2018年10月05日
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テーマ: 動物愛護(608)
​「愛護センターさえあれば」…​
この12年間、愛護センター設立を訴え続け、
全てを!未来を!託していました。

そんな大きな目標があったからこそ、
何があっても踏ん張って来れたんだと思います。



ですが、待っていた現実は…

愛護センターが出来た事で、
県民の意識が良い方向にも、悪い方向にも、
同時に動き出していることに 気付いてしまった時に…

私の心は壊れ始めました。

このポスターは、NPO法人人と動物の共生センターさんが
作成したポスターです。
http://human-animal.jp/



私が12年間、回し続けたのは、「飼い主」の蛇口。
と、同時に…
必死で下の三つの蛇口開閉を続けてきました。

レスキュー⇒保護⇒譲渡
それは、とても大切な分野。

でも、あらためて
この分かり易い図を見たときに、
今の活動を続けながら、
同時進行で新しい方向でも
動いて行かなきゃいけない!
新しい道を切り開こうと決心しました。

​​私の中で、それはそれは
大きな ​​ 「改革」 ​​ でしたが・・・

命を見捨てた過去の自分、
自分を守るために逃げた自分、
判断ミスで死なせてしまった自分、
「そんなお前に何ができる?
お前にそんな資格はあるのか?」
もう一人の自分が、自分を責め続ける日々。

​​

どうしたら良い?

どうしたら自分を許せる?

どうしたら未来へ突き進める?



過去と未来を、ココロが行ったり来たりの結果、
私は何度も何度も倒れるようになったのです。

東京出張数日前、また倒れました。



「おしっこ漏らして良いんだからね!」 と、​
お尻の下にペットシーツを敷いてくれたスタッフ。

いえいえ、まだそこまでないですから(笑)
と、思いながらも表情すら動かせないので
スタッフの言いなり状態(笑)

スタッフ達も、もう手慣れたものです。
さすが、犬猫の介護してきた人たちだな…と
頼もしい限りでした!



枕元には、頓服薬と
過呼吸になったときのためにビニール袋。
そして、事務所に繋がるブザー。

つい面白くて、写真撮った位なので、
倒れたと言っても、大ごとな倒れ方ではなくて、
その位の余裕はある! という事です。

自分のこんな状況を書くつもりはなかったのですが…
今、こうして書けるのは、完全復活したからです。

そのきっかけが・・・
​サンバァの老いでした。​



​「夜~朝、私がサンバァの介助をしなきゃ!」​
自分が呑気に倒れている場合じゃないと、
その気持ちの方が勝ったのです。



そう思ったとき…
ふと、
これまで看取ってきた子達が
次々と脳裏に現れました。
​​​
管理所で、生きる気力を失い倒れてた仔が、

生きる気力を取り戻し、立ち上がり、

元気になっていく様・・・


今の自分とリンクしたのだと思います。
​​​「気力!」​​​​​​
​​​​​​ 私を復活させてくれたのは、
​サンバァを守りたいという「気力」だったのです。​

​東京に行かなきゃ!​

出張前日、主治医に事情を話し、
アドバイスと薬をもらいました。



病院まで片道約50分という道のり、
相棒カムカムが付き添ってくれました(笑)
私が病院に入り、出て来るまで、
ずっとこの体勢で病院の扉を
ずっとずっと、見続けていたそうです。

犬にも保護家メンバーにも守られている自分が
いかに贅沢で恵まれているのか…
みんなに頭が下がる思いでした。

サンバァの介護をスタッフに任せて、
私は、翌日東京に飛びました。



1分1秒も無駄にしてはいけない!
飛行機の中でも、ずっと書類を書いたり、
改革の計画案を考え、書き綴りました。



動物愛護法改正の事を、一人でも多くの方に
知って頂くにはどうしたら良いのか…
宮崎ではなく、全国放送枠が必要!

東京本社NHK に協力頂けないか、
担当者に交渉を続けてきました。

担当者は、犬猫好きではありませんが、
「同じ命」として犬猫の命を尊重してくれる
気持ちの熱い担当者でしたが、
出来るのは…全国放送でもラジオ部門。
でも、直ぐ直ぐには無理だとの事でしたが、
担当者は数ヶ月間、資料やデータを集めながら、
必死に動いて下さいました。

水面下で動く事数ヶ月・・・



​​担当者と「カンパーイ!」​​

動物愛護法を取り上げたラジオ枠が取れました!
オンエアが決まったんです!

NHKラジオ第1放送
「マイあさラジオ」内 「社会の見方私の視点」コーナー
「ペット業者の規制強化を 法改正を前に」
​有志に協力を頂き、 弁護士の細川敦史さん が、​
出演して下さる事になりました。 

10月11日(木)午前6時43分頃~9分程度(全国放送)
(アプリ「らじるらじる」「ラジコ」でネット経由の聴取可)

「愛護」側としてではなく、
中立の立場として、細川弁護士がお話して下さる事は、
視聴者の方々だけではなく、
NHK他部署含む、他のメディアも気付いてくれると
その計算の中で、私達は動いてきました。

細川弁護士をご紹介下さった
Aさん、本当にありがとうございました。

小さなことかもしれない。
でも、その小さな事がきっかけで、
どんどんと大きくなれる…そう信じて動き続けます。

最終便で、東京から宮崎に戻った夜、
私が真っ直ぐ向かったのは…
愛護センター開所となり、
​2017年3月末に閉鎖された​
​「旧・宮崎県中央動物保護管理所」



46年間…人間の身勝手で、
多くの犬猫達が「殺処分」された場所…。

私の活動の原点でもある場所…。

今は売却され、人の物になったので、
お花もお供え物も何も出来ませんが、
ここで命を奪われた仔達に、
心から祈り、誓いました。




過去の自分を許せる日は、
きっと来ないと思う…。
きっとまた、ココロは過去と未来を行き来して、
きっとまた、自分を責め続け倒れる日があると思う。
​でも、諦めないから!​
助けられなかった子達に、
そう約束してきました。


足長さん基金どうか、ご支援
よろしくお願い致します…

​​​


(足長さん基金QRコード)


宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601
​口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美​​​
郵便貯金 17310-434961
口座名義:イノチノハウスホゴヤ

〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581
      いのちのはうす保護家 
090-4484-5165(担当フジイ)


「いのちのはうす保護家」HP
http://pawstamp.com/hogoya/

「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HP

​​ http://www.hogoya.nyanta.jp/

お問合せ先は、
HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。


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最終更新日  2018年10月05日 01時12分46秒
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