吉雄の雑記帳・メモ

July 1, 2007
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カテゴリ: 沖縄関連
WWFジャパン( http://www.wwf.or.jp/
「米軍北部訓練場のヘリパッド建設の中止を求める」の
翻訳を手伝った方からのメッセージがありまして、

「転送許可をもらっているので、 環境問題や在日米軍や沖縄や固有種や
 ヘリパッドや、 戦闘訓練やヤンバルクイナなんかに興味がある皆さんには、
 下記の声明文をコピーしてお持ち帰りいただきたい」

と転載をしていいとの文がありましたのでこちらでも掲載します。
で、興味のある方は同じく、下記の声明文掲載してくださいね。


mixiで、文章を書く幅の狭いサイトだったのですが
私のブログだと、文字が一続きに書かれているとネット上で、、、
特に横幅の広いブログでは、とても読みにくいと
思っているので改行を入れています。


下記文中
「生物多様性に富むやんばるの森に軍用ヘリパッドを建設することは、
 世界の趨勢から見ても非常識と言わざるを得ない」
と、私も思う。

子供の頃、自衛隊基地も米軍基地も沖縄から時間経過と共に
無くなって行くものだと思っていました。
それに、ヤンバルの自然や環境問題の点でも非常識だと思います。

大きな流れではないでしょうか。

それに、軍用施設を新しく作ってもらいたくないというのが
私の本音でもあります。

基地の移動の問題もありますね。
移動するとうことは古い基地の場所を返して、

でも新しく作って移動するって、希望とまったく逆じゃないですか。

基地をなくそうというものは、
「違う場所に移動してその場所からただ無くなればいい」って
事ではなくて、「無くなって欲しい」というものなはず。

壊して作る。何のために?

原文はこちら。
We demand an end to helipad construction in the US Armed Forces Northern Training Area

文字制限で1雑記にまとめられませんでした;


下記転載文*********************************************


米軍北部訓練場のヘリパッド建設の中止を求める

WWFジャパン (世界自然保護基金ジャパン)

WWFジャパンは、多くの固有種、希少種が生育・生息する
沖縄島山原(やんばる)の森を、優先的に保護すべき
地球上の重要な自然環境のひとつに位置づけ、保護活動を行なっている。

米国海兵隊北部訓練場の新たなヘリパッド建設は、やんばるの自然環境を破壊し、
地域住民の平穏な生活を脅かすため、建設の中止を強く求める。


北部訓練場(ジャングル戦闘訓練センター)には、
沖縄島北部の亜熱帯性常緑広葉樹林が良好な状態で残されている。

この森は、地球上でここだけに生息するノグチゲラ、ヤンバルクナなど、
数多くの固有種、固有亜種、絶滅のおそれのある種の重要な生息地となっている。

那覇防衛施設局の「環境影響評価図書(2006年)」を見ると、
ヘリパッド建設予定地とその周辺には、
4,000種をこえる野生生物が記録されている。

このなかには、植物で12種、動物で11種の固有種・固有亜種、
177種(環境省)から188種(沖縄県)の絶滅のおそれのある種が含まれている。

これは、世界自然遺産の選定基準のひとつである
「世界的な価値の絶滅のおそれのある種を含む生物多様性の保存のための
重要な自然の棲み場所がある地域」という項目を十分に満たしている。

沖縄島では、復帰後の開発により森林が失われてきた。
しかし、約7,500haの面積を有する北部訓練場の森林は自然状態で残され、
野生生物の避難場所(レフュージ)となっている。

生物多様性に富む貴重な自然環境を破壊し、その価値を失わせる6か所の
軍用ヘリパッドと進入路を造るべきではない。


IUCN(国際自然保護連合)の世界自然保護会議は、2000年(アンマン)と
2004年(バンコク)の2度にわたり、ノグチゲラ・ヤンバルクイナと
その生息地の保全を勧告した。

日本政府に対しては、生物多様性と絶滅のおそれのある種の保全計画を
作成すること、自然遺産への指名を検討すること、保護区の設置と保護の
行動計画を作成すること、ヘリパッドに関するゼロ・オプション(造らない選択)を
含む環境アセスメントを実施することを勧告し、アメリカ政府に対しては、
米軍の環境管理基準をもとに野生生物保護の観点から日本政府と協議すること、
日本政府の環境アセスメントに協力することを勧告している。

日米両政府は、それぞれの政府が加盟しているIUCN(国際自然保護連合)の
勧告に従い、軍用ヘリパッドを建設することではなく、
野生生物の生息地を保護することに力を入れるべきである。


前述の那覇防衛施設局の「環境影響評価図書」では、環境への影響を
回避・低減し、保全措置をとることによって、環境保全上特に問題はないとしている。

しかし、この報告書自体が環境アセスメント法の対象外とされ、ヘリパッドの建設を
前提に書かれているため、その手続きも含めて正当な環境アセスメントにはなっていない。

回避、低減などの措置も実効性は疑わしい。

環境保全上問題はないと言う結論は、明らかに間違いである。

むしろ、同書の環境現況調査の結果からは、
科学的に、保全生物学的に検討すれば、ヘリパッドの建設と軍用機による訓練は、
自然環境と野生生物へきわめて大きい影響をおよぼすと予測されるので、
建設は不適当であり断念すべきという結論が導き出されるはずである。


6か所の米軍ヘリパッドは、東村高江地区を取り囲むように計画されている。
直径75メートルのヘリパッドの建設と垂直離着陸機オスプリーによる軍事訓練は、
高江の住民の生活環境に大きな悪影響を及ぼす。

高江は人口約150人で、中学生以下が20パーセントを占める小さな集落である。
居住者を軍用機の耐えがたい爆音や墜落の危険にさらすことは、
基本的人権を無視する行為であり、平和で文化的、健康な生活を保障する
日本国憲法に背くものである。


なお、2008年に日本で開催されるG8サミットでは、地球温暖化防止と
生物多様性保全が環境上の重要なテーマであり、2010年には日本政府が
生物多様性条約締約国会議を誘致する予定である。

このような時代に、生物多様性に富むやんばるの森に軍用ヘリパッドを
建設することは、世界の趨勢から見ても非常識と言わざるを得ない。


以上のことから、WWFジャパンは、北部訓練場の米軍ヘリパッドおよび
進入路の建設の中止を強く求める。



この件に関する問い合わせ先

花輪伸一 WWFジャパン自然保護室
 〒105-0014東京都港区芝3-1-14
 TEL.03-3769-1713 FAX.03-3769-1717
 E-mail : hanawa@wwf.or.jp


WWFの英文は前の雑記
上記転載文*********************************************





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Last updated  July 1, 2007 03:25:11 PM コメント(12) | コメントを書く
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