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大変盛りだくさんの内容でしたね。後半の強引な展開はSVUの独断場。久しぶりにオリビアのうれしそうな顔を見ましたが、出演者が幸せを味わう時はその裏返しが辛いです。ジルの自宅で開かれたパーティで、23歳のケイトリンが後頭部から血を流し倒れているのが見つかる。レイプの可能性も見られた。ジルによると、ケイトリンをパーティには呼んでおらず、ケイトリンは仲間から嫌われていたという。救急車でERに運ばれたケイトリンはその後発作を起こして死亡する。部屋の鏡に頭を強く打ち付けて硬膜下血腫を起こしたことが死亡原因で、その前後に性交したようだがレイプかどうかは判らないという。ただ、青い潤滑剤と微粒子を検出したのでワーナー検死医は検査に回すという。オリビアにとっては預かっているカルビンがすっかり自分に懐いたことがうれしいが、ステイブラーは早くカルビンの両親を捜してしかるべき対応をするべきだと心配する。ケイトリンが嫌われているのは、自分の男性関係を事細かに記したレポートがネットに出回ったからで、それによって迷惑を受けた者もおり、ケイトリン自身も嫌がらせなど反動を受けていた。SVUはレポートに載っていた男性を順番に聴取していくが、その中に当時ジルと交際していたアッシュがいた。レポートのせいで2人は別れる事になったという。SVUの聴取に対してジルは、恥を掻かせるために、一旦は閉め出したジルを携帯でパーティに呼び出したと認める。その後、ジルとケイトリンは口論となりもみ合って、ジルはケイトリンを突き飛ばして鏡にぶつけた事を認める。殺すつもりはなかったという。一方、レイプ事件については、青い液体と微粒子が救急救命士の使うジェルや手袋のものだと判り、当日ケイトリンを運んだ救命士2名を尋問する。56歳のオドゥールは真面目でこれまでの経歴には傷はない。もう一人のティンタが過去に女性に対して犯罪歴があることがわかったため、SVUは慎重に2人の背後関係を洗う。2名が出動した場所の近くでは、レイプや窃盗などの犯罪が起きており、今回指輪の盗難届を出したドノホ宅に話を聞きに行くと、家を売ろうとしてオープンハウスをしていたという。そこに訪れた救命士のオドゥールはドノホ家のバスルームに陰・毛を落としており、トイレを借りたかっただけだというが、わざわざ奥の部屋のトイレを使っていた。またケイトリンの搬送では同僚のティンタが救急車の中で付き添っていたという。しかし同僚をかばっているのか、車内で何をしていたのかは知らないと言い、窃盗の容疑を突きつけられて、ついに自分たちの犯行について認める。SVUはオドゥールにおとり捜査をさせ、ティンタが搬送している間に女性をレイプしているという言質を取って逮捕しようとする。ティンタは逮捕を免れようと逃走し、救急車に立て籠もってそこで薬剤を使って自殺してしまう。一件落着に見えたが、ドノホ宅ではバスルームからカルビンの母親ビビアンの指紋が見つかった。女の友人と共に薬物依存のビビアンが薬を盗むためにオープンハウスに入り込んだと見られるが、クレイゲンとハードウィック検事補は、カルビンとの関わりが深いオリビアと、同僚を心配するエリオットに捜査から外れるように言う。エリオットはカルビンの父親を捜すためDNA検査を行うと言っていたオリビアが、まだカルビンのサンプルをラボに送っていない事に気付く。オリビアがカルビンを手放したくないのだと考えるが、オリビアは担当を外れたにもかかわらず、マンチとフィンに先立ってビビアンを捜していた。同じ薬物依存者でリハビリで出会ったサラとホームレス状態で暮らしているビビアンを捜し当てたオリビアは、カルビンのために立ち直って欲しいという。ビビアンはオリビアがカルビンを手放したくないので、自分をバーロック殺しで逮捕するのかと暴れる。やむなく逮捕するが、尋問ではビビアンはバーロックを殺したと素直に認める。しかし、署を訪れた同居人のサラが自分がビビアンの苦しみの原因であるバーロックを殺したと自首してくる。2人は完全に依存関係にあり、ビビアンは自分の金でサラを保釈させてしまう。オリビアはビビアンに今のままではカルビンに会わせることはできないと告げる。ビビアンは自分の人生を邪魔する存在としてオリビアを遠ざけようとする。その時、駐車場にいたサラが何者かに射殺されてしまう。防犯ビデオにはバーロックに支配されていたギャンブルが写っていて、すぐに逮捕されるが、ギャンブルは復讐したのではなく、バーロックを殺したサラに礼を言いたかったのだという。そして、真犯人は現場に残されたDNAからカルビンの父親デイビッドだと判る。デイビッドは自宅でSVUを待ち受けており、自分から妻と息子を奪ったサラが憎かったので殺したという。依存症になったのもサラのせいだという。その後、オリビアの法定後見人の立場がデイビッドによって取り消され、カルビンは祖父母の元に引き取られることになった。カルビンはオリビアと別れたくないと泣き叫ぶ。今回のストーリーの結末は大体読める展開ですが、カルビンに懐かれてうれしくなっていただけに、オリビアが気の毒でなりません。父親が殺人犯、母親が依存症でも、血の繋がった親族がいるのならそちらで育てられるべきですね。勝手に預かろうものなら、いくらカルビンがオリビアを慕っていても誘拐罪になってしまいます。望むべくは祖父母の元でカルビンが幸せに暮らせる事ですが、本当にビビアンが立ち直ってくれて母子で父親が出所するのを待つ事はかなり難しい事に感じられます。でも、それの一番難しい事が正解なのですね。大変だなあ。今回はオリビアに何でもかんでも「あんたのせいよ」と絡むMaria Belloが印象深かったです。薬物で人間性を失ってしまうようで、依存症というのはああいう感じなのでしょうか。熱演でしたね。前半の犯罪救命士はNYFDの名を汚す最悪の犯罪でした。何で今までばれなかったのか。ケイトリンのレポートで事細かに下半身が暴露されて、逆に女性にモテモテになったというケースがあったのはちょっと面白かったです。その逆は…名誉毀損になるのかな。オリビアをかばうステイブラーも、クレイゲンにすぐに報告しないマンチもフィンも、クレイゲンとしたら困った部下ということになるのでしょうか。そもそも、クレイゲンの存在意義がますます薄くなってきています。(爆)
February 12, 2013
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ダナ・ルイスFBI特別捜査官(スター・モリソン)はこれで3度目のゲスト出演。(前回)彼女がSVUに現れる時は、必ずステイブラーに不運が見舞います。(爆)先週オリビアが預かったカルビンは、今後もストーリーに絡むようですね。父親探しがどう言う展開になるのか、忘れないように覚えて起きましょう。深夜オリビアのアパートにFBIのダナ・ルイス特別捜査官が現れ、自らレイプ被害者となったので極秘で自分で集めた証拠を検査して欲しいという。上司にそのことを言うと何年もかけて潜入している現場から引き上げられてしまうので、報告はできないという。潜入捜査はあと数日で片がつくらしい。SVUは潜入に絡む犯行かと考え、まずは現場を見たいと言い、ダナの自宅に案内される。意外なことにダナには子供が2人いて、安全のため夫と共にヨーロッパにいるという。犯行は寝室に潜んでいた犯人に薬を注射され、身体の自由を奪われた上で行われた。顔はマスクをしていたので見ていないという。ダナの潜入先を見たがったエリオットとオリビアが、反イスラム活動のデモの現場に行くと、活動家に扮しているダナが、迷彩服の男たちに拉致され車に乗り込んだのを目撃する。その車を手配すると、所有者は反アメリカ政府を旗印に活動するSCBのメンバー、デイヴィッド・ワージーだと判る。やがて州警察がワージーの車を発見し追跡している最中に、車が爆発炎上したとの連絡が入る。現場では運転手が焼死していたが、同乗していた男女数名は周辺には見あたらない。運転者はワージーと見られ、頭を撃たれていた。SVUがFBIのダナの上司に面会を求めると、上司はダナは1年前にFBIを辞めており、連絡は取れないと答える。ダナの身柄を心配したSVUは、SCBの他のメンバーを拘束しワージーの情報を尋ねる。ワージーは最近では暴力的な行動へ向かっており、武装した民兵組織であるPATと関わっているという。本拠地がスタテン島というのでそちらに向かうと、PATの拠点でFBIとの銃撃戦が行われたところだった。ダナの上司はエリオットたちが合い言葉を言わなかったので、情報を伝えなかったという。人質になったダナが殺されたのかと思われたが、実は明日PATの幹部が集まるというのでダナがエリオットらからわざと姿を消しただけだという。その後、州警察に追跡され、ワージーが情報を流したと疑われたためにワージーは殺されたという。まだSVUでレイプ検査の結果が出ていないと聞いて、ダナはFBIで調べるという。しかし、同じ手口の次の被害者が出ておりSVUが引き続き捜査する事になった。被害者のジェニファーはダイヤモンド街の宝石店の会計士で、レイプだけでなく殺されていた。ダナはジェニファーの事は知らないが、FBIがインターポールに依頼した盗品ダイヤの捜査があったという。宝石店でジェニファーの事を聞くと、ジェニファーはチャリティでユダヤ系の囚人に対して文通相手をしていたという。その囚人たちの中に、釈放されたばかりのセス・コールマンという男がいた。ネオナチの組織に属しているため、なぜユダヤ人の扱いを受けていたのか判らないが、性犯罪者で、SVUは釈放後の住所へと向かう。そこではすでにダナ一人でセスを監視しており、エリオットらはダナに現場から離れるように言う。自宅に戻ってきたセスが逃亡したため、ダナはバイクで追い、工事現場に逃げ込んだセスに銃を向ける。普段は冷静なダナがSVUの静止にも関わらず銃を発射し、跳ね返った弾がエリオットに当たってしまう。SVUでの尋問でセスはジェニファーの事件については犯行を認めるが、ダナについてはやっていないという。ダナはなぜ自分が狙われたのか、知りたいという。しかしレイプ被害者として裁判に引っ張り出されるのは職務上望ましくないと拒む。やむなくハードウィク検事補は召喚状で証言を求める。証言席で犯人の顔を見ていない事が追及され、ダナにとって不利な展開となるが、ハードウィク検事補は犯人の声を聞いたというダナに、犯人が何をしゃべったのか事細かにしゃべるよう求める。辛い出来事を涙ながらに語るダナの証言を聞いていたオリビアは、犯人が「お前はスターだ」と言ったことに注目する。セスが所属していたネオナチグループのリーダー、ブライアン・アッカーマンの組織にダナが潜入していたとき、スター・モリソンという偽名を使っていた。アッカーマンをダナが逮捕し、その息子を殺した。今はアッティカ刑務所にいる。アッカーマンを訪ねたSVUとダナは、アッカーマンがセスにレイプを依頼した事を認めさせる。すでに終身刑だが、この先の待遇はさらに悪くなるだろう。ダナは自分には幸せな家庭と家族があると言って立ち去る。あの怖い物知らずのダナ・ルイス特別捜査官がやはりレイプ被害にあって、心の中では傷付いていることが描かれましたね。人間の尊厳を否定され、憎しみや恐怖のために冷静さを無くした行動を取るのはしかたないことなのでしょう。しかし自分が狙われたのはかつて捕らえたアッカーマンの復讐だったと知り、強がりかも知れませんがダナはこの出来事を乗り越えたような態度を見せました。彼女のような仕事をしていて、子供も夫もいるというのはちょっと驚きでしたね。おそるべき二重生活というべきか。子供たちとはどうやって連絡を取っていたのでしょうね。今後まだ登場するチャンスがあるようなので、その辺が知りたいです。性犯罪捜査に関してはプロのオリビアやエリオットは暴走するダナに振り回されて、やはりエリオットが怪我をすることになってしまう。これはお決まりのネタでしょうか。ファンにうれしかったのはフィンとマンチのLOVE×2ぶりですね。(爆)宝石店でダイヤを見ていて「コンビ結成10周年の記念に」というのですから、これはシッパー大喜び。(笑)
January 28, 2013
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『後悔』911の出来事を決して忘れてはいけない、というテーマかなと思ったら、ちょっと違いましたね。それよりも昔のパソコンを懐かしがるなんて、やはり大惨事も過去のことになってしまったのか。全てはギブスがもう崩壊寸前ということを言いたかったのでしょうが、でも強引な展開でしたね。アーリントンの住宅建設地で海兵の制服を着た女性の白骨死体が見つかる。その場所は20年間空き地になっていて、胸のリボンを見たギブスは18年前のものだという。パーマーは、争って肋骨を骨折し、後頭部を殴られたのが致命傷だという。身元を示すものは見つかっていなかったが、歯の記録から被害者はエレン・ウォレス少佐と判明する。エレンは国防総省で広報部に勤務しており、2001年の同時多発テロで、テロの被害にあったと見られていたが、遺体は発見されていないという。エレンの父親はベトナムやイラクで指揮を執ったウォレス大将だった。ギブスは苛立ちを見せ、マクギーたちに事件の捜査を急ぐよう声を荒げる。エレンの元部下によると、テロの前夜9月10日の夜に、共にジョージタウンで行われた行事に参加したが、自分は8時半頃にオフィスに戻ったという。当時、エレンは元婚約者と複雑な関係だったらしい。翌日、偶然道路が渋滞していたために自分はテロに遭遇しなかったが、毎朝7時半に出勤するエレンの車が駐車場にあったことから、エレンは建物の中にいたはずだという。ウォレス大将は引退後、今も士官学校で教鞭をとっており、ギブスが告知に向かう。ウォレス大将は9月10日の23時ころ、娘のオフィスの前を通った時に「話がある」と声をかけられたという。しかし、自分の都合を優先して後回しにしてしまい、今も後悔しているという。エレンの遺品をチェックしていたビショップらは、元婚約者がギブスだったと知って驚く。さすがにマクギーもエレンの存在についてこれまで知らず、ギブスの方からエレンとの関わりについて話すよう促すが、ギブスは何も言おうとしない。しかし、軍服に付着していた血液がギブスのものだと判明して、ついにギブスは取調室に座らされる事になった。スローンがエレンとの関係について質問すると、複雑な関係だが事件とは無関係だという。血液については、ギブスの家の地下室で手に怪我をしたギブスの血が軍服に着いたという。2人が最後に連絡を取り合ったのはテロ事件の2ヶ月前で、ギブスは途中で席を立ってしまう。マクギーはギブスが9月10日の夜、エレンと通話していた事実を突きつけ、ギブスに捜査から外れるように言う。NCISは、911のテロ前後の国防総省の記録をサイバー部門に発掘するよう依頼する。それによると、エレンは前日の9月10日の22時に建物に入ったあと、翌朝まで出た記録がない。つまり、攻撃時には国防総省の内部にいたことになる。犯人はエレンを殺して、攻撃後に遺体を運び出したのか。マクギーはギブスのアリバイが証明されたとして、自宅に戻ったギブスを訪ねる。最後の電話について、ギブスは自宅にいたのだが出なかったのだという。エレンは何かを相談したいような雰囲気だったが、ギブスは自分から別れを決めて電話に出ず、折返しもしなかった。ギブスはエレンを救うこともできたのにと、後悔を口にする。エレンのPCには、ある特定の人と会うためのメールアドレスが残されていた。その相手はジャーナリストで、1998年のコソボ攻撃の時にアメリカ軍が市民を殺したという噂を検証しようとしており、エレンと協力していたという。実はそれを目撃した海兵が姿を消したという話があり、その時の軍を率いていたのはウォレス大将だった。エレンは父を戦争犯罪人として追及していたのか。再びウォレス大将と面会したギブスは、なぜエレンから去ったのかと聞かれ、愛していたから逃げ出したと答える。コソボでの目撃者の件については、ウォレス大将自身が信頼できる娘に調査を依頼したと言い、危険だと解っていたら頼まなかったという。9月10日から11日にかけて建物の中にいた職員をチェックしていたトーレスは、士官学校の校長でウォレス大将の部下だったダニエル・ケント准将の名を見つける。ケント准将は当時、遺体発見現場の近くに住んでおり、エレンの調査対象の人物だった。取調室でケント准将は自分が犯人だという証拠はないと居直るが、ギブスの圧に負けて自白した。エレンの葬儀が執り行われ、ギブスは静かに見守る。彼女のために取った行動が、結局悲しい死につながったことをギブスは後悔しているという。CSI:NYでも取り上げられていましたが、多くの911の犠牲者の身元を特定するために、現場で回収された遺骨や灰を何年もかけて調べていると聞いていました。国防総省での被害者もそういうことにはならなかったのかなあ。さすがに何が何でも遺体は見つけるだろうと思いますが。このシリーズが始まったのは911の後で、その前にギブスが婚約していたのは初出ですね。さすがに懲りて5度目の結婚にはならなかったのか。エレンとの別れ方が悲しすぎるので、他の交際相手との関係も違って見えてきます。赤毛の4人の妻との結婚離婚はニヤリとさせられるネタで、シリーズが始まってからもギブスの女性との話は賑やかだった。(おさらい、1人目シャノン、2人目ダイアン、3人目レベッカ、4人目ステファニー)フォーネルとダイアンを挟んだ関係は面白かったし、女性と一緒のギブスには潤いがあった。(笑)今はそういう話題もなくて、ひたすらギブスは孤独です。マクギーにも心を閉ざしてしまい、捜査だけ見てチームに背を向けた頑固じいさんみたい。過去シーンのクルーカットは懐かしかったです。コミコンの話題にトーレスが全く反応しないのも予想通りで、「ジョージ・ルーカス」を知らないなんて逆に新しいのか?ちょっと「マーベル」に対抗しているような感じ、みんな夏休みを取ってコミコンに行くのでしょうね。
June 7, 2019
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思わずにやけてしまいますが、ディークス・ウォッチャーにはたまらないエピソードでしたね。ちょっと頼りないところもあり、女性には目がないけれど、格好いいところもあり、ホント美味しいキャラですよね。それにしても、オープニングはハラハラしました。朝の決まったランニングの途中、なじみの店に立ち寄ったディークスは2人組の強盗と出くわし、撃たれてしまう。犯人は逃走する。幸い命には別状なく、病院ではケンジーが付き添うことにする。サムとGは市警のヴァーシー刑事から捜査権を譲り受け、監視ビデオに映った犯人の車を追う。すると、車はディークスの家の前に止まっていて、始めからディークスを狙っていたことが判る。ディークスは心当たりはないという。ヘティは内緒でネルにディークスの身内を捜すよう命じる。犯人の車はディークスの入院している病院に現れ、サムとGと銃撃戦になる。一人は倒されて、もう一人は逃走。ギャングのカルロス・グズマンとサント・ペレスと判る。ペレスはネットから居場所が判明し、すぐに逮捕される。雇い主を聞き出そうとするNCISの取り調べにペレスは口をつぐんだので、持っていたプリペイド携帯から、雇い主を探ることにする。ディークスは3年前にヴァーシー刑事に対する内部捜査で、情報提供者になったことを認める。ヴァーシーはそのために昇進を見送られ、ディークスとも人前でもめたことがあったという。しかし、ヴァーシーはディークスのおかげで酒を止めるきっかけとなり、立ち直ったという。ヴァーシーがリストアップした容疑者は100人にのぼり、ディークスが絞り込んでいく。雇い主が持っていると思われる携帯が見つかり、Gはディークスの弁護士を名乗って、秘密を警察に売ると脅し、相手と会うことにする。ディークスが絞り込んだ容疑者は3人となり、電話の相手が東欧人風のアクセントだった。そのうちで、ゴードン・ブランデルという元受刑者について質問され、ディークスは11歳の時に撃ったと答える。Gとサムは指定場所の倉庫で配置につき相手を待つが、時間に現れない。ディークスは、最初になぜ自分を殺さなかったのか疑問に思う。Gは、雇い主がNCISチームをそのものをターゲットにしていると考えるが、ディークスは自分を出しにしてケンジーを狙ったのだと気づく。仲間を救いに病院を飛び出したケンジーに、殺し屋が銃を向ける。危機一髪で、後を追ったディークスがケンジーを救う。雇い主はチェチェンのテロリストで、息子のジョシュアと妻のエマを追っていたヴェイカーだった。そのエマは今は姿を消しているという。ゴードン・ブランデルについて調べたヘティは、ディークスを見舞い、消息を伝える。ブランデルはディークスの父親で、散弾銃でディークスを脅したためにディークスは身を守るために父を撃った。出所した後、ブランデルは交通事故で亡くなっており、ヘティはディークスの身内として自分の名前を書くように言う。とにかく、ディークス!ですよ。マーティ~朝一番からすれ違う女性を必ずチェックし、病院ではケンジーをいじり、ヴァーシーのことは心配して夜中に酒を飲んでいないか会いに来て、最後は包帯姿で駆けつけケンジーを助ける。ヘティには知られざる父親の話で暗い辛い過去を匂わせ、本当にサービス満点のディークスエピソードでした。愛すべき奴ですよね。これで天涯孤独となったということでしょうか。ファイルにヘティの名前を書いておくと、きっと後でピンチを救ったり何か特別なことがあるのでしょうね。あの「黒い未亡人」のエピソードはここに繋がっていたわけですね。エマが行方不明ということは、もしかしたらまた出てくるのかも知れません。その時はケンジー絡みで?サムが007マニアなのが楽しみですね。いつか、そのネタで1話作って欲しいです。
September 30, 2011
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見終わってただただ、圧巻でした。はぁ~凄かった。ゲストのEllen Burstynはアクターズ・スタジオの学長さんなのですね。いつもとは違うステイブラー家のエピソードですが、SVUの数あるエピソードの中では必見でしょう。ステイブラー刑事の娘キャスリーンが他人の家に侵入し、勝手にシャワーを浴びているという通報があり、ステイブラーが呼び出される。隣の家で大学生のパーティがあり、侵入して追い出されたあと、公園で裸でブランコに乗っているところを保護される。キャスリーンは知らない子からドラッグをもらって飲んだと弁明する。ステイブラーは父親として被害者家族と接して娘をかばう。キャスリーンの寮のルームメイトによると、最近キャスリーンが変わり問題を起こすようになったという。ドラッグの入手先の女子学生を逮捕して話を聞くと、実は麻薬の潜入捜査官だと判る。やがて、自宅からキャスリーンが逃げ出してしまう。ステイブラーが大学生たちのたまり場に急行すると、ドラッグを過剰摂取したキャスリーンが意識を失っていた。ERに連れて行かれ、命は助かるが診察した医師は、薬物依存、アルコール依存、セックス依存などは双極性障害が原因で起こっているという。今後は入院して治療することが必要だという。ステイブラーがショックを受けているところに、侵入した家の被害者からキャスリーンにネックレスを盗まれたと告訴されたという知らせが入る。グレイレック検事補は起訴は避けられないが、精神障害があると認められれば逮捕は免れるだろうという。ステイブラーは豪腕のマドックス弁護士を雇う。マドックスはキャスリーンと話をするが、キャスリーンは精神病院にはいるくらいなら刑務所の方がましだと言って、逮捕されてしまう。マドックスは裁判で勝つために、被害者宅に連れ込まれたと嘘を主張するか、あるいは病気であることを認めさせるために、家族の誰かに双極性障害があると証言するべきだという。ステイブラーは疎遠となっている母親のバーナデットを尋ね、自分も病気だと証言してもらうことにする。しかし、バーナデットとステイブラーの間には深いわだかまりがあり、感受性が豊かで羽目を外す母親をステイブラーは理解できなかった。バーナデットも息子が真面目で堅苦しい父親と同じ人生を歩んでいると批判する。結局ステイブラーは母親に双極性障害であると証言してもらえず、自らキャスリーンが盗んだネックレスを被害者宅に返しに行く。それは有罪を認めることになり、キャスリーンは刑務所に入ることになってしまう。オリビアはステイブラーが問題を一人で抱え込んでしまうと指摘するが、ステイブラーは他に方法がなかったと取り合わない。やむなくオリビアはバーナデットに会いに行き、力を貸して欲しいと頼む。バーナデットはステイブラーに内緒でキャスリーンに面会し、自分らしく自由に生きるために、自分は大きな代償を支払ったと説得する。祖母の訴えはキャスリーンの心に響き、裁判でキャスリーンは罪を認め、精神病院で治療を受ける事にする。ステイブラーの母親は存命だったのですね。父親とわかり合えなかったというような話は以前にもありましたが、今回精神的に不安定な行動(感情的に浮き沈みの差が激しい)をする母親と仕事ばかりの父親の間に入って、子供時代が辛かったのだろうなという事がよくわかりました。自分らしさを押し込めることができない人で、気分のおもむくままに危険な行動をしてしまう母親にステイブラーは愛されていないと感じ、バーナデットは「私はcrazyなのか?」と問う。どちらも一方的に言いたいことを言うばかりでわかり合うことができない。それをオリビアが上手く間に入って、取りなしてくれました。キャスリーンは祖母の性質を受け継いでいるのですね。傍目から見ると、一体どうしてしまったのか、というほどの彼女の暴走ぶりもそういう理由だったわけ。病気だと認識していたら、ステイブラーも娘に対して接する姿勢が変わっていたかも。そして、おばあちゃんは孫娘を愛しているからこそ、自分らしく生きるためにどれだけ大切なものを失ってきたかを話して聞かせる。してしまったことには責任が伴う。経験者だから言える事ですね。このシリーズでは珍しく、聞いていて泣けました。迫真の演技でした。そして娘に関しては、刑務所に入って良かったんだと思ってさじを投げた状態のステイブラーでしたが、オリビアがどれほど大きな存在だったのかと思い知らされました。エリオット、良かったねえ。(涙)しかし、シーズン10まできて、これほど家族ネタで盛り上がることができるとは。正に人間ドラマです。今週はグレイレック検事補はまともでしたね。(爆)
December 27, 2011
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『失われた3年間』愛に満ちたエピソードだったな~(笑)この手のエピソードは、吹き替えより、字幕で出演者たちの生声で見た方が、より楽しめると思います。いわゆる「なりきりエピ」というやつですね。ホテルのダストシュートに海軍大尉ジャスティン・グレイデイの遺体が捨てられていた。遺体は首を絞められて胸をナイフのようなもので刺されており、凶器は見つかっていない。そのホテルにはトニーの名前を名乗った男が宿泊していたことから、トニーに対する恨みを持つ者の犯行かと考える。その容疑者がNCISに現れ、トニーに話があるという。レニー・グラントという男は、3年前にギブスが休暇を取ってメキシコにいたころ、トニーが担当した海軍信用組合の横領事件の容疑者で、グレイデイは証人だった。しかし、レニーは殺害を否定し、横領事件も無実だという。グレイデイに売られたので会ってて話そうと、トニーの名前で約束したところ、自分の部屋で殺されていたという。レニーはパニックになって、死体を捨てたことを認める。レニーは上訴するために証拠を集めており、トニーに手渡す。ギブスは「ボス」だったトニーが最後まで捜査の指揮を執るように命じる。グレイデイは国防省で国際郵便の仕事を担当しており、コンピューターの文書が閲覧できなくなっていた。レニーが横領で有罪になったのは、コンピューター・ログが証拠となったからだが、新たに何者かがレニーのアクセス・ログを改ざんしたことが分かり、そのときにレニーにはアリバイもあった事がわかる。また、グレイデイの検死で推察される殺害時間にはレニーは食事中だったことも判っている。トニーは、死体遺棄の容疑が残っているがレニーに3年前の事を謝罪し、上訴するなら口添えを約束する。レニーが無実なら、グレイデイが本当の横領犯なのか?レニーの元上司、ミッチ・ウィルキンス軍曹を呼び、共犯がいると考え当時の同僚のリストを提出させる。その中で、ホテルに残っていたソープ・ディスペンサーの指紋を照合したところ、カール・デイヴィス中佐の名前が挙がる。さっそく自宅へ向かうと、中佐は浮気の現場を写真を撮られたものが送りつけられ、妻に詰問されていた。撮影された時はハワイにいたことになっていて、グレイデイ殺害のアリバイがある。ディスペンサーはデイヴィス中佐の自宅から持ち込まれたもので、誰かが中佐をはめようとしたのか?中佐のコンピューター・ログによると、横領した金を何者かケイマン諸島の口座に移動させていた。第3の横領者がいるらしい。トニーは引け目を感じているレニーにもう一度話を聞こうと自宅に向かうが、室内は争った後があり、レニーは消えていた。ギブスは行き詰まったトニーを励ます。レニーの家に落ちていたナイフはグレイデイ殺害の凶器だと判る。ナイフの持ち手に付いていたのは、ミッチ・ウィルキンス軍曹のDNAで、取り調べでは話をするためグレイデイを追ったが逆に襲われ、正当防衛だったと主張。ナイフはホテルに残したという。レニーの居場所は知らず、そのときには薬物所持を誰かに通報されて、裁判所にいたという。グレイデイは郵便詐欺の容疑で捜査の対象となっていた。これも誰かの通報で、デイヴィス中佐に送られた写真の封筒の消印は偽造だと判る。全て、犯人を捜査側に知らせようとしており、それはレニーだと考える。情報を掴み空港に向かったトニーだが、レニーは横領した金を持っておらず、南方行きのチケットを持っているのを知った上で見逃す。ギブスもそれについて追求することもなく、2人は元の役割に戻る。NCISの常で、おもしろいので肝心の事件がうやむやになってしまいますが、結局横領事件の犯人は元上司のミッチ・ウィルキンス、グレイデイ、デイヴィスの3人ということになるのかな?3年前、横領が発覚した時に、コンピューターに詳しいウィルキンスがレニーに罪を着せ、グレイデイが証言したが、トニーがグレイデイと会うと聞いて、ウィルキンスがグレイデイの裏切りを恐れ、殺し合いになり、ウィルキンスがその罪をデイヴィスに着せた。デイヴィスが直接の横領犯?でも、全てを知ったレニーが、グレイデイ殺しの捜査を攪乱し、デイヴィスのアリバイが崩れるように写真を送り、ウィルキンスとグレイデイの悪事を通報し、NCISの捜査が彼らに向くようにした?ケイマン諸島の口座へ送ったのはウィルキンスですよね?そもそも何でウィルキンスはナイフをホテルに残したんでしょうね。グレイデイが殺されてから、デイヴィスの家からディスペンサーを持ってくるというのも、ちょっと難しそうだし、計画的犯行だったのか?デイヴィスがハワイから戻ってきたのはいつの日なのだろう。写真は郵便ならハワイから何日かかかるはずですし、アリバイは飛行機などから調べることはできそうですが。そしてレニーは横領金のありかを知っているのかいないのか、南へ向かうというのが気になるところですね。トニーとしては、3年間の刑務所暮らしの償いとしてレニーを見逃したのか?事件についてはやっぱり謎のままですが、ともあれ、「ボス」としてギブスに扮したトニーのなりきりぶりが笑いを誘いました。日頃からどれくらいボスを観察しているかということですよね。アビーもすっかりその気でトニーに「ギブスらしさ」を伝授。ギブスもおしゃべりなトニーを真似て、「キャンプファイヤー」とか、いつもとは違う様子が楽しかったです。しかも、チームの前では、こっそりとトニーを励まして「ほめて育てる」ギブスがすてきですね。そしてレニーを逃がすという「ボス」の決定には最後まで従う、意をくむギブスがお見事です。ミッチとジヴァがFacebookでナイフ関係で知り合いだとか、微妙なネタで笑わせますね。
October 1, 2010
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タイトルはロシア語で「始まり」。「ブラックリスト」の始まりがこれまでにない方法で描かれました。これまでの謎解きが一気に進む、かどうかは微妙です。(笑)ラトビアのシェルターでレッドはリズに「システム」について説明する。ここは、世界17ヶ所の出張所から集めてきた機密、情報を集め分析する場所で、それを元に各国政府、企業や権威を持つ人々を脅し金を得ることができる。元々サコースキーアーカイブの13の情報はより価値のある情報などとの取引に利用され、成長してきた。レッドはこれらの情報を元に判断し、情報はデジタルではなくアナログな方法でアメリカに送られる。シーフード会社のロゴは、リズの腕に残る火傷の痕と同じ形をしている。しかし、レッドは自分はロシアのスパイではなく、ステパノフもハンドラーではなく、古い友人だという。レッドはこのシステムをリズに引き継がせたいというが、リズが知りたいのはレッドの真実だ。レッドはカタリーナにN13だという話をでっちあげて、リズの目の前で殺した。しかし、レッドは全てのことを忘れて目の前にあるものを見るようにいう。カタリーナ・ロストヴァはKGBのスパイだったドミニクの娘として、幼い頃からスパイになるため教育された。仕事は国家を転覆しようとする人物を監視し、異分子を消すこと。母親は反対して、アメリカに去った。やがてカタリーナは第5局の任務を手伝うようになり、ハンドラーとしてステパノフが担当するようになった。ドミニクは娘の結婚相手コンスタンティン・ロストフを選び、愛のない結婚生活をさせただけでなく、浮気相手も指定した。モスクワ大使館に駐在していたアメリカ人のレイモンド・レディントンで、リズの父親その人だ。カタリーナはレディントンから情報を引き出す任務だったが、やがてリズ(マーシャ)を妊娠し、ドミニクはレディントンを引き止めるために産んで、夫にはあなたの子供だと言えと命令した。レディントンが帰国すると、カタリーナも渡米し、2人の間でリズの存在が問題となった。レディントンにはアメリカで家庭があったが、リズを望んでいた。嘘だらけの人生だったカタリーナはリズを産んで初めて真実を手にしたという。夫には嘘を突き通し、カタリーナは監視対象だと気づいていないレディントンとの関係を続けた。やがて、レディントンもカタリーナがスパイだと気づき始め、その証拠を掴もうとした。カタリーナはKGBだけでなく、より巨大な組織との繋がりを持っていた。「結社」だ。レディントンはその証拠を手に入れが、それがいわゆる「フルクラム」で、レディントンはリズをアメリカに呼び守ろうと考えた。カタリーナはそれを阻止するため、クリスマスの夜、仲間を連れてビーチハウスに現れた。レディントンはリズをクローゼットの中に隠したが、イリヤに見つかってしまい、カタリーナはフルクラムを差し出すように迫った。カタリーナ側も、レディントンを二重スパイだとしてはめる偽の証拠を持っていた。もみ合いの中、リズは落ちていた銃を拾って父を撃ってしまい、騒ぎで火事となった。カタリーナはレディントンを外に連れ出してフルクラムの場所を聞き出そうとするが、ぬいぐるみを取りに戻ったリズを追いかけ火の中に飛び込む。その後、リズの記憶を消そうとしたのはカタリーナで、レディントンは助からなかった。カタリーナはリズを守る唯一の方法は手放すことだと考え、ケイト(ミスター・キャプラン)にリズを託した。カタリーナはKGBから結社との二重スパイであること、反逆者であることを厳しく追及されることを恐れ身を隠したが、罪の意識などから死のうとした。しかし思いとどまり、幼い頃からスパイとして共に育ち、KGBにも結社にも入ったイリヤ・コズロフの助けを求めた。リズはドムがイリヤが死んだレディントンに成り代わったという話は嘘だったというが、その他の話は真実だという。カタリーナとイリヤはレディントンを生きていることにして、国を裏切ったスパイにするため、4000万ドルの金を引き出すことにした。レディントンの素顔はあまり知られていないので、イリヤがレディントンを装うことは可能だったという。ドミニクはレッドがイリヤだと信じたかったのだろう。それならば、なぜカタリーナは「レッド」を憎み恐れ続けたのだろう。カタリーナ・ロストヴァとしてリズの前に現れたのは、ドミニクがカタリーナに仕立てた工作員タチアナ・ペトロヴァだった。ドミニクはリズとアズネスを守るために、任務だと信じ込ませたタチアナを殺して存在を消そうとした。そのころ、KGBも結社も、家族を殺されたタウンゼントも必死にカタリーナを追っていた。ベオグラードでドミニクはイリヤに依頼してタチアナをカタリーナに仕立てた。しかし、結局死んだのはタチアナの夫で、偽カタリーナは生き続けた。「レッド」はその後、ドミニクがタチアナにしたことを知り、罪悪感を持った。それでレッドはカタリーナこと、タチアナに生き延びるための資金を援助したという。しかし、タチアナは本物のカタリーナをレッドが隠していることを知って、レッドから聞き出そうとパリに呼び出した。自分がカタリーナではない別人だと知らしめたら、執拗な追跡は終わるだろう。その時、リズとアグネスの存在を知った。リズはカタリーナの存在を嗅ぎ回っており、リズを利用することにした。リズはそれならば、カタリーナは自分を捨て、いったいどこにいるのかと問う。カタリーナは最初からリズのそばにいられる存在として「レッド」を作り上げたという。父としてレッドが存在すれば、父親を殺した記憶からもリズを守れるだろう。人々は実在しないレッドを追い、レッドはサコースキーアーカイブから発展した「ブラックリスト」を利用してリズに近づくリスクを排除してきた。リズは「レッド」の素性を知りたがり、それがタウンゼントに伝わる前にレッドはタチアナを殺した。「レッド」になったのは一体誰なのか。その時、リズがスイッチを入れたGBS信号を追ってタウンゼントの一味がシェルターに現れた。撃ち合いになり、リズが負傷する。倒れたリズはタウンゼントを撃って反撃する。レッドとデンベはリズを地下に運び、タウンゼントにリズを助ければこのシステムもお前に譲るという。タウンゼントはその気はなく、ハッチを開けようとするが、レッドはシェルターのガスを噴出させ施設ごとタウンゼントを排除する。白黒の過去シーン、これまでのキャラクターが総出で豪華でしたね。まあ、現実はレッドがリズに話をしたということになるのでしょうが、違和感はありませんでした。話された内容は偽カタリーナを除けば、これまでにわかったことの集大成で、おさらいみたいな感じでした。シーズン7で「カタリーナ本物か」と指摘されたブレリアさん、お見事。(拍手)私も彼女には違和感がありましたから、一応はきちんと決めた設定を守ってここまできたということなのでしょう。リズを殺せばレッドへの復讐ができるというタウンゼントは、レッドの血の繋がりもないリズへの愛をとことん信じたということか。ステパノフがタウンゼントにカタリーナは生きている、と話したのだったら、そっちを追うことで復讐が完了するのかな。いずれにせよ、レッドもかなりの痛手を被りましたがタウンゼント一味はこれで終わりですよね。FBIの存在はどうでも良い感じ、立ち入る余地はありませんね。旧ソ連時代のラトビアの秘密基地、そこで未だに紙媒体で情報をやり取りしている、というのは面白いですね。スパイ作品へのオマージュという感じ。システムを維持するのに、どれだけ金がかかっているのか、機密保持はどうするのか気になるところではあります。リズは火事の夜と同じようにタウンゼントを撃ったのだから、レッドの教育の賜物じゃないかもしれないです。それにしてもAXNで始まったシーズン1を見た後に、このエピソードを見れば「ブラックリスト」は十分じゃないかという気もします、というかシーズン2くらいまでは見たほうが良いかも。(笑)レッドはどこの誰だか、カタリーナのスパイ関係者であるということ以上に、何か秘密がありますかね。次回でいよいよそれも明かされるのでしょうね。
October 15, 2021
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『ルール91』シーズンフィナーレ。ほぼ、予想通りの展開。最後のはおまけでしたね。マクギーらは武器取引の潜入捜査に客として臨み、なぜか身元がバレて、売人たちと撃ち合いになった。売人のボス「フローリ氏」は銃撃戦の中逃亡したが、ビショップは見事な腕前で2人の売人を撃ち殺した。2人の身元は不明だが、携帯には同じ番号に何度もかけていることがわかる。ジャーナリストのマーシーが追っている連続殺人事件で、100日ごとに犯行が繰り返されるというパターンを見つけたという。そのバターンでは4人目が先月に殺されているはずだが、まだ見つかっていない。ギブスは捜索範囲を広げるようアドバイスする。NCISが武器ディーラーのボスの家と思われる家に突入すると、そこは家具も何もない空き家だった。しかし、床下に大量のライフルがあり、NSAの機密文書があった。内容はアルカイダの指導者を誘い出すためにシリア難民を囮に使うという作戦に関する情報で、なぜ武器ディーラーが国家機密を盗んだのか謎だ。ビショップはかつてNSAの分析官だったが、その時の同僚の多くは辞めており、機密文書に関してはナイト捜査官に任せるという。パーマーは、スライディングをしながら容疑者2名の心臓を撃ち抜いたビショップの腕前に驚く。2名の胃からは、同じリンゴのような果物が採取されており、身元を突き止める手がかりになるかもしれない。ギブスはマーシーと連続殺人事件について調べはじめてから、尾行されていることに気づき、マーシーの仕事場を調べる。マーシーもまた監視されており、マイクを見つけたギブスはマーシーに事件から手を引けという。あえて「俺は手を引く」と声に出すと、ギブスはマーシーに自宅も調べるように検出器を手渡す。ヴァンスはNSAから機密文書を流出させたのはビショップ本人だと報告を受け驚く。エリス副長官は文書が流出したのは10年前で、時系列に沿って調べた結果ビショップしか該当しないという。ヴァンスはとりあえずNCISでも報告を精査すると引き取るが、ビショップには自宅待機を命じる。ビショップは潔白を訴え、マクギーもトーレスもビショップがそんなことをするはずはないという。ケイシーが調べたところ、リンゴと思われた果物は「オオサンザシ」という植物の実で、中国北部では串に挿してりんご飴のようなビンタフールという形で食べるという。中華料理店などで扱っていないか調べることにする。ビショップはギブスの自宅を訪ね、ギブスに怒りをぶつける。ギブスはチームに何も言わずに身を引いたが、もう元の仕事に戻る気はないと言うべきだったという。ギブスはビショップの今の立場はそんなことを言っている場合ではないだろうと答える。ビショップは本部に戻ると、ヴァンスに自分が文書を流出させたと自白し、辞職する。一切の弁護もいらないというビショップに、マクギーは仕事をトーレスとナイトに任せると、去っていくビショップを追いかけていく。ビショップは罪のないシリア難民を利用するNSAの作戦は間違っていると言い、内部告発ももみ消されるだけなのでしなかったという。スパイの容疑がかけられれば、懲役20年となるが、それでも守ってくれなくて良いというビショップに、マクギーはずっと同僚に嘘をついてきたのなら、他に何を隠しているのかと問う。ギブスは4人目の犠牲者が湖に遺棄され、まだ見つかっていないという考えのもと、ボートで湖の北側を調べるつもりだ。マーシーには関わるなと拒む。ナイトはビンタフールを扱う中華料理店から宅配で注文した人物を突き止めた。ナイトとトーレスがフローリことムラティという男を逮捕し、マクギーが尋問するが、男は銃の隠し場所にあった文書については何も知らないという。ギブスはビショップが決意を固めてNCISを去ることに、君を誇りに思うと告げる。製作中のボートが完成し、つけた名前が「ルール91」、それは去ると決めたら後ろを振り返るなという意味だという。ビショップはジヴァのハンドラーだったオデットに準備が整ったことを伝える。オデットは最後に片付けることがあるという。ジヴァが隠れオフィスとして使っていた家に、トーレスが現れビショップに質問に答えるように迫る。ビショップは工作員になるために、あえて過去の経歴を捨て不祥事を起こしたNCIS捜査官として去る事に決めたという。文書はオデットが捜索現場に仕込んだもので、トーレスとの間に起こった事は想定外だった。今後、どれだけ任務に関わるのかわからず、説明を求めるトーレスにビショップは「さよならニック」と言い、キスを交わす。ギブスは完成した「ルール91号」で湖を疾走する。しかし突然船が爆発し、ギブスは湖に投げ出されてしまう。ギブスは筋金入りの海兵ですから、水の中でも平気だろうと思っていました。岸まで泳ぎ着くでしょうが、せっかく作ったボートが粉々になって残念。「ルール91」も瞬殺されたみたいな印象です。(笑)それにしても、どうやって地下室からボートを出したのか。ビショップはもう、あの時点(The North Pole)でNCISを去るときはスパイになるだろうと見せていましたから、この展開に疑問はありません。訓練期間はシーズン17だったから、1年半というところでしょうか。その時から降板する時期を待っていたわけですね。ギブスが戻らないと決めたのが決断のきっかけとなったということですが、ビショップのギブスへの問い詰め方がこの前のジヴァを思い起こさせました。そして、ビショップとトーレスとはそれなりの関係になったというけれど、無理やりな展開だったなと思います。まあ、いずれシリーズが終わる時にこっそりとビショップが戻ってきてトーレスと、という伏線かもしれないが、どっちでも良いです。来シーズンからは遠慮がちのナイトがビショップのぬけた穴を爽やかに埋めてくれるのでしょう。ギブスが巻き込まれた連続殺人事件の犯人は、ボートに爆弾を仕掛けたということかな。来シーズンに解決するのでしょうけど、実はマーシーさんが犯人だった、というオチなら面白いなあと思ったりしますけど。(笑)いや、何か必要以上にギブスに執着しているようのい見えるのですが。
October 20, 2021
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『凍結』変な邦題ですね。コロナ禍で、人々が多くの大切な人を失いやるせない気持ちでいること、それでも前向きに頑張っていることを描くエピソードだなと思いながら見ていたのですが、まさか…海軍の一等兵曹マーティン・デルフィノが派遣前の点呼に現れず、冷凍トラックの庫内で死亡しているのが見つかる。頭部に外傷があるようだが、パーマーは凍結前には死んでいただろうと判断する。冷凍車のドライバー、ライリーによると、昨夜は10時に配送センターに戻り、今朝6時半に仕事でまた車を運転したが異常には気づかなかったという。マーティンは2ヶ月の休暇中、いとこのショーン・グレコを手伝い、「キラーコーン」というフードトラックを手伝っていた。グレコのトラックをアプリで見つけ出し、話を聞く。グレコの隣には別のフードトラックがあり、そのオーナーのベティはマーティンと交際していたが、派遣前に円満に別れたという。ライリーについては1週間以上配達には来ていない。マーティンは真面目な気質で、SNSにレビューを書くという面倒な客や駐車違反を取る係などとはやり合うことが多かったという。特に、別のフードトラックのサミーとは常にやりあっていた。サミーはビショップらを保健所の職員かと思い逃げ出そうとするが、マーティンが意識していたのは「コズミック・コーン」という同じようなフードトラックだったという。グルメブログでは「DCのトウモロコシ抗争」と取り上げられるほどで、両者はフードトラック界の「ハットフィールドとマッコイ」だという。嫌がらせなどもあり、お互いに接近禁止命令を要求したことから、今は距離を取っている。本部にフォーネルが現れ、コスタリカに移住するという計画を明かしてみんなを驚かせる。娘のエミリーも依存症から立ち直り、賛成してくれている。ギブスは幸せなら行けば良いという。ケイシーは母親の具合が悪くなり病院に行くことになったことを心配していた。今すぐNYに行くべきだというパーマーに、ケイシーは急に会いに行ったら死ぬのかと思われるかもしれないという。ケイシーはパーマーのように辛い経験をする人がいる一方で、無傷のまま人生を楽しむ人がいることに釈然としないという。パーマーは無傷で人生を楽しめる人はいない、苦しいこと、最悪のことがあるから人は努力し乗り越えようとするのだと励ます。グレコはコズミック・コーンとの抗争について、元々同じレストランのシェフ同士だったが、自分が先にコーンのアイディアを考えつきフードトラックを開業したが、相手のピートに全て真似をされたという。マーティンは最初からキラー・コーンを手伝ってくれていて、店を軌道に乗せてくれた。だから、コズミック・コーンについては許せなかったのだろう。コズミック・コーンのピートに話を聞くために、ビショップとトーレスは夫婦のブロガーを装い、店を手伝う。ピートはいろいろ誤解はあったが、接近禁止命令が出てからはマーティンらとは会っていないという。しかし、トーレスはトラックの中に血痕を見つけ、ピートを聴取する。ピートはマーティンと口論になり、殴られて鼻血が出たという。マーティンはそれを見て冷静になり、謝った。その後、大切な人の安全を確保したいと言っていた。マーティンは本当にグレコのことを心配しており、ピートに資金を出すのでコーンの商売から手を引いてくれと頼んだという。ピートは自分を恥じ、コーンからブリトーに商売を変えると約束したという。採取された血痕はピートのものと一致して、本当のことを言っているようだ。マーティンが言っていた別の用件はベティのことではないかと、話を聞くと、確かに2ヶ月交際して、マーティンがとても保護的で独占欲が強いので別れたという。マーティンはベティに客が言い寄ると、止めようとしていた。その中で特にしつこかったのはと聞かれて、ライリーだと答える。ケイシーはマーティンの頭の傷の形から、冷凍トラックの一部と断定する。ライリーの話では、マーティンが来て派遣中にベティに手を出すなと言われたが、配達が終わるまで待っていてくれと頼んだ。最後の配達から戻ると、マーティンの姿はなく、駐車違反の切符が挟んであったという。NCISは駐車違反取締係のビョークから話を聞くことにする。ギブスはフォーネルからの緊急呼び出しで飛び出していった。エミリーが約束の時間に来ないので連絡を取ろうとしたが通じない。急いで家に行くと、薬を飲んで倒れていたという。ギブスは病院でフォーネルに付きそう。監視カメラにはビョークがマーティンを押し、倒れたマーティンが頭を打ったところが映っていた。助けようとしたというが、トラックの中に放置し、ライリーに罪を着せようとしたのだった。ケイシーの母親は検査の結果異常は見つからなかった。仕事を一時的に休まされていた姉も職場に復帰することが決まり、ケイシーはパーマーに感謝する。しかし、エミリーは帰らぬ人となってしまった。たまたま目にした薬を飲み、ショック症状を起こしてしまったのだろう。ヴァンスは妻を失った時に友人が送ってくれた詩をフォーネルに渡そうという。パーマーにもその詩が送られた。ヴァンスはメリット・マロイの「エピタフ」という詩を朗読し始める。ヴァンスの奥さんが殺されたのは随分前の事だと思いますが、その時にもこの詩は知られていたのかな?愛する人を失った人へ送るにはあまりにもドンピシャで、そうでない時も涙が溢れてきそうになります。しかし、それにしても、何でエミリーまで…コロナでブリーナが死んだだけでは足りなかったのかなあ。フォーネルはこれからどうしたら良いのですか。ギブスと2人、慰め励まし合って生きていくのでしょうか。ギブスだって、エミリーは娘みたいな存在でしたよね。冒頭、ギブスはやたら機嫌が良くて鼻歌気分でしたが、どうして?スローンと別れのキスを思い出してにやけたとか?今回もコロナ禍で困った状況の中で何とか活路を見出そうと頑張る人がいたり、派遣される前に検疫があるとか、ワクチンを打ったとか、現在ならではの話題がありました。アフガニスタンに残ったので、オフィスのあれこれは仲間に進呈するなんて、それどころじゃないだろうとツッコミたくなりました。
September 1, 2021
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シリーズフィナーレ。あ~良かったですね。愛があったな。個人的には「バフィ」の最終回を思い出すような、満足感でした。カレンとサムは武器商人から賄賂を受け取っていたアダムス特別捜査官らとの激しい銃撃戦を制する。しかし、潜入中のニューサムが濡れ衣を着せられていたのか、あるいは本当に武器商人の一味なのかが判明しない。どちらにしても、ニューサム本人、あるいは監視任務中のケンジーとディークスが危険となる。海軍弾薬司令部のコリンズ中佐によると、流通している武器の9割はアルゼンチン軍が使用しているものだという。キルブライドはすぐに現地の諜報機関に武器リストを送るように命じる。武器商人のニーナ・バーンズはまだ首謀者の名前は掴めないというが、彼らが使う闇の送金システムがあり、ニーナはその口座を持っているという。売り手の情報は連中が持つ外部から遮断されたPCにあるということで、ニーナとサムが拠点に客として潜入することになった。ニーナが連れのサムに借金があり大金を支払うため金を下ろしたいというと、ブライアントという男が確認のため奥に下がる。カレンは建物の屋上から侵入し、PCを操作するブライアントを襲いデータを盗む。ニューサムの監視をしているケンジーとディークスはキルブライドの命令を無視して、武器商人のアジトに停めてある車に直接カメラを仕込み、中を確認する。アルゼンチン軍からの武器と表示されている証拠もあるが、キルブライドは2人の命令違反を知り武器の回収は組織の首謀者が判明してからで、ケンジーらは元の監視任務に戻れと叱責する。カレンが盗んだデータでアルゼンチンとのつながりを示す取引があり、LAの起業家マキシミリアン・デイナという人物が82万5000ドルを支払っていることがわかった。キルブライドは2つのチームに突入を命じ、カレンが一味の男に見つかり銃撃を受けたのをきっかけに、ニーナとサムも反応して敵を倒す。ケンジーとディークスは敵のアジトに侵入して手下を制圧する。ニューサムも身近にいた2人の手下との厳しい戦いに勝つ。ニューサムはディークスらに礼を言う。ラウンドトゥリーの妹は面接で医学部入学の良い手応えを得る。警察への苦情を申し立てているラウンドトゥリーに、警察側から示談の申し出があった。不本意ではあるが高額の金を手にすることになり、ラウンドトゥリーは現実的な解決を受け入れることにする。結婚式のあれこれにストレスが高じるアナに、カレンは今日市庁舎で結婚式を挙げようという。ドレスは職場で借りれば良い。付添人はケンジーに頼むつもりだ。ケンジーに医師から連絡があり妊娠していることがわかった。ディークスとローザも思いがけない喜びに涙する。親しい仲間が集まり、市庁舎で結婚式が執り行われた。そこにカレン宛てにヘティから手紙が届く。カレンとアナの結婚を祝し、自分たちには素晴らしい家族がいることを感謝していた。ハネムーンのためにミコノス島の別荘を用意すると共に、サムとカレンにはその前にモロッコで手伝ってほしいことがあるという。2人がモロッコに到着すると、なんとそこにネルがいた。ネルはヘティが今困った状況にあり、助けるために自分のチームを連れてきたという。そこにはサバティーノとネイトと新人がいた。ヘティの状況については未だ手がかりはない。情報も不十分だ。信頼できるのはサムとカレンだということで、彼らはチームとして動き出すことになった。(完)大体は予定調和的に多分そういう形で終わるのだろうなと思ったら、ラストにまさか、サプライズゲストのネルとネイトとは!ネイトには私は思わず涙ぐんでしまいました。サバティーノは最後なのになあと思っていたところ、そしてnew guyは一見してわかるクリス・オドネルの息子ですよね、声もそっくり、名前もオドネルなので間違いないでしょう。ヘティの手紙については録音してあったのかなあ。形の上ではネルが書いたように見えますが、まあそれはそれで声の登場ということで良かったなと思います。ハネムーンの前にやっつけ仕事で片付くかどうかわかりませんが、新しい冒険というのが単にヘティを探すだけではないのかなと思いました。将来的にはネルが指揮を取るような立場になるということか。ラストシーンのバックに流れていた曲は"Hold On, I'm Coming" (Sam & Dave)ですが、個人的には大好きな「ブルース・ブラザース」の印象が強くって、まるで神聖なミッション「ヘティを探せ」なのかと笑ってしまいました。それにしても、各人にそれぞれ見せ場がって、ケンジーがガラス戸に飛び込むところなどはスタントの人かも知れませんが、アクションが凄かったですね。クリスとLLの2人きりの会話も、多分感極まるものだったでしょうし、あのFOXの番宣でダニエラが来ていたドレスは結婚式のシーンの撮影直後だったんだろうなと思うと、これまた感慨深い。14年間もよく続きましたよね。オープニングの若いキャストもご愛嬌。みなさん、仲良さそうだったし、こういう風に一つ一つ綺麗に終わってくれるのは本当に作品に対して愛があるなと思いました。
November 15, 2023
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SVUにとって永遠のテーマを繰り返し取り上げる事は、決してネタ切れではありませんね。裁判でどれほどレイプ事件が難しいか、何年経っても変わらないと思いました。新登場のバーバ検事補はこの先もSVUと組むことになりそうです。「25の行為」という本を書き、女性の性の願望を世に知らしめたとして人気作家となっがジョスリン・ペイリーは出演したトークショーのホスト、アダム・ケインと食事をしてベッドに誘う。しかし、ケインは急に乱暴になりベルトでジョスリンの首を絞めると、望まないセックスを強いた。翌日付き人からの通報でSVUに連絡があり、オリビアとアマンダが会いに行くと、ジョスリンはレイプされたとは認めなかった。逆に自分から「支配して欲しい」と頼んだと、ケインをかばう発言をする。彼女の本を読んでいるアマンダは、同じ行為が本に書かれていたという。ジョスリン自身、昨夜のトークショーでケインと関係を持っても良いという発言をしており、このままではレイプで告訴をすることはなさそうだ。しかし、ケインはスタッフの女性に手を出すなど評判が悪く、ハリス警部はSVUに捜査を始めるようにいう。ケインはマンチとフィンに、あくまでもジョスリンの希望だったと言い張る。その夜、出版記念パーティに出席したジョスリンの前に招待されていないケインが現れ、逃げたジョスリンをエレベーターの中まで追いかけてきてレイプする。ケインは俺を逮捕させたら後悔することになると脅す。思いかねたジョスリンはオリビアの家を訪ねて相談する。エレベーター内の監視ビデオには行為の様子が写っていたが、それだけを見て陪審員は合意があったと思うかも知れない。難しい事件だが、新たに地区検事補となったラファエル・パーバなら担当するかもしれないというので、会いに行く。バーバは被害者にも厳しい態度で接することが知られており、すぐにジョスリンに会うという。裁判ではジョスリンの過去の交際相手やSM好きかどうかなどが追及されるので、正直に話して欲しいと求める。一方、ケインは自分から無実のレイプ疑惑で起訴されるかも知れないと言い、先に言い分をメディアに広めてしまう。バーバは先手を取りケインを逮捕して、拘留期限までにジョスリンの過去を調べ上げろという。ジョスリンが大学時代に交際していた相手は、彼女にはSM趣味はなかったという。他に交際相手がいたかどうかも知らないが、本の内容を見てびっくりしたという。マンチらはケインの下にいて出世した女性に話を聞く。確かにケインと合意の上でセックスしようとしたが、乱暴されて怪我をしたという。告発したらどうかというと、ジョスリンのように中傷されるのはいやだと口をつぐむ。ケインについては、ベルトを持つと人が変わったようだという。ハリスに直訴して相棒を持たず一人で仕事をすることになったニックは、ジョスリンの担当教官だったドブソン教授を訪ね、ジョスリンが年上の男性と交際していなかったかどうか尋ねる。教授はジョスリンがSM趣味だった事は知らなかったという。ドブソン教授の著作を読んだニックは、ジョスリンの本と同じ文章があることを指摘する。ドブソンは盗作で彼女を訴える事はしたくないという。ジョスリンの事件は起訴されることになり、バーバは改めて本のモデルは誰だったのか聞き出そうとする。ジョスリンはあいまいな答えをしていたが、ついに本当の著者はドブソン教授で、体面などを考えてジョスリンの名前を使って本を出したと認める。ジョスリンも学費ローンがあり、教授のオファーを受け入れざるを得なかったという。しかし、もしこの事実が明らかになると、本の名声だけでなくこれまでの報酬も全て失ってしまうという。バーバは大陪審でジョスリンが嘘を付いたことを重く見て、偽証罪で訴えるという。ジョスリンは事実を認め、裁判で証言を行うことになった。レイプについては正直に話をしたが、弁護側は厳しくジョスリンを追及し、何が嘘で何が真実なのかと問う。バーバはドブソン教授を召還して、ジョスリンの名前で本を出したことを認めさせる。清楚な彼女のイメージと正反対の方が売れると思ったという。しかし、裁判を有利に持ち込むまでにはまだ至っていない。さらに、ケインの他の被害者たちは姿を消してしまい、余罪を問うことはできなくなった。バーバはベルトに注目し、なぜ使ったのか、どうやったのか具体的に説明させようとする。自分の首にベルトを巻き付け、どうやって締めたのかと迫ると興奮したケインが強く締める。バーバは、その程度では首にアザは付かないと言い、これはあなたの望みだったのではないかと問う。ハリス警部はまもなくクレイゲンが戻ってくるので異動することになった。ハリスはオリビアに管理職に就いてみたらどうか、と勧める。評決は有罪だった。ジョスリンは全てを失ったが、バーバはこの国はやり直しが可能だという。ゴーストライターというのかどうかは判りませんが、本もおばさんより若くて美人の方が売れるという現実があるのですね。(笑)ジョスリンは自分のイメージで売り込むためにケインを誘惑したのか、その辺は判りませんでした。でも、業界的にはありそうな話ですね。人気者が何をやっても許されるのは、日本の業界にも似たような話がありそう。(笑)ジョスリンは正直に話すことで、一時的にメディアが注目するということもあるかも?やはり、一生嘘を突き通すよりはやり直した方が楽かも知れません。ドブソン教授に報酬を要求しても良いのじゃないかな。しかし、女性を解放するために書いた本が、レイプ犯の言い訳に使われるのはこれからもありそうな話ですね。バーバ検事補はスキャンダルでマンハッタンの検事たちがごっそりいなくなったので、志願して来たという。確かにガッツはありそうですね。これまでの美人検事補とのタッグではなく、対決様式でいくのでしょうか。ハリスはお客さん扱いでしたが、嫌な上司ではなかったですね。クレイゲンが戻ってくるとしても、これまでとは違うという雰囲気があるのでオリビアの立場にも注目したいと思います。ニックを単独にしたのは、新たなパートナーを導入するためなのか、こちらも気になります。
November 25, 2013
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記念すべき第300話。本家が築いた20シーズンという金字塔にはまだ至りませんが、それにしても凄いことですよね。しかし、それとは気付かずに、歌の挿入などいつもとは違うテイストだなと思いながら見ていました。(汗)あの過去シーンは使い回しか、それとも若作りソフトによる最新映像なのでしょうか。お見事でしたね。13年前というと、このシリーズが始まった頃のシーズンですね。冒頭の時の流れが判る演出が憎かったです。デイヴィッド・モリスと息子のワイアットが野球を見に行くために地下鉄に乗ろうとしていたところ、一瞬の隙を突いて何者かがワイアットを連れ去ってしまった。デイヴィッドは地域の開発を一手に引き受ける不動産会社のオーナーで、妻のローリーとは離婚調停中で、息子の監護権を争っていた。日曜日が父親の面会日となっており、この日もデイヴィッドがワイアットを迎えに来ていた。現場に到着したオリビアは、同じ場所で13年前に起こったヘクター・ロドリゲス少年の誘拐事件を思い出していた。ヘクターとワイアットは同じ年かさで、両親はやはり息子の監護権を争っていた。一部には、父親がヘクターの髪をブロンドに染めて、本国に連れ帰ったという話もあったが、未解決のままだった。デイヴィッドが電車に乗る前に1時間ほど寄り道をしたというので聞き出すと、現在交際中の女性が働くカフェに立ち寄っていた事が判る。その女性はデイヴィッドとワイアットが店にいた時間帯に、犯人と思われるサングラスをかけ野球帽を被った男がいたことを覚えていた。防犯カメラに写る男たちはどれも似通っていて、顔が良くわからない。また、犯行が身代金目的ならば犯人から要求があっても良いはずだが、まだない。オリビアはヘクターの事件と似ていると主張するが、クレイゲンは関係ないと突っぱねる。今回の事件でさらに険悪になったモリス夫妻だが、ローリーによると夫の仕事の仕方が強引で、地区の住民から恨まれているという。会社は開発のために住民に立ち退きを要求したのだった。地域の聞き込みを行っていたマンチとフィンはコンビニの外のゴミ箱でワイアットの携帯電話を発見し、その店で男がブロンドのヘアダイを購入した事を掴む。マンチもヘクターの事件を追いかけていた時の事を思い出す。ついにクレイゲンもヘクターの母親デロリスに話を聞く事を認める。デロリスは今も息子の帰りを待ち続けており、捜査を打ち切ったSVUが今更なぜ来たのかという。前夫は犯人ではないと言い、当時受け取った多くの手紙は、匿名の警官から届いた手紙の勧めによって、未解決事件班に渡したという。しかし、未解決事件班では捜査をその後打ち切ってしまった。デロリスへ宛てられた手紙の差出人は、民間人のボランティアで精神障害があるというスティーブ・ロマティンという男だった。スティーブはヘクターの捜索にも加わっていた事があり、今回も近隣を捜索してワイアットの野球帽を見つけたという。実はヘクターの遺留品もスティーブが見つけており、警察に届けたがまともに対応してもらえなくて腹を立てていたという。SVUはスティーブを呼び、話を聞く。スティーブは初めて会ったロリンズにヘクターやワイアット以外の誘拐事件があることを匂わせ、自宅の「アーカイブ」を見せるという。そこには、この13年間にヘクターとワイアットを含め7件の少年の誘拐事件の資料が集められていた。いずれも未解決だったが、スティーブの自宅にはブロンドのヘアダイやサングラス、子供服もありSVUは困惑する。デロリスはスティーブのことを覚えており、警察がまともに対応してくれなかったときも探し続けてくれたという。ローリーもまた公園でスティーブが子供たちに話しかけているのを覚えていた。スティーブは独自の捜査で誘拐事件が起こった前後に火災があったという。犯人が死体を焼いたせいだというが、SVUはスティーブが警察官になりたいあまりに証拠品をでっち上げているのではないかと疑う。犯行時のアリバイはあったが、行動が不自然だ。何よりも疑問なのはそれらの火災は失踪事件よりも前に起きていることだった。ただ、ヘクターの失踪4日後に水浸しになったビルの地下室でコンクリートを敷き詰めたという場所があることが判り、令状を取って床を剥がすことになった。するとそこからは行方不明のヘクターの遺体が見つかった。死因は絞殺と断定された。そのビルの所有者を辿って行くと、デイヴィッド・モリスの会社が開発したマンションの管理会社にたどり着いた。当時のその会社の代表者はデイヴィッドの父親と伯父の名前になっている。デイヴィッドの父親はすでに死亡しており、古い資料を調べ直したところ、コンクリート工事を行ったのはルイス・ホッダという男だったと判る。デヴィッドは4ヶ月前にホッダに会い、亡き父に貸しがあると言われた事を思い出す。前社長はホッダに住人から家賃を取り立てるような汚れ仕事を任せていたようだ。ホッダはモリス家に恨みがあり、金のために誘拐したのか。SVUはホッダの住まいに突入するが、そこにはワイアットはいなかった。ホッダはモリス家が地上げをするのに、放火をした疑いがあり取り調べを受けた事があった。さらに、公園で遊ぶ子供たちをのぞき見たということでFBIに事情を聞かれたことも会った事がわかる。クレイゲンはオリビアとニックに、ホッダを厳しく取り調べるように命じる。ホッダは全身に火傷の痕があり、放火した事は認めるが、子供たちには手を付けていないという。ただ、モリス家がデイヴィッドに代替わりしてからは、会社に貢献した自分が切り捨てられてしまい、納得できなかったという。検事に取引をもちかけたいのであればワイアットの居場所を話せと迫ると、ついにホッダは折れる。古いビルにワイアットは監禁されており、無事両親の元に返すことができた。地元ではヘクターの追悼が行われる。結局少年たちを殺したのはホッダだったということですか。放火をしている間に、地域の子供たちに目を付け、ヘクターについては殺したようだが、その他の少年たちはどこへ行ったのか。それらの事件はSVUではなく、FBIではなく、「コールドケース課」でお蔵入りしているようです。ということで、ニックはニヤリ。「コールドケース課には言うことがあるな」NYPDにもそういう部署があったのですね。そして、クレイゲンは余計な仕事はするなと言うばかり、昔の事件は蒸し返したくないというのだから、何とも部下のやる気を削ぎますね。そうかと思ったら、パートナーはいらないというニックにオリビアと一緒に行けと命令する。親心でしょうか。息子を待ち続けたヘクターのお母さんが気の毒でしたね。貧しいから十分な捜査がされなかったとしたら、本当に残念です。若い頃のオリビアもこれではいけないとずっと思っていたのでしょうが、力不足もあり、他の事件を捜査している間に13年も経ってしまった。これからは少しでも子供の悲劇が起こらないように力を尽くして欲しいです。
December 9, 2013
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シリーズフィナーレ。10シーズンにわたる長い旅が終わりました。最終回についてはまあ、いろいろ意見はあるでしょうが、私は思ったよりは良かったと思いました。ただし、あってもなくてもほとんどやらなくても良いような最終回でもあったわけで、まあ、身内向けのものだったのかなという印象です。瀕死の重傷を負ったデンベをレッドは最寄りの介護施設に運び込み、自分の血を輸血すると外科医を呼び寄せ緊急手術を施させる。デンベが連れ去られた現場では親友のハドソンを殺されたニクソンが、クーパーのチームがレッドの急襲を知っていたのだろうとクーパーらに詰め寄る。レスラーは防弾ベストに3発撃ち込まれ、肋骨を折ったが、それもニクソンから見るとラッキーだったと言えるのかどうか。レスラーはデンベはレッドと一緒に行くことを拒否したと言い、その場にいたイシュウッドも証言するが、敵意むき出しのニクソンは納得しない。デンベが担ぎ込まれた介護施設が判明し、FBIが駆けつけるが、レッドの姿はなかった。デンベの手術は成功し、医師は輸血をしたレッドの体調を指摘する。レッドには休息が必要で「旅に出る」と言っていたという。感情的になったニクソンは、レッドを見つけたら殺すという。ハービーはその言葉を聞いて、レッドを探すのに手を貸せないと自ら降りてしまう。クーパーは残ったマリクとレスラーに意志を確認する。今のところ、レッドが国外に飛んだという証拠は掴んでいないが、NYの公衆浴場に何か手がかりがあるかもしれない。クーパーはニクソンにレッドを殺すというなら、ニクソンも責任を取らなければならないと念を押すが、ニクソンは敵意むき出しでクーパーに悪態をつき、クーパーは思わずニクソンを突き飛ばしてしまう。ニクソンには言わないまま、クーパーとマリクがレッドの根城を調べていると、デンベの意識が戻ったという連絡が入る。そこにクーパーらを尾行してきたニクソンが突入し、この場所の事を黙っていたチームを疑う。クーパーは探したければここを探せと言って立ち去る。レッドはとあるヴィラで体を休めていた。徐々に体力は回復しており、オーナーのアンヘラに散歩に行きたいという。マーケットを訪れたレッドは果物などを買ってヴィラに配達するよう頼む。デンベと電話で話していたシーヤは、先程の公衆浴場でなくなっていたものを思い出す。レッドが伝説の憧れの闘牛士を倒した牛の頭蓋骨をメキシコから手に入れ、持ち帰っていた。レッドはその牛の頭蓋骨を故郷のスペインの牧場に戻すつもりなのかも知れない。セビリヤの近くにレッドお気に入りのヴィラがあり、レスラーが向かう。レッドはアグネスに様子を聞く電話をかけた後、クーパーにも連絡を入れる。デンベの枕元にいたため、レッドはデンベの無事を喜ぶ。レスラーがヴィラに到着し、アンヘラに中を見せてほしいと頼むが、そこにレッドの姿はなかった。レスラーからの連絡に、デンベはマーケットに行くべきだとアドバイスする。レッドはレスラーが訪ねてきた事を知り、アンヘラにミウラ牧場の場所を聞く。ミウラ牧場に何かあるのかと問われ、レッドはそこにいまはないが、あるべきものが大事だと答える。司法省の極秘会議で、レッドに情報を流したデンベは起訴されないことになった。しかしデンベは免職となり、クーパーは力が及ばなかったと詫びる。デンベはレッドについて、冷静に死と向き合い、いかに生きるべきかを追及したレッドが好きだったという。ディラン・トマスの詩「穏やかな夜に身を任せるな」を引用し、レッドが害を及ぼす敵に対して怒り、愛するものを守るために怒ったという。光が消えゆくと知りながら平和と喜びと楽しみを見つけ、避けられない終わりが来ることを知りながら情熱を燃やして生きる。レッドと過ごした我々の時間は「どう終わるか」ではなく、レッドはどう生きるか「怒ること」を我々に示したのだった。レスラーはマーケットで聞き込みをし、レッドが一昨日に訪れ、ヴィラの離れの方に泊まっていたという情報を得る。すぐにヴィラに戻るが、レッドは散歩に出た後だった。牛の骨も銃も残されていた。レスラーは現地警察に連絡を取り、周辺をヘリコプターで捜索する。美しい景色を眺めながら牧場に到着したレッドは、雄々しい黒い牛と対面する。レスラーが駆けつけた時、レッドは事切れていた。レスラーは「彼を捕まえた」と連絡する。(完)実際スペインでロケをしたようですね。本当に美しい景色で、レッドの死に場所としてはふさわしいというか、結局彼はどういう死に方を選ぶのかという点では、満足できたのではないかな。憧れのマタドールと同じように牛に殺されたのですし、あの牛だってマノレテ?の子孫だったかも知れません。個人的には交通事故の巻き添えとか、流れ弾に当たるとか、惨めに路地に倒れていて誰も気が付かなかったとかの方がノワールな感じで好きなのですが、さすがにそうはいかないですよね。(笑)バックで流れていたスペイン語の「My Way」はあまり深い意味がないのかも?失恋の歌らしいですが、英語で「これが私の生き方だ」だとベタすぎるような気もします。ともあれ、レスラーが最後に"I've got him!"と叫ぶ終わり方も映画ぽくて、良かった。落ちていた帽子を被せてやるのは彼なりのリスペクトだったでしょうし、個人的にはレスラーがレッドとの関係に終止符を打った事が満足です。その後のチームのことはわかりませんが、きっと彼はリズの墓にそのことを報告して、新たな人生に向かって行くのでしょう。10年たっても美しいスタイルを維持し続けたディエゴが良かったなと思います。もちろん、このエピソードの山場は涙を流すデンベでしょうね。寡黙なキャラクターだけに、しかも寝たままだし、見せ場となりました。レッドから輸血を受けて生き延びたのだから、彼の中にレッドは生き続けるような気がして、デンベはレッドを思い続けながら生きるのでしょう。クーパーはそれなりに政治力を使って生き延びるのでしょうね。アグネスを一人前のしなければならないし、もう危ないことはしないで穏やかに生きてほしいです。で、結局レッドは何者か分からなかったというのが、多分多くの期待を裏切ったのだろうと思いますが、これも想定内かな。レッドの遺体がFBIの秘密基地に保管されて、あれこれ調べるという終わり方も想像しましたけど。(笑)制作側もさじを投げてしまったというか、誰でもないし、誰でも良いのですよ。ジェームズ・スペイダーだったということが意味があって、10年間彼なりのレディントンを演じきったことに感謝したいです。
December 20, 2023
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ゲストにジェリー・ルイスの名前があったので、どんな役柄なのだろうと思ったら、タイトル通り「おじさん」とは。熱演のせいで彼の印象が強かったので、メインの捜査がおろそかになったような感じがします。まあ、「それで終わり?」というのは、SVUでは良くあることですが。母親と幼い少女が拷問されレイプされ遺体で見つかる。サディストの犯行で、全身に傷があった。デニ・ベック刑事はあまりの惨状にショックを受ける。SVUは母親と少女のどちらがターゲットだったのかと考える。母親が金に困っていて、アパートの大家が家賃を負けてやる替わりに関係を迫ったと聞いて逮捕するが、関係ないと判る。ただ、母親は勤め先の男性と関係を持っていたことがわかり、追及すると、公園に出かけたとき、娘がホームレスと親しくしていたと言う。ステイブラーとベックが公園で見つけたホームレス男性は、手に血を付けており、性犯罪の新聞記事の切り抜きを持っていた。逮捕して話を聞くが、意思の疎通が上手くできず、診察した医師はアルツハイマーではないかという。一方、被害者の検死で、ワーナーは犯人が噛みついていたことを指摘する。それを隠すために傷を付けていたと思われる。被害者の留守電に残っていたメッセージから、親子が自転車を売るためにポスターを貼りだしていることがわかる。そのポスターから性犯罪の前科のあるブレント・バンクスの指紋が検出される。ブレントの最初の被害者の全身にも、多くの噛み痕が見つかっており、逮捕する。バンクスはSVUの追及を上手く交わすが、ベックがチューインガムを使ってバンクスの歯形を取り、それを被害者の歯形と照合すると、バンクスのものと判り令状を取る。公園のホームレスはなんとマンチの叔父アンドルーと判明する。4ヶ月前にマンチに会いに行くと行ってホームを出てから、NYでホームレス生活をしていたのだった。フアンが診察したところ、アルツハイマーではなく、鬱病性の仮性認知症で、治療可能だという。抗うつ剤を投薬したところ、アンドルーはすっかり良くなり、元の自分を取り戻す。バンクスの捜査を続けているSVUに、バンクスの最初の被害者メアリエレンが訪れる。ベックが話を聞き、必ず死刑にすると答えているのをアンドルーが耳にして、裁判を傍聴すると言い出す。アンドルーはなぜか興奮し、傍聴席でバンクスに死ぬべきだと暴言を吐く。裁判では噛み痕を証拠とは認められなかった。起訴は取り下げられ、ベックは新証拠を見つけるために釈放されたバンクスを見張る。アンドルーは薬の副作用で躁状態にあるらしく、ベックたちの捜査の邪魔をし始める。バンクスの自宅を見張っていたところ、女性と外に出かけるところを目撃したため、ベックらが後を追うが、地下鉄のプラットホームに立っていたバンクスを、アンドルーが線路に突き落とし、バンクスは地下鉄に轢かれてしまう。アンドルーは薬が切れて元の状態に戻り、マンチにもう治療は受けないという。自分のしたことに責任を取らなければならないので、マンチにも「もうお別れだ」という。フアンが性的サディズムについて補足説明的に語っていましたが、あまりにも酷い犯罪の容疑者バンクスを追い詰めることができないまま、死なせてしまったのはちょっと残念でした。そもそも、このエピソードの狙いは何だったのでしょうね。アンドルーは甥に会うためNYに来てから、記憶が混乱してしまって、ホームレスになったが、親切にしてくれた少女を惨殺した犯人をどうしても許せなくて、究極の行動に出たということだったのかな。誰だって、性犯罪者に対してはそういう気持ちを持ってしまうということだったのか。とにかく、ジェリー・ルイスは両極端の表情を演じ分けて、本当に凄いと思いました。マンチは13歳の時に父親が自殺したという辛い過去を語っておりました。そういえば、今回フィンの出番が少なかったな。先週に引き続き、デニの思い込んだら暴走気味になってしまう人柄が描かれましたが、彼女はステイブラーの上を行く感じですね。非番の時に、ホシを付け狙い、それにパートナーとしてステイブラーが付き合うのも、様になってきました。デニは亡き夫が残した車に半ば住んでいるような生活で、とても印象的なキャラクターだと思います。それでも被害者に対しては親身になるところもあるし、悪くはないですね。格好いいです。
March 7, 2011
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この回は"to be continued..."で終わっていて、次のエピはPart1だそうなので、結局ラストは3話続きということになりますね。多分、次回の話が1時間に入らなかったので、1話付け加えたのだろうと思います。 一番見たくないなと思っていましたが、それほどショック(タイトル)ではなかったです。(笑)ショックという意味では確かにラストが!!!なのですが、ネタばれてしまっているので、驚きません。(きっぱり) 人間関係とMole探し以外はただ流すだけのメインの捜査ですが(爆)、よくまあこれだけきれいな人たちを集めるものだ、と思うほど「にわかセレブ」のおねーちゃん、おにーちゃんが出てきて、目の保養ですね。マイアミは動くモデル雑誌と言っても良いでしょう。もう誰が死んで、誰が捕まっても全然構いません。以下ネタバレ 「Eric、ちょっと話がある。」というHoratio。「私たちは今日結婚しようと思っている。彼女を幸せにしたいんだ。もう一つ彼女を幸せに出来ることといえば、君がセレモニーに出てくれることだ。」持って回った言い方ですね。しかし、なぜかEricは「どうするかわかりません」という答え。この結婚にあまり賛成していないようです。 その理由はMarisol本人に言っていました。「マミィやパピィはどう受け取るだろうな。」「だから言わないの。あなたと同じような反応をするから。」「いいか、今は良くなることに専念するんだ。」「どうしてネガティブな面しか見ないの?だから私はHoratioが好きなの。彼はいつも私にポジティブな面を考えさせるから。」「君は彼のことを何も知らないだろう?」「いいえ、知らないのはあなたの方よ。(He is not same as any you see at work.) 」「もっとスローダウンした方が賢明だと思わないかい?」「私はただ、普通の人と同じような生活を送りたいだけなのよ。」「もしも、ガンが再発したらどうすんだ?」「しなかったら?私は将来のために生きたいの。セレモニーに来て。」私はMarisolがどれだけHoratioのことを知っているのか、命のある間に聞かせてもらいたいものだと思いました。そりゃ、仕事場ではあんなことやこんなことはしないだろうから、ああいう姿も見られないし、と妄想が… 結局Ericは噂を聞きつけたNataliaから「セレモニーに行かないんだって?」と言われ、「彼女の選択よ。彼女はただ、幸せになりたいのよ。兄ならそう思うはずだわ。」と説得されることに。ただ、彼女も本当にEricのことを心配している雰囲気はありましたね。 一方、Ryan君はCalleighに「今夜のこと知ってる?何かした方がいいと思わない?」と気を回すのは良いけれど、「ごめん、俺の名前入れておいて。」とちゃっかりお祝いを頼んでしまう、要領の良さ。しかし、話はそれだけではなく、Alexxとの会話で彼の視力問題はにせものだったということが判明。つまり、"Shattered"でわざとピントの呆けた写真を撮影してCalleighを騙し、Moleをあぶり出すためにわざわざ視神経が傷つき見えにくいという話をAlexxにしていたことになります。さすがにこれに対してAlexxはショックを受けていました。「何で私が?」「Horatioがそれしか方法がないと言ったから」とこれはHoratioの命令だったと言明。確かに彼は目があまり見えていないという時と、見えてるじゃないかという時があって、変な感じだったです。でもとにかく疑いを掛けられたAlexxは気の毒に見えました。メインの捜査ですが、今回もまたピストルを構えて容疑者宅に突入。今回はEricが前に立ってました。結婚式に出て欲しいから遠慮していたとか?でも、自分ではドアは蹴破らず、お巡りさんにやらせる優雅なH、そして撃ってくるものは誰よりも早く撃ち殺す fast shooter面目躍如でした。さらに、エルサルバドルのお嬢さんから「妹を捜して」とお願いされては、「ベストを尽くします」といつもの顔に。見事事件を解決しても、「何かあったら電話しなさい。」と名刺を渡すH。 しかしそこにお祝いのシャンペンを持ってCalleighが現れた時のHoratioの表情ががらっと変わって、最高にやわらかかった~~うつむきはにかみながらも満面の笑みで、こんな顔を今まで見たことがないなあ。"Wao, This's good year too. Thank you pal." 「みんなにも言っておいてくれる?」そんなに知らせたいのか。 そして、来た来た来た~~~~結婚式ぃーフォォォーーー。 Horatioはカトリックなので、ロマンチックな教会婚かと思ったのですが、そうではありませんでした。いつもの市庁舎前でダークスーツ(タキシードではない)を着た花婿(渋くてステキです)は、若く美しい花嫁に目を細める。ほんとに冗談抜きでAlana De La Garzaはきれいです。 "You are so beautiful.""You didn't look so bad youself. Any doubts?""No, you?" どうやらためらいはないようです。そこへ、さっそうとスーツを決めたEricが登場。やっぱりねえ、若いって良いねえ、どう見ても彼が花婿ですよ。Horatioは花嫁の父親で良いじゃないの。 最悪の誓いの言葉もキスも見ることなく、ほっと安堵と言いたいところですが、市庁舎へ向かう3人に暗雲がたちこめる。Horatioを狙う狙撃者のスコープが…ああ、来週はどうなる?!CSI Miami Files本館へ
March 25, 2007
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多彩な登場人物もそうですが、いろいろな内容が含まれていて、面白かった。このシーズン(2021~2022)は911の同時多発テロから20年でもあるので、それを取り上げたかったという事もあったでしょうね。久しぶりにオリビアが熱くなるのも見どころでした。セントラルパークの池からバッグに入った古い人骨が見つかる。そのニュースを見ていたガーランドは、かつて制服の警官だったときに行方不明になった少女の捜索に加わったことを思い出す。しかし、その日911の同時多発テロが起こり、捜索を打ち切って警官たちは貿易センタービルへと向かったのだった。ガーランドは久しぶりにオリビアを訪ね、見つかったのはアレサ・グリーンではないかという。若い女性と交際しているマズダーニという男から、交際相手から高額な腕時計を奪われたという通報が入り、重罪犯罪対策班のデボザボ刑事が対応する。ケンダルという大学生とパパ活サイトで出会い交際していることを認めるマズダーニは、ケンダルが1年前に性被害に遭い自分が支えていたという。しかし、ニューヨーク大学にケンダルという学生はおらず、デボザボは身元確認のためハブラシからDNAを採取する。程なくケンダルは逮捕されたが、ケンダルは偽名でマズダーニが本人を確認し、デボは自白すれば実刑は免れるかもという。弁護士は偽名で暮らしている本人がどうやって見つかったのか、理由を知りたがる。20年前の捜査責任者マノックスは引退して、高齢者居住地区に済んでいる。ロリンズとヴェラスコが話を聞くが、当時を思い出し、捜査を後回しにしたというよりも、忘れ去られたという。アレサの母親コーラは看護師で、毎日マノックスに電話をかけてきたが、911の後遺症で肺がんを患ったマノックスは、もうニュースを見ることもない。母親に悔みを伝えてくれ。カリシにケンダルこと、リビー・ブランドンの弁護士ミグラニがリビー逮捕について意見を求めてくる。リビーは昨年逮捕された性犯罪犯のヘンリー・メスナーにレイプされ、残忍な仕打ちを受けた。リビーの母親がヘンリーの精神科医で、リビーは事件後大学を辞めパパ活をしていて、今回重窃盗罪で逮捕された。ポイントは重大犯罪班がなぜ短時間でリビーを容疑者として特定することができたのかで、彼らはそれを明らかにしない。彼らはリビーの母親に連絡を取り、リビーを呼び出させ逮捕した。それもNYではなく、ミグラニが刑事たちの話を耳にしたことによると、彼らはリビーのDNAを得る必要もなかったという。リビーはすでに自己誓約による保釈を受けていた。監察医務局では、アレサの検視を行い、頭蓋骨の骨折などから殺人の可能性が高いという。今回はバッグの中に遺留品が多かったことから、身元の特定につながるかもしれない。しかし驚いたことに、アレサが妊娠5ヶ月ほどだったということがわかる。ロリンズとガーランドがアレサの母コーラと、祖父コールマンに事件について報告に行く。本人のDNAの提供を求めるが、コーラは遺留品の腕時計を見てアレサのものだと言う。リビーは事件後、母親とは疎遠になっているという。偽名を使って活動してきて、自分の素性をする人はおらず、DNAのサンプルを提出したのはレイプ検査の時だけだ。オリビアは重罪犯罪班に出向き、デボザボ刑事にどうやってリビーを特定したのか、レイプ被害者だったことを知っていたのかと問うが、デボザボはそれには答えずに被害者が彼女だと認めたとだけ答える。互いの縄張りを荒らすなというような態度で、オリビアは監察医務局を訪ねることにする。一方、アレサのDNAが池の遺体と一致し、胎児は男子で父親はアフリカ系アメリカ人だが、アレサとの血縁関係はないことがわかった。ロリンズがその件をコーラに伝えると、妊娠していたことに動揺し、そんなことは受け入れられないという。NYC監察医務局の法律顧問は被害者のDNAはどのデータベースにもアップロードすることはないと断言する。しかし、法医学生物学者のハリー・ケントはリビーのDNAプロファイルを重大犯罪班の依頼でアップロードしたと認める。重大犯罪班は重窃盗罪の容疑者のDNAを持っており、一般のデータベースには一致するものがなかったが、彼女がレイプ事件の被害者だということで調べたという。ハリーはリビーの事件は裁判が保留中になっているのを見つけたというが、上司のチェックはなく、違法でもないという。オリビアはそれは道義に反し、監察医務局のプロトコルにも反していると憤る。コーラをSVUに呼びアレサにボーイフレンドはいなかったのかと聞く。コーラは娘の交友関係を厳しく監視し、自分が夜勤の時はコールマンに預けていたという。コールマンは基本的には男の子の出入りに厳しく目を光らせていたというが、レッドという男性が面倒を見る時があったという。レッドは既婚者でコーラの同僚であり、交際相手だった。監察医務局で調べたところ、過去2年で6件のレイプ被害者の情報が重大犯罪班の依頼でアクセスされ、そのうちの2件が有罪になったことがわかった。いずれもデボザボ刑事の依頼でハリー・ケントが担当している。オリビアはレイプ被害者のDNAデータを悪用することを悪しき前例にすべきでないと主張する。全ての事件を破棄するべきだ。検察局のマクスウェル課長はクーンズの検事局に連絡を取るという。コーラと交際していたレッド・ワシントンはコーラとの交際を認め、アレサの失踪、同時多発テロなどがあり引っ越したという。アレサは勉強好きで医者になりたがっていた。レッドはDNAの提供に応じ、アレサにはニーナという妹がいたと明かす。SVUにザボが乗り込んできて、検事局や監察医務局から嫌がらせを受けるようになったとオリビアに噛みつく。オリビアがザボの行動を道義にもとり、NYPDの規定違反だと一蹴すると、ザボは事件を解決して何が悪いと開き直る。レイプ被害者のDNAを他の犯罪捜査に利用するば、被害者がDNAを提供することに萎縮しためらうようになる。せめて召喚状を請求すべきというオリビアは、ザボがハリーと性的な関係になってDNAデータを手に入れていると非難すると、デボはあなたは元相棒や内部監査部に便宜をはかったことはないのかと言いかえす。ニーナについてコーラは、姉の失踪で動揺しその後はドラッグに溺れてストリートで生活するようになったという。最後にあったのは5年前で、親としてすっかり見放した様子で、ニーナ本人も売春や薬物所持などで多数の逮捕歴があった。最近も逮捕され、更生施設にいるというニーナに会いに行くが、世話役は今日コールマンが来て、ニーナは動揺した様子で出ていったという。クィーンズの大陪審がリビーの起訴を決め罪状隠秘となるが、ミグラニは無罪を主張し、その場に傍聴にいたマクスウェルはコーエン判事にドレイコス検事に連絡を着けてほしいと頼む。マクスウェルとオリビアはドレイコス検事に、リビーを特定するのにDNAを使ったことを違法だと主張し、起訴の取り下げを訴える。ドレイコスは手順に問題があるなら、法廷で訴えれば良いというが、オリビアらもそもそも使ってはならないという。ドレイコスもリビーは罪を犯したのだから裁かれなければならず、レイプ被害者だからといって例外にはできないと譲らない。ドレイコスは起訴を取り下げないと繰り返し、マクスウェルらが政治的な圧力をかけてきたと認識しているようだ。ロリンズとヴェラスコは路上に戻ったニーナを見つけ、アレサのことについて質問する。ニーナは姉が妊娠していることをコールマンが母親言わないよう、口止めしたという。胎児のDNAがコールマンが父親と示しており、コールマンはコーラの実の父親でないことが判明した。カリシとガーランドはコールマンに真相を聞き出す。コールマンは50年前にガールフレンドが妊娠したと告げられたが、心当たりはなかった。それでも責任を取って結婚しコーラを実の娘として育てた。しかしアレサは実の孫ではなく、アレサは妊娠したことを母親に告げようとしていたので子供は産んではならないと言い聞かせようとして強く揺さぶった。アレサは倒れてバスタブで倒れて頭を打った。アレサを愛しており、殺すつもりはなかったという。コールマンは罪を認めて死ぬまで刑務所に入ることになるだろう。マクスウェルはレイプ被害者のDNAについては、クイーンズと妥協点が見つかったという。コーエン判事はリビーの重窃盗事件を非陪審審理にしたと言い、無罪になることをほのめかす。ドレイコスは自分の夫の浮気を調べるために、コーエン判事の署名を切り貼りして令状を出したといういわくがあるようで、そこに「政治力」が働いたという。ドレイコス検事はザボ刑事と記者会見を開き、監察医務局のデータベースに欠陥が見つかったと発表する。修正第4条から被告人への起訴を全て取り下げ、被害者のDNAを根拠にした有罪判決を破棄するという。他の地区の検事局にも、被害者のDNAを利用することを違法とする法制化を求めるよう働きかけていくとまで付け加えた。オリビアは呆れるが、マクスウェルは手柄を譲ることが問題を解決する方法だという。コーラはニーナを受け入れ、「父」の存在を消し去るつもりだ。静かにアレサを葬ってやりたい。これから副市長になる予定のガーランドは結果に満足してロリンズとカリシを後にする。丁寧に書いたらめちゃくちゃ長くなってしまいました。すみません。名優ロン・カナダさんなので、最後は違うのかなと思っていたので残念ではありましたが、20年前なら50歳前後で13歳の子供を相手に、と思うとおそましい。真実を知っていたニーナが反発するのも当然でしょう。母親は何ら落ち度がないのに、運命に翻弄されたようで気の毒でした。今後はしっかり自分の人生を取り戻してほしい。リビーは先シーズンのエピソードからの再登場で、サイコパスのヘンリーはいつかまたオリビアたちの前に現れるかもしれないと、いう風に感じました。被害者のDNAを犯罪捜査に利用する可能性については、日本でマイナンバーカードの普及が広がらないのと比べるのは不適切かも知れませんが、こうして裁判手続に重きを置く国であることを再認識しました。デボザボ刑事は勢いが良かったので、新たなスピンオフかと思いました。増加する犯罪を手早く解決するには、少々のルール無視は必要だ!とか、そういう感じの。オリビアも聖女ではなく、たまにこういうビッチに噛みつかれても良いですよね。「あなただって人のこと言えないでしょう」とか、もっと言ってください。(笑)久しぶりのガーランドは市の体制が変わって副市長になるということで、また違う立場でSVUに登場するのでしょう。外から組織を変えるということに期待をしたいと思います。カリシが今夜は「ファラフェル」を作ると言っていましたが(もちろんアマンダに)、中東風コロッケだって。さすが人種の坩堝NYの人ですね。ガーランドを見送るカリシとロリンズが腰に手を回していて、何だかガーランドの祝福を受けたみたいなのが良かったです。「Godspeed」だから、ガーランドも2人の関係を知っていたのかな。ところで、今週は諸般の事情から更新が遅れる可能性があります。あしからずご了承下さい。
October 24, 2022
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NCIS本家とのクロスオーバー後半。トーレスをメインに据えているのでクロスオーバーですが、まあ、無理にやらなくても良かったかなという印象です。ただ、比較的シリアスな雰囲気がただようハワイシリーズに、ちょっと違うニュアンスが加わったかも知れません。ところで、先日「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」を見ていたら、カイ役のアレックス・タラントが出ているじゃないですか。彼はニュージーランド出身で、「力の指輪」はニュージーランドでロケをしているのでなるほどという感じ。それとは別に、ハワイシリーズにゲストとして「Hawaii Five-O」のジュニアが出ていましたが、彼もまたニュージランド出身なのですね。ニュージーランド訛りのセリフだと、全く別人みたいに聞こえるのが新鮮でした。いろいろ発見の多いシリーズですね。何者かに攻撃されたテナントとトーレスは、反撃に出る。敵を撃退したかに見えたが、2人が車から離れている間に、カイル・ジェニングスの遺体がなくなっていた。目撃者カイルは民間軍事会社フォートレスの元社員で、攻撃の狙いはジェニングスだったのか。トーレスはパールハーバー支局の捜査に参加する。5年前アフガニスタン基地の弾薬庫で爆発が起き、海兵隊のメンロー伍長が巻き添えで死亡した。当時は事故として処理され、手榴弾の不適切な保管により爆発に及んだと結論付けられた。弾薬を管理していたのはフォートレス社のグレッグ・ウィンズローで、フォートレス社は彼のミスとし罰金を支払った。トーレスは捜査のためアフガンに向かったが、ウィンズローはすでに帰国しており、その1週間後にウィンズローは自動車の単独事故で死亡した。倉庫の爆発現場には生存者いて、それがカイル・ジェニングスだったが、ジェニングスは姿を消し5年間消息がわからなくなっている。しかし、トーレスの元には匿名の情報提供者から度々、ジェニングスの情報が届いていたという。身柄確保に行っても一足遅れでできなかったが、2日前にハワイにジェニングスが現れたという情報が入り、身柄を確保することができた。情報提供者はトーレスを呼び寄せ、ジェニングスを奪うのを目的にしたのだろうか。敵の手がかりで唯一現場に残っていたタイヤ痕から、マリクが車両を特定する。トーレスとテナントはずっと尾行されていたようだ。タイヤ痕から特定の花の花粉が検出され、それが島内のキャンプ場に存在することがわかる。トーレスとテナントはキャンプ場で該当車両を発見し、そこで死んだはずのウィンズローに遭遇する。ウィンズローは自らの死を偽装しており、アフガンでの爆発事件は計画的で、ジェニングスは口封じのため殺されたという。犯人はフォートレス社で、ジェニングスは爆発時に倉庫にいた。ウィンズローは倉庫の管理人をしていたが、爆発事件の責任を負わされ、命を狙われるため死を偽装して、トーレスにはジェニングスの情報を送り続けた。ジェニングスは他のフォートレス工作員と共に海兵隊の掃討作戦に参加し、中央高地の村の安全確保に従事していたという。ジェニングスの殺害だけでなく遺体が奪われていることから、ただの口封じによる殺しではなさそうだ。遺体を焼いて証拠隠滅を図ることも考え、テナントは焼却場を探るよう命じる。DCから資料と共にジェシカ・ナイト捜査官が支局にやってくる。マリクは爆発の瞬間をシミュレーションして手がかりを得ることにする。ウィンズローはSNSでジェニングスの母親から息子の情報を得ていたという。廃棄物処理場を巡っていたカイとジェシーが、焼却中のジェニングスの遺体を発見する。一部の骨は手に入らなかったが、回収した骨からジェニングス本人と特定された。さらに、骨からは多量のアルミニウム粉成分が検出され、医療記録などからジェニングスが爆発時に背中に破片を受けたことがわかった。ジェニングスはその破片を取り出す手術をするはずだったが、手術の前に姿を消している。マリクのシミュレーションで、小型武器の弾薬ばかり保管されている倉庫の爆発と、実際の爆発の映像は異なることがわかった。何らかの起爆装置により、高性能爆弾を使って爆破したことが考えられる。ということは、現場にいた伍長とジェイングスを狙って爆破したのか、あるいは彼らが爆弾を持ち込み爆破した犯人なのか。フォートレス社は5年間で一気に成長し、今では政府案件を複数受注するなど際立つ活動をしている。ハワイには訓練施設があり、現在のCEOは現場の工作員から上り詰めたブレント・スプーナーという男が率いている。スプーナーは5年前のアフガンでチームを率いて地域の治安維持活動に関わっていた。テナントとカイが訓練施設に向かい、海外の極秘任務に優秀な人材がほしいと申し出る。今日はフォートレス社は株式公開を発表する日で、スプーナーはヴァージニアにいるらしい。NCISは5年前にアフガンの任務に関わった人材のファイルを手に入れ、ウィンズローに見せて、弾薬庫で見かけたかどうか確認させる。記憶に自信がないというウィンズローをトーレスが励ます。爆破事件で使われた起爆装置について、本部のケイシーに情報を求めると、光学式の起爆装置だという。フォートレス社で作っている可能性もあり、弾薬の専門家であるウィンズローに確認しようとすると、ウィンズローは支局から姿を消していた。残っていたケイタリングの包み紙には、妹の住所と「今すぐそこを出ろ」というメモがあった。ウィンズローは妹に電話をした後、支局を後にしていた。フォートレス社はウィンズローの妹を人質に取り、ウィンズローの身柄を奪うつもりなのだろう。しかし、ウィンズローはフォートレス社のファイルの中から3人について、知っているという印を着けていた。当時、メンロー伍長は隊を率いてアフガンで民兵の掃討作戦を実施し、村々の安全確保の任務にあたっていた。ある村で民兵組織の拠点で7500万ドルに及ぶ現金が見つかり、それをフォートレスの隊員が基地に運ぶことになったが、3000万ドルしか届かなかったという。伍長はその事を上部に報告しようとしていたが、爆発事件で死亡した。伍長らが現金と共に映っている写真には、ウィンズローが指摘した3人の他に、スプーナーの姿もある。彼が基地に現金を運ぶ責任者だったのだ。ジェニングスは爆破事件の証拠を体内に残していたから殺され、焼かれた。ウィンズローはNCISに何を喋ったのか、フォートレス社に尋問されているだろう。ウィンズローが訓練施設にいると見たNCISはトーレスを加え、施設に突入する。警戒していた工作員らの攻撃を受けつつ、トーレスらが拷問を受けているウィンズローを救い出す。ウィンズローを守っていた男はトーレスとテナントに説得され、証言することになった。一方、フォートレス社の株式公開を発表したばかりのスプーナーは運転手を装ったパーカーに身柄を拘束される。ウィンズローの妹はアルバカーキーの地元警察によって救い出され、ウィンズロー本人も釈放される。トーレスとテナントは未解決の事件に光をあててくれたウィンズローに感謝する。オーランドでトーレスとテナントの間に何かあったという噂について、トーレスは単なる会議だった、何もなかったと説明して逆に部下たちの好奇心を誘う。トーレスのタフガイぶりが強調されるというよりも、戦闘のプロ集団のところに突入するとか、セキュリテイのプロがやすやすとNCISの侵入を許すところが雑な印象でした。また、意外と崖が好きなこのシリーズ(どこかの2時間ドラマか)で、キュートなトーレスとテナントのT'N'Tコンビが屈強な男を脅す、というのも物足りなさを感じました。テナントの部下たちは彼女をボスとして信頼し尊敬しているので、そのボスと何かあったかも?というのは、ちょっとした話題づくりだったかも知れませんね。テナントの雰囲気からは「何か」はあったような印象を受けましたけど、完全にスルーして良さそう。付け加えみたいに来たナイトは、本家に敬意を評してというか、マリクに持ち上げてもらうくらいしか話題は作れなかったですね。むしろ、ミニツアーでハワイチームと本家チームが和気あいあいとしている方をやってくれたら良かったのに。ハワイは詳しいはずのナイトのインナージョークとかファンサービスができそう。ケイシーの顔出しもまあ要らなかったかな。でも、パーカーの出番は思わずニヤリ、という感じで、一番受けました。さすがベテランだけのことはありましたね。
November 15, 2022
