吉雄の雑記帳・メモ

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December 2, 2005

今がずっと続けばいいのに

(14)

カテゴリ：吉雄の考察

小学生の頃に、仲が良かったMと仲たがいをしていて

Mは親が自衛隊で働いていて、数年間で転校していく。
もちろん、私と会う前も何処かから転校して
沖縄の小学校に転入して来ていた。

そして、どういう順番で転校していくのか分からなかったから
私の大好きな友達Mは、いつも
「いつ転校してしまうか分からない友達」だった。

いつも楽しく遊んでいても、ふと「いつかいなくなってしまう」と

いなくならないかも知れないもの。

話をしていたり、他愛のない遊びをしていてもMといると楽しい。
が、あるとき何でだったか、
（多分私のアゴが鋭角であるとか何とか言われて…だったのかな；）
もう口をきかないもん！ってことになった。

喧嘩して数分後には、どうやって仲直りしようかと考えていたりした。

次の日に、またふとしたきっかけで仲直りした。
そして、黒板に落書きしながらアホな話をしていて
大うけしたときに泣いてしまった。

仲たがいして仲直りしたのが嬉しかったというのも
もちろんあるんだと思うけど

「あえなくなる」気配を強く感じてしまった。
喧嘩してもまた修復できるけど、引越ししてしまったら
子供同士ではどうしようもない。

実際、転校した子と文通したりして
連絡しあっていつか逢えるようにするのもありなのだけど

いつか会える策であることも知らず、
Mが転校した後に数回手紙を出したけど、続かなくて
連絡は取れないままだったりする。

大人になった今でも凄く楽しいとき、大笑いをしているとき、
幸せを感じたときに怖くなることがある。
怖くならないまでも、切なく感じたり
今は寂しくなんかないのに、凄く寂しく感じたりしたりする。

そのときの相手は、別に転校していく人でもないし
何処かに引越ししたところで、逢えなくなるわけでもない。
が、楽しいときに寂しくなる。

楽しさ、幸せに、いつか来る終わりと
懐かしく思う過ぎ去った日々になることを少し意識してしまう。
そしてその分、大事にしたいと思う。

もっとできることはないかと思案してしまう。

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