2015年12月25日
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カテゴリ: 宮崎中央犬管理所

昨日は、11頭の犬達が判定を受け、

生後一ヶ月位の子犬5匹、小型犬1頭、

計6頭が判定合格しました。

20151224b.jpg
(この日は某テレビ局の密着取材でした)


5頭判定に落ちましたが、

1頭はМダックスで、引取り希望者がおられました。

そして、この子達は、飼主さんがお迎えに来て下さいました。

20151219b.jpg



4頭が判定に落ち、殺処分対象となりました。




この仔は、判定に落ちたらと、

最後まで悩んでいた仔でしたが・・・

20151219g.jpg

判定に落たと聞き、犬舎に入ると、

この仔の姿はどこにもありませんでした。

「あの仔はどこにいるんですか?」

慌てて保健所の獣医師さんに聞きに行くと・・・

感染症の疑いが出てしまったとの事でした。

すでに、ガス室のある部屋に移動していました。

20151219l.jpg

判定に落ちたこの子達と一緒に・・・

20151224c.jpg

今は亡き、この子達の写真を掲載する事に

「意味」があるのか・・・

昨夜から考えていましたが、

この子達が生きていたという事実。

この子達が生きていた「証」を、残したいと思いました。


私がレスキューできたのは、この老犬だけ・・・。

20151219i.jpg

老犬をレスキューするとき、ガス室のある部屋から

あの子達の「声」が聞こえてきた。

数分後には消えてしまう「声」を、三つの「いのち」を、

心に刻みつけながら、犬舎を後にした。

20151219j.jpg

この老犬は、檻から出そうとしたときに、

唸り、怒り、逃げ回り、歯で抵抗した。

恐怖心から、わが身を守ろうとしたのです。

この子は、人間の「手」が怖かったのです。


 密着取材の後、インタビューでこう聞かれました。

「なぜ、この子だったのですか?」



なぜでしょうか・・・


ひとつだけ分かっていることは・・・

この子は長い期間、人間の温かい手を知らずに生きてきました。

人間の手は決して怖くない。人間の手は温かくて心地良いものだと、

この子に知ってほしかったから。

この子のいのちは、残り僅かかもしれない。

だからこそ・・・。

20151224a.jpg

命名「イブ」 推定15歳位 

6キロ フィラリア陽性

昨日から検疫期間に入りました。

一日でも早く、イブに信じてもらえたら・・・

人間の手を好きになってもらえたら・・・


皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。

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最終更新日  2015年12月25日 18時55分34秒
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