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待ちに待った新シーズン。へティはなぜルーマニアへ?カレンの出生の秘密とは?半年ぶりなので、複雑な話を思い出すのに少し時間がかかりました。今シーズンはHawaii Five-Oとのクロスオーバーエピソードもいち早く見ることができますし、楽しみです。前話の続き。へティはコメスク一族の家長アレクサと対峙する。コメスク一族の戦いは第2次世界大戦ころから続いているという。へティは自分の生い立ちについて、戦後ブカレストの難民キャンプで生まれ、早くに両親を亡くし、ドイツの収容所でロマ人の家族に育てられたという。そのロマ人はパヴレンコという名前だった。アレクサはプラハ空港に到着したカレン、サム、ケンジー、ディークスの写真を見せ、本当の目的を問う。へティやカレンがプラハで殺した人の中には、アレクサの身内が含まれていたという。へティはカレンとコメスク一族の間の抗争を終わらせるために来たと答える。アレクサによると、第2次世界大戦時、コメスク一族はドイツ側についていたが、クーデターによりアレクサの祖父は人々から憎まれる立場に追いやられた。そして祖父はCIAの前身、OSS(戦略事務局)のアメリカ人工作員に追われ殺された。その工作員がG カレンの祖父で、コメスク一族はカレン家への復讐を始めたのだった。カレンの祖父はロマ人の妻との間に娘を一人設けた。母娘はアメリカへ渡ったが、25年後娘が女の子と男の子を連れて戻ってきた。それがカレンと姉エイミーだった。アレクサはカレンのファーストネームを知っているという。黒海のほとりにあるビーチハウスにたどり着いたカレンたちは、へティ奪還のため作戦を練る。カレンはサムに、このビーチで一緒にいた母親が目の前で何者かに撃ち殺された記憶を語る。LAでへティとカレンのチームの行方を追うエリックとネルは、へティが消去したファイルが実はまだ残っているのではないかと考える。ヴァンス局長には秘密で見つけ出したファイルには、コメスク一家の写真があり、イレーナという女性の顔がぼかされていた。画像を修正したのはNCISの人間と思われる。元に戻すとイレーナはハンター捜査官だった。ケンジーとディークスがビーチハウスの監視をしていていると、ハンター捜査官が現れ、コメスク家の男たちと親しげに家の中に入っていった。報告を聞いてカレンは一家を全員殺すという。ディークスがコメスク家の男たちに見つかって追われ、カレンたちの作戦本部に誘い込む。捕虜にされたドラクル・コメスクは、イレーナの従兄弟だという。ヴァンス局長はへティを追うためにハンター捜査官を送り込んでいたが、連絡が取れなくなったためエリックとネルに居場所を特定するように命じる。ハンターの携帯電話のGPSからルーマニアの黒海のほとりにいるカレンたちの所在も察知される。カレンはヴァンス局長にハンター捜査官がコメスク家の一員だと告げる。ハンター捜査官は敵なのか?そこにドラクル宛てにハンター捜査官から電話がかかってくる。カレンがハンターに自分たちの居場所を伝えると、コメスク家の男たちが家を飛び出していく。一方、ハンターは捕らわれているへティの前に姿を見せ、アレクサはへティにイレーナは姪だと紹介する。2年前にルーマニアに戻ってきたという。カレンは自分たちを捕らえるために手薄になったコメスク家を襲撃し、へティを救出する。カレンらが次々と敵を倒す中、アレクサはへティを撃つ。ついにアレクサと向き合ったカレンだったが、とどめを刺したのはハンターだった。ハンターはコメスク家に関わる捜査で、イレーナになりすまし潜入していた。本物のイレーナはアルゼンチンに行ったまま連絡を絶っているという。へティは受けた傷のため、崩れ落ちる…タイトルはへティの名前ですよね。このシリーズは捜査官の生い立ちにこだわりますね。なぜへティがロマ人のマークのタトゥをしているのか、理由は分かりました。年齢も、1945年生まれだとすると、現在67歳か。へティはカレンの生みの母を知っているというのだから、もしかしたら父親のことも知っているのかも。それ故カレンの事をずっと思いをかけていたのでしょう。へティはきっと助かると信じています。一方、アレクサが死んでしまったために、結局カレンの名前は分からずじまいですね。ハンター捜査官はへティが雇ったということなので、カレンは疑っていましたが、敵ではなかったはず。そしてカレンの名前に関する情報は、今後コメスク家を調べることで出てくるかも?コメスク一族はケイマン諸島の銀行に口座を持つような株式会社と関わりを持っているようで、人身売買などの犯罪の疑いがあるという。今回はカレンのチームがアレクサの家族をほぼ皆殺し状態にしてしまい、このままで収まるのかどうか。憎しみは連鎖するかも知れません。全体の話は重かったですが、一緒にオレオを食べているエリックとネルの仲の良さや、夫婦を装うというディークスに対して、姉弟で家族旅行に来ているところ、というケンジーのやりとりが相変わらずにやりとさせられます。もっとやって~(笑)
June 29, 2012
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最近話題のフィッシング詐欺とネット犯罪がテーマで、最後は「エイリアス」もどきのハラハラドキドキのオンライン泥棒とお決まりのアジトへ突入で久しぶりに素直に面白かったです。捜査では始めからあの銀行のマネージャーが怪しいとは思いました。ドンの口座が狙われたのと最初のフィッシャー(Phisher)逮捕の関係は誰だって疑うでしょう。FBIのみなさん、あなたたちそれでもプロですか?(笑)ネットカフェなどにいる雑魚のハッカーたちを抱き込んで、ロシアマフィアがフィッシング詐欺を行う。そこで名前が挙がったのは、前回"The OG"でも登場したLAPDのWalker刑事が追っているホシで、今回も一緒に仕事をすることになりました。私てっきりWalker警部補だと思っていましたが、この段階ではまだ刑事だったんですね。あの時チャーリーの数学理論に難癖を付けていたWalkerは今回はチャーリーを素直に買っていました。市警とFBIの合同捜査も順調でしたね。高度な技術を持つ犯罪者集団はチャーリーたちのオンラインでの動きを全て察知、裏をかいてFBIのユニットを危険に陥れる。その上家族への脅しもある。ドンはチャーリーを捜査から外すが、頑固者のエプス家がそう簡単に引き下がるわけがありません。そして「ゲーム理論」を使って敵の動きを辿ると冒頭のドンの銀行口座へということなのですが、私は判っていましたよ。ツッコミ所としては携帯の番号をドンたちに送った銀行のマネージャーは神業に近いことをやりましたね。シンクレアが撃ち合いで負傷してもなおエプス家に出入りして「ご隠居アラン」を守るところなど、助さん格さんの面目躍如。さらに家族全員ドンのチームに入ってサンダーバードのような感じになってきました。(笑)FOX CRIME NUMB3RS~天才数学者の事件ファイル
September 10, 2007
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これまでにないタイプの事件でしたが、ダニ・ベック刑事のキャラクターエピソードと絡めたストーリーが見応えがありました。彼女は本当に強いですね。体力的にも男性に勝っています。犯人を逮捕したいと言う意味では、ステイブラー刑事の上を行きます。その理由がやっと明らかにされたという感じですね。もちろん、お休み中のベンソン刑事の役割を今はステイブラー刑事が担っているという事なのかも知れません。レイプ被害者のエリザベスからステイブラーに連絡があり、同じ犯人がまた自宅に侵入したという。エリザベスはステイブラーの止めるのも構わず、犯行をこれで終わらせるために自ら犯人を追って逆に殺されてしまう。犯人は窓ガラスを割って侵入したと思われ、手口はナイフで脅しながら2日間も居座り、犯行を続けた。被害者を風呂に入れて、自分のDNAなどの痕跡を一切残さず、尿を要求したという。SVUは犯人がどうして気づかれずに侵入されたのか、疑問に思う。他にも余罪があると思われたため、同類の事件を探したところ、セレステとジーナの事件が当てはまった。ジーナによると、やはり犯人は尿を持ち去り、10日後にまた襲われたという。物音に気づかず、何とその後3回目の犯行もあった。警察には届けたものの、犯人が同じ被害者を2度も襲う例はないと言われ、受け付けて貰えなかったと訴える。担当刑事はジーナが精神的に混乱していたという。4人目の被害者メーガンの話を聞きに行くと、妊娠しており、犯行は一度だけだったという。メーガンは夫と不妊治療をしており、ベックはお腹の子は犯人の子ではないかと考えるが、生まれた子供のDNAを調べればよいと言ってステイブラーに押しとどめられる。フアンは犯人の本当の目的が被害者を妊娠させる事で、尿を持ち帰るのは検査して排卵日を調べるためではないかという。それで1ヶ月以内にまた犯行をおこなうのか。被害者たちの自宅が同じ管理会社で、気づかれずに侵入するのは犯人がマスターキーを手に入れる事ができるからではないかと考える。該当の物件を担当する男がいたが、証拠がなくDNA提出を拒む。マンチが管理会社の従業員の身柄を調べ、その中に微生物学の学位を持つルーク・ディクソンという男を見つける。前の会社はわいせつ行為で首になっていた。一方、ベックは次のターゲットはジーナだと考え、警官を使っておとり作戦を提案する。精神的に追い込まれていたジーナは、ここで犯人と立ち向かわないと一生怯えて暮らさなければならなくなると言って、ジーナを説得する。作戦が実行され、配置についていたベックは犯人を見かけ、単独で尾行する。激しい格闘の末逮捕に至るが、ベックは過剰な暴力を振るってしまう。ルークの自宅を捜索したところ、大量の排卵検査薬があり、10数人の女性の排卵日とレイプを行った日を書き込んだカレンダーがあった。ルークの面通しを行ったところ、ジーナは認めるが、メーガンは犯人だとは認めない。ルークは自分はホルモンの研究をしていると言い張り、自らDNAを提供しようという。裁判の日、ジーナが証人として出廷しないので自宅へ様子を見に行くと、自殺していた。唯一の証人を失って、ベックはメーガンの羊水検査をすれば良いと言いだし、ケイシーはメーガンが証言を拒否したことを捜査妨害罪として逮捕させてしまう。弁護側は今、強引に羊水検査すれば子供を失いかねないと反対し、判事も子供が生まれてからと命じる。しかし、改めてベックがメーガンを説得しついに検査に同意する。メーガンの夫は知らなければ犯人を許すことができたのに、と妻への複雑な気持ちを表す。検査の結果、子供の父親はルークだと判り、エリザベスの遺体からもルークのDNAが見つかった。ルークは優勢思想の亡者で、取引となり余罪を話し出したので、ステイブラーはメーガンの夫に結果を報告する。夫はレイプ犯の子供を育てる事ができるだろうかと言って去っていく。ベックは夫を殺した未成年の犯人への憎しみを持ち続けていたが、ステイブラーを伴ってついに犯人と面会し、仮釈放を認めることにする。犯罪の内容がおぞましくて、想像することさえ嫌です。犯人にはサイコ野郎ですね。今回のテーマは同じような事かも知れませんが、2つあったように思います。また襲われるのではないかという恐怖に打ち勝って、捜査に協力することで本当にあなたはこの事件から自由になれるのよ、という強引なベックの考え方。これには、ステイブラーも、被害者に原因があるとでも言いたいのか、と反発していました。ケイシーが裁判で勝つためにこういう事はあるかも知れませんが、オリビアならやはり本人の気持ちを大事にするのでここまで追い詰めないでしょう。その結果、ジーナは耐えきれなくなってしまった。闘う事を選んだエリザベスは殺されてしまった。どこに救われる道があるのか、という事を考えるととても辛いです。もう一つ、ベックの犯人逮捕への一線を越した行動は、夫を殺した犯人への気持ちが重なっていた。犯人が苦しむのが心の糧で、自分を焚きつける原動力だった。でも、そういう自分を死んだ夫はどう見るだろうか。許すことで、自分も過去から自由になれるかも知れない。だから、ステイブラーの手を借りてやっと前向きに生きる事ができるようになった。そして、犯人の子供を育てる事をメーガンの夫は耐えられない。オリビアの母親もそうだった。認めたくない事を許すことができるのか。ベックは自分の中に矛盾するものを持っていたわけですね。もちろん、答えの出る問題ではありませんが、考えさせられます。キャラクターとしては、単なる代役ではなくてかなり魅力的な存在だったなと思いました。さすが、SVUです。
March 14, 2011
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ゲストに、CSIマイアミのシーズン8からレギュラーに入る、Omar Benson Millerが出ていました。クレジットは特別ゲスト扱で、もう一人のゲストAnthony Andersonと存在感は大きかったです。高校生ジェシカ・ディレイが駐車場で頭を殴られた上、指を切り取られ、意識不明の状態で発見される。器物により暴行もされていた。ステイブラーは、新たにパートナーとなったブレイン刑事と、捜査方法でぶつかりながら捜査を続ける。現場に残るタイヤ痕や足跡から、犯人は体重が110キロ以上の巨漢で、複数いたことが判る。ジェシカは保険局職員のIDを持っていて、若者へのタバコ販売のおとり捜査に協力していた事が判るが、無関係と判る。意識を取り戻したジェシカは、ボーイフレンドのトミーの家に行く途中、何者かに車に押し込まれ路地で暴行を受けたが何も覚えていないという。犯人は複数だったと認めるが、ステイブラーはジェシカが何かを隠しているのではないかと疑う。奪われたジェシカの携帯電話に事件の直前にかかってきた電話があることが判り、ジェシカが参加していた課外活動のオーケストラの練習場に向かう。そこで、ジェシカに電話をかけた相手がケニー・ビクストンであることが判る。ケニーは太っており、靴跡が一致し、妹のミアもジェシカに恨みを持っている疑いがあるので逮捕する。ステイブラーとブレインは尋問の仕方で、激しくぶつかるが、2人にコンビを続けるよう命じる。ケニーとミアの自宅を捜索すると、長男のルディが全身に酷い怪我を負っていた。階段から落ちたという。家宅捜索で凶器のバットが見つかり、ケニーとミアを問い詰めたところ、ジェシカとトミーがルディを襲い、帽子を盗んだので復讐したという。ルディは糖尿病で指を失っており、ケニーはその腹いせにジェシカの指を切ったと認める。ルディの受けた暴行については被害届は出されておらず、ジェシカは犯行を否定し、証拠もないことからノヴァク検事補はビクストン兄妹のみ起訴する。その事について、州議員が煽って黒人コミュニティの反発を呼び、クレイゲンはステイブラーとブレインにルディの事件を捜査するよう命じる。ルディは、公園で若者2人に太っていることを理由に暴行を受けたと言い、携帯で写真を撮られたという。ミアはその携帯を奪ったが、写真は見つからなかったという。その後、ジェシカとトミーがインターネットにアクセスしたことがわかり、今はコンピューター犯罪課のオリビアらの協力を得て、一般から写真を投稿するサイトにルディが蹴られる写真が投稿されているのを見つける。その写真ではトミーがルディを蹴っており、トミーとジェシカを逮捕するが、2人が逮捕された様子を生徒が他の動画投稿サイトにアップしており、ルディの面通しは事前に顔を見ていた可能性があるとして、証拠として採用されなくなってしまった。その後トミーは釈放されるが、再び警察を訪れたルディが、ステイブラーらの目の前でトミーを射殺してしまう。州議員は、ルディは肥満と糖尿病により犯行に至ったとして、人種や貧富問題を裁判で問うと意気込む。ノヴァク検事補は衝動得的な犯罪ではなく、ルディは計画的に殺害しようとしたとして、ルディも覚悟の犯行だったと認める。その後ルディは症状が悪化し入院したまま、第2級謀殺で有罪となる。一方、とあるサイトでルティの帽子を被ったジェシカの写真を発見したSVUは、ジェシカとトミーを再び逮捕する。ジェシカは以前、太っていていじめられた経験があり、その時の屈辱をルティにぶつけたと認める。ブレインは刑事は事件が解決したため、去っていく。まず、新コンビ結成か?ということで、オリビアとは全く違うタイプの、熱血、突貫小僧のようなブレイン刑事が現れて予想通りもめました。結局、新しいパートナーにブレインを当てたのはクレイゲンの「親心」だったわけですが、オリビア本人がパートナーを代えて欲しいと言ったことを知らなかったステイブラーは、家族も同僚も去っていくと、すっかり落ち込んでいました。冒頭の懺悔シーンは、まるでCSIマイアミのホレイショみたいでしたね。(爆)オリビアは途中、良いところで顔を出しましたが、彼女を懐かしがるステイブラーにはやはりにやりとさせられます。お互いを大事にするからこそ、距離を置く。でも、破れたシャツを着替えるところに「わざわざ」オリビアが出てきて、「良いシャツね」と言われる辺りもシッパー的には最高です。SVUは色恋抜きのはずですが、言葉には出さなくても2人の固い絆が感じられますね。そして、ブレイン刑事は犯人逮捕に後先考えずに進むタイプでしたが、最後はきれいに仲直りして去っていきました。まあ、マリスカとクリストファーの2人抜きのSVUは考えられないので、コンビ別れがこれ以上続かない事を望みます。そして、メインの事件で太っていることと糖尿病になることが、人種差別や貧困に根ざしているというのが、ちょっと納得できなかったですね。太っているのは健康には良くないけれど、罪ではないでしょう。母親が働いている間テレビを見ながら、ひたすら高カロリーのものを食べ続けたとか、ややこじつけぽい。それで、トミーを殺したルディの罪は軽くなるとは思いません。ケニーとミアの犯行も、兄の受けた暴行の復讐としては、あまりに酷すぎます。ジェシカもせっかく痩せたのだから、人の気持ちがわかるはずだろうに。ただ、糖尿病の治療について、医療保険からクレームが付いて支払われなくなったとか、インターネットの動画や写真投稿サイトへ悪意のある投稿をする動きなどは現代に繋がる問題だと感じました。
January 25, 2011
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いつになくスタイリッシュなこのエピ、でもラストのHoratioは一体何なのでしょう? とても10代には見えない若作りのストリッパーに渡した金は500ドルくらいはありそうでした。これはHoratioのポケットマネーなの? 「休みを取って欲しい。」「良いわよ、じゃあ明日は?」「明日は君次第だ。(Tomorrow is what you make of it.)」経営者が逮捕されて、君たちは首になった、これで食いつなげ、故郷に帰れということなのでしょうか。そして居並ぶストリッパーさん達を横目に、「女はいらねえ」と去っていくHoratio。女を買っても手を出さずに置く、まるでそれが彼の美学みたいでした。(爆) また"Just a kid"と18,9の女の子には目もくれませんね。年増狙いなのかHoratio。エイミーに"One of the cops?"と言われて「CSIだ!」と違いを見せつけています。そして"I spend a lot of time looking at maps."と、趣味は地図?ことさら孤独であることを強調するHoratio。知性派だと言いたいのか、こういうところはやはりシャイですね。でもかっこよすぎる。この劇画調がもうたまりません。今回は現場での指示もテキパキと、自ら証拠物件を見つけたり、Horatioは大活躍でしたね。 そしてこの回からDet. Frank Trippが登場。「ボクは大体6フィートくらいだから」というHoratioと並んでも、大きいです。始めは俺の担当事件を邪魔するなと機嫌が悪かったですが、Frankはレギュラーの座に上り詰め、Horatioはベストカップルになります。(笑) Calleighはあまり出番がなかったですね。ピープショーの経営者に「仕事しない?」と言われて無視。(爆) Ericはやたらローラににじり寄っていました。「DNAのお勉強でもしたいわけ?」「いや、君のDNAテクニックに見とれていただけ。」そのくせ、ストリッパーとはデートしたことがあるとか、ないとかさらりと言う。ちなみにロシア語が堪能であることまで披露して、格好良すぎです。もしかして彼の家庭内ではバイリンガルなのか? ストーリーはピープショーの客からさらに金をせしめようとした踊り子夫婦と、逆にそれを手下に脅し返そうとした客、そしてその手下を殺した夫、そして踊り子夫婦の荒稼ぎから上前をはねようとした経営者が踊り子をひき殺し、二重三重に欲を出し合ってややこしいことになっておりました。 ゲストには「ダークエンジェル」のノーマル役J.C. MacKenzieが出ておりました。 …それにしても、数秒で$5のピープショーは高すぎますね。ほんとに男ってスケベなんだから。音楽がとても格好良かったです。(笑)CSI Miami Files本館へ
December 26, 2006
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『18年前の真実』意外な形でギブスの過去が取り上げられましたね。トニーじゃないけれど、あれこれ想像して最後まで目を離せませんでした。リバティ・ハイツの屋上から、海兵隊一等兵エミリオ・サラザールが手足を縛られた状態でつり下げられ、死んでいるのが見つかる。死因は9ミリの弾で、死後マシンガンの弾が撃ち込まれていた。屋上にはもう一人誰かが手錠で繋がられていた痕跡があった。しかも、そこに血文字の数字が書かれていて、ギブスは自分の軍の認識ナンバーだと認める。それを聞いたヴァンス局長はギブスがスナイパーとして秘密工作任務に関わっていた頃のファイルを取り寄せる。ギブスはかつての上司マイク・フランクスを呼び寄せる。サラザールは軍に入って4ヶ月、地元ギャングPC団のメンバーだったという。やはりギャング団の抗争が原因か?サラザールの上官、ヴィンセント・メディナ2等軍曹は、サラザールの過去について知っており、彼は足を洗おうとしていたと言う。ギブスはマイクに18年前にコロンビアで秘密任務に就いたとき出会ったローズ・タマヨの居場所を尋ねる。マイクは17年前にギブスには内緒でローズをDCに呼び寄せた。現住所を訪ねると、ローズは10年前に死んでいた。血染めの文字からは、サラザールではなくローズの息子、トマス・タマヨ海兵隊下士官のDNAが検出された。地元でギャングから子供を守るボランティアをしているマギー・スコットが、幼くして母親を亡くしたトマスの面倒を見ていた。凶器となった銃は2週間前に起こった強盗事件でも使われており、容疑者のヴィクター・カルマド(ポパイ)はPC団のメンバーだった。NCISチームはポパイとトマス・タマヨを拘束して尋問する。ポパイは自分がサラザールを殺したと言うが、嘘の可能性が高い。トマスは、殺害現場にはいなかったという。マイクはトマスが何かを隠しており、黒幕がいると考える。マクギーがPC団のメンバーの携帯の着信履歴を調べたところ、メディナ2等軍曹が電話をかけていたことが判る。軍曹自身もPC団の元リーダーで、ギャングたちとの関係を追求するが、殺害に関してはアリバイがあった。ギブスはトマスを釈放し、MTACで監視しながら後をつける。トマスもサラザールも同じ武器庫の警備を担当しており、リバティ・ハイツに向かったトマスは、ライフルを大量に武器庫から持ち出していた。ポパイの部下が引き取りに現れるが、そこにメディナ2等軍曹が止めに入る。実はトマスから、銃を手に入れろと脅されて目の前でサラザールを殺されたと相談を受けた軍曹が、自分一人でギャングたちに立ち向かったのだった。トマスは逮捕され、ギブスは尋問の様子をマギーに見せる。トマスは罪を一人で罪をかぶるつもりだが、それを知ってマギーこそがトマスとサラザールを屋上で拘束して銃を手に入れるように脅した黒幕だと認める。マギーは銃さえ持てば、地元の子供たちもギャングに襲われず身を守れると考えたのだった。マギーは逮捕され、トマスは捜査に協力したために、アフガニスタンへ派遣されることになった。トマスはローズから、いざと言うときのためにギブスの認識番号を覚えるように言われていたと言い、ギブスを見習って海兵隊員になったという。ギブスは任務で撃たれ、ローズに助けてもらった事は認めるが、出会ったときにはすでにローズはトマスを妊娠していたと告げる。ヴァンスはギブスのファイルを読み、コロンビアのドラッグカルテルのリーダーを狙撃する任務で見事に仕留めた事をほめる。そのリーダーは女性たちをレイプしており、トマスの父親でもあった。途中、何度もギブスが任務中に傷ついて、美しい現地の女性と恋に落ちたのか?という演出があり、ギブスは意外に惚れっぽいのかと思いながら見ていました。ジェニーとも仕事上でそういう関係になったわけですし。でも、結果的にローズの方が、仇を討ってくれたギブスに恋心を抱いたということで良いのかな。トマスは母親がギブスのことを語るたびに、もしかしたら自分の父親はギブスではないかと思っていたのでしょうね。Role Modelにはギブスはまさしくふさわしい。でも、良き海兵のトマスに真実は告げられませんね。実の父を殺したのがギブスだと知ったら、やはり微妙でしょう。これもまたギブスの暗く重い過去の一部なのですね。それにしても、あれほど愛していたシャノンとケリーを失って、次の結婚までは意外と短かったわけですね。(爆)トニー宛に伝言があって「メリンダって誰?」と思い出そうとしているのがおもしろかったですね。どれだけ遊び人なのかと思いますが、見かけ倒しということか?
September 24, 2010
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FOX CRIMEでシーズン3が始まっていたのを忘れていました。(汗)慌てて録画した2話をチラ見したら、どうやら1話の続きのようでしたので、キャッチアップを見てまとめてコメントを描くことにします。第3話は過去にナチに没収されたという絵画の盗難事件でした。久しぶりに見ると、またコルビーがいませんね~ゲストのFBIの美術品盗難専門の捜査官が入ったせいでしょうか。チャーリーはまだアミタと結論を出していなかったのですね。(爆)ご近所のご隠居さん風のラリーも健在です。「NUMB3RS」のテーマは事件と並行して描かれる、男やもめのエプス家の家族愛ですが、シーズン3になってもそれは変わらないですね。チャーリーが細々とした家の管理に手が回らず、パパがイライラして何かと口を出す。それもこれも息子にまともな家庭生活を送れる男性になってほしいからという。今時過保護かなと思うような親心ですが、これこそが「NUMB3RS」。(笑)小規模の美術館で各地での展示会を前に、ピザロの絵が盗難に遭う。プロの手口で、FBIの美術窃盗班のジャック・トルナーがやってくる。この絵には、本来の持ち主だというヘルマン夫人が今の持ち主、シューメーカーに裁判を起こしていた経緯があり、ドンは事情を聞く。絵はナチスに奪われ、夫人の家族もみな死んでしまったので、証拠がない。裁判では高齢のために記憶能力が信頼できないとされ、返還は諦めていた。チャーリーは美術関係のデータベースから、盗み出したと思われる容疑者をピックアップ。そのうちの一人、ウィーラーはホテルで殺されていた。盗品が一向に闇市場に出てこないため、チャーリーが売れないのは贋作のせいではないかと疑い、コンピューターの分析で贋作の作者を探し当てる。その作者はすでにブタペストで死亡していたが、いつ偽物とすり替えられたかを調べたところ、美術館の修復担当のホールデンが始めから偽物と知っていたという。ドンは、偽物と知った館長が展示を発表してから対応に困り、ウィーラーに盗ませていたとして館長を逮捕する。本物の絵は、ナチスの略奪を怖れたヘルマン夫人の父親が、偽物を作らせて、隠していたのだった。長い時を越えて、絵は本来の持ち主に戻る。このエピソードはゲストがアーミン・シーマンに始まって、よく見る人たちばかり。Matt Ross, Benito Martinez, Garret Dillahunt(4400のマシュー), Zach Grenierみなさんどこかで見ています。Bストーリーは今回の件で、「なぜうちは無宗教なんだろう?」と疑問を持ったドン。母親の従姉妹がヘルマン夫人のように、国を出てから家族が見つからず、ドンは母親の家系を調べてみたいという。私はエプスという名前から彼らはユダヤ系じゃないかと思っていたのですが、今シーズンはこれがテーマになるのかな?ラリーの父親は画家で、彼はその道に進むかどうか、悩んだようです。チャーリーの「何とか分析」は久しぶりですね~それだけのデータベースがあってこそだと思います。
July 10, 2008
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前話の続き。さすがに見応えがありました。「Dr.HOUSE」でひょうきんなキャラクターを演じるPeter Jacobsonはこちらでも独特の雰囲気ですね。彼ほど、SVUのゲストに似合わないのも珍しい。(笑)ニックのこの先が気になりますね。しばらくやさぐれるのでしょうか。ニックに銃を向けたれたキャシディは、しかたなくバート・ガンゼルに関わる全てのものを調べていると話す。カリッサが殺された夜、カリッサから電話があってニックに迫られていると怯えていたという。そのことはバートには話しておらず、バートの携帯番号は自分は知らないのだという。その後、カリッサはバートに電話をしたらしく、バートはカリッサの様子が変だと言っていた。もちろん、クレイゲンもカリッサもはめられて殺されたのは理解しているが、デリアがクレイゲンに近づくためカリッサを利用して、その後カリッサを裏切って殺したのだろうと説明する。ニックは引き下がるがキャシディとオリビアを信頼できず、一人荒れてしまう。その頃、ガンゼルのオフィスにキャシディが仕掛けた盗・聴器が見つかっていた。バートはキャシディが関わっているとは思わなかったようで、怖がっていた。キャシディはデリアから自分たちを守るため、SVUに協力する道を納得させる。そのデリアはアイリスが自殺したので、売春斡旋などの起訴を取り下げるよう、申し立てる。フォスターはアイリスが他殺の可能性もあり、殺人容疑でもデリアを起訴するとして譲らない。ガンゼルはデリアの送り込んだと思われる暴漢が暴れた事件について、SVUに証拠を提供するという。暴漢が忘れていったバットには指紋が残っていて、ガンゼルに証言してほしいというと、ガンゼルは見返りとして免責を求める。フォスターは一番最初のマギー殺しについてガンゼルに免罪を与える事にする。バットの指紋から容疑者が見つかりガンゼルに面通ししてもらうことになった。迎えに来たオリビアたちの目の前で、ガンゼルの車を盗もうとした男たちが居直って銃を取り出す。キャシディも男に銃を向けるが、その時にパトロールが到着して制服警官がキャシディに銃を向けた。オリビアは警察官だと主張し、全員に銃を下ろすように大声で叫ぶが、ゴンザレス巡査の銃がキャシディの胸を撃ってしまう。すぐに救急車が手配され、警察署全体を揺るがす大騒ぎとなるが、オリビアはなぜパトカーがすぐに到着したのか、またなぜ制止したのに撃ったのか、疑問に思う。内部捜査の聴取に、オリビアは車を盗もうとした2人組とパトロール警官が裏で操られているのではないかと答える。ハリスはその言い分を受け入れ、フィンが車泥棒から話を聞く。それによると、キャシディがガンゼルを連れて外に出る2分前に高級車の情報が窃盗団にあったという。また、その番号はパトロールへの通報にも使われていて、さらにカリッサが殺された夜に通話した相手の番号でもあった。SVUはガンゼルがキャシディが潜入捜査官だと知って、キャシディをはめるために、仕組んだと考える。ゴンザレス巡査はSVUの追及に、上司のテッド巡査部長からキャシディが危険な車泥棒で殺せば昇進させると言われたと証言する。キャシディは必死の手当で命を取り留めた。テッドはガンゼルの店によく出入りしていたという。ガンゼルは危険が迫ったと察して逃亡しようとするが、SVUによって逮捕される。フォスターはその弁護士をしているバリーをガンゼルから切り離そうとする。3年間の盗・聴でガンゼルの犯罪に手を貸し、罪を逃れようとしている事は証明できる。バリーがフォスターの命令で盗・聴器を身に付けガンゼルに会いに行くと、ガンゼルは自分から相談したいことがあると言い出す。カリッサからベッドで聞いた話だが、カリッサはキャシディと関係をもつようになっていて、クレイゲンをはめるために現場で写真を撮影しているときに、キャシディのことが隙なので別れて欲しいと言いだし、かっとなって殺したと告白する。キャシディは寝ていたことは認めたが、元知事殺しやクレイゲンをはめたいきさつについては関わっていなかった。これでクレイゲンが無罪放免になるかと思われたが、フォスターはデリアはクレイゲンがエスコートサービスを利用していた事で不道徳な行いをしている証拠があるとして、それと引き替えに免責となってしまったという。クレイゲンには自ら辞任することで、年金などは支払われるという。しかしクレイゲンはそれを受け入れないという。SVUは、これまでデリアに送り込まれた潜入捜査官が3名とも失敗し、中には司法長官に起訴を取り下げられたケースがあることに注目する。フォスターがなぜクレイゲンを犠牲にして、3人殺した疑いのあるデリアを免責にするのか、オリビアはフォスターの難病の娘に理由があると考える。フォスターは現金で娘のために訓練士を雇い、治療を続けている。とても給料では払いきれない高額だ。さらに娘の信託口座をカリブ海のアンギラに移していた事も発覚する。オリビアは証拠を突きつけてフォスターに説明を迫る。フォスターは娘の病気で夫が去り、その後エクスリーが近づいてきて援助の金を受け取るようになったという。始めは何も要求されなかったが、やがてデリアの悪魔のような野望に取り込まれていった。キャシディにガンゼルを潜入捜査させ、盗・聴したのもデリアの要求で、子供のためにしかたなかったと答える。オリビアは涙を呑んでフォスターを逮捕し、その後デリアを殺人で逮捕、売春斡旋や買春、収賄などで司法長官や検事、市警の風紀対策班、上院議員、副市長が逮捕された。クレイゲンは無実が証明されて釈放されたが、しばらくは現場には戻れないという。今回の検察局の不祥事の責任を取ってヘイデンも辞任した。ニックはまだオリビアには心を閉ざしたままだ。バート・ガンゼルはとんでもない食わせ物でしたね。自分のところの商品のカリッサに入れあげて、何となく頼りなさそうな雰囲気でキャシディに頼り、弁護士には洗いざらいしゃべってしまう。なのに、キャシディをはめて、カリッサも手にかけて。キャシディのために優秀な心臓外科医を紹介するというので、思わずハウスを想像した、というのは冗談ですが、どこまで本気なのか全然わからない。ちなみに、オリビアはかつてキャシディを振った事を気にしていて、何ですかあの親密な雰囲気は。お姉様、誰に対しても優しすぎます。ニックはそれにジェラシーを?(それはないですね)今回、キャシディが生き延びた事でいずれオリビアとくっつく、という選択肢は残された訳だ。ヘイデンが検察の仕事から離れたということは、元サヤという事もあるかも知れません。フォスターが絡んでいたというのは思い浮かびませんでした。結局、司法や権力の行使に関わる人は弱みにつけ込まれてはいけないということですね。「子供がいないあなたに何が判るの」というのは居直りも良いところですね。そのために悪事に手を染めれば、もっと悲惨な事になるのに。クレイゲンも話し相手が欲しければ、人から後ろ指を指されない相手にすれば良かった。誰しも秘密があって、ダークサイドがあるという事から、NYCの大スキャンダルになってしまいました。みんなが家に帰ってくつろいでいるときも、オリビアは気になる仕事に没頭する。それはキャシディが潜入捜査を辞められないのと同じ。いつか、肩の荷を下ろす日が来るのでしょうか。そして、ニックが落ち着くのはいつ?
