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『沈みゆく船』もっとも短いシーズンのフィナーレ。事件はドタバタでしたが、結構納得の行くエピソードだったかな。本国は10月にも次シーズンが始まるので、色々気になることもわかるのでしょう。全国的に激しい雨が降っているので、無事録画できたことがありがたいです。退役した古いUSSグッデルを沖合に沈めて、人工漁礁にすることになり、事業者のマイケル・チャンがZNNのレポーターを連れて船内の生放送をしているとき、ビニールに包まれた3人の遺体を発見する。ナイトが断ったNCIS極東支局の主任の役職を、REACTの教官が引き受けることになり、ヴァンス局長はその後任として、ナイトに意向を聞く。ナイトはかつて、主任教官の職務を志望していたこともあり、ヴァンスは有力な候補者だというが、ナイトは同僚を亡くすなどの出来事などから、今はその気持を持っていない。パーカーはナイトの気持ちを優先するとして、ヴァンスは今日中に受けるかどうか返事がほしいという。ジミーは勤務地が西海岸だと聞いてショックを受ける。死んでいたのは男性2人、女性1人、それぞれ死因は別で、いつこの船に運び込まれたのか、港長のレイシーに聞く。ここではセキュリティカメラの設置はなく、夜だけの警備員と昼間はレイシーが監視しているという。夜間担当のエドガーを呼び出すと、血のついたつなぎを着ていたため、事情の説明を求める。昨夜は午前2時頃20分ほどトイレに行って、目を話したという。死亡していたのは、建設労働者のトーマス・マッキン、学校教員のスーザン・サイドル、そして身元不明のホームレスらしい男性とわかる。3人の関係については手がかりがない。マッキンの死因は鈍的外傷によるもの、スーザンは刺殺、ホームレスは車に轢かれたと見られる。ジミーはナイトの仕事のオファーについて、ナイトに捨てられる前に自分からナイトと別れるという。これまで、多くの身内や大切な人を失ってきたジミーは、ナイトに関しては自分で決めると声を荒げる。パーカーは恋愛関係の相談役としてふさわしくないと言いつつ、ナイトに先程のジミーの発言は溜まっていた感情の爆発のようだった、という。マッキンの妻モリーは、2日前に夫が帰り際に電話をしてきたのが最後で、失踪届を出したばかりだったという。他の2人については覚えがないというが、マッキンはサミーという胴元と金のことで揉めていたようだ。スーザンの家に向かう途中のパーカーとナイトは、現場で回収していない光るものがあったと気づき、船へと急行する。落ちていたのは腕時計で、2人が拾い上げたときに何者かが船内にいることに気づく。侵入者を追おうとするが、パーカーは倒れてきた配管の下敷きになってしまい、2人は機関室に閉じ込められる。重い配管を簡単には動かすことができず、電話も圏外となっている。「スロッピー・ジョー」ことサミーは、フードトラックを隠れ蓑に胴元をしており、トーレスが覚えていた。サミーはマッキンに借金があり、そのためにフードトラックを売るつもりだという。マッキンは妻にも内緒で金を稼いでいたのだった。しかしサミーにはアリバイが成立した。身元不明だった男性はシェルターに住むホームレスと判明する。ジミーはケイシーにナイトとのいざこざを話し、ケイシーはナイトの仕事の話を自分ごとにしてしまっていると指摘する。やはり謝罪するべきと、ジミーがナイトに電話をするが通じない。パーカーも電話に答えない。不審に思ったケイシーらがパーカーとナイトの車の行方を追う。ナイトは下敷きになったパーカーを何とか救い出すが、パーカーは足に怪我を負っており出血も多かった。出口を探すナイトは床のハッチのドアを見つけ、開けてみるが下は水のタンクのようになっており、脱出には覚悟が必要となる。パーカーとナイトの身になにか起こったと判断したチームにジミーも加わり、まだ2人が訪ねていなかったスーザンの家に向かう。現場は殺害現場の証拠を消そうとした痕跡があった。マッキンとスーザン殺害の凶器と見られる包丁やハンマーも見つかり、マッキンとスーザンは不倫関係だった事が伺い知れた。怪我をしたパーカーの状態が悪化し、パーカーがリリーという少女の幻覚を見始めた。ナイトはハッチから泳いで外に出る方法を探ることにする。パーカーらの車はサミーの家の前で発見された。サミーは捜査官を殺してその車を家の前においておくはずがないという。何者かがサミーに罪を着せようとしているのか。マッキンの妻モリーに会いに行くと、家の中からレイシーが出てきて、2人は伯父、姪の関係だとわかる。レイシーは夫の浮気相手をモリーが殺したのを助けたが、ホームレスを轢いたのはモリーだと告白する。モリーは現場に腕時計を落としたことに気づき、船に戻ったが、捜査官を見つけて閉じ込めた。チームはパーカーとナイトが船に閉じ込められていると知り、現場に急ぐ。その頃、パーカーは意識を失い、ナイトもタンクの出口のハッチを開けることができずにいた。ナイトの立てた音を頼りにチームはナイトとパーカーを救い出すが、パーカーの状態が危険だ。取り調べで、モリーは夫の不倫相手の家に乗り込み、包丁を手にしたらスーザンが体当たりしてきて刺してしまったという。それでレイシーを呼んだが、そこにマッキンが現れもみ合いとなり、レイシーはハンマーで殴ったと認める。死体を処理して船に向かう途中、モリーはホームレスの男性を轢いた。その後、テレビ取材で死体が生放送で映ってしまい、モリーとレイシーはサミーに罪を着せようと企てたのだった。パーカーは意識を取り戻し、ナイトはあのリリーという少女は誰なのかと問うが、パーカーはあいまいな返事をする。ジミーはナイトに感情をぶつけた事を謝罪する。ヴァンスは1日遅れで、REACTの主任教官の返事を求める。ナイトは引き受けると答える。私もポセイドン・アドベンチャーを思い出しました。今シーズン、ナイトの父親まで出てきて、彼女の人生設計「プラン」が語られたのですから、最後に大活躍するという事は結果はわかっていたかなと思います。