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| DATE 1・12 |
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| 『老子』 |
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| ”敢えて天下の先(せん)たらず” |
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| 『老子』は、この世で無事に生きていくのに必要な「三宝」(三つの宝)を挙げております。 |
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| 「一に曰く、慈。二に曰く、倹。三に曰く、敢えて天下の先たらず」 |
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| 「慈」は、人をいつくしむこと。「倹」は、物事を控えめにすること。そして、先頭に立たないことことである。 |
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| さらに続けて、「人をいつくしむからこそ、勇気が湧いてくる。物事を控えめにするからこそ、行き詰まらない。人々の先頭に立たないからこそ、逆に指導者としてかつがれる」と語っております。 |
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| いずれも、乱世を生きる処世の知恵であろう。 |
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| なかでも「敢えて天下の先たらず」は、現代の中国人にも見られる”中流思想”の曲型といえるのではないか? |
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| 先頭に立つと、先頭を譲るまいとして、つい無理をしてしまう。 |
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| 人生という長いレースでは、やがて心身ともに疲れきって、落伍する可能性が強い。 |
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| また、先頭に立つと敵からも味方からも標的にされ、狙い撃ちされる。そのために、余分な神経を使いすぎて自滅しやすい。 |
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| と、いってビリのほうにいてはあいつはダメなヤツだ。と白い目で見られる。 |
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| 余裕をもって中くらいの位置につけているのが、一番安定した生き方ではないだろうか?と『老子』が言っている。 |
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