November 18, 2013
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こちらも徐々にシーズンフィナーレに近づいてきていますね。先週が前後編だったので、いつも通りに戻って、ラストもいかにも「LA」な展開でした。アメリカでは個人がそれぞれ確定申告をすることになっていて、ドラマで確定申告の時期は家庭でも職場でも話題になるという場面を見ることがあります。ディークスのように節税に意識が高いのも当たり前の事のようですね。ビキニバーで誕生祝いをしていた下士官のジョシュア・ゴードンがいきなり苦しんで倒れる。同じバーの女性従業員1名とゴードン下士官が死亡し、航空士官のベイカーは辛うじて助かった。彼らからは青酸カリが検出されて、中東テロ組織から犯行声明が出た。しかし、サムは声明の文章に文法間違いが多く、彼らの名前を語り捜査の目を他に向けているという。現場を調べた市警はウォーターサーバーに混入していたという。タンクを交換したのは掃除夫のザキ・ファヒームという男で、警戒リストに名前はない。しかし、事件後連絡が取れなくなっているというので、手配される。助かったベイカーはゴードンはみんなから尊敬される存在だったという。しかし、1年前に整備士のフライマンとトラブルがあったという。フライマンはその後、不名誉除隊していた。LA市内のメッキ工場から90キロの青酸カリが盗まれるという事件が発生していたことが判る。犯人は水道などに混入させて大量殺戮を計画しているのではないか。ドミニク・フライマンは地域の子供たちに勉強を教えるなど、ボランティア活動をしていた。ゴードンの死亡については知っていると言い、軍を辞めたのは子供との時間を優先したいのに、軍はそれを認めずもめたせいだという。ファヒームの車が発見されたため、ケンジーとディークスが身柄を確保する。2人の顔を見て逃亡を試みたのは、ヘイトクライムで2度も襲われたからだという。ファヒームは捜査への協力を受け入れ、事件のあった夜とその前の日にバーを訪ねていたビール腹の男がいたという。メッキ工場では、5缶あったうちの1つが盗まれたというが、調べたところ残りの4缶が食塩の缶にすり替えられている事が判った。450キロの青酸カリが巷に出回ったら、一体どうなるのか。工場の監視カメラでは盗み出すところが写っておらず、持ち込まれる前にすり替えられた可能性があった。NCISが恐れていた通り、チャッツワース地区で心臓麻痺で倒れる人が3名出たという。青酸カリの疑いがある。被害者の3名には共通点が見あたらず、水の宅配を頼んでいる人も1軒だけだった。NCISでは、限定された地区だけに水道に青酸カリを混ぜて流したのではないかと考える。ケンジーが水道業者を装い、一軒一軒上がり込んで聞き込みを行う一方、ディークスが地下水道管を調べる。この地区にはポルノ映画を撮影するために使われている家もあるという。空き家に侵入したケンジーは、台所の水道に圧力をかけて逆流させる装置があるのを見つける。ここに青酸カリが含まれていた。エリックは「新しいアメリカを作る会」という団体が、麻薬の密売人や幼児虐待を行う者を排除し、町を浄化して子供のために資金を投入すべきだと主張しているのを掴む。彼らは政府が軍事費に金を注ぎ込む事にも反対しており、軍人の葬儀などでアピール活動をしていることが判る。サムとカレンは彼らのデモに潜入し、カレンが活動家を装ってリーダー格の男に気に入られる。男は正会員のローレンス・デヴリースと言い、カレンを仲間に紹介するという。一方、装置が置かれていた家には、2日前に配管技師が訪ねており、交通カメラにそのバンが映っていた。車はレンタカーで、ケンジーとディークスが話を聞きに行くと、経営者の男はバンを借りたのはメキシコ人だったという。しかし、免許証の写真はファヒームで、偽造されていた。しかもバンを運転していたのは、経営者の男で、何とフライマンの息子の叔父だった。カレンが連れて行かれた彼らの基地に、フライマンと叔父が現れ、カレンの潜入捜査がばれてしまう。彼らは今夜水道管に青酸カリを入れる計画を立てており、町を浄化して立て直すという。カレンは銃を向けられ、青酸カリの入った水を飲まされる。カレンの行方を追ったサムたちは、レンタカー会社の倉庫に侵入する。すでにフライマンらの姿はなかったが、監禁されたカレンが解毒剤を注射していたのを助け出す。NCISはフライマンらの実行場所を、市から許可を得ていない工事現場の地下トンネルだと考え、捜索する。鉢合わせしたフライマンらと銃撃戦になり、フライマンは自ら死を選ぶ。しかし、水道管に繋がった装置のレバーを握っていたのはフライマンの息子アレックスだった。カレンはアレックスに無実の人がこの水を飲んで死ぬことになると説得し、保護する。アレックスは里子に出される事になったが、カレンは様子を見てやる事にする。最近はテロといえども、国内のアメリカ人によるテロが多いですね。カレンが青酸カリを飲まされて、自分で解毒剤を探して注射するって、かなり際どい話ですが、可能なのでしょうか。危険な薬物を扱う場所には必ず解毒剤はあるのでしょうが。それにしても、いくらドラマとはいえ、その後チームの指揮を執る事になり、ディークスから休んでおけば?と言われて、誰に向かって言っている、と言い返すカレンはすごすぎます。子供の教育のために、無差別殺人を犯す犯人チームは論理破綻していると感じました。父親を失ったアレックス少年がかわいそうですよね。カレンは同じ里親制度で育った人間として、これからもアレックスのことを気にかけていくのでしょう。彼らしいエンディングでした。ところで、複雑な確定申告の作業ですが、何でも必要経費で落として得意がっていたディークスに、国税局の職員がやってきて10万ドルの追加額、罰金を言った時にはマジでやばいと思いました。結局はヘティのエイプリルフールだった訳ですが、ヘティなりに「気をつけなさい」という事だったのかも。カレンは家族もいないし、特に税金を取り戻そうと思っていないから書類作成が簡単というのはいかにもでしたね。(笑)ケンジーが文書管理が苦手なのも、彼女らしいなと思ってしまいました。
November 29, 2013
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諸般の事情を処理しつつ、最善の方法でドラマをセーブしたという感じでしたね。きちんとドラマがあって、このシリーズとしてはなかなか良かったと思います。肝心なところを微妙に演出するのが憎いですね。バーレーンの海軍施設で、統合作戦本部に危機管理計画を立案している国防省の職員ロン・ヒルが無残に殺された。ヒルはパキスタンの核兵器を確保する極秘の計画をUSBに保管しており、それを自宅の金庫に入れたところを襲われたようだ。計画がブラックマーケットに出れば、核兵器を盗むために欲しがる者も多いだろう。犯行はナイフを使って斬首し、ネパールの山岳民族グルカ兵の手口を連想させた。グルカ兵はパーレーンの基地の警備を担当しているが、犯行を否定し、何者かが濡れ衣を着せた可能性もある。そのUSBが発信するGPS座標がハリウッドのホテルで検知され、NCISチームがUBS確保のため現場に向かう。ケンジーとディークスは2人の関係が劇的に変化したことで、仕事場でも微妙な雰囲気にあった。犯人グループの一人に銃を突きつけられたケンジーにむけて、ディークスが銃を撃つことができず、チームは犯人グループを取り逃がす。ケンジーは感情が任務に影響するディークスを非難し、ディークスは話し合いを望む。カレンもチームに漂う変化に気付き、ヘティに計画の取り下げを申し出る。NCISが仕留めた犯人の一人はパキスタンの潜入諜報員で、パキスタン側はヒルの計画を奪って、インドをはめたのかも知れない。やがて逃亡した犯人の一人が殺されているのが見つかる。USBは所持しておらず、カレンははめられた側の復讐かもしれないという。NCISは現場をのぞき見ていたアジア系の小柄な男を追い逮捕する。男はグルカ兵のサパで、インドの名誉のために極秘情報を盗んだパキスタンの諜報員を追っているという。サパ本人はUSBを所持しておらず、仮に手に入れても必要ないと答える。本来ならインド政府が手に入れたい情報のはずだ。海軍長官はサパを仲間にして、インドとの関係強化を狙うといい、NCISはもう一人逃げている諜報員をサパと共に追う事にする。犯人は小規模の空港から国外脱出を狙うと考えられ、NCISは空港に向かう。カレンはディークスとケンジーを分け、ディークスとサパを組ませる。ディークスはサパに心を許す。現れた犯人が小型飛行機のオーナーから強引に飛行機を奪おうとしたため、捕らえようとするが、サパは姿を消し、犯人が殺されていた。USBがなくなっており、インド政府はサパの行動を認めず、協力関係もなくなった。ディークスは自らの失敗を取り戻すために、サパに国外に出るため偽IDを手に入れる方法を教えた事で、かつて潜入捜査をしたアルメニア系のマフィアに弁護士として再び潜入するという。ケンジーはディークスに父の形見の小型ナイフを託す。ディークスがタリータの店に入ると通信電波が届かず、カレンたちは様子がわからず、応援のタイミングが掴めない。ディークスはタリータにまもなくLAPDの捜査が入り、その前に偽IDを求めて男がやってくると告げる。タリータは久しぶりに現れたディークスに疑いの目を向け、信頼させるために、男を殺せと命じる。実はすでにサパが店を訪れており、捕らえられていた。サパはディークスに殺してくれと目配せするが、ディークスの安否を心配するケンジーが勝手に店に突入していく。ケンジーの行動でディークスは身を守り、今度はケンジーの背後の敵を撃ち殺す。サパは撃たれたものの助かり、USBはタリータから回収できた。サパは「凍った湖」を渡るには、周囲を見回しながら、時間をかけて慎重に歩けばよいとアドバイスする。ディークスとケンジーは今夜、2人の関係について話し合う約束をするが、先に本部に戻ったケンジーはグレンジャーの極秘任務「ホワイト・ゴースト」のために、すぐに着任することになった。いつ戻ってくるかは判らない。ヘティは、事情を聞かされたディークスが、ケンジーのナイフを持っているのを見て、ケンジーがそれを預けたと指摘する。ビジュアルでは見せませんが、昨日と今日は違うという事なので、D/Kが1段階も2段階も進展したと判断できますね。何があったかは、見る人の想像にお任せしますということですが、シッパーにはそれでも十分でしょう。言わば「聖典」エピソードですよね。(笑)明らかに守りに入ったディークスと、無理に無感情を装うケンジーは、端から見ても見え見えの状況で、潜入捜査官としても、まあ他の職業でもちょっとこれは問題となる。ヘティは2人に何を期待していたか判りませんが、グレンジャーの持ち込んだ作戦を渡りに船とばかりにケンジーを送り込んだ。「私は駒を動かすのではなく、チェス盤そのものを動かす」という台詞が意味深いですね。何手も先を読み、その対戦相手も選んでいるのでしょう。事実を認めているディークスよりも、むしろケンジーにゆっくり考える時間が必要と言うことでしょうか。ファンとしては、完全にお別れという訳でもなく、将来への希望を匂わせつつ、出産でダニエラが休みに入る理由を与えたと言うことで、上手く行きましたね。この先何があるかは判りませんが、もうシーズン5まで来ていますし、カップルと認めてそれを見守る姿勢があるのは良いことだと思います。ディークスがおちゃらけたキャラからかなり深みを持つようになったのも、良かったかな。つまりは充実のシーズンという事ですね。
October 12, 2014
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『血筋』トーレスのキャラクターエピソード。彼がチームに加わって、5年経って初めて掘り下げるのかなあ。これをきっかけに、もっと掘り下げてもらえると良いですね。売り家のバスルームで海兵二等軍曹リチャード・ラーソンが刺殺されているのが見つかる。鍵がかかっていた場所で、現場には鍵と被害者以外の毛髪が落ちていた。パーマーの検視によると、刃渡り40センチの両刃の薄い剣で7箇所刺されているという。トーレスは南米で使われるファコンという剣だという。毛髪のDNA分析で、第三者はトーレスと近親関係にある男性だとわかる。トーレスの父親は5歳の時に家を出て、死んだと聞かされていた。トーレスは南米に散らばる親戚の所在を確認する。ラーソンは副業で内装業者の配送を行っており、死ぬ前に5000ドルを銀行から引き起こしていた。その金は見つかっていない。犯行現場の向かいの家のカメラに不審な車が写っていた。その車が市内のホテルの近くで目撃され、トーレスとマクギーがホテルに向かう。マクギーが車に近寄る男を発見し、後を追い抵抗するのを捕まえる。男はトーレスの父ミゲルだった。ミゲルはDCに家族がいて、会いに来たと釈明し、ラーソンのことは知らないという。とにかく、ニックと話をさせろというが、取り調べに加わることはできない。トーレスは父が家族を捨ててから、一家が困窮したことなどでミゲルに対してクロに違いないと感情的になっていた。ホテルの続きの部屋を調べると、銃や現金、写真などの資料があった。写っていたのは元海兵三等軍曹のトーマス・ベアードで、ラーソンとは接点があった。3日前にサンパウロの空港で目撃されており、ミゲルはベアードを狙っていたのか。その事を知ったトーレスが父に直接詰め寄ると、ミゲルは話をごまかすばかり。そこにヴァンス局長とCIAのウォレス捜査官が現れる。ミゲルはCIAが雇ったフリーランスの工作員なのだという。ミゲルはかなり以前から中南米で活動しており、ベアードを探していたという。ベアードはヒズボラの財務担当の幹部ヤセムを捕獲する作戦に参加し、今はブラジルのカジノで資金洗浄をしているヤセムを捕らえようとした。しかし、作戦は失敗しヤセムは逃亡、300万ドルが消えていたという。ベアードがCIAを裏切って、逃げたのではないか。2週間前にアルゼンチンで潜伏しているのが確認され、それからミゲルがベアードを追っている。ラーソンはミゲルの逃亡を助けようとして、逆に殺されてしまった、ベアードはDCで何らかのテロの計画に関わっているのかも知れない。ヴァンスが捜査権を主張したため、ミゲルとマクギーのチームが共同捜査を行うことになった。トーレスは父と組むことも一緒に食事をすることも拒む。ミゲルは家を出たのは、当時ノリエガ政権で反体制派と組んで潜入捜査をしており、家族に危険が及ぶのを避けるためだったと説明する。ノリエガ政権が倒れてからは、フリーランスの工作員を続けてきた。それでも、妻子の様子はチェックしていたといい、教会から受けた施しも自分が援助したものだという。父親としてやるべきことはやったというミゲルに、トーレスはこころを開かない。ベアードがDCで宿泊していた部屋には「マリンコ」と書かれたメモがあった。床には三脚の跡があり、どこかを監視していたようだ。その可能性のある銀行に向かうと、ベアードが乱入し支店長を連れ去ったという。支店長はヴァージニア州北部に別荘を持っており、父と向かう。ケイシーは支店長のパクが以前勤務していた会計事務所で資金洗浄の疑いがあり、その時に設立したダミー会社の名前が「マリン・カンパニー」だと突き止める。ベアードとパクはパートナーだったのか。別荘に侵入すると、ベアードはパクを拘束し銃を向けていた。ベアードは自分はウォレス捜査官にはめられたと訴える。ウォレスがミゲルを利用して、裏切り者として追い詰めた。その時、別荘の外から銃撃され、ミゲルとトーレスは撃たれたベアードと共に脱出する。追手は2人でマシンガンで3人を追い詰めるが、ミゲルとトーレスは男たちと闘い倒す。そこにウォレスが現れ、ベアードの行方を問う。ミゲルの合図で2人は反撃に出るが、ミゲルは撃たれてしまい、トーレスはナイフを拾ってウォレスに投げつける。ミゲルは防弾ベストで命拾いし、その後の調べでウォレスがCIAに報告しないでミゲルを雇っていたことがわかった。ラーソンは事情を知ってウォレスに殺害された。先程の殺し屋はウォレスが雇ったものだ。トーレスはやっと父と和解し、一緒に食事をして姉の家族に会わせると約束する。ギブスは真実を語った記事が評価され、いずれ職場に復帰できそうだ。自宅生活をエンジョイしているつもりだったが、暇を持て余す。記者のマーシーが再び訪れ、別の案件で相談に乗ってほしいという。約束したはずのミゲルはまたホテルから姿を消した。トーレスはギブスを訪ね、2人で食事をする。先が読める展開でアクションシーンなども、何だか安っぽいなあ。対立する父親と息子という意味ではトニーとシニアのケースを思い出しますが、これ1話ではとてもそこまでの魅力は感じられない。父親が潜入捜査の先輩で、期せずしてトーレスも潜入捜査を経験して、「さすが俺の息子だ、同じ血が流れている」ということが言いたかったのかも知れませんが、このお父さんには何も共感する部分もなかったし、嘘っぽい感じがしました。私としては「バーン・ノーティス」を思い出しましたね。スパイになると家族に嘘をつくし、自分を追ってくる敵によって家族が危険になる。トーレスはアルゼンチンでの潜入捜査で、姉の夫を死なせたのですね。それを償うためにトーレスは今の仕事を得て、姉を支えようとした。これは初出ですよね。父親にどんな正義があったにせよ、まずは謝罪でしょう。遠くから家族を見守っていて、金も送ったと言われても、それで30年間の恨みつらみが瞬時に消えるわけもなく。「オヤジと組んで敵を倒したぜ」とぬか喜びしたトーレスをあっさり裏切る父(予想通りでしたが)のことは、もうやり直す必要は感じませんでした。この稼業は死ぬまで辞められませんよ。代わりに暇を持て余しているギブスが向き合ってくれる、というのは良かったなあと思いました。"There's more to life than the job."とはいえ、ギブスがやっていることは、コロナ禍で我々が自粛期間中にやったようなことで、ギブスはまだ本当の人生を見つけていませんね。そして、しつこく絡むマーシーさん、暇しているギブスには好ましく思うのでしょう。ミセス・ハーモンはとても地味な方だなと思いますが、これまでの魅力的な赤毛女性とは違う存在感でギブスの心を開いて行くのでしょうね、新しいアプローチだなと思います。海兵がCIAの潜入捜査をしていて、国を裏切るなんて、このシリーズでは考えにくいしやっぱり悪者はCIAでした、というのが良かったと思います。(笑)
September 22, 2021
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シーズンフィナーレ。タイトルは「終わり」、前話が一連の「ブラックリスト事業」の始まりを描いていましたから、その終わりを描くのでしょうか。心して見ることにします。ネタバレ注意タウンゼントはレッドによって倒された。傷ついたリズは迎えの航空機の中で治療を受け、事なきを得た。これでレッドの完全勝利と言いたいところだが、レッドはデンベに自分が消えなければ本当の勝利ではないという。レッドはクーパーに、余命幾ばくもないことを告げ、タウンゼントの遺した帝国を狙う悪党が後釜を狙っているので、それらを捕まえてほしいという。タウンゼントとの闘いは総力戦だった、まずは体制を建て直さないといけない。クーパーにはリズを守って欲しいという。リズはNYに戻りアグネスと再会する。レッドはリズを見舞い、ある条件の元でリズにひた隠しにしてきた自分の正体について明かすという。リズが知りたがっている事をカタリーナが手紙に書いて、それをレッドに預けた。その手紙はリズがレッドの命を奪った後に渡すという。リズの安全のためにレッドの後継者になってほしいが、タウンゼントはレッドの真実を知り、他にも喋っただろう。当然、タウンゼント以外にもリズを殺しにやってくるだろう。闇社会の流儀では、存在と実力を示さないと認めてもらえない、そのためにはレッドを殺すことが必要だ。しかし、リズはレッドの後継者になるつもりはなく、アグネスとヨーロッパに発つつもりだ。クーパーにそれを伝えると、クーパーはレッドの後継者になった方が免責も得られやすく、これからもFBIのチームと一緒に仕事ができるという。むしろ、継がない方がリスクが大きい。リズは病院にレスラーを見舞い、迷っていると話す。レスラーはレッドの後釜になることには反対で、善人のリズにはふさわしくないという。犯罪者のふりをしても、安全になるとはいえない。駅でリズに近づいてきた少女がいた。7年前、リズがFBIに配属されて初めての事件で誘拐されリズが救い出した将軍の娘ベスだった。ベスはリズに助けられたことを感謝し、リズが多くの人の命を救ったという。もう捜査官を辞めているというリズだが、ベスの言葉でリズはレッドのオファーを受けることを決意する。リズはアグネスを連れ、NYでレッドとデンベと心静かな時を過ごす。レッドはリズが犯罪者として認められなければならないというが、リズの人生を変えてきたのは果たしてレッドの影響だけだったのだろうかという。スパイの娘として生まれ、数奇な運命に翻弄された。レッドの命を奪うことが先に進むことだという。レッドはリズに明日仲間うちで開かれるパーティがあり、店から出てくるレッドを撃ち殺せという。防犯カメラに映るリズの姿がまたたく間に世界に知れ渡り、リズは後継者として認められる。リズは殺すことはできそうにないと答える。しかし、カタリーナがレッドを信じてリズを守るように託したのは、レッドが誰よりもカタリーナを知っていたからだ。リズは決心し、レッドは死後に手紙を渡すのは、知ってしまえば殺せなくなるからだと説明する。レッドは手紙をデンベに預ける。リズはアラムに「許してほしい」と伝える。FBIではレッドの行動を監視していたが、アラムはレスラーにリズの言葉を告げ、嫌な予感がするという。おそらくリズはレッドを殺すのだろう、レスラーは病院を飛び出し、クーパーはレストランに向かう。リズはアグネスと「明日の朝には会える」と会話する。レッドがデンベと抱擁を交わして店の外にでると、リズが銃を構える。しかし、リズは「撃てない。撃ちたくない」という。その時、ヴァンダイクがリズを後ろから撃った。すぐにレッドがヴァンダイクを撃ち殺すが、デンベはレッドにこの場を離れるように促す。リズはレッドの腕の中で息を引き取り、レスラーらFBIが駆けつけた時はレッドは姿を消していた。実はこちらも先にネタバレを知ってしまって、しまった、と思いました。でもまあ、変な期待を持たなくてよかったかな。途中までレッドのためのさよならエピソードのように見せておいて(ジェームズ・スペイダー鑑賞ビデオ)、最後のリズの思い出シーンが本物でした。個人的には、そうそう、そんな場面もあったと思いながら懐かしく思いました。第1話に出てきた少女が7年後にすっかり成長して出てきたのは時間の流れを感じて、やはりメーガン・ブーンに対するリスペクトだと思いますし、結末は本人の希望だったかどうかはわかりませんが、ご苦労さまと言いたいです。もちろん、レッドの正体はまたまたお預け、「ゴッドファーザー」みたいな権力の継承をもっともらしく信じる皆さんだとか、それを知ったら殺せなくなると言われて、何も疑問に思わないリズだとか、「やっぱりできないわ~」というリズだとか、何だかなあという気持ちはあります。ついこの間まで人工呼吸器をつけていたレスラーが何事もなく走ってきたのはご愛嬌として、2人の関係が揺るがなかったのは良かった。考えてみると、リズのために作った「ブラックリスト」ではあるが、リズがいなくても存在できるというのがどうなのよ、と思いますね。もうリズを守る必要はなくなり、レッドはどこの誰でも関係なくなり、治療は再開するとしても、誰にために何のために悪の帝国を守っていくのか。引退は考えられず、死ぬまでやめられない因果な商売なのか。スパドラさんのサイトに「ブラックリスト」の詳しい人間関係図やキャラ説明ベージがあって、力が入っているなと感心しましたが、今後それも必要なくなりますね。カタリーナはまだ生きているのでしょうか。何となく、レッドはカタリーナの秘密の恋人だったような雰囲気も漂いますが、今更表に出てくる意味もないような。それこそ、守りきれなかったレッドを恨んで敵を討ちに来る、あるいはアグネスをよこせと主張する、とか、それも考えにくいなあ。シーズン9は2年後の設定らしいですが、リズが死を偽装したシーズン(メーガン・ブーンが出産で休んだ)もそんな感じでした。本国ではちょうど始まるところかな、最終シーズンになるのか、それとももっと盛り上がってさらに続くのか、見届けたいと思います。
October 21, 2021
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もうシーズンフィナーレですね。結局アミタとチャーリーの関係にはなにも結論は出ませんでした。そして今シーズン少しずつ話題になっていたエプス・ママがとうとう顔を見せました。でもまさかあれは亡霊?(笑)これまで天国へ行かないでエプス家を見守ってくれていたのでしょうか。チャーリーは気になる夢を見る。父親が強盗に撃たれ、死んだ母が朝ご飯を作ってくれている。最近悩みの多いチャーリーの夢にママが出てきたのは、彼がずっとママに尋ねたいことがあったかららしい。天才児チャーリーをプリンストン大に入れるために家族が別れて生活しなければならなかったことで、チャーリーは自分が家族を不幸にしたのではないかと思っていた。ドンにも母親は必要だったのに自分が母親を奪ってしまったとチャーリーは思っている。ドンも天才の弟を持つトラブルを口に出したことはありましたが、実はチャーリーの方がずっと根深く悩んでいたようです。でも彼がそんなに心配しなくてみんなももう大きな大人だって。(爆)ママもドンは大丈夫よと言ってくれましたが、描き方としてはえらく唐突な感じです。パパまでママの幻覚を見るなんて、この時期お盆だったのでしょうか?(笑)確かママには音楽の才能があって、それを諦めて家族のために尽くしたというような話でしたね。また病気になったときのこともあまり息子たちは知らされていなかった様な気がします。手のかかる?家族の中でママは話し相手もなく、寂しかったのかもしれないですね。メインの事件捜査は、女性をおもちゃにして睡眠薬で眠らせて悪戯し、その上殺してしまった金持ちのバカ息子(といっても45歳だが)が特定されるまでが見所でしたね。最後ドンが犯人の家に一人で潜入したのが今ひとつ納得できないかな。確かに人質の命は危険で、ドラマとしてはありがちな展開でしょうか。(笑)なんだかんだ言ってもラリーもアミタもチャーリーの捜査の手伝いをして変わりはなく、最後は無理やりまとめたようなシーズンでした。FOX CRIME NUMB3RS~天才数学者の事件ファイル
September 23, 2007
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いきなり郵便でくりぬいた目玉を送りつけられてぎょっとしているところに、受取人の下士官ホーラッカーが自殺。しかも彼が性同一性不一致(現場を見ただけでは女装趣味というだけでは?)ということで一体どういう関係があるのだろうと思っていたら、後半は一気に南米パラグアイのスパイ活動に話が飛んで今回は何が何やら判りませんでした。何度も見直して考えるに、パラグアイの国境付近はアルカイダの本拠地だということが言いたかったのですね。これはもしかして、後半の伏線になるのでしょうか。自殺したホーラッカーは諜報活動の教育を受けていて、その指導教官が元軍人で退役後諜報活動に関するコンサルタント会社を立ち上げたパーセルという男。彼は南米における諜報活動で政府の下請けの仕事をしているだけでなく、南方軍も把握していない人脈に通じていて疑惑のある男だという。しかも幼児性愛者。そしてどうやらパーセルは幼妻を殺させる手配をホーラッカーにさせていた模様。(この理由がまたよくわからず)目玉は殺した証拠として送りつけたのでしょう。耳や指では死にませんから。ギブスはパラグアイに逃れたパーセルの身柄を確保するために、TATのブシャネル中佐を介して「闇の実力者」と交渉し、アルカイダのアリ・ハスワリの情報を提供すると申し出るが、なんとパーセルはギブスたちの目の前で暗殺されてしまう。パーセルが一体どんな情報を持っていたのかは闇に葬られ、ホーラッカーが自殺した理由も謎ですね。「闇の実力者」が誰なのか、気になります。ちなみにパーセル役はこの間「クローザー」でも顔を見たばかりのボストンパブリックのグーバー教頭(Anthony Heald)でした。教育者としても憎まれ役でしたが、こういう役が多いですね。(笑)しかも、軍人住宅の大家さんは、やはりボストンパブリックで毎回"Smell this shoe!"と学校に文句を言いに来ていた常連さんだったのがツボ。今週はなぜかトニーがやる気を出して、ケイトもマクギーも太刀打ちできません。やればできるということでしょうか。勢い余ってついマクギーも”Yes, Boss"と言いかけてしまう。ただし目玉に魅惑されて壁紙を目玉にしたのは非常に気持ち悪い。マクギーはギブスのコーヒーをこぼしたり散々の目にあってちっとも良いことなしでした。お楽しみ「トニー&ケイト」は深夜の張り込みで「身体を密着させて温め合おう♪」「絶対いや~」といういつもの会話があり、ケイトは「バカンスが欲しい」という。トニーがパラグアイ行きに選んだパートナーはケイトで、まるで新婚旅行のような仲良しぶりでしたね。ちょっとJAGのハーモン&マックを思い出しました。でも、急にトニーが「俺がリーダーだ」と言ったのは驚きです。こういう任務の時は対等ではやりにくいということなのでしょうか。モリーさんのブログ
December 10, 2007
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「アリを殺せ」後編前編に負けず盛りだくさんで、最後はバタバタとカタを付けたという印象でしたね。これも、NCISらしいといえばそうですけどね。1話にまとめて編集し、2時間枠で放送した方が良かったのかも知れないと感じました。字幕だけでは分かりづらく何度も聞き直しました。(爆)アリがどうしてそんなにギブスを憎むのかも今ひとつすっきりしませんでしたが、これでケイトに関するストーリーは完結ですね。ラストは、勲章を胸にギブスを恨むこともなくケイトは旅立っていきました。アビーがデキシーランドを流したのは、ケイトが南部出身だったから?確かテキサスだったっけ?アリは誘拐したダッキーに自分がケイト殺しの犯人ではないと説明する。ダッキーは同窓なので信じてしまったのか?引き続きジヴァに疑いの目を持つギブスは、トニーに監視をさせ彼女がアリをフランスに逃亡させる情報を掴む。アビーはアリの車を特定し、ギブスはシェパード局長を誘ってアリを追う。攻撃を受けたものの見事に仕留めたと思ったが、死んでいたのは別のテロリストだった。全ての証拠はアリではないと示していた。シェパード局長はこれで捜査を打ち切ることを告げ、アリはハマスの二重スパイに戻るが、ギブスは最後の勝負に出る。ジヴァにアリを呼び出し、もしアリがケイトを殺しているのなら自分をバックアップしろと伝える。姿を現したアリは自分の父親(モサドの副局長)が、母親を捨て、モサドのスパイになるように育てた上、母親をテルアビブの暗殺で死なせた事に対して恨みを持っており、同じような経歴を持ったギブスに父親を重ね合わせていた。ケイトを殺したのも自分で、ギブスに関わる女性を狙ったのも、彼を苦しめるためだったと認める。ギブスに銃を向けたアリは、ケイトを失った事で罪悪感を感じて自殺するか、復讐のために自分を殺せとギブスに迫る。そのアリをジヴァが撃ち殺す。ジヴァとアリは異母兄弟だった。ジヴァがアリを殺した事は、モサド内のトラブル(モサドに対する裏切り)で処理するのでしょうか。ケイト殺しについては、公にはモハメドという別のハマスのメンバーが犯人ということになって、これ以上の決着はつけられないのでしょう。ファーネルが出てきて、FBIは騙されたと全ての関与を否定していましたし。ギブスはジヴァから命を救われたという借りを作ったことになりますね。モサドはイスラエルの対外諜報機関の一つで、アリとしては父親によって「モンスター」に育てられたという言う。非人間的な面は、アメリカも同じだということが言いたかったのか。スナイパーだったギブスは、最初の妻と娘(!)を失ったのもその任務のせいらしいので、今後その話がでてくるのでしょうね。後は、過去特殊任務の最中に関係を持ち、今でも惹かれ合っている?ジェンを現場に引っ張り出したのは、キャラクターの紹介を兼ねたサービスでしょうね。プールで身分をごまかす「アドリブ」でパンツ一丁になるディノッゾが笑えましたが(スパイなら必至)、ピザを持ってきてくれと頼まれてちゃんと持っていったギブスがステキ。でも、一番おいしかったのはマニュアル車を運転したことがないジェラルド君が、右ハンドルの運転席に戸惑ったりするシーンでした。(秀逸)モリーさんのブログ
April 6, 2008
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シーズンフィナーレ。SVUにふさわしいというか、元々まとめる気持ちもないのでしょう、ぶっ壊すようなmessyな終わり方でした。そしてこれでステイブラー刑事とはお別れですね。(泣)最後にハンチング帽とは、予想しませんでしたが。ゲストの女の子は「Lie to Me」でライトマン博士の娘役だった人ですね。2年前のレイプ事件で証言する予定だったアネット・フォックスが路上で後ろから近づいてきた男に額を撃ち抜かれる。アネットは美容師のルーク・ロンソンの美容室がオープンしたときに、意識を失いレイプされたと訴えていた。ルークは合意の上の行為だったと言うが、アネットの血中から非合法の薬物GHBが検出され、ルークの店からもGHBが見つかった。アネットが証言すれば有利に裁判が運ぶと思われていたが、これまで被告側の弁護士が引き延ばしにかかっており、やっと来週に証言が行われるところだった。これでルークは裁かれなくなる。アネットが殺された時に一緒にいた娘のジェナは、最近家に無言電話が頻繁にあり、アネットは相当強い言葉で相手をなじっていたという。確かにアネットの携帯や自宅の電話に同じプリペイド携帯から多数の通話があった。その携帯を購入した店はルークの店の近くだったため、SVUが店を訪れ、ルークの昨夜のアリバイを確認する。ルークの広報担当は、ルークは昨夜は教会のシェルターでボランティア活動をしていたと言う。活動は2年前から始めていたという。教会に行きシスター・ペグに確かめたところ、ルークはホームレスの人々に週に一度散髪をしているが、昨夜は仕事が終わらないのに突然出ていったという。目撃者もルークの様子が変だったと証言し、一人のホームレスがルークのカバンの中に銃があるのを見たという。すぐにルークの自宅を家宅捜索すると、カバンの中に犯行に使われたのと同じ銃弾とハンドガンが見つかった。ジェナが目撃したのと同じようなフード付きパーカーも見つかった。ルークは逮捕されるが、アネット殺害については強く否定する。ハンドガンは射撃場にいくつもりで所持していたと言い、鑑識が凶器ではないと確認した。ウェスト検事補はルークを釈放するが、取調中のルークの様子からSVUは何かを隠していると疑ってルークを尾行する。ルークはシェルターに向かい、カバンに銃が入っていたと証言したエディ・スキナーと言い争っているのをフィンが確認する。スキナーがフィンの姿を見て逃走しようとしたため逮捕するが、ルークがついに口を開き、エディに金を渡してアネットを証言しないよう脅すよう頼んだと認める。ただ、殺せとは言っていないといい、エディがアネットから侮辱されたので勝手に殺すと言い出したので焦ったという。スキナーはこれまで多くの犯罪歴があり、ルークの言い分とは食い違う供述をする。そして何者かに電話をしたあと、留置場から姿を消してしまった。スキナーを迎えに来たのはATFだと判り、オリビアとエリオットがNY支局を訪ねると、担当のグリアー特別捜査官が他の容疑で逮捕したスキナーを未課税のタバコ詐欺を摘発するため、情報屋として雇っているので市警には渡せないという。これはタバコに賭けられる税金が安い他州で仕入れたタバコを偽装してNYCで売るという詐欺で、力尽くでスキナーを連れて行こうとするSVUに対して、ATFは捜査に加わる条件でスキナーを共有することになった。しかし、バイヤーを装ったステイブラーがスキナーと業者と会っている時に、グリアー特別捜査官が早まって突入を命じたため、スキナーは混乱の隙に逃亡してしまう。おそらくルークに金をせびりに来ると踏んだSVUは、首尾良くルークを脅しているスキナーととらえる。その時に持っていた銃はアネット殺害の凶器と確認され、ウェスト検事補は第一級謀殺罪を要求するが、スキナーは取引を持ちかけ、ルークがアネットをレイプしたと認める発言をしたという証言を行うという。更に、アネットを殺した銃の入手先がグリアー特別捜査官だったという。グリアーは前任地でも情報屋としていた武器密輸業者にせがまれ銃を手渡しており、その銃によって殺人事件が起こっていた。グリアーはその銃を手に入れて、今回もまたスキナーが欲しいというので渡したと認める。グリアーは逮捕され、ルーク、スキナーと同じ檻に入れられるが、警察を訪れたジェナがルークがレイプ犯でスキナーが殺人を認めたと知らされると、急に出ていき、戻ってくるといきなり檻に向かって銃を乱射する。シスター・ペグは巻き添えを食らって倒れ、ステイブラーの制止を聞かなかったジェナはステイブラーの撃った銃弾に倒れてしまう。ジェナは道ばたで簡単に銃を買った、という。ラストの展開は見え見えでしたね。なぜか急に途中からちまたに溢れる銃を規制するべき、というような論調になってきて、最後は悲劇に終わるという。無理矢理すぎます。ジェナは母親を殺されて気の毒でしたが、犯人が見つかって今度こそきちんと裁判が行われるという事を理解させなければなりません。オリビアもそう簡単に被疑者を見せるというなんて普通は考えられません。しかも、銃を携帯したまま警察署に入ってこられるというのも警備がかなり緩いです。これはクレイゲンの責任も大きいのでは?グリアー特別捜査官は手柄を焦るために情報屋にせびられると、簡単に渡してしまうということでしょうか。ステイブラーは必要があったとしても、少女を撃ったというのは本人としてもきつい状況になるでしょうね。転勤にせよ、退職にせよ理由になりそうです。それにしても、マンチもワーナーも出てこないし、検事補は日替わり、ホアンもいないのに、粛々とSVUが続くというのは局の都合なのか。オリビアが定年になったら終わりとか?地区検事になったジャック・マッコイの消息を聞けたのは良かったですが。(笑)アメリカの事情としてタバコ一箱がNYCでは14ドルというのは驚きました。それくらい、喫煙者は高い税金を払えということなのでしょうね。さすがATF(アルコール、タバコ、火器)です。来シーズンは切れ目無く、放送されます。この調子だと1年後には本国の放送に追いつきそうですね。
May 21, 2013
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ついに、このシリーズもファイナルを迎えたということを知り、まあそうだろうなと思いつつ、寂しいなあという気持ちが湧いたのは自分でも意外でした。それでも先シーズンのフィナーレは、打ち切りを覚悟していたような雰囲気でしたし、キャストも制作陣もこのシーズンが最終になるつもりで臨んだのだろうなあ。14年もよく続いたなと思うのは、クリス・オドネルの顔をみてしみじみと思います。エリック・クリスチャン・オルセンもうーん、年取ったなあ。良い感じで最終シーズンをまとめてくれると良いですね。ちなみにこのシーズンはNCISとクロスオーバーするだけでなく、「ハワイ」ともクロスオーバーして、サムが出張するみたいですし、また順番とかでモヤモヤしそうです。海軍の無人機を開発しているハヴロック・ヘインズ・エアロスペース社でラボが爆発し、清掃員が死亡、警備員が重症を負った。使われたのはニトラミン系の爆薬オクトーゲンで、NCISが捜査を開始する。キルブライド大将のもとに、シリアから偵察任務を行っていたチームが隠れ家が襲撃され、アメリカ人の女性の遺体を発見したという。持っていたIDがトゥルーディ・チェンバーズ名義で体格が小柄なことから、ヘティではないかという疑いがある。詳しくは身元確認作業を行ってからだが、カレンは動揺する。ヘティに危険が迫っていると訴えも、キルブライドは初めから危険な任務だったと、取り合わない。サムは嫌がる父親を娯楽施設に行かせるのに苦労する。ケンジーとディークスはローザを迎えて、慣れない親業を始めている。清掃員エステヴェスも警備員レイノルズも、身辺に不審な点は見当たらないが、情報を求めるためエステヴェスの娘から話を聞く。ハヴロック社の責任者によると、軍の兵器の開発を請け負うことを従業員が拒否して辞職したものがいるという。また、日頃から脅されることも多く、サイバー攻撃を受けていたという。エステヴェスの検視結果では、実際の死亡時間は爆発の数時間前だったことがわかる。犯人はエステヴェスを殺してIDを盗み、カートに遺体を隠して侵入したと見られる。エステヴェスの自宅を捜索するが特に気になることはなく、近隣の防犯カメラを調べることにする。キルブライドは、国家主導のデロではなく、同業他社による妨害工作であればよいがという。エステヴェスの車には漂白剤を使って証拠隠滅した痕跡があり、手がかりは得られない。ハヴロック社にサイバー攻撃を行っていたのは、レバノン国内からで、ヒズボラの関与が疑われた。特にアメリカとイランの関係が悪化してからは、イランはヒズボラの後ろ盾となっているという。NCISは西海岸のヒズボラのメンバーを調べることにする。ハヴロック社に不満を持って辞職したジャニスを呼んで話を聞くが、大量破壊兵器につながると持論を述べ、NCISが政府の手先ではないかという態度を取るので、何も聞き出せない。エステヴェスの自宅周辺の映像の中に、不審なクリーニング店のバンが写っていた。明らかにエステヴェスを監視していたようで、経営者のダリウス・ヴェイルから話を聞く。ダリウスはペルシャ系の二世だがヒズボラとの関係は不明だ。カレンがバンが犯罪に使われたのではないかと厳しく追及すると、ダリウスは故郷テヘランにいる家族に危険が及ぶと脅され、2人組の男にバンを貸したことを認める。彼らはダリウスの友人で不動産業に関わるエヴァも脅したという。作業スペースに使うため、無人のテナントを差し出したということで、NCISが突入のタイミングを伺う。ディークスが消防署の点検を装って入ると、男が脅してきた。構わず動くディークスに後ろから銃を突きつけたため、ケンジーが男を狙撃する。男はカナダのパスポートを持っていたが、疑わしい。その他にも数人分のパスポートがあり、空きのテナントで書類の処分をしていたようだ。書類を見ていたサムは、彼らがいらんの革命防衛隊の特殊部隊であることに気づく。イランの司令官で国民的ヒーローが無人機により殺害されていることから、これは報復なのだろう。ヒズボラではなく、国家主導のテロが行われようとしていることに、キルブライドは危機感を強める。他のメンバーは携帯の位置からポイントマグーに向かっていることがわかる。ベンチュラ郡海軍基地があり、そこはトライトン無人航空機計画の拠点でもある。キルブライドは2分以内にヘリコプターを入手し、先回りするよう命じる。やがてベンチュラ郡海軍基地の前にクリーニング店のバンに乗った工作員たちが現れ、銃を乱射しながらゲートを突破した。彼らはバンに大量の爆薬を積んで、それをコンテナ施設にぶつけ爆発させた。しかし、NCISが先回りしていたおかげでテロは失敗に終わり、工作員たちは制圧される。シリアでの身元確認の結果、遺体はヘティではないことがわかる。しかしヘティが使う偽名のIDをわざわざ使ったのは、ヘティが自分の死を偽装しなければならない状況にあるということになる。カレンは改めてヘティを捜索するため、シリアに行きたいと訴えるが、キルブライドは却下する。サムの父親は娯楽施設からヴィクトリアという女性と一緒にいなくなった。帰宅を待って話を聞くと、ヴィクトリアの夫が退役軍人で、寝たきりになっているので見舞いに行ったという。ただ、単なる話し相手になっただけではないという父に、サムは呆れる。オープニングのタイトルなどのフォントが変わりましたね。かっこよくなった?タイトルはおふざけですね。さすが爆破シーンは迫力がありましたね。あれ、冒頭のシーンはどうやって撮影したのだろう、もちろん危険を排除したプロの仕事なのでしょうが、それもこのシリーズの見せ場ですよね。さて、ヘティの消息が匂わせですが出てきましたね。どういう事情なのか、高齢のリンダ・ハントを出演させずにここまで来ましたが、今度こそ決着をつけるのかな。カレンとアナの結婚式やら、キャストの個人的な話題はもういつ終わっても良いという状況なので、生きていても死んでいても(!)、ヘティに何らかの決着をつけなければ終わるに終われませんね。やはりカレンたちはシリアに飛ぶのでしょうか。ディークスとケンジーがガチガチに過保護な両親になっているのが微笑ましく、こちらは毎日がハプニングと泣き笑いの連続なのでしょう、変化のあるエピソードを期待します。ファティマが司令塔役を担っているのが印象的で、必要となって大将の秘書ダーが雑用を引き受けているおかげで、チームがいい塩梅に動いているなと思いました。サムのパパは、本当に楽しい人ですね。シニアの娯楽センターになんか行きたくないとか、あーだこーだ言うパパの気持ちも、行かせたいサムの気持ちもわかるなあ。本当に親子の闘いなんですよ。それでも、パパの方が相当上手ですね。人生の楽しみ方を知っているなあ。まだ当分くたばらないでしょう。(笑)キルブライドが「チーム・アメリカ」と言って、ラウンドトゥリーが「hilarious」とコメントしたのは、「チーム・アメリカ・ワールドポリス」を想像してのことでしょうか。私は見たことはないですが、サウスパークの制作陣が作ったということは何となく想像がつきます。大将は言葉のあやだったのでしょうけど、相当アブない笑いですね。後、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」の言及がありましたが、これって、日本のUSJの方がハリウッドより早かったのですね。ナカトミプラザは「ダイ・ハード」のあれですが、LAの名所の紹介が楽しかったです。LAの夜景がきれいでした。
June 28, 2023
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『チームプレー』クロスオーバー、来たー!しかし、続編はハワイの方なので、LAで先に結末を見てしまうのも悩みどころですね。ロバート・ピカードさん、出たと思ったら…意外にも「実はサイロンだったとか」とギャラクティカネタで、まあ、SFドラマにはよく出演されていた人なので、それもありかなとは思いましたが、脚本を書いた人がファンだったのかしら。「Doom」はやった口ですが、さすがにCD-ROMでした。フロッピーて、いつの時代だ。それならギャラクティカもオリジナルの「宇宙空母」の方で勝負してほしかった。とにかくゲストが一杯で豪華でしたね。タイトルは「船頭多くして…」と同じ意味ですね。連邦法執行機関訓練センター(FLETC)の名物教官だったデール・ハーディング(教授)が自宅で死亡しているのが見つかった。状況から銃による自殺と見られるが、DCではケイシーが教授の引退にともなう送別会を開く矢先だった。そのため、かつての教え子、ハワイ支局のテナントとブーンが訪れており、早速合同チームが現場に向かう。ところが、すでにLA支局のカレンとハンナが現場に到着していた。急遽大所帯で捜査が始まる。マクギーは数日前に教授とランチをしており、週末にはカボに引退旅行に出かけると言っていたという。捜査官たちは自殺は考えにくく、強要されたのではないかと考える。現場には携帯電話が見つからなかったが、隣人のリビーによると、銃声が聞こえる直前に教授の部屋にいて、携帯電話が鳴ったのを目撃していた。さらに、銃声の5分後に教授のPCにアクセスがあり、現場に誰か居たことが想定される。携帯電話にかかってきたのは非通知の電話だった。教授を検視をしたジミーは、全身に古い傷跡が多数残っていることを指摘する。元海兵とはいえ、そのような負傷の記録はない。さらに、教授は銃声の1分前に「追加の宿題」という文字をPCに打ち込んでいたことがわかる。教授のPCを調べたケイシーは、教授が大量の政府の文書を保管しているのを見つける。国防総省の最高機密隔離情報というファイルで、それらは死亡の直前に削除されていた。教授のアクセス権ではこのような情報を手に入れることはできないなずだが、引退を前にまさか文書を盗んで売り渡そうとしていたのだろうか。まずは最後の職場を訪れ、オフィスを調べることにする。教授は教え子のその後の情報を残しており、トーレスは「君は一匹狼タイプでチームプレーヤーじゃない」と言われたことを思い出す。今の時代に大量のフロッピーディスクが残されており、なぜか最後の授業を別の教官が代行していた。フォード教官は急遽、引退旅行を前倒しするために授業を代わってほしいと言われたという。行き先はカボではなく、ハワイでそこで旧友に会うと言っていた。しかも、航空券をハワイ行きに変更したのは今朝だった。ということは、送別会にも来ないつもりだったのか。教授が文書を盗むのに使ったのはマクギーのログイン情報だったことがわかる。マクギーは教授とランチをした時に、自分の子供の写真を見せようとログインし、そのまま置いて席を立ったことを思い出す。ケイシーは教授のフロッピーの中で先週作られたものを見つける。中には「追加の宿題」という文書のみだったが、分解してみると「答えは文書の中」と書かれたメモが入っていた。そのメモはギブスの山小屋の暖炉の写真をプリントしたものだった。すぐにトーレスとナイトがギブスの使っていた山小屋に向かうが、先客がいた。突然銃撃されたので撃ち返すと、相手は負傷しながらもバイクで逃げた。トーレスたちが撃った弾は胸の携帯に当たって命拾いしたようだ。すでに暖炉に隠された文書は持ち出された後で、地元の保安官事務所に検問を設けるよう要請する。カレンは1号線沿いの事業者から教授に送金があったことがわかり、LAに戻るという。山小屋近くに残されていた携帯電話は教授のものとわかり、教授を死に至らしめた犯人がそこにいたことがわかる。教授は最後の通話をアプリで録音していることがわかった。通話相手は「サイモン・ウィリアムズ」と名乗った。サイモンは各機関が重要指名手配をしている、もと工作員でスパイ活動や嘱託殺人を行う世界的な犯罪者だった。サイモンは30年前に訓練センターで教授の指導を受けており、教授は「一匹狼でチームプレーができない」としてサイモンを落第させたという。地元保安官の無線を傍受したケイシーは、パトカーが奪われたらしいという情報を掴み、GPSから付近の農場に隠れていることがわかる、NCISが急行し納屋の中を捜索すると、負傷した若い男が手持ちの物を燃やしていた。男は「サイモン・ウィリアムズ」と名のり、「我々は皆サイモンだ」という言葉を残して死ぬ。男の身元は分からず、燃やした携帯やUSBメモリーなどからデータを回収することはできなかった。テナントとブーンはハワイに戻ることになり、テナントとジミーは遅い食事をするため、ダイナーでナイトとトーレスと落ち合う約束をする。パーカーはFBIからサイモンに関する情報を手に入れる。FBIはサイモンの共犯者がハワイにいるという情報を掴んでいた。トーレスは自分も教授から捜査官を辞めるようにいわれたとパーカーに打ち明ける。ダイナーに向かったナイトとトーレスは、ジミーとテナントが誘拐されたことに気づく。無理やりな設定ですが、何とか3チームが集まりましたね。お初の人、久しぶりの人、それぞれに絡みを設けるのは大変だったでしょう。でもオールスターで訓練センターに行き、現役の上級捜査官の技を見せているところなど、楽しかったです。それにしてもLAチームからすると、パイロットエピソードで本家に出たのだから、何と14年前で、その頃からすると本家も随分かわりましたね。ハワイと本家は最近繋がりがあるので、次はハワイで、というのも自然かもしれません。LAにもハワイにも行ったことがないというジミーが念願かなって?ついに、ハワイにいくのかな。「サイモン・ウィリアムズ」というのが、どういう存在、組織なのかは興味深いです。オリジナルは教授が落第させた元訓練生だったのでしょうが、我々は皆サイモンなんて、それこそボーグかサイロンですよね。謎解きを楽しみに待ちましょう。
June 30, 2023
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シーズンフィナーレ。と言っても、いつものSVUでしたね。中心となったのは、精神医学が本当に病人を治療できるのかどうか、薬に対する疑問やそのことに対するセレブの発言が若年層に影響を与えている事などでしたが、あまりピンと来なかったかなあ。時事ネタから引っ張ってきていると思われ、途中からよくわからなくなりました。ケイシーの元彼の話も取って付けたぽいですね。高校生のジェイミーが学校のトイレ内で男子2人にレイプされたと訴える。容疑者2人は即逮捕されSVUは双方の話を聞くが、話が食い違う。男子はジェイミーの方から誘ったと言い、客観的証拠からもジェイミーの嘘が証明された。ジェイミーの友人の話から、高校生たちの間でSEXを軽く考える風潮があることがわかり、オリビアの説得にジェイミーも自分の嘘を認める。男子2人と共にジェイミーも退学となるが、男子の親は収まらず彼女を訴えるという。ジェイミーは警察から帰る途中に車で事故を起こし、女子高生を死傷させてしまう。現場の状況から、ジェイミーは自殺をしようとして少女を巻き込んだということが判った。血液検査から、ジェイミーはそううつ病の治療を受けていた事が判り、しかも最近は薬を飲んでいないことがわかる。最近の不安定な様子や、奇行は勝手に薬を辞めた事が原因だと考えられるという。ジェイミーは自分で薬を辞めた理由について、大好きなロック・スター、デレク・ロードがテレビインタビューで精神治療薬を批判し、飲むべきではないと言っていることに触発されたという。ノヴァク検事補はなぜかジェイミーに感情移入し、両親の監視の下、投薬を再開することを条件に保釈される。そのジェイミーにデレクが裁判の弁護士費用を持つと言って、関わってくる。ジェイミーは精神科医による治療で虐待を受けたと言う。ジェイミーはすっかりデレクの言いなりになり、裁判ではジェイミーは両親が治療を受けさせたせいで自分はこうなってしまったと批判する。しかし、ジェイミーが勝手に投薬を辞めたことがわかり、裁判所命令に背き拘束される。再び治療を受けたジェイミーにオリビアは両親が本当に心配していることを告げる。裁判でデレクは専門証人として精神科の治療によって自分が酷い目にあったと証言する。ノヴァク検事補は、その治療のおかげで今は前向きになり、ロックミュージシャンとして成功していることを指摘する。ジェイミーは第2級危険運転致死罪で有罪となる。ノヴァク検事補は大学時代に婚約者が統合失調症になり、投薬を断ってその後別れてしまったという話をする。ジェイミー役の女優さんは熱演でしたね。デレクという青年は、電気ショックを与えられるなど、非人道的な治療を受けて過去の記憶を失うなどしたという。その時の恨みが精神医学への拒絶になっていった、というのは判るような気がしますが、ジェイミーが彼に影響を受けるというのはちょっと無理な印象です。ただ、確かに精神病の診断や治療薬の効果というのは難しそうですね。ちなみに、デレクの話はトム・クルーズの発言をヒントにしているそうです。あと、奨学金を受けるようなよい子の少年たちが誘いを受けて学校内でことに及ぶというのは、一体どういう学校なのでしょう。何を教えているのか。私立だそうですが、そのために退学になってしまって、全くもったいない。ケイシーがどうしてジェイミーの起訴にこだわっていたのかは、最後に明らかになりました。これも意外と言えば意外。自分の最愛の人が病に倒れて自分ではどうすることもできなかったというのは辛かったでしょうね。普段あまり弱音を吐かない、個人的な話をしない人なので、印象に残りました。
February 10, 2011
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とても複雑なエピソードでしたね。「クリミナル・インテント」のシーズン4プレミアエピソードとちょっと被るような展開で、2話続きで見ると、頭が混乱しそうでした。ゲストにCSIマイアミなどに出ているHolt McCallanyが出ていました。彼もNYの人ですよね。匿名の通報があり、女性が自宅のベッドで首を絞められて死んでいるのが見つかる。レイプされていると見られ、犯人のものと思われる体液もあった。被害者は29歳の弁護士、ヴィッキーで、来月結婚を控えていた。通報した電話の指紋が拭き取られており、婚約指輪も奪われていた。犯人は合い鍵を使ったと思われ、婚約者のアランは死亡推定時に職場にいたという。通報者の声と比較しても、婚約者とは似ていない。ヴィッキー宛に結婚を辞めろという手紙が届いていた。ビッキーの事務所の上司テッサによると、ヴィッキーは最近、ボランティアで薬物依存者のサポートにのめり込んでいたという。またストリッパーのために組合を作り、マフィアを敵に回したかもしれないという。しかし、関係者によると、ヴィッキーは自分がストリップのステージに上がりたいと言い、趣味でストリップをしていたという。その客の中で、ティムに付きまとわれていたというが判る。手紙を書いたのもティムで、なくなっていた指輪を持っていたが、ゴミ箱で拾ったという。ティムの声も電話の声と違った。実はヴィッキーとアランは婚約破棄をしていた。ヴィッキーがストリップをしているのをアランが知ったためだった。犯行当時に同じアパートで撮影された映像に、ヴィッキーと一緒に部屋に入る男性の姿が映っていた。顔認識システムでけんさくすると、テッサの夫で車いす生活のテッサをかいがいしく世話をしているライナスと一致する。ライナスはヴィッキーが殺される1時間前に部屋に送ったことを認め、着ていたコートの袖口に血が付いていたことから逮捕する。ライナスはヴィッキーとの不倫関係を認め、ヴィッキーから妻との離婚を迫られたが断ったという。妻が車いす生活になったのも、自分が事故を起こしたせいで今も妻を愛しているからだ。当日は、SEXをして帰った後に、忘れ物を取りに戻るとヴィッキーが殺されていて、通報したのだという。しかし、ライナスの弁護士から顔認識システムでの逮捕は違法だという訴えがあり、判事は体液、血液などの証拠を認めないという。血液は、テッサのものだった。SVUはヴィッキーの通話記録から、ストリップ嬢仲間のジョジーに話を聞くが、そのジョジーが殺される。鍵がかかったままでやはりライナスの体液が残されており、現場の状況がビッキーに似ている。犯人は8階の窓から外に出たらしく、ヴィッキーの自宅と同じ足跡が残っていた。屋上にはロープを巻き付けた跡が残っていたが、ライナスはジョジーとは寝たことがなく、ヴィッキーとの浮気のために部屋を借りただけだという。もし、それが本当ならライナスに容疑をかけて、テッサを苦しめるのが目的か?テッサはあれから肺炎で入院していたが、仕事は年間大型の案件3件のみしか担当しておらず、そのうち民間軍需会社との契約不履行の訴訟で、裁判棄却となっていた。そのために会社では大量の人員整理が行われており、テッサに恨みを持った者の犯行かも知れない。SVUはその会社から解雇者のリストを入手し調べたところ、犯罪歴があり元特殊部隊出身のインマンという男が見つかる。自宅に訪れたところ逃走するので、逮捕する。インマンは現場の足跡と同じブーツを所持しており、ジョジーから見つかった体液の中から、テッサのDNAがみつかった。テッサは夫を殺人犯にみせかけるために、インマンを雇ったのではないか。テッサは犯行を否定したため、インマンに取引を持ちかけると、夫の浮気を暴いてくれとテッサから依頼があったという。その時に、指示されて病原菌を盗んだことを認める。テッサはその病原菌を自分に注射して肺炎になったのか?SVUは夫の同情を引くための、ミュンヒハウゼン症候群ではないかとみるが、弁護人が精神病で正常な判断ができないと訴えノヴァクはこれでは裁判にならないという。フアンが面接して、テッサは病気を否定しインマンは嘘を付いていると主張したため、裁判を行う。その裁判最中にテッサが発作を起こして倒れる。自らインシュリンを打ってインシュリンショックを起こしたためだが、結局裁判は続行不可能となり、判事はテッサの精神病院での治療を勧める。あくまでテッサの犯罪を明らかにしたいSVUは、ライナスにテッサがすでに病気が治っているのではないかと話し、ライナスは車いすのテッサをプールに突き落とす。テッサは自力でプールから上がってきて、実は歩けたことがわかる。やはり夫の同情を引くために詐病しており、依頼殺人で逮捕される。長い長いあらすじになってしまいましたが、とにかく気分の悪い話でしたね。この夫も、妻に負い目があるからと言って献身的に世話をしながら、その部下と浮気をするんだから、何か矛盾している。テッサの病気はいつ頃から良くなったのでしょうか。一緒に回復の道を歩んだ方が夫婦の絆は強まったはずだと思うのですが、すでにその前から壊れていたのでしょうね。テッサを演じている女優さんの鬼気迫る演技は怖かったです。CSIやNCISなどでよく使われる顔認識システムですが、裁判では使えない(学会で認められていない)のだそうで、これは指紋とは違って確かに安易に証拠として使うのは危険ですね。ところで、元デルタフォースのインマンことHolt McCallanyはガタイの良さを買われての出演だったのでしょうか。もっと出番が見たかったですね。
December 20, 2010
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ゲストは「ミディアム」のジョー役Jake Weberでしたね。優しく理解のある夫のイメージがありますが、そのままでした。最初の方の「男らしさは生まれつき、女らしさは習得する」という会話が面白かったです。結婚生活セミナーの講師をしているジョー・リースが講演中に突然高熱を出して倒れてしまう。心機能や頭部CTで脳動脈には異常はなかった。タウブは肺塞栓症を疑い、検査を行うことにする。ハウスはフォアマンに代わるナンバー2を選ぶことにしたと宣言し、始めは関心の無かったチームだが、昇給に吊られてパクが名乗りを上げると、それぞれ次第に競争心が生まれてくる。患者は女性を評価し、男性は変わらなければならないという内容の講演をしていた。しかし、数年前までは企業向けのいかにも勝ち負けを意識したセミナーを行っていた。主張を変えたきっかけは、酔っぱらいにつまらない事で張り合って殴られ、手首を折ったことだという。その後、妻と出会ってからは生き方も変わったし、食事内容も変化したという。検査で肺塞栓症ではないと判り、ハウスは患者の性ホルモンの分泌が低下しているのではないかと考える。3年前に喧嘩をしたとき、タマを酷く蹴られたのではないか。今の状態は女性の更年期と同じような症状で、テストステロン値が低下しているとして検査を命じる。その結果、やはりホルモン値が下がっているので治療を開始することにしたが、注射をすると、なぜか失禁してしまった。ハウスがグリーンカードを与えるために結婚したドミニカが移民局の職員と面接するため、ハウスの元に戻ってきた。実際に夫婦として暮らしているように装って、偽装を見破られないようにするため、ハウスはチームの協力を得て準備を始める。ウィルソンはもし偽装がばれたら、ドミニカは本国に強制送還になるだけでなく、ハウスも刑務所に逆戻りになると警告する。患者が多発性硬化症かどうか確かめるために、腰椎穿刺と脳脊髄MRI検査を行う。検査途中、患者は視覚に異常を訴え物が二重に見えるという。しかし、脳腫瘍は見あたらず、甲状腺機能にも異常は見られなかった。重傷筋無力症を疑い、ハウスは免疫グロブリンを投与して血漿交換を命じる。患者の視覚障害は治り、急に仕事への情熱が戻ってくる。ホルモン治療の結果か「男らしさ」も復活してきたようだ。しかし、患者に黄疸症状が出てきた。チームはセリアック病やライム病を疑う。ハウスは抗生物質の投与を命じる。タウブはチームを競わせるのは辞めて欲しいとハウスに訴える。ハウスは子育てをするようになったタウブが男性ホルモンが減って、闘う事を嫌うようになったのだろうという。患者はいらつきを感じて、妻に対して横暴な言動をするようになった。妻は始めからこんな人だったら結婚しなかったという。ハウスとドミニカは移民局の担当者と面談を行い、準備した質問などには無事答えることができたが、担当者が近所の評判を聞くと言いだしたので固まってしまう。そこにウィルソンが現れ、向かいの住人を装って質問に答えるが、当の住人が戻ってきて「お前は誰だ」と言い、嘘がばれてしまった。担当者は表情を変え、明日オフィスに出てこいという。患者の症状は抗生物質で症状は改善せず、タウブはやはり重症筋無力症かセリアック病かと考える。アダムスは腸生検をすれば判ると言うが、出血してしまう危険性もある。翌朝、ハウスたちは弁護士を伴い移民局に出頭するが、ドミニカの永住権については却下され、強制送還が命じられた。ハウスについても刑務所に戻る可能性が高まった。ドミニカは自分はしかたないが、ハウスは許してあげて欲しいと涙を浮かべて訴える。この1週間の生活で彼を愛していると思った、というので、担当者は半年間の猶予を与えると譲歩する。アダムスは患者の食事内容を見て、独断で腸生検を行う。やはりセリアック病の兆候が見られた。ところが、患者が呼吸困難を起こして肝不全の状態になってしまった。パクは寄生虫感染ではないかというが、タウブは駆虫薬が患者の命を縮めるという。ハウスはそれでも駆虫薬を与えろというが、タウブは患者の過去の経営セミナーのDVDを見ていて、声が今より低かったと気付く。ハウスもそれを確認して、慢性的な声のかすれは無痛性甲状腺炎だったと診断する。実はそれは多腺性自己免疫症候群3型の症状で、この病気は内分泌系を攻撃して分泌腺をあちこち異動すると説明する。始めは甲状腺を攻撃してホルモン不足になると、消化管へ移りセリアック病を引き起こした。最後に胸腺を攻撃して、重症筋無力症となった。更に、食事のグルテンで症状が悪化してしまったという。ステロイドで治療が可能だが、テストステロンの低下はホルモン治療を続けなければならない。患者は結婚と仕事が別人だった自分に基づいていて、今更元には戻りたくないという。タウブが、もしそうすると今後骨粗鬆症や糖尿病のリスクが高まるし、薬もたくさん飲まなければならなくなるというと、患者はそれでも良い人間でいられれば、リスクを取ると答える。ハウスはチームに平等に技術や知識を競うコンテストを開く。タウブは参加しないが、ハウスは戦わなければ負けることはないと評価する。タウブは昇給分の半分をハウスに差し出すことで、ナンバー2の地位を得る。ハウスはドミニカとの夫婦生活を始める。「Number Two」というのは、幼児語でうんちという意味なのですね。ちなみに、Number Oneはおしっこ。こんなことはドラマを見ていないと知る事はなかったなあ。(笑)チェイスが始めはバカバカしいという顔だったのに、積極的なパクやアダムスを警戒してフォアマンに直訴して、自分がリーダー役になるのは嫌だけれど、他の人にはリーダーになって欲しくないと指摘されたのは、さすがフォアマンですね。チェイスは先週は成長した姿を見せてくれましたが、今回はすっかり元通りでしたね。足も治りましたし。タウブはハウスのゲームに乗らずに落ち着いていて、やはり順当にいっても彼がリーダーでしょう。今回も偽装結婚がばれて動揺するハウスを尻目に、最後まで患者と向き合っていたのはタウブでした。ドミニカの事を何も知らないので、付け焼き刃で夫婦を装うため勉強するハウスや、ウィルソンが「君たち本当の結婚を知らないだろう」とコーチ役を買って出るところも良かった。気遣いのあるウィルソンが、ちゃんとフォローしてご近所の人の振りをしたところでも大爆笑でしたが、その後に本当の隣人が来て、ばれちゃったという展開はコメディの定石ですね。ヒュー・ローリーもこういうシーンはグレゴリー・ハウスのキャラを離れて、彼の他のコメディ作品を見ているような感じでした。かぶり物の時はなおさら。ドミニカはこのままハウスとの共同生活を続けるのでしょうか。「あなたを愛するほどバカじゃない」と言いながらも、半年も暮らしたら情が移るかも。それにしても、いつ訪問しても2人で同じスプーンでアイスを食べながら「NCIS」を見ているように、という台詞が不思議ですよね。これはファイナルシーズンの「HOUSE」からのエールかな。ちなみに患者の奥さん役のRena Soferは、NCISでハート弁護士役でしたね。患者は男性ホルモンを失う事で、良い人間になって、仕事も家庭生活も順調だった(やや淡泊で奥さんは寂しそうでしたが)というのは、何となくハウスが毒気が抜けて良い人間に変わってきたことのアナロジーみたいだなと思いました。
November 27, 2013