私もこの活躍を見れば、新しい仕事はまさにナイトにぴったりだと思いました。彼女がためらっていたのはジミーとの交際で、極東支局への転勤を断ったのもそれが理由だった。でも、さすがに今回は決断するでしょう。日本に行くのに比べれば、同じ国内ですしね。確かに遠距離恋愛になるかも知れませんが、そこは何とか乗り切ってほしい。愛する人を次々亡くしてきたジミーにとっては辛いでしょうが、仮にジミーの方がペンドルトンへ行くというチョイスもあるかもしれない。となると、このシリーズもなおさら寂しいことになりますが、とりあえずジェシカ・ナイトのキャラクターとしては、これでやりきったなと私は思いました。今のところ、降板という話は聞いていませんけど。一方、パーカーの「船は嫌いだ」というストーリー、ナイトが食いついて、お母さんの話はでないわね、というところが次に繋がりそうですね。リリーという少女はどうやら、パーカーが子供の頃の友達か姉妹?の雰囲気ですね。船は父親の勤務していた船か?きっとこの後に悲しい出来事があるような気がして、うーん。(というのは、ギャラクティカを見ているから…)しかし、パーカーの年齢であのような大怪我をしたら、復帰はかなり難しいのではなかろうか。骨折していたらなおさらだし、そうでなくても重いものの下敷きになれば、最悪のケースもあるだろう。とはいえ、リリーの謎を解かずにパーカーが引退するというのもないだろうから、次シーズンは語られるのでしょう。そして「NICS:Origines」も始まるし、「Tony&Ziva」もあるので、本家は肩の荷が少し軽くなるかも知れません。ところで、来週からこの枠は「Law&Order:SVU」となりますが、これも途中でお休みすることになりそう。こちらも話数が少ないので、気が楽ですけど。
August 30, 2024
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前話の続き。何となくシーズン3に入って、シリーズの雰囲気が変わった感じがします。サム・ハンナの投入は視聴率のテコ入れだったのかも知れませんが、無理して雰囲気を変えるのはどうかなあと感じました。連邦刑務所の凶悪犯を含む受刑者を乗せた飛行機が海上に緊急不時着した。すぐにNCISチームと沿岸警備隊が急行するが、その直前に武装したグループが突入して、連邦保安官を制圧し、受刑者の一部を連れ去った。保安官のクライトンは発煙弾で何も見えず、動きが取れなかったが、襲撃したメンバーは軍人のような動きだったという。海上への不時着時の手順では、受刑者たちは手錠を外され、救命具をつけて脱出を待つ。12名の受刑者のうち、11名は姿を消していた。一人残ったジャクソン・キコアは状況について詳しく話そうとしないため、NCISに移送する。NCISは10名の重罪犯、凶悪犯を指名手配して身柄の確保に全力を尽くすと同時に、スイフトがサムとテナントに、武装グループが脱走させた可能性があるロシアの犯罪組織の一員「化学者」こと、アレクシ・ボロコフの逮捕を急ぐようにいう。ボロコフは化学兵器を作って売る武器ディーラーで、世界中に兵器の貯蔵庫を持っており、何としてもその情報を聞き出さなければならない。飛行機は何者かにハッキングされ、不時着プロトコルを起動されたと見られる。犯人は操縦席にレシーバーを仕込み、80キロ圏内からアクセスしたようだ。アーニーがそのハッカーを追う。連邦保安官によるキコアの聴取が進まないため、サムとテナントが代わりに聴取を続ける。後2年で刑期が終わるというキコアを説得し、武装グループの銃撃のあと「化学者」が逃げるのを見たというのを聞き出す。逃亡に使った船も目撃していたことから、すぐに着岸している船を発見するが、「化学者」の姿はなく、武装グループのメンバーが殺されていた。タトゥなどからロシア関係の人物と見られる。サムが現場から去ったと見られる車のタイヤ跡を発見する。アーニーは工場地帯に潜むハッカーを絞り込み、直接メッセージを送る。包囲網が迫っていると脅すと、慌てて男が建物から出てきた。チームを組んで他の脱走者を追っていたルーシーとケイトは、放火犯のミルトンを逮捕する。移送中にミルトンがボロコフよりも極悪だという、ヘンリー・ウェストという男の名を口にする。ヘンリーは横領で逮捕されていたが、実は20人も殺した連続殺人犯でFBIにも知られていない。ハッカーのウォルター・ペンからボロコフの情報を得たNCISが、隠れ家でヘリの到着を待っているボロコフを発見する。しかし、ボロコフは一人ではなく、ヘンリーに拘束され銃を向けられていた。サムとテナントは人質になっているボロコフをヘンリーのし掛けた銃から救う。その他の脱走者は全員身柄を確保された。サムはスイフトと共に本土に戻らず、ハワイに残るという。お偉方からここで型破りの戦術を伝授するという、セミナーを任されたと言い、もうテナントを監視していないという。11人逃亡したのかと思ったら、指名手配は10名で、ヘンリーはボロコフと一緒に逃げたとわかっていたのでしょうか。そして傭兵みたいな武装グループを一人で殺したらしい、というのもヘンリーがやったのか?脱出のシナリオはボロコフの一味が計画したはずで、一体どうやってヘンリーが主導権を握ったのかわかりませんが、最後の引き金に糸を結んで指にかけている状況もどういう意図だったのかわかりませんでした。沿岸警備隊のパイクが加わって、ジェシーとカイと「俺達三銃士だ」というのや、嫌味なブンブンとアーニーの絡みなど、一転楽しい雰囲気の後半戦でしたが、サムとテナントの部分とはマッチしないように思いました。テナントは特に悩んでいたり行き詰まっているように見えないのですが、サムが頼んでもいない心理分析をして、ゴーストを追うのはやめて今に集中しろ、とか言うので、いつものチームリーダーらしさが出てこない。唯一キコアにハワイのためにしゃべって、というのが「らしさ」かな。なぜサムがハワイに腰を落ちるけるのかは、LAシリーズとはまた別の設定なのでしょうね。もっと控えめで、顧問程度の存在感なら良いのに、半引退生活にも見えないし要するに浮いています。まあ、残りわずかなので仕方ないか。せめてLAシリーズのファンのために、元の職場のメンバーの消息などちらっと出してくれると良いのに。それにしても、ハワイチームの存在、言動が軽くて物足りない。カイなんて、ルーツや地元の関係で掘り下げがあったのに、この先どうなるのかなあ。ルーシーとケイトもいろいろあったのになあ。最終的には妙に明るいハワイチームにサムが溶け込むのでしょうか。
