原田誉一の電脳通信

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2006.10.29
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テーマ: 身辺雑記(4421)
カテゴリ: 日記
箕面温泉に入っていると異臭が漂ってきた。

タバコ臭い。

周りを見てもタバコを吸っている人はいない。
当然だ、ここは公衆浴場なのだから。
ではこのタバコ臭はどこから来るのか。

よーく見ると、右斜め前方約25m付近で、こっそりタバコを吹かしている初老のおじさんを発見。

よくもまあこんなところで…。
と思いつつもしばらくは温泉につかっていた。


箕面温泉大浴場はその名の通りかなり大きな浴場である。
しかしたった1本のタバコの煙はこもるのだ。

せっかくの温泉欲なのに気分は悪い。
髭でも剃ろうと温泉から上がる。
タバコおじさんの横をそのまま通り過ぎようとしたがやめた。

「タバコの煙が臭いから、タバコを吸うのをやめていただけないでしょうか」
私はおじさんに近づきそう言った。

「あんた、ここの人かあ?」
「いいえ」
「ここでタバコ吸うたらあかんのか」
「はい。タバコの煙がこもって、臭いですから」

「脱衣所に禁煙と書いてありますよ」
「そんなことより、もと、…(意味不明の小声で聞き取り不能)」

私もこのおじさんのように喧嘩腰で対応してもよかったが、隣には低学年くらいのお孫さんがいた。
自分のおじいちゃんが、何だか厳つそうな髭男(私のことです)に怒鳴られているのを見たらさぞかしこの子は気の毒だろう。
そんな思いあり私は努めて冷静に対応した。


そしてぶつぶつ何か言いつつもタバコの火を消した。

それを見た私はそのまま髭を剃りに行く。
もう用件は済んだからだ。

髭を剃り再び温泉に入る頃には、おじさんは孫をおいて脱衣場に向かった。
私が言った「禁煙」の2文字を確かめにでもいったのか。

その後、おじさんは戻ってこなかった。
そのまま服に着替えて出て行ったのだろう。

孫はどうしたのか。
広い温泉内ではよく分からない。
おそらくお父さんとでも一緒にいるのだろう。
タバコ臭がまだかすかに残る浴場から私も脱衣所へと向かった。





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最終更新日  2006.10.29 21:08:01
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