<昨日の続きです。>和歌の浦、片男波公園に紀伊万葉に関する展示をしている「万葉館」がある。覗いてみることにした。
万葉館の先に「万葉の小道」と名づけられた散歩道があり、万葉歌碑がいくつか並んでいる。しばし万葉の世界をお散歩下さいませ。
衣手の 真若の浦の 真砂子地 (まなごつち)
間なく時なし わが恋ふらくは
(巻12-3168)
玉津島 よく見ていませ あをによし 平城 (なら)
なる人の 待ち問はばいかに
(巻7-1215)
玉津島 見るが善 (よ)
けくも 吾は無し 京 (みやこ)
に行きて 恋ひまく思 (も)
へば
(巻7-1217)
名草山 言にしありけり わが恋の 千重の一重も 慰めなくに (巻7-1213)
若の浦に 袖さへぬれて 忘れ貝 拾 (ひり)
へど 妹は忘らえなくに
(巻12-3175)
若の浦に 白波立ちて 沖つ風 寒き暮 (ゆふべ)
は 大和し思ほゆ
(巻7-1219)
万葉館の庭から東方を見やると、正面に名草山が見える。
(名草山)
万葉館の写真、撮り忘れていました。館内の展示の人形「斑鳩の春」が唯一の写真なので、載せて置きます。紀伊万葉と関係ないようにも思いますが(笑)。
(「斑鳩の春」)
和歌の浦と言えば山部赤人のこの歌であるが、この歌碑や不老橋、玉津島神社など和歌の浦の写真を撮り忘れたのは迂闊でした。
いずれまた、偐山頭火氏と訪ねることとなるでしょうから、その折のお楽しみにして置きます(笑)。
若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴 (たづ)
鳴き渡る
(山部赤人 巻6-919)
<付録>
(片男波海水浴場)
(紀州東照宮)
(和歌山城)
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