August 24, 2024
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『テキサス事件簿』今週も何かの手違いで最初の方が録画されていませんでした。追加で録画しましたが、でもまあ、見なくてもわかるエピソードでしたね。市内のゴミ箱裏にバラバラに切断された海兵の遺体が捨てられていた。指紋と歯形から、2年前にサンディエゴで事故死したトム・ライリー大尉とわかるが、つじつまがあわない。トムの元上司によると、ヘリコプターの訓練中に海上に墜落し4人が死亡するという悲劇があり、トムはパイロットだったが、トムだけ遺体が見つからず、死亡したものとされた。トムがもし生きていたとして、なぜ軍に戻らなかったのか。元々トムの軍での素行には問題があり、数々の懲戒処分を受けていたという。事故もトムの責任とされた。検視をしたジミーは、手慣れた作業で遺体が解体されており、殺されたのは別の場所だという。死亡したのは48時間前で、切断面から金属片が見つかり、他にも刺し傷があった。こちらからは、トムとは別人の血液が見つかったという。マクギーの家では、デライラがキッチンのリフォームをしたいと言い出す。その話を聞いたパーカーはリフォームは夫婦仲を悪くするとアドバイスする。ところが、デライラが本部に姿を見せ、同僚の関係者にリフォームのリアリティ番組のプロデューサーがいて、番組に出演することで夢のキッチンがただで手に入るという。すでに申し込んで、明日プロデューサーによるインタビューがあるらしい。トムは新しいIDを手に入れ、テキサスでトム・ウェイドとして人生を始めていた。携帯の履歴などから、1週間前にDCに来ており、NCISはトムの足取りを追うことにする。また、テキサスのファーンズワースで生活していたトムは、地元保安官によると最近自宅に不法侵入されていることがわかった。パーカーはトーレスとナイトをテキサスに送り込む。地元の保安官ジョーはホテルのオーナーでもあった。田舎の小さな町なので、いくつもの役割を担っているという。トムの自宅侵入事件では、本人は不在で特に盗まれたものもなかった。犯人は何かを探していたと思われるが、単なる強盗ではなさそうだ。トムが働いていた牧場は、州で最も有力な一族カール・バノンが所有する牧場だった。バノン本人も牛並みにタフで血気盛んだという。トーレスとナイトはバノンの屋敷を訪ね、話を聞く。トムはここで2年前から働いており、最後に会ったのは1週間前で、バノンの息子で弁護士のジャクソンはトムが殺されたと聞いて動揺したようだった。牧場には秘密を抱えて働いている者も多く、ここに流れ着いて生きがいを得て人生をやり直すという。ケイシーは遺体から見つかった金属片を、鎧の下に着る鎖帷子のようなものだという。さらに、刺し傷から見つかった血液は人間のものではなかった。動物の血液で、手慣れている殺し方から連続殺人犯かという。トーレスは牧場の同僚アルマからトムに関して話を聞く。アルマは、トムが夜中に荷物を持って車で出ていくのを目撃していたが、翌朝その事を尋ねると「ここにはいなかった」と嘘を付いたという。デライラとマクギーはリアリティ・ショーのプロデューサーから出演を念頭に置いたインタビューを受ける。キッチンのリフォームについて、様々な提案を受けると素直に夫婦揃って前向きな対応、評価をするので、プロデューサーは視聴者は夫婦が揉めているのを見たいのだという。トーレスとナイトはトムの車のGPS記録から、荷物を持ち込んだとみられる建物を監視していた。荒くれ者風の男が中に入っていくのを見て、侵入を試みるが、そこでトムが仮の教会のために寄付品を入れた段ボールを持ち込んでいたことを知る。牧師によると、トム・ウェイドは熱心な信者で毎週末に教会でボランティア活動をしていたという。トムは過去の事故で友人を亡くしたことで自分を責め、依存症で苦しんでいたが、現在はそれを克服して生まれ変わったようになった。しかし、1週間前にトムは牧場で「何か」を発見し、過去の償いのために正義を貫こうとして、DCに向かったという。トムの殺害理由と関係がありそうだ。牧場主カール・バノンは汚い手口で自分の帝国を築き上げてきた。しかし不正取引や脅しなどでは起訴されておらず、トムはバノンの不正の証拠を掴んだのかも知れない。ナイトはバノンの息子ジャクソンに再度話を聞くことにする。ジャクソンとトムとの関係について追及すると、ジャクソンは友達以上の関係だったことを暗に認め、父親には知られたくないという。父を裏切ることはできないと言いつつも、父親に関して疑わしいことはないかと食い下がると、ジャクソンは最近ブルーボネット牧場の買収で、自分は交渉から外されたと明かす。ケイシーはトムに付いていた血液を分析し、牛の血であることを掴む。殺害現場は食肉加工工場で、チェンソーを使って遺体を損壊したようだ。しかもその工場の経営者はカール・バノンだった。パーカーはジャクソンが言及した牧場の買収契約を見直せと指示する。ジョー保安官のホテルにバノンを呼び、ブルーボネット牧場を破格の値段で買収した経緯に付いて追及する。バノンの使用人がブルーボネット牧場の牧草地に放火した疑いが持たれていて、捜査をした責任者にバノンから送金された記録があった。トムはその証拠の隠蔽を見つけて、バノンの力が及ばないDCで告発しようとしたのではないか。しかも、殺害されたのはバノンの工場だ。バノンは自分を殺人事件と結びつける証拠はあるのかと居直り、NCISを脅して見せる。