2016年08月20日
XML
テーマ: 動物愛護(608)
御報告が遅くなってしまいましたが、

7/31ペットの納骨堂「虹の家」さんにて

講演会をさせて頂きました。

この講演会では、

ペットショップ「るんるん」岡オーナーにも

急遽、ゲストとしてお話して頂きました。

岡さんのご説明は後半で・・・m(__)m

今回、講演会の御報告は、岡さんに書いて頂きました。





「山下由美さんの講演会感想」
ペットショップるんるん・岡愛子

はじめて山下由美さんのお話し、講演を聞いてきました。



スクリーンを見てきました。

やはり多くの方が涙されていました。




私はなぜか涙は出ませんでした。

パニック?に近い、なんだ、なんだこの感じは、なんだなんだ?と

頭と心に一気になだれ込んできて処理が間に合わない。

初めの6分間、スクリーンに映る犬たち猫たちを見ながら、

体が痛くてたまらなくなりました。



頭がガンガンして悪寒がしてきて・・・。

やばい、最後出番があるし、お祭りもあるし・・・

どうしよう、と貧乏ゆすりが始まったりしました。

山下さんのお話しに、まさか体に反応が出るとは思いませんでした。

見らず聞かざる思い出すべからずの扉。

根拠はないけど、その扉が無理やりこじ開けられた感覚。



私は、もうどうやってかなしめばいいかとかが分からなくなってて。

涙もでないような自分が、

エイリアンな気がして気持ちが悪くなることがあります。

あまりの事の重さと多さに感情のコントロールが出来なくなってしまいます


今回の反応は、扉が開いてしまったフラッシュバックだと思います。


山下さんが老犬を引き取って看取ること。

なぜ助かる子じゃなくて老犬なんだよと言われ叩かれ、

自分でも自信と確信がなかったことに、

誇り高く力強く生き、死を遂げ

今の保護家老犬ホスピスの礎となった、王子くん。


「いなくなったのになんで探さない?なんで捨てる?
なんで病気だからっていらないなんていうの?!」


と飼い主に怒りをぶつけていた山下さんに

「俺たちは飼い主を忘れることができない生き物さ、

でももう、かあちゃんのそばにいられるんだからそう思わんでいいとよ、

俺たちはもうそれだけでいい。」


と教えてくれたコナンくん。

この2人が山下さんたちと出会ってからの生と死のドラマ。

そして、自分でこれまでその都度作成してきたであろうスクリーンを見て

何度も声を詰まらせながら、涙しながら話す山下さん。



まったく場所も何もかもが違えど、

私にも王子くんのような、コナンくんのような存在であり続ける犬がいる。

それは私の最愛であり、誇りであり、経験であり、

財産であり、今を生きる糧になっている。

生と死は同じ価値であることを教えてくれた。

もう17年ですから何万頭の犬や猫に関わって生きてきましたが、

その中でも、本当に素晴らしいと、

形容しがたいほどの存在となる犬や猫に出会えることは少ないです。

みんなもちろん分け隔てなく

どんな子にも同じ愛情や思い入れがあるけれど、

なにか言葉で表現できない犬や猫がいます。

でも実はすごく後でそれに気が付くことが多くて、

失ってから気が付くこと、

もう手遅れになってから気が付くことが情けないし悔しいし悔いが残ります。



そう思いながら私は、王子君をコナン君の生と死に思いを馳せていました。

自分を動かした犬、自分を変えた猫…。

山下さんこんな素晴らしい犬たちに出会えるってないわ…

同じように犬たち猫たちを抱える身として、なんて誇らしい子たちや…。



この子たちの事を涙ながらに話しながら、涙を拭いて前を向いて、

声を詰まらせている姿に、私はみぞおちあたりに激痛を感じました。



山下さんはスクリーンに映っていたもうこの世にはいないであろう子たちの、

姿、声、におい、痛み、怒り、悲しみ、苦しみ・・・を、

愛犬王子、愛犬コナン、これまでのたくさんの子たちの生と死のドラマをもって

「人に代弁し続ける」

あの子たちの代わりとなって伝え続ける・・・。



あたしは思い出と戦っても勝ち目はないと扉を作れる。

でも山下さんはいつも扉からひとりひとりの名前を呼んで…

これは、とてつもない事だ…



とてつもないことを山下由美さんはしているのだ…。



それに気が付いた時、なぜか体が楽になった気がします。
山下由美さんのお話しは、私の人生の光明の一つとなり

犬たち猫たちと生きる者として、彼らの助けになる存在であるならば、

武器のひとつ、盾のひとつとならば馳せ参じよう。

岡愛子自らが彼らの力になるために動くべく

準備があってしかるべきかとも考えました。


人との出会い、犬や猫との出会い

一期一会だと心から思っています。


以上。




ペットショップるんるんの岡愛子オーナーの事は、

過去にブログに書きました→ 「3/24の記事」

岡さんは、宮崎市保健所収容猫のレスキューもスタートしました。

販売の犬達と同じお部屋に、

宮崎市保健所からレスキューした子猫達も居ます。

もちろんプロなので、ワクチンやウィルス検査はもちろんの事、

ちゃんと検疫期間も置いてお店にデビューします。



もちろん、レスキューした子達は「販売」はしていません。

販売の犬達同様、厳しいチェックがあっての譲渡です。

先日も保健所から3匹レスキューして下さいました。



「私なんかと繋がっている事が知られたら山下さんが叩かれる」

「私は前に出たらいけない立場の人間だから」

「今まで通りコソコソ保護活動してるだけでいいの」

岡愛子オーナーは、いつもそう言っていました。

ですが、私はあえて岡愛子オーナーを、

ペットショップるんるんを、

動物愛護と言われているジャンルの土俵に立たせようとしています。

なぜ立たないか、その方が違和感があったからです。

岡愛子オーナーの立場だからこそ、ペットショップの「声」だからこそ、

変えられる力があると信じているから。

岡愛子オーナーは、ペットショップるんるんは、

私達の同志だから・・・。

「ペットショップるんるん」HP
http://www.rooms-lunlun.com/



そして・・・

講演会には、譲渡した子達の飼主さんも数名来て下さってました。

今から9年前、宮崎市保健所に

飼主によるチワワmixの仔が、持込まれました。





新聞に投稿して下さっていました。

下記の動画「やわらかな想い」でも作りましたが、

犬は、飼主さんに対し「怒り」「恨み」という感情はありません。

私たち人間が飼い主を憎む事を、

その子は望んでいないのです。



木下さんは、「許す」という気持ちを持ってくださいました。

いいえ、それ以上に、飼主さんに伝えたいとおっしゃって下さいました。

ダン君のためにも、ダン君が元気にしている事を、

こうして生きている事をお伝えしたいと・・・。







いのちのはうす保護家」HPリニューアルしました。
 メールアドレスも変更となりました。
新しいお問合せ先は、
HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。

※「ひまわりの家」と山下由美は、一切関係ございません。

2009年に辞任後「いのちのはうす保護家」として独立しています。

皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。
宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601
口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美
郵便貯金 17310-434961
口座名義:イノチノハウスホゴヤ
〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581
      山下 由美

090-4484-5165


にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016年08月20日 15時32分55秒
[保護・啓発・活動日誌] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: