2020年10月13日
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カテゴリ: 猫ホスピス
​​​​​​​​ ​​▼ 余命宣告​​

あとどれくらい?

「キャシャ」に残された時間は…



なんで、一人で全部背負ったと?

なんで、一人で背負わせられたと?

なんで、あんただけが…?



なんで、キャシャだったんだろう…







​▼ キャシャの過去​

多頭飼育崩壊から春にレスキューした

弱々しい29匹の乳飲み子猫達。

その中でも一番体が小さくて

病気がちだった三毛の女の子。


その女の子が「キャシャ」でした。



いやいや、完全に名前負けしてました。

子猫達の中でもトップクラスの

好奇心旺盛の怖いもの知らず!

いつも何か新しいことを発見しては

お部屋を飛び回っていましたね(笑)

体はキャシャだけど、

​心はどっしり構えた強い女の子。​

初めてのキャットタワーに

戸惑う兄妹たちの中でも

この堂々とした立ち姿はお見事でしょっ?



おてんばで美形のキャシャは

譲渡もあっという間だろうな~…

そう思っていたのに…







​▼ 序奏にすぎなかった苦難​

キャシャはエイズ陽性でした。
(抗体検査→遺伝子検査)

キャシャだけがエイズ陽性でした。

でも、譲渡の道は必ずあると信じてました。



エイズっ子専用のお部屋で

明るい未来に向けた準備してました。

ご縁を待ち続ける日々でした。


​​​
「いつかきっと幸せになれる!」

それしか考えていませんでした。



だって…

それ以外に何があるのでしょうか?







​​▼ 本当の苦難​​

そんなキャシャが

​FIPと診断受けました。​

余命一ヶ月…

どんなに奇跡が起こっても

キャシャは

春を迎えることができません。

キャシャは

大人になることはできません。



小さなやせっぼっちの体に

パンパンに膨らんだお腹

なんでキャシャだけが…

なんでキャシャだったんだろう…

なんでキャシャじゃなきゃいかんの?

なんで?なんで?なんで?

毎日毎日そればかり。

昨日、キャシャは猫カフェから

「猫ホスピスルーム」 にお引越ししました。







​▼ 猫ホスピスへ​

私たちとキャシャが願った…

願い続けてた「幸せ」の形は

「コレジャナイ感」満載ですが

少しでも抱いてた夢に近いものを…と、

家庭猫と同じように

キャシャだけの空間で

キャシャと同じ空間で

ベタベタするわけでもなく

特別に何するわけではなく

ベットの上で添い寝するだけ。

家庭猫にはなれなかったけど、

家庭猫と同じ時間をただ過ごしているだけ。



この「猫ホスピスルーム」は…

キャシャが育ったお部屋です。

兄妹と一緒に育ったお部屋です。

このお部屋で社会性を学びました。



このお部屋で探索して回り、

たくさんの「初めて」を経験しました。
​​

三ヶ月後…

こんな形で

この部屋に帰ってくるなんて

誰が想像してたやろかね…。





​▼ 母を求めるキャシャ​

私の相棒犬「カムカム」は、

ベタベタくっつかれるのが好きじゃありません。

キャシャがパーソナルエリア内に入ると

カムカムから唸られます。



それでもキャシャは

カムカムの唸りが止まる場所を確認して

カムカムの傍から離れようとしません。

カムカムの顔を見ながら

両手をモミモミしながら

毛布にチュッチュッ吸いつきます。



今、キャシャが求めてるのは

私ではありませんでした。

キャシャはお母さんを求めていました。

キャシャにとって

カムカムがお母さんなのでしょうね…。



カムカム…どうかキャシャをお願いします。

キャシャの傍にいてあげて下さい。
​​




​​ ▼ あとがき​​

中国が開発したFIP新薬ですが…

私は、ターミナルケア(緩和ケア)を選択しました。

決してキャシャを見捨てたのではありません。

理由は…西山ゆうこ先生と同じ考えでした。

「猫のFIP新薬について」アメリカ在住獣医師西山先生
https://yukonishiyama.com/about-cat-fip-new-drug/
(※ただし『保護動物のFIP』部分のみ、
私は西山先生と真逆の考えです。
もちろん西山先生に賛同できないだけで
西山先生のお考えが間違ってるとは思いません)

もちろん、服用が悪いとは思っていません。

正しい答えなんてないと思ってますので…

あくまでも私個人の信念…それだけです。



​​​​




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最終更新日  2020年10月14日 01時25分27秒
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