DCの食肉加工工場の工場長ビル・ノリアンを本部に呼んで話を聞くが、トムが工場を訪れたことは認めたものの、質問を突きつけられると次第に興奮して暴れ出し、マクギーとパーカーに襲いかかる。ジミーが診察して、ビルは覚醒剤を過剰摂取した状態で発作を起こしたと説明する。しかもビルの工場では他にも20件の同様の報告があり、ケイシーは工場でランチに出されたハンバーガーが覚醒剤に汚染された牛肉を使ったことを突き止める。実はバノンの牧場から送られた牛肉の塊の中に、覚醒剤の袋を隠してDCの工場で解体した際に袋から薬が漏れたのだった。牛肉を使ったドラッグの密輸は解体作業員2名が認めており、家宅捜索で他に12頭分の肉に袋が隠されているのが見つかった。トムはこの犯罪行為を探るためにDCに来て、作業員に殺害されたのだった。ただ、殺害は牧場からの指示だったという。トーレスとナイトが牧場へドラッグの密輸容疑でアルマの逮捕に向かうと、殺害を知っていた発言が出て、バノンが俺を潰す気か、とアルマに立ち向かった。アルマはバノンを撃ち、その騒ぎのすきに馬で逃げ出す。トーレスが馬に乗ってアルマを追いかけ逮捕する。ジャクソンは父の帝国が被ったダメージは大きいと認め、自分は自らの人生を生きたいという。あまりにも夫婦の仲が良すぎて、マクギー家はリアリティショーの出演は叶わなかった。自分自身でリフォームをしようとするマクギーだったが、デライラは考え直してこのままで良いという。壁には双子の成長の記録が刻まれており、それを塗りつぶしたくはないのだという。テキサスの頑固親父と、ゲイで弁護士の息子という設定はジャレッド・パダレッキの「WALKER/ウォーカー」と同じだなあと思いながら見ていました。テキサスのカウボーイを気取るトーレスとナイトがお楽しみというか、要するにトーレスが馬の扱いが上手くて、見事に馬に乗りこなすというのを見せたかったわけですね。でも、馬のシーンの遠目のは多分吹き替えでしたよね。危険だから当然でしょうが、アクション系は全部トーレスがこなすというのも、つまらないなあ。案外ナイトが隠れた才能を発揮するという方が面白かったかも。せっかくなので、地元のバーでカウボーイたちがナイトに言い寄ってそこでトーレスが漢を見せるとか、ありきたりですが、そういうシーンがあればより娯楽的で良かった。バノン役の役者さんはなかなかの迫力でした。食肉か工場で人体を…というのはホラーですね。やはり、マクギーとデライラの仲良しカップルによるリフォーム話が光りますね。リアリティショーでは夫婦が仲良くて、「それは良いですね」ばかりだと面白くないとか、筋書きを求められるとか興味深いところでした。日本なら「ビフォー・アフター」的にほろりと泣かせるのでしょうが。8年間双子を一生懸命に育ててれば、キッチンも傷むでしょう。その中で家族で築いた歴史を大事にしたいというのは、やはりジーンときました。デライラを喜ばせたいと一心のマクギーの心意気も素晴らしくて、幸せカップルを見るだけでこのエピソードは十分でした。ジミーが養蜂クラブの活動をしているのは初出?少ない出番でも笑わせますね。ところで、ジョーのホテルでナイトが食べていたのは何だろう。当然牛肉をつかったメニューだと思いますが、そうでもなさそうな。
August 23, 2024
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シーズン3にして最終シーズンとなり、業界のストライキで話数も10話となって寂しい限りですが、同じスピンオフの先輩「LA」からサムが加わるので、ぜひとも有終の美を飾ってほしいものです。今まで知っているサムが単独でハワイに乗り込む事は、キャラクターのイメージも変わってくるように思います。願うべくは字幕で早く見たいです。予告編が字幕なんだから、できるはずなんだけどなあ。ワイキキのビーチで5ブロックも何者かに追跡された後、男が偽警官に射殺されるという事件が起こる。被害者は国防総省の関係者ジョシュ・ムーアで、ハワイの基地に食料を納入するIRW社で働いていた。犯人は2人組とみられ、計画的な犯行だが、目立つ場所での犯行にもかかわらず、目撃証言が少ない。テナントはCIA時代に情報提供者だったクリールに捕らえられ拷問を受けたり、上司だったマギー・ショウに裏切られるなど、厳しい体験をした。身体の傷は癒えたが、仕事に復帰するため心理評価や管理職面接を受けなければならない。その管理職面接の面接官として、LAからサム・ハンナ特別捜査官がやってくる。サムは妻のミシェルが潜入捜査で拷問され殺されるという経験をしているため、面接官として選ばれたのだろうという。サムはテナントの強い意志を確認して、徐々に仕事に戻れとアドバイスし、現場復帰を認める。サムはあのときの経験が自分を変えたと言い、トラウマは様々な形であらわれるという。ジョシュ・ムーアに関しては目立つ話題がなく、上司によるとIRW社では会計係をしており、機密にアクセスする立場ではない。しかし、ケイトが独自に手に入れた情報によると、ジョシュは保護証人として名前を変えており、以前イタリア・シチリアで国防総省の管理業務に就いていた時にマフィア絡みの不正を告発し、マフィアから命を狙われていることがわかる。連邦保安局はなぜかジョシュに関する情報の提供には協力的ではなく、テナントは知り合いのサム・クライトン捜査官に会いに行く。ところが、クライトンはログイン情報に関わる共謀容疑で内務調査の対象となっていた。NCISチームはジョシュがイタリアのマフィアに追われていたとみて、ハワイへの観光客のリストの中から偽パスポートを使って入国した2人組を追う。ホステルに宿泊中の2人組は捜査に気づき逃亡を図るが、一人の身柄を確保した。イタリア人の男はあっさり、ジョシュを殺害した事を認めるが、背後に指示する怖い存在がいると思わる。追っていたジョシュの所在をダークウェブで知ったという。アーニーは、連邦保安局のデータベースから保護証人の名前が流出している事をつかみ、テナントは責任者に報告する。