2010.03.06
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カテゴリ: 本・雑誌の紹介
バンクーバ・オリンピックも終わりました。次は南アフリカW杯ですね。(と、サッカーの話題かと思うと違うのですね。)

今Number 749号『VANCOUVER』で、バンクーバ・オリンピックの振返りを特集してますね。
何と言ってもハイライトは女子フィギュアでしたね。表紙も浅田真央です。(表情と衣装から言ってSPの滑りでしょう。)

Number749-VancouVer.jpg

記事を読んで、既にいろいろ言われていることですが、キム・ヨナは戦略的勝利と言えるでしょう。でも、"チーム・ヨナ"でエッジワーク、筋トレ("金取れ"ではありません)、振付け、等それぞれにコーチが付いているとは知りませんでした。正に組織的な勝利と言えるでしょう。

浅田真央の記事と併せて読んでいて、思わずワインの違いに思い至りました。(浅田真央的ワインが好きと書いておられる方もいますが、それとは違う視点の感想です。)
フィギュアの世界も、コーチはいろんな国の人がやっているし、ワイン程ではないにしてもグローバル化が進んでいると言えるでしょう。(韓国初のメダルでもあるし...)

  • 組織経営の大規模メゾンのボルドー(メドック)ワイン的なキム・ヨナ
    ワイン造りのための組織体制や運営の視点からですが、役割分担をキッチリさせた組織的な取組みでワイン造りを行っている点が、正に"チーム・ヨナ"ではないでしょうか。また個人的見解ですが、キム・ヨナは早熟で既にピークなのではないかと。一見ボルドーとは正反対のような気がしますが、最近のボルドー(特に2000年以降)は、アメリカ市場=カナダではないのですが=を意識して早くから飲めるワインになっています。(逆に熟成させてどうなのか心配な点ではあります。)
    さらに、今回のキム・ヨナに対する甘い得点(?)は、ボルドーワイン(特にメドック1級クラス)の2005年以降の急激な値上がりを想定させます。これ以上の得点は望めないでしょう。(最近は暴落して、11万円以上していたのが半値以下になっています。ショップでは特別セールみたいにして売るのが気に入らないですが...)

  • 小規模ドメーヌのこだわりブルゴーニュ・ワイン的な浅田真央
    一方、こちらはトリプルアクセルに拘り、さも極上のピノノワールを栽培しワインに昇華させることを追及しているようで、優良のブルゴーニュ・ドメーヌみたいです。ボルドー・メドックの大シャトーみたいには財政基盤がしっかりしていないためコストは掛けられず(これは協会・国の予算の違いでは?)、孤軍奮闘の感はあります。さらに得点が低く抑えられたのは、半年前の不振の影響や、繊細さを理解する審美眼の欠如(失礼!)からきているのではないかと勝手に思っています。まぁ、アメリカ的と言うかロバート・パーカー的嗜好ではないでしょうか?

今回のキム・ヨナみたいに、19歳で頂点を極めてしまって『オリンピックは意外に難しくなかった!』なんて発言をさせるのは、「人生経験としてどうなのよ?」と言う感じがします。『人生なめるなよ!』と言いたくなります。真央ちゃんが金メダルを取れなかったのは、人生経験の観点からは逆に良かったのかもと思っています。 キム・ヨナは名前のとおり金(キン)を取りましたが、これからは金(カネ)を目指すのでしょうか? 浅田真央が4年後にはどんなワインに進化を遂げるか楽しみですね。 真央ちゃんガンバレ!!!





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最終更新日  2010.03.06 22:47:35
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