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2023.04.03
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カテゴリ: 海外リーグ野球
『アフリカにも初のプロ野球リーグが』

 前回、チェコのエクストラリーガが開幕したという記事を書かせていただき、その際に「できればアフリカ辺りにもアカデミー、もしくはプロ野球が出来ればな」と書かせていただいたのですが、何と去年の段階でブルキナファソにプロ野球リーグを設立するという話が出ており、更にブルキナファソに初の球場を建設して来年に開幕する構想があることが判明しました(​ 動画 ​)。
今回のプロ野球リーグ創設の発起人は出合祐太氏(​ twitter ​)、この方は北海道独立リーグ立ち上げに関わり、現在は北海道ベースボールリーグ代表理事を務めています。

 まず「そもそもブルキナファソってどこ?」と疑問に思う方々もおられるかと思いますが、ブルキナファソはアフリカ西部にある内陸国家で、かつてフランスが植民地支配をしていた影響もあってフランス語圏のようで人口2090万人程の人口です。
また、中日の小笠原投手が「世界に野球を届けよう」という企画で野球用具を寄贈を受け付けていましたが、その寄贈先がブルキナファソでした。
これはブルキナファソとは関係がなく以前の記事でも触れた話題ですが、近年アフリカ地域では野球が徐々にですが浸透し始めており(​ 動画 ​)、タンザニアでは「タンザニア甲子園」(​ 動画
他ではジンバブエ代表が東京五輪を目指したドキュメンタリー(​ 動画 ​)やプロ野球OBの川上憲伸氏や松井秀喜氏らがオンラインでタンザニアの選手に野球指導しており(​ 動画 ​)、日本人がアフリカの野球普及に向けて動いています。
ちなみに松井秀喜氏は友成晋也氏の先程の「タンザニア甲子園」を更に広げた「アフリカ55甲子園プロジェクト」に賛同してアドバイザーに就任しています(​ 記事 ​)。

 そして肝心のブルキナファソですが、実は日本の独立リーグと非常に縁があり、2015年に四国アイランドリーグの高知FDに当時17歳だったサンホ・ラシィナ内野手が入団しています。
それを皮切りに2022年は同選手が高知FDの主将を務めるなどチームを引っ張っています。
また、北海道独立リーグにもアミール選手などが在籍しており、発起人である出合氏自身も東京五輪アフリカ予選にてブルキナファソの代表監督を務めるなど力を入れていたことがきっかけとなったのではないでしょうか(ジンバブエの代表監督も日本人だったので日本人監督対決だったことになりますね)。
また、元々ブルキナファソ野球ソフトボール協会も新球場の建設とプロ野球リーグ設立を2020年頃から模索しており、出合氏との思惑と合致して今回のプロ野球リーグ設立に至ったと思われます(​ 記事 ​)。

 また、今現在ブルキナファソは最も貧しい国の一つとされており、2016年の記事では国民の年間所得が日本円で何と1万3千円、月額にすれば1083円と非常に低い所得となっています。

これはインドネシアプロ野球立ち上げに関わった野中氏も語っていましたが、いくら現地に赴いて野球教室を開いてもステータス(給料)を上げないと中々プレーしようと思ってもらえません。
事実、出合氏も代表監督を務めた際に「プレーする意味があるの?」「そんなことをするよりもお金を稼ぎなさい」と選手の親からも難色を示されていたそうです。
野球の普及をして行く為には野球が楽しいと思ってもらうのも大事ですが、もう一つ金になるかどうかという点も非常に大事になってくるのではないかと思います。
他には先程名前を挙げたタンザニアやジンバブエの他にもガーナやナイジェリア、ケニア、南スーダン、エジプトといった国も野球が行われているだけに、これらの国々の若者もプロ野球選手になることを目指してブルキナファソに赴く可能性も出てくるのではないでしょうか(南アフリカは比較的裕福な国なので少し厳しいかも)。
MLBがベネズエラ、ドミニカ共和国らにとっての目指す場所であるようにブルキナファソがアフリカの人々の出発地点として機能すれば野球の普及も大きく進むのではないでしょうか(そしてNPBやMLBに挑戦といった流れになれば)。


そしてその選手らがNPBやMLBと契約して大金を掴むことにより、ブルキナファソ国内でも野球を選ぶ若者が増えていくという良い流れもでき上がっていくのではないかな?と思います。
広島はドミニカアカデミーを設けていますが、案外こちらのブルキナファソにもアカデミー、もしくはこのプロ野球に参入してもう一つ球団を創設して良い選手を広島に連れてくるというのも面白いかもしれませんね(元々ドミニカアカデミーも試合に参加していたようです)。
この地域でならばそれ程費用面もかからなさそうなだけに、是非検討してみて欲しいところです。

 twitterによれば間もなく新球場が完成し、順調ならば2024年にプロ野球が開幕することとなり、丁度インドネシアや2023年冬に一足先に行われるドバイの新プロ野球リーグbaseball unitedと同じ時期に幕開けとなりますね。
東南アジアや南・西アジア地域、そして何とアフリカ地域にもプロ野球が設立されることとなり、野球が広がってきている事を実感します。
新しくできる3つのプロ野球が上手く軌道に乗り、これまであまり野球が盛んでなかった地域も野球で盛り上がっていくことを期待したいですね。





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最終更新日  2023.04.03 18:50:05
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