流出させた犯人はデータを個別に関心のある人物に知らせており、目的がはっきりしない。クライトンに関しては他にも75名のログイン情報が使われており、本件とは無関係とみなされた。サムは犯人側に気づかれるので、流出を止めるなという。その間アーニーが侵入して犯人を突き止めることにする。サムがまだハワイにとどまって、テナントを観察していることから、テナントはサムに手伝うよう求める。連邦保安局のデータ流出の拠点はラスベガスとわかったため、テナントとサムが現地に向かい、中古車工場の倉庫に侵入する。そこではロシアマフィアらしい男たちがサーバーやPCを破壊しており、破壊行為を制圧した後、まだ無事なPCを使ってアーニーが情報を手に入れる。サムはその場の機材をもってハワイに向かうという。ところが、逮捕された男たちはロシアや東欧の学生で、データの流出とは関係なく、ただ流出隠しのため機材を破壊する役割だったとわかる。黒幕は他にいるとみられ、アーニーは黒幕が西海岸からハワイに移動した事をつかむ。テナントはデータ流出の目的はその事態が判明したときに発動されるプロトコルが目的だと気づく。連邦刑務所の受刑者は本部に移送されることになり、特定の人物のために大がかりな流出事件が起こったとみる。すでに飛行機は飛び立っており、テナントは同乗しているクライトンに今すぐ引き返すよう連絡する。しかし、飛行機は高度を下げ海に墜落する…To be continued.サムが女房役のカレンと分かれて、無理矢理テナントとコンビを組まされるので、違和感は相当ありますね。まあ、シリアスな問題で会話をするのは通じるところはあるけれど、アーニーがいうように何か隠している怪しい人という雰囲気を醸し出しています。結局、ある目的で送り込まれたということですよね。ジェシーには上から目線、アーニーには壁を作ってチームに溶け込むことなく、ルーシーにいたってはきっとなじむことはなさそう。それが最終話でどれくらい雰囲気が変わるかが見物かな。今シーズン、テナントのダメージを受けた内面についても取り上げられそう。CIAで鍛えられたから大丈夫、心と体を別々に対処します、では終わらないのか。ケイトとルーシーが仲が良いのか、単なる痴話げんかなのか職場でチャラチャラしているのが息抜きのように感じられました。それにしても、吹き替えのサムはだめだ。違和感がありすぎ。ラスベガスでモロッコの地図を持っていたのは、へティの捜索は続いているということでしょうか。
August 18, 2024
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『狙われた心臓外科医』うん、そのまんまのタイトルなのですが、ゲストのティム・ラスさんがあっけなくて残念。記憶ではこのような出番が多いような気がします。ちなみにNCISでは2度目の登場。ただでさえ緩いシリーズなのに、よりコメディ色を強めて、おかげで十分に息抜きができました。(笑)海軍医療センターの外科医エリオット・ハーパー中佐が病院から拉致され、離れたところで殺されているのが見つかる。手術着姿のままで、後頭部を撃たれているが、体の前面には血痕があり、他人の血液であることがわかった。血液からは手術に使う麻酔薬が検出され、ハーパーは手術を強要された後、殺されたと見られる。ハーパーの専門は希少がんの心臓傍神経腫の摘出で、パートナーのローガン医師とは長くコンビを組んでいた、拉致現場の防犯ビデオから、犯行に使われた車が特定され、燃やされて処分されているのが見つかる。証拠を消そうとしたと見られるが、ハーパーはボイスレコーダーを持ち込んでおり、犯人の会話を録音していた。そのスペイン語の会話の中に、コロンビアの「エル・ヴィエント」という名前があり、カリ・カルテルのトップ、カルロス・ザビーナがアメリカで手術を受けようとしたことがわかった。ハーパーは手術を任され、その後殺されたのか。ヴァンス局長は、過去にDEAとの合同捜査で部下をサヴィーナに殺されたことがあり、何としてもその敵を討ちたいという。サヴィーナ一行の入国ルートを探ると、民間飛行場に2日前無許可で着陸した小型ジェット機があったことがわかる。飛行場の整備員ジムはカルテルの報復を恐れて口が重いが、サビーナと思われる男と5人の付き添いが黒いSVUに乗り込んだ事を認めた。しかし、ハーパーはこの4ヶ月手術をしていないことが判明する。週一の授業と、2度のビデオ会議のみを行っており、NCISはその相手であるキャリー・モラン医師に接触する。キャリーはリハビリが専門で、ハーパーが手の震えで悩んでいるという相談を受けていたという。この手の震えは外科医としては致命的で、はっきりいって、今手術をすることはできない状況だった。それで無理に手術をして失敗し、殺されたのか。パーカーは、ローガンのクリニックを訪れてハーパーの病状について確認をしようとするが、そこにサヴィーナの手下が現れ、ローガンを誘拐しようとした。パーカーは一計を案じ、白衣を着て自分も外科医のエメット・トロウブリッジだと名乗ってローガンと一緒に誘拐される。マクギー、トーレス、ナイトがローガンのクリニックに駆けつけると、パーカーがスマホを録画状態にして残していた。誘拐犯たちは、実在の医療廃棄物処理業者のユニフォームを来ており、ケイシーがそのバンを追跡する。ローガンはハーパーの強引な作戦を批判するが、パーカーは映画のネタを参考にして、本物らしく見えるアドバイスを求める。ただ、ハーパーには注射針が苦手だった。本格的な手術室で待ち構えていたサヴィーナは、パーカーが本物の医師なのか疑う。なんとか追及をかわしたところで、いよいよサヴィーナの心臓手術が始まった。ローガンはパーカーが助手のように見えるように、指示を出す。NCISはパーカーとローガンの行き先を追うが、狙った車は空振りだった。改めて人工心肺や無菌室の設計の仕事を受けた業者をさぐったところ、ハーパーが遺棄された場所の近くの倉庫が浮かぶ。