るーさんの日記ですよ

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2009.10.29
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カテゴリ: 映画

 長い散歩

昨日、BSでやっていた映画。

どんな内容かも、存在も知らなかった上、奥田瑛ニ監督?!全然期待せずに見始めたら。

良かった。引き込まれた。キャストに没頭していく自分がイヤじゃなかった。

緒形拳という役者さんを堪能することが出来た(つもり)し、

奥田瑛二の演技のお陰で、ヘビーなテーマもどこか救われる気分で客観視できたし

子役の女の子(さち)がいつも身につけているダンボールで作った天使の羽も

どこかシュールな感じがして、こちらの闇を負担してくれたように思えたし、

(最近どうしてるのかな~とちょうど思っていた原田貴和子さん見れたり。)

そして、なーにーよーりーも!!

松田翔太くん。

最初フラッと軽い感じで登場してきた時は、どこの変態ヤローかと思いましたが

闇と向き合ってしまった儚くも凛とした彼の一語一句、一挙に釘付けになりました。

・・・と思ったら! あ! っと言う間に。。びっくり号泣

ワタシ、彼の出ているところだけ感情大移入していました!!

「さよーなら」のリップシンクが…忘れられません。

完全に彼の独断場に見えました、少なくともワタシには。。

名優、緒形拳さまがそのような空気を、踊り場をお作りに?

見事に転調になってた…。

いろいろいいポイントはあるのに、その曲の転調が聴きたいがためにまたリプレイ。

なのに、全体的にうま~い具合にまとまってるなんて。

どんだけ、存在感の使い分けしてるんでしょうか。

各々それぞれの闇を持った3人のしばしの交流シーンだけでもオムニバス一本。

あーーー、胸に残されたーーー。

どーしてくれるーーー。あの転調、クセになるーーー。

ビデオに録画してないじゃないかーー。ずっと気になったままになっちゃうじゃんかーー。

えーー、一旦、興奮冷まします。

人が抱える問題は、本人じゃないとどうすることもできないけど

その本人を突き動かすのには、やっぱり外部との繋がりは必須なんだねぇ。

誰かの人生に乗っかって、必要とされているってゆう思い

どうして、それが身近な人 になると出来ずらくなるんだろう。

どうして、松太郎(緒形)の奥さんは(木内みどり)彼の記憶の中でいつも

泣いて土下座して、謝り続けてたんだろう。

娘(原田貴和子)は、父を一生許さないのだろうか。許さないのも、彼女の選択。

歩み寄ろうとすればするほど、傷つけ合ってしまう関係ってあると思う。

特に近い関係であるほど。

でもね、正直…、、松太郎は何に対して自責の念を持ったの?

映像だと勝手に自分のフィルター通って、価値観プラスされて想像しちゃうけど

実は、そんなにわかってないんじゃないかな…って。

家族3人が、それぞれ一方的な関係をお互いにして来た結路がこれなんだって

でも、これもまたひとつの形であって、決して特別な関係とかじゃなくって。

そんな、よくある話し。。

「Into The Wild」思い出しました。

やっぱり、ひとはひとりじゃシアワセになれないんだって。

その思いを伝えてシェアすることによって、

シアワセをシアワセと認識できるっていう、ひとつの考え方。

そして、「BLOW」も。

娘と父親の距離感って、何なんだろうね。

また、答えが出ない問題に再会。

INTO THE WILD

BLOW






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Last updated  2009.10.29 17:55:05


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