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まだ今シーズン、半分を過ぎたところですが、ショッキングな展開になりましたね。何かこれから変化が訪れる予感がします。タイラー・グレイがマイケルたちが死亡したとカードに報告したが、当然のことながら遺体はみつかっていない。カードはこの際マイケルたちのロフトも焼き払えと命令する。その前に関連資料を取り出しておけという。マイケルは完全に死んだ事にするため、過去と別れを告げることも良いと受け入れるつもりだ。フィオナはそれならば、自分の手で焼くという。カードが不安を感じるように、アンソンとカードの関わりを示す資料などを残し、わずかな思い出の品を持ち出すことにする。そこに、フィオナが刑務所で世話になったアインが現れ、ガーザという汚職刑事に追われているので助けて欲しいという。タイミングが悪いというマイケルに、フィオナは自分一人でもアインを助けるという。マデリンはグレイがネイトを殺した事を知って、マイケルにグレイに合わせて欲しいと頼む。マイケルが反対しても、マデリンの意志は変わらない。アインはDVを受ける妹の夫を殺したため刑務所に入った。その夫(義弟)マーカスは、ガーザの協力者で、GTマフィアの麻薬をガーザに流していたという。ガーザはアインの妹のDV事件については、マーカスを見逃していた。そのガーザが警察の相棒をGTに殺されており、復讐の機会を狙っているらしい。フィオナとサムがアインの家を訪問しているときに、ガーザが保護観察官と共に現れる。フィオナらはアインの息子を連れて部屋から逃げ出す。ガーザはアインの部屋から麻薬が見つかったと主張して、アインを逮捕してしまう。アインを助けるためには、ガーザが汚職刑事であることを証明してそれを突きつけ脅すしかない。さらに、ガーザの相棒を殺した連中を潰すという名目で協力者が必要だ。ジェシーがその役を引き受けることになり、まずガーザを呼び出す。自分はNYCからやってきて、GTマフィアのリーダー、シャーロッド・ワシントンを倒してこの町を牛耳るつもりだと持ちかける。実はシャーロッドと親しいというと、ガーザは証明してみろと言い、シャーロッドの経営するバーに入り込み、オフィスの写真を撮影させられることになった。ジェシーはフィオナに協力を頼む。ジェシー本人はシャーロッドの用心棒の気を惹くために騒ぎを起こしてボコボコに殴られてしまう。グレイはカードにマイケルのロフトから盗み出したアンソン関連のリストを手渡す。グレイが工作員ごとに異なる認識コードを口にして、自分が任務に送り込まれた説明が欲しいという。カードは金曜日に資料を見せると答えるが、その様子を聴いていたマイケルは、グレイに不信感を抱く。グレイは用心深くなっているカードに迫るわけにはいかないので、自分を信じろという。サムはガーザに警察押収品の銃を証拠品倉庫から盗ませ、その様子を録画する作戦を立てる。ジェシーはガーザに押収品の薬莢を盗み、シャーロッドのオフィスに仕込むよう説得する。これでシャーロッドを永久に葬る事ができるというが、ガーザは証拠品に手を出すことにためらう。マデリンはグレイに会い、どういう人間が息子を殺すに至ったのか聞きたいという。グレイも任務だったとはいえ、名も知らぬ巻き添え被害をもたらした。マデリンは殺すなら相手の名前を調べておくべきだったと言う。ガーザはジェシーの前に制服姿で現れ、証拠品を盗むということはどうしてもできないという。ただ復讐がしたいのではなく、自分は相棒を取り戻したいのだ。そのためには殉職しても構わないと言って、シャーロッドのところに飛び込んでいく。ジェシーはマイケルに助けを求める。シャーロッドが一人でシャーロッド一味を逮捕すると叫ぶと、ギャングたちは恐れることなく、ガーザを袋だたきにする。マイケルは周辺の車に爆弾を仕込むと、ガーザの無線に呼びかけて助けを申し出ると、次々に車を爆破してシャーロッド一味を脅して降伏させる。その後、アインはなぜか釈放された。これからは生まれ変わってやり直すという。マデリンはマイケルに永久にマイアミを離れると告げる。この家には失った息子たちの思い出がありすぎる。グレイやカードのような悪人に関わって変わって行くマイケルの姿を見たくないのだという。カードをあと少しで倒す事ができるというマイケルに、マデリンは全てが終わったらお前も何もかもやり直して欲しいという。グレイがカードと面会する日、監視中のマイケルはCIAの武装チームが控えているのに気付く。カードは何かを察知し、全てをグレイに押しつけて始末するつもりらしい。マイケルは一人で会見場へ飛び込んでいく。案の定、カードは銃をグレイに向けた。アンソンとネイト殺害などの罪をグレイになすりつけるつもりで、マイケルには俺が撃てるはずがないという。カードはあっさりとグレイを殺すと、正当防衛で撃ったような工作をして、これまで任務で自分が世界を救うためにどんな手段でも赦されてきたと言い訳をする。カードは息子も同然のマイケルにもう一度一緒に組んでやり直そうという。カードの説得にマイケルは銃を下ろしてしまうが、カードが「君を誇りに思う」と口にした瞬間マイケルはカードを撃ち殺してしまう。グレイは仲間になれるというタイプだったので、殺されて残念でした。マデリンから詰問されるのは犯人とはいえ、辛かっただろうと思いました。よく母親に会いましたよね。涙を流して答えている姿は、さすがKenneth Johnsonですね。彼だからこそのシーンだったでしょう。そして、マデリンはこのままマイアミから去ってしまうのでしょうか。ファミリービジネスで調子が良い間は良かったが、さすがに母親には厳しい結末となりました。素人が関わってはいけないというマイケルの心配がその通りとなり、これはもう無理して留まる必要はないでしょう。辛いという意味では、趣味で集めていたスノードームを自ら処分することになったフィオナもかわいそう。あんな倉庫みたいな場所でも、マイケルとの愛の巣でせっかく築いてきた証しを失うようで残念です。そして、ついにマイケルは一線を越えて現役CIAの担当官を殺してしまった。これはもう、どうにもならない事実で、フィオナの爆弾事件とは意味が違う。場合によってはアンソン、ネイト、グレイ全ての事件の責任を押しつけられるかも知れない。ただ、カード亡き後のCIAにどんな悪党が隠れているかですよね。カードを倒せば、今度こそスパイ業から足を洗ってフィオナと幸せに暮らす、という夢は夢で終わるのか。シーズンフィナーレに向かって事態は加速していきますね。
November 12, 2013
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ネタバレ注意!トニーは肺ペストに罹ったあと、療養休暇を1週間残して待ちきれずに職場復帰。あの時のケイトの様子から何か特別な気持ちがあるのじゃないか、とマクギーがしつこく聞く。当のケイトも何かを吹っ切るようにトニーへの敵意をキープしようとする。これはもしかして、常に死に直面するエージェントたちにとって、個人的な感情を持ってはいけないと自分に戒めているようにも見えますね。ペンサコーラで新兵器の開発に関わっている士官が殺され、そのうちウェストフォール大尉の手が切り取られていた。早速現場に向かったギブスたちに爆弾がしかけられ、何者かがチームを狙っていることがわかる。やがてギブスの前に宿敵アリが現れ、ギブス本人の命と引き替えにアルカイダのワシントン支部がテロを計画しており、そこへ潜入して阻止するつもりだと告げる。アリはモサド(イスラエル諜報機関)の二重スパイだ。前回国家が介入しアリを逃がしギブスはアリには散々な目にあっているので許せないが、FBIのフォーネル捜査官がケースを担当しギブスは保護下に置かれる。しかしギブスは捜査を続行し、アリと殺された士官との関係を突き止める。彼らは無人飛行機(UAV)の開発に関わっており、その旧型のドローンを盗んでテロを行うつもりなのだ。そしてアリは二重スパイではなく、アルカイダのリーダーとして作戦に関わっていることが判る。テロの目的は帰還した空母の乗組員の家族たちを殺すことで、ギブスたちは無線でドローンを操縦したテロリストたちを発見、壊滅させたに見えたが…ついに衝撃のシーズンフィナーレを迎えました。シリーズを見始めた時にはすでに情報サイトでキャストの死については知っていたのですが、映像で見るとショックです。実は1シーズンのラストにそうなるのじゃないかと覚悟していたのですが、肩すかしで先延ばしされました。待っていたわけではないですが。しかしあのエピソードでケイトが額を撃たれるフラッシュがありましたね。あれがものすごく気になっていました。その時にはまだこのストーリーになる予定ではなかったらしいですが、明らかにあれを使ったとしか思えません。元シークレットサービスのケイトですから、ギブスの警護を任されると、身体が無意識に動くのでしょう。ギブスの命を救って「初めて褒められた」と喜んだ瞬間、アリの撃った弾がケイトの額を撃ち抜く。(泣)前回誘拐しながらケイトの命を助けたアリはなぜギブスではなくケイトを殺したのか。"Sorry, Kate."と言っていたのは、何か意味がありそう。やはり二重スパイとして、ギブスを殺さない替わりにケイトを殺して、アルカイダに入るつもりなのか。クリフハンガーですが、FOXで3月から3シーズンに入るので早速続きを見ることができますす。降板はSasha Alexanderの希望のようですね。他のドラマもそうですが、自分からドラマを降りるときは殉職というのが多いように思います。ドラマで見る姿は生き生きして楽しそうに見えるのに、本人の考えていることはまた違うのですね。ちなみに、Sasha Alexanderはこの後妊娠出産して結婚しています。その相手というのがソフィア・ローレンの息子(ということは大プロデューサーのカルロ・ポンティが父親)なのですね。これにはちょっと驚きました。だからセレブの仲間入りということなのかな。その後Mission Impossible:IIIに出演したりして、映画関係でがんばっているようです。ところで、フォーネル捜査官との因縁は、なんとギブスの2番目の妻と彼が結婚したということだったのですね。悪妻で、彼女が去った後は銀行口座が空だった。彼らはどこまで女を見る目がないのだか。(苦笑)NCISシーズン33月27日(木)放送開始! 毎週木曜日22:00~ 全24話【字幕】再放送:金曜日 13:00~、17:00~“スペシャルプレビュー”■9日(日)夜9時からシーズン2最終話とシーズン3の1話目の2話連続放送■「ハリウッドドラマの裏側~NCIS」 3月1日(土)19:30~20:00 他FOX 「NCIS~ネイビー犯罪捜査班」シーズン3(ネタバレあり)モリーさんのブログ
January 21, 2008
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ゲストに「グレイズ・アナトミー」のT.R. Knightが出ておりました。もちろん、まだグレアナが始まっていない時期だと思いますが、役柄には何となくその雰囲気はありますね。祝!イームズ出産(否、Kathryn Erbeがということですね)ビショップは「私はこれで終わり」とばかりで、気の毒。契約で決まっていたとはいえせめてたまに顔を出すようなゲスト扱いにならないでしょうか。特定のコンビニのATMを利用する客の銀行口座から金を盗まれる事件が連続して起こる。コンピューターに詳しく、クレジットカード犯罪に関わっていたと思われるコリーンが自宅から飛び降りて死にゴーレン操作を始める。自宅からはノートPCが盗まれており、状況から何者かに突き落とされたと考えられる。コリーンは職場でPCからスパイウェアが発見されて首になったところだった。一方、やはり被害のあったコピー店のPCから、コリーンのPCで見つかったのと同じスパイウェアが見つかり、その店がコリーンの好きなカンフー映画のDVDを扱っている店の近くにあったことから、コリーンがプログラムを書いたのではないかと考える。問題のあった店のATMからは、設置される前に仕込まれたらしいカードの情報を盗むスキマーが見つかり、扱う業者を取り調べる。設置業者の兄弟は10万ドルが必要だったと言い、被害金額とも一致するが勝手に金が振り込まれたと言い、コリーンのことは知らないという。スパイウェアはハッカーのサイトからダウンロードしたものと同じとわかる。コリーンが職場で何者かから脅されていた情報があり、相手の使った「頭を串刺しにしてやる」という言い方は、インターネット用語で調べたところコリーンはオンラインゲーマーだったとわかる。ゲーム上のトラブルでコリーンは殺されたのか?ゲーム会社のログからコリーンと対戦していたのはゲーム開発者のジャック・カデガンだった。ジャックは最近では仕事から離れて、開発は共同経営者のニール・コルビーに任せきりだった。以前、ジャックの対戦相手だった女性はジャックは興味が広げるために、ニールの妻に雇われていたという。コリーンが殺された時間帯は対戦していたのでアリバイがあるが、戦い方を見てボットで対戦させていたらしい。ゴーレンは何者かがジャックにコリーン殺しの罪を着せようとしているのではないかと考える。ジャックの会社にはもう一人設立者のマクビーという男がいて、首にされて会社を訴えているというので取り調べるが、ゴーレンは犯人の執着ぶりが事件が過去に扱ったクロイドンの事件やスティーブンス事件と同じだと察し、マクビーは犯人ではなく、ニールだという。犯人はゴーレンを研究するためか、事件の証言を当局をハッキングしてダウンロードしたようだ。ニールは仕事のパートナージャックを守るためにわざとボットを作ってマクビーに嫌疑を向けさせようとしたのではないか。そして、コリーンがジャックを独占していたのを妬いていたのではないか。しかし、ニールの妻が仕事漬けの夫をジャックから引き離そうとした疑いもある。ゴーレンは、ジャックのカードがコリーンの自宅の近くで使われていたとウソの情報をニールの妻に話し、ジャックを逮捕する。罪状認否でカーバーは基礎を取り下げるが、案の定ニールがジャックを救ったと言う。そこでゴーレンはジャックの心がすでに仕事やニールから離れていることなどを暴露して、ニール夫妻とコリーン、ジャックの関係について言及する。やはりニールはコリーンがジャックの恋人だと思い込んでおり、パートナーとしてジャックを欠かせないと告白する。アリバイのためにコリーンの対戦記録も改ざんしていたことも認める。ゴーレンの口から「ヨーコ要因(Yoko Factor)」の話が出ましたね。「バフィ」の中でも、そのタイトルのエピソードがあって、スパイクが説明していましたが、オノ・ヨーコが現れたからビートルズが解散したのではなくて、すでにそのときにはもうバンドはバラバラだったのだという見解ですね。ニールとジャックの関係はポール&レノンだという。(爆)T.R. Knightは、よくあるコンピューターオタクながら、パートナーのジャック(「バイオニック・ウーマン」、L&Oシリーズのスピンオフ「Conviction」など)へ愛着を持っている複雑な役を熱演していました。ゲーマーの話は珍しくありませんが、今回もCIならでは、あらすじを書きにくいややこしい展開で、過去の話などビショップでなくても「それ何?」と言いたくなります。過去の事件は「Probability」、「A Person of Interest」でしたね。「イームズならわかる」というのはビショップには気の毒ですよ。無事出産も済んだようだし、これでお払い箱ですか?(爆)
August 24, 2010
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シーズン・フィナーレ。こういったエンディングなら、次のシーズンまでしばらく時間が必要かも知れませんね。実名で出てきたジョン・ウォーターズは「ピンク・フラミンゴ」で有名で、「ブラックリスト」を彩る個性的なおじさんゲストの中では突き出た人だったかも。きっとジェームズ・スペイダーの好みだったんだろうな。アラムは低温療法を受けるナヴァービを見守りながら、最新の治療法について主治医に意見を言う。ガーヴェイからバッグを受け取ったサットン・ロスがFBI捜査官を名乗り、ヴェリタブル・ロボティクス社に捜査に入る。CEOを連邦法で逮捕したかと思いきや、押収資料と共にCEOを残して去った。ロスは80年代に産業スパイとして暗躍し、アメリカ海軍からステルス機の機密情報を中国に売った。しかし、海軍も事前に知っていたので、偽の情報をロスに渡し、結局ロスは逮捕されることになった。その時に、護送にかかかわったのがガーヴェイで、ロスは護送中に姿を消した。クーパーはリズがひたすらレッドの「秘密」を追うことを認め、バッグを見つけるようにいう。レッドはロスの手がかりを求め、仕立て屋から連絡先を探る。ロボティクス社を訪れたリズとレスラーは、唯一盗まれたのがロボット工学では有名な研究員デサイのオフィスのハードディスクだという事実を掴む。デサイは個人的なプロジェクト「ラファティ計画」に取り組んでいて、その情報が盗まれたという。アラムがデサイのサーバーにアクセスし内容を確かめると、どうやら危険区域で使う友人ロボットの外骨格の研究のようだというが、本人でなければデータに意味がないという。ということは、休暇中のデサイが狙われる恐れがある。その頃、家族で映画を見ていたデサイをロスが誘拐し連れ出そうとしていた。アラムの情報で映画館に向かったリズとレスラーは、ロスの手下が待機しているのを見て、逮捕する。ロスはFBIの存在に気づき、別の出口から脱出するが、FBIと撃ち合いになる。そこに、ロスを追ってきたレッドが割って入り、逃げるロスをレッドとリズがそれぞれ追うことになった。リズはバッグを手に入れるのは自分だと譲らないが、途中で車を衝突させてしまう。レッドはロスを追うのを諦め、リズを手当するために戻る。しかし、レッドはロスの運転手を連れ去ってしまう。レスラーは倒されたロスの部下が持っていた携帯に、「ウィンチェスター 1500 AM」というメッセージがあるのを見つける。アラムによると、セルビアへのメッセージで、もともとデサイを雇おうとしたロボット工学の会社がヴェリタブル以外にもう一つあって、それがセルビアの会社だという。今日、セルビアから役員が2名アメリカに入国していることから、ロスはデサイを誘拐してセルビア人に引き渡すつもりだったのだろう。その場所はアダムスモーガン(AM)のウィンチェスター薬品の工場跡とされ、時間は15時と読み解ける。レッドもその頃、ロスの部下を拷問して待ち合わせ場所を吐かせていた。クーパーはロスに先回りして、セルビア人を逮捕しFBIを身代わりに立てることにする。レッドとデンベが見守る中、セルビア人に扮したレスラーがデサイとその家族の身柄を確保すると、FBIがロスを逮捕する。取り調べでロスは、リズの身元を知り、5分間だけ2人で話をさせてくれと要求する。リズはバッグの在り処を知りたがる。レッドもクーパーにロスを引き渡せと要求する。バッグをよこさないのなら、FBIと自分との合意は終わり、ブラックリストも終わりになるという。その時、密室内でロスが反撃しリズを人質に取った。ロスは武器と逃亡用の車両を要求するが、レッドは突入すべきだという。ロスは容易にリズを殺すはずがない。FBIが部屋に突入すると、2人の姿はなく、エアダクトを伝って出口に向かっていることがわかる。アラムは出入り口をロックするが、ロスはリズに銃を向け暗証番号を言うようにいう。アラムが暗証番号を伝えてしまい、ロスは「郵便局」から逃げ出してしまう。クーパーとレッドがお互いを非難しあっているところに、ロスから取引の電話があり、レッドの命とリズを交換するという。ロスは偽情報を掴まされてレッドに長年恨みを持っていると思われ、レッドは一人で待ち合わせ場所に向かう。FBIも監視を続けるが、レッドは置いてあった携帯の連絡を受け、近くの建物に入っていく。デンベはレッドの身の危険を察して後を追う。その建物から、頭に袋を被せられたレッドらしき男を連れ、3台の白いバンが出ていく。FBIの追跡をかわすために偽物を使ったと思われるが、デンベはその直前に目の前を横切った酒屋のバンにレッドが乗っていたと察する。3台のバンには、いずれもレッドは乗っていなかった。デンベとアラムは酒屋のバンを追う。捕らえられたレッドは、傷つけられたリズと向き合う。リズはこういうことになるなら、秘密を追うべきではなかったと謝る。ロスはそこに例のバッグ持ち込み、レッドが正直にしゃべればリズは痛い目に合わないという。バッグにはDNA鑑定書が入っている。拷問でリズの悲鳴が聞こえる中、レッドはDNA鑑定書について話はじめる。アラムは酒屋のバンを突き止め、FBIが倉庫に突入すると、解放されたレッドは銃を受け取ってリズを助けに向かう。ロスは逮捕されるが、レッドに撃ち殺されてしまう。レッドはバッグと共に姿を消した。アラムにナヴァービが目覚めたというメッセージが入る。ナヴァービは駆けつけたアラムに、「結婚する」と答える。リズはトムの墓の前で、真実を打ち明ける。自分への愛を利用して、レッドを騙したのだった。ロスは全てを話してくれた。ガーヴェイは大切な人に真実を伝えるため、ロスを雇ってバッグを引き渡した。渡した相手はジェニファーで、ジェニファーもまた秘密を知った。真実はレッドの口から言わせなければならない、レッドはリズのためならなんだってする。リズとロズは芝居をして、FBIを脱出しレッドを誘い出した。レッドはジェニファーを見つければ殺していただろう。あのバッグに入っていたのは、リズの父、本物のレイモンド・レディントンの骨で、偽物の「レッド」は30年間身分を偽り、リズにつきまとってきた。リズは「レッド」が何者なのかを突き止め、彼を破滅させるという。危険だが、今は、仲間ともいうべき、ジェニファーがいる。レッドはドムの家を訪ね、骨を焼却する。リズにもジェニファーにも付き合ってくれて、サットン・ロスは善い人だ。(笑)トムのサプライズ出演はうれしいことでしたが、長いエピローグをつけなくても、レッドが「I'm not..」と言い出したので、結果は明白でした。というか、以前に想像したことが答えだったわけだ。それならば、確かに「レッド」の存在が脅かされるので、何人殺してでも守りたいことだったのでしょう。軍人が悪の世界を牛耳るようになった違和感も納得です。「レッド」には海軍らしさが全く感じられなかったもの。でも、海軍にいたというレイモンド・レディントンの記録は確かなのだし、よほど似ているのか、整形手術をしたのかでないと、同一人物だということにならないですよね。「あの夜の事を知っているのよ」と言ったのは、司法長官だったかな、多分、リズがやけどをした火事の夜のことだと思われ、「レッド」自身もやけどをしていることから、その夜に2人が入れ替わった可能性はありますね。あるいは、もっと前からレッドが入れ替わっていたのかも。となると、リズとジェニファーの父親がいつ死んだのか、殺されたのか。それはミスター・キャプランもデンベも知っていることなのでしょう。ちなみに、ナオミ・ハイランドは後年再会した「レッド」が偽物だと気づいていたのでしょうか。リズの母親がロシアのスパイだったとして、恋に落ちたのは本物のレディントンだったわけ?実の父親でないのに、「レッド」がリズを愛する理由は?ここまで引っ張って、物語を根底からひっくり返すとなると、いろいろ矛盾が感じられますね。お休みの間に、答えを考えてくれるのでしょうか。(笑)ところで何のためにナヴァービを2話もお休みさせたのか、よくわかりません。死んだら降板でも良かったと思いますが、アラムと結婚するとしたら、あのチームで継続できるのでしょうか。ジェニファーがレギュラーに加わるとなると、それは楽しみですけどね。ちなみに、トム役ライアン・エッゴールドが出演する医療ドラマの新シリーズ「New Amsterdam」がどうなるのか、またスパドラさんで放送されるのかなあ、期待しております。
June 27, 2018
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『血の海』新シーズンプレミア。ギブスが最後のシーズンとなることがすでに発表されており、そういう目で見たいと思います。前話の続き。トーレスはビショップが去った部屋を訪れる。そこにジミーが現れ、昨夜急にビショップから引っ越しの立会を頼まれたという。ジミーはトーレスとビショップが深い関係にあったことを知り驚く。ギブスが乗った船が湖で爆発、沈没したという知らせがNCISに入る。トーレスとマクギーが現地に向かうが、今のところギブスの安否については何も情報がない。マクギーは「ルール91号」というパネルを見て、うちの管轄だという。遺体が回収されたというのでマクギーらが確認するが、被害者は女性で一定期間湖底に沈んでいたらしい。湖全体の捜索が始まった。ジミーは見つかった身元不明遺体を検視し、ハンマーによる鈍器損傷で手足は赤いテープで縛られているのを確認する。2週間前に湖に遺棄されたと見られる。ジミーはビショップに去られ、ギブスが災難にあったことでトーレスを気遣う。その頃、ギブスは見知らぬ納屋で意識を取り戻す。船の爆発で湖に投げ出されたギブスは腹に木片が刺さり、泳ぎながら意識を失った。誰かがギブスを助け出し、傷の手当をしたようだ。しかし、納屋は鍵がかけられていた。マクギーはトーレスの精神状態を案じ、捜査から離れるようにいう。感情的になる2人は思わず言い合いをする。ケイシーはギブスに盗・聴器発見機を渡したことを明かし、追跡装置も仕込んであったという。今は電源がオフになっているが、それまでの追跡はできそうだ。ギブスが納屋から脱出しようと試みたところ、その家の主夫婦が現れる。夫婦は船の爆発を知り、湖を泳いでいたギブスを助けた。ギブスは意識を失う前に「通報するな」と言ったという。夫妻の夫が元獣医だったことから、ギブスの傷を治療した。ギブスのことをギャングと思っていたという夫妻に、ギブスは電話を掛けたいという。ケイシーは盗・聴器発見器が使われた場所で、見知らぬ場所を特定する。マクギーたちが捜索に向かおうとすると、ヴァンスは新たな人材を補充するという。マクギーは有望な人材として、ジェシカ・ナイト捜査官を推薦する。チームは家具店が所有している部屋を捜索する。実はこの部屋はギブスを告発したジャーナリストのマーシー・ウォーレンの部屋だった。チームは2人の関係を想像する。ギブスは連続殺人犯について夫妻に説明し、通報すると犯人に自分が生きていることがわかってしまうと説明する。妻のセルマはギブスへの疑念を持っただったままが、ギブスは夫妻を尋ねてきた保安官が偽物だと指摘する。ギブスが言ったとおり、保安官は偽物だった。夫妻はギブスに携帯電話を貸す。NCISにマーシーが現れ、ちょうどその時にギブスが連絡を入れた。ギブスはマーシーを守れと言っただけで、電話を切ってしまう。NCISはやっと、マーシーから、ギブスが連続殺人犯の捜査をしていたことを知る。ギブスは地元女性のサンディが湖の北岸に恋人がいて、最近姿を消していると聞く。夫妻はギブスにライフルとバイクを貸し出す。湖から回収された遺体は2周間前に行方不明になったカミラ・サラズと判明する。遺体が遺棄された場所がある程度特定され、湖の北岸に使われていないレンジャーの事務所がある。ギブスは単独で自然保護官事務所に侵入する。中には大量のガソリン缶みつかり、NCISもまたギブスを追って事務所へ向かう。ギブスは現れたマクギーに、これはお前には無関係の事案だと言い張る。NCISを停職中のギブスとしては、マクギーらがあなたは家族だというのも受け入れられなかった。事務所に保管されていたガソリンタンクはドラッグを混入させているようで、シリアルキラーとの関係が不明だった。その時、事務所に男たちを乗せた車が到着した。車には行方不明のサンディが乗っており、ナイトが男たちの注目を引いて犯人グループを制圧する。男たちは保安官の制服を盗み、麻薬の密売買を行っていた。逮捕された男は殺しについては完全否定で、連続殺人事件とは無関係のようだ。マクギーはギブスの復帰を望むがヴァンスはギブス次第だと答える。ギブスはもうチームには戻らず、一人で殺人犯を追う気だろう。老夫婦のところに戻ったギブスをマクギーが訪問し、ルール91ではなくルール1を持ち出し、チーム全体がパートナーだと主張してギブスを説得する。最後のシーンは、さすがにうるっと来ました。マクギーの成長も感じられたし、本当にこのシーズンがギブスの最後なんだなと思うとなおさらこれまでの長い道のりを思いました。バッジを外して執念で犯人を追うギブス、アクションもまだまだ大丈夫そうですね。でも、ライフルを背負ってバイクに乗るところは、何だかランボーみたいだった。(笑)ほぼ、政府の捜査官のイメージはなくなりました。ギブスを助けた夫婦は古いドラマに出てきそうなキャラクターで、年を取ってお互いをいたわりあう姿がギブスに何かの思いを抱かせたでしょうか。マーシーさんはニューオーリンズのリタさんともまた違って、「お母さん」圧がありましたね。「ここ、高校なの?」と笑わせてくれましたが、ボロボロになったギブスの尻を叩いて、しゃきっとさせてほしいです。ナイト捜査官は派手さはないですが新加入として、上手くいきそうですね。ギブスの後任は「グッド・ワイフ/グッド・ファイト」のダイアンの夫のようです。CSIみたいに、メイン男性キャストが入れ替わっても全く問題なく続いたシリーズもありましたが、こちらはどうなるかな。頭数としては同じなのですが、何か売りが欲しいなと思います。
April 23, 2022
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『大鴉』新シーズンプレミア。本国でもまだ放送中なので、確かに最速ですが、個人的にはそんなに急いでもらわなくても、という思いです。来月からはSVUも始まるし…さて「グッドファイト」を見てからこちらを見ると、何となくゲイリー・コールがパーカー役になったのがわかるような気がします。それと、まさか第1話からクロスオーバーだったとは。LAとはクロスオーバーすると言っていましたけど、ハワイもですか。ギブスがいなくなり、フランチャイズ全体で盛り上げます、という印象ですね。「家族」とはよく言ったものです。前話の続き。マクギー、トーレス、ナイトはパーカーが紐付けられた海外の口座の名義を調べる時間を稼ぐため、嘘の通報を行う。スウィーニーがすぐに食いつき、茶番と知って苛立ちを募らせる。ヴァンスもこういうことはやめろとマクギーらに警告し、3人はレイブンがパーカーを狙う理由を探る。パーカーの元妻ヴィヴィアンが会計事務所の資料を絞り込んでいるが、パーカーはヴィヴィアンに怪しい動きがあるのに気づく。パーカーはジミーとケイシーにだけ、ヴィヴィアンの名は出さず、彼女が連絡を取った相手を調べてほしいと頼む。ヴィヴィアンが連絡を取っていたのはスウィーニーだった。元妻が自分をFBIに売ったと考えたパーカーだったが、ヴィヴィアンは否定し、意外な助っ人が現れた。ヴィヴィアンはスウィーニーに従ったふりをして、フォーネルを呼んだのだった。フォーネルは海外口座について、知り合いのサミーに調べてもらおうという。パーカーがFBI時代に逮捕した犯罪者の中で、パーカーが逃亡犯になったことで、再審を要求したり上訴する受刑者が何人か出てきた。NCISのハワイ支局から、テナントとアーニーがRIMPAC(環太平洋合同演習)の準備のためにヴァンスの元を訪ねてきた。すでにパーカーが窮地にいることは2人は知っており、ハワイに戻るまでにできることを協力するという。サミーが探ったところ、パーカーをはめるための口座はモスクワで作られたことがわかった。レイブンが使った毒薬の入れ物にはロシア語が書かれており、関連がありそうだ。マクギーらは上訴した受刑者に聞き込みを行い、緊急釈放を申請したハーマン・マクスウェルというハッカーに注目する。マクスウェルは「レイブン」との関わりはないというが、2013年にロシアのギャング「ヴォロン」に雇われたことがあると明かす。ヴォロンとはロシア語でカラスを意味し、その時は生物学の研究室をハッキングしたという。ヴォロンの本名は知らないが、奴は神経ガスに夢中で世の中に混乱をもたらすことを求めていた。もし、ヴォロンがパーカーをはめたのなら、目的は自分だと怯える。アーニーはマクスウェルのことを知っているという。さらに、「ヴォロン」というのは1人ではないというので、アーニーも絞り込みを手伝うことになった。パーカーは心理学者を装ってマクギーとマクスウェルと面会する。ヴォロンが自分をまた働かせるのが怖いと怯えるマクスウェルを、あえて上訴が認められたとして釈放の手続きを進める。マクスウェルはレイブンをおびき出す囮となる。アーニーも加わり7人いたヴォロンを絞り込んだところ、ディミトリ・ロプーチンという男が浮かび上がる。アーニーはNSAの友人に問い合わせてみるという。DCでの仕事を終えたテナントとフォーネルも、翌朝のマクスウェルの釈放と保護に加わることになった。しかし、ロプーチンの情報で2012年に死亡していることがわかる。マクスウェルは嘘を言ったのか?釈放されたマクスウェルを乗せた車列が動き出すと、妨害電波があり本部と相互の連絡ができなくなった。車列の前にスウィーニーの車が現れ、パーカーの逮捕を要求する。NCISが車を降り向き合ったところに、別の銃撃隊が現れ激しい撃ち合いになった。ヴィヴィアンが撃たれ、マクスウェルは銃撃隊に誘拐されてしまう。しかし、銃撃を仕掛けてきたのはレイブンの支持者「無慈悲」という組織の構成員とわかり、パーカーは最後に見たマクスウェルが浮かべた不敵な笑いを目撃し、マクスウェルこそレイブンだと確信する。今日の事件でFBIはパーカーに対する容疑を保留することになった。マクスウェルは近くの飛行場からプライベートジェットでハワイに向かったことがわかる。潜伏するためというよりも、新たなターゲットであるRIMPACの行われるハワイへ向かったのではないか。ハワイに戻るテナントとアーニーにトーレスとナイトが同行しており、パーカーはマクスウェルを捕えろと命じる。で、続きは「NCISハワイ」でどうぞ、というわけですね。スパドラさんもそう間をおかずに放送してくれるでしょうね。ハワイ組がDCに来ただけでなく、フォーネルまで引っ張り出して「オールスターチームだね」「オールドタイマーズデイと言わないでくれてありがとう」と、自虐的で笑いました。オールドタイマーズデイは、メジャーリーグのOB戦なのだそうで、ベテランが多いNCISのほのぼのとした雰囲気がよく出ていました。マクスウェルは最初から怪しいというか、またこの人ですかという印象です。ハワイの優秀なチームがきっとマクスウェルを捕まえてくれると思いますが、リムパックに参加する錚々たる各国の艦船が見ることができるかなとちょっと期待しています。ちなみにハワイと本家だと、テナントとトーレスの微妙な関係とジェシカ・ナイトに恋するアーニーが描かれるのでしょうね。テナントはDCに転勤した大佐と良い仲だったんじゃないかと思います。そちらには挨拶しないのかしら。ジェシカはジミーとオフィシャルになるかどうかの段階で、ジミーはアーニーに取られまいとやきもきしているのが微笑ましい。今シーズン、2人はついにカップルとなるのでしょうか。パーカーの元妻はスウィーニーに元夫を売る悪いやつかと思いましたが、どうやら今も元夫のことを大切に思っているようですね。逆にパーカーに問題があったような感じで、いずれ元サヤに戻ることもあるかも。フォーネルが元気そうで何よりでしたが、本当にもうそろそろ穏やかな人生をと思って止みません。
April 28, 2023