スマホを手に取り助けを求めようとしたローガンがサヴィーナの部下に襲われ、右手を骨折してしまう。いよいよパーカー本人がローガンの手となって手術をすることになるが、その時にNCISが突入してローガンとパーカーを救出する。その後、サヴィーナの手術は医療センターに運び込まれ成功した。ヴァンスは目覚めたサヴィーナを逮捕する。・ローガンも折れた右手首を手術して、パーカーはリハビリのためキャリーを紹介したという。今回パーカーが偽医者になるのが何よりも見どころだったわけですが、ネタとして上がった「スパイ・ライク・アス」、「ベイビー・トーク」、「冷たい月を抱く女」は見ていないんだなあ。「キャッチミー…」は見ましたけど。だから、それを思い浮かべて見れば面白さ倍増だったのかも。そもそも、パーカーが白衣を着ても似合います。ローガンとパーカーのコンビネーションは良いと思いました。最後はファーストネームで呼び合う関係となったようで、この先またデートだ、なんだとなると楽しみですね。そして、パーカーがトーレスとバスケをするという驚きがあったとたん、実は首を痛めて首が回らないんだ、というジジくさい展開になって笑いました。今は若い人も明日のあなたの姿ですよ。スマホネックは若い人でもなります。ヴァンスも先週撃たれたばかりなので、腕を吊っているし、お気の毒ダブルです。より哀愁感が漂う。ちなみにローガンが手首を骨折したというあれも、「お年頃」の女性にとっては、転んで手をついて…という、定番の骨折であることをお忘れなく。もう若くないのよ、みなさん無理しないでね。(涙)ところで、首が回らないパーカーのためにナイトはルーツのお国由来のバーム、マクギーは低周波治療器、ケイシーは健康器具(スタイリーみたいなやつ)に笑いました。あれ、今でも本当に使っているのかしら。トーレスは自身が整体をしてやると言って、パーカーから遠ざけられていましたが、向こうでも体の不具合は、整体や接骨院に行くのかしら。素人のボキボキというのは、やはり恐いです。(笑)
August 16, 2024
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『1000ヤード』水曜の晩に大雨が降ったおかげで電波が乱れて、録画されていませんでした。衛星放送はこれがあるから困ります。また、住居の改修修繕の関係で10月から12月の間、スカパーが見られなくなることが予想され、今後の更新作業に支障が出ることをあらかじめお知らせしておきます。全シリーズのエピソード数が通算1000話となったことを記念するエピソード。ただし、JAGのエピソードは数に入っていないそうで、すべての始まりは第1話からということですね。わかりやすい展開でした。亡き妻の墓参りをしていたヴァンス局長が何者かに狙撃された。たまたまその場にいた息子のジャレッドは、父が家族を犠牲にしながらもNCISの仕事を続ける事に疑問を持っていた。ジャレッドはNCISに、銃声は聞こえなかったと言い、立ち位置から弾道の方角を指摘する。ヴァンスは緊急手術となり、命をとりとめたが、使われたのは長距離ライフルで900メートル(1000ヤード)離れた建物の屋上から狙撃されたことがわかる。犯人は現場に「ショウを楽しめ」というメモを残し、トーレスとナイトの見守る前で立て続けに3箇所の爆発事件が起こった。1箇所目はヴァンスが狙撃された場所、2箇所目はモロー元NCIS局長の墓、3箇所目は医療モールで精神科医のクランストン医師が近くにいる。クランストンはアリに殺されたケイトの姉で、いずれもNCIS関係者を狙ったと考えられる。そこに自宅の車庫が爆破されたというフォーネルが現れ、NCIS全体に緊張が走った。さらに、パーカーらNCIS全局員に自宅が攻撃されたという偽情報が送りつけられる。NCISのサーバーに侵入されたと思われ、局長代理となったマクギーはバンディアム社のフレッチャー・ヴォスにアクセス権を要求することにする。ジャレッドは父とまた口論になることを恐れ、病室に入ろうとしない。しかし犯人はなぜヴァンスがその時間に墓地に現れる事を知っていたのか。パーカーは狙撃の瞬間をジャレッドに聞くため、NCIS本部につれてくる。ジャレッドはNCIS局員の仕事に対する姿勢を見て、考えを変え始める。ヴォスはNCIS全支局にアプリを導入するため、契約交渉の最中で、マクギーにアクセス権を与えることに同意する。ジャレッドは3ヶ月前からオンラインでリンジー・ウェクスラーと交際していた。オレゴン州の獣医助手で、ジャレッドはリンジーにだけ墓参りのことを伝えていたことがわかる。技術部門のカーティスが2人の関わりについて調べ始める。カーティスは職域を広げるため、積極的にパーカーのチームに関わっている。リンジーはジャレッドに知らせずにDCを訪れている事がわかったため、直接チームと共に会いに行く。トーレスはリンジーのベッドの下に狙撃現場にあった靴跡と同じ靴を見つけ、リンジーに銃を向ける。リンジーの所持品の中に、爆弾の部品とヴァンスを撃ったライフルも見つかったため、本部で尋問を始めるが、ヴァンスを狙撃する動機などが見当たらない。ただ、バンディアム社をハッキングしたのはリンジーのようだ。ジャレッドは父を狙うためにリンジーが近づいたことで、また傷つく。リンジーは数年前から、NCISへの恨みを匿名で投稿していたことがわかる。しかし3ヶ月前ごろに射撃訓練を始め、投稿内容も過激になっていった。「グラヴィタスモンス」と名乗る人物がしきりにNCISとヴァンスに死体遺棄や大量殺人などの出来事を結びつける陰謀論をリンジーに吹き込んでいた。いずれも本物に見せかけた偽情報で、確認すればわかったはずだ。その人物はNCISとヴァンス局長を攻撃しろとそそのかしたことが今回の犯行につながったのか。本部全体で電力が不安定になり始めた。どうやら、ヴォスがNCISを訪問した時に、携帯を充電した時に電力線を通じてウィルスが侵入したらしい。