原田誉一の電脳通信

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2017.06.16
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テーマ: 身辺雑記(4423)
カテゴリ: 日記
独露視察団の団長が亡くなられた。奥様からの電話で今朝知った。
拙著『独露研修記』にも書いた通り団長には大変お世話になった。団長は『独露研修記』を10冊も買ってくれた(17年前の話である)。
団長から毎年いただく年賀状にはマラソンで活躍されている写真があった。ドイツやロシアでも毎朝走っていた元気な団長を私はよく覚えている。
ところが3年前の年賀状からは、団長のマラソン姿はなく、ご家族3人で撮られた写真になっていた。団長は特殊な車椅子に体を預け虚空を眺めているようだった。
団長のお見舞いに行こう行こうと思いつつ3年が過ぎてしまった。
先月2週間近く入院した私を数名の方々が見舞いに来てくれた。それがどれほど嬉しく励みとなるか私は実感した。おかげで治癒力も高まり予定より早く退院でき翌日には職場復帰もできた。
よし次の日曜日には団長のお見舞いに行こう。そう強く思った。
しかし団長は亡くなった。
もっと早くお見舞いに行くべきだったと思うと涙があふれた。嗚咽してしまい奥様からの電話にもきちんと応対できなくなっていた。





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最終更新日  2017.06.17 07:12:29
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