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先日の記事に書いた 保健所のケガ猫
…
生後2ヶ月位の小さな小さな子猫…
こんな小さな体で、痛みと恐怖と戦ってきた仔です。
生きようと…生きたいと頑張ってきた仔です。
保護家の子達を抱えながら、この仔の一生を背負っていけるのか…
ずっとずっと考えてきました。
そんなとき、名古屋のS様からメッセージを頂きました。
回復の見込みがない…今の段階で医師から言われている事、
一生寝たきりかもしれないという事、
排泄、食事、人間の手が必要という事、
回復したとしても、四本足で走る事は不可能だという事、
全てをご理解して下さった上で、
ケガ猫ちゃんを家族として迎え入れたいと…
「奇跡」が起きたんだ!!
信じられないような…あまりにも嬉しい出来事でした。
飛行機には乗せれないので、名古屋まで車を走らせるか、
各地の支援者の皆様に甘えて、命のリレーをお願いしようか…
今日一日、保護家の子達と過ごしながら、
ケガ猫ちゃんの名古屋行きの事ばかり考えてた
本当に本当に…幸せな一日でした。
10日…18時5分。
保護家からの帰宅途中…
保健所から電話がありました。
「ケガ猫ちゃんが息を引き取りました」
あまりにも冷たい現実に、目の前が真っ暗になりました。
電話を切ったわずか1分後、18時9分。
名古屋のS様からご連絡がありました。
突然の訃報に、S様は電話口で泣いておられました。
私もS様も、まだ心の整理ができずにいたので、
二人で泣きながら、あの仔の事を話しました。
S様によって起きようとした「奇跡」…
S様は私にこう言いました。
「今夜はあの仔の事を想って過ごします」
私は…保健所からの電話の1分後、S様からご連絡があったのは、
偶然ではないような…そんな気がしました。
手を差し伸べようと、あの仔の事を想って下さったS様に
ケガ猫ちゃんが「ありがとう」…そう伝えるように、
私に託したのでは…そう思えてならずにいたので、
S様にそうお伝えしました。
あの仔の伝言を、メッセージを…S様に伝えました。
仕事の合間合間に、一生懸命あの仔の介護をして下さった
保健所の職員さん、今までありがとうございました。
S様、あの仔の一生を抱えたいと手を差し伸べて下さり、
本当にありがとうございました。
私の独り言ですが…
主人からよく言われる言葉は「好きなことやってるんだから」
この言葉の意味は…主婦業を手を抜くな…
そして、どんなに心と体が辛くてもキツくても、表に出すな…です。
だけど…私は好きでやってるんじゃない。
かと言って、自分がボランティアしているとも思っていない。
私は…人間のエゴの塊かもしれません。
「愛護精神」というものが、自分にあるのかも分からないまま
動き始めて6年…未だに自分の中に「愛護精神」があるのすら
答えが出せないまま分かりません。
ただ、自分が殺したくないから…
泣きたくないから…
苦しみたくないから…
そのためには、自分が動かないといけないから…
やらなきゃいけないからやっている…ただそれだけ…。
それなのに、日々の活動で感じる事は、苦しみが9割。
喜びはたった1割。
喜んだ次の瞬間には、また辛い現実へと歩みだします。
だけど、わずか1割の喜びのために、その喜びを感じたくて、
また次へ次へと進めるんです。
15日の譲渡会参加の子犬達、会のブログにてUPしました。
※「譲渡会参加予定の子達」
※新年早々...申し訳ございません。
現在 トイレシートと子犬用フード
が不足しております。
シングル、ワイド...どうかご支援よろしくお願い致します。
「保護家」のツイッター開設しました。
リアルタイムな保護家の様子を日々ツイートしていきます。 ※保護家ツイッター
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