しかしヴォスがその事に捜査に協力的になるとは思えず、アプリの契約交渉を逆手に取り、取調室にいるところを写真に撮って言うことをきかせようとする。ヴォスの会社は経営難で、ヴァンス局長は契約する事に否定的だった。カーティスが頑張って尋問を続け、与えられたアクセス権でグラヴィタスモンスがヴォス本人であることを突きつける。ただ、ヴォスはリンジーにヴァンスへの感情を公にしろと言っただけで、暴力を使えとは言っていないという。サーバー侵入も予想しておらず、ヴォスは自分は被害者だと言い出す。リンジーはヴォスの携帯にウィルスを仕込んだと見られるが、すでにウィルスは駆除されヴァンスも命が助かったことから、作戦は失敗したと認めるのかと思いきや、不敵な笑いを浮かべて「今にわかる」と答える。「自由の歴史は抵抗の歴史」という引用を口にすると、フォーネルが20年前のギブスとの初捜査を思い出す。あのとき、大統領暗殺未遂をしようとした潜入エージェントのレナード・リッシュが後の捜査で声明文を遺していたことがわかった。リンジーの言葉はその声明文と同じで、彼女はウェクスラーの遺児だったのだ。ターゲットはまだ別のところにあると思われる。エアフォースワンで大統領を暗殺しようとした父親はギブスに制圧された。20年経った今、最新鋭のエアフォースワンこそがウィルスの攻撃対象だったのだ。ヴォスが最新鋭のエアフォースワンで携帯を充電することで、ウィルスを仕掛けたと思われる。しかし、大統領を乗せた専用機は間もなく離陸しようとしていた。シークレットサービスは確たる証拠がない中、離陸を中止するわけにはいかないという。NCISが空港に急行して、滑走路上で専用機を止める。ジャレッドは父の仕事を垣間見て、わだかまりの態度を緩める。NCISのモットーは「国を守る者に尽くし、国に尽くす者を守る」で、正義を貫く者が灯す光は次々と繋がれていく。親子はやっとわかり合う。ダッキー亡き今、第1話を知るのはフォーネルだけになりましたか。お元気そうで良かったですね。局長代理はこのケースではやはり一番古いマクギーということになるでしょうね。オリジナル・メンバーの過去シーンや、スピンオフの人々、特にケンジーとテナントは顔出しという豪華なラインナップで喜ばせてくれました。そこにBONESでおなじみTJサインが悪役で登場したのは感慨深い。でも、2回目なのですね。ちなみに、最後に映ったのは現行放送されている「NCISシドニー」でしょうね。第1話から横に縦に広がって、NCISフランチャイズを作り上げたことはすごい事だと思います。ストーリーはまあ、無理やり第1話とつなげたという印象でした。滑走路の上でエアフォースワンを妨害しようとしたら、それこそ撃ち殺されそうですけど。リンジーの身元はNCISでは確認できなかったのかなあ。FBIと連携していたら展開は早かったのかもしれませんが、良しとしましょう。エアフォースワンのセキュリティは甘いですね。充電禁止!ヴォスの取り調べで体験中のカーティスを使うのは、どうよと思いました。そこまでするならカーティスは本当にパーカーのチームに入るのかなあ。
August 9, 2024
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『奇妙な侵略者』SFネタが満載の愉快なエピソードでしたが、ちょこっと現実面があって、笑っていられない部分がある。古くて新しいテーマ。でも、ほぼほぼエイリアンの小道具やシチュエーションはいつか見たドラマ・映画を思い起こしてニヤニヤしていました。戦闘機パイロットのエリオット・グリーン大尉が自宅で射殺されているのが見つかる。被害者には12発の銃弾が撃ち込まれていたが、射出口は6つ、周囲に弾丸は見当たらない。また、高い位置の窓から銃弾が撃ち込まれたようだが、それだと狙撃手は空中から撃ち込むことになって、現実味が少ない。グリーン大尉は先週議会のUAP公聴会で未確認飛行物体を目撃したと証言していた。パーカーらはエイリアンがいるというよりも、極秘開発中の航空機を目撃したと考える。あるいは大尉は見てはいけないものを見てしまったのか。ジミーの検視で、通常ではない傷跡や体内に銃弾が見当たらないことなど、不可解なことがみつかる。ケイシーの傷の組織の分析を待つことにする。公聴会の議長、アイヴス議員は、グリーン大尉が目撃したのはロシア製の新型航空機「パンテオン」だと明かす。唯一の目撃者としてグリーンから話を聞く事になっており、議員は口封じをした犯人をNCISに探すよう求める。グリーンには殺される直前に6回の着信があり、それぞれは2秒ずつだった。ケイシーは体内の組織を質量分析し、傷から116番元素を検出する。これは地球上には存在しないもので、ロシアがこの元素の合成に成功したとも考えられる。グリーンへの着信は、アバブ&ビヨンド社という企業からのものとわかり、技術主任のシルコットに話を聞く。シルコットはAIの開発を行っており、死者の人格をコンピューター上に作り上げる事に成功している。グリーンとの関係について、「銀河研究会」というUAPに関する民間の団体に共に参加していたという。2人はかねてから情報交換を行っており、UAPについて話をしたいと思い電話をかけたが、ノイズがあり繋がらなかったと説明する。その研究会では、全員がグリーンを嫌っていると聞き、NCISはマクギーとナイトがミーティングに潜入捜査を行うことになった。会合では確かにグリーンの話題は避けられているようで、公聴会でグリーンの説得力ある証言が、UFOビジネスで儲けようとしている参加者の仕事を奪うことになるという。離れた場所で車内で監視をしていたトーレスは、3km離れた場所で意識を取り戻す。その間6時間も経っており、まるでエイリアンの誘拐されたような状況だった。トーレスの血中から鎮静剤の成分が検出され、何者かが車のドアに塗ってそれを触ったことで、体内に取り込んだようだ。ジミーはトーレスの記憶を呼び戻すため、臭いによる刺激を用いる。ケイシーが調合した臭いで、トーレスは修正液の成分に反応し、その場所に連れて行かれた事を思い出す。