THE PALM TREE

THE PALM TREE

September 28, 2007
XML
カテゴリ: 介護

起きて、応援ポチ旅を終えたらもう、29日・・・・

介護ブログ故に、書いておかねばならない事・・・が有りました。

お断りしておきますが・・・重いですよ~~



人は、食べられなくなると、点滴(輸液)で、栄養と水分(電解質等)を補給します。

でも、高齢者は、血管も、硬くて細いために、長時間は続かなくなります。

あちらがダメならこちらの血管・・・それも、最後には刺せるところがなくなります。

普通この辺りで、医師から、どこまでの治療を希望するか聞かれます。

点滴の次は、鼻からチューブで、栄養を入れる方法・・・これは、本人も痛く、殆どの場合、肺炎などの感染症をおこします。



これは、毎日三度、血糖値を調べつつ、インスリン等で、血糖値のコントロールをします。この場合、針を刺した部分からの、細菌感染で、死につながる敗血症という怖い感染症が高確率で起こります。

胃ろう、腸ろうなど、
胃や、腸に、穴を開けて、チューブで、直接栄養を入れる方法など、経口摂取できなくなった場合の選択はいくつかありますが、予後は決して、良くありません・・・

最後に人口呼吸器の装着。

昔は、食べられなくなったら、自然に死へと近づいたのですが、今の医療は、人を様々な方法で、生きながらえさせる事ができます。


母の時・・・中心静脈カテーテルの方法までと決めていました。
実際、点滴までで、打ち切る事は、心情的に難しいものです。

でも、昨夜も長時間、ネットで医師のページを読みふけっておりましたら、こんな意見が書かれていました。

「どれを、選択すべきか・・本来、それを決めるのは本人だが、その時には、本人は決められない状態にある訳で、家族が決める事になる。・・・医師として、どの方法も、感染症などの、かなりの苦しみを与える場合を見るにつけ、その度に悩む。・・これで、良かったのだろうかと・・・」

診療報酬の高い、延命治療よりも、患者の苦しみという視点から物言うこの医師は・・・
何故か、感動した。



そう結んであった。

私の母も、呼吸器は絶対に付けないと決めていたが、胃ろうはかなり勧められた・・・

しかし、多くの胃ろうの患者さんたちの様子を見ていて、又、自分なりに色々と調べた結果、医師の説明ほど、予後が良いわけでないことを知っていた。
鼻からチューブを入れる事も拒否・・・それは母との約束・・・

今回、父が、入院し、点滴を受けていた時も、父のベッドの横で、その事を考えていた。



父には、中心静脈カテーテルは・・しない・・・

母も多くの場合の一人となり、敗血症を二度起し、かなり苦しい思いをさせてしまった・・

人は、生きる権利とともに、安らかに人間らしく死ぬ権利も有る。

高齢者を抱える家族にとって、選択を迫られるのは、明日かもしれない・・・

ブログも大切だが、肝心な事に目をそむける事なく、現実問題として、終末医療をどこまでするか・・・結論を出すのに充分な時間がある間に、ご家族で、とことん、話し合って決めておかれる事をお勧めする。

家族を守るという事・・・

それは、「どう、終わらせてあげるか・・・」も含んでの問題です。

楽しい内容のブログでありたかったけれど、介護ブログですから、皆さんにも考えておいて頂きたく、敢えて・・・の内容です。

人はいつか・・・








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  September 29, 2007 11:01:01 PM コメント(22) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

derako777☆

derako777☆

Favorite Blog

Mam's sister ma-chikuさん
Any Way You Want It なおなおなっつさん
人生いろいろありま… mari4656さん
いつかどこかで からす2007さん
あした天気になーれ! コスモス5276さん

Comments

がちゃ1001 @ Re:お久しぶりです・・・デラです!(05/28) お久しぶりです 私もしばらくぶりでブロ…
金太郎ママちゃん @ Re:お久しぶりです・・・デラです!(05/28) お久ぶりです~~ 前回の内容で気にはか…
夢咲案内人 2008 @ Re:お久しぶりです・・・デラです!(05/28) ♪ご無沙汰致しております。 ♪平日はなか…

Category


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: