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2022.03.18
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カテゴリ: 文学・芸術
これらの実験結果から得られた教訓は、無意志的想起というよりも無意識的想起のほうが意味ある映像を見ることができるということです。

無意志的想起では、脈絡なく、雑多な映像が出てくるだけなるように思われます。
もちろんそれぞれにそれなりの意味があるのかもしれませんが、意味のない(統一性のない)羅列になってしまう確率が高くなるような気がします。

意味のある羅列にするためには、明確な意志が必要であると感じます。
ただし、その意志を顕在意識化しすぎると、願望や欲望が強くなり、自分の感情が好むような映像や、ノスタルジックな過去の想念(思い出)の意味のない羅列になってしまうようです。

そこで意味のない羅列を防ぐためには、テーマを決めることです。
私の場合は、羽根ラインにかかわりのある私の前世を見るというテーマがありました。
自分の意志でそのテーマを決めて、無意識の領域に、重りを付けた釣り糸のように、そのテーマを付けた釣り糸を降ろしてゆくわけです。
その際、意識や意志を淡く溶け込ませて、自我を消してゆきます。

意識や意志は次第に淡くなって薄れてゆき、最終的にはテーマだけが無意識の領域深くに沈んでゆきます。

すると、そのテーマに引き寄せられるように、テーマに関係のある意味あるシンボルや映像がくっつき始めるんですね。
それらを否定も肯定もしないで、淡々と観察します。
感情によるジャッジをしません。
無意識的意識の流れのままに、見たままを受け入れるのです。

それらは何でもいいのです。色でも形でもシンボルでも。
具体的な映像を見る必要すらないかもしれません。
私が見た3ピンと7ピンのような数字でもいいわけです。
同じ意味、同質のモノは引き寄せ合うという宇宙の法則が適用されるからです。

たとえば、マドレーヌを紅茶に浸して食べた瞬間に幼時の幸福な気持ちが蘇るというプルースト現象を次のように解釈することができます。
マドレーヌはおそらく丸い形で表されるシンボルで、紅茶は赤茶色を表わすシンボルであったとみなせば、マドレーヌは「天(乾)」で紅茶は「地(坤)」の意味になります。

すると易では地天泰という卦が得られます。

それはどういう意味かと言うと、平和と安定という意味です。
すると、マドレーヌを紅茶に浸した瞬間に、幼時の平和で幸福な思い出(映像)が意味の共鳴を起こして想起された(出現した)と解釈することも可能なわけです。

プルーストが気づいていたかどうかわかりませんが、こうして無意識的に次から次へと現れる映像には意味があるのです。
それに意味があることに気づいて、作品を仕上げていったのが、先述したジョイスです。

人間の思考を秩序立てたものではなく、絶え間ない「半ば無意識的な意識の流れ」として描こうとするわけですね。

それでは意味がないではないか、と異を唱える方も多いと思いますが、そこに何か意味があることに気づくことが重要なのです。
ジョイスはそれがわかっていたからこそ、『ユリシーズ』を書いたのです。

時を同じくして、プルーストが亡くなった1922年にジョイスが『ユリシーズ』を発刊したのは実は偶然ではありません。
ここから次の無意識の領域を利用した「意識の流れの手法」が大きな流れとなるからです。
プルーストからジョイスに象徴的にバトンタッチされたことになります。
プルーストの無意志的想起の活用は、無意識的想起の活用の橋渡しであったと考えることもできます。

そしてジョイスの試みをさらに易的に単純化、シンボル化していったのが、サミュエル・ベケットというわけです。
ベケットは、易経を考え付いた人たちと同じように、宇宙がもたらすシンボルの意味を突き詰めて行こうとした作家のひとりです。
パリで、ジョイスとベケットが出会ったのも偶然ではありませんね。

実は、時代を司る神(霊団)がこれを計画的・意図的に演出している感じすらします。
(続く)





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最終更新日  2022.03.18 13:35:54
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