日本のピノでこんな濃厚なのは初めて！＝城戸プライベートリザーブ･ピノノワール 2009＝

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2014.10.11

テーマ：今日のワイン(6040)

カテゴリ：ワイン･テイスティング

最近は日本のワインでもピノノワールが増えてきました。

今回はウスケボーイズの一人、城戸亜紀人さんのピノノワールです。最近造り出したようで、グレートヴィンテージの2009では下記のコメントで売り出していました。

『このワインですが、本来ですと3年前に発売予定だったものですが、以下の理由で当時リリースを延期しました。
2009年は非常に良い年であったため、ピノ・ノワールとしては色が濃く、凝縮度の高いしっかりとした味わいを持っていました。ただ、当時発売するにはまだとても若く、飲むにはもったいないという印象であったのでリリースを延期し、今回までワイナリーの熟成庫にてビン熟成をさせていました。ようやくビン熟成も進み、楽しめる状態になりましたので今回リリースすることになりました。
( Private Reserveシリーズのご紹介【プライベートリザーブピノ･ノワール2009】より )』

さて、そのお味はどうでしょうか？　

城戸Ｐrivate Ｒeserve Ｐinot Ｎoir ２００９

　造り手　：　　 城戸亜紀人
アルコール度： 13.5 ％ ( 日本のワインにしては高いです。 )

【城戸さんの本ワインの紹介文】
このワインは 黒い果実やトリュフ を連想されるような複雑な香りを持ちます。ピノノワールとしてはかなりしっかりとしたタイプで、味わいでは凝縮されたエキスを感じる長い余韻を持ちます。
ビン熟成によるオリ（濁りや沈殿物）があるので一番美味しく飲んで頂くために、、 飲まれる3週間ほど前にボトルを立ててオリを沈め 、飲まれる10分ほど前にデキャンターにワインの上澄みを移し替えて、オリを除いてから飲まれることを強くお勧め致します。

飲み頃予想　2014年10月～2018年

城戸ピノノワール2009.JPG

( 色からして、かなり濃いです。 )

【簡単なテイスティング･コメント】

・色は、日本のピノとは思えない、 非常に濃いルビー 。日本のワインは カベルネでも色が薄い と以前思っていたのに、大分様相が変わってきました。

・最初の香りは、これまたピノとは想えない チョット変わった香り で、パワフルかつ新世界風。ドライフルーツではない黒系果実に甘さを連想させ、甘草や薬草系の香りが混じり、そう！あの カリフォルニアのジンファンデルと似ているイメージ 。

・味も色の印象のままに酸とタンニンがかなり強く、未だ 纏まっていない 感じ。（出来が良く３年間蔵で寝かせたとのことであるが、未だ早いイメージ。尤も、城戸さん推奨のデキャンティングと、>飲み頃：2014年10月以降を守っていませんでしたが ,,, ）

・香りも味わいも新世界系で、浅草ビューＨで隣のテーブルの人(雑誌にも出ている著名人)からブラインドで出された '99のＤＲＣエシェゾーを思い出します。色も濃く香りはかなり閉じていて、味わいは固く強固なストラクチャーと豊富な果実味を感じたので、てっきりカリピノだと思ってしまいました。2007年のことで、こんなに若いＤＲＣは飲んではいけないと思いました。
(その方は当方のメンバの知り合いだったので、当方のワイン会で飲んでいたトルショーのクロドラロッシュ1989を一杯差し上げたところ、お返しにこれが出てきました。)

・味わいはかなりの凝縮感があり葡萄の出来が良いことは分かりますが、 ｢抽出が強すぎるのでは？｣ と思います。ピノノワールには、この濃さ･凝縮感は望んでいないので、 ｢穏やかで優しい抽出を心がけ、チャーミングで繊細なピノノワールの個性を表現｣ と言っている 2012に期待 します。

購入はワイナリ通信の郵便物に付いている注文票で購入するか、サイトの商品ページから
申し込むかですが、プライベートリザーブは直ぐに売切れかと。
また、今回から販売方法が変わり( ワインの販売方法に関する重要なお知らせ )、より難しくなりました。

城戸ワイナリーのワインは、あのボーペイサージュより販売本数が少ないと思います。でも、在庫があればワイナリーでも買えるのがボーペイサージュより良いですね。ワイナリーのショップも公開しているし、塩尻ワインフェスタでも訪問できます。(人気は一番です。)
メルロー、特にプライベートリザーブ (生憎、プロジェクトＫは未試飲。2012は抽選で外れ)は、メルローらしさが良く出ていて ボーペイサージュより好きです。果たして、２０１２のピノは ...

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