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いろいろと内容盛りだくさんのシーズンでしたが、これはもうサービスエピソードですね。母の日ということなので、そういえばSVUとクロスオーバーしていたのだと思い出しました。内容的にはほとんど関係ありませんが、ステイブラーとオリビアがタッグを組んで、というのを見たい人には歓喜のエピソードでしょう。でも、この時はまだSVUにロリンズがいて、先日の「ステブラートとは…」の話題はなかったわけで、頭の中を整理しておかないといけないなと思いました。組織犯罪特捜班にオリビア・ベンソン警部が現れ、ステイブラーらが宝石商からダイヤを盗んだ容疑で逮捕したジェシー・サントスの娘サラが母親と買い物中に行方不明になったという。サラは白血病の治療で持病の喘息が悪化し、発作が起きればすぐに吸入器で治療しなければならない。サントスは「組合」のメンバーであり、組合はウェッブと対立している。サントスが組合の情報を吐けば、ドネリーは逮捕されるなど、サントスの娘を誘拐する動機のあるものもいるだろう。オリビアはベルのチームと合同で捜査することにする。サラの動きを防犯カメラで確認すると、小型犬に気を取られたサラが飼い主らしき女に誘い出される様子が写っていた。女はサラを通りに連れていき、そこに車が止まり男が出てきた。男はサラを車の中に連れ込み走り去った。男も女も帽子を被り顔を確認することが出来ず、ナンバープレートも付いていない。組合との関係を探るため、ステイブラーはドネリーに探りを入れることにする。ベルはウェッブの反応を見るため、ウェッブの妻カサンドラのギャラリーをガサ入れし、サラの情報を求める。サラの痕跡はなかったが、カサンドラに恥をかかせることになった。サラの母親ロザリアは誘拐に関わった人物に心当たりはないという。サラの学校関係を調べると、性犯罪者の登録があるにも関わらず、用務員として働いているテッド・テイラーという人物が浮かぶ。テッドの自宅を捜索すると、子供の下着などが入った箱が見つかり、テッドが逃げようとしたので逮捕する。テッドはサラが行方不明になったことは知らないと言い、下着などについては掃除をしていて見つけたと説明する。厳しい取り調べに、テッドは3週間前に父親のジェシーが学校の前で男と話しているのを見たという。話がヒートアップして男はテッドに殴りかかり、倒れたジェシーを蹴るなど暴行を働いた。テッドはジェシーを助けようとしたが拒まれ、緊急通報もするなと言われたという。男には首に炎のようなタトゥがあったと証言する。新たな防犯カメラの映像には、サラが誘拐される1時間前に、犬を連れた女が様子をうかがっているのが写っていた。特徴のあるスニーカーを履いており、ジェットはどこで手に入るのかわかる人物があるという。女が履いていたスニーカーは、マラカイが買おうとして手に入らないものだった。2人はこの前の出来事からギクシャクした関係にある。マラカイから聞いたスニーカー店で、ベルとジェットが購入客の情報を求める。ステイブラーはサントスに面会し、テッドが供述した事件について聞く。ギャンブルの借金の取り立てで、もう返したし、男の名前は知らないという。ドネリーから呼び出しがあり、ステイブラーが自宅に行くと、ドネリーはサラの事件でオリビアと動いていることを気にする。サントスがドネリーも知らないような副業をしているのかどうか、ドネリーはわからないという。サントスは無茶なことをする奴だ、これも自業自得だろう。ドネリーの妻が生まれた子供にはステイブラーの名前をミドルネームにしたと明かす。すっかりドネリー夫婦から信頼され、ステイブラーは複雑な心境だ。オリビアはステイブラーがドネリーの事を気に入っているのではないかという。ドネリーを監視していると、サントスの自宅を訪れたことがわかった。妻はサラを誘拐した犯人から身代金を要求するメールが来て、ドネリーに相談し10万ドルを持ってきてもらったという。犯人の送った映像には銃を突きつけられ、息苦しそうに助けを求めるサラの姿があった。ジェットはその映像を分析し、位置情報を割り出すという。スニーカー店の客を絞り込み、ポメラニアンを購入したステイシーという女が浮かび上がる。ステイシーの母親によると、ステイシーにはラモンというボーイフレンドがいて、ギャング名は「スモーキー」というらしい。写真には首に炎のタトゥがあり、この男がサントスに暴行したようだ。ラモン・ソーサはドミニカ系のレベンガ・カルテルに属し、ヘロインを売買して不動産で資金洗浄している。ラモンはステイシーと組んでサラを誘拐したと見られ、ジェットはカルテルが所有する不動産のどこかでサラが監禁されているのではないかと、絞り込みを行う。ステイブラーは背景に写った建物の窓にダビデの星があることから、ユダヤ博物館の近辺だと考える。オリビアとステイブラーは応援を待たずに、該当する建物に突入する。空き家のような荒れた家だったが、物音がして男が出てきた。エディと名のり、ここにはドラッグをやる奴など、いろいろな人間が出入りしているという。壁の向こうに不審な部屋があることに気づいた2人が、閉じ込められたサラを発見し吸入器を渡す。その時、突然銃撃を受けたため撃ち返す。地下にはステイシーもいた。サラを救い出したことをステイブラーがサントスに報告すると、サントスはもしソーサが娘を誘拐したのなら殺されると思ってステイブラーには言えなかったという。なんと、ドネリーが一人でレベンガ・カルテルからヘロインを奪い、ソーサがサラの学校に現れた時に初めてその事を知ったのだった。ドネリーは自分のことが大事で、組合のメンバーのことなどどうなっても構わない。サントスは自分がマイクを付けてドネリーの喋らせると提案する。オリビアはステイブラーを37分署に送り届ける。そこにドネリーが姿を見せ、サラを救出したオリビアに礼を言う。ステイブラーは父が勲章をもらった時に正当防衛を偽装したと考える。その証拠はあの子供の頃の自宅の庭の木に撃ち込まれている。ステイブラーはかつての自宅の庭を訪れる。そこはもう取り壊しが決まっているらしい。カサンドラはベルがギャラリーに現れたことが雑誌でも取り上げられ、長年築き上げたビジネスがぶち壊されたと怒り心頭だ。夫は200万ドルをステイブラーらに奪われても何も手を打とうとしないと、激しく非難する。ウェッブはノヴァに「時がきた」と告げる。ベルは、ドネリーがロザリアに渡した現金は、ウェッブから預かった金の一部だという。つまりステイブラーをはめたのは、ドネリーということになるが。オリビアとのコンビ復活で柔らかな表情を見せるステイブラーが印象的ですね。昔はこういう場面が多々あったわねと懐かしみ、自分も歳を重ねて人の複雑さが理解できるようになったとお互いに今の立ち位置に安心感や心地よさを感じているように思いました。ドネリーの目から見ても自分と組むよりも、長年のパートナーであるオリビアとの絆が深いことはわかるでしょう。そうでなければ、わざわざサントスの娘のために警部自ら捜査に来ないって。ちなみに形だけの合同捜査でヴェラスコがいましたが、何ら役に立ってはいなかったですね。ジェットの事は印象に残ったみたいですけど。ところで、ジェットとマラカイの電話した、返事くれないetc.のやり取りがとっても新鮮。ツンデレのジェットがマラカイが好きなスニーカーを買って、玄関先で告白する。マラカイもすぐに出ていくことができない。お互いの気持がすれ違ったり、好きなのに素直になれなかったりと、青春ドラマのような初初しさで実に楽しいです。さて、シーズンフィナーレに向かって大きく動き出しましたね。ステイブラーをはめようとしたのはドネリーで、ウェッブから預かった金をウルリッヒの金庫から盗んだのもドネリーですか?そんな事がどうして可能なのか。内部に協力者がいるとか。また、元々ウェッブの金を盗んだのはどこの誰?それもドネリーでしょうか、相当な根性の持ち主でなければできないですよね。あるいはヒューゴあたりがナンバー2を外されて、裏切ったとか。ノヴァに対する指令も気になります。警察に対する全面戦争?でも、ノヴァが警官だとは気づいていないのですよね。確かに、妻からガミガミ言われないと腰を上げないウェッブも変なんだよなあ。実はドネリーとウェッブが裏で繋がっていて、ウルリッヒから奪うためステイブラーをはめたのかとか。滅茶苦茶ややこしいシナリオとなりますね。父親は嘘を仕立てて勲章をもらったという風に結論付けるのなら、ドネリーは真実を語っているということになって、ステイブラーはおめでたい奴ということになるのかな。いずれにしても、フィナーレが待ち遠しいです。
July 21, 2023
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雰囲気のあるエピソードでしたね。らしくないというか「CSIマイアミ」にこういう余韻を感じさせて締めるエピソードがありましたね。「親とは」というテーマだったかな。ゲストのみなさんが、良かったと思います。20年前に失踪したブリトニー・ペレス下士官が湖に沈んだ自分の車の中から見つかった。トランクの中で縛られており、NCISの未解決事件殺人班から協力要請が入る。ペレス兵曹については、去年TVドキュメンタリーでも取り上げられ話題になっていた。未解決事件殺人班のデイジー・ヴァン・サント特別捜査官によると、本件に関しては全く証拠が出ておらず、当時の捜査もいい加減だったという。容疑者としては、ブリトニーが失踪する前日にアーロン・ベイカー下士官と口論しているところが目撃されていたが、アーロンは酒によっていてよく覚えていないと答えていた。また同室の男が失踪時のアリバイを証言しており、それ以上は追及されなかった。サムは遺体のそばに犯人のものと見られる歯を見つけ、鑑識に回す。ブリトニーの母カルメンはずさんな捜査をした当時の捜査官に不信感を持っており、娘と最後に話した時にはルームメイトのジェンと何かがあり、動揺した様子でいつもとは違ったという。カルメンは20年間娘が見つかる日を待っていたが、いざとなると知らない日をもう一日過ごしたかったと複雑な心境を話す。アーロンは18歳のときに脅迫や暴力の逮捕歴があり、DNAが登録されているので上手く行けば、見つかった歯と比較できるかもしれない。ジェン・アンダーソンはブリトニーの失踪直前に無許可離隊をしていた。カレンとサムがアーロンの自宅に向かうと、父親のジャックが同居していた。用件がブリトニーの失踪事件だと言うと、ドキュメンタリーの影響で自宅に誹謗中傷などの嫌がらせがあったと言い、嫌悪感を示す。しかしベイカー家は海軍一家で、サムが海軍出身と知るとジャックは2人を自宅に入れる。アーロンと妻が戻ってくるが、捜査には協力的ではなく、歯科データの提出にも妻が令状を要求した。デイジーからブリトニーの捜査資料が届き、その中に関係者を尋問したときの録音テープがあった。ファティマはキルブライドのカーステレオを使って内容を聞く。キルブライドは息子のアレックスのサンフランシスコの家を訪れる。久しぶりの親子の対話はぎこちなく、弾まない。仕事も生活も順調だというアレックスだったが、父が訪ねてきたのは母親に頼まれたからだろうという。これはお前の問題だ、親として与えられるものを与えたのに、アレックス自身がこの生活を選んだのだというと、アレックスは反発する。あんたの助けは要らない、帰ってくれと言われキルブライドは部屋を後にする。鑑識の結果、現場で見つかった歯はデータベースによるとアーロンのものとは一致しなかった。デイジーは法遺伝学の見地から家系図を作るという。アーロンと同室だったケヴィン・フィリップスは詐欺などで刑務所に入っていたことがわかる。アーロンと口裏を合わせていた可能性もある。20年前の尋問テープを聞いていたファティマは、ブリトニーが失踪前に上官にアーロンを告発しようとしていたという。上官は女性兵士からの苦情にいちいち付き合っていられないという態度で、結局ブリトニーは自らアーロンを追及しようとした。何か大きな事を考えていたようだ。ジェン・アンダーソンは5年前に薬物所持で逮捕され、仮釈放されていた。ケンジーとディークスが自宅に向かうと、いきなり家の中から発砲される。ジェンと同居している男が薬物を所持しており逮捕され、ジェンはケンジーたちが来た理由はわかっているという。ジェンの事でブリトニーはアーロンと口論したが、ジェンはアーロンに基地で襲われたと重い口を開く。それで海軍を離れることにしたが、ブリトニーに話すとブリトニーは憤りアーロンを告発した。その日ブリトニーは失踪し怖くなったジェンは海軍を去ったという。ケヴィンはアーロンとの共犯関係について、自分はブリトニーを殺す理由がないと説明する。アーロンは海軍一家というのを重荷に感じていて、父から受けるプレッシャーと期待にグチをこぼしていたという。一方で軍人はモテると言っていた。ブリトニーはこの件をマスコミに漏らすつもりだったらしい。改めてデイジーが歯のDNAを調べたところ、アーロンと50%の部分一致だったことがわかる。ということは父親が犯人か。ディークスが一家のゴミ箱から使い捨て手袋を見つけ出し、検査に回す。結果はジャックのDNAが一致し、逮捕に向かう。しかしジャックはライフルを持ち出し、ブリトニーが発見された湖に向かった。NCISが追跡するが、現場にはアーロンも現れた。父は恐ろしい事をするつもりだという。ライフルを手にしたジャックはサムの呼びかけに息子を守るのは父親として当然だといい、刑務所で死にたくないという。振り返って銃口をこちらに向けたため、NCISに射殺される。始めから殺されるつもりだったのか。他の犠牲者のために、ジェンは封印してきた過去を公表することを決意した。カルメンは娘の死を悼む。一旦は空港に向かったキルブライドだが、息子の元に戻る。やるべきことをするために戻ったという。父は息子の話に耳を傾け、アレックスは話を聞いてもらってよかったという。キルブライドは今夜は息子の部屋に泊まることにする。新米パパママのケンジー&ディークスが、ローザに過保護になってしまうのも「親とは」の一面でしょうね。軍人として厳しく息子に接してきたのはキルブライドもジャックも同じですが、息子が犯した罪を咎めるどころか正義の訴えをしようとする女性兵士を殺すのは親心と言えるのかどうか。息子の目の前で軍人として手本を示すことができたのか。仕事を優先し、親として息子に有利になるようなものを全て「与えてやった」というキルブライドは、後はお前の次第だと突き放した。こちらは妻や周囲からの指摘で最後のチャンスを踏みとどまり、やっと親の責任を果たすことができた。一方、いなくなった娘を20年間待ち続け、厳しい現実を受け入れた母親の悲しみの深さ。娘は人を気遣い、友人のために正義を行うような立派な人間に育った、それは母親の子育ての結果でしょう。いろいろ考えさせられる回でしたね。初出のキルブライドの息子はちょっとイメージが違いましたが、たった一回でそのキャラクターを作り上げてなかなか良かった。「コバート・アフェア」、「アグリー・ベティ」の人だったのですね。被害者の母親も非常に感情移入させられるような、上手い役者さんだなあと思いました。未解決事件担当のデイジーも、強烈な印象でしたね。一瞬、次のヘティかと思いましたが、この方もベテランですよね。まさかNCISにこのような、過去の事件をコツコツと解決しようとする部門があるとは思いませんでした。また、山火事や洪水などで資料が影響を受けたり、ジャックが家を失ったり、湖の水位が下がったりと気候変化のネタも盛り込まれていて、今の時代を感じさせました。重いテーマに対して、お気楽な付添人の話題でサムとカレンがあれこれ言い合って明るくしていました。カレンはサムにも次のお相手を世話してやろう、ということだったのかもしれませんが、「ワカモレ」て何だと思ったら、アボガドのサルサだったのですね。私はてっきりワカメのサラダか何かだと思いました。(笑)
October 19, 2023
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衝撃のクリフハンガーの続き。ネタバレ注意。ケイト役のSasha Alexanderは各人の「罪悪感」の現れとして登場でした。コスプレはさぞやりにくかったでしょうね。死んでなお、男どもの妄想は酷い。(爆)ギブスは部下を亡くしたショックで全く別人、やわになっています。初めてティムと呼ばれて喜ぶマクギーと、気持ち悪いというディノッゾ。これも珍しというか、もしかして案外シーズ3からはギブスのキャラが変わるのかも知れませんね?過去に部下を亡くしたことはあっても、やはり女性の部下は違うのでしょう。そして局長が交代し、新たに上司として現れたのは、過去になにやらギブスと「関係」があったと思われる新しい赤毛のジェニー・シェパード。ギブスとは6年前にパリで潜入捜査中に出会ったらしい。(何だか、カサブランカみたいだな)その時にギブスはダイアンという何人目かの妻と別れて、寂しさを紛らわすために船を造っていたらしい。その船は燃やしてしまった。他の男に乗られるのは嫌だから。ということは、今造っている船の名前は3人目の妻の名前ということでしょうか、あるいはジェンの名前なのか?"I missed you, Jen." "Don't make this difficult, Jethro."仕事中は女性が上司、オフは元恋人同士(Jenはそのつもりはないそうですが)、という個人的には萌え萌え、シッパー魂が燃える組みあわせですね。これは楽しみだな~ジェニー・シェパード役のLauren Hollyもなかなかいい女ですねと、思ったらマイアミにも出ていましたね。グランプリのエピソードで、F1のオーナー役で。そして彼女とともに、イスラエルのスパイ組織「モサド」のメンバー、ジヴァが現れる。彼女たちは、ケイトを殺したのはアリではないという。確かに、これ見よとばかりに証拠が残っているが、確実な物がない。空母を狙うミサイルの発射場所を知らせてきたのもアリ。彼はハマスに潜入中の二重スパイだと主張する。(映像的にはアリが撃っているように見えますが)でも、ケイトに続いてアビーも狙われ、マクギーも狙われていた。次に危ないのはダッキーだというところで、アリから直接ダッキーに連絡が入る。アリの無実を証明してくれという。間に入ったのは、シーズン1でアリに撃たれて姿を消した元助手のジェラルド君。懐かしかったですね。そして、話は後編に続く。ギブスが元海兵隊のスナイパーだった(パナマと砂漠の嵐作戦に参加)、という事実も分かりました。その時に使っていたのはラプア製のフルメタルジャケット弾で、スナイパー銃の『ブラボ』の相性は『ケイト』だという。ギブスの謎めいた過去はまだまだ明らかになっていませんね。カクテキさんのブログモリーさんのブログ
March 28, 2008
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デニ・ベック刑事はまだ出るのですね。まさかの予想外の展開でした。(爆)ゲストに「The Wire」のオマール役Michael Kenneth Williamsが出ていましたが、もう一人ネイモンド役の子も出ていて、ちょっとツボでした。ハドソン川で10代の少女の死体が見つかる。死因は頭部を拳で激しく殴られたことによると思われる。腰に特徴のあるタトゥがあり、ワーナー検死官は同じような死体が半年で2件あったという。タトゥを手がかりに、未成年の客にも彫るという彫り師に当たると、3人の少女にタトゥを彫ったことを認める。そのうちのシャンタルは、里子として育てられ、最近実の母親に連れ戻されたという。薬物中毒から更正したという母親は、シャンタルが自分のボーイフレンドから触られたと訴えたために、男と別れさせられたというが、シャンタルが死亡したと聞いて悲しむどころか、男とよりを戻すために、グループホームへ追い出したという。グループホームでは、シャンタルが2~3週間前に出て行ったという。行方は判らないというので、入所している仲間からシャンタルがビクターというぽん引きの元で娼婦をやっていたことが判る。ベック刑事の強い希望でステイブラーとストリートの少女たちの手入れを行う。そこで、3人と同じタトゥをしているベリンダという少女を見つけ、シャンタルやビクターに関して話をきくことにする。ベリンダによると、3人は客に気に入られると養女にして貰えて、自分はビクターを愛していると言う。その客の名前を割り出し逮捕するが、殺人とは無関係と判り捜査は振り出しに戻る。潜入捜査していたオリビア・ベンソン刑事が分署を訪れ、クレイゲン警部にまだ元には戻れないと伝える。オリビアはステイブラーには来たことを内緒にして欲しいと言って去っていく。再びベリンダから話を聞いたデニは、ビクターが3人の少女のうちモニークに酷い暴力を振るったと聞かされる。ベリンダの身を案じたSVUは、ストリートに立つ女性たちを支援しているシスター・ペグにベリンダを預けることにして、愛人宅に潜んでいたビクター・ボディーンを逮捕する。ビクターの拳には人を殴った傷跡があったが、殺人を否定し、少女たちには売春を強制していないと追及をかわす。ビクターはこれからドミニカへ旅行へ行くつもりだったという。ビクターの保釈は認められず、ベリンダも納得してシスター・ペグに保護されることになったが、そのシスター・ペグが襲われてベリンダが行方不明になる。留置所にいたはずのビクターが別人と入れ替わって身柄を解放されていた事が判り、デニとステイブラーはビクターの愛人から居場所を聞き出し、ベリンダを連れて逃避行しようとするビクターを追う。ビクターはベリンダを楯にして逃げようとするが、デニはビクターを射殺する。何と言ってもですね、ステイブラーとベックがやけに仲が良いなあと思っていたら、仕事帰りにキスですよ。タトゥを見せ合う?と言う話をしていた時から、ちょっと怪しいと思っていたんですよね。エリオット、浮気?(大爆)奥さんとは離婚したんでしたっけ、それはどうでも良いですが、長年同僚として、強い絆で結ばれたオリビアがいるのに、デニと職場恋愛ですか?まあ、気性の激しいデニに振り回されつつ、辛い過去から立ち直ろうとしているのに付き添っていましたから、判らなくもない。本妻がいない間の気の迷いということも。(爆)制作側としてはオリビアとは恋愛関係にできないので、この際臨時パートナーのデニと関係を持たせようという事も考えたかな。個人的にはこの衝動が、彼女の退出の自然な理由にもなるかなという気がしました。何せ今はSVUに空きがないらしいですし。こういうリリーフ役の使い方は、他の男女ペアのドラマでも参考にして欲しいものです。「The Wire」ではゲイの一匹狼だったMichael Kenneth Williamsが、少女に固執するぽん引きというのはちょっとイメージが違ったかな。地域では誰もが知っていて尊敬する存在にしては、情けない最後でした。まだあどけない少女たちがストリートに転落していくのは辛いですね。せっかく良い里親さんだったのに。
March 30, 2011
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『閉じ込められた潜水士』いよいよヴァレンタインまで来ましたね。本国では来週がシーズンフィナーレか…NCISには珍しく、完璧な密室殺人事件で興味深かったです。それにしても、いろんな船の種類がありますね。ハーパー役の人、一瞬アダム・ロドリゲスかと思いました。(笑)ヴァージニア沖で作業中の潜水支援船ブランディワインで、減圧室に入っている潜水士が錯乱した上死亡した。その死因に疑問を持ったオペレーターが通報し、NCISが捜査を行う事になった。死亡したのは元海軍上級兵曹長のディエゴ・デラロサで、デラロサを含めた4名の飽和潜水士は水深190メートルの海底で作業をするため、そのまま減圧タンクの中で生活をしてまた海底に潜るという生活の繰り返しだった。彼らの仕事は送油管を海中で溶接する事で、現在は大気圧の19倍の状態から徐々に減圧している最中だった。今ドアを開けると残り3人は即死してしまうため、4日間かけて減圧するという。監視カメラの映像には、急に暴れ出したデラロサがナイフを振り回し、残りの3人がデラロサを押さえようとすると、急に酸素レベルが下がり慌てて呼吸装置のマスクを着用した。デラロサはその間に死亡してしまい、死因を確かめようにも遺体を4日間取り出せない状況だった。ダッキーは3人に食事を差し入れるハッチから検視道具を手渡し、血液と尿を採取するように命じる。果たして犯人はこの減圧タンクの中にいあるのか?残り3名には何かしら疑わしいところがある。サム・ハーパーは金に困っており、メレディス・レーガンは陸軍空挺兵で不名誉所帯している。ジェイレン・ワシントンは船に乗る前に同じ番号に20回も電話していた。ただし、プリペイドで相手は判らない。しかし、そもそもブランディワイン号は送油船よりも10キロ東の海上に停泊しており、溶接作業というのはあり得ないという。改めて詳しいことを聞き出そうとすると、顧問弁護士のジェリー・グロスマンが現れ、乗組員の全員が機密保持契約を結んでいるので、何も話すことはないと非協力的だ。トニーとビショップは水中リサーチ会社の本社を訪ねる。責任者はブランディワイン号の作業は中止できないし、内容についても話すことはできないという。マクギーは潜水士たちに出された食事に毒が入っていたのではないかと考える。すると、サムがマクギーに声をかけ、犯人はジェレインだという。ジェレインはデラロサの妻と不倫関係だったというので、ギブスはデラロサの自宅のゴミ箱からプリペイド携帯を見つける。妻はジェレインとは遊びだったというが、夫はそのことを知らなかったという。採取された血液からはコカインが検出された。アビーはさらに赤い着色料が含まれていたという。死因は不活性ガスによる窒息で、誰かが酸素マスクのホースを抜いたため、体内の酸素レベルが下がってしまった。しかし、録画された映像には決定的な場面が映っていない。ジェレインはデラロサと組んでいたメレディスが犯人だと言い出す。最後の潜水の時に様子が変だったというと、3人の雰囲気は最悪となりけんかを始める。ブランディワイン号の船長はギブスに、犯人はサムだという。2年前に、ホースの接続ミスでパートナーを死なせそうになったのはサムだったという。メレディスも確かに陸軍時代に通訳の男を反乱軍と勘違いし、素手で殺した事実があった。マクギーは水中リサーチ社のサーバーをハッキングし、ブランディワイン号のミッションがPPAの設置だと突き止める。PPAとは、海中に兵器などを入れた容器を沈める事で、いわば防水の貯蔵庫を設置していたのだった。ギブスは海軍上層部と話をするが、実はPPAは失敗したという。防水機能がうまく行かず、水漏れがおこったため問題があるという。アビーはコカインが赤い色素を混ぜた液体コカインだったと言い、容器の中で漏れれば判るように色が付いていた。潜水士たちは容器を設置する作業の中で、水漏れをチェックする際にこの赤い液体コカインに気づいた。それがデラロサで、コカインの過剰摂取で殺そうとしたが死にきれず、ホースを外したのではないか。減圧タンクの中では、ジェレインがナイフを隠し持っていたとして、2対1でもめだした。ギブスは2日後にハッチが開くまで待てと言い、減圧完了後、出てきたメレディスを逮捕する。メレディスには赤いものにかぶれた発疹があり、弁護士のグロラーは過去にスアレス・カルテルの弁護を引き受けたことがあった。液体コカインはカルテルの看板商品だという。グロラーは先月カルテルのメンバーに会い、PPAから取り出されたコカインを追跡したDEAは、海上でコロンビアの船に渡ったところを押収した。NCISチームはそれぞれ、ヴァレンタインの贈り物をして大切な人とその日を過ごす。独り者は別として。海の底に武器庫を置いておけば、輸送費を削減できて戦い方も変わるというのはなるほどと思いました。ただ、公海上だとちゃんと警備しておかないと盗まれそうで不安ですよね。ちなみに、「ギャラクティカ」で宇宙の要所に武器庫のステーションがあったのを思い出しました。(笑)今回の減圧室もハッチがあって、食べ物はそこから差し入れているというし宇宙みたい。それにしても、デラロサの遺体は4日間タンクの中にあったということ?外から中には差し入れられても、中から外へは無理ということか?犯人は限られた人物で、舞台劇のように「あの人だ」というおもしろさがありました。できれば、ダッキーの遠隔検視をもう少し粘っても良かったのでは?弁護士は最初から怪しかったですが、船長もすねに傷を持っているようなタイプでしたね。軍と違って、民間だといろいろありそうです。さて、ヴァレンタインですが、アメリカでは男女関わらず、親しい間柄でプレゼントを送り合うという「商習慣」がある。だから、この時期気が重くなったり期待したり。トニーがビショップのために、気を回すのは、やはりジェイクと別れたからですね。まだ言うか~ビショップもトニーにプレゼントを考えていて、それは独り者同士で寂しいからという事ですが、何だかトニーの背中が別れを予感させて別の意味でじーんとしてしまいました。アビーはバートとまだ付き合っているのですね。オフィスに早く出勤して、デスクにプレゼントを置いておくて、日本みたい。(笑)
May 13, 2016
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パーシーの成長ストーリーをがっつりやりましたね。新人を鍛えるプライドの信念みたいなものも確認できたし、改めて問題を抱えたというか、優等生ではない個性の強いキャラクターは得だなあと思いました。しかも、ビーガンだし。海軍基地で建設現場の監督をしているトビン兵曹長が現場で死亡しているのが見つかる。何者かに基礎工事の穴に突き落とされたらしく、鉄筋に貫かれていた。身につけていたカメラを再生すると、事件の顛末が写っていた。犯人は基地で何かを盗み、トビン兵曹長に見つかったため争い、兵曹長は後ろ向きに突き落とされた。カメラは穴を覗き込む犯人の姿を写していた。入出門の記録から、犯人はバトンルージュの建設業者、ジュリアン・カウフマンと判る。すぐさまカウフマンの車を手配するが、カウフマンは警察に止められたのを振り切り、事故を起こして死亡してしまう。トラックの荷台にはTNT火薬の箱が大量にあり、中身がなくなっていた。カウフマンは爆破作業の専門家で、半年前に海軍と契約していたが、この3ヶ月で2倍の量の爆薬を積み出していた。パットンがカウフマンのPCを調べ、闇マーケットとの繋がりを見つける。カウフマンは毎週トリプルZという人物と配達の連絡を行っていた。検視でカウフマンが死ぬ直前に食べていた料理が判る。ワニ料理の店「ママ・ゲイター」のオーナーにカウフマンの情報を求めると、桟橋を荷物の積み出しに使っていた事を認める。カウフマンはボートに荷物を載せ、アチャファラヤ川方面へ向かっていたという。セバスチャンがボートが水面に残す油の跡を解析すると、カウフマンはかつて南軍が川沿いに作った砦に向かったのではないかという。怪しい砦が見つかったため現場に踏み込むと、そこはTNT爆薬を使ってコカインを製造している工場だった。しかしNCISの目の前から、荷物を積んだボートが逃げ出してしまう。驚いたことに、コカイン工場にはパーシーがいた。パーシーはプライドの許可を得て、ドラッグの売人マリオンの監視をしている事になっていたが、この10日間連絡がなく、勝手にDEAの潜入捜査に加わっていた。プライドは指揮を執るATFのバンクス捜査官に苦情を言うが、パーシーによると、マリオンはもはや売人ではなく、このコカイン工場と深く関わっているので志願して加わったという。コカイン製造にはコカの葉を使うが、それらは輸入されており、ボートに積み込まれたコカインは50キロにもなるという。プライドはバンクス捜査官に合同捜査を申し入れ、現場にはマリオンは顔を出さないからというパーシーの意見を受け入れ、捜査の続行を認める。見つかったコカの葉にはカトレアの花粉が付着しており、生花店で取引されたのではないかというので、近隣の生花店をパーシーが訪れる。すると、そこに生花店の店長だというマリオンが現れた。パーシーは捜査官だということを隠しマリオンの生活を気遣うが、マリオンはパーシーを突き放す。コカインと共にボートで逃げた男は、犯罪実業家として有名なカークの一味のリトケと判る。カークは報復や裏切りを許さず、部下を厳しく縛っている。マリオンがカークの下働きをしているとしても、カークに不利な話はしないだろう。リトケが死体で見つかった。死因は過剰摂取だという。ラサールとパーシーはマリオンを追跡し、一件の家にたどり着く。リトケが死亡した今、手がかりはマリオンだけで、パーシーはラサールが止めるのも聞かず、マリオンに話をしに行くという。しかし、家の中から発砲音のようなものが聞こえたので、パーシーとラサールが踏み込む。マリオンは娘の誕生日を祝っているところだった。プライドはパーシーの行動を批判し、個人的な因縁から感情的になるなら尋問は許さないという。プライドとバンクスが尋問を始めるが、マリオンは過去の経験から警察は信用できず、取引には応じられないという。ウェイドはリトケの死因はコカインの過剰摂取ではなく、不純物として混ざっていたTNTによる影響だという。粗悪なコカインが50キロ市中に出回れば、大量の死者がでることになる。パーシーはもはやマリオンをよく知る自分が私情に訴えるしかないと主張し、尋問を許される。マリオンは兄のデイヴィスがシンジケートでドラッグの横流しをしたために、その借金を返すために働いているという。更生と努力していたが、兄は殺されどうしようもなかったという。パーシーは刑務所に入れば娘のブリオンが施設に預けられることになると言い、カークの居場所を吐かせる。マリオンはマイクを着けてカークから50キロのコカインの行方を聞き出す事を了承する。しかし、カークはなぜかマリオンの裏切りを知っており、車の中でマリオンを撃つと、トンネルの中で姿を消した。幸いマリオンは手術を受け命は助かるという。パーシーはショックを受け、絶縁してから戻ってきたマリオンが更生施設に入りたいと言ったときに、突き放した事を今も後悔していると話す。パットンはトンネルから逃げたカークを追い、他人のIDで屋敷に住んでいるのを見つける。そこには、おばさんに預けられているブリオンもいる。もし、SWATが突入すると幼い子供の命が危ない。カークにマリオンの事を話したのはおばさんだろう。パーシーは、まだ身元が割れていない自分が中にはいってブリオンを救い出すという。しかし、パーシーはカークに見つかってしまい、銃を向けられる。狙撃チームは姿を見せたカークを狙撃し、パーシーはブリオンを無事救い出すことができた。マリオンは証人保護プログラムで新しい生活が与えられることになったが、パーシーはこれはブリオンのためだという。パーシーとマリオンはお互いに許し合う。プライドはパーシーに決着をつけることも重要だが、チームを信頼することも大事だと話す。パーシーはプライドに感謝する。捜査の肝心なところをパットンとセバスチャンが、さっさと片付けるところはいつものことですが、1時間枠のドラマを進めるのには必要なのでしょう。かつて「スタートレック」で転送装置を使うのも同じ目的だったと聞きます。おかげでパーシーとマリオンとの葛藤を描き、パーシーの抱える悩みをラサールが聞き、プライドがパーシーの暴走を諌めという風に、パーシーのストーリーを堪能することができました。「マリオンがああなったのは、お前のせいじゃない」というのはラサールだからこそ、ですね。パットンの移動コマンドセンターの内装が派手派手で、ヒョウ柄は万国共通かと笑ってしまいました。
March 21, 2017
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