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2006.07.08
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泣けた~。泣けた・・・泣けた!
上下巻に分かれていたのだが、下巻は涙涙でした。

国許で食べていく事もままならず、
脱藩をして、新撰組の一員として働きながら
必死で妻子に仕送りする吉村貫一郎の一生と、
その子供達の生き様まで丁寧に描かれている。

物語は、「誰か」が新撰組の生き残りを訪ね歩き、
インタビューする形で進んでいく。

最初は「吉村って誰」という状態だった私も、

彼の辛い人生に涙してしまう。
印象的だったのは、吉村が一度も顔を見た事のない我が子に
「何もしてやれなかったから、閻魔様に無理を言っても魂になって寄り添い続ける」と誓う所。

侍とはなんぞや、貧しさとはなんぞや、
生きるとは家族とはなんぞやと考えさせられる作品。

最後まで、この「誰か」は
明らかにはされていないのだが、
おそらく、「子母澤 寛」ではないかしら。

☆子母澤 寛とは(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
(しもざわ かん、1892年2月1日-、1968年7月19日) は日本の小説家。北海道厚田郡厚田村(現・石狩市)出身。本名 梅谷 松太郎。

祖父は彰義隊で、箱館戦争に敗れてそのまま北海道に定住した。



代表作に『勝海舟』など。随筆に『座頭市』のもととなった『ふところ手帖』がある。1962年第10回菊池寛賞。

筆名は居住地の大森区新井宿(現大田区新井宿)子母沢より。「寛」は語呂がよかったからだという。

壬生義士伝(上)
小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がたどり着いた。貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎であった。“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても、飢えた者には握り飯を施す男。元新選組隊士や教え子が語る非業の隊士の生涯。浅田文学の金字塔。





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最終更新日  2006.07.08 17:22:01
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