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管理所はお休みで、犬を見に来る人はいない。
連休明けが一番怖い…
連休は大嫌い。
その連休にちょうどあたってしまった子がいた。
私自身も、「判定日」この子達と初めての対面でした。
2頭の黒い犬が、判定に落ちた。
隣同士の檻で、よく似た黒い犬でした。
なんとかするので月曜日まで待って頂けないかと、
管理所職員さんと交渉しましたが…
不可能でした。
檻が半分うまっており、金、土、日、の3日間で
どの位の犬が収容されるのか分からず、
檻が足りなくなるといけないから、これ以上延期はできないと…。
それならあと一日…
一日だけの延長を、無理言ってお願いし、
なんとかOKを頂きました。
現場の職員さんには本当に感謝するばかりです。
ですが・・・
その中でも「命の選別」をしなくてはいけない。
この仔は、まだ1才位の女の子です。推定10~12キロ位。
怖がりで少しオドオドしていました。
子犬の頃から放浪していたようで、
この仔の首には、赤い首輪が締め付けられていました。
子犬の時に付けられた首輪なのでしょう…
捕獲されなければ、首輪が凶器となり、
この仔の首の皮膚を徐々に締め上げ、
徐々に首の肉が切れていっていたでしょう…
捕獲されたことで、それを免れる事はできた。
ですが、「命と引き換え」・・・
その代償は、あまりに大きなものでした。
この仔は、皮膚疾患があり、判定に落ちました。
性格には何の問題もありません。
私は・・・この仔を選択しました。
あと一日の延期をお願いしました。
その一日は…今日です。
なんとかしますから・・・と約束した
そのなんとかする日は、
9/25・・・今日の16時まで。
この記事を書いている7時間後が、
タイムリミットです…。
たった7時間ですが、この仔には時間が与えられました。
このブログを書いている今、
可能性はまだ残っていると、信じて発信しています。
ですが・・・
よく似たあの仔の隣檻に入っていたこの仔は・・・
私が管理所の子達にカメラを向けるとき、
「飼主さんの目に止まりますように」
「判定に合格しますように」
「新しい飼主さんが決まりますように」
色んな思いを込めて、何度も何度もシャッターを切ります。
あまりの状態に、カメラを持つ手が震える子も居ます。
でも、どんな状況でも「無理」と諦めた事はありません。
0.1%の可能性さえあれば「無理」ではないから。
でも・・・
「すいません・・・」
「ごめんなさい・・・」
謝りながら、この仔の目の前でシャッターを切った。
生きる可能性が0%になってしまったから…
もうどこを探しても、この仔に二度と会う事はできません。
この仔がガス室に移動する前の写真。
この写真が、カメラのシャッターを切った最期の一枚です。
代理引出しは可能ですが、「いのち」を抱える事は、
覚悟と責任と生涯の愛情・・・どれかひとつでも欠けてしまっては、
ご自身も、その犬も、決して幸せではありません。
「生きる」事以上に、何年先もお互いが「幸せ」であるか…なので、
お電話での対応時に、副代表から色々とお話させて頂きますが、
どうかご理解下さい。
当会の電話には、毎日のように全国から「保護したから引き取ってくれ」
「かわいそうな猫がいるから保護しに行ってくれ」等、
理不尽な電話もあり、その対応を副代表一人が背負っております。
副代表の精神面でもとても重労働で、
出られない場合にはこちらからかけ直す事も
あまりできません。
電話が繋がらない場合は、一言で構いませんので、
ショートメールにて履歴を残して頂けると助かります。
どうか・・・どうか、よろしくお願いします。
090-4484-5165 担当・フジイ
保健所や管理所には、ご自身で引き取る場合以外は
絶対にお電話されないでください。
皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。
宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601
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