2015年03月28日
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カテゴリ: 保護家の仔達

3/24、13時、動物保護管理所にて…

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5番檻の前で、体がとまった。

「生きてるの?死んでるの?」

この仔の体から、 「生」 が全く感じられなかった。

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20日に管理所に収容されてから、

ずっと寝たきりで、食べる事も出来ない…との事でした。

檻の扉を開けてもらい、顔の前に座った。

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「あっ!あなたわかるよね?」

そんな感情が、この仔から強く伝わってきた。

左手で私を手招きし、その手をギュッと握ると、

「うんうん…そうそう!」

そう言っているかのように、

最後の力を振り絞るように、

小さな声を漏らしながら、手の甲にキスをしてきた。

この仔から、四本足で歩いている姿がイメージでどんどん入ってきた。

それが何を意味していたのか・・・



一旦保護家に戻ったものの…

明日には死んでしまうかもしれない。

冷たい檻の中で、孤独に息絶えてしまうかもしれない。

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16時、再度管理所に車を走らせた。

あの仔をレスキューしに向かった。

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管理所から出ると、急に目が生き生きし、

身体をちゃんと起き上がらせる事も出来た。

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決して珍しい事ではなかった。

確かに、犬は「今」を生きる生物。

「未来」を夢見たり、「過去」を振り返る事はしない。

でも、絶望だと感じた場合、寝たきりにだってなる。

「未来」を感じると、生きる力も沸いてくる。

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命名・ゴウ

ゴウの足は、アキレス腱が切れていた。

ゴウが歩く姿が出てきたのは、

ゴウが歩く事を、強く強く望んでいたからだと気付いた。


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時間はかかるけど、手術すればまた歩けるようになる事も

獣医師さんから確認したので、その方向で行くべきなのかなと

待合室で、ゴウとうたたねしながら「未来」の話しをした。

なぜかな?その時間が私には凄く「幸せ」だと感じた。

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ゴウは、腎臓と肝臓の数値が異常に高く、黄疸も強く、

心臓も悪く、体の外も中もボロボロだった…。

「検疫中に死なないでね。一週間後には暖房つきのホスピスだよ。」

ゴウと約束した。

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約束したはずなのに・・・








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3/27 明け方、ゴウはさよならをした。





たった3日…たったの3日…

ゴウとの時間はあっという間に終わった。

あんたの感じた「未来」はたった3日なの?

たったの、たった3日の「未来」なのに、

なんであんなに明るい目を向けてくれたと?

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ゴウに聞きたい事が沢山ある。

3日間、検疫室で何を想い、何を感じていたんだろう・・・

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ごめんね。

ゴウ。




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最終更新日  2015年03月29日 01時34分11秒
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