2019年09月29日
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カテゴリ: 老犬ホスピス
前記事つづき→2019/09/27 「人間を判定する犬」


​​  ■ 恐 怖 心 ​ 

​​

ボニーは、気付きました。

自分の体が衰えはじめたことに…。



ボニーは賢い犬だから、

脳の処理能力が衰えてることが、

何よりも怖かったことでしょう…。



ボニーから 「従順」 の演技が消え、

恐怖心を 「唸り」「威嚇」

表すようになりました。

​​​​​​​​​​​​​​​​​​

9月に入り、ボニーの認知症が進行。

心臓も弱りはじめ、寝たきりになりました。





■ 友 

同じく介護期の 「パン」 とは、

なぜか必ず、お
互いの身体が

どこかしら触れ合っていました。

何気ないその光景は、

私たちの涙を誘いました。

それは・・・



​​
過去、 パン ボニー は​​

リーダーの座を賭け、

戦い続けた仲だったから。



お互い火花バチバチの

良い関係性ではありませんでした。



そんな二人が今、

体を寄せ合っている。

その姿は…


互いを労わり合うかのように…。​






■ 終 

ボニーの介護生活は

9月17日、

​​静かに幕を閉じた。​​




声を上げることなく、

眠るような

おだやかな最期でした。



パンは、ボニーの亡骸から

離れようとしません。

2人の間で何があったのか…

私には、知る由もありませんが、

2人の間に、特別な 「絆」

生まれていたことだけは、

確信しました。



共に元気だった時代、

リーダーの座を引きずりおろされた側 と、

リーダーの座を手に入れられなかった側

互いにトップの座を競い合った2人だからこそ、

分かり合える何かがあったのでしょうか…。





■ 判 定 

ボニーが最期にとった行動は

「判定」 でした。

最期に寄り添って欲しい人間を、

ボニー自ら選んだのです。

ボニーの判定に合格したのは、

スタッフ美代子でした。



ボニーにとっての介護期は、

自分を演じる必要のない

自分らしく生きれた時間。

スタッフ美代子の​
手厚い介護を

受けているボニーの姿は、

「安心感」 に溢れていました。



最初と最期を「判定」で締めくくる!

​​それでこそボニー!​​
​​​​​​​​​​​​
​​​​​​​


ボニーと出会って3年6ヶ月。

最後の最期に、

ボニーらしい「 生き様」

見せてもらえたことが、

私の幸せです。



「死に様には、生き様があぶりだされる」

誰かに聞いた嫌いな言葉だけど、

本当は嫌いじゃないかも…



​​​「ボニーの死に様は、生き様全てだった」​​​

心の中で語りかけながら、

ボニーを見送りました。

​​
ボニー!

あんたの最期、

すごくカッコ良かったよ!

戦友「パン」との再会は


もう少し待ってあげてね!




​​ ​​






レスキューした子達、 ​​
今、レスキューを待ってる子達を、
​私たちと共に、
守っていただけないでしょうか…。​​​

​▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601​
​動物たちの未来のために代表山下 由美​

​▼郵便貯金 17310-434961​
​ 口座名義:イノチノハウスホゴヤ​

▼〒880-1222
宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581
いのちのはうす保護家

090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)

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最終更新日  2019年09月29日 22時17分52秒
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