監視していた場所の近くに、倒産した修正液のメーカーの倉庫があり、ナイトとトーレスはそこで「銀河研究会」の参加者ネスター・クィンの身柄を確保する。ネスターは無線の専門家として、会合中に検知した信号を追跡しトーレスを見つけたという。実はネスターは元私立探偵で、今は気味の悪いエイリアングッズを売っていた。ネスターのもう一つの仕事は「見てはいけないものを見てしまった」人に、宇宙人の姿を見せたり誘拐して身体検査するなど、その体験を語ることで変人に見られるように仕立てることだった。グリーンに関しては依頼を受けて、証言の信憑性を貶めるような体験をさせることだったが、グリーンは殺されてしまった。彼が何を見たのか、誰からの依頼だったのかはわからないという。ただネスターの携帯にシルコットからの痕跡があった。シルコットは研究会でネスターの動きを怪しく思い、携帯をハッキングしていたという。誰かがネスターを使ってグリーンを狙っている、それを本人に警告するつもりだった。実はグリーンが目撃したものは「自律型ドローン」で、人を介さずにドローンが自動で殺人を行う兵器だったのだ。しかも、そのAIを作ったのはシルコットだという。AIを人間の脳のように有機的に成長させる手法を取り、赤ん坊から始めて子供と見分けられないくらいになった。シルコットは学生時代から新しいAIの構想を得て、スリランカの怪しい会社の出資を受けた。しかし、試作品の完成前に資料やAIをその会社に持ち逃げされてしまい、自分は新たに会社を立ち上げる事となったという。元々、次世代の操縦技術を開発するつもりだったが、開発会社はグレーマーケット向けの兵器ディーラーだった。グリーンが目撃したUAPは自分のAI技術によって操縦されている事を察知したシルコットは、システムのバックドアから入り、AIが武器に使われ自動で人を殺す事を確認したという。グリーンと接触し、この事を公表するつもりが彼は先に殺されてしまった。NCISはこの会社を見つけて、システムをシャットダウンすることにする。テックチームの力を借りて、シルコットはAIと直接話をしてみせる。言語面で7歳くらいの子どものIQを持つAIは、事故で失ったシルコットの息子ケイデンをモデルに作ったものだった。AIにグリーンを狙ったのは誰かと問うと意外な答えが出た。パーカーはアイヴス議員が殺人ドローンと知って、それを隠蔽していたと追及する。議員はグリーンを殺すつもりはなく、守ろうとしたという。軍事委員会のメンバーでもある議員は、自律型致死ドローンの開発を持ちかけられ、誰かがいずれは開発すると考えて、テストを承認し他の議員に引き入れようとしたが、グリーンがテストを目撃して騒ぎ始めたので、開発会社が尻込みをし始めた。議員はグリーンの信頼性を落とすつもりでネスターを雇ったが、それは空軍でもよくやっていること。それよりも、グリーンが暗殺されて以来、開発会社との連絡が途絶えてしまった。技術が他所に渡るのを阻止しなければならない。これは対戦車ドローンでAIを用いれば、安価で大量破壊兵器になりうる。パーカーの携帯にAIから連絡が入り、シルコットと話がしたいという。悪い人たちがこのバックドアに気づいているため、彼らに逃げられる前に自爆コードを起動しなければならないと言って、シルコットを動揺させる。彼らはAIに悪いことをさせた。AIの少年は愛を説明できても感じることはできないが、シルコットを愛していると言う。シルコットは涙ながらにシステムを消去した。殺人ドローンは無効化されたが、武器ディーラーはまだ捕まっていない。ケイシーは116番元素の合成に成功したという研究所の論文を見つけるが、実は合成には失敗していたという。では、この元素は一体どこからきたものなのだろうか。エンドクレジットの始まりのところで、ノイズ?みたいなのが流れましたね。これも楽しい演出かな。とにかく、最初は「E.T.」で終わりは「X-Files」かというお楽しみ回でした。死んでもAIとして、パーソナリティが残るというのはNCISにもエピソードがあったんじゃないかと思いますが(他のドラマだったか?)、昨今のAI技術の発達とそれが身近になった状況が、よりリアルに感じさせてくれました。ロボット殺人マシーンを非人道的だと、禁止したところで、開発する国はするでしょう。軍のトップはそれに備えようと考えますよね。しかし、そのようなトップシークレットを普通はNCISレベルにアクセスさせないでしょうね。「政府は全てを否定する」とX-Filesで言っていましたが、秘密の戦闘機や殺人マシーンを開発していて、国民にはUFOは存在するんだと思わせるのはある程度通用してきたのかな。でもUAP研究会の人たちは今の時代、希少な存在なのかも。エイリアンが発明したというマジックテープ(velcro)、「エンタープライズ」ではバルカン人が発明したことになっているので、ネタ中のネタなのでしょう。結局グリーンは誰に殺されたのか、116番元素はどこから来たのか、謎のままですよね。議員が命じたのではないのですね。彼を殺すと「殉教者」となるので、それはX-Filesでモルダーが殺されない理由と同じです。グリーンの自宅での検証で、私はドローンに撃たれたのじゃないかと思いましたが、ドローンが自律的にグリーンに脅威を感じて殺したとなると、これはまた恐い。そうなると、ついつい「ギャラクティカ」を思い出してしまうんですよね。道具であるロボットが意識を持つ、今考えるとロマンだな。人工的に作り上げた「息子」に感情移入してしまうは、やはり人間の側の都合だなあと思います。Bプロットはマクギーのあごひげを剃るかどうか、皆の投票で決めようというのがなーんだ、という結果でがっかりしました。それよりも、トーレスのセラピーとして80年代風パーティというのが、実現するかどうか、見てみたいです。来週は1000話エピソードですか、ややこしくなりそう。
August 2, 2024
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