2007年08月28日
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「熊本市愛護センター」 研修を終えて

帰ってこられました(=´∇`=)

研修に行かれていた職員さんに、ズカズカと感想を聞いてみました(^^;;)

お疲れのところ、ありがとうございましたm(_ _)m




「熊本市動物愛護センターの職員さんは素晴らしい方ばかりです。

 全頭、殺処分の期限がないんです。

 ボランティアの方、愛護団体の方、センター職員の方々が

 殺処分ゼロを目指し、同じ方向に進んでいます。

 飼育放棄で犬猫をセンターに連れて来られた人には、

 相手を怒らせてでも良いから受け入れない。連れて帰って頂くと言われてました。

 怒って苦情が市役所に行くけど、皆さん事情を分かっていますから

 何も問題にならないそうです。


まさに動物愛護精神そのものです。


 私達は、犬猫の大切な命を預かって仕事をしています。

 この仔達を絶対無駄死にさせてはいけないんだと再確認しました。

 宮崎には、「命を守る会」があります。その素晴らしい会員さんの大きな力で

 管理所の状況を知って頂き、沢山の犬を引き出して頂いている事に深く感謝しています。

 これからも、会の皆さんと一緒に、一歩一歩熊本動物愛護センターを目指して、

 同じ方向に取り組んでいけたらと思います。」




熊本市愛護センターは、研修の受け入れをしたのは今回が「初」だったそうです。

快く引き受けてくださり、本当にありがとうございました。

職員さん方々、ボランティアの方には、私もとてもお世話になっています。





最初に管理所に通いだした頃、いっぱい批判もされましたよ(^^;;)

「どうせ一時の感情だろ。どうせ続かないよ」

「助けられないくせに写真を載せるなんて見せしめじゃないのか」

「所詮は処分施設に過ぎない。管理所では何も変われない」

「職員さん達の迷惑を考えろ」

「本当の犬好きは管理所には行けないはず」

「偽善者」
(←一番多かった言葉)

もう時効・・・かなぁ~・・・と思って書かせていただきますが・・・

関係者の方にも、そうとう嫌味言われました。

その都度、へらへら愛想笑いしながら「すいませぇ~ん」謝ってましたが、

「こんなに感情を押し殺したのって初めてだよ!

 なんで私が謝らんといかんと思う?

 立ち入り禁止になったら何も変わらんからだよ!」


家に帰っては悔し涙流しながらパパに八つ当たりしてました。

そんな中で続けてこられたのは、管理所職員さんの励ましと、

「動物のいのちを守る会」との出会いがあったからです。





宮崎県はこれからどんどん変わっていくと確信しています。




県の衛生管理課、市保健所、管理所職員さん方々、

多くの職員さん達が、一生懸命良い方向に変えたいと頑張っているのが分かります。

あともうちょっと・・・あともうちょっとなんです。





>私達は、犬猫の大切な命を預かって仕事をしています。

>この仔達を絶対無駄死にさせてはいけないんだと再確認しました。




私もこの言葉を聞いた時に、グッ・・・ときてしまいました。

管理所は、処分するだけの施設にしかすぎない・・・

でも、職員さん達の意識は全く違います。

「処分」 ではなく、 「命を繋ぐ方向」 で考えてくれています。

それでもやはり、「管理所」では限界があります。

そして・・・それは私達にも言えることで・・・引き出したい仔がいても、

現実問題、「管理所」ではとても厳しい・・・




管理所には、獣医師がいない・・・隔離する場所がない・・・




今回、犬の一時預かりさんのお話をします。

一時預かりできます・・・という方の多くは先住のワンちゃんがいます。

情緒不安定になる先住のワンちゃんが多いと聞きました。

先住のワンちゃんの事を考えると、一時預かりさんもお願いする私達も

躊躇してしまいます。




先住のワンちゃんが躾けも愛情もいっぱい受けていて大人しいと、

管理所から来たワンちゃんは、想像しているより大変だと感じると思います(^^;;)

愛情に飢えている仔が多いので、久しぶりに受けた愛情がうれしくて、

甘えん坊になる子がとても多いからだと思います。





そして・・・

多くの方は、新聞やチラシで現状を知り、

自分が助けたい・・・という気持ちになってくれます。

でも、日が空くと・・・冷静に考えると・・・

現実問題受け入れることは難しい・・・という事に気付きます。


それは、決して間違いではないし批判するわけではありません。

人間は、日々色んな事があります。

リアルに生きていると気持ちも変化する事もある・・・と私自身も理解しています。





一時預かりさんのリストがあっても、多くの方が登録してくださっても、

実際にお願いする段階になると・・・という事です。





今日、スタッフさんとも話したのですが・・・

私達は電話一本かけて保護や里親さんに・・・とお願いするだけの立場。

受け入れてくださる方に、しんどい思いをさせてしまっては、

次がなくなってしまう・・・

老犬の仔でも救えたらどんなに良いか・・・

昨日のビーグルの老犬の仔を思い出しながら話し合いました。




とにかく今一番に思うことは・・・

命の期限日がもう少しあれば・・・新聞で呼びかける時間が取れる。

獣医師がいれば・・・管理所には、フィラリア陽性の仔も多いです。

一時預かりさんも里親希望さんも受け入れられる方が少ないので・・・

現実は・・・厳しいです・・・








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最終更新日  2007年08月29日 01時23分51秒
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