世界の鉄人

Archives

2024年12月
2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2013年10月12日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

友人と食事していて、「本音」というのが、話題になりました。

「本音と建前」と言いますが、今回は、これについて、考えてみましょう。


「建前」という単語は、これは、文字通り、「建てる前」です。

つまり、家などを建てる前に、家族会議で、お父さんが、

「子供部屋は、大きな部屋を、用意するぞ。庭も、大きな庭にするぞ。」

と、いくら、「口先」で、言っても、それは、本当にそうなるかどうかは、その時点では、わかりません。

まさに、

「まだ、その家を、建てる前の段階」

だからです。

では、「本音」というのは、どういうことかというと、これも、文字通り、

「本当の心からの音」

です。

「本音」というのは、結果であり、行動に、表れるものなのです。

「建前」は、「口先」で、「本音」は、「行動」と考えても、いいと思います。

だから、相手の「行動」に、注目すれば、だいたいの本音は、推測できるということです。

言っていることと、やっていることが、別々だったら、やっていることが、「本音」だということです。

人間は、口では、いくらでも簡単に嘘は、つけますが、行動で、嘘をつくことは、難しいのです。


例をあげてみましょう。

ある歌手を目指している人が、自分の歌を、披露したくなって、友人たちに、

「来月、私のコンサートを、開催しようと思っています。ぜひ、参加してください。ちなみに、3千円です」

と言ってまわったとします。

その時に、30人くらいの友人が、

「うわー! コンサートを、開くんですね。素晴らしいですね。当日は、参加させてもらいます。がんばってください!」

と励ましてくれます。

それで、その言葉を、真に受けて、30人くらいの友人が、応援に、駆けつけてくれると思っていたら、当日は、1人しか、参加しないで、残りの大多数の友人は、来ないというのは、よくあるパターンです。

こういう時、その歌手志望の人は、ガッカリするのですが、この時の大多数の人は、

「たしかに、応援しに行きたいけど、その日は、他にも用事が入っているし、その場所まで、行って帰ってきたら、半日つぶれてしまうし、3千円を払ってまで、その人の歌は、聴きたいとは思わない」

というのが、本音だと思います。

逆に、当日、参加した、1人は、

「この人の歌が、絶対に聴きたい。その日は、ぜひ、応援に行きたい。この人の歌には、3千円以上の値打ちがある!」

と思って、参加しているということです。

このように、人の本音というのは、行動や結果に、表れるのです。

付け足しておくと、別に、その日に参加しなかった全員が、ネガティブな気持ちを、もっていたわけではなくて、その日に、体調が悪くなったり、病気で、寝込んだり、身内に不幸があったりすることもあるので、全部、悪く解釈する必要もありません。

また、たまたま、その日は、歌を聴く気分じゃなくて、次回は、行こうと思っている人も、たくさんいたかもしれません。

だから、この歌手志望の人は、参加してくれた1人が、どれだけ、自分の歌に、価値を感じてくれたかを、感謝することのほうに、意識を向けたほうがいいのです。

本当に、その人の歌が、聴きたいと思う人が、1人いたというのが、大切なのです。


他にも、例をあげると、飲み屋などで、

「素晴らしいお店ですねー!」

と褒めながらも、ウーロン茶を、1杯だけ飲んで帰るお客さんと、

「なんだ、この店は、汚い店だな!」

と悪口を言いながらも、ボトルを1本、キープしてから、帰るお客さんでは、どちらが、その店を、高く評価しているかとうと、間違いなく、後者だと思います。

前者は、建前なのです。

後者のほうが、本音は、その店が、好きなのです。

商売をやっている人は、こういうことを、すぐに見抜きます。

だから、結果的に、前者よりも、後者のお客さんへのサービスが、よくなるのです。


以上のことから、「お金」というのものは、けっこう人間の「本音」が、反映されやすいことが、わかります。

「建前=理想」

「本音=現実」

というふうに、解釈してもいいかもしれません。

最初の例で、歌のコンサートに、たくさんの友人が来なかった歌手志望の人が、

「皆、口先ばっかりで、嘘つきだ!」

と思ったら、その人は、まだまだ、子供であり、精神的に、未熟なのです。

そうではなく、

「私の歌の実力は、まだ、その程度の評価だったんだな... これからは、もっと、練習して、たくさんの人が、お金を払ってくれるような本当のプロの歌手になろう!」

こう思うのが、大人の態度であり、精神的に、成熟するということなのです。


「お金」というのは、自分自身に対する、世間からの厳しい評価です。

「あなたの市場での価値は、これだけですよ」

という現実が、給料だったり、年収なのです。

もちろん、社会というのは、お金が、全てではありません。

だから、あくまでも一面的で、部分的なことなのですが、やはり、厳しい現実です。

これは、自分が、お金を、支払う側になってみたら、わかります。

口先では、いくらでも、お世辞や建前を、述べることはできますが、お金には、本音がでます。

お世辞や建前で、高額商品などを、購入したりすることは、難しいでしょう。

やはり、本当に価値を感じるものにしか、人間は、お金を、支払わないのです。

先ほどの飲み屋でも、

「また、来ます!」

と言った後から、周囲に、店の悪口を言う人は、その店には、値段以下の価値しか、感じなかったお客さんです。

2回目以降は、なかなか来ない人は、値段と同等の価値を、感じたお客さんです。

何回も来店したり、たくさんの人を、紹介してくれる人は、値段以上の価値を、感じたお客さんです。

ビジネスのセンスのある人は、こういう当たり前のことを、大切にする人だと思います。

「本音=現実=お金」

状況にもよりますが、ある程度は、この方程式は、ほとんどのビジネスに、当てはまると思います。


「お金」について、ネガティブなイメージを、もっている人は、そのネガティブの中に、「本音」というのものが、隠れているかもしれません。

具体的には、

「お金が、怖い...」

という人は、その奥底には、

「世間からの自分への本当の評価が、怖い...」

という気持ちが、隠れているかもしれないということです。

もっと言うと、

「お金について、あまり考えたくない...」

という意識の奥には、

「現実を、直視するのは、嫌だ...」

という姿勢が、隠れているということです。

あんまり、お金や現実ばかり、考えても、理想や夢が、なくなるので、こういうのも、ほどほどにしておいたほうが、いいのですが、お金が、苦手な人は、たまには、こういう問いかけも、必要だと思います。

「自分は、現実から、逃げているんじゃないか?」


行為や行動による本音の見極め方には、社会的な出来事や事件などを、考察する時にも、ある程度の目安になります。

例えば、福島県の原発が、爆発した時に、たくさんの異なった情報が、飛び交いました。

「危険だー!」

という人もいれば、

「安全だ」

という人もいました。

私は、こういう時には、テレビや新聞などのマスコミや学者の意見などは、あまり信用しません。

何を、基準にするかというと、

「権力者たちは、どういう行動をしているのか?」

これだけを、注視します。

「精度の高い情報は、権力をもっている人たちに、集まる」

と思っているからです。

当時は、まず、天皇や首相、大手マスコミ企業の社長などの行動から、彼らが、東京で、仕事をしていのを知って、

「ああ、少なくとも、東京は、安全なんだな...」

と判断しました。

福島県が、どうかは、わからなかったのですが、東京に限っては、放射能など、まったく問題ないということを、権力者たちの行動から、推察したのです。

だから、パニックになって、東京から、脱出したり、引っ越そうとしている友人たちにも、

「東京は、大丈夫ですよ。天皇も首相も、東京に住んでいるし、どの新聞社やテレビ局でも、社長や役員が、普通に、仕事してますよ」

こう言ってました。

学者たちの「なんとかシーベルト」なんていう小難しい話なんか、聞かないのです。

権力者たちの行動が、情報の本音を、表しているのです。


国際社会を、判断するのにも、このモノサシは、有効です。

「日本は、もう終わってる。この国は、ダメな国だ...」

こういう論調で、悲観的に語る学者や評論家の先生が、たくさんいますが、本当に、日本が、ダメで、悪い国だったら、国民の大多数が、日本国籍を捨てて、外国に、移住しています。

でも、そういう日本人は、ほとんどいません。

かえって、外国から、日本に、移住したり、帰化したいと願っている人のほうが、多いくらいです。

このことからも、

「日本は、まだまだ素晴らしい国だ!」

こう思っている人が、多いことが、わかります。

「行動」を見れば、「本音」がわかり、さらに、「真実」がわかるのです。


最近では、「信頼」というものが、あらゆる人間関係で、見なおされてきていますが、

「信頼関係=本音」

と言っても、いいと思います。

本音で、語りあえないと、信頼関係は、築けないし、信頼関係がないと、本音で、語りあうことは、できません。

これからは、本音で語り合える関係が、とても大切で、価値のあるものだという認識が、どんどん広がってくると思います。

その信頼関係を、築くのに、一番大切なことは、やはり、

「自分から、本音の付き合いをしよう!」

と思う姿勢だと思います。

「本当の心の音」ばかりが、響きあう世界って、素敵ですね。




トーマ

toma_atlas@yahoo.co.jp



☆日記(エッセイ)の過去の全バックナンバーです。

http://www.tomaatlas.com/library00.htm

☆「精神世界の鉄人」のメルマガも、発行しています。

http://www.melma.com/backnumber_38906/

☆キネシオロジーの個人セッションです。

http://www.tomaatlas.com/soul.htm

☆MIXI内にも、「精神世界の鉄人」のコミュを、作成しました。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=4663380



☆精神世界の面白いサイトが、たくさんあります。 ↓

http://airw.net/newage/rank.cgi?id=atlas

☆「光のネットワーク(リンク集)」です。

http://www.tomaatlas.com/linksnew.htm

☆私のメインサントです。 ↓

http://www.tomaatlas.com/








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013年10月12日 08時41分02秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: